JP3138430U

JP3138430U - 大巻きミシン糸用伸縮式糸立て

Info

Publication number: JP3138430U
Application number: JP2007005892U
Authority: JP
Inventors: 公臣藤本
Original assignee: 公臣藤本
Priority date: 2007-07-03
Filing date: 2007-07-03
Publication date: 2008-01-10
Anticipated expiration: 2017-07-03

Abstract

【課題】大巻きミシン糸中巻きミシン糸などの大型ミシン糸の配置場所及び糸案内を有しないミシンで、大巻きミシン糸を使用しての縫製作業を容易且つ迅速に行える器具の提供。
【解決手段】大巻きミシン糸１３からの糸１１がミシン本体１の糸掛け部１２へスムーズに収容出来る様、糸立て台ベース部８の上面に立設した大巻きミシン糸支持棒と、大巻きミシン糸支持棒の上端面の中心部の垂直延長線上に糸案内ガイド３のリング部を有する伸縮式案内棒５を有し、大巻きミシン糸支持棒４に大巻きミシン糸１３を収容し、伸縮式糸立て台２をミシン本体１外に配置して使用する。案内棒は伸縮式で高さ調節可能な、伸縮式案内棒５を有する事で、どの様な大きさの大巻きミシン糸１３・ミシンにも対応出来る様になる。
【選択図】図６

Description

本考案は、ミシン本体外に糸案内台を設置する事に関するものである。

従来、ミシン糸の糸案内及び糸立ては図１に示す様に、小型ミシン糸１０を使用することを前提としている為、大巻きミシン糸１３、中巻ミシン糸などの大型ミシン糸の配置場所及び、糸案内が無い。
その為、大巻きミシン糸１３用の糸案内が無い状態で縫製作業を行うには、糸１１がスムーズに流れる場所（図２）へ、大巻きミシン糸１３を置かざるを得ない状態であった。

しかし、図３の斜線で示された範囲１４の場所へ大巻きミシン糸１３を設置すると、縫製時に大巻きミシン糸１３が邪魔になり縫製した布がミシン後部に排出された際大巻きミシン糸１３を倒してしまうという不具合があった。

また、図４の斜線部１５及び図５の斜線部１６に大巻きミシン糸１３を設置した場合、糸１１が大巻きミシン糸１３よりスムーズに排出されない為、糸調子が狂うなどし、糸１１の供給や縫製作業が出来ないという不具合が生じていた。

そこで、縫製時に布が大巻きミシン糸１３を倒さない様に、伸縮式糸立て台２の上面に立設された、大巻きミシン糸支持棒４に大巻きミシン糸１３を設置し縫製作業の邪魔にならない場所で、ミシン本体１に隣接する場所に伸縮式糸立て台２を配置することで、大巻きミシン糸１３からの糸１１は、図６の様にミシン本体１の糸掛け部１２へ容易に収容することが出来る。

問題を解決する為の手段

本考案はこの様な不具合を解決する為のものであり、その構成は次の通りである。請求項１の考案は、ミシン本体１の隣接部で縫製作業の邪魔にならに場所へ大巻きミシン糸１３を収容した伸縮式糸立て台２を配置し、大巻きミシン糸１３からの糸１１がスムーズに外れる様、糸案内ガイド３を有する伸縮式糸立て台２であり、どの様な大きさの大巻きミシン糸１３、またミシンにも対応出来る様、高さ調節を可能とする伸縮式案内棒５を有する事を特徴とする糸案内ガイド３付き、伸縮式糸立て台２である。

考案の効果

以上の説明によって理解される様に、本考案によれば次の効果が得られる。
（１）大巻きミシン糸、中巻きミシン糸を使用しての縫製作業が容易に且つ迅速に行え、作業性に優れる。
（２）大巻きミシン糸の設置場所が、縫製作業の邪魔にならない所へ容易に移動出来る為、縫製作業の能率に優れている。
（３）伸縮式案内棒のおかげで、収納時（図８）の様に、伸縮式案内棒を縮める事が出来、場所をとらない為、収納効率に優れている。

本考案による伸縮式糸立て台２は、図７で示す様に糸立て台ベース部８に金属製の伸縮式案内棒５を糸立て台ベース部８に対し垂直に立設し、糸立て台ベース部８の側面部よりビス９にて伸縮式案内棒５を固定する。

また、糸立て台ベース部８には、大巻きミシン糸１３を収容する為の大巻きミシン糸支持棒４を、糸立て台ベース部８の上面に対して垂直に立設し、その大巻きミシン糸支持棒４の上部には、大巻きミシン糸１３が振れるのを防ぐ為の緩衝材からなる円形の振れ止めリング６を有する。

伸縮式案内棒５の最上部の案内棒先端部７には、糸案内ガイド３がしっかり固定出来る様に、木製またはプラスチック・金属等の部材を使用する事が望ましい。

糸案内ガイド３は、容易に曲がることの無い金属部材を使用し、糸案内ガイド３のリングの中心部が大巻きミシン糸支持棒４の上端面の中心部の垂直延長線上に在る事が望ましい。

請求項１の考案によれば、糸通し作業は次の様に行われる。
先ず、ミシン本体１に隣接して伸縮式糸立て台２を配置する。次に、伸縮式糸立て台２の糸立て台ベース部８の上面に立設された大巻きミシン糸支持棒４に、大巻きミシン糸１３を差し込み収容する。
次いで、大巻きミシン糸１３からの糸１１を糸案内ガイド３に掛けるなどして、引き出しておく。引き出した糸１１をミシン本体１の糸掛け部１２に案内後、伸縮式案内棒５の案内棒先端部７をミシン本体１の糸掛け部１２より高い位置まで引き出し、ミシン本体１の糸掛け部１２にスムーズに糸１１が送られる様、調節する。

この様にすれば、糸１１はスムーズに大巻きミシン糸１３から送り出され、糸調子が狂うことがなくなる。また、大巻きミシン糸１３を収容した伸縮式糸立て台２を図６の場所に配置することで、縫製した布が大巻きミシン糸１３を倒したりするなどの障害がなくなる。

ミシンと小型ミシン糸の従来の糸案内を示す前面の斜視図である。

ミシンと大巻きミシン糸の従来の糸案内を示した背面図である。

大巻きミシン糸の設置場所で不具合の生じる場所を示した背面の斜視図である。

本考案の実施例に係る大巻きミシン糸を収容した伸縮式糸立て台を配置した前面の斜視図である。

本考案の伸縮式糸立て台の前面の斜視図である。

本考案の伸縮式糸立て台に、大巻きミシン糸を収容した状態での収納形態を表した斜視図である。

符号の説明

１：ミシン本体
２：伸縮式糸立て台
３：糸案内ガイド
４：大巻きミシン糸支持棒
５：伸縮式案内棒
６：振れ止めリング
７：案内棒先端部
８：糸立て台ベース部
９：固定ビス
１０：小型ミシン糸
１１：糸
１２：糸掛け部
１３：大巻きミシン糸
１４：不具合の生じる場所
１５：不具合の生じる場所
１６：不具合の生じる場所
１７：中心延長線

Claims

大巻きミシン糸１３を、ミシン本体１に隣接して配置し（図６）大巻きミシン糸１３からの糸１１をミシン本体１の糸掛け部１２へ案内する、糸案内ガイド３及び、大巻きミシン糸支持棒４付き伸縮式糸立て台２であり、どのような大きさの大巻きミシン糸１３、ミシンにも対応出来、また（図８）の様にコンパクトに収納出来る様に、案内棒は伸縮式で高さ調節が可能な、伸縮式案内棒５を有する事を特徴とする、伸縮式糸立て台２である。