JP3143585U - 浴室用床材 - Google Patents

Abstract

【課題】全体をトルマリン石で成形した浴室用床材であって、浴室の床のみでなく、高床や浴槽にも使用できて、トルマリン石の特性である遠赤外線効果とマイナスイオン効果を全身に浴びて、全身の温浴効果を家庭でも営業用としても使用できる温浴用床材を提供する。
【解決手段】トルマリンモルタルにトルマリン石粒を混入してトルマリンコンクリートとして板状体とする。単に浴室の床材として使用するばかりでなく、高床や浴槽にも使用できるため、浴室の雰囲気を遠赤外線とマイナスイオンで包み、岩盤浴効果も発揮でき身近に温浴を楽しめる。
【選択図】図１

Description

本考案は、全体をトルマリンモルタルで形成され、表面にトルマリン石の粒体を表出した浴室用床材に関する。

電気石と呼ばれているトルマリン石は、遠赤外線の放出やマイナスイオンの発生があるため、岩盤浴等の浴用材として、又室内の空気浄化材料として盛んに利用されている。しかし岩盤と一般に宣伝されている浴場施設の中には、砂利のような自然石の石粒を敷き詰め、この石粒の中にトルマリン石を混入して、遠赤外線とマイナスイオンによる温浴効果を宣伝しているものもあり、さらには一般の家庭用として容器内にトルマリン石を容器に封入して浴槽内に沈めて使用し、遠赤外線による温まり効果と、マイナスイオンによる体内の浄化及び美肌効果を宣伝している健康器機も見られる。
特開２００５−２７０６１９号公報

本考案は、トルマリン石が粒子単位で電気を発生するという電気特性を利用して、トルマリン石を全体に結合使用して簡単に構成できる浴室用材を提供するものである。

本考案に使用するトルマリンモルタルとは、コロイド状の極微細粒子としたトルマリン石粉に水を加えてトルマリンゾルとし、これにセメントを加え、さらに骨材としてトルマリン石の細粒を加えてモルタルを形成したもので、これにトルマリン石の粒石を加えて板状に成形固化させ、この表面を研磨してトルマリン石粒を表出させた板状体で、この板状体Ａの表面にはトルマリン石粒が顕出して模様状を形成している。そして、この板状体を浴室用床材として使用する場合は、単に浴室の床面に敷設して使用するばかりでなく、浴用中に横になることのできる高床用として、または浴槽の構造材として使用することができる。

そして、本考案の床材は全体がトルマリン石で形成されているため単純な灰色であって変化がない。このため着色材を混入して好みの着色床材とすることが可能である。

本考案の浴室用床材は、全体がトルマリン石で形成されているため、遠赤外線による低温浴効果、即ち、低温でありながら、ゆっくりとした発汗作用により新陳代謝を促進し、汗とともに老廃物や有害物質を排出する作用と、マイナスイオンの発生によって、疲労回復や治癒力の向上、リクライゼーション効果等の健康改善の作用効果のある温浴が手軽に楽しめる浴室を形成できる。

添付図面により本考案の浴室用床材を説明すると、図１は床材Ａの断面図であり、図２は同平面図を示す。図において、（１）はトルマリンモルタルであり、（２）はトルマリン粒石を示す。（１）のトルマリンモルタルは、コロイド状の極微細トルマリン石の石粉に水を加えてトルマリンゾルとし、これにセメントを加え、さらに骨材としてトルマリン石の細粒を加えてモルタルとしたもので、この中に親指大程の大きさのトルマリン石粒を加えてコンクリート状とし、板状の型枠に投入して硬化成形して板材を成形する。

このようにして成形された板体は、硬化後表面を研ぎ出してトルマリン石粒（２）を顕出して模様とする。またこの表出した石粒（２）は表面に凹凸面を形成するため浴室の床面として使用した場合、足裏の刺激面となるほか、滑り易い床面の滑り防止となる。さらに高床として本考案のトルマリン石板を使用し、入浴中この高床上に横になるか、座姿勢でいるときは、岩盤浴のような作用があり発汗をうながして温浴効果を高める。

上述のように本考案の浴室用床材は、全体がトルマリン石からなる板状体であるため、単に床面の使用に限らず、横になって休む高床や浴槽にも利用できる。そして一般家庭用のみならず営業用の浴場にも応用でき、遠赤外線とマイナスイオンによる温浴が楽しめることで、本考案の床材の利用度合はきわめて広い。

床材の平面図 床材の断面図

符号の説明

１ トルマリンモルタル
２ トルマリン石粒
Ａ 本考案の浴室用床材

Claims (2)

1. トルマリン粒石とトルマリンモルタルで構成された板状体で、表面にトルマリン粒石を表出した浴室用床材。
2. トルマリンモルタルに着色剤を配合した請求項１に記載の浴室用床材。

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