JP3138535U - パレット整列装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数のパレットを効率的に整列できるようにし、また、簡単な構造でパレットの整列をできるようにして、汎用性を高めるとともに、製造コストを容易に低減できるようにする。
【解決手段】上方に開口され、パレットPが挿入される通過口部1と、通過口部1の下側に連設され、パレットPの前後左右方向の移動を規制する移動規制部と、支持部が、パレットPを支持した状態で、下降移動する支持部移動通路3と、を備え、通過口部1が、通過口部1から移動規制部に下降移動される場合において、パレットPの姿勢を矯正しつつ、パレットPを移動規制部に誘導する姿勢矯正手段12を備え、姿勢矯正手段12が、パレットPの外形よりも大きな矩形状に開口される上部開口と、上部開口1の各辺から移動規制部に向けて傾斜し、上部開口に対してずれたパレットPの底面のコーナー部及び辺が当接可能なガイド面11とを備える構成としてある。
【選択図】図1
【解決手段】上方に開口され、パレットPが挿入される通過口部1と、通過口部1の下側に連設され、パレットPの前後左右方向の移動を規制する移動規制部と、支持部が、パレットPを支持した状態で、下降移動する支持部移動通路3と、を備え、通過口部1が、通過口部1から移動規制部に下降移動される場合において、パレットPの姿勢を矯正しつつ、パレットPを移動規制部に誘導する姿勢矯正手段12を備え、姿勢矯正手段12が、パレットPの外形よりも大きな矩形状に開口される上部開口と、上部開口1の各辺から移動規制部に向けて傾斜し、上部開口に対してずれたパレットPの底面のコーナー部及び辺が当接可能なガイド面11とを備える構成としてある。
【選択図】図1
Description
本考案は、搬送物がフォークリフトなどの荷役作業を行なう装置で搬送されるときに用いられるパレットの非使用時において、パレットを整列して積み重ねるためのパレット整列装置に関する。
一般に、図10に示すように、搬送物が荷役装置であるフォークリフト8で搬送されるときに用いられるパレットPは、例えば、倉庫からトラックへの出庫を行う出荷設備において、フォークリフト8で搬送物である製品とともにトラックなどの搬送車両の荷台に載せられる。その後、パレットPは、荷台上で製品が下ろされたあと、フォークリフトで荷台から降ろされるとともに、積み重ねられて保管される。
これらの保管されるパレットPは、保管スペースを有効利用するため、フォークリフト8により整列されて積み重ねられる。
しかしながら、フォークリフト8の操作者が、フォークリフト8を用いてパレットPを整列して積み重ねるとき、パレットPを一つずつ位置調整しなければならないので、整列作業が煩雑であるという問題があった。
また、フォークリフト8は、電動式である場合が多く、この場合、フォークリフト8の操作に手間取ると、バッテリー残量を余分に消費してしまうおそれもあった。
そのため、複数のパレットPの積み重ねを容易に、しかも、効率的に整列したいという要望があった。
しかしながら、フォークリフト8の操作者が、フォークリフト8を用いてパレットPを整列して積み重ねるとき、パレットPを一つずつ位置調整しなければならないので、整列作業が煩雑であるという問題があった。
また、フォークリフト8は、電動式である場合が多く、この場合、フォークリフト8の操作に手間取ると、バッテリー残量を余分に消費してしまうおそれもあった。
そのため、複数のパレットPの積み重ねを容易に、しかも、効率的に整列したいという要望があった。
従来、パレットを積み重ねる装置としては、例えば、特許文献1記載の技術が提案されている。
この特許文献1記載の装置は、パレット収納空間部に挿入された、最下位のパレットを支持して上昇移動させた状態で、最下位のパレットの下側に挿入された次のパレット上に上昇移動されたパレットを下降移動させて、これらを載置する。
そして、この装置は、上記の動作を繰り返して、次々とパレットを積み上げていく。
この特許文献1記載の装置は、パレット収納空間部に挿入された、最下位のパレットを支持して上昇移動させた状態で、最下位のパレットの下側に挿入された次のパレット上に上昇移動されたパレットを下降移動させて、これらを載置する。
そして、この装置は、上記の動作を繰り返して、次々とパレットを積み上げていく。
しかしながら、特許文献1記載の装置は、パレット収納空間内のパレットの下側に、一つ一つパレットを差し入れることによりパレットを積み重ねるので、複数のパレットを整列しにくく、整列効率に劣るという問題があった。
また、装置自体が、パレットを昇降移動させるので、構造が複雑になり、製造コストが高くなると言う問題があった。
また、装置は、この装置自体がパレットを昇降移動させるので、例えば、モータの電源が必要となるなど、設置場所が限られてしまい、汎用性に劣るという問題があった。
また、装置自体が、パレットを昇降移動させるので、構造が複雑になり、製造コストが高くなると言う問題があった。
また、装置は、この装置自体がパレットを昇降移動させるので、例えば、モータの電源が必要となるなど、設置場所が限られてしまい、汎用性に劣るという問題があった。
本考案は、以上のような従来の技術が有する問題を解決するために提案されたものであり、複数のパレットを効率的に整列できるようにし、また、簡単な構造でパレットの整列をできるようにして、汎用性を高めるとともに、製造コストを容易に低減できるようにしたパレット整列装置の提供を目的とする。
上記目的を達成するため、本考案のパレット整列装置は、請求項1に記載するように、矩形状のパレットを整列して積み重ねるパレット整列装置であって、上方に開口され、前記パレットが挿入される通過口部と、前記通過口部の下側に連設され、前記パレットの前後左右方向の移動を規制する移動規制部と、荷役作業を行なう装置の支持部が、前記パレットを支持した状態で、前記通過口部側から前記移動規制部側に亘って、下降移動する支持部移動通路と、を備え、前記通過口部が、前記パレットが前記支持部に支持された状態で、前記通過口部から前記移動規制部に下降移動される場合において、該パレットの姿勢を矯正しつつ、該パレットを前記移動規制部に誘導する姿勢矯正手段を備え、姿勢矯正手段が、前記パレットの外形よりも大きな矩形状に開口される上部開口と、当該上部開口の各辺から前記移動規制部に向けて傾斜し、前記上部開口に対してずれたパレット底面のコーナー部及び辺が当接可能なガイド面とを備えている。
このような構成からなる本考案のパレット整列装置を用いるときは、まず、荷役作業を行なう装置が、予め複数個積み重ねた状態のパレットを支持して持ちあげて、この状態で通過口部の上方から下方に向けてパレットを下降移動させる。
次に、これらの積み重ねたパレットが通過口部に至ると、姿勢の乱れたパレットにおいて、下位側から順に底面のコーナー部や、ずれている側の辺がガイド面に当接するとともに、ガイド面に沿ってパレットが移動規制部側に移動していく。
このようにすると、各パレットの姿勢が矯正されるので、パレットが整列されていく。
次に、これらの積み重ねたパレットが通過口部に至ると、姿勢の乱れたパレットにおいて、下位側から順に底面のコーナー部や、ずれている側の辺がガイド面に当接するとともに、ガイド面に沿ってパレットが移動規制部側に移動していく。
このようにすると、各パレットの姿勢が矯正されるので、パレットが整列されていく。
これにより、パレット整列装置は、一回の荷役装置の操作により、積み重ねられた複数のパレットの整列を行うことができるので、パレットの整列を効率的に行なうことができる。
また、パレット整列装置は、複数のパレットを、最下位のパレットから順に一つずつ整列するので、パレットを確実に整列することができる。
また、パレット整列装置は、複数のパレットを、最下位のパレットから順に一つずつ整列するので、パレットを確実に整列することができる。
また、パレット整列装置自体が、パレットを昇降移動させないので、従来の装置に比較して、簡単な構造でパレットの整列を行うことができる。
また、パレット整列装置自体が、パレットを昇降移動させないので、電源なども必要としなくなり、汎用性を高めることもできる。また、構造が簡単なので、製造コストも低減できる。
また、パレット整列装置自体が、パレットを昇降移動させないので、電源なども必要としなくなり、汎用性を高めることもできる。また、構造が簡単なので、製造コストも低減できる。
また、上部開口の各辺に対応するガイド面が、パレットのずれている側と当接して、パレットの移動をガイドするので、パレットのずれた方向が、前後左右方向のどの方向であっても、その姿勢を矯正することができる。
これにより、パレットの姿勢を確実に矯正することができ、整列効率を向上させることができる。
これにより、パレットの姿勢を確実に矯正することができ、整列効率を向上させることができる。
また、本考案のパレット整列装置は、請求項2に記載するように、前記移動規制部の下側に連設される載置部を備え、前記載置部の裏面側にキャスターを備える構成とすることができる。
このようにすると、通過口部、移動規制部及び載置部が一体になるので、パレット整列装置自体の取り扱いを容易に行うことができる。
また、例えば、人が、パレット整列装置を移動させる際に、キャスターを用いて、パレット整列装置を持ち上げることなく、パレット整列装置を移動させることができる。
また、載置部上にパレットを積み重ねた状態であっても、人手で、パレット整列装置を容易に移動させることができる。
このようにすると、通過口部、移動規制部及び載置部が一体になるので、パレット整列装置自体の取り扱いを容易に行うことができる。
また、例えば、人が、パレット整列装置を移動させる際に、キャスターを用いて、パレット整列装置を持ち上げることなく、パレット整列装置を移動させることができる。
また、載置部上にパレットを積み重ねた状態であっても、人手で、パレット整列装置を容易に移動させることができる。
また、本考案の請求項3記載のパレット整列装置は、前記載置部に載置されたパレットの四隅において、当該パレットの外形よりも内側に位置する構成とすることができる。
このようにすると、載置部に載置されるパレットの荷重を、分散させることができる。
これにより、載置部の中央部がたわんでしまう事態を防止でき、通過口部がゆがんでパレットがこれを通過できなくなる事態を防止することができる。
このようにすると、載置部に載置されるパレットの荷重を、分散させることができる。
これにより、載置部の中央部がたわんでしまう事態を防止でき、通過口部がゆがんでパレットがこれを通過できなくなる事態を防止することができる。
また、本考案の請求項4記載のパレット整列装置は、前記載置部が、前記支持部移動通路の開口方向と直交する方向に、梁を備える構成とすることができる。
このようにすると、パレットの荷重を梁でも受けることができるので、載置部がたわんで、通過口部がすぼまることがなくなる。特に、構造的に弱い支持部移動通路側を補強することができる。そのため、通過口部がゆがんでパレットが通過できなくなる事態を防止することができる。
このようにすると、パレットの荷重を梁でも受けることができるので、載置部がたわんで、通過口部がすぼまることがなくなる。特に、構造的に弱い支持部移動通路側を補強することができる。そのため、通過口部がゆがんでパレットが通過できなくなる事態を防止することができる。
また、本考案の請求項5記載のパレット整列装置は、前記通過口部及び前記移動規制部の形状を、前記整列するパレットに合わせて調整する調整手段を備え、前記調整手段が、前記通過口部及び前記移動規制部の境界に形成された矩形状の下部開口において、該下部開口の各辺の中点に対応する中点部を基準に、前記通過口部及び前記移動規制部を、前記下部開口の各辺に沿う方向に伸縮させる伸縮手段を備える構成とすることができる。
このようにすると、伸縮手段で、通過口部及び移動規制部を、下部開口の各辺に沿う方向に伸縮させることができ、複数種類のパレットを整列することができる。
また、伸縮手段が、通過口部及び移動規制部を、下部開口の各辺の中点に対応する中点部を基準に、下部開口の各辺に沿う方向に伸縮させるので、通過口部のコーナー部分が、通過口部に挿入されたパレットの隅の近傍を広く覆うことができる。
これにより、姿勢が矯正されるパレットが、矯正後のパレットに対して上下方向を軸に回転している場合でも、パレットの隅がガイド板間に落ち込みにくくなるので、このようなパレットの姿勢の矯正も行なうことができる。
また、伸縮手段が、通過口部及び移動規制部を、下部開口の各辺の中点に対応する中点部を基準に、下部開口の各辺に沿う方向に伸縮させるので、通過口部のコーナー部分が、通過口部に挿入されたパレットの隅の近傍を広く覆うことができる。
これにより、姿勢が矯正されるパレットが、矯正後のパレットに対して上下方向を軸に回転している場合でも、パレットの隅がガイド板間に落ち込みにくくなるので、このようなパレットの姿勢の矯正も行なうことができる。
また、本考案の請求項6記載のパレット整列装置は、前記移動規制部が、前記パレットに当接するL字状の当接面を有した縦フレームを備える構成とすることができる。
このようにすると、姿勢矯正手段により矯正されたパレットが、L字状の当接面に当接することにより、その前後左右方向への移動が規制されるので、パレットの四隅を確実にそろえることができる。
このようにすると、姿勢矯正手段により矯正されたパレットが、L字状の当接面に当接することにより、その前後左右方向への移動が規制されるので、パレットの四隅を確実にそろえることができる。
以上のように、本考案のパレット整列装置によれば、複数のパレットを効率的に整列することができる。また、簡単な構造でパレットの整列をできるようにして、汎用性を高めることができ、しかも、簡単な構造になるので、製造コストを容易に低減することができる。
以下、本考案に係るパレット整列装置の好ましい実施形態について説明する。
図1〜図5には、本考案の一実施形態に係るパレット整列装置を示している。
このパレット整列装置Sは、矩形状のパレットPを積み重ねて整列するものである。
図1〜図5には、本考案の一実施形態に係るパレット整列装置を示している。
このパレット整列装置Sは、矩形状のパレットPを積み重ねて整列するものである。
パレットPは、図10に示すように、下面が接地するときに、下面と平行な搬送物の載置面が形成された直方体状に形成されている。
また、パレットPは、荷役作業を行なう装置の支持部が差し込まれる差込口を備えている。
本実施形態においては、荷役作業を行なう装置としては、フォークリフト8が用いられ、その支持部はフォーク80となっている。
また、パレットPは、木製の両面使用形二方差しタイプのパレットPであって、T11型規格(1100m×1100mm×144mm)のパレットPを用いている。
また、パレットPは、荷役作業を行なう装置の支持部が差し込まれる差込口を備えている。
本実施形態においては、荷役作業を行なう装置としては、フォークリフト8が用いられ、その支持部はフォーク80となっている。
また、パレットPは、木製の両面使用形二方差しタイプのパレットPであって、T11型規格(1100m×1100mm×144mm)のパレットPを用いている。
詳しくは、図1〜図5に示すように、パレット整列装置Sは、上方に開口され、パレットPが挿入される通過口部1と、通過口部1の下側に連設され、パレットPの前後左右方向の移動を規制する移動規制部2と、フォークリフト8のフォーク80が、パレットPを支持した状態で、通過口部1側から移動規制部2側に亘って、下降移動する支持部移動通路3と、を備え、通過口部1が、パレットPが支持部80に支持された状態で、通過口部1から移動規制部2に下降移動される場合において、パレットPの姿勢を矯正しつつ、パレットPを移動規制部2に誘導する姿勢矯正手段12を備えている。
通過口部1は、パレットPが支持部80に支持された状態で、通過口部1から移動規制部2に下降移動される場合において、パレットPの姿勢を矯正しつつ、パレットPを移動規制部2に誘導する姿勢矯正手段12を備えている。
姿勢矯正手段12は、パレットPの外形よりも大きな矩形状に開口される上部開口13と、上部開口13の各辺から移動規制部2に向けて傾斜するガイド面11と、を備えている。
姿勢矯正手段12は、パレットPの外形よりも大きな矩形状に開口される上部開口13と、上部開口13の各辺から移動規制部2に向けて傾斜するガイド面11と、を備えている。
ガイド面11の下端14は、パレットPとほぼ同形状の下部開口10を形成している。
ガイド面11は、パレットPの辺が当接することにより、上部開口13から下部開口10に向けてパレットPの移動をガイドする。
上部開口13は、下部開口10よりも約200mm大きく形成されている。
ガイド面11は、パレットPの辺が当接することにより、上部開口13から下部開口10に向けてパレットPの移動をガイドする。
上部開口13は、下部開口10よりも約200mm大きく形成されている。
このガイド面11は、ガイド板109〜112の上部平面で構成されている。
ガイド板109〜112は、矩形状の金属板を所定角度(約35度)折曲して形成されている。
下部開口10は、ガイド板109〜112の下部100で形成されている。
また、ガイド板109〜112は、通過口部1に挿入されるパレットPの前後左右の各辺に対して二つずつ設けられている。
ガイド面11が、ガイド板109〜112で構成されており、ガイド板109〜112とパレットPの当接面積が広くなるので、パレットPの変形などを防止することができる。
ガイド板109〜112は、矩形状の金属板を所定角度(約35度)折曲して形成されている。
下部開口10は、ガイド板109〜112の下部100で形成されている。
また、ガイド板109〜112は、通過口部1に挿入されるパレットPの前後左右の各辺に対して二つずつ設けられている。
ガイド面11が、ガイド板109〜112で構成されており、ガイド板109〜112とパレットPの当接面積が広くなるので、パレットPの変形などを防止することができる。
このうち、前方のガイド板109,110は、下部開口10を通るパレットPの前方側の両端縁部をガイドするため、離間して設けられている。
この前方のガイド板109,110間は、支持部移動通路3となる。
図中、符号115は、前方のガイド板109,110の裏面側に設けられる補強部材である。
この前方のガイド板109,110間は、支持部移動通路3となる。
図中、符号115は、前方のガイド板109,110の裏面側に設けられる補強部材である。
左右及び後方のガイド板111,112は、上部開口13の左右及び後方の辺に対応するガイド面11を形成するとともに、このガイド面11がパレットPの各辺が全幅に亘って当接可能な幅になるように形成されている。
また、ガイド板111,112は、下部開口10の中点に対応する中点部101を基準に、分離可能になっている。
また、ガイド板111,112は、下部開口10の中点に対応する中点部101を基準に、分離可能になっている。
移動規制部2は、パレットPが当接可能なL字状の当接面20を有し、通過口部1から垂下される縦フレーム21を備えている。
縦フレーム21は、パレットPの隅に対応して一つずつ配置されており、前後左右方向に移動しようとするパレットPの四辺が当接面20に当接することによりこの移動を規制する。
具体的には、縦フレーム21は、金属製のアングル材で形成され、例えば、後述の載置部4上にT11型規格のパレットPが十段積み重ねられた状態でも、最上位のパレットの下側も規制可能な長さ(約1350mm)に形成されている。
縦フレーム21は、パレットPの隅に対応して一つずつ配置されており、前後左右方向に移動しようとするパレットPの四辺が当接面20に当接することによりこの移動を規制する。
具体的には、縦フレーム21は、金属製のアングル材で形成され、例えば、後述の載置部4上にT11型規格のパレットPが十段積み重ねられた状態でも、最上位のパレットの下側も規制可能な長さ(約1350mm)に形成されている。
縦フレーム21は、パレットPの隅に対応して一つずつ設けられているので、積み重ねられたパレットPの四隅の位置を合わせることができる。
また、縦フレーム21の上端縁には、縦フレーム21の当接面20及びガイド板109〜112の下部平面が面一になるように、金属板100の下端縁が溶接接合されている。
また、縦フレーム21の上端縁には、縦フレーム21の当接面20及びガイド板109〜112の下部平面が面一になるように、金属板100の下端縁が溶接接合されている。
支持部移動通路3は、前方の二つのガイド板109,110間及び前方側に位置する2つの縦フレーム21間に形成されている。この支持部移動通路3の横幅は、フォーク80の幅よりも大きく形成されている。
また、移動規制部2の下側には、下部開口10を通過したパレットPを積み重ねた状態で載置可能な載置部4を備えている。
載置部4は、矩形枠状の下部フレーム40を備えている。
下部フレーム40は、その角部に、縦フレーム21の下端が溶接接合されている。そして、載置部4が、縦フレーム21を介して通過口部1を支持する構成としている。
載置部4は、矩形枠状の下部フレーム40を備えている。
下部フレーム40は、その角部に、縦フレーム21の下端が溶接接合されている。そして、載置部4が、縦フレーム21を介して通過口部1を支持する構成としている。
また、下部フレーム40は、前方側の一辺を形成する一対の二つの下部フレーム部材401,402、左右の各辺を形成する二つの下部フレーム部材403,404、及び、後方側の一辺を形成する二つの下部フレーム部材405,406を備えている。
各下部フレーム部材401〜406は、金属製のアングル材により形成されている。
各下部フレーム部材401〜406は、金属製のアングル材により形成されている。
また、載置部4は、支持部移動通路3の開口方向30と直交する方向に、梁41を備えている。
梁41は、左右の一対の下部フレーム部材403,404間に、それぞれ架設されている。
また、梁41は、長手方向に隣接する二つの梁部材410,411を備えている。
梁41は、左右の一対の下部フレーム部材403,404間に、それぞれ架設されている。
また、梁41は、長手方向に隣接する二つの梁部材410,411を備えている。
梁41を備えることにより、下部フレーム40の剛性が強化されるので、載置部4に載置されるパレットPの荷重により、下部開口10側がすぼまる事態を防止することができる。
特に、梁41が、支持部移動通路3の開口方向30に直交する方向に設けられているので、通過口部1の前方のガイド板109,110側を補強することができる。
これにより、載置部4がたわんでしまう事態を防止でき、通過口部1がゆがんでパレットPが通過できなくなる事態を防止することができる。
特に、梁41が、支持部移動通路3の開口方向30に直交する方向に設けられているので、通過口部1の前方のガイド板109,110側を補強することができる。
これにより、載置部4がたわんでしまう事態を防止でき、通過口部1がゆがんでパレットPが通過できなくなる事態を防止することができる。
また、載置部4には、パレット整列装置Sを移動容易にするためのキャスター42が設けられている。キャスター42は、載置部4の下面の四隅に一つずつ設けられている。
このようにすると、キャスター42を用いることにより、人がパレット整列装置Sを容易に移動させることができる。これにより、パレット整列装置Sを、例えば、載置部4上にパレットPが積み重ねられた状態で、パレットPの保管場所付近に運ぶことができ、パレットPの保管作業を容易に行うことができる。
このようにすると、キャスター42を用いることにより、人がパレット整列装置Sを容易に移動させることができる。これにより、パレット整列装置Sを、例えば、載置部4上にパレットPが積み重ねられた状態で、パレットPの保管場所付近に運ぶことができ、パレットPの保管作業を容易に行うことができる。
また、キャスター42は、載置部4に載置されるパレットPの外形よりも内側に位置している。
このようにすると、載置部4に載置されるパレットPの荷重を、分散させることができる。
これにより、載置部4の中央部がたわんでしまう事態を防止でき、通過口部1がゆがんでパレットPがこれを通過できなくなる事態を防止することができる。
そのため、載置部4にパレットPが載置されても、下部フレーム40に大きな曲げモーメントが発生する事態を防止することができる。
このようにすると、載置部4に載置されるパレットPの荷重を、分散させることができる。
これにより、載置部4の中央部がたわんでしまう事態を防止でき、通過口部1がゆがんでパレットPがこれを通過できなくなる事態を防止することができる。
そのため、載置部4にパレットPが載置されても、下部フレーム40に大きな曲げモーメントが発生する事態を防止することができる。
また、本実施形態においては、パレット整列装置Sは、下部フレーム40及び縦フレーム21により、ボックス状に形成されている。
支持部移動通路3は、前方側に、開口して設けられている。すなわち、支持部移動通路3の開口方向30が、前方に向けられている。
支持部移動通路3は、前方側に、開口して設けられている。すなわち、支持部移動通路3の開口方向30が、前方に向けられている。
また、パレット整列装置Sは、通過口部1及び移動規制部2の形状を、整列するパレットPに合わせて調整する調整手段を備えている。
この調整手段は、JIS規格において、パレットの縦又は横の辺の長さが最大1400mmまで形成されたパレットも標準化されているため、このような大きさのパレットの整列にも対応できるように設けられている。
詳しくは、調整手段は、下部開口10において、下部開口10の各辺の中点に対応する中点部101を基準に、通過口部1及び移動規制部2を、下部開口10の各辺に沿う方向に伸縮させる伸縮手段5を備えている。
この調整手段は、JIS規格において、パレットの縦又は横の辺の長さが最大1400mmまで形成されたパレットも標準化されているため、このような大きさのパレットの整列にも対応できるように設けられている。
詳しくは、調整手段は、下部開口10において、下部開口10の各辺の中点に対応する中点部101を基準に、通過口部1及び移動規制部2を、下部開口10の各辺に沿う方向に伸縮させる伸縮手段5を備えている。
伸縮手段5は、一対のガイド板111,112及び一対の下部フレーム部材401〜406間に設けられており、これらの間隔を調整可能にしている。
図6は、本考案の実施形態に係るパレット整列装置において、要部を拡大した状態で示す上方からの分解斜視図である。
同図に示すように、伸縮手段5は、ガイド板111及びこれの平面方向に隣接するガイド板112間に懸架される第一の懸架部材50と、この第一の懸架部材50に二つのガイド板111,112のそれぞれを固定する固定手段とを備えている。
図6は、本考案の実施形態に係るパレット整列装置において、要部を拡大した状態で示す上方からの分解斜視図である。
同図に示すように、伸縮手段5は、ガイド板111及びこれの平面方向に隣接するガイド板112間に懸架される第一の懸架部材50と、この第一の懸架部材50に二つのガイド板111,112のそれぞれを固定する固定手段とを備えている。
第一の懸架部材50は、矩形板状の金属板で形成されている。
また、第一の懸架部材50は、隣接する二つのガイド板111,112の裏面側に懸架されている。
また、この第一の懸架部材50には、その長手方向が第一の懸架部材50の長手方向に沿って形成される長孔500を備えている。長孔500は、2×2の行列状に設けられている。
また、第一の懸架部材50の長孔500の近傍には、下部開口10の大きさに対応する数値が付された目盛り501が設けられている。
このようにすると、目盛り501を視認しながら、下部開口10の大きさを調整できる。そのため、実際に、パレットPを下部開口10付近に挿入したりして、大きさを調整しなくてもよくなり、作業者が調整作業を容易に行なうことができる。
また、第一の懸架部材50は、隣接する二つのガイド板111,112の裏面側に懸架されている。
また、この第一の懸架部材50には、その長手方向が第一の懸架部材50の長手方向に沿って形成される長孔500を備えている。長孔500は、2×2の行列状に設けられている。
また、第一の懸架部材50の長孔500の近傍には、下部開口10の大きさに対応する数値が付された目盛り501が設けられている。
このようにすると、目盛り501を視認しながら、下部開口10の大きさを調整できる。そのため、実際に、パレットPを下部開口10付近に挿入したりして、大きさを調整しなくてもよくなり、作業者が調整作業を容易に行なうことができる。
ガイド板111,112の固定手段は、ガイド板111,112に設けた挿通孔53及び第一の懸架部材50の長孔500に挿通される皿ネジ52と、皿ネジ52の先端の雄ネジがねじ込まれる雌ネジ510を有した矩形状の第一の固定板51とを備えている。
皿ネジ52が挿通される挿通孔53は、左右及び後方のガイド板111,112のそれぞれに四つずつ設けられている。また、挿通孔53は、ガイド板111,112の表面側に皿ネジ52のネジ頭が突出しないように、皿穴に形成されている。
このようにすると、皿ネジ52のネジ頭がガイド板111,112から突出しないので、ガイドされるパレットPが引っかからなくなる。
皿ネジ52は、ガイド板111,112の表面側から裏面側に挿通される。
皿ネジ52が挿通される挿通孔53は、左右及び後方のガイド板111,112のそれぞれに四つずつ設けられている。また、挿通孔53は、ガイド板111,112の表面側に皿ネジ52のネジ頭が突出しないように、皿穴に形成されている。
このようにすると、皿ネジ52のネジ頭がガイド板111,112から突出しないので、ガイドされるパレットPが引っかからなくなる。
皿ネジ52は、ガイド板111,112の表面側から裏面側に挿通される。
また、隣接する二つのガイド板111,112のうち、一方のガイド板111から突出する皿ネジ52は、長手方向に並ぶ二つの長孔500の一方に挿通される。また、他方のガイド板112から突出する皿ネジ52は、長手方向に並ぶ二つの長孔500の他方に挿通される。
第一の固定板51は、第一の懸架部材50に対して二つずつ備えられる。
また、第一の固定板51は、四つの雌ネジ510が設けられており、雌ネジ510に皿ネジ52をねじ込んでガイド板111,112とともに第一の懸架部材50を挟みつけることにより、ガイド板111,112を第一の懸架部材50に固定している。
第一の固定板51は、第一の懸架部材50に対して二つずつ備えられる。
また、第一の固定板51は、四つの雌ネジ510が設けられており、雌ネジ510に皿ネジ52をねじ込んでガイド板111,112とともに第一の懸架部材50を挟みつけることにより、ガイド板111,112を第一の懸架部材50に固定している。
図7は、本考案の実施形態に係るパレット整列装置において、要部を拡大した状態で示す底面側からの分解斜視図である。
同図に示すように、伸縮手段5は、下部フレーム部材401,403,405の長手方向に隣接する下部フレーム部材402,404,406間に懸架される第二の懸架部材55と、この第二の懸架部材55に、これらの下部フレーム部材401〜406のそれぞれを固定する固定手段とを備えている。
同図に示すように、伸縮手段5は、下部フレーム部材401,403,405の長手方向に隣接する下部フレーム部材402,404,406間に懸架される第二の懸架部材55と、この第二の懸架部材55に、これらの下部フレーム部材401〜406のそれぞれを固定する固定手段とを備えている。
第二の懸架部材55は、金属製のアングル材で形成されている。
このようにすると、第二の懸架部材55が構造的に強くなるので、重量が大きいパレットPが載置部4に載置されて、このパレットPの負荷が第二の懸架部材55にかかってもこれに耐えうるようになる。
また、第二の懸架部材55には、アングル材の二つの平面のうち一方の平面であって、第二の懸架部材55の長手方向に、二つの長孔550が列設されている。
また、第二の懸架部材55の長孔550の近傍には、第一の懸架部材50と同様の図示しない目盛りが設けられている。
このようにすると、下部フレーム部材においても、目盛り501を視認しながら、下部開口10の大きさを調整できるので、作業者が調整作業を容易に行なうことができる。
このようにすると、第二の懸架部材55が構造的に強くなるので、重量が大きいパレットPが載置部4に載置されて、このパレットPの負荷が第二の懸架部材55にかかってもこれに耐えうるようになる。
また、第二の懸架部材55には、アングル材の二つの平面のうち一方の平面であって、第二の懸架部材55の長手方向に、二つの長孔550が列設されている。
また、第二の懸架部材55の長孔550の近傍には、第一の懸架部材50と同様の図示しない目盛りが設けられている。
このようにすると、下部フレーム部材においても、目盛り501を視認しながら、下部開口10の大きさを調整できるので、作業者が調整作業を容易に行なうことができる。
下部フレーム部材401〜406の固定手段は、下部フレーム部材401〜406に設けた挿通孔58及び第二の懸架部材55の長孔550に挿通される皿ネジ57と、皿ネジ57の先端の雄ネジがねじ込まれる雌ネジ560を有した矩形状の第二の固定板56とを備えている。
皿ネジ57が挿通される挿通孔58は、各下部フレーム部材401〜406に、二つずつ設けられている。
皿ネジ57が挿通される挿通孔58は、各下部フレーム部材401〜406に、二つずつ設けられている。
また、隣接する二つの下部フレーム部材401〜406のうち、一方の下部フレーム部材401,403,405から突出する皿ネジ57は、二つの長孔550の一方に挿通される。また、他方の下部フレーム部材402,404,406から突出する皿ネジ57は、二つの長孔550の他方に挿通される。
また、第二の固定板56は、各第二の懸架部材55に対して二つずつ備えられている。
また、第二の固定板56は、二つの雌ネジ560が設けられており、雌ネジ560に皿ネジ57を締め付けて下部フレーム部材401〜406とともに第二の懸架部材55を挟みつけることにより、下部フレーム部材401〜406を第二の懸架部材55に固定している。
また、第二の固定板56は、各第二の懸架部材55に対して二つずつ備えられている。
また、第二の固定板56は、二つの雌ネジ560が設けられており、雌ネジ560に皿ネジ57を締め付けて下部フレーム部材401〜406とともに第二の懸架部材55を挟みつけることにより、下部フレーム部材401〜406を第二の懸架部材55に固定している。
また、梁部材410の長手方向に隣接する梁部材411間にも第二の懸架部材55が懸架されている。そして、第二の懸架部材55には、二つの梁部材410,411が固定手段により固定されている。
これらの梁部材410,411の固定手段は、上記の下部フレーム部材401〜406に用いたものと同様の構成となっている。
本実施形態において、伸縮手段5は、ガイド板及びフレーム部材の間隔を広げたり狭めたりすることで、下部開口10の大きさを、1120〜1520mm×1120〜1520mmに調整可能となっている。
これらの梁部材410,411の固定手段は、上記の下部フレーム部材401〜406に用いたものと同様の構成となっている。
本実施形態において、伸縮手段5は、ガイド板及びフレーム部材の間隔を広げたり狭めたりすることで、下部開口10の大きさを、1120〜1520mm×1120〜1520mmに調整可能となっている。
以上のような構成からなる本実施形態のパレット整列装置Sの作用を説明する。
まず、予め、人が、伸縮手段5により、下部開口10の大きさを整列するパレットPの大きさに合わせる。
この際、調整する人は、各皿ネジ52,57を第一及び第二の固定板51,56の雌ネジ510,560からネジ戻して緩め、目盛り501を参照して、隣接する二つのガイド板111,112、二つの下部フレーム部材401〜406、二つの梁部材410,411の間隔を広くしたり狭めたりし、その後、再び各皿ネジ52,57を雌ネジ510,560に締め付ける。なお、整列するパレットPが、T11タイプなので、下部開口10の大きさを、1120×1120mmとする。
まず、予め、人が、伸縮手段5により、下部開口10の大きさを整列するパレットPの大きさに合わせる。
この際、調整する人は、各皿ネジ52,57を第一及び第二の固定板51,56の雌ネジ510,560からネジ戻して緩め、目盛り501を参照して、隣接する二つのガイド板111,112、二つの下部フレーム部材401〜406、二つの梁部材410,411の間隔を広くしたり狭めたりし、その後、再び各皿ネジ52,57を雌ネジ510,560に締め付ける。なお、整列するパレットPが、T11タイプなので、下部開口10の大きさを、1120×1120mmとする。
このようにすると、パレット整列装置Sが、伸縮手段5により、下部開口10の大きさを調整できるので、種々のパレットPに対応することができる。そのため、パレットを整列するときに、パレットPの大きさに応じた専用のパレット整列装置Sを逐一用意しなくてもよくなる。
これにより、整列するパレットPに合わせて、逐一パレット整列装置Sを用意しなくてもよくなるので、導入コストを低減出来る。
また、一対の下部フレーム部材401〜406が、下部フレーム40の一辺の中央から分離されるとともに、一対のガイド板111,112が、ガイド面11の中央から分離されるので、間隔調整が簡単になる。
これにより、整列するパレットPに合わせて、逐一パレット整列装置Sを用意しなくてもよくなるので、導入コストを低減出来る。
また、一対の下部フレーム部材401〜406が、下部フレーム40の一辺の中央から分離されるとともに、一対のガイド板111,112が、ガイド面11の中央から分離されるので、間隔調整が簡単になる。
また、ガイド板及びフレーム部材間の間隔調整のときに、皿ネジ52,57が、長孔500,550にガイドされるので、間隔調整が容易に行なわれる。
また、調整作業を行なう人が、第一及び第二の懸架部材50,55が有する目盛り501を視認しながら間隔を調整することができるので、容易に整列するパレットPの大きさと下部開口10の大きさとを合わせることができる。
また、載置部4の形状もパレットPとほぼ同じになるので、載置部4の裏面に設けられたキャスター42が載置部4に載置されるパレットPの外形よりも内側に位置する。そのため、載置部4にパレットPが載置されても、下部フレーム40に大きな曲げモーメントが発生する事態を防止することができる。
また、調整作業を行なう人が、第一及び第二の懸架部材50,55が有する目盛り501を視認しながら間隔を調整することができるので、容易に整列するパレットPの大きさと下部開口10の大きさとを合わせることができる。
また、載置部4の形状もパレットPとほぼ同じになるので、載置部4の裏面に設けられたキャスター42が載置部4に載置されるパレットPの外形よりも内側に位置する。そのため、載置部4にパレットPが載置されても、下部フレーム40に大きな曲げモーメントが発生する事態を防止することができる。
このパレット整列装置Sは、パレットPを整列するときに、以下のように用いられる。
まず、例えば、操作者が、フォークリフト8を操作し、例えば、ある程度揃えて積み重ねた複数(図では三つ)のパレットPの最下位のパレットPの差込口に、フォークリフト8のフォーク80を差し入れてこれらを持ち上げ、フォークリフト8の正面をパレット整列装置Sの前方に向ける。
まず、例えば、操作者が、フォークリフト8を操作し、例えば、ある程度揃えて積み重ねた複数(図では三つ)のパレットPの最下位のパレットPの差込口に、フォークリフト8のフォーク80を差し入れてこれらを持ち上げ、フォークリフト8の正面をパレット整列装置Sの前方に向ける。
次に、操作者がフォークリフト8を操作することにより、これらのパレットPが、パレット整列装置Sの上方に持ち上げられた後、下降され、上部開口13から通過口部1内に挿入される(図8(a))。
この際、フォークリフト8のフォーク80は、支持部移動通路3を通るので、フォーク80で支持されたパレットPが通過口部1に入れられる。
この際、フォークリフト8のフォーク80は、支持部移動通路3を通るので、フォーク80で支持されたパレットPが通過口部1に入れられる。
フォークリフト8により下降させられたパレットPが、上部開口13から通過口部1内に入れられると、最下位のパレットPの底面のコーナー部や、ずれている側の辺がガイド面11に当接するとともに、このガイド面11の傾斜に沿って移動する。
そして、最下位のパレットPは、下部開口10を通過可能な位置に移動される。
そして、最下位のパレットPは、下部開口10を通過可能な位置に移動される。
次に、これらのパレットPがさらに下降させられると、最下位よりも上位の各パレットPにおいて、底面のコーナー部や、ずれている側の辺がガイド面11に当接するとともに、ガイド板109〜112のガイド面11に当接するとともに、ガイド面11の傾斜に沿ってガイドされる。
このようにして、各パレットPは、下部開口10を通過可能な位置に移動される。(図8(b))。
このようにして、各パレットPは、下部開口10を通過可能な位置に移動される。(図8(b))。
この際、ガイド面11にガイドされたパレットPよりも下位のパレットPが、ガイド面11にガイドされて移動しようとするパレットPとの摩擦により移動しようとしても、移動規制部2の縦フレーム21の当接面20に当接するので、下部開口10を通過した位置から前後左右方向への移動が規制される。
また、パレットPの各辺のうち、三辺が、ガイド板111,112で形成されたガイド面11に当接しうるので、これらのガイド面11が、パレットPの辺のほぼ全幅に亘ってこれらの移動をガイドすることができる。
そのため、パレット整列装置Sが、パレットPの姿勢を、より一層、確実に矯正することができ、整列効率も向上させることができる。
また、パレットPの残りの一辺も、ガイド板109,110で形成されたガイド面11に当接するので、パレットPの姿勢が前方方向にずれていてもこれを矯正することができる。
また、パレットPの各辺のうち、三辺が、ガイド板111,112で形成されたガイド面11に当接しうるので、これらのガイド面11が、パレットPの辺のほぼ全幅に亘ってこれらの移動をガイドすることができる。
そのため、パレット整列装置Sが、パレットPの姿勢を、より一層、確実に矯正することができ、整列効率も向上させることができる。
また、パレットPの残りの一辺も、ガイド板109,110で形成されたガイド面11に当接するので、パレットPの姿勢が前方方向にずれていてもこれを矯正することができる。
次に、パレットPが、フォークリフト8により、さらに下降移動され、載置部4に載置される(図8(c))。
また、積み重ねられた状態の複数のパレットPが、上記と同様にして、フォークリフト8により、パレット整列装置Sの上方から下降移動される(図8(d))。
これらのパレットPは、上記と同様にして下部開口10を通り、下部開口10の直下に整列されて載置部4に載置されたパレットP上に積み重ねられていく。
また、積み重ねられた状態の複数のパレットPが、上記と同様にして、フォークリフト8により、パレット整列装置Sの上方から下降移動される(図8(d))。
これらのパレットPは、上記と同様にして下部開口10を通り、下部開口10の直下に整列されて載置部4に載置されたパレットP上に積み重ねられていく。
そして、所定個数(十個)のパレットPが載置部4上に積み重ねられたあと、載置部4上に積み重ねられた最下位のパレットPが、その差込口にフォークリフト8のフォーク80が差し入れられて、持ち上げられてパレット整列装置Sの外部に取り出される(図8(e))。
その後、これらのパレットPは、所定の保管場所に下ろされて保管される。
このようにすると、保管場所においては、パレット整列装置Sにより、整列されて積み重ねられたパレットPが保管されるので、収納スペースを有効利用することができる。
また、これらの積み重ねられたパレットPは、整列されているので、荷崩れしにくくなる。
また、保管場所においては、上記と同様にして整列された十段のパレットPを、先に整列した十段のパレットP上に積み重ねる。
この際、上側及び下側の十段のパレットPは、予め、パレット整列装置Sで整列されており、安定するようになる。
このようにすると、保管場所においては、パレット整列装置Sにより、整列されて積み重ねられたパレットPが保管されるので、収納スペースを有効利用することができる。
また、これらの積み重ねられたパレットPは、整列されているので、荷崩れしにくくなる。
また、保管場所においては、上記と同様にして整列された十段のパレットPを、先に整列した十段のパレットP上に積み重ねる。
この際、上側及び下側の十段のパレットPは、予め、パレット整列装置Sで整列されており、安定するようになる。
次に、伸縮手段5により、下部開口10の大きさを広げた場合について説明する。
図9には、本実施形態に係るパレット整列装置の平面図を示している。
このパレット整列装置Sは、上記と同様にして用いられて、パレットPを整列して積み重ねる。
この場合、中点部101から一対のガイド板111,112が分離するので、隣接する二つガイド板111,112がなす少なくとも二つのコーナー部分Bが、通過口部1に挿入されたパレットPの隅の近傍を広く覆うことができる。
これにより、矯正後のパレットPに対して上下方向を軸に回転したパレットPaの隅がガイド板111,112間に落ち込みにくくなる。そのため、このような姿勢のパレットPaに対しても、その姿勢の矯正が行なわれる。
図9には、本実施形態に係るパレット整列装置の平面図を示している。
このパレット整列装置Sは、上記と同様にして用いられて、パレットPを整列して積み重ねる。
この場合、中点部101から一対のガイド板111,112が分離するので、隣接する二つガイド板111,112がなす少なくとも二つのコーナー部分Bが、通過口部1に挿入されたパレットPの隅の近傍を広く覆うことができる。
これにより、矯正後のパレットPに対して上下方向を軸に回転したパレットPaの隅がガイド板111,112間に落ち込みにくくなる。そのため、このような姿勢のパレットPaに対しても、その姿勢の矯正が行なわれる。
以上説明したように、本実施形態に係るパレット整列装置Sによれば、通過口部1の姿勢矯正手段12が、下部開口10を上方から下方に向けて通過しようとするパレットPの姿勢を、下部開口10を通過可能に矯正するので、通過口部1から移動規制部2を下降移動する各パレットPの姿勢が最下位のパレットPから順に整列される。
これにより、フォークリフト8が、複数のパレットPをパレット整列装置Sの上方から下降移動させるだけで、これらのパレットPを整列することができる。
これにより、フォークリフト8が、複数のパレットPをパレット整列装置Sの上方から下降移動させるだけで、これらのパレットPを整列することができる。
また、パレット整列装置Sは、一度に複数のパレットPの整列を行なうことができるので、パレットPを効率的に整列させることができる。また、作業時間を短縮することができる。
また、パレット整列装置Sは、パレットPを効率的に整列させることができるので、整列段積時間を短縮でき、電池式フォークリフトのバッテリー放電時間以内での作業が終了できる。
また、パレット整列装置Sは、パレットPを効率的に整列させることができるので、整列段積時間を短縮でき、電池式フォークリフトのバッテリー放電時間以内での作業が終了できる。
また、姿勢矯正手段12により姿勢が矯正されるパレットPとの摩擦により、このパレットPより下位のパレットPが移動しようとしても、移動規制部2が、下部開口10を通過した後のパレットPの前後左右方向の移動を規制するので、各パレットPを積み重ねた状態で通過口部1を通過させてもこれらを整列することができる。
また、パレット整列装置Sは、これ自体がパレットPを昇降移動させることなく、パレットPの整列及び積み重ねを行なうことができるので、構造が簡単になり、製造コストを低減することができる。
また、パレット整列装置Sは、パレットPの積み重ねは、フォークリフト8により行なっており、パレット整列装置S自体が電源などを必要としないので、例えば、屋外などでの使用も容易になり、汎用性を向上させることができる。
また、下部開口10を通過したパレットPが、一時的に載置部4に載置されたあとに、十個分をまとめて取り出すので、一度により多くのパレットPの整列を行なうことができる。
また、パレット整列装置Sは、パレットPの積み重ねは、フォークリフト8により行なっており、パレット整列装置S自体が電源などを必要としないので、例えば、屋外などでの使用も容易になり、汎用性を向上させることができる。
また、下部開口10を通過したパレットPが、一時的に載置部4に載置されたあとに、十個分をまとめて取り出すので、一度により多くのパレットPの整列を行なうことができる。
以上、本考案のパレット整列装置について、好ましい実施形態を示して説明したが、本考案に係るパレット整列装置は、上述した実施形態にのみ限定されるものではなく、本考案の範囲で種々の変更実施が可能であることは言うまでもない。
例えば、クレーンにより通過口を通過させるパレットは、三つ積み重ねたが、これに限定されるもので無く、一つであっても、二つ以上であってもよい。
なお、パレットは、例えば、単面形や、四方差しなどその他のタイプであってもよい。
例えば、クレーンにより通過口を通過させるパレットは、三つ積み重ねたが、これに限定されるもので無く、一つであっても、二つ以上であってもよい。
なお、パレットは、例えば、単面形や、四方差しなどその他のタイプであってもよい。
S パレット整列装置
P パレット
1 通過口部
10 下部開口
101 中点部
11 ガイド面
109〜112 ガイド板
12 姿勢矯正手段
13 上部開口
2 移動規制部
20 当接面
21 縦フレーム
3 支持部移動通路
4 載置部
40 下部フレーム
401〜406 下部フレーム部材
41 梁
410,411 梁部材
5 伸縮手段
50 第一の懸架部材
500 長孔
501 目盛り
51 固定板
510 雌ネジ
52 皿ネジ
53 挿通孔
55 第二の懸架部材
550 長孔
57 皿ネジ
58 挿通孔
8 フォークリフト(荷役装置)
80 フォーク(支持部)
P パレット
1 通過口部
10 下部開口
101 中点部
11 ガイド面
109〜112 ガイド板
12 姿勢矯正手段
13 上部開口
2 移動規制部
20 当接面
21 縦フレーム
3 支持部移動通路
4 載置部
40 下部フレーム
401〜406 下部フレーム部材
41 梁
410,411 梁部材
5 伸縮手段
50 第一の懸架部材
500 長孔
501 目盛り
51 固定板
510 雌ネジ
52 皿ネジ
53 挿通孔
55 第二の懸架部材
550 長孔
57 皿ネジ
58 挿通孔
8 フォークリフト(荷役装置)
80 フォーク(支持部)
Claims (6)
- 矩形状のパレットを整列して積み重ねるパレット整列装置であって、
上方に開口され、前記パレットが挿入される通過口部と、
前記通過口部の下側に連設され、前記パレットの前後左右方向の移動を規制する移動規制部と、
荷役作業を行なう装置の支持部が、前記パレットを支持した状態で、前記通過口部側から前記移動規制部側に亘って、下降移動する支持部移動通路と、を備え、
前記通過口部が、前記パレットが前記支持部に支持された状態で、前記通過口部から前記移動規制部に下降移動される場合において、該パレットの姿勢を矯正しつつ、該パレットを前記移動規制部に誘導する姿勢矯正手段を備え、
姿勢矯正手段が、前記パレットの外形よりも大きな矩形状に開口される上部開口と、当該上部開口の各辺から前記移動規制部に向けて傾斜し、前記上部開口に対してずれたパレット底面のコーナー部及び辺が当接可能なガイド面とを備えることを特徴とするパレット整列装置。 - 前記移動規制部の下側に連設される載置部を備え、
前記載置部の裏面側にキャスターを備える請求項1記載のパレット整列装置。 - 前記キャスターが、前記載置部に載置されたパレットの四隅において、当該パレットの外形よりも内側に位置する請求項2記載のパレット整列装置。
- 前記載置部が、前記支持部移動通路の開口方向と直交する方向に、梁を備える請求項2又は3記載のパレット整列装置。
- 前記通過口部及び前記移動規制部の形状を、前記整列するパレットに合わせて調整する調整手段を備え、
前記調整手段が、前記通過口部及び前記移動規制部の境界に形成された矩形状の下部開口の各辺の中点に対応する中点部を基準に、前記通過口部及び前記移動規制部を、前記下部開口の各辺に沿う方向に伸縮させる伸縮手段を備える請求項1〜4のいずれかに記載のパレット整列装置。 - 前記移動規制部が、前記パレットに当接するL字状の当接面を有した縦フレームを備える請求項1〜5のいずれかに記載のパレット整列装置。
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2007
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