JP3138731U - 容器蓋材 - Google Patents

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Abstract

【課題】 食品用容器の開口端部に接着又は溶着される容器蓋材を開封する場合に、把持する蓋材のタブ表面を滑りにくく、冷蔵庫から取り出して結露した状態や、指先が水等で濡れている状態でも蓋材の開封を容易にする。
【解決手段】 食品用容器100は平面視が略円筒の有底容器本体10と蓋材20とを備え、有底容器本体10の開口端面に配設したフランジ部15に約4mm幅の輪状のヒートシール部を設け、蓋材20を熱圧着し、蓋材20の外周部に設けた略三角形状のタブ(非シール部)25の表面側 (最も外側に位置し、外気と接する主平面)に滑り止めのブチルゴム30を厚さ30μm〜40μmにスクリーン印刷した構成。
【選択図】 図1

Description

本考案は、食品用容器の開口部を閉蓋するため前記開口部のフランジ面に接着又は溶着される容器蓋材に関する。
従来の食品用容器の開口部のフランジ面に接着又は溶着される容器蓋材は、紙製、アルミ箔製、プラスチックフィルム製などに大別される。このうちプラスチックフィルム製のものは、強度的に優れ、容器への溶着も可能で使い勝手がよく、コスト面からも有利であるため、現在様々な食品用容器に使用されている。容器蓋材の開封を容易にするため、該容器蓋材の外周部に開封時に把持するタブが設けられている。
蓋の開封を容易にするため前記タブに切れ目を設けた構成のプラスチックフィルム製容器蓋材として特開2004−217263号公報が提案されている。
特開平2004−217263号公報
しかし特許文献1における容器蓋材は2片に分けて開封することを目的としており、把持力が強い壮年、青少年にとって剥離作業が2回に分かれ煩わしくなる恐れがあった。また、2片に分けて開封する場合でも冷蔵庫から取り出して結露した状態や、指先が水等で濡れているとタブ表面が滑りやすく開封が容易でなかった。
本考案は開封のため蓋材のタブを把持した際、タブ表面を滑りにくく、蓋材を開封しやすくすることを目的とする。
本考案にかかる容器蓋材は、有底容器の開口部に接着又は溶着されて閉蓋するシート部材に開封時に把持するタブを備え、前記タブの外気と接する主平面の少なくとも一方にゴム部材または粘着部材のいずれか一方を塗布し把持する指の滑り止めとしたことを特徴としたもので、タブ表面が結露していても,指が濡れていてもタブが滑りにくく、蓋材を開封しやすくなる。
さらに本考案にかかる容器蓋材は、タブの外気と接する主平面の少なくとも一方にゴム部材または粘着部材のいずれか一方により文字または図形を描画し把持する指の滑り止めとしたことを特徴としたもので、描画手段として一般的な印刷工法等を用いることにより低価格で大量生産を可能にする。
さらに本考案にかかる容器蓋材は、さらに、タブにU字形ノッチ、V字形ノッチ、切れ目の内、いずれか一つを備えたことを特徴としたもので、タブの切り裂きを容易にし、容器蓋材を2片に分けて開封可能にする。タブが滑りにくいので幼児や高齢者など指先の力の弱い者でも容易に開封できる。
上記構成により本考案の容器蓋材は、タブ表面が結露していても,指先が水で濡れていてもタブ表面が滑りにくく、蓋材を開封しやすくなる。また、公知の印刷工法等を用いることにより低価格で大量生産を可能にする。さらに、U字形ノッチ、V字形ノッチまたは切れ目(切り込み)を併せて設けることにより幼児や高齢者など指先の力の弱い者でも容器蓋材を2片に分けて開封できる。
本考案にかかる容器蓋材は上述の通りである。容器蓋材を構成する部材は一般的に使用される任意の部材としてよい。紙製、アルミ箔製、プラスチックフィルム製などに大別される。プラスチックフィルムは一層であってもよいし、異なる種類のプラスチックを多層に積層したものであってもよい。また、容器開口部のフランジ面と接する側の主平面に熱圧着に適した樹脂部材等を塗布したものであってもよい。
蓋材は、容器本体のフランジ部に易剥離状態に接合できる限り、その材質が特に制限されるものでないことは前述した。通常のイージーオープンタイプの容器の蓋材として使用される材料を使用することができ、このような材料として、例えば延伸ポリエチレンテレフタレートフィルム、延伸ポリプロピレンフィルム、延伸ナイロンフィルム等の蓋材にイージーピール性を有するシール層を積層したもの、あるいは、これらに必要に応じて、アルミ箔、エチレンビニルアルコール共重合体層、無機質蒸着層などを積層した積層体を挙げることができる。
前記蓋材の厚さは、特に制限されるものではないが、密封性、取り扱い性などを考慮すれば、通常、30〜100μm、特に40〜70μm程度が好適である。
容器本体の構成材料は、蓋材が易剥離状態に接着できる限り、その材質が特に制限されるものではなく、通常のイージーオープンタイプの容器の容器本体として使用される材料を使用することができ、このような材料として、例えばA−PET、PET−G(イーストマンコダック社製)などのポリエステル系樹脂、ポリ塩化ビニル樹脂、ポリプロピレンやポリエチレンなどのポリオレフィン系樹脂やポリスチレン等よりなるシート、あるいは、これらの樹脂とエチレンビニルアルコール共重合体、ポリ塩化ビニリデン等を積層したシート等を挙げることができる。
また、本発明の有底容器本体の形状は任意に構成してよく、例えば、平面視が矩形、三角形、円形や長円形の容器本体に角部を設けた形状等とすることもできる。なお、容器本体の大きさは、特に制限されるものではなく、容器の用途等に合わせて適宜選定することができる。
有底容器本体の開口端面に配設したフランジ部には、蓋材がヒートシール、超音波溶接などで接合(接着)される。ヒートシールの幅は特に制限されるものではなく、用途や内容品の重量等に合わせて適宜選定することができるが、密封性、取り扱い性などを考慮すれば、通常、2〜15mm、特に3〜10mm程度が好適である。
蓋材の未シール部は、容器本体の角部の形状及び該角部のフランジ部形状に対応した略三角形とするのが好ましい。その大きさは、特に制限されず、開封時に把持し蓋材を引き上げるきっかけとなる程度の大きさであることが望ましい。なお、未シール部の形状は、略三角形に制限されるものではなく任意の形状としてよいことは自明である。さらに、蓋材の外周部に略三角形状のタブ(舌片)を設けた構成としてもよい。タブは未シール部と同様、開封時に把持し剥離するのに用いられる。
上記容器本体、蓋材の製造方法は、特に制限されるものではなく、例えば容器本体は、カレンダー法や押出し、共押出しなどで形成されたシートを、真空成型や圧空成型などのシート成型で製造される。蓋材は、上述した延伸フィルム基材にイージーピール性を有するシーラントを押出ラミネート法やドライラミネート法等の公知の製造方法によって製造することができる。特に、押出ラミネート法を採用することによって、蓋材を薄く成型することができ、コスト的に有利となる。その反面、押出ラミネートは、シーラントを形成する面に高い温度がかかるため、シーラント側にカールしやすい。
ここで、容器本体のフランジ部と蓋材とが易剥離状態となるようにイージーピール接合部を形成する方法は、特に制限されるものではなく、公知の方法を採用することができる。このような方法として、例えば容器をポリプロピレン系樹脂で成形し、蓋材のシール層をポリエチレン系樹脂で形成して、界面で易剥離を発現させる方法、蓋材のシール層を多層に形成して、各シール層間で易剥離を発現させる方法、蓋材のシール層を多層に形成するに際し、中間に凝集力の小さいシール層を設け、このシール層を凝集破壊させて、易剥離を発現させる方法等の方法を挙げることができる。
容器内には食品、その他の物品が収納・保存される。食品としては、例えば豆腐やプリン、水羊羹、ゼリー、ヨーグルト、もずくなど水分含有量が20%を超える食品や液状に近い食品が密封包装される。また、水分含有量が20%以下で、開封後、給湯して食する即席麺などのかなり乾燥した食品等も包装される。
開封に際し把持するタブ(または未シール部)の外気と接する主平面(多層の場合、最も外側に位置する主平面)の少なくとも一方に指の滑り止めを目的としてゴム部材、粘着部材のいずれか一つを配設した構成とするのが好ましい。滑り止め部材の配設膜厚は20μm〜200μm、好ましくは40μm程度以上とするのが好ましい。塗布パターンはベタ塗り、網目状、線状など任意の文字・図形としてよい。塗布手段はスクリーン印刷、スプレー塗布、インクジェット印刷、タンポ印刷、ディップ塗布など公知の方法を任意に用いればよい。滑り止め部材をタブの表面、裏面の両面に塗布してよいことは自明である。
ゴム部材としては公知の部材、例えば天然ゴム、スチレンゴム、ブチルゴム、ニトリルゴム、シリコンゴム、ウレタンゴム、イソプレンゴム等から選んだ一つとするのが好ましい。ゴムの代用に軟質樹脂たとえば硬度が20度以下の塩化ビニール、スチロール樹脂などを配設するようにしてもよい。ゴムの色は黒、赤褐色、グレイなど視認しやすい色とするのが好ましい。
粘着部材としては例えば、(a)アルキル基の炭素数が2〜14の(メタ)アクリル酸アルキルエステルをモノマー主成分とし、且つモノマー成分として官能基含有モノマーを含んでおり、さらに重量平均分子量が40万〜90万であるアクリル系水分散型共重合体と、(b)重量平均分子量が5000〜25万であるアクリル系水分散型低分子量成分とを含有するアクリル系水分散型粘着剤組成物などとすればよい。アクリル系水分散型低分子量成分(b)を、アクリル系水分散型共重合体(a)に対して10〜50重量%の割合で含有するなどとすればよい。なお、粘着度は数回繰り返し剥離と貼り付け使用が可能な低粘着性に構成するのが好ましい。
なお、タブに滑り止め部材を配設することに加えて、タブにU字形ノッチ、V字形ノッチ、切れ目の内、いずれか一つを備えることによりタブの切り裂きを容易にし、容器蓋材を2片に分けて開封可能にするのが好ましい。
以下、本考案の容器蓋材を図面とともに説明する。図1は本考案の一実施例における容器の断面図、図2は図1の平面図を示す。
図1に示す食品用容器100は平面視が略円筒の有底容器本体10と蓋材20とを備え、容器内にヨーグルト40を密封包装してなる。有底容器本体10は厚さ約150μmのポリプロピレン系樹脂を成型し、蓋材20は厚さ50μm程度のフィルムシートであってシール層をポリエチレン系樹脂で形成して、界面で易剥離を発現させた。
有底容器本体10の開口端面に環状に配設したフランジ部15に約4mm幅の輪状のヒートシール部を設け蓋材20を熱圧着してなる。さらに、蓋材20は略三角形状のタブ(非シール部)25を外周部に設け、開封時に把持する構成とした。さらに、前記タブ25の表面側 (最も外側に位置し、外気と接する主平面)に黒色のブチルゴム30を厚さ30μm〜40μm程度にスクリーン印刷した。図2に塗布パターンの一例を示す。
上記構成により本考案の蓋材20は指先の力が弱くても容易に剥離開封できる。水で指先が濡れていても、容器表面が結露していても指がブチルゴム30で滑りにくい。老眼やロービジョンの人でも容易に把持部を視認できる。
図3は本考案のもう一つの実施例における蓋材の平面図を示す。蓋材320の構成は基本的に実施例1の場合と同様にした。異なる点は、タブ325の表面に塗布するブチルゴム330の印刷パターンを略矢印形にした。また、タブ325のブチルゴム330を塗布していない先端部に引き裂きを容易にするV字形ノッチ350を設けた構成とした。
上記構成により本考案の蓋材320はタブ325の切り裂きを容易にし、蓋材320を2片に分けて容易に開封可能にする。タブ325が塗布したブチルゴム330によって滑りにくいので幼児や高齢者など指先の力の弱い者でも容易に開封できる。なお、タブ325を切り裂かずに剥離してよいことは言うまでもない。
上記実施例において、有底容器の外形を円形のほか矩形、三角形、多角形など任意形状としてよいことは前述した。さらに蓋材において、開封時に把持するタブの配設位置や形状も任意としてよいことも自明である。蓋材の外周部に舌片状に設けることの他に、有底容器フランジ部のシール部分に未シール部分を設けて,該未シール部分の表面側にゴム部材を塗布して開封口とし(実施例のタブに相当)、未シール部分の蓋材をつかんで開封する構成としてもよい。さらに、蓋材の全体または蓋材の一辺側を有底容器フランジ部から外側にはみ出させ指で把持可能にしてもよい。さらに、蓋材はシート状の他に、加圧成形した凹状などとしてもよい。
本考案は食品用容器のみならず食品以外の物品容器にも利用できる。また、プレススルーパッケージの蓋材としても利用できる。
本考案の一実施例における容器の断面図 図1の平面図 本考案のもう一つの実施例における蓋材の平面図
符号の説明
10 有底容器本体
15 フランジ部
20、320 蓋材
25、325 タブ(把持部)
30、330 ゴム部材
40 ヨーグルト(水分を含んだ食品)
100 容器
350 V字形ノッチ

Claims (3)

  1. 有底容器の開口部を閉蓋するシート部材に開封時に把持するタブを備え、前記タブの外気と接する主平面の少なくとも一方にゴム部材または粘着部材のいずれか一方を塗布し把持する指の滑り止めとしたことを特徴とする容器蓋材。
  2. タブの外気と接する主平面の少なくとも一方にゴム部材または粘着部材のいずれか一方により文字または図形を描画し把持する指の滑り止めとしたことを特徴とする請求項1記載の容器蓋材。
  3. さらに、切り裂き用のノッチまたは切れ目のいずれか一方をタブに備えたことを特徴とする請求項1記載の容器蓋材。


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