JP3137442U - Icタグ付き上水道メーターボックス及びicタグ付きマンホール蓋 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】開口部2aを有する上水道メーターボックス本体2と、開口部2aに開閉自在に設けられる蓋体3とから成る上水道メーターボックスであって、蓋体3の内側にICタグ4が設けられ、ICタグ4内には少なくとも上水道メーターボックス番号と、上水道メーターボックスに関する情報の送受信を行なうためのサーバのURLとが格納されるICタグ付き上水道メーターボックス1を提供する。ICタグ4内には、更に、上水道メーターボックス本体2内に設置される上水道メーターの仕様、上水道メーターの測定値、上水道メーターに接続される配管の管種、配管の口径、配管の施工年度、配管の更新年度、上水道メーターボックスに接続されるマンホール番号等が格納される。
【選択図】図1
Description
検針者が、上水道メーターボックスの検針結果をハンディターミナルに入力する場合、その都度、上水道メーターボックスの上水道メーター番号等を確認し、その上水道メーター番号等をハンディターミナルに入力する作業が伴う。
又、ハンディターミナルは検針者によって事務所に搬送された後、検針データを事務所のサーバ等にアップロードするため、検針データをアップロードするまでに時間がかかり、作業効率が悪いという問題がある。
更に、従来のハンディターミナルに於いては、現場毎の上水道メーターボックスの情報を得ることはできない。
特許文献1は、前記上水道メーターボックスに関する問題を解決するものではない。
又、ハンディターミナルのデータは、ハンディターミナルと共に搬送された後、サーバ等にアップロードされるため、データをアップロードするまでに時間がかかり、作業効率が悪いという問題がある。
更に、従来のハンディターミナルに於いては、現場毎のマンホールの情報を得ることはできない。
特許文献2は、前記マンホール蓋に関する問題を解決するものではない。
請求項1に係る考案は、開口部を有する上水道メーターボックス本体と、前記開口部に開閉自在に設けられる蓋体とから成る上水道メーターボックスであって、前記蓋体の内側にICタグが設けられ、前記ICタグ内には少なくとも上水道メーターボックス番号と、前記上水道メーターボックスに関する情報の送受信を行なうためのサーバのURLとが格納されることを特徴とするICタグ付き上水道メーターボックスを提供するものである。
更に、ICタグは蓋体の内側に設けられるのでICタグの破損の虞がなく、安全であり、且つ、蓋体を開けた時にICタグも外側に露出するので、読み書きが容易である利点がある。
図1(a)に於いて、1は、本考案によるICタグ付き上水道メーターボックスであり、ICタグ付き上水道メーターボックス1は、上端に開口部2aを有する上水道メーターボックス本体2と、開口部2aに開閉自在に設けられる蓋体3とから成る上水道メーターボックスであって、蓋体3の内側にICタグ4が設けられている。
又、蓋体3外周部には、上水道メーターボックス本体2の段差部2bに載置された蓋体3を開く時に検針者の指や工具を挿入して、蓋体3の開閉を容易にする切欠き3aが形成されている。更に、蓋体3には、適宜、蓋体3の補強部及び上水道メーターボックスの蓋体3特有の装飾が施されている。
携帯電話21は携帯電話型ICタグリーダー22からデータを受信すると、そのデータの中のURL12を介して、図示省略のサーバのサイトにアクセスし、サーバのサイトから検針用画面をダウンロードする。
ダウンロードが終了すると携帯電話21は検針用画面を表示し、検針用画面内に、上水道メーターボックス番号11等の携帯電話型ICタグリーダー22から受信済みのデータを適宜表示すると共に、検針に関する入力欄を表示する。
入力欄には、例えば、検針月日、上水道メーターの測定値、検針者名等の入力欄があり、入力が終了すると、入力データを検針用画面を介してサーバに送信する。
サーバーは、データを受信すると、受信した上水道メーターの測定値と、データベースから抽出した前回の上水道メーターの測定値とにより料金計算を行なう等、必要なデータ処理を行なう。
保守・点検用画面のダウンロードが終了すると、携帯電話21は保守・点検用画面上で、携帯電話型ICタグリーダー22から受信したデータのうち、必要なデータを適宜表示すると共に、今回の保守・点検に関する入力欄を適宜表示する。
入力が終了すると、操作者の操作により、携帯電話21は入力データを保守・点検用画面を介してサーバに送信する。
更に又、上水道メーターボックス本体2に接続されるマンホールのマンホール番号19をICタグ4から取得することができるので、サーバからマンホールに関する情報を容易に取得することができる。
尚、前記携帯電話21にGPS機能を備えることも可能であり、その場合に於いては、携帯電話21のGPS機能によってICタグ付き上水道メーターボックス1の位置情報を取得することができ、例えば、ICタグ4内に位置情報が格納されていない場合に、上水道メーターボックス1の位置情報を確認することができると共に、その位置情報をサーバに送信することができる。又、ICタグ4内に位置情報が格納されている場合でも、GPS機能によってICタグ付き上水道メーターボックス1の現在の位置情報を取得することにより、例えば、災害時のICタグ付き上水道メーターボックス1の位置の変化等を迅速に取得でき、災害時の対策や、復旧のために役立てることができる。
即ち、ICタグリーダー・ライター41を用いて、図2に示すICタグ内データの更新が可能になる。従って、ICタグリーダー・ライター41を用いる場合は、ICタグ4への上水道メーターの測定値も書き込みが可能であり、これにより、前回測定の上水道メーターの測定値が正しく書き込まれている場合、現場にて水道料金計算も迅速に行なうことができる。
前記ICタグ付き上水道メーターボックス51の利用方法も前記ICタグ付き上水道メーターボックス1と同様であり、同様の効果が期待できる。
ICタグ4は、図に示すように、例えば、切頭円錐体に形成される。
携帯電話21は携帯電話型ICタグリーダー22からデータを受信すると、ICタグ読み取り情報を表示する。
又、ICタグ読み取り情報の中のURL72を介して、マンホール62に関する情報の送受信を行なうための図示省略のサーバのサイトにアクセスし、GIS(Geographic Information System) DB(データベース)サイトを備えたサーバのサイトからマンホール62に関する種々の情報を取得することができる。
例えば、マンホール62の位置を示したマンホール62周辺の地図、マンホール62の位置を示したマンホール62周辺の衛星地図、マンホール62の位置を示したマンホール62周辺の配管地図、マンホール62の位置、座標等、人孔・管渠情報、枡、取付管情報、管路断面図、道路埋設状況、維持管理情報等、サーバのサイトが提供する情報を取得できる。尚、複数の前記地図は、拡大・縮小地図を適宜取得することも可能である。
例えば、災害後にICタグ付きマンホール蓋61の位置を計測器にて測定し、ICタグ65内に格納されたマンホール位置73の情報と比較すると、差異が生じていれば、ICタグ付きマンホール蓋61の位置がずれたことを示しており、復旧の工事が必要であることを知ることができる。又、隣接するマンホールの情報、接続される上水道メーターボックスの情報として、例えば、その位置情報を取得すれば、災害後の実測値と比較して、広範囲の被災状況を把握することができ、配管の変形や、破損箇所等の早期発見も可能となる。
尚、前記携帯電話21にGPS機能を備えることも可能であり、その場合に於いては、携帯電話21のGPS機能によってマンホール蓋61の位置情報を取得することができ、例えば、ICタグ65内に位置情報が格納されていない場合に、マンホール蓋61の位置情報を確認することができると共に、その位置情報をサーバに送信することができる。又、ICタグ65内に位置情報が格納されている場合でも、前記計測器に代えて、携帯電話21のGPS機能によってマンホール蓋61の現在の位置情報を容易に取得することが可能となり、それによって、例えば、災害時のマンホール蓋61の位置の変化等を迅速に取得でき、災害時の対策や、復旧のために役立てることができる。
即ち、ICタグリーダー・ライター41を用いて、図7に示すICタグ内データの更新が可能になる。
2,52 上水道メーターボックス本体
2a,52a 開口部
3,54 蓋体
4,55ICタグ
4a,55a ICタグ表面
5,56 凹部
11,87 上水道メーターボックス番号
12 URL
13 上水道メーターの仕様
14 上水道メーターの測定値
15 配管の管種
16 配管の口径
17 配管の施工年度
18 配管の更新年度
19,71 マンホール番号
61 ICタグ付きマンホール蓋
62 マンホール
63 地表面開口部
65 ICタグ
72 URL
73 マンホール位置
74 マンホールの種類
75 管番号
76 マンホールからの水平方向の離間寸法
77 埋設深さ
78 配管の管種
79 口径
80 隣接するマンホールまでの長さ
81 施工年度
82 更新年度
83 弁栓の仕様
84 使用条件
85 管理者情報
86 管理情報
Claims (8)
- 開口部を有する上水道メーターボックス本体と、前記開口部に開閉自在に設けられる蓋体とから成る上水道メーターボックスであって、前記蓋体の内側にICタグが設けられ、前記ICタグ内には少なくとも上水道メーターボックス番号と、前記上水道メーターボックスに関する情報の送受信を行なうためのサーバのURLとが格納されることを特徴とするICタグ付き上水道メーターボックス。
- 前記ICタグ内には、更に、前記上水道メーターボックス本体内に設置される上水道メーターの仕様、上水道メーターの測定値、上水道メーターに接続される配管の管種、配管の口径、配管の施工年度、配管の更新年度のうち少なくとも1つが格納されることを特徴とする請求項1記載のICタグ付き上水道メーターボックス。
- 前記ICタグ内には、更に、前記上水道メーターボックス本体に接続されるマンホール番号が格納されることを特徴とする請求項1又は2記載のICタグ付き上水道メーターボックス。
- 前記蓋体の内側に凹部が形成され、前記ICタグのICタグ表面を露出させた状態で前記凹部内に前記ICタグが嵌装されることを特徴とする請求項1乃至3のうちいずれか一に記載のICタグ付き上水道メーターボックス。
- マンホールの地表面開口部に設置されるマンホール蓋であって、前記マンホール蓋の表面部にICタグが設けられ、前記ICタグ内には少なくともマンホール番号と、前記マンホールに関する情報の送受信を行なうためのサーバのURLとが格納されることを特徴とするICタグ付きマンホール蓋。
- 前記ICタグ内には、更に、マンホール位置、マンホールの種類、マンホール内に配置される配管の管番号、マンホールからの水平方向の離間寸法、埋設深さ、配管の管種、配管の口径、隣接するマンホールまでの長さ、施工年度、更新年度、弁栓の仕様、使用条件、管理者情報、管理情報のうち少なくとも1つが格納されることを特徴とする請求項5記載のICタグ付きマンホール蓋。
- 前記ICタグ内には、更に、前記マンホールに配管を介して接続される上水道メーターボックス番号が格納されることを特徴とする請求項5又は6記載のICタグ付きマンホール蓋。
- 前記ICタグ内には、更に、前記マンホールに配管を介して接続される隣接するマンホールのマンホール番号が格納されることを特徴とする請求項5乃至7のうちいずれか一に記載のICタグ付きマンホール蓋。
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JP2007007114U JP3137442U (ja) | 2007-09-13 | 2007-09-13 | Icタグ付き上水道メーターボックス及びicタグ付きマンホール蓋 |
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Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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KR101025000B1 (ko) * | 2008-07-16 | 2011-03-25 | 이인화 | 격자형 금속보강재가 형성된 수도계량기 보호뚜껑 |
KR200453250Y1 (ko) | 2009-04-27 | 2011-04-20 | 박상신 | 수도미터기용 보호통 |
JP2013195107A (ja) * | 2012-03-16 | 2013-09-30 | Chugoku Electric Power Co Inc:The | 地下埋設物位置検出システム |
JP2017117221A (ja) * | 2015-12-24 | 2017-06-29 | 株式会社東芝 | 設備管理装置、設備管理システム、設備管理方法及び設備管理プログラム |
JP2019128751A (ja) * | 2018-01-24 | 2019-08-01 | 川本電産株式会社 | 通信装置、サーバ、プログラムおよびポンプ装置 |
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