JP3137587U - プリーツ加工した布地を用いた靴用甲被材及びそれを用いた靴 - Google Patents

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Abstract

【課題】 靴用甲被材として使用可能なプリーツ加工した布地を用いた靴用甲被材及びそれを用いた婦人靴を提供する。
【解決手段】 平行かつ均等幅の複数のヒダが形成された表布地と、伸び止めの為の中布地と、裏布地が順次積層され、網状のホットメルト接着剤シートを介して加熱溶融により接着されている靴用甲被材を作成し、この靴用甲被材のヒダに対し直行する等間隔の複数のステッチを施して靴用甲被材を得る。そしてこの靴用甲被材を用いて靴用甲被を縫製し、この靴用甲被を吊り込み靴底を靴甲被下面に当接して美麗な婦人靴を製造する。
【選択図】 図1

Description

本考案は、プリーツ加工した布地を用いた靴用甲被材及びそれを用いた婦人靴に関するものである。
プリーツ加工した布地は、衣料分野でスカート等に用いられており、特許文献1や特許文献2に開示されている。しかしながら、プリーツ加工した布地は、靴分野では素材の性質上、形状を一定に保つことができないので、そのままでは使用できず、靴用甲被材として用いた靴は市場には販売されていなかった。
実開平7−24993公報 実開平7−15708公報
プリーツ加工した布地は、ヒダの部分が幾重にもあるため、布地の寸法が安定しないので、裏布地との貼り合わせに工夫しなければならないし、ヒダの部分の動きを止めないと吊り込み時に作業ができない等の問題点が多々あった。
本考案の靴用甲被材及び靴は、これらの問題点を解決し、すぐれた外観の特徴を活かした素材を活用して新規な靴用甲被及び靴を市場に提供するものである。
本考案の靴用甲被材は、平行且つ均等幅の複数のヒダが加工された表布地と、伸び止めの為の中布地と、裏布地とが順次積層され、前記布地間には、接着剤シートが狭着され接着一体化されている靴用甲被材であり、かつ、前記表布地のヒダ部に対し交差する複数のステッチが施されていることを特徴とする靴用甲被材である。
前記靴用甲被材において、伸び止めのための中布地は、縦横に伸びにくい平織布であることが好ましい。また、前記靴用甲被材に用いる裏布地は、腰を持たせる為に中布地よりも厚手の布地が好ましい。
前記靴用甲被材において、布地間に狭着された接着剤シートは、網状のホットメルト樹脂シートであることが望ましい。液状の接着剤の場合、表布地が伸縮性があるため、貼り合わせができない。ホットメルト樹脂の材質は、接着力の強いポリアミド樹脂やポリエステル樹脂が好ましい。
前記靴用甲被材において、表布地に施されているステッチは、ヒダに直交するように、等間隔で施されるのがよい。ステッチの間隔は、ヒダのめくれや伸びを止めるためのものであり、ステッチ間の間隔は10〜20mmであることが好ましい。
このステッチは、表布地と中布地を前記接着剤シートで貼り合わせた後施しても良いし、表布地と中布地と裏布地を接着剤シートを介して貼り合わせた後に施しても良い。
本考案の靴は、前記靴用甲被材を用いて、靴甲被を縫製しラストに吊り込みし、靴底を当接したことを特徴とする。前記靴用甲被材は、全体的に使用しても良いし、異なる他の靴用甲被材と組み合わせて部分的に使用しても良い。
図1と図2には、全面的に使用したデザインの一例を示したものである。
本考案の靴用甲被材は、平行且つ均等幅の複数のヒダが加工された表布地と、伸び止めの為の中布地と、裏布地順次積層され、前記布地間には、接着剤シートを介し接着一体化されている靴用甲被材であり、かつ、前記表布地のヒダ部に対し交差する複数のステッチが施されているので、吊り込みの表面に凹凸や浮きが発生することなく、加工が容易である。
本考案の靴用甲被材を用いた靴は、ヒダの質感とヒダに交差して施されたステッチにより外観も美麗であり、婦人靴にふさわしい。
本考案の靴用甲被材及び靴を実施するに当たり最良の形態を図面を用いて説明する。
まず図面についての説明を行なう。
図1と図2は、本考案の靴用甲被材を全体的に用いて製造したデザインの異なる婦人靴の斜視図である。
図3は、本考案の靴甲被材の表から見た平面図である。
図4は、本考案の靴用甲被材の断面を模式的に表した断面図である。
図5は、本考案の靴用甲被材を裁断する時の型入れを示した図である。
1.靴用甲被材を構成する素材の準備
表布地として素材のプリーツ加工した布地を準備した。この布地は、ヒダが平行かつ均等幅に形成したスカート等に使用されるタイプのプリーツ加工した表布地である。次に、伸び止めの為の中布地を準備した。
次に中布地としては織密度の高い薄手の平織布を準備した。
次に裏布地として、前記中布地より厚手の平織布であるポンジ14号を準備した。
上記表布地と中布地と裏布地を貼り合わせする為の、接着剤シートとして、ポリアミド樹脂からなる目付け量が120グラム/平方メートルの網状のホットメルト接着剤シートを準備した。
2.靴用甲被材の作成
まず、プリーツ加工した表布地と中布地の間に前記ホットメルト接着剤シートを挿入し、ホットプレスで加熱して仮付けした。次に、この貼り合わせた2枚の布地にヒダに対し直交するように15ミリメートル間隔で、ステッチを入れた。次に、このスッテチを入れた2枚貼り合わせた布と裏布地を前記接着剤シートを介してホットプレスで加熱して貼り合わせ、靴用甲被材を得た。
図3はこの靴用甲被材を表から見た平面図である。
図4は、この靴用甲被材の断面を模式的に表した断面図である。
3.靴甲被の縫製
前記工程で作成した靴用甲被材をヒダの方向に直交する方向を縦方向として型入れし裁断した。図5は、型入れの一例を示したものである。この靴用甲被材に未加硫状態の先芯材、未加硫状態の月型、踵紐、縁布等の必要な部品を貼り着け、または縫着して靴甲被を得た。
4.婦人靴の製造
前記靴甲被をラストに吊り込み、靴甲被下面に接着剤を塗布し、接着剤を塗布した靴底を貼り着けプレスして、加硫缶に投入し120度60分で加硫を行い、先芯材や月型を加硫した。金型を型抜きして図1や図2に示すような、美麗な婦人靴を得た。
本考案の靴用甲被材を用いた婦人靴の一例を示す斜視図である。 本考案の靴用甲被材を用いた婦人靴の別の一例を示す斜視図である。 本考案の靴用甲被材の表から見た平面図である。 図3の断面を模式的に表したな断面図である。 本考案の靴用甲被材を裁断する時の型入れを示した図である。
符号の説明
1.プリーツ加工した表布地
2.中布地
3.裏布地
4.網状ホットメルト接着剤シート
5.ステッチ
6.ヒダ
7.靴用甲被材
8.婦人靴

Claims (6)

  1. プリーツ加工した表布地と、伸び止めの為の中布地と、裏布地が順次積層され、前記布地間には、接着剤シートを介して貼り合わせされている靴用甲被材であり、かつ、前記表布地のヒダに対し交差する複数のステッチが施されていることを特徴とする靴用甲被材。
  2. プリーツ加工した表布地と、伸び止めの為の中布地と、裏布地が順次積層され、前記布地間には、ホットメルト接着剤シートを介して加熱により貼り合わせされている靴用甲被材であり、かつ、前記表布地のヒダに対し交差する複数のステッチが施されていることを特徴とする靴用甲被材。
  3. 前記プリーツ加工された表布地は、平行且つ均等幅の複数のヒダが形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2記載の靴用甲被材。
  4. 前記靴用甲被材において、表布地に施されているステッチは、表布地のヒダを直交するように等間隔に施されており、前記ステッチの間隔は、10〜20mmであることを特徴とする請求項1または請求項2記載の靴用甲被材。
  5. 前記靴用甲被材において、表布地に施されているステッチは、表布地と中布地を接着剤シートを介して貼り合わせされた後に施されるか、若しくは、表布地と中布地と裏布地を接着剤シートを介して貼り合わせされた後に施されることを特徴とする請求項1または請求項2記載の靴用甲被材。
  6. 請求項1乃至請求項5記載の靴用甲被材を用いたことを特徴とする婦人靴。
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