JP3143106U - ミスト噴霧器 - Google Patents

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Abstract

【課題】発生するミストの様子が外部から視認することができ、発生したミストを充分遠くまで飛ばすことができ、かつインテリア性の高いミスト噴霧器を提供する。
【解決手段】窓枠が設けられたハウジング本体14と、液体収納タンク18と、ミスト発生室20と、前記窓枠に設けられた透光性窓部材と、前記ハウジング本体内部かつ前記ミスト発生室上部に取り付けられた照明装置と、前記ハウジング本体に設けられ前記ミストを噴霧するための噴霧口と、を含み、前記ミスト発生室が、前記ミスト化される液体が貯留される液体貯留部と、前記液体貯留部の下方に取り付けられ超音波により前記液体をミスト化するための超音波発振子32と、前記液体貯留部で発生したミストが前記ミスト発生室に充満してしまうのを防ぐために前記ミスト発生室上部に設けられた充満防止手段と、前記ミストを外部へと強制的に拡散させるための拡散送風手段36と、を備えるようにした。
【選択図】図3

Description

本考案は、霧状の超微粒子(ミスト)を室内に噴霧するためのミスト噴霧器に関し、特に病院や事務所などの大空間に拡散させて噴霧するための新規なミスト噴霧器に関する。
従来、ミスト噴霧器として、超音波霧化機構を利用したミスト噴霧器が知られている。このような超音波霧化機構を利用したミスト噴霧器は、水を霧化して噴霧する加湿器として用いられるだけでなく、除菌・消臭効果のある溶液、薬液又は芳香剤など様々な液体を霧化して噴霧するためのミスト噴霧器としても用いられている。
このような超音波霧化機構を利用したミスト噴霧器として、例えば、霧化すべき液が貯留される液貯留部と、この液貯留部の底面側から液に超音波振動を与えてミストを発生させる振動子と、前記液貯留部の所定位置に配置された第1の電極部と第2の電極部との間のインピーダンス変化に基づいて、前記液貯留部の液面位置を監視するインピーダンス検知式センサー機構と、を有するミスト発生装置(特許文献1、請求項1参照)が知られている。
また、従来の加湿器である噴霧器は本体ケーシングの上方から液体を超音波発振させて微粒子にして湯気のように噴霧させているだけで、加湿効果は有しているものの、デザイン的にも箱状のものであり、何の変哲もないものであるとして(特許文献2、段落0004参照)、噴霧器に照明を付けたことによって、幻想的な雰囲気を醸し出せるナイトライトとして使用できると共に、噴霧器本来の加湿ができ、更には、抗菌効果、防カビ効果、消臭効果を得ることを可能とした照明付き噴霧器なども知られている(特許文献2、明細書段落0007参照)。
この特許文献2に記載の噴霧器は、雰囲気中に液体を霧化させて微粒子を噴霧させる噴霧器であって、長円筒状の本体ケーシングと、該本体ケーシングの前面の略中央にデザイン化した透明部材を張設した窓部と、該窓部の上方の本体ケーシングの内側に設けた照明手段と、前記窓部の下方の本体ケーシングの内側に設けた超音波発振手段と、該超音波発振手段に前記液体を適量宛流入させるための液体流入手段と、該液体流入手段に液体を供給するための前記本体ケーシングの上方から挿脱可能に挿入する液体タンクと、前記超音波発振手段で液体を霧化した微粒子を前記本体ケーシングの上方又は前方から雰囲気中に放出するために開口させた微粒子放出部と、該微粒子放出部からの微粒子の噴霧量をスライド板をスライドさせて調節する噴霧量調節手段と、該噴霧量調節手段に霧化した微粒子を送るためのファンと、該ファンと前記超音波発振手段との間の微粒子流通路と、該微粒子流通路の水平方向に突出させた複数の微粒子選択プレートとを備えたことを特徴とする照明付き噴霧器(特許文献2、請求項1参照)というものである。
また、従来のミスト噴霧器では、例えば特許文献1〜特許文献3によく示されるように、霧化室に狭小の開口部を設け、該霧化室に空気を送り込んで、霧化したミストを該空気ととともに外部へと排出するのが一般的であった
このような従来の一般的なミスト噴霧器の霧化機構の概念図を図10に示す。
図10において、符号100は従来の一般的なミスト噴霧器の霧化機構を示す。
従来のミスト噴霧器100は、ハウジング本体114と、前記ハウジング本体114内部に設けられ、液体116をミスト化するためのミスト発生室120と、前記ハウジング本体114に設けられミスト124を噴霧するための噴霧口144と、から構成されている。また、前記ミスト発生室120には、前記ミスト化される液体が貯留される液体貯留部130と、前記液体貯留部130の下方に取り付けられ超音波により前記液体116をミスト化するための超音波発振子132と、が備えられている。そして、送風ファン146によってハウジング本体114内に流入された空気流によってミスト発生室120で発生したミストが下方から追い出されるようにして噴霧口144から噴霧される。
しかしながら、図10に示すような従来のミスト噴霧器では、ハウジング本体に窓部を設け、さらに内部に照明装置を設けて霧化室の様子が見れるようにしても、実際には発生するミストが霧化室内に充満してしまい、発生するミストの様子がよく見えないという問題があった。
また、従来のミスト噴霧器では、ミストが遠くまで飛ばないため、ホテル、病院や事務所などの比較的広い空間に設置した場合、ミストが隅々まで届かないといった問題もあった。
さらに、近年では、設置したときのインテリア性も問われるようになってきており、様々な施設やオフィスに設置したときに、見ている者を飽きさせないようなインテリア性の高いミスト噴霧器が望まれていた。
特開平5−208151 特開2004−9040 特開平6−88634
本考案は、上記した従来技術の問題点に鑑みなされたもので、発生するミストの様子が外部から視認することができ、発生したミストを充分遠くまで飛ばすことができ、かつインテリア性の高いミスト噴霧器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本考案に係るミスト噴霧器は、液体を超音波発振子によってミスト化して室内に噴霧するためのミスト噴霧器であって、窓枠が設けられたハウジング本体と、前記ハウジング本体内部に着脱自在に取り付けられ、ミスト化される液体が収納される液体収納タンクと、前記ハウジング本体内部に設けられ、前記液体収納タンクから供給される液体をミスト化するためのミスト発生室と、前記窓枠に設けられた透光性窓部材と、前記ハウジング本体内部かつ前記ミスト発生室上部に取り付けられ、ミスト化されたミストが前記透光性窓部材を通して視認可能なように前記ミスト発生室を照らすための照明装置と、前記ハウジング本体に設けられ前記ミストを噴霧するための噴霧口と、を含み、前記ミスト発生室が、前記ミスト化される液体が貯留される液体貯留部と、前記液体貯留部の下方に取り付けられ超音波により前記液体をミスト化するための超音波発振子と、前記液体貯留部で発生したミストが前記ミスト発生室に充満してしまうのを防ぐために前記ミスト発生室上部に設けられた充満防止手段と、前記ミストを外部へと強制的に拡散させるための拡散送風手段と、を備えたことを特徴とする。
前記液体としては、除菌・消臭効果のある溶液、薬液又は芳香剤などが好適に用いられる。
前記透光性窓部材としては、透光性を有するものであればよいが、例えばガラスや透明プラスチック製の窓部材などが好適に用いられる。
このように構成すれば、前記充満防止手段によって前記ミスト発生室にミストが充満してしまうのを防ぐことができる。前記充満防止手段としては、前記ミスト発生室上部に設けられ、前記液体貯留部で発生したミストに対して空気を上方から当てることができるものであればよく、例えば送風ファンを適用することができる。
また、上記のように構成すれば、前記拡散送風手段によって前記ミスト発生したミストを充分遠くまで飛ばすことができる。前記拡散送風手段としては、送風ファンを適用することができる。
前記充満防止手段として第一送風ファンを用い、前記拡散送風手段として第二送風ファンを用いる構成としてもよいが、単一の送風ファンを用いて前記充満防止手段と前記拡散送風手段とを兼ねる構成とするのがより好適である。
そこで、前記充満防止手段が、前記ミスト発生室上部に設けられた空気取り入れ部材と前記空気取り入れ部材に空気を送るための送風ファンとで構成され、前記拡散送風手段を、前記送風ファンとし、前記ハウジング本体が、前記ミスト発生室で発生したミストが前記噴霧口へと誘導されるミスト排出路と、前記送風ファンからの空気を空気取り入れ部材へと誘導する空気供給路と、を有することにより、前記送風ファンによる空気流が、前記ミスト排出路に流入するだけでなく、前記空気供給路へも流入せしめられることで前記送風ファンからの空気を前記空気取り入れ部材を介して前記ミスト発生室内へと流入せしめ、前記液体貯留部で発生したミストに上方から空気を当てることでミストが前記ミスト発生室に充満してしまうのを防ぎ、前記ミスト発生室で発生したミストは前記送風ファンの空気流によって前記噴霧口から排出されるように構成するのがさらに好ましい。
さらに、前記ハウジング本体の窓枠には透光性窓部材が設けられており、前記ミスト発生室を照らすための照明装置も取り付けられているので、周囲の人にミストの発生を見せることができ、また、照明装置の照明の色をカラーとすることにより、発生したミスト群に光が当たることによる神秘的な色合いを楽しむことができる。したがって、見る者を和ませるインテリアとして充分に機能するのである。
前記照明装置としては、LED(発光ダイオード)照明装置であるのが好ましい。さらに、前記照明装置による照明の色が一定のサイクルで変わるようにする(例えば、30秒間隔で赤、緑、青、赤の順で変わるようにするなど)のが好適である。
さらにまた、前記ハウジング本体が円筒形ハウジング本体とされ、前記円筒形ハウジング本体の上端部が円筒を斜めに切断した竹槍先端形状上端部とされ、前記竹槍先端形状上端部に操作パネルが取り付けられてなるように構成するのが好適である。このように構成すると、操作がし易いだけでなく、単なる円筒形よりも意匠性が向上するからである。
前記ミスト発生室で発生するミストは、直径3μm程度の超微粒子ミストである。このような超微粒子ミストは、大きな粒子径の霧が物に当たると破裂してしまうことで濡れるのと異なり、非常に細かな霧のため、物にあたっても水滴が破裂しないため触れても濡れないミストとして近年注目されている。
本考案に係るミスト噴霧器は、前記液体収納タンクに除菌効果、防菌効果、防カビ効果、消臭効果などのある溶液や薬液を入れれば、除菌効果、防菌効果、防カビ効果、消臭効果のあるミストを噴霧することができるし、芳香剤などを入れれば、アロマ効果なども発揮することができる。なお、勿論、水を入れて加湿器として使用することもできる。
本考案に係るミスト噴霧器によれば、発生するミストの様子が外部から視認することができ、発生したミストを充分遠くまで飛ばすことができ、かつインテリア性の高いミスト噴霧器を提供することができるとという著大な効果を奏する。
以下に本考案の一つの実施の形態を実施例に基づき添付図面を参照して説明するが、本考案の技術思想から逸脱しない限りこれらの実施の形態について種々の変更又は変形が可能なことは言うまでもない。
図1は本考案に係るミスト噴霧器の一つの実施の形態を示す正面斜視図、図2は図1のミスト噴霧器の背面図、図3は図1の断面図であって、裏扉部材及び吸い込みフィルタ部を外したところを示す。
図4は図1のミスト噴霧器の平面図、図5は図1のミスト噴霧器の操作パネル部及びミスト発生室を示す正面斜視概略図、図6は図1のミスト噴霧器のミスト発生室を示す概略側面図、図7は図6のミスト発生室の概略平面図、図8は図1のミスト噴霧器の台座部を示す概略斜視図、図9は本考案に係るミスト噴霧器の霧化機構を示す概略説明図、図10は従来のミスト噴霧器の霧化機構を示す概略説明図である。
図1〜図9において、符号10は本考案に係るミスト噴霧器を示す。ミスト噴霧器10は、液体を超音波発振子によってミスト化して室内に噴霧するためのミスト噴霧器である。ミスト噴霧器10は、窓枠12が設けられた円筒形のハウジング本体14と、前記ハウジング本体14内部に着脱自在に取り付けられ、開口部15を有し、ミスト化される液体16が収納される液体収納タンク18と、前記ハウジング本体14内部に設けられ、前記液体収納タンク18から供給される液体16をミスト化するためのミスト発生室20と、前記窓枠12に設けられた透光性窓部材22と、前記ハウジング本体14内部かつ前記ミスト発生室20上部に取り付けられ、ミスト化されたミスト24が前記透光性窓部材22を通して視認可能なように前記ミスト発生室20を照らすための照明装置26と、前記ハウジング本体14に設けられ前記ミスト24を噴霧するための噴霧口28と、を含んでいる。
そして、前記ミスト発生室20が、前記ミスト化される液体16が貯留される液体貯留部30と、前記液体貯留部30の下方に取り付けられ超音波により前記液体16をミスト化するための超音波発振子32と、前記液体貯留部30で発生したミストが前記ミスト発生室20に充満してしまうのを防ぐために前記ミスト発生室20上部に設けられた充満防止手段34と、前記ミストを外部へと強制的に拡散させるための拡散送風手段36と、を備えている。
図示例では、前記拡散送風手段36としては送風ファンを使用した。そして、前記充満防止手段34は、ミスト発生室20上部に設けられた空気取り入れ部材34a(図示の例では空気取り入れ部材34aとして空気取り入れチューブを示したが、空気取り入れチューブの途中で図示を省略している)と送風ファン34bとから構成されている。つまり、ミスト発生室20上部に空気取り入れ部材を設けて拡散送風手段36でもある送風ファン34bからの空気を取り入れるようにされている。つまり、拡散送風手段36である送風ファン34bは充満防止手段34としての役目も果たすのである。なお、図示の例では空気取り入れ部材34aとして、空気取り入れチューブを採用したが、空気取り入れ部材としての作用を奏する限り、他の構成を採用できることは勿論である。
液体16としては、図示例では(株)ファイン・ツー製の植物性消臭剤F−118を使用した。透光性窓部材22としては、図示例では、透明プラスチック製のものを使用した。また、液体収納タンク18についても、残量確認が容易なように透明プラスチック製のものを使用した。
図示例では、ハウジング本体14は、アルミニウム製とした。また、照明装置26としては、LEDを使用しており、照明装置26による照明の色が一定のサイクル(例えば、30秒間隔で赤、緑、青、赤の順)で変わるように構成されている。このような照明の色やサイクルは自由に設定可能とされている。
前記ハウジング本体14はアルミニウム製の円筒形のハウジング本体とされており、図1によく示される如く、ハウジング本体14の上端部が円筒を斜めに切断した竹槍先端形状上端部38とされている。この竹槍先端形状上端部38に制御回路を有する操作パネル40が取り付けられている。
前記操作パネル40の下方には、拡散送風手段36(送風ファン)が設けられており、前記ミスト発生室20からミスト供給路42を通って上方へ送られてきたミスト24が拡散送風手段36によって、ミスト排出路43を通って噴霧口44から外部へ噴霧される。なお、図2によく示される如く、ハウジング本体14の背面側には吸い込みフィルタ部46a,46bが設けられている。また、ハウジング本体14には、液体収納タンク18の残量確認をしたり、出し入れをしたりするための裏扉部材48が着脱自在に設けられている。
さらに、ハウジング本体14の下端部には、ハウジング本体14を支えるための台座部50が取り付けられている。台座部50は、図8によく示されるように、電源入力部・電源回路及び転倒検知スイッチが配置されたミスト発生室支持構造体52と、前記ハウジング本体14よりも径大とされた底板部54とを有している。
また、拡散送風手段36でもある送風ファン34bによる空気流は、ミスト排出路43に流入するだけでなく、空気供給路55へも流入せしめられ、空気供給路55からの空気は接続口56を介して接続された空気取り入れ部材34a(図示の例では空気取り入れ部材34aとして空気取り入れチューブを示したが、空気取り入れチューブの途中で図示を省略している)を通ってミスト発生室20内部へと空気が流入し、液体貯留部30で発生したミスト24に上方から空気を当てることでミストがミスト発生室20に充満してしまうのを防ぐように構成されている。
このように構成されたミスト噴霧器10の作用を説明する。
使用者が、操作パネル40を操作すると、液体収納タンク18内の液体16が液体貯留部30へと送られ、超音波発振子32によって超微粒子のミスト24がミスト発生室20内で発生する。また、拡散送風手段36である送風ファン34bが回転し、一部の空気が空気供給路55及び空気取り入れ部材34aを通ってミスト発生室20内部へと流入する。
ミスト発生室20内部へと流入した空気は、前記液体貯留部30で発生したミストに対して空気が上方から当てられる構成とされている。これにより、前記液体貯留部30で発生したミスト24が前記ミスト発生室20に充満してしまうのを防いでいる。
そして、発生したミスト発生室20内のミスト24は、ミスト供給路42を通って上方へと送られ、この送られてきたミスト24は拡散送風手段36(図示例では送風ファン)によって作り出された空気流によって、噴霧口44から外部へと噴霧される。すなわち、いわゆる霧吹原理によってミスト24がミスト供給路42を通って上方へと吸い上げられ、拡散送風手段36による空気流によって噴霧口44から外部へと噴霧されるのである。
このようにして、ミストが室内に噴霧される。本考案に係るミスト噴霧器10では、従来のミスト噴霧器と異なり、拡散送風手段36によって強制的に拡散させて噴霧するため、特に病院や事務所などの大空間に設置して使用することが可能となった。
因みに、ミスト噴霧器10でのミスト化した液体16の定格噴霧量は、ミスト発生室20内で発生するミスト24の発生量(200cc/Hr)の1/5 相当の40cc/Hr である。
また、発生したミスト発生室20内のミスト24は、いわゆる霧吹原理によってミスト供給路42を通って上方へと吸い上げられ、この吸い上げられたミスト24は拡散送風手段36によって作り出された空気流によって、噴霧口44から外部へと噴霧されるが、この霧吹原理による吸い上げたミストの量としては定格噴霧量の2/3相当となる。
なお、拡散送風手段36を用いずに、霧吹原理のみで噴霧を行う構造にすると、発生したミスト24の中心径は3μ程度の微粒子で非常に軽いことに加えて、発生したミスト24のうち一部のみが噴霧されることになり、ミスト発生室20の内部がミスト24で充満してしまう状態となり、照明装置26によるイルミネーション点灯の照明がミスト24に遮られて十分なイルミネーション効果(=インテリア性)が得られない。
そこで、本考案では、噴霧口44の後方に配設された送風ファン34bによって生じる空気の流れの極一部をミスト発生室20の上部へと導き、噴霧用のミストはハウジング本体14内にあるミスト発生室20の横空洞部を通じてミスト供給路42へと導く構造としたことにより、ミスト発生室20でのミスト24の発生をイルミネーションで照らされた状態で観察して楽しむことができ、また、発生したミストを充分遠くまで飛ばすことができるので、ホテルや病院といった大空間であっても使用可能となったのである。
図示した構成において、拡散送風手段36である送風ファンで発生する空気流量は、0.5m3/min= 30m3/Hr = 30,000,000cc/Hrである。液体16のミスト噴霧量は40cc/Hrであるが、ミスト化された液体16の10 倍の空気とともに噴霧されるとした場合の空気量は400cc/Hr であり、上記空気流量の僅か0.001%程度である。
ミスト噴霧器10では、ミスト化した液体の噴霧量が1.5 倍となるので、定格噴霧量を満たす。また、送風ファン34bで発生した極僅かな空気量をミスト発生室20の上部に供給することで極めて軽い超微粒子ミストは容易にミスト発生室20の横空洞部に導かれ、ミスト24の発生高さが透光性窓部材22の下端から約1/4 に押さえられることで、イルミネーション照明効果が十分に発揮され、高いインテリア性を持つことができる。
本考案に係るミスト噴霧器の一つの実施の形態を示す正面斜視図である。 図1のミスト噴霧器の背面図である。 図1の断面図であって、裏扉部材及び吸い込みフィルタ部を外したところを示す。 図1のミスト噴霧器の平面図である。 図1のミスト噴霧器の操作パネル部及びミスト発生室を示す正面斜視概略図である。 図1のミスト噴霧器のミスト発生室を示す概略側面図である。 図6のミスト発生室の概略平面図である。 図1のミスト噴霧器の台座部を示す概略斜視図である。 本考案に係るミスト噴霧器の霧化機構を示す概略説明図である。 従来のミスト噴霧器の霧化機構を示す概略説明図である。
符号の説明
10:ミスト噴霧器、12:窓枠、14,114:ハウジング本体、15:開口部、16,116:液体、18:液体収納タンク、20,120:ミスト発生室、22:透光性窓部材、24,124:ミスト、26:照明装置、30,130:液体貯留部、32,132:超音波発振子、34:充満防止手段、34a:空気取り入れ部材、34b,146:送風ファン、36:拡散送風手段、38:竹槍先端形状上端部、40:操作パネル、42:ミスト供給路、43:ミスト排出路、44,144:噴霧口、46a,46b:フィルタ部、48:裏扉部材、50:台座部、52:ミスト発生室支持構造体、54:底板部、55:空気供給路、56:接続口、100:従来のミスト噴霧器。

Claims (5)

  1. 液体を超音波発振子によってミスト化して室内に噴霧するためのミスト噴霧器であって、
    窓枠が設けられたハウジング本体と、
    前記ハウジング本体内部に着脱自在に取り付けられ、ミスト化される液体が収納される液体収納タンクと、
    前記ハウジング本体内部に設けられ、前記液体収納タンクから供給される液体をミスト化するためのミスト発生室と、
    前記窓枠に設けられた透光性窓部材と、
    前記ハウジング本体内部かつ前記ミスト発生室上部に取り付けられ、ミスト化されたミストが前記透光性窓部材を通して視認可能なように前記ミスト発生室を照らすための照明装置と、
    前記ハウジング本体に設けられ前記ミストを噴霧するための噴霧口と、
    を含み、
    前記ミスト発生室が、
    前記ミスト化される液体が貯留される液体貯留部と、
    前記液体貯留部の下方に取り付けられ超音波により前記液体をミスト化するための超音波発振子と、
    前記液体貯留部で発生したミストが前記ミスト発生室に充満してしまうのを防ぐために前記ミスト発生室上部に設けられた充満防止手段と、
    前記ミストを外部へと強制的に拡散させるための拡散送風手段と、
    を備えたことを特徴とするミスト噴霧器。
  2. 前記充満防止手段が、前記ミスト発生室上部に設けられた空気取り入れ部材と前記空気取り入れ部材に空気を送るための送風ファンとで構成され、
    前記拡散送風手段を、前記送風ファンとし、
    前記ハウジング本体が、前記ミスト発生室で発生したミストが前記噴霧口へと誘導されるミスト排出路と、前記送風ファンからの空気を空気取り入れ部材へと誘導する空気供給路と、を有することにより、
    前記送風ファンによる空気流が、前記ミスト排出路に流入するだけでなく、前記空気供給路へも流入せしめられることで前記送風ファンからの空気を前記空気取り入れ部材を介して前記ミスト発生室内へと流入せしめ、
    前記液体貯留部で発生したミストに上方から空気を当てることでミストが前記ミスト発生室に充満してしまうのを防ぎ、
    前記ミスト発生室で発生したミストは前記送風ファンの空気流によって前記噴霧口から排出されるようにしたことを特徴とする請求項1記載のミスト噴霧器。
  3. 前記照明装置がLEDであることを特徴とする請求項1又は2記載のミスト噴霧器。
  4. 前記照明装置による照明の色が一定のサイクルで変わるようにしたことを特徴とする請求項1〜3いずれか1項記載のミスト噴霧器。
  5. 前記ハウジング本体が円筒形ハウジング本体とされ、前記円筒形ハウジング本体の上端部が円筒を斜めに切断した竹槍先端形状上端部とされ、前記竹槍先端形状上端部に操作パネルが取り付けられてなることを特徴とする請求項1〜4いずれか1項記載のミスト噴霧器。
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