JP3140704B2 - 水陸共用運動靴 - Google Patents
水陸共用運動靴Info
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- Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)
Description
特に水陸共用の運動靴に関する。本発明の運動靴は特に
水中より上がる際の排水性を改善した運動靴に関する
が、通気性も良いことから水陸共用に適した運動靴に関
する。
クス」と称する健康・美容体操が開発され、徐々に普及
してきている。このような水中では通常靴を履かないで
裸足で運動を行うのが一般であり、例外として水中ダイ
ビングのようなひれを使用することがある。運動靴を履
くことも考えられるが、水が靴の内部に侵入するので重
くなり、陸に上がる時に排水ができないので敏捷な歩行
や運動に移ることができず、靴を脱ぐ必要がある。しか
し、頻繁に水中に出入りする必要がある場合、例えばア
クアビクスの指導員等においては、このような状況は非
常に不便である。
き運動靴が存在するので、このような運動靴を使用すれ
ば排水性が得られるはずであるが、本発明者の研究によ
ると実際には充分でないことが分かった。従来、通気性
を考慮する場合には、通常では運動靴のアッパー部分の
前部あるいは側面部に通気性を持たせるための開口又は
網目を形成しており、ゴム底に通気性を持たせないのが
普通である。しかし、この構造の運動靴では水中から出
た場合に水はけが悪く、中底に相当量の水が残って停滞
し、陸上での歩行や走行に充分な排水には時間がかか
る。一方、靴底に通気のための小孔を多数分布させて形
成することが提案されているが、通気性を持たせながら
土や細かい砂の侵入を防止するには直径1〜2mm程度
の微細な貫通孔をゴム底に10個前後分布させるので、
仮にこれを水中で使用したとしてもプールサイドに上が
った際の水はけに時間がかかり、さらに細孔の長さが長
いため(約8〜10mm)、流動抵抗が大きく且つ表面
張力の作用で完全な排水に時間がかかる。
運動靴の通気手段は排水手段としては不適当であり、水
中競技用には適さない。本発明の目的は、特に水中より
上がる際に排水性の良い運動靴を提供する。本発明はま
た室内競技例えば卓球やバスケット等にも共用できる通
気性の良い運動靴を提供することである。本発明の運動
靴は単一の構造の運動靴が、水中での運動にも室内の床
上での運動にも同様に共用できる。
底を貫通する換算直径5mm以上で且つ最大の差し渡し
が10mm以下の開口を、少なくとも踵部及び中足部又
はそれらの近傍にそれぞれ一個以上設け、さらに1枚以
上の網で構成した中底を設けたことを特徴とする水陸共
用運動靴である。なお、ここに換算直径とは、開口の断
面積Sを円に換算した時の直径dである。たとえば5m
m×5mmの正方形の換算直径dはS=πd2/4から
d=5.6mmとなる。
く、繰り返して水中と陸上の間を移動するような運動あ
るいは競技に使用するのに特に適している。なお、本発
明の運動靴は通気性が非常に良いのでそのまま例えば室
内競技用の運動靴として採用しても良い。
こでも良いが、排水性を考慮すると、少なくとも踵部及
び中足部又はそれらの近傍に設けることが好ましい。こ
れは最も大きい排水圧力が加わることにより、迅速な排
水が可能となるからである。本発明の靴を着用した状態
で水中から床に上がった時に、5秒以内、好ましくは2
秒以内に通常の歩行あるいは走行が可能な快適状態にな
るには、開口は換算直径が5mm以上で大きい程よい
が、排水後の陸上での歩行や運動の障害にならないよう
に換算直径が10mmを越える場合は楕円形や三角形等
の異形としてどの部分にも10mm以下の差し渡しの部
分が存在するようにすると良い。
構成した中底を設けることが必要である。このような中
底は袋状の網を使用して2枚重ねにするとさらに好適で
あり、水を開口に導出するのに役立つ。網状の中底を使
用しない場合には開口の位置によっては足裏により開口
が塞がれて排水が遅くなるが、網を使用することにより
このような問題が回避できる。
一か所、例えば前部や側面部に網を設けることができ
る。これにより靴のゴム底の周部上縁よりも上の部分の
排水能力を高めることができる。
関連はないが、さらにゴム底の底面側に高摩擦性の滑り
止めパッド、例えばゴムにガラス短繊維を混練りしてな
る材料よりなる滑り止め部を設けると、水中の歩行や、
陸上の濡れた床面での運動に便利となる。
明の好ましい実施例による、特に水陸共用に適する排水
性及び通気性に優れた運動靴の側面図であり、図2は底
面図である。運動靴1はゴム底(ソール)3とアッパー
5とよりなる。ゴム底3には通水用の貫通した開口9が
踵部分中心よりややはずれた位置に2個、中足部よりや
やはずれた位置に2個それぞれ形成されている。これら
の開口の位置はどこにあっても良いが、なるべくは上記
の箇所に形成する。孔のゴム底3の周辺は通常内底7よ
りも高い縁部を有する。開口9の換算直径は5mm以上
にすべきである。そうでないと充分な排水速度が得られ
ない。また開口9の数は図示のように4か所形成すると
その直径にもよるが約2秒以内の排水(陸上で水切りが
充分であると感じられる程度の排水)が可能であり、前
後2個でも約5秒以内の排水が得られることが分かっ
た。
1を備える。この中底は内底7の周縁部に縫いつける等
の任意の方法で固定される。中底11は排水を充分に行
うように充分にメッシュを有するべきであり、さらに抵
抗の少ない通水路を形成するには網を二重に重ねると好
適であることが分かった。
の両サイドに直径8mmの開口9を2個開け、中足部の
やや後部に換算直径約14mmの楕円形開口と換算直径
約9mmの三角形開口を形成した所、着用状態で水中か
ら出た時にほとんど瞬時に排水が完了したように感じ
た。おそらく2秒以内に実質的な排水が完了するものと
思われる。従って、水中と陸上をほとんど自由に行き来
することができる。
面にそれぞれ網部13、15、17を設けることができ
る。これらは初期排水を助けるが、ゴム底3の外周面が
図のように内底よりも高い位置19にあるため不十分で
ある。本発明の排水性を付与する機能とは格別の関連は
ないが、さらにゴム底3の底面に高摩擦性の滑り止めパ
ッド、例えばゴムにガラス短繊維を混練りしてなる材料
よりなる滑り止め部21を体重が最も加わる部分である
中足部及び踵部に設けると、水中の歩行や、陸上の濡れ
た床面での運動に便利となる。
ム底の前部に2対づつ8個を長手方向に配列し、また踵
部分に同じ寸法の開口を2個横に並べて配置した他は上
記の例と同一の靴を使用してテストしたところ、排水に
5秒よりも長い時間がかかり実用には不十分であること
が分かった。
り上がる際の排水性が良い運動靴を提供できた。本発明
の運動靴は単一の構造の運動靴が、水中での運動にも室
内の床上での運動にも同様に共用できる。
である。
である。
Claims (3)
- 【請求項1】 運動靴のゴム底を貫通する換算直径5m
m以上で且つ最大の差し渡しが10mm以下の開口を、
少なくとも踵部及び中足部又はそれらの近傍にそれぞれ
一個以上設け、さらに1枚以上の網で構成した中底を設
けたことを特徴とする水陸共用運動靴。 - 【請求項2】 さらに靴の側面及びアッパーの少なくと
も一か所に網を設けた請求項1の運動靴。 - 【請求項3】 さらに底部にゴムにガラス短繊維を配合
した滑り止め部を設けた請求項1〜2のいずれかの運動
靴。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08356372A JP3140704B2 (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 水陸共用運動靴 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP08356372A JP3140704B2 (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 水陸共用運動靴 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH10179205A JPH10179205A (ja) | 1998-07-07 |
JP3140704B2 true JP3140704B2 (ja) | 2001-03-05 |
Family
ID=18448696
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP08356372A Expired - Fee Related JP3140704B2 (ja) | 1996-12-26 | 1996-12-26 | 水陸共用運動靴 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3140704B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005218523A (ja) * | 2004-02-03 | 2005-08-18 | Aprica Kassai Inc | 靴 |
CN105377538B (zh) * | 2013-05-24 | 2021-06-29 | 伊科斯克有限公司 | 鞋类制品和用于形成鞋类制品的方法 |
US20190231029A1 (en) * | 2018-01-30 | 2019-08-01 | The North Face Apparel Corp. | Footwear |
-
1996
- 1996-12-26 JP JP08356372A patent/JP3140704B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH10179205A (ja) | 1998-07-07 |
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