JP3138740U - ダイレクトメール用はがき - Google Patents

Abstract

【課題】はがきを用いたダイレクトメールの広告効果を高める。
【解決手段】はがき本体２を四角形の前方部分４と中間部分６と後方部分８とで構成し、これらを三つ折りにして各部分４，６，８を互いに剥離自在に接着する。三つ折り状態のはがき本体２には外部から見えるように宝くじの抽選番号やクイズの問題を掲載する。前方部分４の表面４ａ側には宛名掲載部を設け、中間部分６に宣伝広告用のＰＲ掲載欄２２を設け、後方部分８の表面側には返信はがきのあて名面を設ける。後方部分８の裏面８ｂ側にはクイズ宝くじ情報掲載欄３０を設ける。中間部分６から剥離した後方部分８は、はがき本体２に設けたキリトリ線に沿って切断し、クイズ宝くじ応募用の返信はがきとして使用できる。
【選択図】図２

Description

本考案は、三つ折り状態のはがき本体の外部から見える部分に宝くじの抽選番号や賞品や賞金付きのクイズの問題を印刷したダイレクトメール用はがきに関する。

ダイレクトメールにおいて、封筒にクイズの問題を印刷し、ダイレクトメール受領者の興味を引き、ダイレクトメールの広告宣伝効果を高めることは従来知られている（例えば特許文献１参照）。また、くじ付きのダイレクトメールが従来知られている（例えば特許文献２参照）。
特開平７−１７９０８３号公報 第３０６２２４７号実用新案登録公報

はがきを用いたダイレクトメールは、封筒を用いたダイレクトメールに比べ低コストであるため広く普及している。しかるに、ダイレクトメールのはがきは、受領者に中身を見てもらえず捨てられてしまう確率が高い。ダイレクトメールのはがきの外部から見える部分に、賞品、賞金付きのくじやクイズ問題を付ければ、受領者の興味を引くことができ、はがきが三つ折りの場合は開封が期待でき、ダイレクトメールの広告宣伝効果を上げることが期待できる。くじやクイズ付きのダイレクトメールは、従来、封筒を用いたものが知られているが、封筒に比べ簡便なダイレクトメールの手段である、はがきを用いたダイレクトメールにはまだこのような形態が採用されていない。
また、この種のダイレクトメールにおいて、どのくらいの確率で受領者にはがきの中身を見てもらったか、ダイレクトメールの効果を確認できることが望ましいが、はがきを用いたダイレクトメールで、このようなフィードバック機能をもったものはない。
本考案は、上記問題点を解決することを目的とする。

上記目的を達成するため本考案は、はがき本体２を四角形の前方部分４と中間部分６と後方部分８とで構成し、これらを三つ折りにして各部分４，６，８を互いに剥離自在に接着し、三つ折り接着状態のはがき本体２に外部から見えるように宝くじの抽選番号やクイズの問題を掲載し、宝くじの抽選番号やクイズの問題掲載ではがき受領者に興味を持たせて広告宣伝効果を上げるようにしたダイレクトメール用はがきであって、前記前方部分４の表面４ａ側に宛名掲載部１４を設け、前記前方部分４と後方部分８の裏面８以外の前記本体２の構成部分に返信はがきのあて名面２６を設け、三つ折り接着状態の前記本体２の外部から見える部分に宝くじの抽選番号やクイズの問題が掲載されたクイズ宝くじ情報掲載欄３０を設け、剥離した前記あて名面２６が設けられた部分を、前記はがき本体２に設けたキリトリ線１４に沿って切断し、クイズ宝くじ応募用の返信はがき２４として使用できるようにしたものである。
また本考案は、前記本体２の後方部分８の裏面８ｂに前記クイズ宝くじ情報掲載欄３０を設けたものである。
また本考案は、前記本体２の後方部分８の表面８ａに返信はがきのあて名面２６を設けたものである。
また本考案は、はがき本体２を四角形の前方部分４と中間部分６と後方部分８とで構成し、これら三つ折りにして各部分４，６，８を互いに剥離自在に接着し、三つ折り状態のはがき本体２に外部から見えるように宝くじの抽選番号やクイズの問題を掲載し、宝くじの抽選番号やクイズの問題ではがき受領者に興味を持たせて広告宣伝効果を上げるようにしたダイレクトメール用はがきであって、前記前方部分４の表面４ａ側に宛名掲載部１４を設け、前記中間部分６に宣伝広告用のＰＲ掲載欄２０，２２を設け、前記後方部分８の表面８ａ側に返信はがきのあて名面２６を設け、前記後方部分８の裏面８ｂ側に宝くじの抽選番号やクイズの問題が掲載されたクイズ宝くじ情報掲載欄３０を設け、前記中間部分６から剥離した前記後方部分８を、前記はがき本体２に設けたキリトリ線１４に沿って切断し、クイズ宝くじ応募用の返信はがき２４として使用できるようにしたものである。
また本考案は、前記本体２の前記返信用はがきのあて名面２６が設けられた部分以外の前記本体２の構成部分に宝くじの抽選番号３２が記載されている宝くじ抽選番号控欄３６を設けたものである。

本考案は、三つ折りのはがき本体の外部から見える部分に、受領者に興味をもたせるためのクイズや宝くじの情報が記載されているので、受領者に郵送されたはがきが即座に捨てられてしまうことがない。また、はがき本体の簡易接着部分を剥がすと、クイズや宝くじ応募用の返信用のはがきがでてくるので、受領者は、この返信用のはがきでクイズや宝くじに応募でき、しかも、ダイレクトメール発送側は、返送された返信用はがきの数によってダイレクトメールの効果を確認できる。また、宝くじの抽選日やあるいは当たりなどの情報ははがき本体の三つ折り接着状態を全開封しないと見ることができないので、受領者にはがき本体の広告の中身を高い確率で見てもらうことができる。また、受領者がクイズや宝くじの抽選発表日がくるまで、はがき本体を保存することが期待でき、長期間の広告宣伝効果が期待できる。

以下に本考案の実施の形態を添付した図面を参照して詳細に説明する。
図１は、ダイレクトメール用の三つ折り簡易接着型はがきの展開正面図であり、図２は、同背面図である。ダイレクトメール用の三つ折り簡易接着型はがきの本体２は、長方形状の前方部分４と、中間部分６と、後方部分８とから構成され、各部分４，６，８の境界には、三つ折り用の直線状の折り返し部１０，１２が形成されている。はがき本体２は、前記折り返し部１０，１２を基準として図５に示すように、三つ折りに折り畳むことができるように構成されている。

図１に示す、展開状態の前記はがき本体２の正面の前記折り返し部１２には、キリトリ線１４がプリントされている。三つ折り状態のはがき本体２は、図３，４に示すように、前方部分４の表面４ａが、はがきの正面となり、後方部分８の裏面８ｂが、はがきの背面となる。前記前方部分４の裏面４ｂと、中間部分６の表面６ａと裏面６ｂ、及び後方部分８の表面８ａには、それぞれ、図５に示すように、接着剤による剥離自在な簡易接着面ａ，ｂ，ｃ，ｄが形成されている。

前記前方部分４の表面４ａには、宛名掲載部１４と、差出人情報掲載部１６がプリントされている。宛名掲載部１４は、通常のダイレクトメールのはがきの正面側と同一であり、郵便番号表示欄、料金後納郵便などの表示を明記したプリント部、宛名を記載したスペースとから構成されている。差出人情報掲載部１６には、クイズ、宝くじを提供する企業の名称、住所その他、その企業のＰＲや、ダイレクトメールによる広告宣伝に参加している企業の名称等の情報などが掲載されている。

はがき本体２の前方部分４の裏面４ｂと、中間部分６の両面には、企業の役務や取り扱い商品の宣伝広告が印刷されたＰＲ掲載欄１８，２０，２２がそれぞれ設けられている。前記はがき本体２の後方部分８の表面８ａには、返信用はがき２４の正面側がプリントされている。返信用はがき２４の正面側には、宝くじやクイズの提供企業又はその代理人である受取人の住所、氏名の情報が記載されたあて名面２６と返信者情報欄２８がプリントされている。

返信者情報欄２８には、返信者の住所氏名記載欄や、アンケート記載欄が設けられている。あて名面２６は、通常のはがきの正面側と同一であり、郵便番号表示欄、料金後納郵便などの表示、宛名掲載部から成り、このあて名面２６に、宝くじ、クイズ提供企業又はその代理人の住所、氏名が掲載されている。はがき本体２の後方部分８の裏面８ｂ即ち図４に示す三つ折り状態のはがき本体２の背面には、景品や賞金等の付いたクロスワードパズル問題や絵柄、漢字クイズなどのクイズや宝くじの情報が掲載されたクイズ宝くじ情報掲載欄３０がプリントされている。

この宝くじは、宝くじ抽選番号３２や文字、絵柄などで構成され、開封時に即座に大当たりが判明する方式や後日抽選方式等が採用される。前記クイズ宝くじ情報掲載欄３０の上には、受領者の興味を引くための、宝くじやクイズの賞品、景品、賞金等が記載された賞品等表示欄３４が設けられている。はがき本体２の中間部分６の裏面６ｂのＰＲ掲載欄２２の下方の宝くじ抽選番号控欄３６には、宝くじの抽選発表日や発表する形態即ちインターネットや新聞などで発表するなどの情報が記載され、且つ、受領者の控え用として、宝くじの抽選番号３２が記載されている。

上記した構成において、使用前の、展開状態のはがき本体２は、この展開状態から折り返し部１０，１２を基準として、図５に示すように、三つ折りに折り畳まれ、前方部分４の裏面４ｂと中間部分６の裏面６ｂが接着され、中間部分６の表面６ａと、後方部分８の表面８ａとが接着される。この三つ折り状態で上記したはがきが不特定多数の消費者にダイレクトメールとして発送される。受領者は、三つ折り接着はがきの背面のクイズや宝くじに関するクイズ宝くじ情報掲載欄３０の記載を見て、興味を持った場合には、はがき本体２の接着部を矢印などの指示に従って剥離し、はがき本体２を展開する。

はがき本体２を展開し開封すると、はがき本体２の企業ＰＲ掲載欄１８，２０，２２が展開され、受領者は、この情報に注意を向けることになる。クイズや宝くじの応募は、返信者情報欄２８に、応募者の住所氏名その他必要な情報を記入した後、キリトリ線１４に沿って、はがき本体２を切断し、返信用はがき２４を、はがき本体２の中間部分６から切り離し、投函する。尚、本実施形態では、返信用はがき２４のあて名面２６を、後方部分８の表面に設け、これによって返信用はがき２４の裏面にクイズ宝くじ情報掲載欄３０を配置できるようにしたが、本考案の他の実施形態として、前方部分４と後方部分８の裏面以外の本体構成部分、例えば中間部分６の表面６ａ又は６ｂに返信用はがきのあて名面２６を設け、中間部分６を返信用はがきとして使用できるようにしても良い。また、クイズ宝くじ情報掲載欄３０を前方部分４の表面に設けるようにしても良い。

本考案に係るダイレクトメール用はがきの展開した状態の正面図である。 同上背面図である。 折り畳んだ状態のダイレクトメールはがきの正面図である。 同上背面図である。 同上断面説明図である。

符号の説明

２ 本体
４ 前方部分
６ 中間部分
８ 後方部分
１０ 折り返し部
１２ 折り返し部
１４ 宛名掲載部
１６ 差出人情報掲載部
１８ ＰＲ掲載欄
２０ ＰＲ掲載欄
２２ ＰＲ掲載欄
２４ 返信用はがき
２６ あて名面
２８ 返信者情報欄
３０ クイズ宝くじ情報掲載欄
３２ 数字
３４ 賞品等表示欄
３６ プリント欄

Claims (5)

1. はがき本体２を四角形の前方部分４と中間部分６と後方部分８とで構成し、これらを三つ折りにして各部分４，６，８を互いに剥離自在に接着し、三つ折り接着状態のはがき本体２に外部から見えるように宝くじの抽選番号やクイズの問題を掲載し、宝くじの抽選番号やクイズの問題掲載ではがき受領者に興味を持たせて広告宣伝効果を上げるようにしたダイレクトメール用はがきであって、前記前方部分４の表面４ａ側に宛名掲載部１４を設け、前記前方部分４と後方部分８の裏面８以外の前記本体２の構成部分に返信はがきのあて名面２６を設け、三つ折り接着状態の前記本体２の外部から見える部分に宝くじの抽選番号やクイズの問題が掲載されたクイズ宝くじ情報掲載欄３０を設け、剥離した前記あて名面２６が設けられた部分を、前記はがき本体２に設けたキリトリ線１４に沿って切断し、クイズ宝くじ応募用の返信はがき２４として使用できるようにしたことを特徴とするダイレクトメール用はがき。
2. 前記本体２の後方部分８の裏面８ｂに前記クイズ宝くじ情報掲載欄３０を設けたことを特徴とする請求項１に記載のダイレクトメール用はがき。
3. 前記本体２の後方部分８の表面８ａに返信はがきのあて名面２６を設けたことを特徴とする請求項２に記載のダイレクトメール用はがき。
4. はがき本体２を四角形の前方部分４と中間部分６と後方部分８とで構成し、これら三つ折りにして各部分４，６，８を互いに剥離自在に接着し、三つ折り状態のはがき本体２に外部から見えるように宝くじの抽選番号やクイズの問題を掲載し、宝くじの抽選番号やクイズの問題ではがき受領者に興味を持たせて広告宣伝効果を上げるようにしたダイレクトメール用はがきであって、前記前方部分４の表面４ａ側に宛名掲載部１４を設け、前記中間部分６に宣伝広告用のＰＲ掲載欄２０，２２を設け、前記後方部分８の表面８ａ側に返信はがきのあて名面２６を設け、前記後方部分８の裏面８ｂ側に宝くじの抽選番号やクイズの問題が掲載されたクイズ宝くじ情報掲載欄３０を設け、前記中間部分６から剥離した前記後方部分８を、前記はがき本体２に設けたキリトリ線１４に沿って切断し、クイズ宝くじ応募用の返信はがき２４として使用できるようにしたことを特徴とするダイレクトメール用はがき。
5. 前記本体２の前記返信用はがきのあて名面２６が設けられた部分以外の前記本体２の構成部分に宝くじの抽選番号３２が記載されている宝くじ抽選番号控欄３６を設けたことを特徴とする請求項１又は請求項３に記載のダイレクトメール用はがき。

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