JP3137391B2 - ファイバ形光増幅器 - Google Patents

ファイバ形光増幅器

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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば光通信システ
ムに用いられる希土類ドープ光ファイバを用いたファイ
バ形光増幅器における希土類ドープ光ファイバの励起光
源の冗長方式に係り、ファイバ形光増幅器の動作の安定
性に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来この種の装置として図8に示すよう
なものが周知であった。図8は2系統の信号線に対する
ファイバ形光増幅器であり、図において1a,1bは希
土類ドープ光ファイバ、2a,2bは励起光源、3a,
3bは波長多重合分波器光、4a,4bは励起光源駆動
回路,5a、5b,5c,5dは信号光入出力端子,1
1a,11bはアイソレータである。
【0003】次に動作について説明する。希土類ドープ
光ファイバ1a,1bは例えば希土類元素であるエルビ
ウムを長さ数m〜数十m程度のシングルモード光ファイ
バにドープしたものである。希土類ドープ光ファイバ1
aには波長多重合分波器3aが接続されている。波長多
重合分波器としては光カップラーを使用することができ
る。励起光源2a,2bは例えば波長1.48μmの半導体
レーザで、励起光源駆動回路4a,4bによって駆動さ
れる。励起光源2aから出力される数mW〜数十mWの
励起光を波長多重合分波器3aを通じて希土類ドープ光
ファイバ1aに入力すると、希土類ドープ光ファイバ1
aは反転分布状態となり、信号光入出力端子5aから入
力された、波長1.53μmもしくは1.55μmの信号光が誘
導放出作用によって増幅され、信号光入出力端子5bに
出力する。同様に励起光源2bから出力される励起光は
波長多重合分波器3bを通じて希土類ドープ光ファイバ
1bに入力され、希土類ドープ光ファイバ1bを反転分
布状態とし、信号光入出力端子5cから入力された信号
光は増幅され信号光入出力端子5dに出力する。このよ
うなファイバ形光増幅器の信頼性を高めるためには励起
用光源に冗長構成を持たせる必要がある。
【0004】一系統の信号に対するファイバ形光増幅器
の最も単純な冗長方式は図9に示す方法が広く知られて
いる。この種の技術は例えば特開平2−241073に
示されている。この方式では2つの励起光用光源を合波
器を用いて合波している。図9において、1は希土類ド
ープ光ファイバ、2a,2bは励起光源、3は励起光と
信号光を合波する波長多重合波器、8は励起光を合波す
る合波器である。しかしながら、励起光を合波器8によ
って合波する場合、合波後の光パワーは励起光源2a,
2bより発せられる励起光の光パワーの和の1/2にな
ってしまう。また、励起光どうしの干渉が生ずるため、
合波器の出力パワ−は変動しやすく、不安定である。
【0005】また、2系統の信号に対するファイバ形増
幅器は図10の様な構成となり、これは図9の自然な拡
張である。励起光源2a,2bより出力された励起光
は、合分波器8によって、合波後、分波され、希土類ド
ープ光ファイバ1a,1bに波長多重合波器3a,3b
を通じて入力される。しかしながら、合波器8の出力は
不安定であり、希土類ドープ光ファイバ1a,1bの増
幅特性は安定しない。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の冗長方式をとる
ファイバ形光増幅器は以上のように構成されており、増
幅媒体に入力される励起光レベルが安定しないという課
題があった。
【0007】この発明は上記の課題を解決するためにな
されたもので、励起光源の出力光レベル変動若しくは1
つの励起光源の断が生じた場合にも出力信号の光パワー
レベルの変動を生じない高信頼度のファイバ形光増幅器
を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るファイバ
形光増幅器は、2つ励起光源を偏波制御器(偏波手段)
を通して2つの励起光を直交する偏波状態にして合分波
器(合分配手段)に接続し、2つの増幅媒体に接続した
ものである。
【0009】また、請求項2に係るファイバ形光増幅器
は、2つ励起光源を偏波制御器(偏波手段)を通して偏
波分離器(分波手段)に接続し、前記偏波分離器(分波
手段)から出力される励起光を合分波器(分配手段)を
用いて2つの増幅媒体に接続したものである。
【0010】また、請求項3に係るファイバ形光増幅器
は、たとえば、偏波制御器(偏波手段)を通して2つ励
起光源の出力光の偏波面をそれぞれ45度とー45度と
して偏波分離器(合分配手段)に入力し、第1と第2の
励起光がそれぞれ1/2づつ合波された偏波分離器の2
つの出力光を2つの増幅媒体に入力する構成としたもの
である。
【0011】また、請求項4に係るファイバ形光増幅器
は、それぞれ異なる波長の励起光を出力する2つ励起光
源と2つの増幅媒体を波長多重合分波器(合分配手段)
を用いて接続したものである。
【0012】また、請求項5に係るファイバ形光増幅器
は、2つ励起光源から出力される励起光源を請求項1、
2、3又は4に記載の合波手段及び分配手段あるいは合
分配手段を用いて合分波し、分波された2つの出力を、
増幅媒体の両端より入力する構成としたものである。
【0013】
【作用】請求項1、2、3及び4に於けるファイバ形増
幅器は、2つの励起光源の出力光を合波後、2つの増幅
媒体に分波する構造を備えるため、1つの励起光源の断
が生じた場合にも両方の増幅媒体を増幅動作させること
が可能となる。
【0014】また、請求項5に於けるファイバ形増幅器
は、2つの励起光源の出力光を合分波後、増幅媒体にそ
れぞれ逆方向より入射する構造を備えるため、1つの励
起光源の断が生じた場合にも増幅媒体を増幅動作させる
ことが可能となる。また、増幅媒体は両方向より励起さ
れるため、増幅媒体には増幅媒体の中央部を中心に対称
な反転分布が形成され、それゆえ、信号光がどちらの方
向から入力されても同一の増幅特性が得られる。
【0015】
【実施例】実施例1.図1は請求項1記載の発明に係る
一実施例を示す構成図である。1a,1bは希土類ドー
プ光ファイバ、2a,2bは励起光源、3a,3bは信
号光と励起光を合波する波長多重合波器、8は励起光を
合分波する合分波器、12a,12bは偏波制御器であ
る。波長多重合波器としては、波長多重光カップラー、
合分波器としては光カップラーを用いることができる。
偏波制御器としては、偏波保持ファイバの固有偏波面に
励起光の偏波面を合わせ、偏波保持ファイバの固有偏波
面を合波器の任意の軸に合わせて固定できる構成のもの
や、λ/4板やλ/2板を組み合わせた偏波制御装置
や、ファラデ−回転素子を用い、所望の偏波状態を得る
ことができるようにしたものなど、偏波状態を制御でき
るものであれば何を用いてもかまわない。
【0016】次に動作について説明する。励起光源2
a,2bより出力された励起光は偏波制御器12a,1
2bによって、互いに直交する偏波状態とされた後、合
分波器8によって合分波され、増幅媒体である希土類ド
ープ光ファイバ1a,1bに波長多重合波器3a,3b
によりそれぞれ入力される。偏波状態を制御したうえで
合波しているため、合波光が干渉により変動を起こすこ
とはない。この場合、合分波器8はパワーを1:1に分
離して分波するが、励起光源2a、2bの出力光のパワ
ーや合分波器8の構成等により、必ずしもパワーを1:
1に分配しなくてもよい。また、例えば、励起光源2a
に異常が生じた場合でも希土類ドープ光ファイバ1a,
1bには励起光源2bより出力された励起光が入力され
るため、希土類ドープ光ファイバ1a,1bは増幅作用
を維持する。このとき、図2に示すように、合波光が2
Pのパワーを提供するようにし、励起光源2bより出力
された励起光のパワーPだけでも、希土類ドープ光ファ
イバ1a,1bが飽和領域若しくはその付近で動作する
ように予め設定されていれば、励起光源2aの断が生じ
た場合でも希土類ドープ光ファイバ1a,1bの増幅利
得は変化しない。
【0017】実施例2.図3は請求項2記載の発明の一
実施例を示す構成図である。1a,1bは希土類ドープ
光ファイバ、2a,2bは励起光源、3a,3bは信号
光と励起光を合波する波長多重合波器、9は励起光源2
a,2bより発せられた励起光を合波する偏波分離器、
8は励起光を分波する分波器、12a,12bは偏波制
御器である。波長多重合波器としては、波長多重光カッ
プラー、分波器としては光カップラーを用いることがで
きる。
【0018】次に動作について説明する。励起光源2
a,2bより出力された励起光は偏波制御器12a,1
2bによって、互いに直交する偏波状態とされ、光偏波
分離器9によって合波された後、分波器8によって分波
され、増幅媒体である希土類ドープ光ファイバ1a,1
bに波長多重合波器3a,3bによりそれぞれ入力され
る。偏波状態を制御したうえで合波しているため、合波
後の励起光レベルは安定している。また、この例では、
合波する光偏波分離器9と分波する分波器8がわかれて
いるため、分波器8で分波される励起光のパワーは分波
器8を調整することにより任意に配分可能となり、実施
例1より柔軟性のあるシステムとなる。また、例えば、
励起光源2aに異常が生じた場合でも希土類ドープ光フ
ァイバ1a,1bには励起光源2bより出力された励起
光が入力されるため、希土類ドープ光ファイバ1a,1
bは増幅作用を維持する。このとき、励起光源2bより
出力された励起光だけで、希土類ドープ光ファイバ1
a,1bが飽和領域若しくはその付近で動作するように
予め設定されていれば、励起光源2aの断が生じた場合
でも希土類ドープ光ファイバ1a,1bの増幅利得は変
化しない。
【0019】実施例3.図4は請求項3記載の発明の一
実施例を示す構成図である。1a,1bは希土類ドープ
光ファイバ、2a,2bは励起光源、3a,3bは信号
光と励起光を合波する波長多重合波器、9は励起光源2
a,2bより発せられた励起光を合分波する偏波分離
器、12a,12bは偏波制御器である。波長多重合波
器としては、波長多重光カップラーを用いることができ
る。
【0020】次に動作について説明する。励起光は、励
起光源2a,2bより出力され、偏波制御器12a,1
2bによって偏波面をそれぞれ45度とー45度として
偏波分離器に入力されるため、偏波分離器9によって合
分波される。偏波分離器9に入力された励起光は、45
%傾いた偏波面を有しているため、半分が直進し、半分
が反射されることになる。したがって、偏波分離器9の
2つの出力光は、それぞれが励起光源2a、2bの励起
光を半分づつ合波したものになる。これらの出力光は、
増幅媒体である希土類ドープ光ファイバ1a,1bに、
波長多重合波器3a,3bを介してそれぞれ入力され
る。偏波状態を制御したうえで合波しているため、合波
後の励起光レベルは安定している。また、例えば、励起
光源2aに異常が生じた場合でも希土類ドープ光ファイ
バ1a,1bには励起光源2bより出力された励起光が
入力されるため、希土類ドープ光ファイバ1a,1bは
増幅作用を維持する。このとき、励起光源2bより出力
された励起光だけで、希土類ドープ光ファイバ1a,1
bが飽和領域若しくはその付近で動作するように予め設
定されていれば、励起光源2aの断が生じた場合でも希
土類ドープ光ファイバ1a,1bの増幅利得は変化しな
い。
【0021】実施例4.図5は請求項4記載の発明に係
る一実施例を示す構成図である。1a,1bは希土類ド
ープ光ファイバ、2a,2bは励起光源、3a,3bは
信号光と励起光を合波する波長多重合波器、10は励起
光を合波する波長多重合分波器である。波長多重合波器
としては波長多重光カップラーを用いることができる。
次に動作について説明する。互いに異なる波長の励起光
を発する励起光源2a,2bより出力された励起光は波
長多重合分波器8によって合分波され、増幅媒体である
希土類ドープ光ファイバ1a,1bに波長多重合波器3
a,3bによりそれぞれ入力される。例えば、励起光源
2aに異常が生じた場合でも希土類ドープ光ファイバ1
a,1bには励起光源2bより出力された励起光が入力
されるため、希土類ドープ光ファイバ1a,1bは増幅
作用を維持する。このとき、励起光源2bより出力され
た励起光だけで、希土類ドープ光ファイバ1a,1bが
飽和領域若しくはその付近で動作するように予め設定さ
れていれば、励起光源2aの断が生じた場合でも希土類
ドープ光ファイバ1a,1bの増幅利得は変化しない。
増幅媒体1a,1bとして、Erド−プ光ファイバを
用いる場合、励起光源2a,2bの波長としては、1.
48μm,0.98μm等の使用が可能である。このよ
うに、波長が異なる光を合波しても互いに干渉すること
は少ないため、波長の異なる励起光を合波して用いるこ
とができる。
【0022】実施例5.図6は請求項1〜4記載の発明
の他の実施例を示す構成図である。1a,1b、1cは
希土類ドープ光ファイバ、2a,2b、2cは励起光
源、3a,3b,3cは信号光と励起光を合波する波長
多重合波器、8は励起光を合分波する合分波器,10は
励起光を合分波する波長多重合分波器、12a,12b
は偏波制御器である。波長多重合波器としては、波長多
重光カップラー、合分波器としては光カップラーを用い
ることができる。
【0023】次に動作について説明する。励起光源2
a,2bより出力された波長λ1の励起光は偏波制御器
12a,12bによって、互いに直交する偏波状態とさ
れ、合分波器8によって合分波される。合分波器8の出
力光及び励起光源2cに出力される波長λ2の励起光は
波長多重合分波器10によって合分波され、増幅媒体で
ある希土類ドープ光ファイバ1a,1b、1cに波長多
重合波器3a,3b,3cによりそれぞれ入力される。
例えば、励起光源2aが断状態になった場合でも希土類
ドープ光ファイバ1a,1b、1cには励起光源2b及
び2cより出力された励起光が入力されるため、希土類
ドープ光ファイバ1a,1b、1cは増幅作用を維持す
る。このとき、励起光源2b及び2cより出力された励
起光だけで、希土類ドープ光ファイバ1a,1b、1c
が飽和領域若しくはその付近で動作するように予め設定
されていれば、励起光源2aの断が生じた場合でも希土
類ドープ光ファイバ1a,1b、1cの増幅利得は変化
しない。このように、2つ以上の励起光を合波後、N波
に分波し、N個の増幅媒体を励起することが可能であ
る。図6に記載の実施例では励起光源の合波手段及び分
波手段として請求項1及び4に記載の構成を用いている
が、請求項2、3に記載の構成を用いても同様の効果を
得ることができる。また、図示しないが、この他にも多
種の組みあわせがあることはいうまでもない。
【0024】実施例6.図7は請求項5記載の発明の一
実施例を示す構成図である。1は希土類ドープ光ファイ
バ、2a,2bは励起光源、3a,3bは信号光と励起
光を合波する波長多重合波器、10は励起光源2a,2
bより発せられた励起光を合分波する波長多重合分波器
である。波長多重合分波器としては波長多重光カップラ
ーを用いることができる。
【0025】次に動作について説明する。励起光源2
a,2bより出力されたそれぞれ異なる波長の励起光は
波長多重合分波器10によって合分波され、増幅媒体で
ある希土類ドープ光ファイバ1の両端よりそれぞれ波長
多重合波器3a,3bによって入力される。希土類ドー
プ光ファイバ1は両方向より励起されるため、希土類ド
ープ光ファイバ1には中央部を中心に対称な反転分布が
形成され、それゆえ、信号光が5a,5bどちらの端子
から入力されても同一の増幅特性が得られる。また、例
えば、励起光源2aに異常が生じた場合でも希土類ドー
プ光ファイバ1には励起光源2bより出力された励起光
が入力されるため、希土類ドープ光ファイバ1は増幅作
用を維持する。このとき、励起光源2bより出力された
励起光だけで、希土類ドープ光ファイバ1が飽和領域若
しくはその付近で動作するように予め設定されていれ
ば、励起光源2aの断が生じた場合でも希土類ドープ光
ファイバ1の増幅利得は変化しない。また、一方の励起
光源に異常が生じた場合でも、希土類ドープ光ファイバ
1は両方向より励起されるため、希土類ドープ光ファイ
バ1には中央部を中心に対称な反転分布が形成され、そ
れゆえ、信号光が5a,5bどちらの端子から入力され
ても同一の増幅特性が得られる。
【0026】図7では励起光の合波手段及び分波手段と
して請求項4に記載の構成を用いているが、請求項1、
2、3の構成を用いても同様の効果が得られる。
【0027】
【発明の効果】以上の様に請求項1、2、3及び4に記
載の発明によれば、2つの励起光の合波によるレベル変
動がない冗長構成をとる信頼度の高いファイバ形光増幅
器が得られるという効果がある。
【0028】また、請求項5の発明によれば、励起光が
1つの増幅媒体にそれぞれ逆方向から入力されるため、
増幅媒体の中央を中心に対称な反転分布が得られる。そ
の結果、信号がどちらの方向から入力されても同一の増
幅特性を示す双方向光増幅器が得られ、1つの励起光源
に異常が生じた場合にも出力信号光のパワーレベル変動
を生じないという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1記載の発明に係る一実施例を示す図。
【図2】励起パワーと利得の関係を示す図。
【図3】請求項2記載の発明に係る一実施例を示す図。
【図4】請求項3記載の発明に係る一実施例を示す図。
【図5】請求項4記載の発明に係る一実施例を示す図。
【図6】請求項1、2、3、4記載の発明に係る他の実
施例を示す図。
【図7】請求項5記載の発明に係る実施例を示す図。
【図8】従来のファイバ形光増幅器を示す図。
【図9】従来の励起光源の冗長方式を持つファイバ形光
増幅器を示す図。
【図10】従来の励起光源の冗長方式を持つファイバ形
光増幅器を示す図。
【符号の説明】
1、1a、1b、1c 希土類ドープ光ファイバ 2、2a、2b 励起光源 3、3a、3b 信号光と励起光を合波する波長多重合
波器 4 駆動回路 5a、5b、5c、5d、5e、5f 信号光入出力端 8、8a、8b…励起光を合波する波長多重合波器 9 偏波分離器 10 波長多重合分波器 11 アイソレータ 12 偏波制御器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 北山 忠善 鎌倉市大船五丁目1番1号 三菱電機株 式会社 通信システム研究所内 (56)参考文献 特開 平3−92827(JP,A) 特開 平3−206426(JP,A) 特開 平3−135081(JP,A) 特開 平2−239237(JP,A) 特開 平2−221937(JP,A) 特開 平2−241073(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01S 3/06,3/094,3/10 G02F 1/35 G02B 6/00 H04B 9/00

Claims (4)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下の要素を有するファイバ形光増幅器 (a)第1の励起光を発する第1の励起光源と第2の励
    起光を発する第2の励起光源、 (b)前記第1の励起光と第2の励起光を互いに直交す
    る偏波状態に偏波する偏波手段、 (c)前記偏波手段から発せられる第1の励起光と第2
    の励起光とを合波し、合波された合波光を第1の出力端
    子と第2の出力端子に分配する合分配手段、 (d)前記第1の出力端子に接続された第1の増幅媒体
    と前記第2の出力端子に接続された第2の増幅媒体。
  2. 【請求項2】 以下の要素を有するファイバ形光増幅器 (a)第1の励起光を発する第1の励起光源と第2の励
    起光を発する第2の励起光源、 (b)前記第1の励起光と第2の励起光を互いに直交す
    る偏波状態に偏波する偏波手段、 (c)前記偏波手段から発せられる第1の励起光と第2
    の励起光とを偏波分離により、合波する合波手段、 (d)前記合波手段により合波された合波光を第1の出
    力端子と第2の出力端子に分配する分配手段、 (e)前記第1の出力端子に接続された第1の増幅媒体
    と前記第2の出力端子に接続された第2の増幅媒体。
  3. 【請求項3】 以下の要素を有するファイバ形光増幅器 (a)第1の励起光を発する第1の励起光源と第2の励
    起光を発する第2の励起光源、 (b)前記第1の励起光の偏波面を所定の軸に対して所
    定の角度で偏波させ、前記第2の励起光の偏波面を前記
    所定の軸に対して第1の励起光の偏波面の角度とは異な
    る角度で偏波させる偏波手段、 (c)前記偏波手段から発せられる第1の励起光と第2
    の励起光のそれぞれの一部を合波するとともに、それぞ
    れの他部を合波し、合波された合波光を第1の出力端子
    と第2の出力端子に分配する合分配手段、 (d)前記第1の出力端子に接続された第1の増幅媒体
    と前記第2の出力端子に接続された第2の増幅媒体。
  4. 【請求項4】 以下の要素を有するファイバ形光増幅器 (a)第1の励起光を発する第1の励起光源と第1の励
    起光とは波長は異なる第2の励起光を発する第2の励起
    光源、 (b)前記第1の励起光源から発せられる第1の励起光
    と前記第2の励起光源から発せられる第2の励起光とを
    合波し、合波された合波光を第1の出力端子と第2の出
    力端子に分配する合分配手段、 (c)前記第1の出力端子に接続された第1の増幅媒体
    と前記第2の出力端子に接続された第2の増幅媒体
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