JP3140400U - 切れ味指標機能付き刃物 - Google Patents

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Abstract

【課題】切れ味の落ちたブレードの交換・折刃時期を容易に知ることができる切れ味指標機能付き刃物を提供する。
【解決手段】切れ味指標機能付き刃物1の刃部2の表面に、該刃部の地肌と区別することができる塗料、有色メッキ等のコーティング層3を被着させることで、切れ味指標機能付き刃物を使用するに連れて、刃部2が先端から摩耗したり刃部2表面のコーティング層3が擦られたりして、コーティング層3が徐々に剥がれていく。そのコーティング層3の色の変化で、切れ味の落ちた刃部の交換・折刃時期を容易に知ることができる。
【選択図】図2

Description

本考案は、使い捨て・使いっきりのカミソリや、刃折れ溝を有するブレードを用いる折る刃式、ブレードを交換することができる替刃式のカッターナイフ等の研ぐことのない刃物に関するものである。
従来、安全カミソリ、替え刃式のカミソリ、繰り出し式のカッターナイフ等の刃物は、刃の切れ味が落ちたら、使用した刃を新しい刃に取り替えたり、刃を折って次の刃を繰り出したりすることで切れ味のよい新しい刃として使用するものであり、刃を研ぐことなくなく容易に切れ味を回復させることができることから便宜で広く普及している(特許文献1参照)。
実開平6−66570号公報
しかしながら、上述した従来のカッターナイフ等の刃物は、使用するに従い次第に刃部の切れ味が少しずつ落ちてくるものであり、それに従って刃物の操作に余分な力を要してしまい、そのことで思わぬ事故が生じることがあった。そのため、切れ味が落ちた刃部を適切に交換することが求められている。しかしながら、刃の切れ味という感覚は数値化したり目視したりすることができないことから、刃部の交換を適切に行うことは困難であった。
そこで本考案にあっては、上述した課題を解決すべく、切れ味の落ちた刃部の交換・折刃時期を容易に知ることができる切れ味指標機能付き刃物の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本考案の切れ味指標機能付き刃物は、刃部の表面に該刃部の地肌と区別することができる塗料、有色メッキ等のコーティング層を被着させることで刃部が使用され摩耗した場合に前記コーティング層が剥がれ落ちて刃部の摩耗の程度を視認可能とすることを特徴とする。
また、コーティング層は刃部の酸化を防止する機能を備えることを特徴とする。
また、コーティング層を刃部の両面に被着させたことを特徴とする。
本考案の切れ味指標機能付き刃物によれば、刃部の表面に該刃部の地肌と区別することができる塗料、有色メッキ等のコーティング層を被着させることで刃部が使用され摩耗した場合に前記コーティング層が剥がれ落ちて刃部の摩耗の程度を視認可能とすることで、刃物を使用するに連れて、その刃部が先端から摩耗してくるとともに、刃部表面のコーティング層が擦られて刃部先端から徐々に剥がれてくる。このコーティング層の剥がれ具合で刃部の使用度合い・摩耗度合いがある程度わかることから、刃部の交換時期を確認することができる。
また、コーティング層は刃部の酸化を防止する機能を備えることで、刃物を長期間使用しない場合や、未使用の刃部分について刃先を酸化・錆から保護して切れ味を維持することができる。
また、コーティング層を刃部の両面に被着させることで、刃のどちらの面から見てもコーティング層の剥がれ具合を視認することができるので、その度合いで刃部の切れ味が落ちたことを確認して刃部の交換を適切に行うことができる。
図1は、本考案の切れ味指標機能付き刃物1を示し、この切れ味指標機能付き刃物1は、刃物を研磨して刃付した刃部2の表面に、塗料を塗着したり、有色メッキを施したりしてコーティング層3を形成している。このコーティング層3は、刃部2の地肌と区別することができる色や表面仕上げであれば、どのような色、光沢であってもよいものである。
このコーティング層3は、鋼などの酸化する刃物の刃先が空気に触れないように被着することで、刃部2を酸化・錆から保護している。
図2は、本考案の切れ味指標機能付き刃物1のコーティング層3の変化する様子を表したもので、(A)は未使用の状態、(B)はある程度使用した状態を示している。切れ味指標機能付き刃物1を使用するにしたがい、徐々に刃部2が先端から摩耗してくるとともに、刃部2表面のコーティング層3が擦られて刃部2先端から徐々に剥がれてくる。そして、コーティング層3が剥がれて刃部2の先端から刃部2の地肌が表れて、コーティング層3と地肌の境がギザギザ模様となることから、その程度を見て刃部2の切れ味が落ちていることが確認することができる。そして切れ味が落ちたと判断した刃部2を、折る刃式のカッターナイフの場合は折り、替刃式の刃物の場合には交換するものである。
図3は、片刃(A)と、両刃(B)を表しており、どちらの場合でもその刃部にコーティング層を形成すればよく、また片刃であっても両面にコーティング層を形成してもよいものである。
尚、上述した実施例にあっては、コーティング層は刃先のみに形成する場合について説明したが、勿論これに限定されることはなく、刃物全体にコーティング層を形成してもよいものである。
本考案の切れ味指標機能付き刃物を示す断面図である。 本考案の切れ味指標機能付き刃物の斜視図であり、(A)は未使用状態、(B)は使用した状態を示している。 本考案の切れ味指標機能付き刃物を示す説明図である。
符号の説明
1 切れ味指標機能付き刃物
2 刃部
3 コーティング層

Claims (3)

  1. 刃部の表面に該刃部の地肌と区別することができる塗料、有色メッキ等のコーティング層を被着させることで刃部が使用され摩耗した場合に前記コーティング層が剥がれ落ちて刃部の摩耗の程度を視認可能とすることを特徴とする切れ味指標機能付き刃物。
  2. コーティング層は刃部の酸化を防止する機能を備えることを特徴とする請求項1記載の切れ味指標機能付き刃物。
  3. コーティング層を刃部の両面に被着させたことを特徴とする請求項1又は2記載の切れ味指標機能付き刃物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100929618B1 (ko) * 2009-03-30 2009-12-03 동국대학교 산학협력단 물유리를 이용한 칼날 및 이를 구비한 면도기

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