JP3141903U - 写真フレーム - Google Patents
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Abstract
【課題】所有者自身が撮った写真によりレンチキュラ板を用いた視覚効果を楽しむことができる写真フレームを提供する。
【解決手段】表面にレンチキュラレンズ群が形成されたシート状のレンチキュラ板と、レンチキュラ板の裏面側に設けられ、レンチキュラレンズ群を介して観察するための帯状の画像部分と帯状の透明部分とが交互に配置された第一の画像層と、第一の画像層の裏面側に設けられた写真収容部とを備え、レンチキュラレンズ群は、レンチキュラ板の表面に対する第一の角度からレンチキュラ板を見たときに帯状の画像部分が観察可能となり、レンチキュラ板の表面に対する第二の角度からレンチキュラ板を見たときに帯状の透明部分が観察可能となるように設けられる。写真収容部は、印画紙に焼き付けられた写真を第一の画像層の裏面側に配置する手段を備える。
【選択図】図1
【解決手段】表面にレンチキュラレンズ群が形成されたシート状のレンチキュラ板と、レンチキュラ板の裏面側に設けられ、レンチキュラレンズ群を介して観察するための帯状の画像部分と帯状の透明部分とが交互に配置された第一の画像層と、第一の画像層の裏面側に設けられた写真収容部とを備え、レンチキュラレンズ群は、レンチキュラ板の表面に対する第一の角度からレンチキュラ板を見たときに帯状の画像部分が観察可能となり、レンチキュラ板の表面に対する第二の角度からレンチキュラ板を見たときに帯状の透明部分が観察可能となるように設けられる。写真収容部は、印画紙に焼き付けられた写真を第一の画像層の裏面側に配置する手段を備える。
【選択図】図1
Description
本考案は、表面にレンチキュラレンズ群が形成されたシート状のレンチキュラ板を用いた写真フレームに関する。
表面にレンチキュラレンズ群が形成されたシート状のレンチキュラ板を利用し、観る角度を変化させることによって異なる複数の画像を表示させたり、一つの画像を立体的に表示させるなどの視覚効果を楽しむための技術が広く用いられている。その多くは、アニメや映画などに登場するキャラクタの画像や風景の画像などを製造業者側が用意し、この画像とレンチキュラ板とを組み合わせた製品(絵葉書や写真パネルなど)として製造販売されている。
他の例としては、レンチキュラ板を利用した立体画像を写真フレームの装飾用の縁取りとして用い、写真フレームの中心に、任意の写真を入れて楽しむ写真フレームが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
従来のレンチキュラ板を用いた視覚効果を楽しむための製品は、製造業者側が用意した画像を用いたものばかりであり、任意の写真を用いてレンチキュラ板を用いた視覚効果を楽しむものは存在していない。
特許文献1の写真フレームにおいても任意の写真は、単に、レンチキュラ板を用いた装飾の縁取りの中央に位置するだけであり、レンチキュラ板を用いた視覚効果を直接享受してはいない。
本考案は、このような課題を解決するために行われたものであって、任意の写真によりレンチキュラ板を用いた視覚効果を楽しむことができる写真フレームを提供することを目的とする。
本考案は、写真フレームであって、本考案の特徴とするところは、表面にレンチキュラレンズ群が形成されたシート状のレンチキュラ板と、前記レンチキュラ板の裏面側に設けられ、前記レンチキュラレンズ群を介して観察するための帯状の画像部分と帯状の透明部分とが交互に配置された第一の画像層と、前記第一の画像層の裏面側に設けられた写真収容部とを備え、前記レンチキュラレンズ群は、前記レンチキュラ板の表面に対する第一の角度から前記レンチキュラ板を見たときに前記帯状の画像部分が観察可能となり、前記レンチキュラ板の表面に対する第二の角度から前記レンチキュラ板を見たときに前記帯状の透明部分が観察可能となるように設けられたところにある。
前記写真収容部は、印画紙に焼き付けられた写真を前記第一の画像層の裏面側に配置する手段を備えることができる。
また、例えば、前記第一の画像層には、予めキャラクタの画像が印刷され、このキャラクタの画像のサイズおよび位置は、前記写真が人物の写真であると想定した場合の人物のサイズおよび位置に対応して設定される。
本考案によれば、任意の写真によりレンチキュラ板を用いた視覚効果を楽しむことができる。
本考案の実施形態の写真フレームを図1から図9を参照して説明する。図1は、本考案の実施形態の写真フレームを正面から見た図である。図2は、本考案の実施形態の写真フレームを側面から見た図である。図3は、第一の画像層4を正面から見た図である。図4は、第一の画像層4の構成を示す図である。図1および図2に示すように、本考案の写真フレームは、表面にレンチキュラレンズ群1が形成されたシート状のレンチキュラ板2と、レンチキュラ板2の裏面側に設けられ、レンチキュラレンズ群1を介して観察するための帯状の画像部分40と帯状の透明部分41とが交互に配置された第一の画像層4と、第一の画像層4の裏面側に設けられた写真収容部3とを備え、レンチキュラレンズ群1は、レンチキュラ板2の表面に対する第一の角度からレンチキュラ板2を見たときに帯状の画像部分40が観察可能となり、レンチキュラ板2の表面に対する第二の角度からレンチキュラ板2を見たときに帯状の透明部分41が観察可能となるように設けられる。
写真収容部3は、印画紙に焼き付けられた写真を第一の画像層4の裏面側に配置する手段を備える。なお、この配置する手段としては、従来からある写真フレームの有する写真保持手段と同じであるので、詳細な説明は省略する。
第一の画像層4には、予めキャラクタ(図3の例ではライオンの顔)の画像が印刷され、このキャラクタの画像のサイズおよび位置は、写真収容部3に収容する写真が人物の写真であると想定した場合の人物のサイズおよび位置に対応して設定されている。
次に、第一の画像層4について図3および図4を参照して説明する。図3に示す第一の画像層4において、縦線によるハッチングの部分は、図4に示すように、複数の帯状の画像部分40と帯状の透明部分41とから構成される。すなわち、画像が描かれている部分と、透明な部分とが交互にほぼ等間隔に配置された構成である。なお、図3の例では、第一の画像層4の中央部に楕円形で画像を設けたが、画像を設ける範囲および形状は任意に設定することができる。
次に、写真収容部3に収容される写真5の例を説明する。図5は、写真フレームの所有者自身が撮った写真5の例を示す図である。図5の例では、人物(例えば写真フレームの所有者)の上半身が写っている。この写真5は、表面(画像が印画されている面)が第一の画像層4における画像(ライオンの顔が描かれた楕円形の部分)の裏面に接するようにして写真収容部3に収容されている。
次に、本考案の実施形態におけるレンチキュラ板2を用いた視覚効果について図6を参照して説明する。図6に示すように、レンチキュラ板2には、レンチキュラレンズ群1が設けられている。レンチキュラレンズ群1は線状の凸レンズ(カマボコ状)が複数並んでいる構成であり、観る角度に応じて第一の画像層4に描かれた帯状の画像部分40のみが見える場合(実線矢印)と、第一の画像層4の帯状の透明部分41を透過してその裏面にある写真5の画像のみが見える場合(破線矢印)とがある。その状況を図7に示す。図7は、写真フレーム6を観る角度に応じて写真5の画像(人物の上半身)のみが見える場合(図7の上図)と、第一の画像層4に描かれた画像(ライオンの顔)のみが見える場合(図7の下図)とがあることを表す図である。
図8は、人物の上半身の画像が見える角度(第二の角度:図7の上図)を示す図である。図9は、ライオンの顔の画像が見える角度(第一の角度:図7の下図)を示す図である。すなわち、鑑賞者が写真フレーム6を鑑賞するときの視線の角度を一定にしたときに、図8に示すように視線の角度から+α度右方向に傾けた位置では、人物の上半身の画像を観ることができる。また、図9に示すように視線の角度から−α度左方向に傾けた位置では、ライオンの顔の画像を観ることができる。
(他の実施形態)
図1に示したレンチキュラレンズ群1の例では、縦長のレンチキュラレンズを横並びに配置している。これに対し、他の実施形態として、横長のレンチキュラレンズを縦並びに配置することもできる。この場合には、図3および図4に示す第一の画像層4についても、帯状の画像部分40と帯状の透明部分41とが縦並びに交互に配置されることになる。よって、写真フレーム6を動かす方向も、図7〜図9に示すように、縦軸に対して左右に回動させるのではなく、横軸に対して前後に回動させることになる。
図1に示したレンチキュラレンズ群1の例では、縦長のレンチキュラレンズを横並びに配置している。これに対し、他の実施形態として、横長のレンチキュラレンズを縦並びに配置することもできる。この場合には、図3および図4に示す第一の画像層4についても、帯状の画像部分40と帯状の透明部分41とが縦並びに交互に配置されることになる。よって、写真フレーム6を動かす方向も、図7〜図9に示すように、縦軸に対して左右に回動させるのではなく、横軸に対して前後に回動させることになる。
また、上記実施形態の説明では、図3に示す第一の画像層4における中心の画像(図3ではライオンの顔)の周囲の画像(図3では花模様)については言及していないが、これら中心の画像の周囲の画像についてもレンチキュラレンズ群1による視覚効果により立体視できるなど、中心の画像を引き立てる有効な演出効果を持たせることができる。
(写真フレーム6の使い方)
例えば、写真5は人物画像であり、この人物画像と予め第一の画像層4に印刷されているキャラクタの画像とが写真フレーム6を観る角度に応じて入れ替わって見える。キャラクタの画像は、様々なキャラクタを用意しておき、例えば、写真5の人物と良く似ている有名なキャラクタの画像を用いれば、人物とキャラクタとを対比させ、その類似度を楽しむといったことに使用できる。あるいは、写真フレーム6の作用を知らない第三者が画像の入れ替わりを見て驚く様子を楽しむといったことに使用できる。
例えば、写真5は人物画像であり、この人物画像と予め第一の画像層4に印刷されているキャラクタの画像とが写真フレーム6を観る角度に応じて入れ替わって見える。キャラクタの画像は、様々なキャラクタを用意しておき、例えば、写真5の人物と良く似ている有名なキャラクタの画像を用いれば、人物とキャラクタとを対比させ、その類似度を楽しむといったことに使用できる。あるいは、写真フレーム6の作用を知らない第三者が画像の入れ替わりを見て驚く様子を楽しむといったことに使用できる。
本考案によれば、任意の写真によりレンチキュラ板を用いた視覚効果を楽しむことができるので、レンチキュラレンズ応用商品の販路を拡大することができる。
1 レンチキュラレンズ群
2 レンチキュラ板
3 写真収容部
4 第一の画像層
5 写真
6 写真フレーム
40 帯状の画像部分
41 帯状の透明部分
2 レンチキュラ板
3 写真収容部
4 第一の画像層
5 写真
6 写真フレーム
40 帯状の画像部分
41 帯状の透明部分
Claims (3)
- 表面にレンチキュラレンズ群が形成されたシート状のレンチキュラ板と、
前記レンチキュラ板の裏面側に設けられ、前記レンチキュラレンズ群を介して観察するための帯状の画像部分と帯状の透明部分とが交互に配置された第一の画像層と、
前記第一の画像層の裏面側に設けられた写真収容部と
を備え、
前記レンチキュラレンズ群は、前記レンチキュラ板の表面に対する第一の角度から前記レンチキュラ板を見たときに前記帯状の画像部分が観察可能となり、前記レンチキュラ板の表面に対する第二の角度から前記レンチキュラ板を見たときに前記帯状の透明部分が観察可能となるように設けられた
ことを特徴とする写真フレーム。 - 前記写真収容部は、印画紙に焼き付けられた写真を前記第一の画像層の裏面側に配置する手段を備えた請求項1記載の写真フレーム。
- 前記第一の画像層には、予めキャラクタの画像が印刷され、このキャラクタの画像のサイズおよび位置は、前記写真が人物の写真であると想定した場合の人物のサイズおよび位置に対応して設定された請求項2記載の写真フレーム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008001417U JP3141903U (ja) | 2008-03-11 | 2008-03-11 | 写真フレーム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008001417U JP3141903U (ja) | 2008-03-11 | 2008-03-11 | 写真フレーム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3141903U true JP3141903U (ja) | 2008-05-22 |
Family
ID=43291940
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008001417U Expired - Fee Related JP3141903U (ja) | 2008-03-11 | 2008-03-11 | 写真フレーム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3141903U (ja) |
-
2008
- 2008-03-11 JP JP2008001417U patent/JP3141903U/ja not_active Expired - Fee Related
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