JP3140549U - メモリカードコネクタ - Google Patents

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銘輝 顏
奕豪 蘇
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【課題】回路構造及び構成を簡素化させ、構成の配置と組み立てが便利になり、検出動作がより安定に正確になるメモリカードコネクタを提供する。
【解決手段】コネクタのCD PIN検出端子14及びメモリカードの接地ピンに対応する接地ピンの接地端子を同じピン位置に設け、CD PIN検出端子114と接地端子を隣り合って設けるか又は上下に重なり合って構成する。CD PIN検出端子のピンを接地端子のピンより短く設ける。さらに、コネクタに備える複数端子の本体は適宜に直線状を形成し、その後部面はパンチ加工によりクリップスプリング接触部aを設け、フレキシブルプリント基板に接続する。その前部面は、ばねアーム接触部bを形成し、メモリカードと導通する。
【選択図】図1

Description

本考案は、フレキシブルプリント基板に応用できるメモリカードコネクタ端子レイアウトに関し、特に、コネクタCD PIN検出端子に対応するメモリカード上の接地端子のピン位置を同一に配置し、端子のレイアウト変更により、その回路と構成の簡素化を図るメモリカードコネクタに関する。
従来、フレキシブルプリント基板(Flexible Printed Circuit ,FPC)に接続するメモリカードコネクタは、台湾特許第92117438号公報「可とう性プリント基板接続のカードコネクタ装置」に記載されたコネクタ、及びそのほかの既存のコネクタは、すべてコネクタの側壁に接地機能GND PIN端子ピン、読み書き機能端子ピン及びCD PIN検出端子の3本のピンが並列して設けられている。この3本の端子ピンは同時に接触しなければ読み書き動作ができない。また、前記した3本の端子ピンは並列設置の構造となっているため、回路構造が複雑であり、全体の配置及び組み立てが面倒であり不便を感じる。特に、前記した3本の端子ピンのうちの1ピンでも接触不良が発生すると、すべて動作しないか又は正確に動作しなくなる。このため、全体の安定性が理想とは言えない。この他、従来のコネクタ端子組(SDカードの場合、9ピン配置必要)において、構成部品本体の中央部は大きい彎曲形状で仕上げられている。前掲の台湾特許第92117438号公報にて掲載された端子構成部品において、フレキシブルプリント基板後部面の接触部は、さらにU字型の挿入口と下方に延ばす取付け部が設けられている。前記した従来の端子構成部品構造が複雑で変化も多いため、実施するときの製造が高難度、金型も複雑となり、コストが高く、端子精度の維持が困難など、改善の余地がある。
台湾特許第92117438号明細書
本考案の主な目的は、回路構造及び構成を簡素化させ、全体の配置と組み立てが便利になり、検出動作がより安定、正確となるメモリカードコネクタを提供することである。
本考案の次の目的は、端子形状を簡素化し、実施のとき製造が簡単、金型コスト軽減のほか、容易に組み立てできる、メモリカードコネクタを提供することである。
本考案のもう一つの目的は、SDカードのVSS 1(登録商標)接地ピンを第3ピンとし、前記したCD PIN検出端子もこれ対応して第3ピンに設けるメモリカードコネクタを提供することである。
本考案は、メモリカードコネクタ端子配置改良において、メモリカードコネクタはフレキシブルプリント基板の接続に用いられる。コネクタのCD PIN検出端子及びメモリカードの接地ピンに対応する接地ピンの接地端子を同じピン位置に設け、CD PIN検出端子と接地端子を隣り合って設けるか又は上下に重なり合って構成される。CD PIN検出端子のピンは、接地端子のピンより短く設けることにより、全体の回路を簡素化できる。さらに、コネクタに備わる複数端子の本体は適宜に直線状を形成し、その後部面はパンチ加工によりクリップスプリング接触部を設け、フレキシブルプリント基板の接続に用いられる。その前部面は、ばねアーム接触部を形成し、メモリカードとの導通に用いられる。
メモリカードコネクタはフレキシブルプリント基板との接続に適し、特にコネクタのCD PIN検出端子及びメモリカード接地ピンに対応して接地端子を同じピン場所に設け、CD PIN検出端子と接地端子は隣り合って設けられるか又は上下に重なり合って構成される。また、CD PIN検出端子のピンを接地端子ピンより短く設けることにより、CD PIN検出端子がメモリカードが挿入した後、接触し導通する。このような変更により、コネクタの側壁は接地機能のGND PIN端子ピンと読み書き機能端子ピンのみを取り付けることで済む。
メモリカードコネクタに備える複数端子の本体は適宜に直線状を形成し、その後部面はパンチ加工により、上方にはね上がるクリップスプリング接触部を設け、フレキシブルプリント基板との接続に用いられる。その前部面は、ばねアーム接触部を形成し、メモリカードと弾性力により互いに係止し合い導通する。
メモリカードコネクタを9ピンのSDカードに接続するとき、コネクタのCD PIN検出端子はGND PINに接触しなければ作動できないため、SDカードの接地ピンをコネクタのGND PINで代えることができる。
(考案の効果)
本考案により、端子構造はより簡素化され、実施するときの製造が容易である。
本考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
(一実施例)
本考案のメモリカードコネクタ端子配置を図1から図3に示す。絶縁台1と金属蓋2から成る。絶縁台1の一端に複数端子111〜119を埋め込み、台の側壁に接地機能GND PIN端子ピン12及び読み書き機能端子ピン13を備える。コネクタのCD PIN検出端子14をメモリカード接地ピンの接地端子113に対応させ、同じピン位置に配置する。CD PIN検出端子14と接地端子113は、隣り合ってそれぞれ設けるか又は上下に重なり合って構成する(図4参照)。また、CD PIN検出端子14は接地端子113より短く設ける。絶縁台1の他端に公知技術のカード入退出装置15(公知技術のため、ここでの説明を省略)を設け、図示の実施例において、9ピンのSDカードコネクタを用いる。複数端子111〜119は公知技術のSDカードに備える9ピンの位置に対応して配置され、この図において、読み書き機能端子ピン13に最も近い端子118は第8ピン位置であり、読み書き機能端子ピン13から最も遠い端子119は第9ピンの位置である。一方、接地端子113はSDカードの第3ピン(Vss1接地ピン)に当たる。よって、本考案をSDカードコネクタとして実施するとき、CD PIN検出端子14はこれに合わせて、第3ピンに設け、接地端子113と隣り合わせてそれぞれ設けるか又は上下に重なり合わせて構成する。
次に、金属蓋2、該絶縁台1と組み合わせてかぶせる。
前述したメモリカードコネクタの端子配置構成において、コネクタのCD PIN検出端子14とメモリカード接地端子113とを隣り合わせてそれぞれ設けるか又は上下に重なり合わせて構成し、かつ、CD PIN検出端子14は接地端子113より短く設ける。これにより、メモリカードを挿入した後、CD PINの検出端子14は最後に接触し、同一回路の働きをする。これにより、コネクタの側壁は接地機能のGND PIN端子ピン12及び読み書き機能端子ピン13(図5)のみを設ければよく、回路構成が簡素化され、配置と組み立てが容易になり、全体の検出動作はより安定、正確になる。
前述した絶縁台1に設ける複数端子111〜119及びCD PIN検出端子14について、端子本体は適宜に直線状を形成し、その後部面は上方にはね上がるクリップスプリング接触部aを形成し、フレキシブルプリント基板との接続に用いられれる。さらに、前部面は、ばねアーム接触部bを形成(図4)し、メモリカードと弾性力で係止しあい導通し、各端子111〜119と検出端子14形状の簡素化を実現し、実施するときの製造が容易となり、金型コストを軽減し、組み立てが容易である(図6から図9参照)。
前述したCD PIN検出端子14及び接地端子113それぞれの後部面は、パンチ加工によりクリップスプリング接触部a同士をすれ違って配置し構成する。
前述したCD PIN検出端子14及び接地端子113は、絶縁台1と同じ端子スロット16に配置し、端子スロット16はさらに両端子14、113を絶縁する分離肋材161を設ける(図1参照)。
本考案は従来のコネクタに備えるCD PIN検出端子の配置形態を改変して、従来は絶縁台1の側壁に設けていた公知のCD PIN検出端子をメモリカード接地端子113の場所に対応して、隣り合って設けるか又は上下に重なり合って構成するほか、本考案CD PIN検出端子14のばねアームは端子111〜119より短く設けることにより、メモリカード3のコネクタ挿入に用いられる。メモリカード3を挿入した後(図10と図11参照)、CD PIN検出端子14は最後に接触導通し、作動開始後データの読み書きを行う。
実施例に示すものは、本考案の主な技術説明であり、本考案の技術範囲になんらの制限を加わるものではない。よって、応用又は前掲の技術手段に対する単純化あるいは置き換え、もしくは同じ技術をSDカードタイプ以外のメモリカードコネクタに応用することは可能であって、なお本案の請求範疇に含まれるものである。
本考案の実施例によるメモリカードコネクタの分解斜視図である。 本考案の実施例による絶縁台と金属蓋の分解斜視図である。 本考案の実施例によるメモリカードコネクタの斜視図である。 本考案の実施例によるCD PIN検出端子とメモリカードの接地端子が上下にそれぞれ設置された状態の概略図である。 本考案の実施例によるコネクタの側壁に設けられた接地機能端子ピンと読み書き機能端子ピン並列設置の概略図である。 本考案の実施例の平面図である。 本考案の実施例の側面図である。 図6に示すA−A線断面図である。 図6に示すB−B線断面図である。 本考案の実施例によるメモリカード挿入後の状態を示す図である。 本考案の実施例によるメモリカード挿入前の状態を示す斜視図である。
符号の説明
1:絶縁台、2:金属蓋、3:メモリカード、111〜119:端子、12:接地機能GND PIN端子ピン、13:読み書き機能端子ピン、14:CD PIN検出端子、15:カード入退出装置、16:端子スロット、161:分離肋材、a:クリップスプリング接触部、b:ばねアーム接触部

Claims (9)

  1. 絶縁台と金属蓋とから成り、前記金属蓋を前記絶縁台に組み合わせてかぶせ、前記絶縁台に複数端子を埋め込み、前記絶縁台の側壁に接地機能GND PIN端子ピン及び読み書き機能端子ピンを設け、かつ、コネクタのCD PIN端子をメモリカードの接地ピン位置に対応して同一ピン位置に配置することを特徴とするメモリカードコネクタ。
  2. 前記CD PIN検出端子及び前記接地端子を隣り合わせて配置することを特徴とする請求項1記載のメモリカードコネクタ。
  3. 前記CD PIN検出端子及び前記接地端子を上下に重ね合わせて配置することを特徴とする請求項1記載のメモリカードコネクタ。
  4. 前記CD PIN検出端子を前記接地端子より短く設けることを特徴とする請求項1記載のメモリカードコネクタ。
  5. 前記絶縁台に備える前記複数端子及び前記CD PIN検出端子の本体を直線状に配置し、その後部面をパンチ加工することにより、上方にはね上がるクリップスプリング接触部を設けることを特徴とする請求項1記載のメモリカードコネクタ。
  6. 前記絶縁台に備える前記複数端子をSDカードのピン位置にそれぞれ対応させることを特徴とする請求項1記載のメモリカードコネクタ。
  7. 前記CD PIN検出端子を、SDカード第3ピンVss1(登録商標)の接地端子に対応する位置に配置することを特徴とする請求項1記載のメモリカードコネクタ。
  8. 前記CD PIN検出端子と前記接地端子の後部面をパンチ加工し、クリップスプリング接触部をそれぞれ設け、二つのクリップスプリング接触部は互いにすれ違って配置されることを特徴とする請求項1記載のメモリカードコネクタ。
  9. 前記CD PIN検出端子及び前記接地端子を、前記絶縁台の同一の端子スロットに配置し、前記端子スロットは両端子を絶縁分離する分離肋材を有することを特徴とする請求項1記載のメモリカードコネクタ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105846187B (zh) * 2016-03-17 2018-01-26 广东欧珀移动通信有限公司 Usb组件及电子设备

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