JP3141507U - 伸縮ポールのオイル漏れ防止構造 - Google Patents

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孝造 大石
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Abstract

【課題】シリンダユニットを多段に重ねた内外筒二重構造の伸縮ポールにおいて、外力や偏荷重によって各シリンダユニットに少々の倒れがあっても、圧油が漏れ出さないようにする。
【解決手段】内筒3、6と外筒を下端の連結部材8で連結した複数のシリンダユニット1、5からなり、上方のシリンダユニット5は下方のシリンダユニット1の内筒と外筒との間に収容するとともに、各シリンダユニットの内筒内を連通した閉空間に形成し、この閉空間に圧油を給排することで各シリンダユニットを伸縮させる伸縮ポールにおいて、連結部材の内周面にオイルシール17を挟んだ上下に下方のシリンダユニットの内筒の外周面に摺接する二つの摺動リング18を配設する。
【選択図】図1

Description

本考案は、車両等に積み込んで移動し、移動先で上方に延ばして使用するアンテナ、カメラ、照明といった器材の昇降機構に用いて好適な伸縮ポールのオイル防止構造に関するものである。
本出願人は、先に、下記特許文献1に係る内筒と外筒とからなる二重構造のシリンダユニットを多段に重ねた伸縮ポールを提案しており、上記した部材の昇降装置として利用に供されている。この伸縮ポールは、各シリンダユニットの内筒内を連通した閉空間に形成し、この閉空間に圧油を給排することで各シリンダユニットを伸縮させる構造のものである。このため、従来のテレスコピックシリンダ等に比べて構造が簡単になってシリンダユニットを多数重ねることができ、その結果、縮短長さに比べて大きな伸長量を確保できるものになっている。
以下、例として4段構成の伸縮ポールについて説明すると、第2図はこの伸縮ポールを伸長させたときの説明図、第3図は縮短させたときの説明図、図4は図1のA部の拡大断面図であるが、最下段を構成する第1シリンダユニット1は、ベースである連結部材2の上に内筒3と外筒4とが所定の間隔を保って剛性の高い二重構造で起立しているものである。第1シリンダユニット1の内筒3と外筒4との間には第2シリンダユニット5の内筒6と外筒7とが同じく下端の連結部材8で連結されて第1シリンダユニット1の内筒3と外筒4に摺動可能に収容されている。
なお、第1シリンダユニット1の外筒4の上端にはエンド部材9が設けられており、その下方の内周には第2シリンダユニット5の外筒7に摺接する摺動部材10が設けられている。また、第2シリンダユニット5の内筒6の外周の下端(連結部材8のやや上方)にも第1シリンダユニット1の外筒4の外周に週節する摺動部材11が設けられている。したがって、第1シリンダユニット1と第2シリンダユニット5が縮短して連結部材2、8同士が当接すると縮短限界位置、伸長して摺動部材10、11同士が当接すると伸長限界位置ということになる。
また、第3シリンダユニット12と第4シリンダユニット13も同様な構成になっている。この他、最高位の第4シリンダユニット13の上端には器材等を載せる台座である蓋部材14が取り付けられているし、ベース1には圧油を閉空間に給排する油路15も形成されている。なお、この油路15には圧油を給排する油圧系路(図示省略)が接続されている。さらに、各連結部材には孔16が形成されており、各シリンダユニットの伸縮に応じて外筒間の空気を自由に流動させるようになっている。
以上により、油圧系路から油路14に圧油を供給すると、各シリンダユニット1、8、12、13の閉空間には圧油が充満し、各シリンダユニットは伸長する。この状態を保持するには、油圧系路に閉止弁(シャットオフバルブ−図示省略)を挿設し、この閉止弁を閉じておけばよいことになる。一方、各シリンダユニットを縮短させるには、閉止弁を開いて閉空間から圧油を排出できるようにしておけばよいことになる。この場合、圧油の作用を受ける受圧面積を上方のシリンダユニットほど大きくしておくことで、第4→第1シリンダユニットの順次動作となる。一方、圧油を排出すると、各シリンダユニットはその重量で縮短するが、このときも、受圧面積の関係で下方のシリンダユニットから縮短する順次動作となる。
ところで、図4によって連結部材8を詳細に見てみると、この連結部材8の内周は第2シリンダユニット5の内筒6に連結されているが、同時にオイルシール17とその下方の摺動リング18とを保持しており、これを第1シリンダユニット2の内筒3の外周に摺接させている。なお、これらオイルシール17や摺動リング18は連結部材8にポケット19、20を形成してこれに収容しているが、このとき、オイルシール17は変形を防いでシール性を確保するためにポケット17内でバックアップリング21を下方に位置させて沿わせている。そして、このバックアップリング21は装填の容易さを確保するために周上にバイアスカットを入れていたものを使用している。
ところが、この伸縮ポールを伸長させたとき、振動や風等の外力或いは偏荷重があると、その内筒6と第1シリンダユニット1の内筒3とが多少なりとも屈折する(倒れる)ことになる。この状態になると、バックアンプリング21のカット部が開き、この中にオイルシール17は入り込んで変形し、シール性を低下させてオイルが漏れ出るという問題があった。また、摺動リング18はオイルシール17の下方に設けられているから、閉空間から押し出た圧油は直接オイルシール17に至ることになり、圧油の中にコンタミ(ゴミ)が混じっていると、オイルシール17を損傷させてオイル漏れを助長するということもあった。オイル漏れが生ずると、各シリンダユニットはその漏出油の量だけ縮短することになり、最初の設計高さと狂いが生ずる。
実開平03−117103号公報
本考案は、以上の欠点を解消するためのもので、仮に、各シリンダユニット間の内筒同士に倒れが生ずるようなことがあっても、オイル漏れを極力少なくするようにしたものである。
以上の課題の下、本考案は、請求項1に記載した、内筒と外筒を下端の連結部材で連結した複数のシリンダユニットからなり、上方のシリンダユニットは下方のシリンダユニットの内筒と外筒との間に収容するとともに、各シリンダユニットの内筒内を連通した閉空間に形成し、この閉空間に圧油を給排することで各シリンダユニットを伸縮させる伸縮ポールにおいて、連結部材の内周面にオイルシールを挟んだ上下に下方のシリンダユニットの内筒の外周面に摺接する二つの摺動リングを配設したことを特徴とする伸縮ポールのオイル漏れ防止構造を提供したものである。
また、本考案は、以上の伸縮ポールにおいて、請求項2に記載した、オイルシールが連結部材の内周に形成されたポケットに周上切目のないエンドレスのバックアップリングと並べて収容される手段、請求項3に記載した、最下端のシリンダユニットの連結部材に閉空間と連通する油路を形成し、この油路に圧油を給排する油圧系路に閉止弁を設けた手段を提供したものである。
請求項1の手段を講ずることで、振動や外力で、仮に、各シリンダユニットの内筒同士に倒れが生ずることがあっても、オイルシールを挟む二つの摺動リングの存在でオイル漏れを極力少なくする。この場合、各摺動リングはオイルシールを挟んで上下に配設されることの意義が大きいのであるが、もちろんこの摺動リングは同じものでよい。加えて、上方(圧油側)の摺動リングの存在は、圧油に混じっているコンタミを受け止めてオイルシールに至らせない作用があるので、この点でも、オイル漏れの防止に寄与する。要するに、本考案は、連結部材の上下幅を拡げることになって、縮短量を相対的に減ずること及び少部材数化に反することになっても、このオイル漏れ効果の方が高いと判断してのものである。さらに、請求項2の手段によれば、オイルシールの変形が防がれてオイル漏れは更に少なくなる。
図1は本考案に係る連結部材8の拡大断面図であるが(部材や符号は上記と同じ)、摺動リング18をオイルシール17を挟んで上下に二つ配設したものである(ボケット20を形成する点も同じ)。また、ここでのパックアップリング21は周上に切目のないエンドレスタイプのものを使用する。これによると、オイルシール17がバックアップリング21に入り込まず、変形が防がれてオイル漏れ効果の向上に紀要する。
この伸縮ポールを伸長させるときには、油路に圧油を供給して各シリンダユニットの内筒内に圧油を充満させるのであるが、この状態を保持するときには、圧油の油圧系路に設けた閉止弁を締めておけばよい。オイル漏れがない限り、何時までもこの状態を保ち、カメラ等の設置高さは変わらない。
本考案に係る図1のA部の拡大断面図である。 従来例の伸縮ポールを伸長させたときの説明図である。 従来例の伸縮ポールを縮短させたときの説明図である。 図1のA部の拡大断面図である。
符号の説明
1 第1シリンダユニット
2 〃の連結部材
3 〃の内筒
4 〃の外筒
5 第2シリンダユニット
6 〃の内筒
7 〃の外筒
8 〃の連結部材
9 エンド部材
10 摺動部材
11 摺動部材
12 第3シリンダユニット
13 第4シリンダユニット
14 蓋部材
15 油路
16 孔
17 オイルシール
18 摺動リング
19 ポケット
20 ポケット
21 バックアップリング

Claims (3)

  1. 内筒と外筒を下端の連結部材で連結した複数のシリンダユニットからなり、上方のシリンダユニットは下方のシリンダユニットの内筒と外筒との間に収容するとともに、各シリンダユニットの内筒内を連通した閉空間に形成し、この閉空間に圧油を給排することで各シリンダユニットを伸縮させる伸縮ポールにおいて、連結部材の内周面にオイルシールを挟んだ上下に下方のシリンダユニットの内筒の外周面に摺接する二つの摺動リングを配設したことを特徴とする伸縮ポールのオイル漏れ防止構造。
  2. オイルシールが連結部材の内周に形成されたポケットに周上切目のないエンドレスのバックアップリングと並べて収容される請求項1の伸縮ポールのオイル漏れ構造。
  3. 最下端のシリンダユニットの連結部材に閉空間と連通する油路を形成し、この油路に圧油を給排する油圧系路に閉止弁を設けた請求項1又は2の伸縮ポールのオイル漏れ防止構造。
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