JP3142750U - 緩衝部材 - Google Patents
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Abstract
【課題】野球場、陸上競技場等のフェンス等と緩衝部材間における内部剥離を抑制すると共に、緩衝部材表面の美観を向上させる緩衝部材を提供する。
【解決手段】構築物に取り付ける緩衝部材において、表面側を緩衝材とし、壁面側を硬質板とする二層構造であって、硬質板の接着面に少なくとも施工時に樹脂系接着剤が塗布されている緩衝部材である。前記樹脂系接着剤は複数本線状に塗布され、樹脂系接着剤における複数の線状間にホットメルトが島状に点在して接着されているのが好ましい。緩衝材としてはウレタンフォームやポリエチレンフォーム等、硬質板としてはスチレンフォーム等、接着剤としては一液型ウレタン樹脂系接着剤を用いるのが好ましい。
【選択図】図1
【解決手段】構築物に取り付ける緩衝部材において、表面側を緩衝材とし、壁面側を硬質板とする二層構造であって、硬質板の接着面に少なくとも施工時に樹脂系接着剤が塗布されている緩衝部材である。前記樹脂系接着剤は複数本線状に塗布され、樹脂系接着剤における複数の線状間にホットメルトが島状に点在して接着されているのが好ましい。緩衝材としてはウレタンフォームやポリエチレンフォーム等、硬質板としてはスチレンフォーム等、接着剤としては一液型ウレタン樹脂系接着剤を用いるのが好ましい。
【選択図】図1
Description
この考案は競技場、野球場等の衝撃緩衝面の施工に有用な緩衝部材に関する。さらに詳しくは、施工時における接着剤の塗布ムラ、圧着ムラ、内部剥離を抑止し、仕上がり外観を良好にする緩衝部材に関する。
近年、野球場、陸上競技場、テニスコート場、さらには屋内体育館等のフェンスや柱等の構築物は、競技者や観覧者の安全のために、緩衝機能を持たせたものが提案され、数多く施工されている。(特許文献1、2参照)
対象構築物に緩衝部材を貼り付けるには、例えば図5に示す方法が挙げられる。図5に示す如く、一体の緩衝部材30の接着面に予め工場等において接着剤33を全面に塗布し硬化させたものを準備し、施工現場において、コンクリート壁31の保護面34上にプライマーおよび接着剤35を全面に塗布した後、緩衝部材30の接着面をコンクリート壁31の保護面34に貼り合わせ、緩衝部材30の表面側から手で壁面に圧着する方法がとられている。
このような方法では、接着剤33,35の塗布ムラ、圧着ムラ、接合空隙に溜まったシンナー等の溶剤の熱膨張などによって、内部剥離が生じたり、圧着ムラによって緩衝部材30の表面に凹凸が見られ、外観を損なうという問題があった。
また緩衝部材とコンクリート壁等との間に雨水等が浸透した場合に、緩衝部材の内部に水分が吸収され、緩衝部材の劣化が生じるといった問題点があった。
対象構築物に緩衝部材を貼り付けるには、例えば図5に示す方法が挙げられる。図5に示す如く、一体の緩衝部材30の接着面に予め工場等において接着剤33を全面に塗布し硬化させたものを準備し、施工現場において、コンクリート壁31の保護面34上にプライマーおよび接着剤35を全面に塗布した後、緩衝部材30の接着面をコンクリート壁31の保護面34に貼り合わせ、緩衝部材30の表面側から手で壁面に圧着する方法がとられている。
このような方法では、接着剤33,35の塗布ムラ、圧着ムラ、接合空隙に溜まったシンナー等の溶剤の熱膨張などによって、内部剥離が生じたり、圧着ムラによって緩衝部材30の表面に凹凸が見られ、外観を損なうという問題があった。
また緩衝部材とコンクリート壁等との間に雨水等が浸透した場合に、緩衝部材の内部に水分が吸収され、緩衝部材の劣化が生じるといった問題点があった。
他方、緩衝部材30及びコンクリート壁31に塗布された接着剤33,35が完全に硬化するまでには、ある程度の時間が必要であり、その間に緩衝部材30の自重により剥離が生じたり面接着にムラが生じるといった問題もあった。
特許第3439841号公報
特開2007−332280号公報
野球場、陸上競技場等のフェンス等の構築物と緩衝部材間における内部剥離を抑制すると共に、緩衝部材の耐湿劣化を抑止し、緩衝部材表面の美観を向上させることを目的とする。
この考案は上記課題を解決するためになされたもので、下記(1)〜(7)の構成よりなる。
(1)構築物に接着される緩衝部材において、表面側を緩衝材とし、接着面側を硬質板とする二層構造からなることを特徴とする緩衝部材である。
緩衝材と接着される構築物との間に硬質板による層を設けることにより、圧着ムラなどによる緩衝部材表面の凹凸を防止することができる。
(2)前記緩衝材が、ウレタンフォーム、ポリエチレンフォーム、フェノール樹脂フォーム、ポリプロピレンフォーム、発泡ゴムの一種又は二種以上から形成されていることを特徴とする上記(1)に記載された緩衝部材である。
(1)構築物に接着される緩衝部材において、表面側を緩衝材とし、接着面側を硬質板とする二層構造からなることを特徴とする緩衝部材である。
緩衝材と接着される構築物との間に硬質板による層を設けることにより、圧着ムラなどによる緩衝部材表面の凹凸を防止することができる。
(2)前記緩衝材が、ウレタンフォーム、ポリエチレンフォーム、フェノール樹脂フォーム、ポリプロピレンフォーム、発泡ゴムの一種又は二種以上から形成されていることを特徴とする上記(1)に記載された緩衝部材である。
(3)前記硬質板が、スチレンフォーム、硬質ポリウレタンフォーム、ポリエチレン−スチレン共重合体フォーム、ポリプロピレン−スチレン共重合体フォームのいずれか一種又は二種以上から形成されていることを特徴とする上記(1)又は(2)に記載された緩衝
部材である。
このような硬質板を用いることによって、緩衝材への雨水等の浸透を防止する。特に構築物との接着性や耐水性の点又は軽量化を図る点から硬質スチレンフォームが好ましい。(4)前記硬質板の接着面側に割り溝が形成されていることを特徴とする上記(1)乃至(3)のいずれかに記載された緩衝部材である。
硬質板に割り溝を形成することによって、構築物の接着面が曲面であっても硬質板を曲面に沿って圧着することができる。
(5)接着される前記構築物が壁面の場合であって、頂面部と壁面部とを一体とし、該頂面部と壁面部の境界の壁面側取付け面に屈曲用凹部を形成したことを特徴とする上記(1)乃至(4)のいずれかに記載された緩衝部材である。
部材である。
このような硬質板を用いることによって、緩衝材への雨水等の浸透を防止する。特に構築物との接着性や耐水性の点又は軽量化を図る点から硬質スチレンフォームが好ましい。(4)前記硬質板の接着面側に割り溝が形成されていることを特徴とする上記(1)乃至(3)のいずれかに記載された緩衝部材である。
硬質板に割り溝を形成することによって、構築物の接着面が曲面であっても硬質板を曲面に沿って圧着することができる。
(5)接着される前記構築物が壁面の場合であって、頂面部と壁面部とを一体とし、該頂面部と壁面部の境界の壁面側取付け面に屈曲用凹部を形成したことを特徴とする上記(1)乃至(4)のいずれかに記載された緩衝部材である。
(6)前記硬質板の接着面に少なくとも施工時までに樹脂系接着剤が塗布されていることを特徴とする上記(1)乃至(5)のいずれかに記載された緩衝部材である。
(7)前記樹脂系接着剤が複数本線状に塗布されていることを特徴とする上記(6)に記載された緩衝部材である。
(8)前記樹脂系接着剤における複数の線状間にホットメルトが島状に点在して接着されていることを特徴とする上記(6)に記載された緩衝部材である。
樹脂系接着剤の中には硬化するまで時間のかかるものがある。施工時にホットメルトが部分付けされていることにより、短時間で緩衝部材を壁面に固定し、その間に樹脂系接着剤を硬化させることできる。このような接着層により、コンクリート壁面側の全面に接着剤やプライマーを塗布する工程を省略して、短時間で施工を行うことができる。
(9)前記接着剤が、一液型ウレタン樹脂系接着剤であることを特徴とする上記(6)乃至(8)のいずれかに記載された緩衝部材である。
(10)前記ホットメルトが、反応性ホットメルト接着剤、ポリアミド樹脂接着剤、ポリウレタン樹脂接着剤、ポリオレフィン樹脂接着剤、エチレン−酢酸ビニル樹脂接着剤の一種又は二種以上から形成されていることを特徴とする上記(8)又は(9)に記載された緩衝部材である。
(7)前記樹脂系接着剤が複数本線状に塗布されていることを特徴とする上記(6)に記載された緩衝部材である。
(8)前記樹脂系接着剤における複数の線状間にホットメルトが島状に点在して接着されていることを特徴とする上記(6)に記載された緩衝部材である。
樹脂系接着剤の中には硬化するまで時間のかかるものがある。施工時にホットメルトが部分付けされていることにより、短時間で緩衝部材を壁面に固定し、その間に樹脂系接着剤を硬化させることできる。このような接着層により、コンクリート壁面側の全面に接着剤やプライマーを塗布する工程を省略して、短時間で施工を行うことができる。
(9)前記接着剤が、一液型ウレタン樹脂系接着剤であることを特徴とする上記(6)乃至(8)のいずれかに記載された緩衝部材である。
(10)前記ホットメルトが、反応性ホットメルト接着剤、ポリアミド樹脂接着剤、ポリウレタン樹脂接着剤、ポリオレフィン樹脂接着剤、エチレン−酢酸ビニル樹脂接着剤の一種又は二種以上から形成されていることを特徴とする上記(8)又は(9)に記載された緩衝部材である。
この考案によれば、フェンス等の構築物と緩衝部材間における内部剥離を抑制すると共に、緩衝部材の耐湿劣化を抑止すると共に緩衝部材表面の美観を向上させることができる。
以下に、この考案の実施例を図面に基づいて説明する。これらの例は代表例であって、本考案を限定するものではない。
図1は、本考案の一実施形態を示す斜視図である。
図1に示す如く、本実施形態は壁面に取り付ける緩衝部材10であって、表面側には緩衝材1による層からなる形成し、壁面側には硬質板2による層からなる二層構造となっている。
ここで緩衝部材は頂面部6と壁面部7とが一体として成形されている。前記頂面部6と壁面部7の境界の壁面側取付け面には屈曲用凹部8が形成されており、かかる屈曲用凹部8の切込構造を利用して頂面部6と側面部7が直角に屈曲している。
ここで、本考案に用いられる緩衝材としては、各種ウレタンフォーム、ポリエチレンフォーム、フェノール樹脂フォーム、ポリプロピレンフォーム、発泡ゴムなどが好ましい。
図1は、本考案の一実施形態を示す斜視図である。
図1に示す如く、本実施形態は壁面に取り付ける緩衝部材10であって、表面側には緩衝材1による層からなる形成し、壁面側には硬質板2による層からなる二層構造となっている。
ここで緩衝部材は頂面部6と壁面部7とが一体として成形されている。前記頂面部6と壁面部7の境界の壁面側取付け面には屈曲用凹部8が形成されており、かかる屈曲用凹部8の切込構造を利用して頂面部6と側面部7が直角に屈曲している。
ここで、本考案に用いられる緩衝材としては、各種ウレタンフォーム、ポリエチレンフォーム、フェノール樹脂フォーム、ポリプロピレンフォーム、発泡ゴムなどが好ましい。
本考案に用いられる硬質板としては、木材、紙板、スレート板、化粧板、鉄、アルミニウム、銅、亜鉛、ステンレス等の金属材料、各種セラミックス材料、合成樹脂材料、プラスチック材料にガラス繊維、カーボン繊維、アラミド繊維等の強化材を複合した繊維強化プラスチック等が挙げられる。
また、接着性や耐水性、強度の点から硬質スチレンフォームが好ましい。その他、硬質ポリウレタンフォーム、ポリエチレン−スチレン共重合体フォーム、ポリプロピレン−スチレン共重合体フォームのいずれか一種又は二種以上から硬質板を成形しても良い。
特にスチレン、メチルスチレン、ジメチルスチレン等のスチレン系ビニルモノマーを主とする重合体とポリエチレン−スチレン共重合体、ポリプロピレン粒子を重合し、さらに懸濁分散されたポリエチレン粒子を重合させたポリプロピレン−スチレン共重合体は、繰り返しの衝撃に対しても割れ難く、コンクリート材との接着性も良く、防水性が高く、同時に適度な硬度と柔軟性を有し、さらに熱膨張率も低いので好ましい。
本実施形態に係る緩衝部材によって壁面を覆い、頂面部6は壁面の上部平面に接着され、壁面部7は壁面に接着されることにより、壁面における耐衝撃を抑止することができる。
また、接着性や耐水性、強度の点から硬質スチレンフォームが好ましい。その他、硬質ポリウレタンフォーム、ポリエチレン−スチレン共重合体フォーム、ポリプロピレン−スチレン共重合体フォームのいずれか一種又は二種以上から硬質板を成形しても良い。
特にスチレン、メチルスチレン、ジメチルスチレン等のスチレン系ビニルモノマーを主とする重合体とポリエチレン−スチレン共重合体、ポリプロピレン粒子を重合し、さらに懸濁分散されたポリエチレン粒子を重合させたポリプロピレン−スチレン共重合体は、繰り返しの衝撃に対しても割れ難く、コンクリート材との接着性も良く、防水性が高く、同時に適度な硬度と柔軟性を有し、さらに熱膨張率も低いので好ましい。
本実施形態に係る緩衝部材によって壁面を覆い、頂面部6は壁面の上部平面に接着され、壁面部7は壁面に接着されることにより、壁面における耐衝撃を抑止することができる。
次に図2に沿って本実施形態に係る緩衝部材を製造する方法の一例を説明する。以下の製造方法は、一例であって他の方法によって製造しても良い。
例えば、ウレタンフォームを2m×1m×5cmに切断し緩衝材とし、硬質スチレンフォームを2m×1m×1cmに切断し硬質板とする。前記緩衝材と硬質板とを接着剤を使用して予め貼りあわせる。
次に旋盤等を用いて表面より45°の傾斜をもって切り欠き部を形成する。かかる切り欠き部が屈曲用凹部8となる。
さらに図2における左端部を平面より60°の傾斜をもって切り欠いても良い。また頂面部6の表面側を曲面を持って切り欠いても良い。
このようにして製造した緩衝部材成形体を、図1のように屈曲させ、屈曲用凹部8の併せ面を接着することによって、図1に示す緩衝部材を成形することができる。
例えば、ウレタンフォームを2m×1m×5cmに切断し緩衝材とし、硬質スチレンフォームを2m×1m×1cmに切断し硬質板とする。前記緩衝材と硬質板とを接着剤を使用して予め貼りあわせる。
次に旋盤等を用いて表面より45°の傾斜をもって切り欠き部を形成する。かかる切り欠き部が屈曲用凹部8となる。
さらに図2における左端部を平面より60°の傾斜をもって切り欠いても良い。また頂面部6の表面側を曲面を持って切り欠いても良い。
このようにして製造した緩衝部材成形体を、図1のように屈曲させ、屈曲用凹部8の併せ面を接着することによって、図1に示す緩衝部材を成形することができる。
図3は、本考案の他の実施形態を示す斜視図である。図1と同等の部材には同じ符号を付してある。
図3に示す如く、本実施形態は壁面に取り付ける緩衝部材20であって、表面側には緩衝材1による層からなる形成し、壁面側には硬質板2による層からなる二層構造となっている。前記硬質板2の接着面には施工時までに樹脂系接着剤3,4が塗布されている。
ここで、図3に示す如く前記樹脂系接着剤のうち一つ3、3・・・が垂直方向に複数本の線状に塗布されている。さらに複数の線状間にホットメルト4,4・・・が島状に点在して塗布されている。
接着剤の塗布を容易ならしめるために、予め硬質板の表面に接着剤の塗布位置を示すマークをつけておいても良い。マークは切削処理しても良いし、印刷等によって行っても良い。
図3に示す如く、本実施形態は壁面に取り付ける緩衝部材20であって、表面側には緩衝材1による層からなる形成し、壁面側には硬質板2による層からなる二層構造となっている。前記硬質板2の接着面には施工時までに樹脂系接着剤3,4が塗布されている。
ここで、図3に示す如く前記樹脂系接着剤のうち一つ3、3・・・が垂直方向に複数本の線状に塗布されている。さらに複数の線状間にホットメルト4,4・・・が島状に点在して塗布されている。
接着剤の塗布を容易ならしめるために、予め硬質板の表面に接着剤の塗布位置を示すマークをつけておいても良い。マークは切削処理しても良いし、印刷等によって行っても良い。
また本実施形態に係る緩衝部材における硬質板の接着面側には、割り溝9が形成されている。かかる割り溝9を設けることによって壁面の表面が曲面であっても硬質板を面接着することができる。
図4は、本実施形態に係る緩衝部材20をコンクリート壁21に貼り付けた際の積層状態を示す断面図である。
表面側には緩衝材1からなる層があり、その内側に硬質板2による層が積層されている。緩衝材1と硬質板2とは、各種接着剤を用いて面接着されている。
さらに接着層3を介してコンクリート壁21の保護面に緩衝部材20が貼り付けられている。
表面側には緩衝材1からなる層があり、その内側に硬質板2による層が積層されている。緩衝材1と硬質板2とは、各種接着剤を用いて面接着されている。
さらに接着層3を介してコンクリート壁21の保護面に緩衝部材20が貼り付けられている。
ここで、本考案に用いられる緩衝材としては、供述したように各種ウレタンフォーム、等が用いられる。
また、本考案に用いられる硬質板としては、上述したように硬質スチレンフォーム等が
用いられる。
また、本考案に用いられる硬質板としては、上述したように硬質スチレンフォーム等が
用いられる。
硬質板の接着面に施工時までに塗布する接着剤としては、樹脂系接着剤が用いられる。例えば、ウレタン樹脂系接着剤、アクリル樹脂系接着剤、アクリル樹脂系粘着テープ、α−オレフィン系接着剤、ウレタン樹脂エマルジョン接着剤、エポキシ樹脂系接着剤、エポキシ樹脂エマルジョン接着剤、シアノアクリレート系接着剤、シリコーン系接着剤、水性高分子−イソシアネート系接着剤、スチレン−ブタジエン溶液系接着剤、フェノール樹脂系接着剤、変成シリンコーン系接着剤、酢酸ビニル樹脂溶液系接着剤等が挙げられる。
特に接着強度、耐候性、耐油性、耐寒性等に優れた一液型ウレタン樹脂系接着剤が好ましい。
特に接着強度、耐候性、耐油性、耐寒性等に優れた一液型ウレタン樹脂系接着剤が好ましい。
本考案に用いられるホットメルトとしては、熱可塑性樹脂成分の固形接着剤を加熱し融解した状態にして流動性を付与した上で塗布し、冷却されることにより硬化・接着されるものであればどのような材料であってもよい。
特に反応性ホットメルト接着剤、ポリアミド樹脂接着剤、ポリウレタン樹脂接着剤、ポリオレフィン樹脂接着剤、エチレン−酢酸ビニル樹脂接着剤の一種又は二種以上から形成されているものが好ましい。
本考案に用いられるホットメルトは、施工時までに硬質板の接着面に塗布することが好ましい。この際の塗布方法としては、ホットメルトガンを用いると良い。
ホットメルトと上記樹脂系接着剤とを併用することによって、速乾性のない樹脂系接着剤が完全に固化するまでの間、硬化速度の早いホットメルトによって緩衝部材を壁面等に仮止めすることができる。
特に反応性ホットメルト接着剤、ポリアミド樹脂接着剤、ポリウレタン樹脂接着剤、ポリオレフィン樹脂接着剤、エチレン−酢酸ビニル樹脂接着剤の一種又は二種以上から形成されているものが好ましい。
本考案に用いられるホットメルトは、施工時までに硬質板の接着面に塗布することが好ましい。この際の塗布方法としては、ホットメルトガンを用いると良い。
ホットメルトと上記樹脂系接着剤とを併用することによって、速乾性のない樹脂系接着剤が完全に固化するまでの間、硬化速度の早いホットメルトによって緩衝部材を壁面等に仮止めすることができる。
この考案は、野球場、テニスコート、屋外競技場、屋内競技施設ばかりでなく、学校、保育園、老人施設等人が多く集まる施設の中にあり、衝突して怪我をしやすい構築物を保護するのに有効である。
1 緩衝材
2 硬質板
3 樹脂系接着剤
4 ホットメルト
6 頂面部
7 壁面部
8 屈曲用凹部
10,20 緩衝部材
21,31 コンクリート壁
33,35 接着剤、プライマー
34 保護面
2 硬質板
3 樹脂系接着剤
4 ホットメルト
6 頂面部
7 壁面部
8 屈曲用凹部
10,20 緩衝部材
21,31 コンクリート壁
33,35 接着剤、プライマー
34 保護面
Claims (10)
- 構築物に接着される緩衝部材において、表面側を緩衝材とし、接着面側を硬質板とする二層構造からなることを特徴とする緩衝部材。
- 前記緩衝材が、ウレタンフォーム、ポリエチレンフォーム、フェノール樹脂フォーム、ポリプロピレンフォーム、発泡ゴムの一種又は二種以上から形成されていることを特徴とする請求項1に記載された緩衝部材。
- 前記硬質板が、スチレンフォーム、硬質ポリウレタンフォーム、ポリエチレン−スチレン共重合体フォーム、ポリプロピレン−スチレン共重合体フォームのいずれか一種又は二種以上から形成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載された緩衝部材。
- 前記硬質板の接着面側に割り溝が形成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載された緩衝部材。
- 接着される前記構築物が壁面の場合であって、頂面部と壁面部とを一体とし、該頂面部と壁面部の境界の壁面側取付け面に屈曲用凹部を形成したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載された緩衝部材。
- 前記硬質板の接着面に少なくとも施工時までに樹脂系接着剤が塗布されていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載された緩衝部材。
- 前記樹脂系接着剤が複数本線状に塗布されていることを特徴とする請求項6に記載された緩衝部材。
- 前記樹脂系接着剤における複数の線状間にホットメルトが島状に点在して接着されていることを特徴とする請求項7に記載された緩衝部材。
- 前記接着剤が、一液型ウレタン樹脂系接着剤であることを特徴とする請求項6乃至8のいずれかに記載された緩衝部材。
- 前記ホットメルトが、反応性ホットメルト接着剤、ポリアミド樹脂接着剤、ポリウレタン樹脂接着剤、ポリオレフィン樹脂接着剤、エチレン−酢酸ビニル樹脂接着剤の一種又は二種以上から形成されていることを特徴とする請求項8又は9に記載された緩衝部材。
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