JP3141432U - アーチパッドの位置が修正可能な薄型インソール。 - Google Patents

Abstract

【課題】 本考案は偏平足、外反母趾、中足骨などの症状に適応するアーチパッドを使用者が各人の足底に合わせて装着位置を修正でき、ハイヒールなどにも使用可能な薄型のインソールである。
【解決手段】 本考案は天然皮革やマイクロファイバーとポリウレタン発泡層からなる上層の裏面にフランネルを貼り付け、面ファスナーを貼り付けたアーチパッドを使用者が各人の足底に合わせて装着位置を修正して、ハイヒールなどに挿入することにより痛みや不快感を解消させる。
【選択図】図４

Description

本考案は、各人の足底に合せてアーチバッドの位置を修正できる薄型のインソールに関する。

人間は２本足で歩行するため足、骨盤、脊柱に大きな負担をかけて生活し、一般的に約８０％の人が足に何らかの障害を持っていると言われている。
足に体重がかかった時、その圧力は足の軟組織に作用する。足圧の負荷が極限を越えたとき足底の皮膚の摩滅（タコ、ウオノメ）、足底筋膜炎、関節炎、捻挫などが生じる。足底には一般に３つのアーチ（内側の縦アーチ、外側の縦アーチと横アーチ）があり、これらのアーチは静止時や歩行時に体重を支え、足に掛かるショックを吸収し、膝や腰への衝撃を守るためのバネの役割をしている。
これらのアーチ構造が崩れたとき、足に大きな負担を掛ける。即ち足の内側の縦アーチが上がりすぎた足をハイアーチ、崩れて低下した足を偏平足と言う。
一般的には、これらのアーチの構造が崩れ何らかの症状が現れたとき、市販のアーチサポートインソールを購入したり、整形外科医師や専門の技師によってオーダーメイドインソールを製作してもらい、足の疲れや痛みを軽減している。

市販のアーチサポートインソールの場合、パッドの位置や大きさが決まっており最初からインソールに装着されているため、各人の足底に合わず苦痛や不快感など症状の改善には程遠いものであった。また整形外科医師や専門の技師によって足底圧を測定しオーダーメイドのインソールを誂えた場合は、足底にフィットし苦痛が軽減され快適さが得られるが非常に高価でありまた製作日数が長く掛かるのが現状であった。

本考案は、インソールの裏面にフランネルを貼り付け、面ファスナーを貼り付けた偏平足、外反母趾、中足骨などの症状に対応したアーチパッドを使用者が各人の足底に合せて装着位置を修正して貼り付ける事により、その痛みや不快感などの問題点を解決するものである。

本考案は上記の課題を解決するものであり、実例を挙げると偏平足の患者が土踏まずの位置に偏平足用のアーチパッドを装着したインソールを靴の中に挿入し、試しに履いて見た所少し上部に行き過ぎ違和感を生じたため、装着したアーチパッドを外し再度その位置を修正し様子を見た所、所定の位置にフィットし、数時間歩いても不快感もなく疲れも軽減された。
また本考案のインソールは薄く、女性のパンプスやハイヒールのような余裕のないぴったりした靴でも使用可能であった。

以下、添付図面を参照して本考案の好適な実施の形態を詳細に説明する。尚下記の実施例は本考案の好適な実施例を示したに過ぎず、本考案の技術的範囲は、下記実施例そのものに何ら限定されるものではない。

図２は本考案によるインソールの上方よりの分解透視図であり、図３はインソールの下方よりの分解透視図、図４は本考案のインソールとハイヒールとの結合図である。

上層の表面（１０）は、天然皮革やマイクロファイバーとポリウレタンの発泡層からなり、心地良さと吸汗性および衝撃吸収性を付与する。またその裏面にはフランネル（１０１）を貼り付け、アーチパッド（２０）および下層（３０）と接着させる。上層裏面のフランネルと強固に接着させるためアーチパッドの表面（２０１）は、面ファスナーを貼り付けている。また下層の表面には面ファスナー（３０１）、裏面には滑り止め又は粘着剤（３０２）が施されている。

ハイヒールの立体図 インソールの上方よりの分解透視図 インソールの下方よりの分解透視図 インソールとハイヒールとの結合図

符号の説明

１０ 上層
２０ アーチパッド
３０ 下層
１０１ フランネル
２０１ 面ファスナー
３０１ 面ファスナー
３０２ 滑り止めまたは粘着剤

Claims (2)

1. 偏平足，外反母趾、中足骨などの症状に対応するアーチパッドを使用者が各人の足底に合わせて装着位置を修正できる薄型インソール。
2. アーチパッドの装着手段として面ファスナーを使用して再粘着を可能とした薄型インソール。

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