JP3141608U - 分岐管路の切替バルブ - Google Patents

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Abstract

【課題】一時滞留した粉体物の一部が、新しい粉体物に混入して分岐管路内に搬送され、粉体物の品質が損なわれてしまうことを防止する分岐管路の切替バルブを提供する。
【解決手段】円筒形状のハウジング26と、円筒形状であってハウジング26に接合し内部が連通する複数の分岐管路28と、ハウジング26の内部に配置される切替管34とを備える分岐管路の切替バルブ20であって、複数の分岐管路のそれぞれが、互いに同一径で形成され、これら複数の分岐管路のそれぞれの軸線がハウジングの軸線上の一点で交差し、かつ、ハウジングの軸線との間の角度が互いに同じ大きさの角度を形成するように配置され、切替管が、ハウジングの軸線回りに回転自在に配置される傾斜管38を有し、傾斜管が、複数の分岐管路のうちの任意のものと連通する位置に停止した場合に、この切替管の傾斜管の吐出口と分岐管路の縁とがほぼ隙間なく突合わされる。
【選択図】図3

Description

本考案は、主配管路の長さ方向が分岐する分岐部分に接続される複数の分岐管路のうちのいずれかの内部を、主配管路の内部と長さ方向に連通させるように切替える分岐管路の切替バルブであって、特に、管路内を粉体物が通る場合に用いるのに適した分岐管路の切替バルブに関するものである。
図12は、従来の分岐管路の切替バルブ2を示す上面図であり、図13は、図12に示す分岐管路の切替バルブ2のA−A線矢視の断面図である。この従来の分岐管路の切替バルブ2は、小麦粉等の粉体状の食品や粉体状の薬品等(以下、粉体物という。)を通す配管路の分岐部分に設けられるものである。
この従来の分岐管路の切替バルブ2は、図12及び図13に示すように、そのハウジング4内に、1本の切替管6と、4本の分岐管路8とを備えている。分岐管路8のそれぞれは、その軸線が図示していない主配管路の長さ方向に対して平行方向(図中上下方向)に向けられた姿勢で、互いの両隣の分岐管路8のそれぞれと、図示していない主配管路の軸線Yの周りに90度の角度の間隔をおいて、上記軸線Yの同心円上に並んで配置されている。
また、この従来の分岐管路8の切替バルブ2のハウジング4内の底部には、開口部10を有する円盤部材12が、水平に配置して固定されている。4本の分岐管路8のそれぞれは、それらの上端部の開口部と円盤部材12の開口部10とが一致するように円盤部材12の下面に一体的に接合され、その内部空間が円盤部材12の開口部10と連通するようになっている。
切替管6は、図13に示すように、上記図示していない主配管路の軸線Yと同軸上に配置された上端部6aと、4本の分岐管路8のそれぞれと連通可能な、軸線が上記軸線Yと水平方向に一定長さだけ離れている下端部6cと、切替管6の上端部6aと下端部6cとを連通するよう傾斜して設けられた傾斜部6bとを有して構成されている。
また切替管6は、ハウジング4内において、回転駆動手段5により上記軸線Yの周りに回転することにより、その下端部6cの開口部が、円盤部材12上において円軌道を描くように移動するようになっているので、90度の回転角度ごとの停止位置において、円盤部材12の開口部10を介して、4本の分岐管路8のいずれかの内部空間に選択的に連通するようになっている。
また、切替管6は、その上端部6aの図中上方に、上記軸線Yと同軸上に配置される不図示の主配管路に接続されて連通している。これにより、切替管6は、その主配管路内を通って搬送される粉体物を、4本の分岐管路8のいずれかに選択的に振り分けて搬送することができるようになっていた。
また、このような従来の切替バルブ2とは異なる、他の従来の切替バルブとして、その切替管6に相当する部材の下端部を、エアーシリンダーにより直線方向に往復移動させることにより、上記切替管6に相当する部材の下端部が、この部材と連通する、上記分岐管路8に相当する複数の部材の各位置のいずれかに選択的に切替えられるようにした構造のものがあった(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−4150号公報
しかしながら、上記従来の分岐管路の切替バルブ2においては、切替管6の下端部6cの吐出口の周囲の縁部と、円盤部材12の開口部10の周囲の縁部とが摺動することができるようにするため、それら両方の縁部間に隙間があるので、切替管6の下端部6cの吐出口が他の分岐管路8の位置に移動するときに、その隙間から粉体物が漏れ出て、分岐管路8がある位置以外の円盤部材12上に滞留してしまうことが避けられない。
このため、そのように円盤部材12上に滞留した粉体物が、時間の経過により変質したり、鮮度が落ちた後に、いずれかの分岐管路8内に搬送される、品質が損なわれていない新しい粉体物に混入してしまうことにより、この分岐管路8内に搬送される粉体物の品質が損なわれるおそれがあるという問題があった。
また、上記特許文献1に係る他の従来の切替バルブにおいても、上記最初の従来の切替バルブ2と同様の問題を有していた。
そこで本考案は、上記問題点に鑑みて、一時滞留した粉体物の一部が新しい粉体物に混入して分岐管路内に搬送される粉体物の品質が損なわれてしまうことを防止することができる分岐管路の切替バルブを提供することを課題とするものである。
上記課題を解決するために本考案は、
円筒形状のハウジングと、円筒形状であって前記ハウジングに接合し内部が連通する複数の分岐管路と、前記ハウジングの内部に配置される切替管とを備える分岐管路の切替バルブであって、
前記複数の分岐管路のそれぞれが、互いに同一径で形成され、これら複数の分岐管路のそれぞれの軸線が前記ハウジングの軸線上の一点で交差し、かつ、ハウジングの軸線との間の角度が互いに同じ大きさの角度を形成するように配置され、
これら複数の分岐管路のそれぞれにおける互いの軸線が交差する側の端部において、この複数の分岐管路のそれぞれの側壁のうちの半周部分の縁が前記ハウジングの側壁に接合され、この半周部分以外の2つの1/4周部分のそれぞれの縁が、互いに隣り合う分岐管路の対応する縁と接合され、
前記切替管が、前記ハウジングの軸線回りに回転自在に配置される傾斜管を有し、この傾斜管の吐出口の開口形状が前記分岐管路の前記ハウジング側の縁の形状に対応して形成されていることにより、
前記傾斜管が、前記複数の分岐管路のうちの任意のものと連通する位置に停止した場合に、この傾斜管の吐出口の縁と分岐管路の縁とがほぼ隙間なく突合わされるようになっていることを特徴とするものである。
また、本考案による切替バルブは、前記切替管における傾斜管の吐出口の内径が、前記分岐管路の内径よりも小さく形成されることにより、この吐出口における前記分岐管路の内径よりも内側の肉厚部分が、前記分岐管路の内側にその軸線方向に入り込むことを特徴とするものである。
このような本考案の切替バルブによれば、
円筒形状のハウジングと、円筒形状であって前記ハウジングに接合し内部が連通する複数の分岐管路と、前記ハウジングの内部に配置される切替管とを備える分岐管路の切替バルブであって、
前記複数の分岐管路のそれぞれが、互いに同一径で形成され、これら複数の分岐管路のそれぞれの軸線が前記ハウジングの軸線上の一点で交差し、かつ、ハウジングの軸線との間の角度が互いに同じ大きさの角度を形成するように配置され、
これら複数の分岐管路のそれぞれにおける互いの軸線が交差する側の端部において、この複数の分岐管路のそれぞれの側壁のうちの半周部分の縁が前記ハウジングの側壁に接合され、この半周部分以外の2つの1/4周部分のそれぞれの縁が、互いに隣り合う分岐管路の対応する縁と接合され、
前記切替管が、前記ハウジングの軸線回りに回転自在に配置される傾斜管を有し、この傾斜管の吐出口の開口形状が前記分岐管路の前記ハウジング側の縁の形状に対応して形成されていることにより、
前記傾斜管が、前記複数の分岐管路のうちの任意のものと連通する位置に停止した場合に、この傾斜管の吐出口の縁と分岐管路の縁とがほぼ隙間なく突合わされるようになっているので、
上記複数の分岐管路のそれぞれにおける互いの軸線が交差する側の縁部の内周に付着した粉体物を、上記傾斜管の吐出口が、この切替管の回転時に必ず掻き落とすようになっているため、
従来のように一時滞留した粉体物の一部が新しい粉体物に混入して分岐管路内に搬送される粉体物の品質が損なわれてしまうことを、防止することができる。
また、本考案の分岐管路の切替バルブによれば、
前記切替管における傾斜菅の吐出口の内径が、前記分岐管路の内径よりも小さく形成されることにより、この吐出口における前記分岐管路の内径よりも内側の肉厚部分が、分岐管路の内側にその軸線方向に入り込むことにより、
上記切替管の傾斜菅の吐出口と分岐管路との連通部に隙間ができるのを防止することができるので、それらの連通部から粉体物が漏れ出るのを確実に防止することができる。
以下、本考案に係る分岐管路の切替バルブを実施するための最良の形態について、図面に基づいて具体的に説明する。
図1から図9は、本考案の第1の実施の形態に係る、分岐管路の切替バルブ20について説明するために参照する図である。
本実施の形態に係る切替バルブ20は、図1及び図2に示すように、本体部22と回転体24とを備えて構成されている。切替バルブ20の本体部22は、1本の円筒形状のハウジング26と、このハウジング26に接合し連通する4本の円筒形状の分岐管路28とを備えて構成されている。
また、切替バルブ20の回転体24は、図3に示すように、軸線Lを有する嵌合部30と、この嵌合部30と同心円上に配置され、嵌合部30より下垂高さが小さい外周部32と、上記軸線Lの長さ方向途中で軸線が折れ曲がった切替管34とを備えて構成されている。
回転体24の嵌合部30と外周部32のそれぞれは円筒形状に形成され、外周部32の内側に嵌合部30が配置されている。この回転体24の嵌合部30と外周部32とは、ドーナツ状の板部材25を介して、それらの上端部同士が繋がって形成されている。
回転体24は、その嵌合部30の外周と外周部32の内周との間に、ハウジング26の上端部を入り込ませるようにして、このハウジング26の上端部と回転可能に嵌合している。また、回転体24の外周部32の外周面上には、不図示の歯車の歯と噛み合う、不図示の歯が形成されている。この外周部32の不図示の歯車の歯が、不図示の駆動歯車と噛み合っていることにより、回転体24は、その同心円上に配置された嵌合部30の軸線Lを回転中心として回転駆動するようになっている。
切替バルブ20は、この回転体24の切替管34の上端部が、図3中上方に、上記軸線Lと同軸上に配置される不図示の主配管路に接続されて、それぞれの内部が連通している。これにより、切替管34は、その主配管路内を通って搬送される粉体物を、4本の分岐管路28のいずれかに選択的に振り分けて搬送することができるようになっている。
図4及び図5は、切替バルブ20の本体部22の上面図、及び正面図である。また、図6は、図4に示す本体部22のC−C線矢視の断面図である。
本体部22の4本の分岐管路28のそれぞれは、互いに同一の直径を有するように形成されている。本体部22の4本の分岐管路28は、図4に示すように、この本体部22を上方から見下ろしたときに、互いに隣り合う分岐管路28同士の間隔の角度が、等しく90度になるように配置されている。
また、本体部22の4本の分岐管路28のそれぞれは、図6に示すように、これら4本の分岐管路28のそれぞれの軸線bが、ハウジング26と同心円上に配置された、回転体24の嵌合部30の軸線L上の一点X(交差点)で交差し、かつ、これら4本の軸線bのそれぞれと、上記軸線Lとの間の角度が互いに同じ大きさの角度θとなるように配置されている。
また、分岐管路28のそれぞれは、その軸線bが伸びる方向における互いの交差点X側の端部において、その円筒形状の側壁のうちの略半周部分の縁が、図5及び図6に示すように、ハウジング26の側壁に接合され、この略半周部分以外の2つの1/4周部分のそれぞれの縁が、図4及び図6に示すように、互いに隣り合う分岐管路28の対応する縁と接合されている。
すなわち、図6中において右下側に向かって斜めに伸びるように示された分岐管路28に着目すると、この分岐管路28における側壁のうち軸線bよりも右上側の範囲の半周部分の側壁の上記交差点X側の縁が、ハウジング26の側壁に接合されている。
また、この分岐管路28における側壁のうち軸線bよりも左下側の範囲であって、この図6の断面図の切断面よりも奥側の1/4周部分の側壁の上記交差点X側の縁が、互いに隣り合って配置され、図6中において下方に伸びるように示された分岐管路28の対応部分に接合されている。
また、回転体24の切替管34は、図8及び図9に示すように、嵌合部30と同心円上に配置されて、垂直方向に伸びる垂直管36と、この垂直管36の下端部に接続して固定され、上記軸線Lに対し角度θ傾斜して配置される傾斜管38を備えて構成されている。切替管34の垂直管36及び傾斜管38のそれぞれは、図3に示す本体部22の分岐管路28と同一径を有するように形成されている。
図7は、切替バルブ20の回転体24の上面図である。また、図8は、図7に示す回転体24のD−D線矢視の断面図であり、図9は、図8に示す回転体24のE−E線矢視図である。図7に示すように、回転体24の切替管34の垂直管36は、嵌合部30の半径内側の範囲内に配置され、図8に示すように、この嵌合部30と一体的に形成されている。
図8に示すように、回転体24における切替管34の垂直管36は、回転体24が回転するときの回転軸線、すなわち、嵌合部30の軸線Lの回りに回転するように配置されている。すなわち、垂直管36の回転軸線Lは、この回転体24が、図3に示すように、本体部22のハウジング26に嵌合したときに、嵌合部30の軸線Lの回りに回転するようになっている。
回転体24における切替管34の傾斜管38は、図8に示すように、その軸線bと垂直管36の軸線Lとの間の角度が、図6に示す本体部22における分岐管路28の軸線bとハウジング26の軸線Lとの間の角度θと、同じ大きさの角度θとなるように配置されている。
これにより、切替管34の傾斜管38は、図3に示すように、回転体24が本体部22のハウジング26に嵌合したときに、ハウジング26の軸線L回りに回転させたときにおける90度ごとの所定角度において、その下端部側の吐出口39が4本の分岐管路28のいずれかの内側に連通するように配置されるようになっている。
回転体24における切替管34の傾斜管38は、図8に示すように、その下端部側の吐出口39の縁のうち軸線bよりも上側に図示されている範囲の部分の形状が、図6に示す本体部22のハウジング26と分岐管路28との間の接合線の形状に対応して形成されている。
また、図8に示すように、回転体24における切替管34の傾斜管38の下端部側の吐出口39の縁のうち、その軸線bよりも下側に図示されている範囲の部分であって、この図8の断面図の切断面よりも奥側の範囲の部分の形状は、図6に示す本体部22の分岐管路28同士の間の接合線の形状に対応して形成されている(図8及び図9参照)。
これにより、回転体24におけるその切替管34は、図1及び図3に示すように、本体部22の4本の分岐管路28のうちの任意のものと連通する位置に停止した場合に、この切替管34の傾斜管38の吐出口39と分岐管路28の縁とがほぼ隙間なく突合わされるようになっている。
このような本実施の形態に係る切替バルブ20によれば、図6に示すように、本体部22の4本の分岐管路28のそれぞれにおける互いの軸線bの前記交差点X側の縁部の内周に付着した粉体物を、図3に示すように、回転体24における切替管34の傾斜管38の吐出口39の縁部が、この切替管34の回転時に必ず掻き落とすようになっているため、分岐管路28のハウジング26側の内部に粉体物が滞留することを防止することができる。このため、従来のように一時滞留した粉体物の一部が新しい粉体物に混入して分岐管路28内に搬送される粉体物の品質が損なわれてしまうことを防止することができる。
次に、図10及び図11は、本考案の第2の実施の形態に係る切替バルブ40について説明するために参照する図である。前記第1の実施の形態に係る切替バルブ20と同様の部分は同じ符号を用いて説明し、同様の構成についての重複する説明は省略するものとする。
本実施の形態に係る切替バルブ40は、図3に示す前記第1の実施の形態に係る切替バルブ20の、回転体24における切替管34の傾斜管38の代わりに、図10に示すように、傾斜管42を備えている。この傾斜管42は、その円筒形状の側壁のうち、その軸線方向における長さ中間部から吐出口45までの長さ範囲内の部分の肉厚が、垂直管36に近い方の長さ範囲の肉厚よりも厚く形成されている。これにより、切替管34の傾斜管42は、その吐出口45側の内径が、本体部22の分岐管路28の内径よりも小さくなるように形成されている。
また、切替管34の傾斜管42は、その吐出口45の縁部分が、その肉厚の範囲内で先細り形状に形成されている。この先細り形状の傾斜は、この切替管34を含む回転体24の回転時に、傾斜管42の吐出口45の縁部分が、分岐管路28の縁に干渉することがないように、その吐出口45の縁部分の全周にわたって三次元的に傾斜角度が変化するように形成されている。これにより、切替管34の傾斜管42は、この吐出口45における分岐管路28の内径よりも内側の肉厚部分が、ほぼ全周にわたって、分岐管路28の内側にその軸線方向に入り込むようになっている。
また、切替バルブ40は、本体部22におけるハウジング26の不図示の中心軸線(図3の軸線L参照)上であって、4本の分岐管路28のうちの互いに隣り合うもの同士の間の接合線のそれぞれが互いに交差する交差点に、ピン44が設けられている。
回転体24には、図11に示すように、その切替管34の傾斜管42における上記ピン44に対応する位置に、ピン用穴46が形成されている。これにより、回転体24のピン用穴46は、図10に示すように、ピン44の回りに回転可能となるように嵌合している。
このような本実施の形態に係る切替バルブ40によれば、前記第1の実施の形態と同様に、本体部22の4本の分岐管路28のそれぞれにおける互いの軸線b(図6参照)の交差点X側の縁部の内周に付着した粉体物を、図10に示すように、回転体24における切替管34の傾斜管42の吐出口45の縁部が、この切替管34の回転時に掻き落とすようになるため、切替バルブ40内に粉体物が滞留することを防止することができる。このため、従来のように一時滞留した粉体物の一部が新しい粉体物に混入して分岐管路内に搬送される粉体物の品質が損なわれてしまうことを防止することができる。
また、本実施の形態に係る切替バルブ40によれば、図10に示すように、その切替管34の傾斜管42の吐出口45の縁部が、分岐管路28の内側にその軸線方向に入り込むようになっていることにより、切替管34の傾斜管42の吐出口45と分岐管路28との連通部に隙間ができるのを防止することができるので、それらの連通部から粉体物が漏れ出るのを確実に防止することができる。
なお、前記第1及び第2の実施の形態に係る切替バルブ20,40においては、その本体部22のハウジング26に4本の分岐管路28が接合し連通するようになっていたが、2本、3本、又は5本以上の分岐管が接合し連通するようになっていてもよい。
また、前記第1及び第2の実施の形態においては、ハウジングに4本の分岐管が接合されるようになっていたが、この4本の分岐管のうち1本(又は2本でもよい)の代わりに、切替管が向けられたときにこの切替管の吐出口を塞ぐ閉止壁を設けるようになっていてもよい。
また、前記第1及び第2の実施の形態に係る切替バルブ20,40においては、粉体物を搬送するようになっていたが、粉体物以外のものを搬送するようになっていてもよい。例えば、液体や気体等の流体物、又は粒状物等を搬送するようになっていてもよい。
本考案の第1の実施の形態に係る切替バルブ20を示す上面図である。 図1に示す切替バルブ20の正面図である。 図1に示す切替バルブ20のB−B線矢視断面図である。 図1中の本体部22の上面図である。 図4に示す本体部22の正面図である。 図4に示す本体部22のC−C線矢視断面図である。 図1中の回転体24の上面図である。 図7に示す回転体24のD−D線矢視断面図である。 図8に示す回転体24のE−E線矢視図である。 本考案の第2の実施の形態に係る切替バルブ40を示す縦断面図である。 図10中の回転体24の縦断面図である。 従来の分岐管路の切替バルブ2を示す上面図である。 図12に示す従来の分岐管路の切替バルブ2のA−A線矢視断面図である。
符号の説明
2 切替バルブ
4 ハウジング
6 切替管
8 分岐管
10 開口部
12 円盤
20 切替バルブ
22 本体部
24 回転体
26 ハウジング
28 分岐管
30 嵌合部
32 外輪部
34 切替管
36 垂直管
38 傾斜管
39 蓋部材
40 切替バルブ
42 傾斜管
44 ピン
46 ピン用穴

Claims (2)

  1. 円筒形状のハウジングと、円筒形状であって前記ハウジングに接合し内部が連通する複数の分岐管路と、前記ハウジングの内部に配置される切替管とを備える分岐管路の切替バルブであって、
    前記複数の分岐管路のそれぞれが、互いに同一径で形成され、これら複数の分岐管路のそれぞれの軸線が前記ハウジングの軸線上の一点で交差し、かつ、ハウジングの軸線との間の角度が互いに同じ大きさの角度を形成するように配置され、
    これら複数の分岐管路のそれぞれにおける互いの軸線が交差する側の端部において、この複数の分岐管路のそれぞれの側壁のうちの半周部分の縁が前記ハウジングの側壁に接合され、この半周部分以外の2つの1/4周部分のそれぞれの縁が、互いに隣り合う分岐管路の対応する縁と接合され、
    前記切替管が、前記ハウジングの軸線回りに回転自在に配置される傾斜管を有し、この傾斜管の吐出口の開口形状が前記分岐管路の前記ハウジング側の縁の形状に対応して形成されていることにより、
    前記傾斜管が、前記複数の分岐管路のうちの任意のものと連通する位置に停止した場合に、この傾斜管の吐出口の縁と分岐管路の縁とがほぼ隙間なく突合わされるようになっている
    ことを特徴とする分岐管路の切替バルブ。
  2. 前記切替管における傾斜管の吐出口の内径が、前記分岐管路の内径よりも小さく形成されることにより、この吐出口における前記分岐管路の内径よりも内側の肉厚部分が、前記分岐管路の内側にその軸線方向に入り込むことを特徴とする請求項1に記載の切替バルブ。
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