JP3142965B2 - 車両用リフト装置 - Google Patents
車両用リフト装置Info
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- JP3142965B2 JP3142965B2 JP04255597A JP25559792A JP3142965B2 JP 3142965 B2 JP3142965 B2 JP 3142965B2 JP 04255597 A JP04255597 A JP 04255597A JP 25559792 A JP25559792 A JP 25559792A JP 3142965 B2 JP3142965 B2 JP 3142965B2
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車整備工場等にお
いて用いられる地下埋設型、油圧式の車両リフト装置に
関するもので、さらに詳しくは、箱体内に一対の油圧昇
降装置を収納し、両油圧昇降装置の昇降部下部を水平の
連結ステーで連結して昇降の同期を確保した車両用リフ
ト装置に関するものである。
いて用いられる地下埋設型、油圧式の車両リフト装置に
関するもので、さらに詳しくは、箱体内に一対の油圧昇
降装置を収納し、両油圧昇降装置の昇降部下部を水平の
連結ステーで連結して昇降の同期を確保した車両用リフ
ト装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、箱体内に、夫々車両受け台を有す
る両側一対の油圧昇降装置を収納し、この両油圧昇降装
置は互いに同期して動作させ、車両受け台を昇降させる
車両用リフト装置が知られている。そして、この種リフ
ト装置は箱体の容積に限度を有するので油圧ユニットは
床面上等に別途用意して、この油圧ユニットと油圧昇降
装置とを油圧供送路で連結するようになしている。
る両側一対の油圧昇降装置を収納し、この両油圧昇降装
置は互いに同期して動作させ、車両受け台を昇降させる
車両用リフト装置が知られている。そして、この種リフ
ト装置は箱体の容積に限度を有するので油圧ユニットは
床面上等に別途用意して、この油圧ユニットと油圧昇降
装置とを油圧供送路で連結するようになしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の車両用リフ
ト装置は、地中に埋設する場合、箱体が入る空間を掘削
する必要があるのは無論であるが、そのほかに油圧供送
路用の空間、作業者が該油圧供送路を連結するための作
業用空間をも掘削しなくてはならず、埋設に大きな労力
を要するという課題を有していた。
ト装置は、地中に埋設する場合、箱体が入る空間を掘削
する必要があるのは無論であるが、そのほかに油圧供送
路用の空間、作業者が該油圧供送路を連結するための作
業用空間をも掘削しなくてはならず、埋設に大きな労力
を要するという課題を有していた。
【0004】特に、作業者が入る掘削穴は、安全確保の
必要性を有し、地盤に適した土留め工法が必須となり、
埋設工事に長い期間を要し、工費もかさむという課題を
有している。
必要性を有し、地盤に適した土留め工法が必須となり、
埋設工事に長い期間を要し、工費もかさむという課題を
有している。
【0005】そこで、本発明上記課題を解決すべくなさ
れたもので、工場で予め組み立てた物を、設置場所での
組み立てや油圧供送路の連結等の付帯作業を必要とせず
に埋設できる車両用リフト装置を提供することを目的と
したものである。
れたもので、工場で予め組み立てた物を、設置場所での
組み立てや油圧供送路の連結等の付帯作業を必要とせず
に埋設できる車両用リフト装置を提供することを目的と
したものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的に沿い、先述
特許請求の範囲を要旨とする本発明の構成は前述課題を
解決するために、床面F下に埋設される主箱体1を、摺
り割部3aを内側に向け、相対向して立設されたほぼ断
面C字状の角筒材3,3に、側板4,4と底板5とを張
り付けて、上方開口状に構成し、上記角筒材3,3内の
上部にガイド筒11を、その上端が主箱体1の蓋6の上
面に突出するように夫々収納し、上記ガイド筒11,1
1内には、このガイド筒11に案内されて昇降する昇降
筒体12を夫々挿入し、上記昇降筒体12,12内に
は、その上部の水平の上方軸15にてプランジャ14の
上部を夫々枢支し、また、上記両角筒材3,3内の底板
5上には、ブラケット16が夫々載置され、このブラケ
ット16に、上記上方軸15とは直交水平方向の下方軸
17によってシリンダ18の下端を枢着し、このシリン
ダ18は上部が開放し、プランジャ14を摺動自在に受
け入れ、また、上記下方軸17はシリンダ18と一体的
に構成され、該下方軸17に設けた油通路がシリンダ1
8内に連通して油圧ユニット10からの作動油を導入で
きるようになし、前記の両昇降筒体12,12の下部間
はステー13で連結すると共に該昇降筒体12の上限を
規制するためのストッパーを設け、上記ブラケット1
6,16とガイド筒11,11とを連結ロッド37で夫
々連結して固定し、前記主箱体1の外側上部には油圧ユ
ニット10を収容するユニット箱体2を取り付けてなる
技術的手段を講じたものである。
特許請求の範囲を要旨とする本発明の構成は前述課題を
解決するために、床面F下に埋設される主箱体1を、摺
り割部3aを内側に向け、相対向して立設されたほぼ断
面C字状の角筒材3,3に、側板4,4と底板5とを張
り付けて、上方開口状に構成し、上記角筒材3,3内の
上部にガイド筒11を、その上端が主箱体1の蓋6の上
面に突出するように夫々収納し、上記ガイド筒11,1
1内には、このガイド筒11に案内されて昇降する昇降
筒体12を夫々挿入し、上記昇降筒体12,12内に
は、その上部の水平の上方軸15にてプランジャ14の
上部を夫々枢支し、また、上記両角筒材3,3内の底板
5上には、ブラケット16が夫々載置され、このブラケ
ット16に、上記上方軸15とは直交水平方向の下方軸
17によってシリンダ18の下端を枢着し、このシリン
ダ18は上部が開放し、プランジャ14を摺動自在に受
け入れ、また、上記下方軸17はシリンダ18と一体的
に構成され、該下方軸17に設けた油通路がシリンダ1
8内に連通して油圧ユニット10からの作動油を導入で
きるようになし、前記の両昇降筒体12,12の下部間
はステー13で連結すると共に該昇降筒体12の上限を
規制するためのストッパーを設け、上記ブラケット1
6,16とガイド筒11,11とを連結ロッド37で夫
々連結して固定し、前記主箱体1の外側上部には油圧ユ
ニット10を収容するユニット箱体2を取り付けてなる
技術的手段を講じたものである。
【0007】
【作用】それ故本発明の車両用リフトは、主箱体1にユ
ニット箱体2を取り付けてあるので工場で油圧供送路を
連結しておくことができ、埋設現場での作業を省略でき
る作用を呈する。
ニット箱体2を取り付けてあるので工場で油圧供送路を
連結しておくことができ、埋設現場での作業を省略でき
る作用を呈する。
【0008】そして、本考案はプランジャ14に軸方向
以外の荷重が、すなわち偏荷重が加わった場合、上方軸
15で枢支して吊り下げられた、プランジャ14と下方
軸17で枢支立設したシリンダー18が鉛直状態から適
宜傾斜角度を変更して、荷重は常に軸方向に加わるよう
に追従し、シリンダ−18とプランジャ14との摺動面
に無理な力が加わらないように作用する。
以外の荷重が、すなわち偏荷重が加わった場合、上方軸
15で枢支して吊り下げられた、プランジャ14と下方
軸17で枢支立設したシリンダー18が鉛直状態から適
宜傾斜角度を変更して、荷重は常に軸方向に加わるよう
に追従し、シリンダ−18とプランジャ14との摺動面
に無理な力が加わらないように作用する。
【0009】また、上記のごとく荷重が常に軸方向に加
わるようなしたため、プランジャ14及びシリンダー1
8を小径としても載荷力を充分に確保でき、その結果作
動油を少なくすることができ、従来最もスペースを要し
たオイルタンクを主箱体1に取り付けるユニット箱体2
に収納できる程度に小型化できる作用を呈するものであ
る。
わるようなしたため、プランジャ14及びシリンダー1
8を小径としても載荷力を充分に確保でき、その結果作
動油を少なくすることができ、従来最もスペースを要し
たオイルタンクを主箱体1に取り付けるユニット箱体2
に収納できる程度に小型化できる作用を呈するものであ
る。
【0010】
【実施例】次に、添付図面を参照して本発明の一実施例
を説明する。図1は本発明に係る車両用リフト装置の一
部を省略した縦断面図、図2は箱体の斜視図、図3は油
圧昇降装置の一部を切り欠いた正面図、図4は安全装置
の正面図、図5は安全装置の平面図である。
を説明する。図1は本発明に係る車両用リフト装置の一
部を省略した縦断面図、図2は箱体の斜視図、図3は油
圧昇降装置の一部を切り欠いた正面図、図4は安全装置
の正面図、図5は安全装置の平面図である。
【0011】図1、図2において、1は主箱体、2はユ
ニット箱体であり、何れも床面Fの下に埋設される。
ニット箱体であり、何れも床面Fの下に埋設される。
【0012】上記主箱体1は、摺り割部3aを内側に向
け、相対向して立設されたほぼ断面C字状の角筒材3
に、側板4と底板5とを張り付けてなり、上方が開放し
ている。そして、上方開口は開閉可能な蓋体6で閉じら
れている。この主箱体1内には、油圧昇降装置7と安全
装置8が収容されている。
け、相対向して立設されたほぼ断面C字状の角筒材3
に、側板4と底板5とを張り付けてなり、上方が開放し
ている。そして、上方開口は開閉可能な蓋体6で閉じら
れている。この主箱体1内には、油圧昇降装置7と安全
装置8が収容されている。
【0013】また、上記ユニット箱体2は、主箱体1の
側面の上部外側に固定されており、同じく上方の開口
が、開閉可能な蓋体9で閉じられている。ユニット箱体
2内には、油圧昇降装置7,7に油圧を供給するための
油圧ユニット10が収容されている。
側面の上部外側に固定されており、同じく上方の開口
が、開閉可能な蓋体9で閉じられている。ユニット箱体
2内には、油圧昇降装置7,7に油圧を供給するための
油圧ユニット10が収容されている。
【0014】上記油圧昇降装置7,7は、主箱体1の角
筒材3内に夫々設けられている。即ち、角筒材3の上部
にガイド筒11が固定されている。角筒材3の上部の内
側4隅に設けられた受け台3bの上に、ガイド筒11の
上部フランジ部11aがボルト止めされている。
筒材3内に夫々設けられている。即ち、角筒材3の上部
にガイド筒11が固定されている。角筒材3の上部の内
側4隅に設けられた受け台3bの上に、ガイド筒11の
上部フランジ部11aがボルト止めされている。
【0015】そして、上記のガイド筒11は、蓋体6を
貫通して上端部が蓋体6の上面に突出している。
貫通して上端部が蓋体6の上面に突出している。
【0016】さらに、上記ガイド筒11内には、これに
ガイドされて昇降可能な昇降筒体12が挿入されてい
る。昇降筒体12の上端には、図示しない車両受け台が
水平に固定され、下端は開放している。なお、この図示
しない車両受け台は主箱体1の上方からは外側に出っ張
らない大きさに設定し、上記ユニット箱体2は油圧昇降
装置7,7の昇降機構部から外れた位置になるよう、言
い換えると、ユニット箱体2の上方には昇降機構部が存
在しないようになしてある。
ガイドされて昇降可能な昇降筒体12が挿入されてい
る。昇降筒体12の上端には、図示しない車両受け台が
水平に固定され、下端は開放している。なお、この図示
しない車両受け台は主箱体1の上方からは外側に出っ張
らない大きさに設定し、上記ユニット箱体2は油圧昇降
装置7,7の昇降機構部から外れた位置になるよう、言
い換えると、ユニット箱体2の上方には昇降機構部が存
在しないようになしてある。
【0017】また、上記両側の昇降筒体12,12の下
端部間は、ステー13で連結され、常時両者が同時に昇
降動作するようになっている。このステー13と昇降筒
体12との連結部(図示実施例では、昇降筒体12の外
周に嵌着固定したリング12c)は、上昇時にガイド筒
11の下端に当接してその上限を規制するストッパとな
っている。
端部間は、ステー13で連結され、常時両者が同時に昇
降動作するようになっている。このステー13と昇降筒
体12との連結部(図示実施例では、昇降筒体12の外
周に嵌着固定したリング12c)は、上昇時にガイド筒
11の下端に当接してその上限を規制するストッパとな
っている。
【0018】さらに、上記昇降筒体12内には、プラン
ジャ14が吊支されている。すなわち、プランジャ14
は、上端部において昇降筒体12の上端蓋体12aに設
けられたブラケット12bに、水平方向の上方軸15で
枢支され、昇降筒体12内に垂直に伸びている。
ジャ14が吊支されている。すなわち、プランジャ14
は、上端部において昇降筒体12の上端蓋体12aに設
けられたブラケット12bに、水平方向の上方軸15で
枢支され、昇降筒体12内に垂直に伸びている。
【0019】また、角筒材3内の底板5上には、ブラケ
ット16が載置され、このブラケット16に、上記上方
軸15とは直交水平方向の下方軸17によってシリンダ
18の下端が枢着されている。このシリンダ18は上部
が開放し、プランジャ14を摺動自在に受け入れてい
る。また、上記下方軸17はシリンダ18と一体に構成
され、該下方軸17内に貫通する油通路がシリンダ18
内に連通している。
ット16が載置され、このブラケット16に、上記上方
軸15とは直交水平方向の下方軸17によってシリンダ
18の下端が枢着されている。このシリンダ18は上部
が開放し、プランジャ14を摺動自在に受け入れてい
る。また、上記下方軸17はシリンダ18と一体に構成
され、該下方軸17内に貫通する油通路がシリンダ18
内に連通している。
【0020】上記シリンダ18は単動式であり、油圧ユ
ニット10からの作動油を油圧供送路40により上記の
油通路に導かれる。ステー13がガイド筒11の下端に
当接してストッパとなるので、プランジャ14とシリン
ダ18との間には、ストッパ機構がなく、組み込みの簡
単な構造になっている。
ニット10からの作動油を油圧供送路40により上記の
油通路に導かれる。ステー13がガイド筒11の下端に
当接してストッパとなるので、プランジャ14とシリン
ダ18との間には、ストッパ機構がなく、組み込みの簡
単な構造になっている。
【0021】なお、上記油圧昇降装置7はその下方を固
定するため、そのフランジ部11aと主箱体1の底板5
上に載置したブラケット16との間が、連結ロッド3
7,37,37,37で連結され、この連結ロッド3
7,37,37,37は、該ブラケット16を底板5に
(下方に)押圧する長さとなしてある。
定するため、そのフランジ部11aと主箱体1の底板5
上に載置したブラケット16との間が、連結ロッド3
7,37,37,37で連結され、この連結ロッド3
7,37,37,37は、該ブラケット16を底板5に
(下方に)押圧する長さとなしてある。
【0022】安全装置8は、車両をリフトアップした状
態で、予期せずに上記油圧昇降装置7が下降する事故を
防止するためのもので、ラッチ20がラチェット歯21
に係合して下降を阻止するようになっている。すなわ
ち、ラッチ20は、軸22でステー13の両端部に枢着
されており、夫々ばね23によって、常時先端をラチェ
ット歯21に係合させる方向に回転付勢されている。な
お、該ラチェット歯21は、角筒材3の側面に取り付け
られているもので、ラック等を使用すればよいが、本実
施例では平板に上下方向に窓孔を適宜数並置したものを
使用している。
態で、予期せずに上記油圧昇降装置7が下降する事故を
防止するためのもので、ラッチ20がラチェット歯21
に係合して下降を阻止するようになっている。すなわ
ち、ラッチ20は、軸22でステー13の両端部に枢着
されており、夫々ばね23によって、常時先端をラチェ
ット歯21に係合させる方向に回転付勢されている。な
お、該ラチェット歯21は、角筒材3の側面に取り付け
られているもので、ラック等を使用すればよいが、本実
施例では平板に上下方向に窓孔を適宜数並置したものを
使用している。
【0023】また上記ステー13上には、ブラケット2
4を介して操作ロッド25が軸線方向に進退自在に設け
られており、その先端でラッチ20の基端側を押し回す
ことにより、ラチェット歯21との係合を解除するよう
になっている。この操作ロッド25は、ばね19により
後退方向に付勢されており、常時はラッチ20に接触し
ていない。従って、常時はラッチ20は自由に揺動し、
その動きは操作ロッド25に伝わらない。
4を介して操作ロッド25が軸線方向に進退自在に設け
られており、その先端でラッチ20の基端側を押し回す
ことにより、ラチェット歯21との係合を解除するよう
になっている。この操作ロッド25は、ばね19により
後退方向に付勢されており、常時はラッチ20に接触し
ていない。従って、常時はラッチ20は自由に揺動し、
その動きは操作ロッド25に伝わらない。
【0024】そして、上記操作ロッド25の他端側は、
リンク26、レバー27を介して角筒状のスリーブ38
に連結されている。このスリーブ38は、センタロッド
28に上下に摺動自在に、相対回転不可能に被挿されて
いる。また、該センタロッド28は、角柱状(無論、角
パイプ状でもよい)で、その上端部において、軸受2
9、ブラケット30を介して箱体1の側板4に回転自在
に支持され、箱体1内の中央部に垂下されている。
リンク26、レバー27を介して角筒状のスリーブ38
に連結されている。このスリーブ38は、センタロッド
28に上下に摺動自在に、相対回転不可能に被挿されて
いる。また、該センタロッド28は、角柱状(無論、角
パイプ状でもよい)で、その上端部において、軸受2
9、ブラケット30を介して箱体1の側板4に回転自在
に支持され、箱体1内の中央部に垂下されている。
【0025】さらに、上記センタロッド28の上端部
は、レバー31,リンク32を介してソレノイド33に
連結されており、ソレノイド33が動作すると、スリー
ブ38を介して両側の操作ロッド25が同時に押されて
各ラッチ20が押し回わされる(「図1」左右方向に開
く)ようになしてある。
は、レバー31,リンク32を介してソレノイド33に
連結されており、ソレノイド33が動作すると、スリー
ブ38を介して両側の操作ロッド25が同時に押されて
各ラッチ20が押し回わされる(「図1」左右方向に開
く)ようになしてある。
【0026】さらに、上記ブラケット30上には、リミ
ットスイッチ34が設けられており、そのアームがセン
ターロッド28より突設したレバー34aの側面に当接
している。そして、このレバー34aの回転を該リミッ
トスイッチ34で感知することにより、ラッチ20の解
除状態を検知するようになっている。
ットスイッチ34が設けられており、そのアームがセン
ターロッド28より突設したレバー34aの側面に当接
している。そして、このレバー34aの回転を該リミッ
トスイッチ34で感知することにより、ラッチ20の解
除状態を検知するようになっている。
【0027】また、センタロッド28の上端部には、レ
バー35を介して手動操作紐36の一端が取り付けられ
ている。この紐36は、側方へ引き出され、操作可能な
適宜位置(実施例では明示していないが、ユニット箱2
内)において手動操作ハンドルに接続されている。この
手動操作紐36は、停電等の原因でソレノイド33を動
作させることができない場合等に、この手動操作紐36
を引くことによってセンタロッド28を回転させ、操作
ロッド25を押してラッチ20を引き外し、車両を降ろ
すことができる状態とするようになっている。なお、停
電時にリフトアップした車両を下降させるには、図示し
ない手動弁を操作してシリンダ18内の作動油をタンク
に戻せばよい。
バー35を介して手動操作紐36の一端が取り付けられ
ている。この紐36は、側方へ引き出され、操作可能な
適宜位置(実施例では明示していないが、ユニット箱2
内)において手動操作ハンドルに接続されている。この
手動操作紐36は、停電等の原因でソレノイド33を動
作させることができない場合等に、この手動操作紐36
を引くことによってセンタロッド28を回転させ、操作
ロッド25を押してラッチ20を引き外し、車両を降ろ
すことができる状態とするようになっている。なお、停
電時にリフトアップした車両を下降させるには、図示し
ない手動弁を操作してシリンダ18内の作動油をタンク
に戻せばよい。
【0028】また、ユニット箱体2は、油圧昇降装置7
の車両受け台(図示せず)から外れた側方位置に配置さ
れ、その中に油圧ユニット10が組み込まれている。従
って、車両をリフトアップした状態において、車両の下
方から外れた位置において、油圧ユニットの点検整備を
行うことができるようになっている。
の車両受け台(図示せず)から外れた側方位置に配置さ
れ、その中に油圧ユニット10が組み込まれている。従
って、車両をリフトアップした状態において、車両の下
方から外れた位置において、油圧ユニットの点検整備を
行うことができるようになっている。
【0029】この実施例の車両用リフト装置において
は、油圧ユニット10から作動油をシリンダ18内に送
ると、プランジャ14が昇降筒体12と共に上昇し、車
両を持ち上げる。左右一対の昇降筒体12は、ステー1
3で結合され一体化しているので、両者の昇降動作の同
期が図られる。スリーブ38は、センタロッド28に沿
ってステー13と共に上昇する。
は、油圧ユニット10から作動油をシリンダ18内に送
ると、プランジャ14が昇降筒体12と共に上昇し、車
両を持ち上げる。左右一対の昇降筒体12は、ステー1
3で結合され一体化しているので、両者の昇降動作の同
期が図られる。スリーブ38は、センタロッド28に沿
ってステー13と共に上昇する。
【0030】昇降筒体12の上昇時には、ラッチ20が
ラチェット歯21の列に順方向に係合し、揺動を繰り返
しながら上昇を許容する。このときラッチ20は操作ロ
ッド25に接触することがなく、その揺動を操作ロッド
25に伝えることがない。
ラチェット歯21の列に順方向に係合し、揺動を繰り返
しながら上昇を許容する。このときラッチ20は操作ロ
ッド25に接触することがなく、その揺動を操作ロッド
25に伝えることがない。
【0031】そして、昇降筒体12が上限まで上昇する
と、ステー13と昇降筒体12との連結部がガイド筒1
1の下端に当接してそれ以上の上昇を阻止する。この状
態において、ラッチ20はラチェット歯21に係合して
いる(正確には、係合状態では無く、昇降筒体12が下
降すると真の係合状態となる。)から、油圧系統の異常
等によりシリンダ18内の油が抜けても、昇降筒体12
が下降することはない。なお、昇降筒体12は最上端ま
で上昇させないで途中まで上昇させる使用例もあるが、
この場合はシリンダ18内の油が抜けても、該昇降筒体
12が下降すれば、やがてラッチ20は最も近い下方の
ラチェット歯21部に係合して下降を止める。
と、ステー13と昇降筒体12との連結部がガイド筒1
1の下端に当接してそれ以上の上昇を阻止する。この状
態において、ラッチ20はラチェット歯21に係合して
いる(正確には、係合状態では無く、昇降筒体12が下
降すると真の係合状態となる。)から、油圧系統の異常
等によりシリンダ18内の油が抜けても、昇降筒体12
が下降することはない。なお、昇降筒体12は最上端ま
で上昇させないで途中まで上昇させる使用例もあるが、
この場合はシリンダ18内の油が抜けても、該昇降筒体
12が下降すれば、やがてラッチ20は最も近い下方の
ラチェット歯21部に係合して下降を止める。
【0032】昇降筒体12を下降させる場合には、ソレ
ノイド33を付勢(励磁)してセンタロッド28を回転
させる。センタロッド28の回転は、スリーブ38に伝
えられ、レバー27を経て両側の操作ロッド25が同時
に押し出される。そして、両ラッチ20を同時に押し回
わしてラチェット歯21との係合を外す。この状態でシ
リンダ18内の作動油を油圧ユニット10のオイルタン
クに戻す油圧回路を開くことで昇降筒体12は下降す
る。そして、ソレノイド33を消勢(消磁)すれば、操
作ロッド25はばね19で、またラッチ20はばね23
で夫々復元し、再び昇降筒体12の不意の下降時にはラ
ッチ20がラチェット歯21に係合して該昇降筒体12
の下降を阻止できる状態とする。
ノイド33を付勢(励磁)してセンタロッド28を回転
させる。センタロッド28の回転は、スリーブ38に伝
えられ、レバー27を経て両側の操作ロッド25が同時
に押し出される。そして、両ラッチ20を同時に押し回
わしてラチェット歯21との係合を外す。この状態でシ
リンダ18内の作動油を油圧ユニット10のオイルタン
クに戻す油圧回路を開くことで昇降筒体12は下降す
る。そして、ソレノイド33を消勢(消磁)すれば、操
作ロッド25はばね19で、またラッチ20はばね23
で夫々復元し、再び昇降筒体12の不意の下降時にはラ
ッチ20がラチェット歯21に係合して該昇降筒体12
の下降を阻止できる状態とする。
【0033】停電等によりソレノイド33が動作しない
ときには、手動操作紐36を引くことによってスリーブ
38を回転させてラッチ20を引き外し、前記もした通
り手動弁を操作して昇降筒体12を下降させる。
ときには、手動操作紐36を引くことによってスリーブ
38を回転させてラッチ20を引き外し、前記もした通
り手動弁を操作して昇降筒体12を下降させる。
【0034】なお、シリンダ18内の油が漏れて安全装
置8が作動した場合、ラッチ20がラチェット歯21に
固く噛合しているので、ソレノイド33を付勢(励磁)
してもその噛合を脱着することができない。この場合
は、油圧ユニオット10を短時間運転し、作動油をシリ
ンダ18内に一定量送り込んだ後に、ソレノイド33を
付勢するようになせばよい。
置8が作動した場合、ラッチ20がラチェット歯21に
固く噛合しているので、ソレノイド33を付勢(励磁)
してもその噛合を脱着することができない。この場合
は、油圧ユニオット10を短時間運転し、作動油をシリ
ンダ18内に一定量送り込んだ後に、ソレノイド33を
付勢するようになせばよい。
【0035】油圧ユニット10の点検整備は、ユニット
箱体2の上部の蓋体9を開放して床面F上で行う。昇降
筒体12を上昇させ、車両をリフトアップした状態で、
油圧ユニット10の点検整備の必要が生じた場合には、
車両の下方から外れた安全な位置でをこれを行うことが
できる。
箱体2の上部の蓋体9を開放して床面F上で行う。昇降
筒体12を上昇させ、車両をリフトアップした状態で、
油圧ユニット10の点検整備の必要が生じた場合には、
車両の下方から外れた安全な位置でをこれを行うことが
できる。
【0036】なお、図中、41,42は油圧供送路40
または図では省略した電気配線等を通すパイプ部で、角
筒材3を避けて、主箱体1とユニット箱体1とを連通し
ている。
または図では省略した電気配線等を通すパイプ部で、角
筒材3を避けて、主箱体1とユニット箱体1とを連通し
ている。
【0037】
【発明の効果】以上のように、本発明は、床面F下に埋
設される主箱体1を、摺り割部3aを内側に向け、相対
向して立設されたほぼ断面C字状の角筒材3,3に、側
板4,4と底板5とを張り付けて、上方開口状に構成
し、上記角筒材3,3内の上部にガイド筒11を、その
上端が主箱体1の蓋6の上面に突出するように夫々収納
し、上記ガイド筒11,11内には、このガイド筒11
に案内されて昇降する昇降筒体12を夫々挿入し、上記
昇降筒体12,12内には、その上部の水平の上方軸1
5にてプランジャ14の上部を夫々枢支し、また、上記
両角筒材3,3内の底板5上には、ブラケット16が夫
々載置され、このブラケット16に、上記上方軸15と
は直交水平方向の下方軸17によってシリンダ18の下
端を枢着し、このシリンダ18は上部が開放し、プラン
ジャ14を摺動自在に受け入れ、また、上記下方軸17
はシリンダ18と一体的に構成され、該下方軸17に設
けた油通路がシリンダ18内に連通して油圧ユニット1
0からの作動油を導入できるようになし、前記の両昇降
筒体12,12の下部間はステー13で連結すると共に
該昇降筒体12の上限を規制するためのストッパーを設
け、上記ブラケット16,16とガイド筒11,11と
を連結ロッド37で夫々連結して固定し、前記主箱体1
の外側上部には油圧ユニット10を収容するユニット箱
体2を取り付けてなるため、油圧ユニット10が主箱体
1と一体化されたユニット箱体2に収納され、予め油圧
供送路40を配管しておくことができ、埋設場所では何
ら組立作業を要することが無く、その分埋設用の掘削穴
を小さくでき設置工程が簡略な車両用リフト装置を提供
できるものである。
設される主箱体1を、摺り割部3aを内側に向け、相対
向して立設されたほぼ断面C字状の角筒材3,3に、側
板4,4と底板5とを張り付けて、上方開口状に構成
し、上記角筒材3,3内の上部にガイド筒11を、その
上端が主箱体1の蓋6の上面に突出するように夫々収納
し、上記ガイド筒11,11内には、このガイド筒11
に案内されて昇降する昇降筒体12を夫々挿入し、上記
昇降筒体12,12内には、その上部の水平の上方軸1
5にてプランジャ14の上部を夫々枢支し、また、上記
両角筒材3,3内の底板5上には、ブラケット16が夫
々載置され、このブラケット16に、上記上方軸15と
は直交水平方向の下方軸17によってシリンダ18の下
端を枢着し、このシリンダ18は上部が開放し、プラン
ジャ14を摺動自在に受け入れ、また、上記下方軸17
はシリンダ18と一体的に構成され、該下方軸17に設
けた油通路がシリンダ18内に連通して油圧ユニット1
0からの作動油を導入できるようになし、前記の両昇降
筒体12,12の下部間はステー13で連結すると共に
該昇降筒体12の上限を規制するためのストッパーを設
け、上記ブラケット16,16とガイド筒11,11と
を連結ロッド37で夫々連結して固定し、前記主箱体1
の外側上部には油圧ユニット10を収容するユニット箱
体2を取り付けてなるため、油圧ユニット10が主箱体
1と一体化されたユニット箱体2に収納され、予め油圧
供送路40を配管しておくことができ、埋設場所では何
ら組立作業を要することが無く、その分埋設用の掘削穴
を小さくでき設置工程が簡略な車両用リフト装置を提供
できるものである。
【0038】また、本発明は偏荷重によってプランジャ
14とシリンダ18とが傾斜することで荷重を常に軸方
向に伝えるため、さらには、昇降筒体12を使用したた
め、座屈強度に心配なくシリンダ18の径を細くでき、
オイルタンクをユニット箱体2に収納して主箱体1に取
り付けて共に床面下に埋入するに適した小型小容量のも
のですみ、油圧ユニットを組み込んだ車両用リフト装置
を提供できるものである。
14とシリンダ18とが傾斜することで荷重を常に軸方
向に伝えるため、さらには、昇降筒体12を使用したた
め、座屈強度に心配なくシリンダ18の径を細くでき、
オイルタンクをユニット箱体2に収納して主箱体1に取
り付けて共に床面下に埋入するに適した小型小容量のも
のですみ、油圧ユニットを組み込んだ車両用リフト装置
を提供できるものである。
【0039】また、本発明に使用される角筒材3,3
は、主箱体1の補強用、ユニット箱体2の保持用とし
て、全体を強固なものとなす効果を有するものである。
は、主箱体1の補強用、ユニット箱体2の保持用とし
て、全体を強固なものとなす効果を有するものである。
【図1】本発明に係る車両用リフト装置の一部を省略し
た縦断面図である。
た縦断面図である。
【図2】箱体の斜視図である。
【図3】油圧昇降装置の一部を切り欠いた正面図であ
る。
る。
【図4】安全装置の正面図である。
【図5】安全装置の平面図である。
1 主箱体 2 ユニット箱体 3 角筒材 3a 摺り割部 4 側板 5 底板 6 蓋 7 油圧昇降装置 10 油圧ユニット 11 ガイド筒 12 昇降筒体 13 ステー 14 プランジャ 15 上方軸 16 ブラケット 17 下方軸 18 シリンダ 37 連結ロッド
Claims (1)
- 【請求項】 床面(F)下に埋設される主箱体(1)
を、摺り割部(3a)を内側に向け、相対向して立設さ
れたほぼ断面C字状の角筒材(3,3)に、側板(4,
4)と底板(5)とを張り付けて、上方開口状に構成
し、 上記角筒材(3,3)内の上部にガイド筒(11)を、
その上端が主箱体(1)の蓋(6)の上面に突出するよ
うに夫々収納し、 上記ガイド筒(11,11)内には、このガイド筒(1
1)に案内されて昇降する昇降筒体(12)を夫々挿入
し、 上記昇降筒体(12,12)内には、その上部の水平の
上方軸(15)にてプランジャ(14)の上部を夫々枢
支し、 また、上記両角筒材(3,3)内の底板(5)上には、
ブラケット(16)が夫々載置され、このブラケット
(16)に、上記上方軸(15)とは直交水平方向の下
方軸(17)によってシリンダ(18)の下端を枢着
し、このシリンダ(18)は上部が開放し、プランジャ
(14)を摺動自在に受け入れ、また、上記下方軸(1
7)はシリンダ(18)と一体的に構成され、該下方軸
(17)に設けた油通路がシリンダ(18)内に連通し
て油圧ユニット(10)からの作動油を導入できるよう
になし、 前記の両昇降筒体(12,12)の下部間はステー(1
3)で連結すると共に該昇降筒体(12)の上限を規制
するためのストッパーを設け、 上記ブラケット(16,16)とガイド筒(11,1
1)とを連結ロッド(37)で夫々連結して固定し、 前記主箱体(1)の外側上部には油圧ユニット(10)
を収容するユニット箱体(2)を取り付けてなる車両用
リフト装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04255597A JP3142965B2 (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 車両用リフト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP04255597A JP3142965B2 (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 車両用リフト装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0680396A JPH0680396A (ja) | 1994-03-22 |
JP3142965B2 true JP3142965B2 (ja) | 2001-03-07 |
Family
ID=17280938
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP04255597A Expired - Fee Related JP3142965B2 (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 車両用リフト装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3142965B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106144951A (zh) * | 2016-07-28 | 2016-11-23 | 成都驿都果业有限责任公司 | 水果包装箱入库堆垛提升机 |
CN107804672A (zh) * | 2017-10-31 | 2018-03-16 | 佛山市三水区嫚娅环保科技有限公司 | 一种双层养护窑的液压升降机构 |
-
1992
- 1992-08-31 JP JP04255597A patent/JP3142965B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0680396A (ja) | 1994-03-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |