JP3143349B2 - 放送信号記録装置 - Google Patents

放送信号記録装置

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JP3143349B2
JP3143349B2 JP2672995A JP2672995A JP3143349B2 JP 3143349 B2 JP3143349 B2 JP 3143349B2 JP 2672995 A JP2672995 A JP 2672995A JP 2672995 A JP2672995 A JP 2672995A JP 3143349 B2 JP3143349 B2 JP 3143349B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、記録媒体に放送信号を
記録する放送信号記録装置に関するものである。特に、
内蔵された時計に生じる誤差を自動的に修正する自動時
刻修正機能を有し、又、放送信号の予約記録を行なうこ
との出来る放送信号記録装置に関する。
【0002】
【従来の技術】放送局から送信される音声、画像の放送
信号には、時報信号が常時又は一定時刻毎に含まれてい
る。例えば、NHKの第2放送であれば、図5に示す如
く、1日のうち、7時、12時、19時の夫々3秒前か
ら440Hzのパルス波である予報信号が発せられ、正時に
は880Hzのパルス波である信号が時報信号として挿入さ
れている。又、米国の放送局には、EDS(Extended Da
ta Services)信号と呼ばれる信号を、テレビジョン信号
の垂直帰線消去期間内に重畳するサービスを提供してい
る。
【0003】前記時報信号を利用し、該時報信号が送信
される時刻(時報時刻)に、放送信号に含まれる時報信号
を受信し、該時報信号と放送信号記録装置に内蔵された
時計回路の時刻との誤差を検出して、誤差があれば修正
する、所謂、「自動時刻修正機能」を有するVTR等の
放送信号記録装置が開発されている。自動時刻修正機能
とは、時報時刻になると、自動的に放送信号記録装置の
電源が入り、予め設定された時報信号を含む放送信号を
受信して、放送信号の中から時報信号を判別し、放送信
号記録装置の内部に配備された時計の時刻を、時報信号
に合せて自動修正する機能である。
【0004】又、放送信号記録装置には、使用者が設定
した放送信号、記録開始時刻及び終了時刻のデータに基
づいて、記録媒体に該放送信号を記録(以下「予約記
録」と呼ぶ)する装置がある。予約記録に於いては、記
録が行なわれる際に、記録媒体(テープ等)をヘッドに巻
き付けてから録画が開始されるまでの立ち上がりに略2
〜3秒かかり、又、記録の初期部分は、記録信号が乱れ
て記録されることがある。予約記録が開始されるまでの
準備時間(ローディング時間)を最小にするために、予約
記録を行なう数秒前に、ヘッドにテープを巻き付け、ヘ
ッドは回転しているがテープは停止している状態(記録
一時停止状態)にしてから、設定時刻に放送信号を記録
することも行なわれている。しかし、この方式でも、放
送信号記録装置に内蔵された時計の示す時刻値と実際の
時刻との間に誤差が生じている場合には、予約開始時刻
ちょうどから記録を開始すると、使用者の希望する放送
信号の初期部分が途切れるおそれがある。従って、この
問題を避けるため、予約記録開始時刻よりも略20秒前か
ら記録を開始する様に、装置を構成している。
【0005】自動時刻修正機能を有する放送信号記録装
置であれば、時報信号を受信する毎に内蔵時計は自動修
正されるため、内蔵時計と、実際の時刻との誤差は殆ど
ないと考えられる。従って、予約記録をする際に、予約
記録開始時刻の略20秒前から記録を開始することは無駄
である。又、記録媒体のテープ長さによって記録可能時
間は制限されているため、略20秒前から記録を開始する
と、不必要な放送信号が記録媒体に記録される無駄があ
る。従って、放送信号記録装置の時間誤差、記録開始初
期の乱れを無視し、内蔵時計の時間が、予約設定した時
刻ちょうどになると記録が開始されるように構成した放
送信号記録装置も実用されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】自動時刻修正機能を有
する放送信号記録装置に於いて、自動時刻修正機能を作
動させるためには、時報信号が発せられる時刻(以下
「正時時刻」と呼ぶ)に時報信号を含む放送信号を受信
しなければならない。しかしながら、正時時刻に、放送
信号記録装置が再生、記録等の動作を行なっている場合
があり、そのときに、受信する放送信号を切り替える
と、誤記録、誤動作が生じる可能性がある。従って、放
送信号記録装置は、動作中に、正時時刻になっても、自
動時刻修正機能は作動しない様に構成されている。この
様に、自動時刻修正機能が作動していない状況下で、予
約記録を行なうと、内蔵時計に誤差が生じていた場合
に、前述の通り、内蔵時計の時間が予約記録開始時刻ち
ょうどから記録を開始したのでは、使用者が所望する放
送信号の初期部分が記録されない可能性がある。
【0007】そこで、本発明の目的は、自動時刻修正機
能を有し、内蔵時計の時刻値の修正状態に応じて予約の
記録開始タイミングを切り替える放送信号記録装置を提
供することである。本放送信号記録装置によって、内蔵
時計が所定期間(例えば、1週間)以内に修正されておれ
ば、予約開始時刻の略定時から、記録動作の立ち上りに
必要な第1の所定時間だけ早めて記録を開始し、不必要
な放送信号が記録媒体に記録されることを防止する。
【0008】又、所定期間内に内蔵時計が修正されてい
なければ、設定された予約開始時刻に対して、内蔵時計
の誤差を考慮した第2の所定時間前から放送信号の記録
を開始し、放送信号の初期部分の途切れ、乱れを防止す
る。
【0009】
【課題を解決する為の手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1に記載の放送信号記録装置に於て
は、自動時刻修正回路及び、該自動時刻修正回路により
時計回路(23)の時刻値が修正される度にリセットする計
数回路(20)を有し、予約回路(4)に設定された予約開始
時刻に、計数回路(20)の計数値が所定値以下である場合
は、設定された予約時刻に対して記録動作立ち上りに要
する第1の所定時間前から記録開始動作を行ない、計数
回路(20)の計数値が所定値を超えている場合は、設定さ
れた予約開始時刻に対して、第2の所定時間前から記録
開始動作を行なう。
【0010】又、本発明の請求項2に記載の放送信号記
録装置に於ては、自動時刻修正回路を有し、該自動時刻
修正回路により時計回路(23)の時刻値が修正された時の
時刻値を記憶するメモリ(6)を有し、予約回路(4)に設
定された予約記録開始時刻の値と、メモリ(6)に記憶さ
れた時刻値との差が所定値以下である場合は、設定され
た予約記録開始時刻に対して記録動作立ち上りに要する
第1の所定時間前から記録開始動作を行ない、前記した
時刻値の差が所定値を超えている場合は、設定された予
約記録開始時刻に対して、第2の所定時間前から記録開
始動作を行なう。
【0011】
【作用】本発明の請求項1に記載の放送信号記録装置
は、入力された時報信号を含む放送信号から時報信号を
選別し、該時報信号と、時計回路(23)の現在の時刻値と
の間に誤差が生じていれば、自動時刻修正回路にて、時
計回路(23)の時刻値を修正する。時計回路(23)の時刻値
が修正されると、計数回路(20)の計数値をリセットし、
リセット後、再度計数を開始する。
【0012】使用者によって設定された予約記録の開始
時刻の時点に於いて、計数回路(20)にて計数された計数
値が所定値以内であれば、時計回路(23)の時刻値と実際
の時刻値との誤差が殆どないと考えられるため、予約回
路(4)に設定された予約開始時刻定時又は略定時である
第1の所定時間前から、記録部(32)にて記録を開始す
る。又、計数回路(20)の計数値が所定値を超えていれ
ば、時計回路(23)の時刻値が実際の時刻値に対して狂っ
ている可能性が有るため、設定された予約開始時刻に対
して第2の所定時間前から、記録部(32)にて記録を開始
する。
【0013】又、本発明の請求項2の放送信号記録装置
に於いては、入力された時報信号を含む放送信号から時
報信号を選別し、該時報信号と、時計回路(23)の現在の
時刻値との間に誤差が生じていれば、自動時刻修正回路
にて、時計回路(23)の時刻値を修正する。時計回路(23)
の時刻値が修正されると、修正の行なわれた時点の時刻
値をメモリ(6)にて記憶する。
【0014】使用者によって設定された予約記録の開始
時刻の時点に於いて、予約開始時刻と、メモリ(6)に記
憶された時刻値との差が所定値以内であれば、時計回路
(23)の時刻値と実際の時刻値との誤差が殆どないと考え
られるため、予約された放送信号の放送開始時刻定時又
は略定時である第1の所定時間前から、記録部(32)にて
記録を開始する。又、予約開始時刻と、メモリ(6)に記
憶された時刻値との差が所定値を超えていれば、時計回
路(23)の時刻値が実際の時刻値に対して狂っている可能
性が有るため、設定された予約開始時刻に対して第2の
所定時間前から、記録部(32)にて記録を開始する。
【0015】
【発明の効果】上記構成の放送信号記録装置によれば、
時計回路(23)の時刻値が所定期間(所定値)以内に修正さ
れておれば、時計回路(23)の時刻値と実際の時刻値との
間に大きな誤差が生じている可能性は殆どないため、使
用者により予約された放送信号の記録は、設定された予
約開始時刻定時又は略定時である第1の所定時間前から
行なわれる。又、所定期間(所定値)以内に時計回路(23)
の時刻値が修正されていなければ、時計回路(23)の時刻
値と実際の時刻値との間に誤差が生じている可能性があ
るため、使用者により予約された放送信号の記録は、設
定された予約開始時刻の第2の所定時間前から開始され
る。
【0016】時計回路(23)の修正状況に応じて、使用者
の予約記録を所望する放送信号の記録開始のタイミング
を切り替えるため、放送信号の初期部分が乱れたり、頭
切れすることがなく、又、無駄な放送信号が記録されな
いので、記録媒体(5)の有効な活用が行なえる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の一実施例につき、図面に沿っ
て詳述する。以下の説明では、放送信号記録装置として
VTR(1)を例に挙げ、又、時計回路(23)の時刻値が所
定期間内に修正されたか否かを識別するために、計数回
路(20)を用いる。更に、時報信号を含む放送信号として
NHKの第2放送を用いる。尚、本発明の放送信号記録
装置はVTR(1)に限定されない。例えばラジオ放送を
受信する録音装置でもよいし、又、検出回路(21)をED
S抽出回路とすることにより、アメリカ合衆国で提供さ
れているEDSに含まれる時報信号に対応することも出
来る。
【0018】図1は、本発明に係るVTR(1)の要部ブ
ロック図である。又、図2は、本発明の動作の流れを示
すフローチャート図であって、S1からS10は、該フ
ローチャート図の工程を示す。尚、以下の説明では、自
動時刻修正回路を自動時刻修正部(2)として内部の一構
成例をより明確に表わす。
【0019】VTR(1)は、図1に示す通り、中央演算
処理回路(以下「CPU(3)」)を中心にして、これに記
録部(32)、チューナー(31)、予約回路(4)、自動時刻修
正部(2)、スイッチ群(35)、表示制御部(33)が接続され
ている。又、表示制御部(33)を介して表示器(34)が接続
されている。更に、チューナー(31)と自動時刻修正部
(2)、チューナー(31)と記録部(32)が夫々接続されてい
る。VTR(1)への予約記録操作は、スイッチ群(35)又
はリモコン(36)によって行なわれる。
【0020】以下、各構成部について詳述する。CPU
(3)は、マイクロプロセッサを主体に構成される。又、
CPU(3)は、リードオンリーメモリ(ROM)及びラン
ダムアクセスメモリ(RAM)を含み、CPU(3)の動作
手順を規定するプログラムやCPU(3)によって処理さ
れるデータ、予約回路(4)により制御されるデータ、切
替手段(29)及び自動時刻修正部(2)に関するデータ等が
記憶されている。
【0021】放送信号は、アンテナ(図示せず)等を介し
て、チューナー(31)に入力される。チューナー(31)によ
りVTR(1)に入力された放送信号は、公知のVTR録
画方式によって、シリンダ、テープローディング機構等
を含む記録部(32)にて記録媒体(5)に記録され、又記録
媒体(5)に記録されている信号は、公知の再生方式によ
って、外部に出力される。
【0022】放送信号に含まれる時報信号として、NH
Kの第2放送を例に挙げると、時報信号は、図5に示す
如く、予報信号p1、p2、p3、と正時信号pとから構
成される。予報信号p1、p2、p3は、正時時刻の3秒
前より1秒間隔で送信される440Hzの信号であって、夫
々の予報信号p1、p2、p3は0.1秒間継続する。正時信
号pは、正時時刻に送信される880Hzの信号であって、
該正時信号pは、3秒間継続し、その中途より減衰する
信号である。
【0023】自動時刻修正部(2)は、以下の時計回路(2
3)、検出回路(21)、比較修正回路(28)、切替手段(29)、
計数回路(20)にて構成される。尚、自動時刻修正部(2)
内にて、時計回路(23)及び検出回路(21)が比較修正回路
(28)へ、又、比較修正回路(28)が切替手段(29)へ、時計
回路(23)、比較修正回路(28)及び切替手段(29)が計数回
路(20)へ、夫々接続されている。又、チューナー(31)が
検出回路(21)へ、時計回路(23)、検出回路(21)、切替手
段(29)及び計数回路(20)がCPU(3)へ夫々接続されて
いる。
【0024】図1に示す如く、時計回路(23)は、水晶発
振器等で構成される基準発振器(24)からの発振信号を分
周回路(25)で適宜分周して基準クロック信号とし、該基
準クロック信号をカウンタ(26)にて計数して時刻換算回
路(27)にて現在の時刻値を刻んでいる。時計回路(23)で
計数された時刻値の信号は、CPU(3)を介して表示制
御部(33)から表示器(34)に表示される。
【0025】又、時計回路(23)の出力は、後述する比較
修正回路(28)に直接に出力される。尚、時計回路(23)の
時刻値は、VTR(1)の購入時や、移動等により、VT
R(1)への通電が断たれている場合には、通電開始後
に、スイッチ群(35)又はリモコン(36)によって初期設定
しなければならない(S1)。
【0026】検出回路(21)は、LPF(ローパスフィル
タ)(22)を有しており、対象とする時報信号を含む放送
信号をNHKの第2放送とした場合に、チューナー(31)
より入力されるNHKの第2放送の音声信号の中に含ま
れる時報信号を、LPF(22)にて検出し、該時報信号中
の正時信号pを、後述する比較修正回路(28)に出力す
る。
【0027】比較修正回路(28)は、時計回路(23)から出
力された時刻値の信号と、検出回路(21)から出力された
正時信号pとを比較し、時刻値信号と正時信号pに不一
致が生じていれば、時計回路(23)の時刻値に最も近い正
時時刻に時計回路(23)の時刻換算回路(27)の時刻値を修
正する(S3)。
【0028】自動時刻修正部(2)が動作する条件とし
て、例えば、以下の3条件のすべてについて、動作可能
な場合とすることが出来る。 [条件1] 自動時刻修正部(2)を動作させるか否かを
切替手段(29)の状態によって決定する。切替手段(29)
は、CPU(3)に入力されるスイッチ群(35)又はリモコ
ン(36)の操作命令により、オン/オフが決定され、切替
手段(29)がオンである場合には、自動時刻修正部(2)を
動作させ、オフである場合には自動時刻修正部(2)は動
作しない(S2)。
【0029】[条件2] 時計回路(23)の自動修正可能
な範囲は、例えば、時刻値が正時時刻の前後3分間とす
る。即ち、時計回路(23)の時刻値が正時時刻の3分前に
なると、CPU(3)により自動的にVTR(1)の電源が
オン状態となって、自動時刻修正部(2)が動作を開始す
るのである。この場合、時計回路(23)の時刻値が正時時
刻を示す前後3分間、つまり6分の間に正時信号pを検
出できなければ、即ち標準時刻と、時計回路(23)の時刻
値の狂いが最高3分を越えておれば、時計回路(23)の時
刻値が修正されない。しかしながら、時計回路(23)の初
期設定状態でほぼ正確に時計を合わせてあれば、毎日正
時時刻に時計回路(23)の時刻値が修正され、3分を越え
る時刻値の狂いが生じる可能性は殆どないので問題はな
い。
【0030】[条件3] 自動時刻修正部(2)は、使用
者がVTR(1)の使用中、又は使用しようとしている場
合には動作しないようにする。つまり、時計回路(23)の
時刻値が正時時刻である時に、VTR(1)を使用してい
る場合、又は予約録画の開始時刻前の5分間に、時計回
路(23)の示す正時時刻の前後3分間が含まれている場合
には、VTR(1)の使用を優先させるために自動時刻修
正部(2)を動作させない状態とする。
【0031】上記3つの動作条件を満たせば、自動時刻
修正部(2)は動作を行ない、いずれか1つでも動作条件
を満たしていなければ、自動時刻修正部(2)は動作しな
い。
【0032】使用者による録画の予約は、予約回路(4)
にて行なわれる。使用者が、録画を希望する放送信号の
放送局、放送開始時刻、放送終了時刻(以下「録画情
報」)をスイッチ群(35)又はリモコン(36)により入力す
ると、該録画情報が予約回路(4)に記憶される(S6)。
予約回路(4)は、後述する計数回路(20)によって計数さ
れる時間の値によって、録画の開始タイミングを「第1
モード」又は「第2モード」(後述する)に切り替える命
令をCPU(3)を介して記録部(32)に出力する。前記予
約回路(4)からの命令により、CPU(3)に電源のオ
ン、放送局の選局及び録画の命令を出力し、放送信号を
チューナー(31)にて選局して記録部(32)にて録画を開始
する(記録開始動作)。又、放送終了時刻となると、録画
を停止してVTR(1)の電源をオフの状態に戻す(S1
0)。
【0033】計数回路(20)は、時計回路(23)のカウンタ
(26)から発せられる基準クロック信号を計数し、所定期
間(所定値)、例えば1週間の間に時計回路(23)の時刻値
が修正されたか否かを判別する回路である。つまり、時
計回路(23)の時刻値が修正された時点からの経過時間を
計数する(S5)。計数回路(20)により計数される計数値
は、時計回路(23)の時刻値が再び修正されると、0(ク
リア、S4)に戻り、その後、再度計数を開始する。
尚、計数回路(20)は、前述の如く、経過時間をカウント
アップすることも出来るし、所定値からのカウントダウ
ンとすることも出来る。
【0034】使用者により予約された放送信号の放送開
始時刻に於て、計数回路(20)での経過時間の計数値が、
所定期間(1週間)以内であるか否か(S7)によって、即
ち1週間以内に時計回路(23)の時刻値が修正されている
か否かによって、使用者が行なう録画の開始のタイミン
グが切り替えられる(S8、S9)。
【0035】計数回路(20)の計数した計数値が1週間以
内であれば、「第1モード」(後述する)、1週間を超え
ていれば、「第2モード」(後述する)に切り替えて記録
が行なわれる。
【0036】予約された録画開始時刻に於て、計数回路
(20)にて計数された計数値が1週間以内(S7)、即ち1
週間以内に時計回路(23)の時刻値が修正されておれば、
「第1モード」の予約録画が行なわれる(S8)。「第1
モード」の予約録画時には、時計回路(23)の時刻値と実
際の時刻値との誤差が殆どないと考えられるため、予約
回路(4)に記憶された録画情報の放送開始時刻定時から
録画が開始できるように、放送開始時刻定時となる数秒
前から記録媒体(5)を「録画一時停止状態」(テープが
ヘッドにローディングされており、ヘッドは回転してい
るが、テープは停止している状態)にしておき、放送開
始時刻定時となると、録画を開始するように、予約回路
(4)からCPU(3)に命令を出力する。尚、「録画一時
停止状態」とせずに、停止状態からテープをローディン
グして直ちに録画を開始することも出来るが、この場
合、テープをローディングさせて、録画が開始し、画像
が安定するまでに要する立ち上り2〜3秒を考慮に入れ
て、放送開始時刻定時の略2〜3秒前から記録開始動作
を開始する必要がある。
【0037】又、予約された録画開始時刻に於いて、計
数回路(20)にて計数された計数値が1週間を越える(S
7)、即ち1週間以内に時計回路(23)の時刻値が修正さ
れていない場合は、「第2モード」の予約録画が行なわ
れる(S9)。「第2モード」の予約録画時には、時計回
路(23)の時刻値と実際の時刻値との間に誤差が生じてい
る可能性があるため、予約回路(4)に記憶された録画情
報の放送開始時刻の略20秒前から録画を開始するよう
に、予約回路(4)からCPU(3)に命令を出力する。
【0038】時計回路(23)の時刻値の修正状態に応じ
て、予約の録画開始のタイミングを放送開始時刻定時
「第1モード」と、放送開始時刻の略20秒前「第2モー
ド」とに区別することにより、使用者の所望する放送信
号の初期部分の頭切れ、乱れが防止され、又、記録媒体
(5)への無駄な放送信号の記録も防止される。
【0039】尚、切替手段(29)を取り除いて、比較修正
回路(28)と計数回路(20)とを直接接続し、上記[条件
1]を考慮に入れず、自動時刻修正部(2)の作動条件を
[条件2]及び[条件3]のみとすることも出来る。
【0040】尚、本発明の目的は、時計回路(23)の時刻
値の修正状態を判別することにより、予約の録画開始の
タイミングを切り替えることであって、切り替えるモー
ドは、上記2種類に限定されず、計数回路(20)の計数す
る計数値によって、更に細かく録画の開始タイミングを
切り替えることも出来る。又、計数回路(20)にて計数さ
れる計数値を評価するのは、予約された放送信号の開始
時刻だけに限定されず、例えば、使用者が予約の命令を
VTR(1)に送信した時点とすることも出来る。
【0041】又、図3及びフローチャート図4は、本発
明の他の実施例であって、図3に用いられている符号
で、図1と重複するものは、前述した実施例と略同一の
動作を行なう。尚、以下のS1乃至S7は図4のフロー
チャート図の工程を示す。図3及び図4に示す如く、計
数回路(20)を用いずに、時計回路(23)及びCPU(3)に
接続されるメモリ(6)を設け、該メモリ(6)には、時刻
値が修正(S1又はS2)された時点における時計回路(2
3)の時刻値を記憶させ(S3)、該時刻値と、使用者の行
なった放送信号の放送開始時刻、又は、使用者が予約の
命令をVTR(1)に送信(S4)した時点での時計回路(2
3)の時刻との差を、CPU(3)、時刻換算回路(27)及び
メモリ(6)に接続された演算回路(61)に於いて算出し、
算出された差が所定期間(例えば1週間)以内であるか、
否かを判定し(S5)、判定結果に基づいて、予約の録画
開始のタイミングを上述の計数回路(20)の場合と同様に
切り替えて、記録開始動作を行なう(S6、S7)ことも
出来る。
【0042】上記実施例の説明は、本発明を説明するた
めのものであって、特許請求の範囲に記載の発明を限定
し、或は範囲を減縮する様に解すべきではない。又、本
発明の各部構成は上記実施例に限らず、特許請求の範囲
に記載の技術的範囲内で種々の変形が可能であることは
勿論である。
【0043】例えば、本発明は、VTR(1)に限定され
るものではなく、放送信号を記録することの出来る装
置、例えば、カセットテープを記録媒体(5)として用い
るラジカセや、ミニディスクを記録媒体(5)として用い
る放送信号記録装置等にも適用することが出来る。
【0044】又、時計回路(23)の時刻値を変更する正時
時刻は、上記実施例に限定されず、例えば、1日1回、
又は1週間に1回とすること等も可能である。
【0045】更に、検出回路(21)をEDS抽出回路とす
ることによって、アメリカ合衆国で提供されているED
Sの時報信号にも対応することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のVTRのブロック図である。
【図2】本発明のVTRの動作の流れを示すフローチャ
ート図である。
【図3】本発明の他の実施例のブロック図である。
【図4】本発明の他の実施例の動作の流れを示すフロー
チャート図である。
【図5】NHKの第2放送の時報信号を示す図である。
【符号の説明】
(1) VTR (2) 自動時刻修正部 (20) 計数回路 (21) 検出回路 (23) 時計回路 (28) 比較修正回路 (6) メモリ
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G11B 15/02 G04C 9/00 - 9/08 G04G 1/00 - 15/00 H04N 5/782 - 5/783

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 記録媒体(5)に放送信号を記録する記録
    部(32)と、現在時刻を表わす時刻値を出力する時計回路
    (23)を有し、放送信号に含まれる時報信号を受信し、該
    時報信号に基づいて時計回路(23)の時刻値を修正する自
    動時刻修正回路と、設定された予約記録開始時刻を記憶
    する予約回路(4)とを有する放送信号記録装置に於い
    て、自動時刻修正回路により時計回路(23)の時刻値が修
    正される度にリセットする計数回路(20)を有し、予約回
    路(4)に設定された予約開始時刻に、計数回路(20)の計
    数値が所定値以下である場合は、設定された予約時刻に
    対して記録動作立ち上りに要する第1の所定時間前から
    記録開始動作を行ない、計数回路(20)の計数値が所定値
    を超えている場合は、設定された予約開始時刻に対し
    て、第2の所定時間前から記録開始動作を行なうことを
    特徴とする放送信号記録装置。
  2. 【請求項2】 記録媒体(5)に放送信号を記録する記録
    部(32)と、現在時刻を表わす時刻値を出力する時計回路
    (23)を有し、放送信号に含まれる時報信号を受信し、該
    時報信号に基づいて時計回路(23)の時刻値を修正する自
    動時刻修正回路と、設定された予約記録開始時刻を記憶
    する予約回路(4)とを有する放送信号記録装置に於い
    て、自動時刻修正回路により時計回路(23)の時刻値が修
    正された時の時刻値を記憶するメモリ(6)を有し、予約
    回路(4)に設定された予約記録開始時刻の値と、メモリ
    (6)に記憶された時刻値との差が所定値以下である場合
    は、設定された予約記録開始時刻に対して記録動作立ち
    上りに要する第1の所定時間前から記録開始動作を行な
    い、前記時刻値の差が所定値を超えている場合は、設定
    された予約記録開始時刻に対して、第2の所定時間前か
    ら記録開始動作を行なうことを特徴とする放送信号記録
    装置。
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