JP3139470B2 - インタフェース変換装置 - Google Patents

インタフェース変換装置

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JP3139470B2 JP29240298A JP29240298A JP3139470B2 JP 3139470 B2 JP3139470 B2 JP 3139470B2 JP 29240298 A JP29240298 A JP 29240298A JP 29240298 A JP29240298 A JP 29240298A JP 3139470 B2 JP3139470 B2 JP 3139470B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ATM(Asynchro
nous Transfer Mode)網を介してインターネット等のコ
ネクションレス通信を行う際に使用するインタフェース
変換装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、ATM網を介してインターネ
ット等のコネクションレス通信を行う方式等が種々提案
されている。
【0003】例えば、ユーザLANとATM網とを相互
接続する装置における既存LANプロトコルからATM
プロトコルへの変換処理の従来の例を説明すると、先
ず、AAL(ATM Adaptation Layer)で、SSCS(Se
rvice Specific Convergence Sublayer)で転送すべき
ユーザフレームからデータの誤り検出に用いられるFC
S(Frame Check Sequence)のフィールドを除去する。
その後、SSCSからのデータ長やそのデータ誤り検出
を行うためのFCSを含むAALtype5のトレイラ
をCPCS(Common Part Convergence Sublayer)にて
付与し、CPCS−PDUを構築する。SAR(Segreg
ation And Reassembly)層でCPCS−PDUを48バ
イトごとのセグメントに区切る。ATMレイヤでは、転
送すべきVPI/VCI及び、コネクション識別子を含
むヘッダ5バイトを各セグメントに付与することによ
り、53バイトセルを構成する。尚、ATMプロトコル
から既存LANプロトコルに変換する場合は、前記手順
の逆の過程が実行される。
【0004】また、特開平4−138739号公報に
は、ユーザ機器から送出されるデータパケットをユーザ
インタフェースでATMセルに変換し、バーチャルコネ
クションを介してコネクションレス処理部に送り、コネ
クションレス処理部においてATMセルを宛先ユーザイ
ンタフェースの方向のバーチャルコネクションに載せ変
えていくことによりATMセルをルーティングするよう
にして、少数のバーチャルコネクションでシステムを構
築できるようにしたATM網を用いた通信方式が開示さ
れている。特開平4−297165号公報には、コネク
ションオリエンテッドサービスとコネクションレスサー
ビスの通信を混在して効率よく伝送するローカルエリア
ネットワークが開示されている。特開平5−16760
3号公報には、既存端末インタフェース部に、ATMセ
ル多重・分離部、ATMセル組立・分解部、既存端末終
端部の他に拡張インタフェース部を備えることにより、
既存端末インタフェース部を拡張できるようにしたアダ
プタ装置が開示されている。特開平8−274815号
公報には、比較的小規模なATM−LAN環境下での使
用を想定して、LANエミュレーションプロトコル仕様
の第1のATM端末及びIPオーバATMプロトコル仕
様の端末間での通信を行うATM−LANが開示されて
いる。また、特開平9−284310号公報には、多重
化信号を信号処理速度まで一旦多重分離することなく、
直接多重化信号上に存在する各信号ATMセルとデセル
化を行うATM多重分離装置が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、インターネ
ット等のコネクションレス通信のトラヒックの急激な拡
大に伴い、前記トラヒックの大規模基幹網への効率的な
収容が要請されるようになってきており、高信頼性且つ
低コストでATM網とコネクションレス通信可能なシス
テムを構築する必要がある。前記前掲の各従来技術にお
いては、ATM通信網とLAN等との間のインタフェー
ス部分に障害が生じたか否か等の確認が困難であり又、
前記要請に応えることができないという問題があった。
【0006】本発明は、ATM網を介してインターネッ
ト等のコネクションレス通信を行う形態において、網内
装置のインタフェースの変更のみで、コネクションレス
データ通信を可能にすると共にシステム全体の信頼性を
向上することを課題としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明のインタフェース
変換装置は、セル化処理過程でセル組立分解回路から受
信したATMセルを所定の装置内セルフォーマットに変
換すると共に装置内セル長の監視セルを周期的に発生さ
せてセル多重分離回路に出力する第1の変換回路と、デ
セル化処理過程で前記セル多重分離回路から受信した装
置内セルを元のATMセルフォーマットに変換すると共
に前記監視セルを廃棄して前記セル組立分解回路に出力
する第2の変換回路とを備えて成ることを特徴としてい
る。第1の変換回路は、セル化処理過程でセル組立分解
回路から受信したATMセルを所定の装置内セルフォー
マットに変換すると共に装置内セル長の監視セルを周期
的に発生させる。第2の変換回路は、デセル化処理過程
で前記セル多重分離回路から受信した装置内セルを元の
ATMセルフォーマットに変換すると共に前記監視セル
を廃棄する。
【0008】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施の形態に係
るブロック図である。図1に示すように、本実施の形態
に係るインタフェース変換装置は、セル組立分解(SA
R:Segmentation And Reassembly)回路1Pとセル多
重分離(MLDX:Multiplex and Demultiplex)回路
1Q間に、第1の変換回路としてのセル化処理(CL
A:CellAssembly)側変換回路1L及び第2の変換回路
としてのデセル化処理(CLD:Cell Deassembly)側
変換回路1Mを備える構成となっている。
【0009】SAR回路1Pは、ユーザLANからのパ
ケットをコネクションレス通信に必要となる諸情報を付
与した中間フレームを介して53バイト長のATMセル
に収容する機能を有している。本実施の形態に係るイン
タフェース変換装置とSAR回路1Pは、UTOPIA
(Universal Test & Operations Physical Interfacefo
r ATM)インタフェースにより接続され、CLA方向
(SAR回路1P→MLDX回路1Q)の処理を行うC
LA側変換回路1Lは、第1の記憶装置としてのCLA
側メモリ装置1A、第1の書込制御回路としての書込制
御回路1B、第1の読出制御回路としての読出制御回路
1C、第1の読出位相ズレ検出回路としての読出位相ズ
レ検出回路1F、フレームパルス生成回路1E及びセル
多重回路1Dを備えている。
【0010】一方、CLD方向(MLDX回路1Q→S
AR回路1P)の処理を行うCLD側変換回路1Mは、
第2の記憶装置としてのCLD側メモリ装置1G、第2
の書込制御回路としての書込制御回路1K、第2の読出
制御回路としての読出制御回路1J、第2の読出位相ズ
レ検出回としての路読出位相ズレ検出回路1F、HEC
(Header Error Control)演算付与回路1Hを備えてい
る。
【0011】先ず、CLA方向の処理に関して概略説明
する。CLA処理は、SAR回路1Pからの装置内クロ
ック(TCLK)でデータを受信し、CLA側メモリ書
込制御により有効となる53バイト長のATMセルデー
タをCLA側メモリ装置1Aに書き込む。書込制御回路
1Bは、CLA側メモリ装置1A内のオーバーフローを
検出し、定められた閾値(THREShold)を越えると、SA
R回路1Pに対して読出を一時的に停止させるための読
出し一時停止(back pressure)信号TCLAVを送出す
る。CLA側メモリ装置1A読出時において、COH
(Cell Over Head)として1バイトの付加情報を付与し
た54バイトの装置内セルフォーマットに変換する。前
記フォーマット変換処理は、読出制御回路1C、フレー
ムパルス生成回路1E、セル多重回路1Dによる連携動
作により行われる。
【0012】フレームパルス生成回路1Eでは、装置内
フレーム位相に同期した基準クロックよりフレームパル
スを一定の周期で生成し、セル多重回路1Dでは、装置
内でのみ有効な空きセル(以下、周期監視セルと呼ぶ)
と位相を合わせてMLDX回路1Qに出力する。また、
セル多重回路1Dは、周期監視セルを所定周期毎に挿入
する機能を有しており、周期監視セル挿入タイミングで
は、CLA側メモリ装置1A内の有効セルの読出を中断
する。前記周期監視セルは、MLDX回路1Q側に設け
られた監視装置(図示せず)により、主信号導通の監視
や障害箇所の特定等、システムの監視に使用される。
【0013】尚、CLA側メモリ装置1A内に転送すべ
きセルがない場合は、空きセルを挿入する。
【0014】読出位相ズレ検出回路1Fは、読み出し先
頭位置におけるCP(セルパルス)の位相ズレをチェッ
クし、ズレを検出した場合はリセット信号RESETを
出力して、CLA側メモリ装置1Aに対してリセット処
理を行う。
【0015】次に、CLD方向の処理に関して概略説明
する。CLD処理は、基本的にはCLA処理と逆の手順
で実行される。書込制御回路1Kにおいて、MLDX回
路1Qから受信した54バイト長セルのCOHの上位2
ビットを参照することにより有効セルのみを抽出し、C
OHを削除した53バイトのATMセルに復元する。
【0016】書込制御回路1Kは有効セル以外のセル
(周期監視セル及び空きセル)を廃棄し、HEC演算付
与回路1Hにおいて有効セルのみHEC演算及びHEC
フィールドの付与を行った後、CLD側メモリ装置1G
に格納する。読出制御回路1Jは、SAR回路1P側の
フレームタイミングで、RSOC(セルパルス)を出力
するように制御し又、SAR回路1Pに対して読出を許
可するための制御信号RCLAVをSAR回路1Pから
の受信クロック(RCLK)に応じて送出する。また、
SAR回路1Pからの読み出し停止(back pressure)
に応じてセルデータの送出を停止する。尚、読出位相ズ
レ検出回路1Fは、CLA側変換回路1Lと同等の構成
である。
【0017】図2〜図5は、図1に示すインタフェース
変換装置の動作を説明するためのタイミング図で、図2
及び図3はCLA方向の処理を行う場合のタイミング図
を示し、図4及び図5はCLD方向の処理を行う場合の
タイミング図を示している。
【0018】以下、図1〜図5を参照して、その動作を
説明する。先ず、CLA処理動作を説明し、次に、CL
D処理動作を説明する。
【0019】CLA処理過程において、本インタフェー
ス変換装置は、SAR回路1PのUTOPIAインタフ
ェースにより、装置内クロックTCLKの立ち上がりに
同期して、SAR回路からの8ビットパラレル送信デー
タであるセルデータTx[7..0]を受信する。8ビ
ット幅のデータバスTx[7..0]上に有効なセルデ
ータが送出されている時は、イネーブル信号であるTE
NBL_B信号がローレベルであり、ATMセルヘッダ
の先頭位置H1に同期したセルパルスTSOC信号がハ
イレベルで入力される。
【0020】本インタフェース変換装置は、TENBL
_B信号のローレベルを検出すると、データバスTx
[7..0]よりデータを読み出し、TSOC信号によ
り示されたセルの先頭位置より53バイトクロックサイ
クルでATMセルデータをCLA側メモリ装置1Aに書
き込む。書込制御回路1Bは、後述するFIFOメモリ
内部に次のセルデータを受け付けるだけの空き領域があ
る場合は、TCLAV信号をハイレベルに保持している
が、予め前記FIFOメモリ内部に設定された閾値を越
え、これ以上のデータを受信できなくなると、現在転送
中のセル転送を終える数クロック前までにTCLAV信
号をローレベルにし、SAR回路1Pに対してCLA側
メモリ装置1Aへの書き込み停止を通知する。
【0021】装置内セルフォーマットへの変換処理は、
CLA側メモリ装置1Aの読出時に行われる。フレーム
パルス生成回路1Eで、装置内基準クロックより一定の
周期でフレームパルスMxSFPを生成し、セル多重回
路1Dで周期監視セルを所定周期毎に挿入する。MLD
X回路1Qへの出力は、8ビットパラレルの54バイト
長の装置内セルデータMxS[7..0]と、装置内セ
ル先頭位置C1を示すセルパルスMxSCP信号と、周
期監視セル挿入位置を示すMxSFP信号である。
【0022】一方、CLD処理では、MLDX回路から
8ビットパラレルのデータMxR[7..0]、セルパ
ルスMxRCP及びフレームパルスMxRFPを受信
し、54バイト装置内セルのCOHの所定ビット(Mx
R[7,6])の参照により有効セルのみを抽出し、C
OHを削除した53バイト長のATMセルフォーマット
に復元する。CLD側メモリ書込制御回路1K側では有
効セル以外のセル(周期監視セル及び空きセル)を廃棄
し、HEC演算付与回路1Hにおいて有効セルのみHE
C演算及びHECフィールドの付与を行った後、CLD
側メモリ装置1Gに格納する。
【0023】CLD側メモリ装置1Gの読出制御によ
り、SAR回路1Pからの受信クロックRCLKの立ち
上がりに同期して、8ビットパラレルの53バイトセル
データRx[7..0]を出力する。データバスRx
[7..0]上に有効なセルデータが送出されている時
は、イネーブル信号であるRENBL_B信号がローレ
ベルであり、セルヘッダの先頭位置H1に同期したRS
OC信号がハイレベルで出力される。また、CLD側メ
モリ装置1G内にSAR回路1Pへ出力すべき有効なセ
ルデータがなくなると、RCLAV信号をローレベルに
し、データ出力を停止する。
【0024】図6は、図1におけるCLA側変換回路1
Lの詳細ブロック図である。図6において、バッファ長
監視回路3A、リタイミング回路3B及び先入先出(F
IFO)メモリ3Cは、図1のCLA側メモリ装置1A
を構成している。
【0025】また、図7はバッファ長監視回路3Aの詳
細ブロック図、図8は読出制御回路1Cとフレームパル
ス生成回路1Eの協働関係を示す詳細ブロック図、図9
はセル多重回路1Dの詳細ブロック図である。
【0026】以下、図6〜図9を参照してCLA処理を
説明する。FIFOメモリ3Cへの書込処理及び読出処
理は、書込制御回路1B及び読出制御回路1Cで行われ
る。FIFOメモリ3Cへの書き込みは、SAR回路1
Pからの受信信号であるTENBL_B信号がローレベ
ルの時(データイネーブル時)に行われ、バッファ長監
視回路3Aでは、FIFOメモリ3C内の書込アドレス
カウンタ(WADR)値及び読出しアドレスカウンタ
(RADR)値を常時監視し、バッファ長を算出する。
ここで、バッファ長が0より大きい場合(バッファ内に
1バイト以上のデータが格納されている場合)は、EM
PTYフラグを非アクティブとし、読出制御回路1Cへ
読出し開始を通知する。また、バッファ長が定められた
閾値(THRES)を越えた場合は、TCLAV信号を
非アクティブとし、バッファ長が閾値以下になるまでS
AR回路1Pからの書込みを停止する機能を有する。
【0027】バッファ長監視回路3Aは、図7に示すよ
うにアップダウンカウンタ4Aと2つのコンパレータ回
路4B、4Cによって構成されている。FIFOメモリ
3Cへの書込制御信号であるTENBL_B信号(Writ
e REQuest:WREQ)がアクティブな区間はアップダ
ウンカウンタ4Aを装置内クロックCLKによりカウン
トアップし、RREQ(Read REQuest)信号がアクテ
ィブな区間はアップダウンカウンタ4Aをカウントダウ
ンする。TENBL_B信号及びRREQ信号が共にア
クティブとなる区間はカウントアップもカウントダウン
も行わず、現状のカウンタ値を保持する。
【0028】アップダウンカウンタ4Aの出力は、2つ
のコンパレータ回路4B、4Cに接続されており、コン
パレータ回路4Bはバッファ長が装置内で規定した閾値
を越えたときにアクティブとなり、書込制御回路1Bに
対して、書込停止を通知するTHRES信号を生成す
る。コンパレータ回路4Cは、FIFOメモリ3C内に
データが格納されていない状態「0」を検出し、読出制
御回路1Cに対して、FIFOメモリ3Cへの読出しを
停止するEMPTY信号を生成する。
【0029】読出制御回路1Cは、装置内クロック及び
基準フレームパルスに基づいた読出し処理を行う。図8
を参照して読出制御回路1Cとフレームパルス生成回路
1Eの協働関係を説明する。読出制御回路1Cは、微分
回路5C、54CLKカウンタ5D、デコーダ5E、論
理ゲート(Gate)5K、フリップフロップ(FF)
5J、JKフリップフロップ(JK−FF)5Lによっ
て構成されている。
【0030】微分回路5Cは、入力フレームパルス(B
ase_FP)の立ち上がりエッジを検出し、装置内に
おいて基準となる信号を生成する。54CLKカウンタ
5D及び90セルカウンタは前記信号をロード信号LD
Nとして使用する。54CLKカウンタ5Dは、装置内
クロックCLKを分周し54CLKカウンタ5Dととも
に分周回路を構成するデコーダ5E及び波形整形用のフ
リップフロップ5Jを介して、CLA側メモリ装置1A
に対して読み出し先頭位相を決める54バイトサイクル
のCP(セルパルス)を出力する。更に、前記CP及び
EMPTYフラグの状態を加味した論理ゲート(Gat
e)5K及びJKフリップフロップ5Lを介して、CL
A側メモリ装置1Aへのリードイネーブル信号(RRE
Q)を生成する。
【0031】前記分周回路(5D、5E)で生成したC
Pは、フレームパルス生成回路1Eへ出力され、装置内
基準クロックに同期したフレームパルスFPを生成す
る。フレームパルス生成回路1Eは、90セルカウンタ
5A、デコーダ5B、論理ゲート(Gate)5G、フ
リップフロップ(FF)5F、JKフリップフロップ
(JK−FF)5Hにより構成され、読出制御回路1C
から受信したCP(セルパルス)をカウントし、所定周
期毎(90セル周期に1回)に挿入する周期監視セルの
位置を示すフレームパルスFPを生成する。前記分周
は、90セルカウンタ5A及びデコーダ5Bによって行
われ、論理ゲート5G及びJKフリップフロップ5Hを
介して出力される。生成したフレームパルスFPの立ち
上がり位置に同期して周期監視セルを挿入するために該
フレームパルスFPの立ち上がり位置を示す信号(RR
EQ_stop信号)を、フリップフロップ5Fを介し
て読出制御回路1Cへ返し、FIFOメモリ3Cの読出
しを一旦停止する制御を行う。
【0032】一方、図9に示すセル多重回路1Dは、C
OH(Cell Over Head)として1バイトの付加情報を付
与すると共に、前記フレームパルス生成処理において生
成されたフレームパルスFPの立ち上がり位置に同期し
て周期監視セルを挿入する機能を有している。通常は有
効セルが転送されるが、転送すべき有効セルがない場合
は空きセルを挿入する。
【0033】次に、図6及び図9を参照してセル多重回
路1Dの動作を説明する。図9に示すように、セル多重
回路1Dは、SEL端子に入力される信号CP’(CP
の位相をシフトした信号)及びフレームパルスFP4に
応じて、選択的に入力信号を出力する4:1セレクタ
(SEL)6A及びマルチプレクサ(MUX)6Bの2
段階のセレクタによって構成されている。4:1SEL
6Aは、選択信号CP’、FPにより送出するセル種別
(空きセル、周期監視セルあるいはユーザセル)に応じ
たビットパターンを選択し、次段セレクタであるMUX
6Bに送出する。ここで、送出対象セルが空きセルの場
合はCOHの上位4ビットとして「0000」が選択さ
れ、周期監視セルの場合はCOHの上位4ビットとして
「0100」が選択され、ユーザセルの場合はCOHの
上位4ビットとして「1100」が選択され、COHフ
ィールドの所定位置に付与される。
【0034】また、実装スロットの番号を表す2ビット
のスロット信号SLOT、及び、パッケージの中に複数
のインタフェースが存在する場合にいずれのインタフェ
ースを選択するかを示す2ビットのハイウェイ信号HW
がMUX6Bに入力されており、これらの信号によって
出力ポートが決定される。信号SLOT及び信号HWは
COHに付与される。
【0035】以上により、4:1セレクタ6Aの出力信
号、信号SLOT及び信号HWの計1バイトがCOHに
付与される。
【0036】MUX6Bは、53バイト長のATMセル
に前記1バイト長のCOHを付与した装置内セルフォー
マットに変換するためのセレクタであり、選択信号C
P、PYLDによりCOHを付与した54バイト長装置
内セルMxS[7..0]を出力する。4つの選択信号
(CP’、FP、CP、PYLD)は、図6のリタイミ
ング回路3Bにより生成する。
【0037】次に、CLD処理に関して図面を参照して
説明する。図10は、図1におけるCLD側変換回路1
Mの詳細ブロック図である。図10において、バッファ
長監視回路3A及び先入先出(FIFO)メモリ3C
は、図1のCLD側メモリ装置1Gを構成している。ま
た、バッファ長監視回路3Aは、図7で示した構成と同
等のものであり又、FIFOメモリ3Cも図6のFIF
Oメモリ3Cと同等のもので構成することができる。図
11は、読出制御回路1Jの詳細ブロック図である。
【0038】以下、図7、図10及び図11を参照して
CLD処理手順を説明する。図10に示すように、FI
FOメモリ3Cへの書き込み及び読み出し処理は、書込
制御回路1K及び読出制御回路1Jで行われる。FIF
Oメモリ3Cへは、COHフィールドを削除した53バ
イト長のセルフォーマットで書き込む。
【0039】書込制御回路1Kにおいて、MLDX回路
1Qから受信した54バイト長のセルデータの所定ビッ
ト(上位2ビット)を参照することにより、有効セル
(COHの上位2ビットが「11」のセル)のみを抽出
し、有効セル以外のセル(周期監視セル及び空きセル)
は、FIFOメモリ3Cの入力側で廃棄する。
【0040】バッファ長監視回路3Aは、CLA処理過
程と同様の動作を行う。FIFOメモリ3C内の書込ア
ドレスカウンタ(WADR)値及び読出アドレスカウン
タ(RADR)値を常時監視し、バッファ長を算出す
る。ここで、バッファ長が0より大きい場合は、EMP
TYフラグを非アクティブとし、CLD側読出制御回路
1Jへ読み出し開始を通知する。但し、CLD処理で
は、FIFOメモリ3Cの入力側で有効セル以外のセル
を廃棄しており、バッファ長が閾値を越えることはない
ため、MLDX回路1Qに対して書き込みを停止する
(back-pressure)制御は行わない。
【0041】CLD処理の読出制御回路1Jは、CLA
処理の読み出し制御に比べて極めて単純な制御で実現で
きる。図11を参照して読出制御回路1Jの構成を説明
する。読出制御回路1Jは、53CLKカウンタ8A、
デコーダ8B、2個の論理ゲート(Gate)8C、8
D、フリップフロップ(FF)8E、2個のJKフリッ
プフロップ(JK−FF)8F、8Gによって構成され
ている。53CLKカウンタ8Dは装置内クロックを分
周し、デコーダ8B及びフリップフロップ8Eを介し
て、CLD側メモリ装置1Gに対して読み出し先頭位相
を決める53バイトサイクルのCP(セルパルス)を生
成する。更に、前記CP及びEMPTYフラグの状態を
加味した論理ゲート8Cを介してCLD側メモリ装置1
Gのリードイネーブル信号(Read REQues
t:RREQ)を生成すると共に、論理ゲート8D及び
JKフリップフロップ8Gを介して、SAR回路1Pに
対して、セル転送準備ができた旨を、RCLAV信号を
アクティブにして通知する。前記分周回路(8A、8
B)で生成したCPは、読み出し位相ズレ検出回路1F
へ渡され(図1参照)、読み出し先頭位置におけるCP
(セルパルス)との位相ズレを比較するために使用す
る。位相ズレ検出回路1Fは、位相ズレを検出した場
合、CLD側メモリ装置1Gにリセット信号RESET
を出力してリセットする。
【0042】図12は、装置内で定義されるセルフォー
マットを示す説明図である。本セルフォーマットは、通
常53バイト長のATMセルにCOH(Cell Over Hea
d)として1バイトの付加情報を付与した54バイト長
フォーマットを使用する。COH内に設けられたセル種
別及び拡張フィールドで、有効セル(ユーザセル、OA
M(Operation Administration and Maintenance)セ
ル)、伝送路空きセル、周期監視セル等の区別を指定す
る。
【0043】以上述べたように本実施の形態によれば、
CLA側変換回路において、セル化処理過程で、SAR
回路1Pから送出されるATMセルを装置内セルフォー
マットに変換すると共に装置内セル長の監視セルを基準
クロックにより周期的に発生させて、これらをMLDX
回路に出力し、CLD側変換回路において、デセル化処
理過程で、MLDX回路1Qから送出される装置内セル
を元のATMセルフォーマットに変換すると同時に該領
域の監視セルを廃棄してSAR回路1P側に出力するよ
うにしている。
【0044】また、CLA側変換回路1Lは、CLA側
メモリ装置1A、書込制御回路1B、読出制御回路1
C、読出位相ズレ検出回路1F、フレームパルス生成回
路1E及びセル多重回路1Dにより構成され、フレーム
パルス生成回路1Eは装置内フレーム位相に同期した基
準クロックよりフレームパルスを一定の周期で生成し、
セル多重回路1Dは周期監視セルを所定周期毎に挿入す
ると共に周期監視セル挿入タイミングでは有効セルの転
送を中断するようにしている。
【0045】一方、CLD側変換回路1Mは、CLD側
メモリ装置1G、書込制御回路1K、読出制御回路1
J、読出位相ズレ検出回路1F及びHEC演算付与回路
1Hにより構成され、MLDX回路1Qから受信した5
4バイトの装置内セルのCOHの所定ビットを参照する
ことにより有効セルのみを抽出すると共にCOHを削除
した53バイトのATMセルに復元し、書込制御部1K
において有効セル以外のセルを廃棄し、HEC演算付与
回路1Hにおいて有効セルのみHEC演算及びHECフ
ィールドの付与を行った後、CLD側メモリ装置1Gに
格納し、読出制御回路1Jは、SAR回路1P側のフレ
ームタイミングで、RSOC(セルパルス)及びイネー
ブル信号をSAR回路1Pからの受信クロック(RCL
K)に応じて送出する。また、SAR回路1Pの読み出
し停止(back pressure)に応じて制御するようにして
いる。
【0046】したがって、基幹装置のインタフェース盤
のみの変更でエッジ装置が構築できる。そのため、既存
LANからのトラヒックを大規模基幹網でシームレスに
収容すると共に、低コストでのアドオンが可能になる。
【0047】また、ユーザLAN側からのフレームの終
端処理後の空き領域に装置内セル長の監視セルを周期的
に発生させ、装置内の制御及び監視情報をセル単位に持
ち、前記監視セルを利用した装置内監視を行うことによ
り、システム全体の動作の信頼度が向上するという効果
を奏する。
【0048】さらに、既存LANプロトコルとATMプ
ロトコル間の変換処理がソフトウェアで行われる場合に
は、高速化・大容量化が制限されるという問題があった
が、本実施の形態のようにハードウェア構成とすること
により、高速化・大容量化が可能となる。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、網内装置のインタフェ
ースの変更のみで、コネクションレスデータ通信を可能
にすると共に監視セルを用いることによりシステム全体
の信頼性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る実施の形態を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明に係る実施の形態の動作を示すフローチ
ャートである。
【図3】本発明に係る実施の形態の動作を示すフローチ
ャートである。
【図4】本発明に係る実施の形態の動作を示すフローチ
ャートである。
【図5】本発明に係る実施の形態の動作を示すフローチ
ャートである。
【図6】本発明に係る実施の形態の詳細を示すブロック
図である。
【図7】本発明に係る実施の形態の詳細を示すブロック
図である。
【図8】本発明に係る実施の形態の詳細を示すブロック
図である。
【図9】本発明に係る実施の形態の詳細を示すブロック
図である。
【図10】本発明に係る実施の形態の詳細を示すブロッ
ク図である。
【図11】本発明に係る実施の形態の詳細を示すブロッ
ク図である。
【図12】本発明に係る実施の形態の動作を説明するた
めの説明図である。
【符号の説明】
1A 第1の記憶装置としてのCLA側メモリ装置 1B 第1の書込制御回路としての書込制御回路 1C 第1の読出制御回路としての読出制御回路 1D セル多重回路 1E フレームパルス発生回路 1F 第1又は第2の読出位相ズレ検出回路としての
読出位相ズレ検出回路 1G 第2の記憶装置としてのCLD側メモリ装置 1H HEC演算付与回路 1J 第2の読出制御回路としての読出制御回路 1K 第2の書込制御回路としての書込制御回路 1L 第1の変換回路としてのCLA側変換回路 1M 第2の変換回路としてのCLD側変換回路 1P SAR回路 1Q MLDX回路

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ATM網を介してコネクションレス通信
    を提供する通信装置に実装され、 コネクションレス網からのパケットを受信してセル化を
    行ない後段に出力するセル組立分解回路(SAR)と、
    前記セル組立分解回路から受信した第1のATMセルを
    受信して所定の第1の装置内セルへ変換を行い、セル多
    重分離回路に出力するセル化処理側変換回路と、 前記セル多重分離回路から第2の装置内セルを受信して
    所定の第2のATMセルに変換して前記セル組立分解回
    路に出力するデセル化処理側変換回路とを 含むインター
    フェース変換装置であって、 前記セル化処理側変換回路は、前記SARから受信した
    ATMセルを一時的に記憶する記憶装置と、前記記憶装
    置に対するデータの書き込みと、読み出しを行ない装置
    内フォーマットに変換してデータ出力する、読み出し書
    き込み制御部と、前記記憶装置 から受信したセル種別に応じ選択的に入力
    信号を出力するセル多重回路を有することを特徴とする
    インタフェース変換装置。
  2. 【請求項2】ATM網を介してコネクションレス通信を
    提供する通信装置に実装され、 コネクションレス網からのパケットを受信してセル化を
    行ない後段に出力するセル組立分解回路(SAR)と、
    前記セル組立分解回路から受信したATMセルを受信し
    て所定の装置内セルへ変換を行い、セル多重分離回路に
    出力するセル化処理側変換回路とを含むインターフェー
    ス変換装置であって、 前記セル化処理側変換回路は、前記SARから受信した
    ATMセルを一時的に記憶する記憶装置と、前記記憶装
    置に対するデータの書き込みと読み出しを行ない装置内
    フォーマットに変換してデータ出力する、読み出し書き
    込み制御部と、前記記憶装置 から受信したセル種別に応じ選択的に入力
    信号を出力するセル多重回路を有し、 前記読み出し書き込み制御部は前記記憶装置の状態を監
    視して前記セル分解組立て回路に対し読み出しを制御す
    るためのバックプレッシャー信号を出力するとととも
    に、装置内の状態の正常性を監視するための周期監視セ
    ルの挿入タイミングに同期してデータの読み出しを行う
    ことを特徴とするインタフェース変換装置。
  3. 【請求項3】 ATM網を介してコネクションレス通信
    を提供する通信装置に実装され、 コネクションレス網からのパケットを受信してセル化を
    行ない後段に出力するセル組立分解回路(SAR)と、
    デセル化処理側変換回路と、セル多重分離回路とを含
    み、 前記デセル化処理側変換回路は、前記ATM網からセル
    多重分離回路を介して入力された装置内フォーマットの
    ATMセルを受信して有効なATMセルを抽出して後段
    の第2の記憶部にデータの書き込み、読み出しを制御す
    る第2の読み出し書き込み制御部と、 前記第2の読み出し書き込み制御部によって書き込まれ
    るデータを記憶する第2の記憶装置と、 前記読み出したデータの位相のずれを検出する検出回路
    を含むインターフェース変換装置であって、前記第2の 読み出し書き込み制御部は、後段のSARの
    受信クロックに応じて前記ATMセルを送出し、SAR
    からの制御信号に応じてセルデータの送出を制御するこ
    とを特徴とするインタフェース変換装置。
  4. 【請求項4】 ATM網を介してコネクションレス通信
    を提供する通信装置に実装され、 コネクションレス網からのパケットを受信してセル化を
    行ない後段に出力するセル組立分解回路(SAR)と、
    セル化処理側変換回路と、デセル化処理側変換回路と、
    セル多重分離回路とを含む請求項2または請求項3に記
    載のインタフェース変換装置。
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