JP3141633U - 車両の屋根に取付けて使用する扇子状に開閉する傘を用いた雨よけ装置 - Google Patents

Abstract

【課題】 本考案は、雨の中で乗車する運転手等がゆっくりしても雨を被らないように乗車できる雨よけ装置である。
【解決手段】 本考案は、車両のドア付近の屋根の上に図１の本体を符号１，２，３の磁石で固定させ、車外から手動で符号８を引っ張って符号５の傘を開き乗車時の雨よけにする。乗車後は車両走行による後方への風力又は符号７の支点付近に取り付けたバネ又は磁石の力を補助にして符号５の傘を符号４の収納部に集めて走行中に開かないようにすることにより運転手が雨を被らないで乗車出きると共に、手を使うことなく符号５の傘部の収納ができる。
【選択図】図２

Description

本考案は、降雨時車両に乗車しようとする運転手が車外から運転席に座るまでの間に雨に濡れるのを防ぐための雨よけ装置に関する考案である。

運転席の雨よけ方法としては、ドアをスライド方式にする方法しか工夫の形跡がなかった。

従来、降雨時に車両に乗車しようとする運転手は、傘をたたみ雨の滴を払い落した後急いでフロントドアを開けて運転席に入り込みドアを閉めるか、ドアを開けた後急いで運転席に座りドアを閉めてから傘の滴りを落すか、いずれにしても、雨の中で乗車するには多少でも身体や衣服が雨で濡れている。これが、特に強雨の時は相当量の雨をかぶっている。そこで、この考案は、雨の中でも雨を被らないでゆっくり乗車できるようにしたものである。

１、本考案は、車両の屋根に磁石で取り付けた本体から、運転席と開けたドアとの空間の上部に傘が張り出すように扇子状にスライド式で開閉させて使用する乗車時の雨よけ装置である。
２、この傘は、外部から手で広げて使用し、乗車後車両走行により後方向きに発生する風力で傘部をたたんで収納ボックスへ収納する。風力の補助として支点部分に取り付けた磁石やバネ等を利用する。
３、一旦収納された傘は車両走行時に開かないように収納部分にストッパーを取り付ける。
４、この装置の車両への装着は、着脱を自在にするため車両の屋根上に３箇所を強力な磁石で吸着させて固定させる。

１、この装置を使用すると運転席付近に雨が振り込むことがないので、乗車する者はゆっくり傘をたたみ、雨の滴を落とし、身体も車内も濡らすことなく乗車できる。これは、身体の不自由な運転手や強雨の中で乗車する運転手にとって、大きな利便となる。
２、本考案は、雨よけ部分を１８０度扇子状に開く傘にしたことにより収納部分が小さくなるとともに開いたときの傘の面積を大きくすることができる。
３、傘を閉じる力を車両走行等による風力、バネ、磁石の力にしたことにより、運転手が雨に濡れることなく収納できるものである。
４、磁石を利用するため車両屋根への着脱が簡単で、雨天以外等で使用しない時は簡単に取り外すことができる。

図１記載の通り

図２ 乗車しようとして本考案の雨よけ装置の傘を開いた図
図３ 傘部を収納部へ収納した図

降雨時車両に乗車する運転手が雨に濡れることが嫌である限り、他に雨を凌ぐ方法がないため十分利用されるものと思われる。

本考案の雨よけ装置の全体図である。符号１，２，３は磁石でこれを車両の屋根に吸着させて本体を固定させる。 車両の上部から見た図で符号６の右フロントドアを開けて本考案の傘を開いた図である。 車両の走行時に符号４の収納部に符号５の傘を収納した後の図である。

符号の説明

符号１、２，３ 雨よけ装置を車両に固定させる磁石
符号４ 傘の収納部
符号５ スライド式の傘
符号６ 車両の右フロントドア
符号７ 支点
符号８ 傘部の端

Claims (4)

1. 車両の屋根の上に扇子状に開閉する傘を取り付けて、乗車しようとする時開けたドアと座席との空間に雨がかからないようにする雨よけ装置。
2. 傘は、乗車しようとする者が手動で広げる。傘を閉じる時は車両が前進する時に発生する後方への風力を利用するが、補助として傘の支点部分に取り付けたバネや磁石等の力を利用する装置。
3. 車両の走行中は、一旦収納された傘が開かないようにするストッパー付の収納箱に傘部を収納する。
4. 車両への装着は屋根に固定するか、磁石等で屋根に吸着させて着脱可能にした車両用雨よけ装置。

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