JP3143788B2 - 防護服用防弾防刃材 - Google Patents

防護服用防弾防刃材

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JP3143788B2
JP3143788B2 JP09323757A JP32375797A JP3143788B2 JP 3143788 B2 JP3143788 B2 JP 3143788B2 JP 09323757 A JP09323757 A JP 09323757A JP 32375797 A JP32375797 A JP 32375797A JP 3143788 B2 JP3143788 B2 JP 3143788B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ピストル、槍、刀、落
石等のから人体に向けての不慮の事故、災害等から人体
の安全を確保するための防護服に使用される防護服用の
防弾材及び防刃材の改良に関する発明である。
【0002】
【従来の技術】従来、ピストルの弾丸の衝撃を受け止め
たり、弾き返したりする手段により、人体を保護するた
めの防護服用の防弾材としては、例えば、実用新案出願
公開平1−117497号に記載されている「弾性板の
片面に角形又は方形のセラミックス片が隣接して配設接
着された2枚のセラミックス添着板が前記夫々のセラミ
ックス片の隣接が重合しないように、位置をそごさせて
積層接着されると共に各面を金属板を被包してなる防弾
パネル。」が存在している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
構造の防弾パネルを身につけていても、現在のピストル
のように技術改良がなされているピストルのために極め
て速く且つ強力な弾丸が発射される。このような発射力
の極めて強い弾丸を受け止めて人体を保護することがで
きず、防弾パネルを貫通し人体までに達して死亡してし
まうとの欠点がある。
【0004】そこで、本発明は、人体に対し極めて速く
且つ強力な弾丸がピストルから発射されても、ピストル
から発射された弾丸をも完全に受け止め人体を保護する
ことができる防護服用防弾材及び刀や不慮の事故の衝撃
等から人体を保護するための防護服用の防刃材を提供す
ることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記の課題を
解決するために、収納カバ−内に伸縮性及び弾力性のあ
る素材で編成されているとともに仕切りにより仕切られ
収納部が形成されている第1収納袋、第2収納袋、第3
収納袋及び第4収納袋を接着積層し、前記第1収納袋及
び第2収納袋に形成されている収納部には直方体形状の
挿入材を挿入し、第3収納袋及び第4収納袋に形成され
ている収納部には断面形状が半円形状の湾曲板を、前記
第3収納袋の収納部に収納された湾曲板に対向するよう
に前記第4収納袋の収納部に湾曲板を収納するととも
に、前記第4収納袋の収納部に収納された湾曲板の右端
が前記第3収納袋の収納部に収納されている湾曲板の左
端部に位置するように収納したことを特徴とする防護服
用防弾防刃材の構成とした。
【0006】
【実施例】次に、本発明である防護服用防弾防刃材7に
ついて添付図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発
明である防護服用防弾防刃材を収納カバ−内に収納した
防弾チョッキの正面図、図2は本発明である防護服用防
弾防刃材を収納カバ−内に収納した状態の背面図、図3
は本発明である防護服用防弾防刃材を収納カバ−内に収
納した状態の左側面図である。
【0007】本発明である防護服用防弾防刃材7を、図
4及び図5に示すように、収納カバ−2内に収納した防
弾チョッキ1は、身体の上半身に着用し、上半身を弾丸
から保護するものである。符号2は本防弾チョッキ1を
構成する収納カバ−を示し、この収納カバ−2内に防弾
のための防弾材7が収納されている。
【0008】図1に示すように、本防護服用防弾防刃材
7を収納した防弾チョッキ1の表面には、上部の左右及
び中央部に止着部材3、4、5が取り付けられている。
この止着部材3、4、5は、身体に装着した際に、防弾
チョッキ1が身体から脱外することがないようにするた
めであるとともに、防弾チョッキ1の装着中にズレるこ
とがないようにするためのものである。
【0009】図2及び図3に示す如く、本防護服用防弾
防刃材を収納した防弾チョッキ1の収納カバ−2の背面
2bには、防護服用防弾防刃材7を出し入れするための
開口部6が形成されいて、開口部6にはフアスナ−が取
り付けられていて、開閉可能な構造となっている。
【0010】図4は本発明である防護服用防弾防刃材の
正面図、図5は本発明である防護服用防弾防刃材の背面
図である。図4に示すように、本防護服用防弾防刃材7
を収納した防弾チョッキ1の収納カバ−2内には、人体
に向かって発射された弾丸を受け止め身体を貫通するの
を防止するための防護服用防弾防刃材7が収納されてい
る。
【0011】符号8は第1収納袋8を示し、符号8aは
挿入部材12を収納するための収納部を示す。符号8b
は第1収納袋8に形成されるている収納部8aと収納部
8aを仕切るための仕切りを示す。
【0012】また、図5示すように、防護服用防弾防刃
材7の背面には第4収納袋11が接合されている。符号
11は第4収納袋を、符号11aは挿入部材13を収納
するための収納部を、符号11bは第4収納袋11に形
成されるている収納部11aと収納部11aを仕切る仕
切りを示す。
【0013】図6は図1中のA−A線に沿った縦断面
図、図7は図6中のB部分の拡大図、図8は防護服用防
弾防刃材を構成する挿入部材の斜視図、図9は防護服用
防弾防刃材を構成する湾曲板の斜視図、図10は本発明
である防護服用防弾防刃材の積層状態を示した斜視図で
ある。
【0014】本発明である防護服用防弾防刃材7は、図
6及び図10に示すように、収納カバ−2内に第1収納
袋8、第2収納袋9、第3収納袋10及び第4収納袋1
1が接着剤により接着積層されている。
【0015】接着手段としては、接着フィルムを使用し
た各収納袋8、9、10、11を接着して積層させた構
造でもよい。第1収納袋8、第2収納袋9、第3収納袋
10及び第4収納袋の枚数は必要に応じて増減して積層
してもよい。
【0016】図6及び図10に示すように、第1収納袋
8、第2収納袋9、第3収納袋10及び第4収納袋11
は、伸縮性及び弾力性のある素材で編成されている編物
である。そして、積層された前記各収納袋8、9、1
0、11は、仕切り8b、9b、10b、11bにより
仕切られて収納部8a、9a、10a、11aが形成さ
れている。
【0017】図6に示すように、接着し積層されている
第1収納袋8、第2収納袋9の収納部8a、8a、8
a、8a、8a、8a、8a、9a、9a、9a、9
a、9a、9a、9a内には、挿入材12、12、1
2、12、12、12、12、13、13、13、1
3、13、13、13が挿入されている。前記挿入材1
2、13は、図8に示すように直方体形状のものであ
る。
【0018】接着し積層されている第3収納袋10及び
第4収納袋11に形成されている各収納部10a、10
a、10a、10a、10a、10a、10a、10
a、10a、11a、11a、11a、11a、11
a、11a、11a、11a内には、湾曲板14、1
4、14、14、14、14、14、14、14、1
5、15、15、15、15、15、15、15が挿入
されている。前記挿入材14、15は、図9に示すよう
に、断面形状が半円形状の湾曲板である。
【0019】図7に示すように、第3収納袋10及び第
4収納袋11の収納部10a、11a内に挿入し収納さ
れている湾曲板14と湾曲板15は、互いに対向するよ
うに収納されている。
【0020】また、湾曲板14と湾曲板15の位置関係
は、図7中のC−C線で示す如く、湾曲板15の右端1
5aは湾曲板14の左端部14aに位置するように第3
収納袋10と第4収納袋11を接着し積層させる。即
ち、湾曲板15の右端15aは、湾曲板14のほぼ3分
の1の部分の左端部14aに位置するようにする。
【0021】例えば、図7に示す如く、本発明である防
護服用防弾防刃材7が使用されている防弾チョッキ1に
向かって弾丸16が発射された場合には、先ず、挿入材
12、13が収納されている第1収納袋8及び第2収納
袋9により弾丸16の発射破壊力が吸収され受け止めら
れる。
【0022】しかしながら、第1収納袋8及び第2収納
袋9により弾丸16の破壊力が極めて強く貫通してしま
った場合でも、湾曲板14、15が収納されている第3
収納袋10及び第4収納袋11により受け止められ、弾
丸16は第2収納袋9と第3収納袋10間で完全に停止
する。
【0023】本発明である防弾チョッキ用の防護服用防
弾防刃材7を構成する各伸縮材に使用する繊維は、アラ
ミド繊維、超高分子量ポリエチレン繊維、ポリアリレー
ト繊維(全芳香族ポリエステル繊維)等である。また、
本発明である防護服用防弾防刃材7は手足部にも着用し
防護用として用いてもよい。
【0024】
【発明の効果】本発明は、以上に説明したような構成で
あるから、本防護服用防弾防刃材は柔軟性があるととも
に、人体に向けられる各種の危害から人体を完璧に保護
することができる。
【0025】また、柔軟性があるために人体のあらゆる
個所に取り付けることができ、長時間着用しても疲れを
感じさせない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明である防護服用防弾防刃材を使用した防
弾チョッキの正面図である。
【図2】本発明である防護服用防弾防刃材を使用した防
弾チョッキの背面図である。
【図3】本発明である防護服用防弾防刃材を使用した防
弾チョッキの左側面図である。
【図4】本発明である防護服用防弾防刃材を使用した防
弾チョッキの防弾材の正面図である。
【図5】本発明である防護服用防弾防刃材を使用した防
弾チョッキの防弾材の背面図である。
【図6】図1中のA−A線に沿った縦断面図である。
【図7】図6中のB部分の拡大図である。
【図8】本発明である防護服用防弾防刃材に使用されて
いる挿入材の斜視図である。
【図9】本発明である防護服用防弾防刃材に使用されて
いる湾曲板の斜視図である。
【図10】本発明である防護服用防弾防刃材の積層状態
を示した斜視図である。
【符号の説明】
1 防弾チョッキ 2 収納カバ− 2a 表面 2b 背面 3 止着材 4 止着材 5 止着材 6 出入口 7 防護服用防弾防刃材 8 第1収納袋 8a 収納部 8b 仕切り 9 第2収納袋 9a 収納部 9b 仕切り 10 第3収納袋 10a 収納部 10b 仕切り 11 第4収納袋 11a 収納部 11b 仕切り 12 挿入材 13 挿入材 14 湾曲板 14a 左端部 15 湾曲板 15a 右端 16 弾丸

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 伸縮性及び弾力性のある素材で編成され
    ているとともに仕切りにより仕切られた複数の収納部が
    形成されている第1収納袋、第2収納袋、第3収納袋及
    び第4収納袋を接着フィルムにより接着積層し、前記第
    1収納袋及び第2収納袋に形成されている収納部には直
    方体形状の挿入材を収納し、第3収納袋及び第4収納袋
    に形成されている収納部には断面形状が半円形状の湾曲
    板を前記第3収納袋の収納部に収納された湾曲板に対向
    するように前記第4収納袋の収納部に湾曲板を収納する
    とともに、前記第4収納袋の収納部に収納された湾曲板
    の右端が前記第3収納袋の収納部に収納されている湾曲
    板のほぼ3分の1の部分の左端部に位置するように収納
    したことを特徴とする防護服用防弾防刃材。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の防護服用防弾防刃材
    を、表面の上部の左右及び中央部には身体から脱外しズ
    レることがないように止着部材が取り付けられていると
    ともに、背面には防護服用防弾防刃材を出し入れするた
    めのフアスナ−が取り付けられ開閉可能な出入口を設け
    た収納カバーに入れたことを特徴とする防弾チョッキ。
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CN109737815B (zh) * 2019-02-11 2021-09-07 东华大学 一种包缠式柔性防刺材料及其制备方法
CN211581631U (zh) * 2019-12-18 2020-09-29 庄长宽 一种击剑对抗训练防上滑护衣

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