JP3143779B2 - 自動引張試験機における試験片トレー、試験片供給装置及び測厚装置並びに簡易硬度測定装置 - Google Patents

自動引張試験機における試験片トレー、試験片供給装置及び測厚装置並びに簡易硬度測定装置

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JP3143779B2
JP3143779B2 JP08130614A JP13061496A JP3143779B2 JP 3143779 B2 JP3143779 B2 JP 3143779B2 JP 08130614 A JP08130614 A JP 08130614A JP 13061496 A JP13061496 A JP 13061496A JP 3143779 B2 JP3143779 B2 JP 3143779B2
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洋二 田中
耕作 大谷
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動引張試験機に
おける試験片を供給するための試験片トレー、試験片を
連続的に供給することが可能な試験片供給装置及び試験
片の測厚を連続的に行うことが可能な測厚装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来の試験片トレーは、試験片を一枚ず
つケース状のものに収納して供給していたものや、複数
枚の試験片をパレット状のトレー内にある窪みの中に収
納して供給していたものであった。これらの試験片供給
装置は、試験片トレーを下から上へ順番に積み重ねて供
給する装置であり、また、従来の測厚装置は上記の試験
片トレーから試験片を取り出して測厚を行っていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記の通り、従来の試
験片トレーは、試験片を一枚ずつケース状のものに収納
して供給していたものや、複数枚の試験片をパレット内
に設けてある試験片形状に合わせた窪み中に収納し供給
されていた。しかし、エラストマー試験片の一部は前処
理(試験片を油に所定時間浸せき、または熱処理)の影
響で試験片の外形寸法が相似形(大、小)で変わり、ト
レイまたはパレット内の窪みに入らないものや、外形が
縮小して正規な位置に納まらないものもあり、試験片の
正確な移動及び正確なチャッキングができないため正確
に引張強度試験を行うことができないという問題点があ
った。このため、様々な種類の試験片を連続的に引張強
度試験を行うことができるようにすることも課題であ
る。従来の試験片供給装置は、トレーを下から上へ順番
に重ねていたため、試験片トレーを追加するためには供
給装置内の試験片が全て供給させた後でないとできず、
また、トレーを割込みさせるためには自動引張試験機を
一度止めるか、もしくは、割込みをすることを諦めなけ
ればならず、大変効率が悪いという問題点があった。さ
らに、従来の試験片の測厚に関しては、トレーまたはパ
レットから試験片を取り出してから行っていたため、そ
れまでの移動工程が増え、大変効率が悪かった。また、
接触式標線追跡装置における試験片の伸長測定は、試験
片の平行部に対する追跡アームクランプ圧試験片の硬
度および耐油等の処理の情報を得ることなく与えてい
た。このため試験片に必要以上のクランプ圧を与えた
り、また耐油処理された試験片などは試験片の表面上に
付着している油により試験中に初期設定の位置から追跡
アームのクランプ位置がずれたりしていたという問題点
があった。
【0004】そこで、試験片トレーに関しても試験片が
耐油処理による膨張また試験片の熱老化による収縮した
ものでも、トレー内で試験片形状にかかわらず安定した
状態が望ましい。さらに、従来はトレーから試験片を取
り出し試験片の測厚を計測しているが、測厚の際に測厚
圧子上に所定重量を乗せるため、この圧子圧により試験
片はベース架台に付着することによって、試験片の搬送
ができず、このため供給装置が停止するというような課
題がある。また仮に、トレー上で試験片の測厚を行った
としても、何らかの付着防止材等の付着防止対策を行う
必要がある。また、今までは引張試験開始前に試験片の
試験条件に応じた試験条件項目の設定を行うが、自動化
されている引張試験機では、数百の試験片の試験条件の
設定を行う必要があり、この作業時間と設定手間、入力
ミス等があり、大きく効率を下げるという課題もある。
一方、試験片供給装置に関しても、試験片搭載トレーを
格納ケースに挿入する際、誤ってトレーを中途半端に挿
入したことによる供給装置の停止、また搭載トレーの割
り込み追加作業、試験片搭載トレーの誤った積み重ね、
試験途中でのトレーを供給ケースから引き出す場合など
は、供給装置を一端停止させて行う必要がある。これら
の作業はいずれも煩瑣で作業効率が悪く、何かと種々の
問題があった。
【0005】本発明は、上記の問題点や課題を解決する
ために、試験片を搭載するトレーに関して、試験片が耐
油処理による膨張又は試験片の老化による収縮したもの
であっても試験片形状にかかわらず安定した状態で試験
片がトレー上にセッテングでき、さらに同一試験条件の
試験片は各トレーに搭載し、各トレーより試験条件を引
張試験部に送信できるようにしてある。また、試験片供
給装置に関しても、試験の完了したトレーに試験片を搭
載し追加試験、試験片を間違って搭載した場合の中止、
急に割り込み試験の依頼などの対応を試験装置を停止す
ることなくできることを目的とした。さらに、試験効率
を上げるため測厚に関しても、試験片を搭載したまま、
測厚を可能にし、この場合問題となる試験片が測厚ベー
スに付着しないような対策もこうじている。さらに、引
張り試験に於ける試験片の所定位置の伸長度を測定する
接触式標線追跡装置の接触アームクランプ圧を試験片の
硬度、耐油処理状態等を踏まえ試験片に最適なアームク
ランプ圧の自動制御ができるようなされている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明試験片トレーは、従来のトレーのような窪
みをつけず、代わりに方形状のトレー上に複数枚の試験
片を順序よく配列して搭載することが可能で、且つ試験
片の所定の位置決めが可能な試験片との接触部が曲線形
の4個一組の突出部を複数組設けてあることを特徴とす
る。さらに、様々の種類の試験片による引張強度試験を
行うために、事前に試験条件のデータが分かるように試
験片のデータが入力されているバーコードラベルをトレ
ーに貼付し、また、試験片供給装置に正確に挿入できた
か否かを検出するためのセンサーを設けた。さらに試験
片をトレーから取り外しせず測厚を行えるように、試験
片の平行部に臨ませた測厚用のぬき穴を設けたことを特
徴とし、さらに力がかけられても引張強度測定に影響し
ない試験片の幅広部に臨ませた硬度検出用の貫通孔を設
けたことを特徴とする。
【0007】上記試験片トレーを格納できる試験片供給
装置は、上記試験片トレーを一枚ずつ格納し、この格納
ケースをモノキャリアーの操作によって格納ケースが各
トレー毎に上下に移動でき所定の位置でトレー試験片を
試験するため厚、簡易硬度測定、搬送等の引出し位置
で停止される。その他のトレーは試験中であってもトレ
ー格納装置を停止することなく自由に出し入れが可能な
ようになっている。また、上記試験片トレーを挿入する
際に、試験片の有無を検出することが可能なセンサーと
上記試験片トレーの原点位置を検出することが可能なセ
ンサーを設けたことを特徴とする。
【0008】さらに、本発明測厚装置は、試験片供給装
置から供給された上記試験片トレー上で試験片を搭載し
た状態で連続的に測厚を可能にし、測厚器と測厚ベース
を一体にし、上記試験片トレーと連動し、測厚時に上記
試験片トレーのぬき穴上にある試験片の平行部に測厚ベ
ースの先端部が接触するようにし、測厚時に先端部を
試験片トレー上面より僅かに突起させて先端部と測厚
器の検出部との間に試験片平行部をはさみ、測厚器の上
部から所定の力を加えて測厚する。さらに、測厚の際に
試験片の平行部に力を加えることにより試験片が測厚ベ
ースの先端部に付着することを防止するために、測厚ベ
ース先端部は空気を吸入噴出できる多孔質金属材料によ
り形成した。さらに、上記測厚ベースが硬度検出貫通孔
に移動して、試験片の幅広部で測厚後にさらに所定の力
を加えて測厚と同様な方法で簡易硬度検出ができるよう
にし、最後にそのデータに基づいて接触式標線追跡アー
ムのクランプ接触圧を可変できるようにしてある。
【0009】本発明試験片トレーは、試験片が膨張及び
収縮しても正確な位置決めをするために、曲線形の突出
部を試験片の曲線部に接触するように位置付けて設けて
あり、さらに、効率よく供給が行われるためにバーコー
ドラベル及びトレーの原点を検出するための機能を設け
る。また、試験片を試験片トレーに載せたままで測厚が
行えるように測厚ぬき穴を設けた。本発明試験片供給装
置は、1枚ずつ供給できるように供給ケースに供給溝を
設け、上記試験片トレーの原点を検出するセンサー及び
上記試験片トレーの有無を確認するセンサーを設置し効
率をあげている。さらに、モノキャリアーで供給ケース
を上下移動し、いつでも、試験片の追加・中止及び割込
を可能にする。本発明測厚装置は測厚器と測厚ベースが
一組とし、測厚ベースが移動することによって測厚を行
うことができる。さらに測厚ベースの先端部には空気が
吸入・噴出することによって、試験片が測厚器及び測厚
ベースに付着しない。
【0010】
【発明の実施の形態】発明の実施の形態を実施例に基づ
き図面を参照して説明する。図1に試験片トレーを示し
てある。この試験片トレー2上に試験片1を載置するよ
うにしてある。さらに、試験片トレー2は、手前側に引
出しバー3を、反対先方側に引出し孔4を形成してあ
る。そしてこの試験片トレー2に突出部5,バーコード
ラベル6,検出穴7,測厚ぬき穴8,硬度検出貫通孔9
を設けてある。試験片トレー2は方形状のパレット形式
で引出し孔4側から供給装置内に挿入されるように構成
されている。引出しバー3は試験片トレー2を手で試験
片供給装置10に出し入れするために設けてあり、引出
し孔4は供給装置10から測厚装置18、吸着パッド
(図示しない)及び自動引張試験機(図示しない)へ送
り出すために設けられた引出しハンド17に装着させる
ために形成した。
【0011】供給方向に交差する方向に、複数枚の試験
片1を載せ、さらに、定置するために、試験片1の四箇
所ある曲線部1Aに当たるように4個一組の突出部5を
設けてある。試験片1は耐油・老化等の処理で10%程
度の膨張又は収縮があることが考えられるので、そのこ
とを踏まえて突出部5を設定するように4個一組の突出
部5を複数組設けてある。また、様々な種類の試験片を
連続的に引張強度試験を行うため予めコンピューターに
データを入力するために引出し孔4側の左側にデータが
入力されているバーコードラベル6を貼付してある。さ
らに試験片トレー2を試験片供給装置10に挿入する際
に、トレーの原点位置を検出するため、供給方向奥側の
左部分に検出穴7を設けてある。供給装置10に供給さ
れた後、試験片トレー2に試験片1を載せたまま測厚で
きるように、試験片1の平行部1Bに臨む位置にぬき穴
8を形成し、さらに、試験片トレー2に試験片1を載せ
たまま硬度検出できるように、試験片1の幅広部1Cに
臨む位置に貫通孔9を設けてある。さらにバーコード以
外に試験片形状の判別を行うための検出穴28を設けて
ある。実施例では、突出部5を円形で構成してあるが、
突出部5は試験片1の曲線部1Aに当たる部分が曲線形
であるならば円形でなくてもよい。また、バーコードラ
ベル6も複数の種類の試験片を用いるならば、それに応
じて複数のバーコードラベルを貼付すればよく、同様
に、貫通孔9も試験片1が一種類ならば最低一箇所あれ
ばよい。
【0012】図2乃至図5に示した試験片供給装置10
は、モノキャリアー11及び方形の供給ケース12で構
成されている。供給ケース12にはその内側の左右両側
に複数の供給溝13があり、供給溝13a,13b,1
3c・・・に夫々試験片トレー2a,2b,2c・・・
を一枚ずつ供給するようにしており、引張強度試験を行
うときは複数枚の試験片1を載せた試験片トレー2a,
2b,2c・・・を供給ケース12の供給溝13a,1
3b,13c・・・に差し込み挿入することによって開
始することができるようにしてある。
【0013】供給溝13に試験片トレー2を差し込み挿
入すると試験片トレー2の検出穴7が来る位置に検出穴
フォトセンサー14が向かい側にはトレー確認フォトセ
ンサー15があり、フォトセンサー14,15は図4で
示すように供給溝13を覆うような構造になっており、
上下の一方から光線を送り透過又は反射するかによっ
て、センサーがはたらくように設定されている。例え
ば、フォトセンサー14から発する光線が透過し、フォ
トセンサー15から発する光線が遮られるとき正しい位
置に試験片トレーが挿入されたこととなり、そのときに
供給溝13a,13b,13c・・・に隣り合って並ん
でいる確認ランプ16a,16b,16c・・・が点灯
し、同時にメカロックされるようにしてある。従って、
試験片トレー2a,2b,2c・・・がないとき、試験
片トレー2a,2b,2c・・・を完全に挿入させてい
ないときは確認ランプは点灯せず、試験片トレー2a,
2b,2c・・・を挿入させ過ぎたときは確認ランプ1
6a,16b,16c・・・は点滅し、警報を発するよ
うになっている。実施例ではフォトセンサー14,15
は各々最低一箇所あればよい。
【0014】試験片トレー2a,2b,2c・・・を測
厚装置18に送出する際には、モノキャリアー14の上
下移動操作によって、自動的に引張強度試験を行いたい
試験片を有した試験片トレー2aを引出しハンド17が
あるところまでケース12を上下移動して送る。このと
き、試験片トレー2aが挿入されている供給溝13aに
は別の試験片トレー(図示しない)を挿入することがで
きない。しかし、その他の供給溝13b,13c・・・
には試験片トレーを交換したり、試験片トレーが装着さ
れていない供給溝には試験片トレーを追加することがで
きる。
【0015】図2及び図6乃至図8において、引出しハ
ンド17が試験片供給装置10を測厚装置18の測厚ベ
ース19の位置まで引っ張り出す。このとき試験片トレ
ー2上にあるバーコードラベル6にインプットされた試
験条件のデータが読み取られて、このデータがコンピュ
ーター(図示しない)に送られる。試験片トレー2内に
設けた測厚ぬき穴8を通過して、試験片の平行部1Bの
下部が測厚ベース19内に設けた測厚ベース先端部20
に接触するように測厚セットシリンダ21が上に移動
し、先端部20が試験片トレー2の上面より僅かに突起
するように設定する。測厚ベース19上に設けた測厚器
シリンダ23が下がり、測厚ウエイト22の重量に連動
して測厚器24の検出部24Aが試験片の平行部1Bの
上部に接触して測厚できるようにしてある。測厚後、測
厚器シリンダ23が上がり、測厚器の検出部24Aが試
験片の上部から離れるが、このとき測厚ベースの先端部
20から空気を吸入し、試験片の下部を吸い付いておく
ことにより、検出部への付着を防いでいる。さらに、測
厚セットシリンダ21が下に移動し、測厚ベース先端部
20が試験片下部から離れるが、このとき先端部20か
ら空気を送り出し、試験片下部との付着を防ぐ。
【0016】測厚セットシリンダ21の下部にある測厚
器移動モータ25によって、試験片トレー2内に設けた
硬度検出貫通孔9を通過して、試験片の幅広部1Cに先
端部20の上面20Aが接触するように測厚ベース19
を移動させる。ここで先ず測厚を行い、さらに硬度検出
ウエスト用シリンダー27が下がり、測厚ウエイト22
のさらに上部ある硬度検出ウエイト26に力がかかると
測厚ウエイト22に力がかかり、上記と同様に運動し、
試験片の幅広部1Cの上下を測厚器の検出部24A及び
測厚ベースの先端部20Aに力がかかることによって簡
易硬度が検出できる。以上のことを終えると引出しハン
ド17がさらに進み、次の試験片に同様に測厚、簡易硬
度検出を行う。図1の実施例では硬度検出貫通孔9が試
験片1一枚ずつ形成されている図が描写されているが前
述のようにトレー一枚に対して試験片の種類が一種類で
あるならば、貫通孔9は一箇所のみの形成でよく、バー
コードによってデータがコンピューターに入力されてい
るので、硬度検出は貫通孔9がある場所だけで行い、貫
通孔9がない場所は検出を行わず、測厚後即、次の試験
片の測厚を行うことができる。測厚及び硬度検出が行わ
れる度にこれらのデータがコンピューターに送られ、標
線追跡アームのクランプ接触圧を可変できるようにし
て、接触標線追跡を行い、自動引張試験機(図示しな
い)で引張強度試験を行う。
【0017】
【発明の効果】本発明自動引張試験機における試験片ト
レーは、パレット状のものに複数枚の試験片を連続して
引張試験機に供給できるように順序よく配列して搭載す
ることが可能で、曲線形の突出部を設けることによっ
て、10%程度の膨張又は収縮が起きている試験片の
線の一部が曲線形の突出部に当たり、試験片の位置決め
が常に一定し、且つパレット状であるから試験片がはみ
出したり、隙間ができたりの心配することなく、試験片
を引張試験機に供給し続けることが可能である。また、
試験片トレーには、バーコードラベルを貼付するための
スペースがあるので、突然試験片の種類を変えてもその
度に夫々の試験片に応じたバーコードラベルを貼付すれ
ばよく、引張試験機を止めずに連続して引張強度試験を
行うことができるという効果を有する。
【0018】本発明自動引張試験機における試験片供給
装置は、供給溝をつけることによって、上記試験片トレ
ーを1枚ずつ供給し、さらに、モノキャリアーによって
供給ケースが上下に移動し、所定の位置で停止すること
によって、試験片トレーの追加・中止及び割込をしても
連続供給が可能である。また、供給溝1つ1つに試験片
トレーの原点を感知するセンサー及び試験片トレーの有
無を確認するセンサーを設けることにより、どこに上記
試験片トレーがあるかが分かり試験片トレーの追加・中
止及び割込をすることが容易に行える。
【0019】本発明自動引張試験機における測厚装置
は、上記試験片トレーに測厚ぬき穴を設けて、測厚ベー
ス内にある測厚ベース先端部がそれらを通過して上記
験片トレーの上面より僅かに突起させて上部から力を加
えて試験片の上下面に接触させて検出することにより、
上記試験片トレーに試験片を載せたまま測厚することが
できるので、従来より効率よく多くの試験片の測厚がで
きるようになった。また、課題になっていた測厚時に試
験片と測厚器及び測厚ベースの接触により試験片が測厚
器又は測厚ベースに付着することに関しては、測厚ベー
ス先端部が試験片トレーの上面より僅かに突起して上部
から力を加えて検出する際に先端部から空気を吸入また
は送出することによって試験片が測厚器又は測厚ベース
に付着するという課題を解決させた。測厚と簡易硬度の
測定は、測厚ベースと測厚器が一組になり、測厚と簡易
硬度検出の際には夫々異なったウエイトを用い、且つ左
右に移動可能なので、測厚は引張強度試験に最も重要な
試験片の平行部で行うことができ、また簡易硬度検出は
引張強度試験に影響しない試験片の幅広部で行うことに
よって、正確且つ効率よく多くの試験片の測厚及び簡易
硬度検出を行うことが可能になり、従来行えなかった簡
易硬度の検出が行えるようになった。さらに、このデー
タより標線追跡アームのクランプ接触圧を可変できるよ
うに、接触式標線追跡を行い、クランプの強度を調整す
ることが可能であることで、クランプの際、強すぎたり
弱すぎたりすることがなく、正確に引張強度試験を行う
ことができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明試験片トレーの斜視図である。
【図2】試験片供給装置及び測厚装置の斜視図である。
【図3】図2図示実施例の試験片供給装置の正面図であ
る。
【図4】試験片供給装置の正面断面図の拡大図である。
【図5】試験片供給装置の平面断面図である。
【図6】図2図示実施例の測厚装置の正面図である。
【図7】同じく測厚装置の側面図である。
【図8】測厚装置の上から見た平面図である。
【符号の説明】
1 試験片 2 試験片トレー 3 引出しバー 4 引出し孔 5 突出部 6 バーコードラベル 7 原点検出穴 8 測厚ぬき穴 9 硬度検出貫通孔 10 試験片供給装置 11 モノキャリアー 12 供給ケース 13 供給溝 14 検出穴検出フォトセンサー 15 トレー確認フォトセンサー 16 確認ランプ 17 引出しハンド 18 測厚装置 19 測厚ベース 20 先端部 21 測厚セットシリンダ 22 測厚ウエスト 23 測厚器シリンダ 24 測厚器 25 測厚器移動モーター 26 硬度検出ウエイト 27 硬度検出ウエイト用シリンダ 28 試験片判別穴
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−347388(JP,A) 特開 平9−229836(JP,A) 特開 平5−157669(JP,A) 特開 平6−313751(JP,A) 実開 平7−34352(JP,U) 実開 平4−51650(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G01N 3/00 - 3/62 G01N 1/28 JICSTファイル(JOIS)

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 方形状の試験片トレー上に複数枚の試験
    片を引張試験機に連続して供給できるように順序よく配
    列されることが可能で、且つ試験片の所定の位置決めが
    可能な試験片との接触部が曲線形の4個一組の突出部を
    複数組設けてあることを特徴とする試験片トレー。
  2. 【請求項2】 試験条件のデータが入力されているバー
    コードラベルを貼付してある請求項1記載の試験片トレ
    ー。
  3. 【請求項3】 試験片トレーを試験片供給装置の供給ケ
    ースに挿入する際に、試験片トレーの原点位置でメカロ
    ックされたか否かを検出できるようにした請求項1又は
    2記載の試験片トレー。
  4. 【請求項4】 測厚を行う際に、試験片を試験片トレー
    に載せたまま測定可能にするために、試験片の平行部に
    臨む位置に測厚ぬき穴を形成した請求項1乃至3記載の
    いずれかの試験片トレー。
  5. 【請求項5】 試験片の簡易硬度検出を行う際に、試験
    片を試験片トレーに載せたまま測定可能にするために、
    試験片の幅広部に臨む位置に硬度検出貫通孔を形成した
    請求項1乃至4記載のいずれかの試験片トレー
  6. 【請求項6】 請求項1乃至5記載のいずれかの試験片
    トレーを一枚ずつ挿入できる供給ケースをモノキャリア
    ーの操作によって移動可能とし、所定の位置で停止が可
    能で、上記試験片トレーを供給することを可能とした
    記試験片トレーに格納する試験片供給装置。
  7. 【請求項7】 上記試験片トレーの有無を検出すること
    が可能なトレー確認センサーを設けた請求項6記載の試
    験片供給装置。
  8. 【請求項8】 上記試験片トレーを上記試験片供給装置
    の上記供給ケースに挿入する際に、上記試験片トレーの
    原点位置を検出することが可能なセンサーを設けた請求
    項6又は7記載の試験片供給装置。
  9. 【請求項9】 動作を停止することなく上記試験片トレ
    ーを供給ケースに追加・中止及び割込が可能な請求項7
    又は8記載の試験片供給装置。
  10. 【請求項10】 試験片供給装置から供給された請求項
    1乃至5記載のいずれかの試験片トレー上に試験片を搭
    載した状態で、連続的に試験片の厚みを測厚可能とした
    測厚装置。
  11. 【請求項11】 測厚器と測厚ベースが一組とし試験片
    平行部に移動可能な請求項10記載の測厚装置。
  12. 【請求項12】 上記試験片トレーと連動し、測厚時に
    測厚ベースの先端部を上記試験片トレー上面より僅かに
    突起させて上記測厚ベースの先端部と測厚器の検出部と
    の間に試験片平行部をはさみ、測厚器の上部から力を加
    えて測厚する請求項10又は11記載の測厚装置。
  13. 【請求項13】 試験片が測厚器又は測厚ベースへ付着
    することを防止するために測厚ベース先端部は空気を吸
    入噴出できる多孔質金属材料により形成してある請求項
    10乃至12記載のいずれかの測厚装置。
  14. 【請求項14】 測厚ベースが硬度検出貫通孔に移動し
    て測厚後に上部からさらに所定の力を加えて、試験片幅
    広部で簡易硬度検出を行うことができるようにした請求
    項10乃至13記載のいずれかの測厚装置。
  15. 【請求項15】 試験片の標線間伸長を測定するため、
    試験片供給装置から供給された請求項1乃至5記載のい
    ずれかの試験片トレー上に試験片を搭載した状態で、連
    続的に試験片の簡易硬度を検出可能とし、接触式標線追
    跡装置のアームクランプ接触圧を試験片の簡易硬度デー
    タに基づいて制御できるようにした簡易硬度測定装置。
JP08130614A 1996-04-30 1996-04-30 自動引張試験機における試験片トレー、試験片供給装置及び測厚装置並びに簡易硬度測定装置 Expired - Fee Related JP3143779B2 (ja)

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