JP3142630U - カテーテル用コネクタ及び医療用バルーンカテーテル - Google Patents

カテーテル用コネクタ及び医療用バルーンカテーテル Download PDF

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Abstract

【課題】バルーンを膨張させた後に注射筒の筒先を抜いてもバルーンに注入していた生理食塩水等が漏れてバルーンが収縮してしまうことがなく、バルーンの膨張状態を維持することができるとともに、術野の妨げにもならないカテーテル用コネクタ及び医療用バルーンカテーテルを提供する。
【解決手段】バルーンを有する医療用バルーンカテーテルのカテーテル本体に接続され、前記バルーンを膨張させるために前記カテーテル本体に形成されたバルーン腔を閉じてバルーンの膨張した状態を維持するコネクタであって、コネクタ本体6と、このコネクタ本体内に弾性復元が可能に嵌入され、前記バルーン腔と連通する貫通孔を有する弾性部材7と、前記コネクタ本体に接続され、前記弾性部材を押圧して圧縮する押圧部材8と、を備え、この押圧部材の押圧作用により弾性部材を圧縮変形させ貫通孔10を閉じさせるとともに、押圧作用を解いて弾性部材を弾性復元させ貫通孔を開放することが可能になっている。
【選択図】図2

Description

この考案は、医療用バルーンカテーテルに使用されるコネクタ及びそれを用いた医療用バルーンカテーテルに関するものであり、さらに詳しくは、血管や腸等の管腔構造の組織/臓器に挿入してバルーンを膨張させることで、その腔を閉塞し、血流等を遮断するのに用いる医療用バルーンカテーテルに最適な、逆止弁機構を有するコネクタ及びそれを用いたバルーンカテーテルに関するものである。
従来から胸腹部大動脈瘤手術の合併症として、下肢麻痺が大きな問題となっている。これは、術中脊髄に栄養を送る肋間動脈、腰動脈が虚血状態となり、発症すると考えられている。その予防として手術中の体温を下げ、代謝を低下させる方法や、肋間動脈、腰動脈にバルーンカテーテルを挿入し、血液の漏れを防止する方法等を組み合わせ対応している。肋間動脈、腰動脈は2対の血管で神経と同様に下行大動脈から何本も分岐しており、全ての動脈にバルーンカテーテルを挿入すると、挿入操作をしている間に、先に挿入したカテーテルが滑って、動脈から抜け出てしまうことが多かった。そのため、肋間動脈、腰動脈に挿入しても、動脈から抜け出ることがなく、術野を確保できるバルーンカテーテルの開発が要望されていた。
ところで、先端にバルーンの付いたこの種のバルーンカテーテルにおいては、バルーンを膨張させた後、バルーン腔を閉塞してバルーンの膨張した状態を維持する場合、バルーン腔の端末側、すなわちバルーンのある側と反対側のカテーテル本体の後端部に逆止弁や、二方活栓、三方活栓を備えたものを使用していた。逆止弁を使用したものとして、例えば特許文献1や特許文献2があり、また二方活栓を使用したものとして、例えば特許文献3や特許文献4がある。
しかしながら、逆止弁を使用したものにおいては、バルーンを膨張させるためにバルーン腔からバルーン内に空気や生理食塩水等(以下、生理食塩水等という)を注入する際に用いる注射筒の筒先をばねの力を利用して差し込むことで弁を開き、抜くことで弁を閉じる構造となっているため、注射筒の筒先を抜く瞬間に、バルーンに注入していた生理食塩水等が漏れてバルーンが収縮してしまい、バルーンの膨張状態を維持できなくなるという不具合があった。しかも、必要以上に逆止弁に深く差し込んだ場合、逆止弁を構成する部品を破損してしまうこともあった。また、二方活栓を使用したものにおいては、通常シリンダを回転させるためのコックがコネクタ部に設けられるが、このコックが術野の妨げになるという不具合があった。しかも、カテーテル全長も長くなってしまい邪魔になるという不便さもあった。
実開平6−41744号公報 実開平5−53651号公報 特開2006−175246号公報 特開2001−61967号公報
そこでこの考案は、前記のような従来の問題に鑑みて創案されたものであり、バルーンを膨張させた後に注射筒の筒先を抜いてもバルーンに注入していた生理食塩水等が漏れてバルーンが収縮してしまうことがなく、バルーンの膨張状態を維持することができるとともに、術野の妨げにもならないカテーテル用コネクタ及び医療用バルーンカテーテルを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の考案は、バルーンを有する医療用バルーンカテーテルのカテーテル本体に接続され、前記バルーンを膨張させるために前記カテーテル本体に形成されたバルーン腔を閉じてバルーンの膨張した状態を維持するコネクタであって、コネクタ本体と、このコネクタ本体内に弾性復元が可能に嵌入され、前記バルーン腔と連通する貫通孔を有する弾性部材と、前記コネクタ本体に接続され、前記弾性部材を押圧して圧縮する押圧部材と、を備え、この押圧部材の押圧作用により弾性部材を圧縮変形させ貫通孔を閉じさせるとともに、押圧作用を解いて弾性部材を弾性復元させ貫通孔を開放することが可能になっていることを特徴とする。
請求項2に記載の考案は、請求項1において、前記弾性部材が、ゴム部材からなり、また前記押圧部材が、前記コネクタ本体の内周面に形成しためねじと螺合するおねじを外周面に有するねじ込み部材からなり、このねじ込み部材の回動ねじ込みによって前記ゴム部材を軸方向に押圧して圧縮変形することを特徴とする。
請求項3に記載の考案は、請求項2において、前記ゴム部材が、シリコーンゴム、天然ゴム、ウレタンゴム、ニトリルゴム、ブチルゴムのいずれかからなることを特徴とする。請求項4に記載の考案は、請求項2又は3において、前記ねじ込み部材が、バルーンを膨張させる生理食塩水等を注入するための注入部材を接続する接続部と、回動ねじ込み用の操作部とを有することを特徴とする。請求項5に記載の考案は、請求項4において、前記接続部が、ねじ込み部材の内腔であって、注入部材の先端を挿入保持可能なように、該内腔の後端開口から中間部までの所定長さにわたり徐々にテーパ状に細くなった部分であることを特徴とする。請求項6に記載の考案は、請求項4又は5において、前記ねじ込み部材が、注入部材が接続部に接続されたときに、該注入部材に設けた係止部と係脱可能に係止する係止部を有することを特徴とする。
請求項7に記載の考案は、請求項1ないし6のいずれかに記載のカテーテル用コネクタを備えたことを特徴とする医療用バルーンカテーテルである。請求項8に記載の考案は、請求項7において、前記医療用バルーンカテーテルが、カテーテル本体にバルーン腔のみを持つシングルルーメンカテーテルであることを特徴とする。請求項9に記載の考案は、請求項7又は8において、前記カテーテル用コネクタが、カテーテル本体に対して、長さ方向延長線上に接続されていることを特徴とする。
この考案は、前記のようであって、コネクタ本体と、このコネクタ本体内に弾性復元が可能に嵌入され、前記バルーン腔と連通する貫通孔を有する弾性部材と、前記コネクタ本体に接続され、前記弾性部材を押圧して圧縮する押圧部材と、を備え、この押圧部材の押圧作用により弾性部材を圧縮変形させ貫通孔を閉じさせるとともに、押圧作用を解いて弾性部材を弾性復元させ貫通孔を開放することが可能になっているので、使用するには押圧部材に生理食塩水等の注入部材を接続し、この接続状態を維持したまま押圧部材の押圧作用又は押圧解除を行うことにより、弾性部材の貫通孔の開閉操作を円滑に行うことができ、この押圧解除の際に注入部材の接続を解いても膨張しているバルーンに注入していた生理食塩水等が漏れてバルーンが収縮してしまうことがなく、バルーンの膨張状態を維持することができる。また、従来のような逆止弁を使用したときの構成部品の破損が生じる恐れもない。また、従来のような二方活栓、三方活栓を使用したときのようなコックを設けることもないから、術野の妨げにもならない。しかも、従来のようにカテーテル全長を長くしてしまい邪魔になるということもないという優れた効果がある。
この考案の一実施の形態を、添付した図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、カテーテル本体の長さ方向の一部を省略した、一実施の形態に係る医療用バルーンカテーテルの全体正面図である。
1は、医療用バルーンカテーテルであって、このバルーンカテーテル1は、所定長さのカテーテル本体2と、このカテーテル本体2の先端部に装着されたバルーン3と、カテーテル本体2の後端部に接続されたコネクタ部4を備えている。
カテーテル本体2は、長さが30〜1000mm、好ましくは40〜150mm、の範囲であり、外径が0.3〜5.0mm、好ましくは、1.0〜1.8mmの範囲である先端が閉塞された、シリコーンゴム、ポリアミド、ポリウレタン、ポリメチルペンテン、ポリスチレン、あるいはこれら原材料がブレンドされたものからなっている。バルーン3は、シリコーンゴム、ポリアミド、ポリウレタン、ポリエステル、ポリオレフィン、天然ゴム、或いは合成ゴム若しくはこれらがブレンドされたものからなっている。コネクタ部4は、ポリアセタール、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリサルフォン、ポリエステル、ポリプロピレンからなっている。また、カテーテル本体2にはバルーン3を膨張させるためバルーン腔5(図2参照)がバルーン3と連通して形成されている。カテーテル本体2にはバルーン腔5以外の内腔は他に形成されておらず、バルーンカテーテル1はいわゆるシングルルーメンカテーテルである。
図2は、図1におけるコネクタ部4において後記ゴム部材の軸方向孔が開放した状態の拡大断面図、図3は、同じく閉鎖した状態の拡大断面図である。コネクタ部4は、コネクタ本体6と、弾性部材としてのゴム部材7と、押圧部材としてのねじ込み部材8とから構成されている。
コネクタ本体6は、後端側が径大部6aに形成され、前端に行くにしたがって徐々に段が付けられて径中部6b、径小部6cに形成され、径小部6cの先端部には、カテーテル本体2の後端部が嵌挿されたうえ接着固定されている。コネクタ本体6の内腔は径大部6aで最大径の孔部、径小部6cで最小径の孔部、径中部6bはテーパ部に形成されている。最大径の孔部の内周面には、めねじ9が形成されている。
ゴム部材7は、シリコーンゴム、天然ゴム、ウレタンゴム、ニトリルゴム、ブチルゴムなどからなっていて、外径がコネクタ本体6の径大部6aの孔部内径とほぼ等しい短円柱状に形成され、一方の端面の外周縁が径中部6bのテーパ部の基端に当たって係止した状態でコネクタ本体6の内腔に軸方向に押圧されるとテーパ部側に圧縮変形され、押圧が解除されると弾性復元が可能に嵌入されている。そしてこの際にゴム部材7の中心部に形成した貫通孔としての軸方向孔10が圧縮変形により閉じさせられる一方、弾性復元により開放されるようになっている。この実施の形態では軸方向孔10をゴム部材7の中心部に形成しているが、中心部より外周側に多少偏倚した部位でもよく、要は前記のように開閉可能にゴム部材7の一方の端面と他方の端面とを貫通するものであればよい。この実施の形態ではゴム部材7の一方の端面の外周縁を径中部6bのテーパ部の基端に当てて係止したが、ほかに環状突部のようなものを設け、この環状突部にゴム部材7の一方の端面の外周縁を係止するような設計としてもよい。
ねじ込み部材8は、先端側外周面にコネクタ本体6のめねじ9に螺合するおねじ11が形成され、コネクタ本体6の後端側からねじ込みが可能となっている。12は、ねじ込み部材8をねじ込む際に指をあてがう操作部で、先端側外周面より径大に形成されている。13は、ねじ込み部材8の内腔であり、この内腔13はその後端開口から中間部までの所定長さにわたり徐々にテーパ状に細くなっており、該細くなった部分がバルーン3を膨張させる生理食塩水等を注入するために通常使用される注入部材としての注射筒14(図4参照)が接続できる接続部15に形成されている。16は、ねじ込み部材8の後端に形成した環状鍔部であり、この環状鍔部には注射筒14に設けた図示しないロックねじを嵌合可能な溝17(図1参照)が設けられている。この溝17と前記ロックねじの嵌合により、注射筒14は単に接続部15に筒先を挿入しただけのものより外れ難くなり、注射筒14はねじ込み部材8と一体に連結された状態に保持され、ねじ込み部材8の回動時には注射筒14も共に回動することになる。
この実施の形態の作用について説明する。
まず、ねじ込み部材8を緩め、ゴム部材7に対する押圧作用を解除する、あるいは軸方向孔10が開放して押圧作用が解除されていることを確認する。次に、通常の手法によってバルーンカテーテル1の先端部を血管等の目的部位に挿入する。挿入した後、図4に示すように、バルーン膨脹用の生理食塩水等が入った注射筒14の筒先をねじ込み部材8の接続部15に挿入するとともに、前記ロックねじをねじ込み部材8の鍔部に設けた溝17に嵌合して接続する。これにより注射筒14とねじ込み部材8は一体に連結された状態となる。しかる後、注射筒14のプランジャーを押し込み、注射筒14内の生理食塩水等をねじ込み部材8の内腔13からコネクタ本体6の内腔へ、さらにここからゴム部材7の軸方向孔10、バルーン腔5を経てバルーン3内に注入してバルーン3を膨張させ、血管等を閉塞する。このとき、注射筒14の筒先をねじ込み部材8の接続部15に必要以上に深く差し込んでも、筒先が逆止弁を構成する部品であるゴム部材7に、直接触れることがないので、損傷することがない。
前記のようなバルーン3の膨張状態を維持するためには、注射筒14を接続したままの状態で、ねじ込み部材8をコネクタ本体6に対して、ねじ込み部材8の操作部12を持って図4の矢印で示すように回動させる。この回動ではねじ込み部材8に接続された注射筒14もねじ込み部材8と共に回動する。そして、ねじ込み部材8の回動によるねじ込みにより、その先端面がゴム部材7の後端面に接触し、さらにゴム部材7を軸方向に押圧して圧縮変形することになり、図3に示すような位置までねじ込むと、ゴム部材7はコネクタ本体6の内腔にも押し付けられて軸方向孔10が閉じ、以後は注射筒14からの生理食塩水等の注入も、あるいはバルーン腔5からの生理食塩水等の逆流も遮断される状態になる。このような状態になった後、注射筒14の筒先を接続部15から抜いて取り外す。したがって、従来のように注射筒14の筒先を接続部15から抜くことにより膨張しているバルーン3に注入していた生理食塩水等が漏れてバルーン3が収縮してしまうことがなく、バルーン3の膨張状態を維持することができる。
注射筒14を取り外した後も、別途活栓を接続することなく、バルーン3は膨張状態の維持が可能なため、コネクタ部4の見掛けの大きさも大きくなることはない。また、バルーンカテーテル1の使用が終了したときは、ねじ込み部材8を緩めれば、軸方向孔10がゴム部材7の弾性復元により再び当初の開放状態にもたらされ、これによりバルーン3内の生理食塩水等が注入時とは反対に抜け、バルーン3が収縮することになり、カテーテル1の目的部位からの挿入を解くことができる。
前記のようであって、注射筒14の接続に際しては、注射筒14の筒先を接続部15に挿入するだけでよく、注射筒14の筒先が逆止弁機能を果たすゴム部材7に接することがないから、従来のように逆止弁を破損したりする恐れがない。そのため、従来起きていた不具合もなくすことができる。また、従来のような二方活栓、三方活栓を使用したときのようなコックを設けることもないから、術野の妨げにもならないし、カテーテル全長を長くしてしまい邪魔になるということもなくなる。また、コネクタ部4が樹脂製であるので、重量の増加も少ない。
なお、前記した実施の形態は好ましい一例を示したにすぎず、バルーン3の膨張時の大きさや形状等は適宜変更が可能であるし、使用する材質も、医療用として適切なものであれば、適宜選択が可能である。また、ゴム部材7は弾性部材の一例にすぎず、ゴム部材7と同効の材質を持つものであれば弾性部材に含まれる等、細部の構成は、実施に際し、実用新案登録請求の範囲に記載した範囲内で任意に変更して実施することができるものである。
この考案の、カテーテル本体の長さ方向の一部を省略した、一実施の形態に係る医療用バルーンカテーテルの全体正面図である。 図1におけるコネクタ部においてゴム部材の軸方向孔が開放した状態の拡大断面図である。 同じくゴム部材の軸方向孔が閉鎖した状態の拡大断面図である。 注射筒を接続した状態での使用を説明するための作用説明図である。
符号の説明
1 医療用バルーンカテーテル
2 カテーテル本体
3 バルーン
4 コネクタ部
5 バルーン腔
6 コネクタ本体
7 ゴム部材(弾性部材)
8 ねじ込み部材(押圧部材)
9 めねじ
10 軸方向孔(貫通孔)
11 おねじ
12 操作部
13 内腔
14 注射筒(注入部材)
15 接続部
16 環状鍔部
17 溝(係止部)

Claims (9)

  1. バルーンを有する医療用バルーンカテーテルのカテーテル本体に接続され、前記バルーンを膨張させるために前記カテーテル本体に形成されたバルーン腔を閉じてバルーンの膨張した状態を維持するコネクタであって、
    コネクタ本体と、
    このコネクタ本体内に弾性復元が可能に嵌入され、前記バルーン腔と連通する貫通孔を有する弾性部材と、
    前記コネクタ本体に接続され、前記弾性部材を押圧して圧縮する押圧部材と、
    を備え、
    この押圧部材の押圧作用により弾性部材を圧縮変形させ貫通孔を閉じさせるとともに、押圧作用を解いて弾性部材を弾性復元させ貫通孔を開放することが可能になっていることを特徴とするカテーテル用コネクタ。
  2. 前記弾性部材が、ゴム部材からなり、また前記押圧部材が、前記コネクタ本体の内周面に形成しためねじと螺合するおねじを外周面に有するねじ込み部材からなり、このねじ込み部材の回動ねじ込みによって前記ゴム部材を軸方向に押圧して圧縮変形する請求項1に記載のカテーテル用コネクタ。
  3. 前記ゴム部材が、シリコーンゴム、天然ゴム、ウレタンゴム、ニトリルゴム、ブチルゴムのいずれかからなる請求項2に記載のカテーテル用コネクタ。
  4. 前記ねじ込み部材が、バルーンを膨張させる生理食塩水等を注入するための注入部材を接続する接続部と、回動ねじ込み用の操作部とを有する請求項2又は3に記載のカテーテル用コネクタ。
  5. 前記接続部が、ねじ込み部材の内腔であって、注入部材の先端を挿入保持可能なように、該内腔の後端開口から中間部までの所定長さにわたり徐々にテーパ状に細くなった部分である請求項4に記載のカテーテル用コネクタ。
  6. 前記ねじ込み部材が、注入部材が接続部に接続されたときに、該注入部材に設けた係止部と係脱可能に係止する係止部を有する請求項4又は5に記載のカテーテル用コネクタ。
  7. 請求項1ないし6のいずれかに記載のカテーテル用コネクタを備えたことを特徴とする医療用バルーンカテーテル。
  8. 前記医療用バルーンカテーテルが、カテーテル本体にバルーン腔のみを持つシングルルーメンカテーテルである請求項7に記載の医療用バルーンカテーテル。
  9. 前記カテーテル用コネクタが、カテーテル本体に対して、長さ方向延長線上に接続されている請求項7又は8に記載の医療用バルーンカテーテル。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011147551A (ja) * 2010-01-20 2011-08-04 Olympus Corp カテーテルおよびカテーテル挿入器具
JP2012517296A (ja) * 2009-02-07 2012-08-02 メリット・メディカル・システムズ・インコーポレーテッド バルブ付コネクタ

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