JP3137279U - 運動器具 - Google Patents

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Abstract

【課題】屋内で身体で筋肉を鍛えるための運動器具であって、製造コストを廉価に抑えることができるとともに、容易に組み立て且つ適宜の場所に固定することのできる運動器具を提供する。
【解決手段】弾性バンド3と、下端を床に当接させ、上端を天井に当接させて、垂直方向に立設される突っ張り型の棒材2とを備え、棒材2には、弾性バンド3が掛けられるリング82や滑車83が設けられている。
【選択図】図1

Description

本考案は、運動器具に関するものである。
従来より、高齢者やリハビリ訓練者などが、屋内でトレーニングを行うための器具がある。例えば、特許第3853353号公報には、弾性バンドを掛止可能な複数の突起を備えたトレーニング椅子が開示されている。このトレーニング椅子では、前記複数の突起のうちの所定の突起に弾性バンドを掛け止めした後、使用者が、椅子に着座したり椅子の近傍に立った状態で、弾性バンドを引き延ばしたり緩めたりすることで、身体の筋肉を鍛錬することができるようになっている。
ところで、上記特許文献のトレーニング椅子は、脚部、着座部、及び背もたれ部等、多くの部品から構成されていることから、製造コストが高価になるとともに、容易に組み立てることができない。また、当該椅子が使用中に不用意に動く懸念があり、安全に使用するには、椅子を床に別途固定する必要がある。
本考案は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、屋内で身体で筋肉を鍛えたりレクリエーションのために使用する運動器具であって、製造コストを廉価に抑えることができるとともに、容易に組み立て且つ適宜の場所に固定することのできる運動器具を提供することにある。
上記の課題を解決するために本考案の運動器具は、次に示す構成を有している。
第1の考案では、運動器具は、弾性バンドと、下端を床に当接させ、上端を天井に当接させて、垂直方向に立設される突っ張り型の棒材とを備え、前記棒材には、前記弾性バンドが掛けられて該弾性バンドの張力を受ける掛け部が設けられているようにしたものである。
この構成によれば、使用者は、前記棒材の掛け部に掛けた弾性バンドを引っ張るなどして運動を行うことができるが、運動器具は、棒材と弾性バンドという簡易な構造により構成されていることから、運動器具の製造コストを廉価に抑えることができるとともに、組み立てが容易になる。また、前記棒材が突っ張り型の棒材であることから、運動器具は適宜の場所に固定され得る。
第2の考案では、第1の考案において、前記掛け部の位置は、前記棒材の高さ方向に可変であることを特徴とする。
この構成によれば、使用者は、掛け部を所望の高さ位置に調整することで、掛け部に弾性バンドを掛けることが容易になる。また、掛け部の位置をより高くすることで弾性バンドの張りが強くなるため、使用者は、より負荷の高い運動を行うことが可能になる。
第3の考案は、第1の考案において、前記棒材には、複数の前記掛け部が上下に間隔をおいて設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、棒材への弾性バンドの掛け方がバリエーション豊かになる。これにより、使用者は様々な運動が行えるようになる。
第4の考案は、第3の考案において、前記弾性バンドの一端に、把持又は足掛け用の端器具が設けられ、前記棒材には、前記弾性バンドの他端が止められる第1掛け部と、前記弾性バンドの中間部が巻き掛けられる滑車を有する第2掛け部とが、いずれか一方を上にして、上下に間隔をおいて設けられていることを特徴とする。
この構成によれば、使用者は、前記端器具を手で握ったり足に掛けたりした状態で、弾性バンドの引っ張りに抗して手や足を前後させるように使用するが、該使用時において、弾性バンドは、第1掛け部から第2掛け部に至る間において棒材に沿って延びているため、前記端器具と棒材との間の距離を小さくすることができる。これにより、使用者は、運動器具の近傍において運動を行うことができる。
第5の考案は、第1又は2の考案において、前記弾性バンドの両端に、把持又は足掛け用の端器具が設けられ、前記棒材には、前記弾性バンドの中間部が巻き掛けられる滑車を有する掛け部が設けられていることを特徴とする。
この構成では、使用者は、2つの前記端器具を両手で握った状態で、弾性バンドの引っ張りに抗して手を前後させるように使用するが、掛け部に弾性バンドの中間部が巻き掛けられることで、使用時における端器具と棒材との間の距離は、前記弾性バンドの中間部から端器具に至る分の長さとなる。これにより、使用者は棒材の近傍において運動を行うことができる。
第6の考案は、第1又は2の考案において、前記棒材には、該棒材の周方向に所定の間隔をおいて離隔する少なくとも2つの前記掛け部が設けられているとともに、前記棒材の周方向に隣接する2つの前記掛け部の間に、前記棒材の径方向に突出した垂直な板材が設けられていることを特徴とする。
この構成では、前記棒材に少なくとも2つの前記掛け部が設けられていることで、前記棒材に複数の弾性バンドを掛けることができるようになるため、複数の使用者が同時に運動器具を使用することができるが、前記棒材の周方向に隣接する2つの前記掛け部の間に、前記棒材の径方向に突出した垂直な板材が設けられていることから、運動時において隣り合う弾性バンドの巻き付きが防止される。また、運動時に使用者が取っ手を離してしまったとしても、棒材側へ向かって飛ぶ弾性バンドは、板材に衝突して落下するようになるため、該弾性バンドが反対側の使用者等に当たることが防止される。
本考案によれば、棒材と弾性バンドという簡易な構造により運動器具が構成されていることから、製造コストを廉価に抑えることができるとともに、組み立てが容易になる。また、前記棒材が突っ張り型の棒材であることから、運動器具は適宜の場所に固定され得る。
以下、本考案の第1実施形態を図1〜16に基づいて詳細に説明する。尚、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本考案、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
運動器具1は、図1に示すように、棒材2と、使用者によって引っ張られるゴム製の弾性バンド3とから構成され、弾性バンド3の一端には、把持又は足掛け用の端器具4が設けられている。まず棒材2について図2〜13を参照して説明する。
棒材2は、下部パイプ10と、上部パイプ20、下部ホルダー30、上部ホルダー40、回動レバー50、および引張スプリング60で構成されている。
大径下部パイプ10は、垂直方向に立設されるもので、下端である土台部12が床Fに当接する。小径上部パイプ20は、下部パイプ10より小径であり、その下端部が下部パイプ10の上端部に挿入され、上端が天井Cに当接する。
下部ホルダー30は、下部パイプ10の上端部に嵌合してビス33で固定され、後端部の左右両側に、水平軸31を中心として回転する一対のローラー32を軸支している。上部ホルダー40は、上部パイプ20の下端部に嵌合し、その後端部に横軸41を有する。
母線方向に割れ目43を設けた円筒状の上部ホルダー40には、割れ目43の両側に放射方向の締付片44a,44bが対向させて突設されており、両締付片44a,44bの上部には両者を貫通する軸受孔45が設けられ、また軸受孔45より下側の締付片44a,44bの両外面は、後方に向かって狭くなり、下に向かって広くなるテーパー面46a,46bが設けられている。
回動レバー50は、レバー本体51とカム板部62とで構成される。レバー本体51は、下に凹の逆溝形で、前部には平行する内側壁57a,57bが設けられ、また前端溝底部には切欠き58が設けられている。そしてレバー本体51は、上部ホルダー40の後端部の締付片44a,44bを挟んで外側から嵌められ、横軸41を介してその前端部が軸受孔45に軸支された長尺状である。カム板部52は、レバー本体51のほぼ前半部の左右両側下端に外に拡がる段部58を介して一体設され、下端面を、円弧状でローラー32の上面に当接するカム面53としている。カム面53の後方に隣接して、レバー本体51に、ローラー32が進入するストッパー凹部54を形成している。
また、上部パイプ20の上端部には、上端面が天井Cに当接する平面十字状の支持板21が設けられている。
次に棒材2の取り付け方について説明する。まず、下部パイプ10の下端を床Fの所定箇所に垂直に位置させる。この際、上部パイプ20を下部パイプ10から手で引き出し、支持板21を天井Cに接触させる。このとき、上部ホルダー40の下面は下部ホルダー30に接触している。
回動レバー50をやや下方向に回動させると、レバー本体51の内側壁57a,57bがテーパー面46a,46bに接触して、締付片44a,44bを接近させ割れ目43を小さくし、上部ホルダー40に縮径の外力を与え、上部パイプ20を締付ける。
この状態から、回動レバー50を更に下方向に回動する。これにより、カム面53がローラー32上に載り、ローラー32を回転させながら前方に移動するが、当該カム面53は、横軸41からの半径が後方に向かって徐々に大きく形成されているので、上部ホルダー40と共に上部パイプ20が上昇する。これにより、上部パイプ20の上端は、天井Cに強く圧接し、当該棒材2は天井Cと床Fとの間に突っ張った状態で強固に取り付けられている。
なお、回動レバー50を回動し切った状態では、ローラー32がカム面53のストッパー凹部54に進入するので、当該ローラー32はその位置で停止する。従って、回動ストッパーは、その状態を維持することができ、よって、当該棒材2は天井Cと床Fとの間に突っ張った姿勢で強固に固定される。
そして以上の構成を有する棒材2の上部パイプ20又は下部パイプ10には、図1に示すように、天井C近傍の位置において上側円板70が取り付けられている。上側円板70は、中央に形成された挿入孔71に上部パイプ20又は下部パイプ10が挿入されていることによって、上部パイプ20又は下部パイプ10に取り付けられており、上側円板70の外縁近傍には貫通孔72が形成されている。
下部パイプ10には床F近傍の位置において下側円板73が取り付けられている。下側円板73は、中央に形成された挿入孔74に下部パイプ10が挿入されることによって、下部パイプ10に取り付けられている。また、下側円板73の外縁近傍には貫通孔75が形成されており、下側円板73が棒材2に取り付けられた状態で、貫通孔75は貫通孔72の下方に位置している。
また、円板70,73の下方には支持輪76,77がパイプに巻き付けられており、支持輪76,77は、上端面が円板70,73の下面に当接することによって円板70,73を支持している。これらの支持輪76,77は、パイプ20,10に着脱自在に取り付けられるものであって、支持輪76,77がパイプ20,10から取り外された状態では、円板70,73をパイプ20,10上で摺動させることによって円板70,73の高さ位置が調整可能となる。
そして、棒材2には、弾性バンド3の端器具4以外の部分が掛けられて該弾性バンド3の張力を受けるリング82と滑車83とが取り付けられている。
リング82は上側円板70の貫通孔72に係止されることで棒材2に取り付けられており、該リング82には弾性バンド3における端器具4と反対側の先端が巻き付けられている。
滑車83は、リング部84と、該リング部84から外側へ平行に延び間隔をおいて対向する2つの延伸部85と、2つの延伸部85を繋ぐ軸部86と、該2つの延伸部85の間に取り付けられた円板状の滑車輪87とから構成され、滑車輪87は軸部86により中央が貫通されることにより該軸部86を中心に回動可能となっている。該滑車83は、リング部84が下側円板73の貫通孔75に係止されていることで、リング82の下方で棒材2に取り付けられている。弾性バンド3は、前記先端が巻き付けられたリング82から下方に延びて2つの延伸部85の間を通過するように棒材2にセットされている。そして、このように弾性バンド3がセットされた状態で、椅子Hに座った使用者Gが端器具4を握ることで、弾性バンド3の中間部は滑車輪87に沿って斜め上方に折れ曲がって滑車83に巻き掛けられた状態となっている。この状態において、使用者Gは、弾性バンド3の引っ張りに抗して端器具4を手前に引いたり、戻したりすることで、腕の筋肉が鍛えられることになる。この際には、伸び縮みする弾性バンド3が滑車輪87上を摺動することに応じて滑車輪87は回転する。
次に第1の実施形態における変形例を図15を用いて説明する。
運動器具1は、図15に示すように椅子Hに座った使用者Gの足に端器具4を引っ掛けて使用することもできる。この場合において、使用者Gの足に端器具4が引っ掛けられていることで、弾性バンド3の中間部は滑車輪87に沿って略直角に折れ曲がることで滑車に巻き掛けられた状態になっている。この状態において使用者Gは端器具4を掛けた足を前後させることで足の筋肉を鍛えることができる。
また運動器具1は、図16に示すように下側円板73の貫通孔75にリング82を係止し、上側円板70の貫通孔72に滑車83のリング部84を係止するようにして使用することでもできる。この場合、弾性バンド3は、該端器具4と反対側の先端がリング82に巻き付けられるとともに、該リング82から上方へ向かって延びて2つの延伸部85の間を通過するように棒材2にセットされる。そして、このように弾性バンド3がセットされた状態で、椅子Hに座った使用者Gが弾性バンド3の端器具4を握ることで、弾性バンド3の中間部は、滑車輪87に沿って斜め下方へ折れ曲がって滑車83に巻き掛けられた状態となり、この状態において、使用者Gは、端器具4を下方に引いたり戻すことで腕の筋肉を鍛えることができる。
以上の第1の実施形態によれば、運動器具1が、棒材2と、弾性バンド3という簡易な構造で構成されていることから、運動器具1の製造コストを廉価に抑えることができ、組み立ても容易になる。また、棒材2が突っ張り型の棒材であることから、運動器具1は適宜の場所に固定され得る。
また、上側円板70及び下側円板73の高さ位置が調整可能であることから、使用者Gは、円板70,73を所望の高さ位置に調整することで、リング82や滑車83を円板70,73に取り付けたり、該円板70,73に取り付けたリング82や滑車83に弾性バンド3を掛けることが容易になる。さらには、円板70,73の高さ位置が調整できることから、滑車83で折り曲げられる部分から端器具4までの弾性バンド3の長さを所望の長さに調整することができる。また、円板70の位置を上方へ移すことでリング82の位置がより高くなることから弾性バンド3の張りが強くなり、使用者は、より負荷の高い運動を行うことが可能になる。
また、弾性バンド3は、リング82から滑車83に至る間において棒材2に沿って延びているため、運動器具1の使用時における端器具4と棒材2との間の距離を小さくすることができる。これにより、使用者Gは、棒材2の近傍で運動を行うことができる。
また、棒材2は、下部パイプ10、上部パイプ20、下部ホルダー30、上部ホルダー40、回動レバー50で構成され、これらの部材はいずれも簡易な構成であるので、全体構造が簡易である。従って、棒材2の取付けが極めて容易である。
また、上部パイプ20を手で引き出して支持板に天井Cに当て、回動レバー50を下方向に回動するのみで、天井Cと床Fとの間に突っ張らせて固定するので、強固に取り付けることができる。これにより、使用者Gが弾性バンド3を引っ張ったとしても、棒材2は倒れたり移動することなく安定して弾性バンド3の一端を支持する。
また、上部パイプ20の上端部に、上端面が天井Cに当接する平面十字状の支持板21を設けていることから、天井Cに対する棒材2の組み付きを安定させて、より強固に取り付けることができる。
また、レバー本体51のカム部材の後端部に対応する部分に、左右方向に支持部材を設け、回動レバー50を回動した際にカム部材52に作用する力によって、該カム部材52およびレバー本体51が左右方向に変形してしまうことが防止される。
なお、回動レバー50を下向きから水平位置に戻してたとき、上部ホルダー40が確実に下部ホルダー30に接触するまで下降させるために、両者間に引張スプリングを張架することもある
次に第2の実施形態について図17〜19を用いて説明する。
図17に示すように、第2の実施形態における運動器具9は、4人の使用者Gが同時に使用するためのものであって、棒材2と4つの弾性バンド3とから構成され、各弾性バンド3には両端に端器具4が設けられている。
図18は、第2の実施形態で棒材2の下部パイプ10に取り付けられる円板78を示しており、当該円板78には、中央に挿入孔74が形成されているとともに、外縁近傍の位置に4つの貫通孔75が形成され、円板78は図17に示すように挿入孔74に下部パイプ10が挿入されることで下部パイプ10に取り付けられる。また、円板78には、棒材2の中心に向かって切り込まれた4つの溝80が形成されており、各溝80は、円板78の周方向に隣り合う貫通孔75の間に位置している。
そして、運動器具9が組み立てられた状態では、図17に示すように、円板78の貫通孔75のそれぞれに滑車83のリング部84が係止され、この結果、棒材2には、4つの滑車83が棒材2の周方向に所定の間隔をおいて離隔するように取り付けられた状態になっている。
また、運動器具9が組み立てられた状態では、各溝80には、垂直なプラスチック板81(板材)が円板78の上下面よりも上下方向に延び出るように差し込まれている。この結果、棒材2には、棒材2の径方向に突出した4つのプラスチック板81が取り付けられ、棒材2の周方向に隣接する2つの滑車83の間に、1つのプラスチック板81が配置された状態になっている。
各弾性バンド3は、中間部が滑車83の2つの延伸部85の間を通り抜けるように棒材2に対してセットされ、この状態において、各使用者Gは一つの弾性バンド3の2つの端器具4を左右の手で握っている。これにより、各弾性バンド3は、一端側から棒材2に向かって略水平に伸びた後に、滑車輪87に沿って湾曲した後、他端側が使用者Gに向かって略水平に伸びることで、中間部が滑車83に巻き掛けられたものとなっている。この状態において、各使用者Gは、弾性バンド3の張力に抗して左右の腕を交互に引いたり戻すことで、両腕の筋肉を鍛えることができる。
図17は、第2の実施形態における変形例を示すものであって、この変形例では、棒材2の上部パイプ20に円板79が取り付けられるようになっている。円板79は、図18に示す円板78と同様、挿入孔74と、4つの貫通孔75と、4つの溝80とが形成されている。なお、挿入孔74は上部パイプ20が挿入され得る径に形成され、円板79は挿入孔74に上部パイプ20が挿入されることで棒材2に取り付けられる。
そして、運動器具9が組み立てられた状態では、各貫通孔72には滑車83のリング部84が係止され、各溝80にはプラスチック板81が差し込まれている。その結果、棒材2には、4つの滑車83と、それぞれ棒材2の径方向に突出した4つのプラスチック板81が取り付けられているとともに、棒材2の周方向に隣接する2つの滑車83の間に1つのプラスチック板81が配置された状態になっている。
各弾性バンド3は、中間部が滑車の2つの延伸部85の間を通り抜けるように棒材2に対してセットされ、各使用者Gは1つの弾性バンド3の2つの端器具4を左右の手で握っている。これにより、各弾性バンド3は、一端側から棒材2に向かって斜め上方に伸びた後に、滑車輪87に沿って湾曲して他端側が使用者Gに向かって斜め下方に向かって伸びており、その結果、中間部が滑車83に巻き掛けられた状態になっている。この状態において、各使用者Gは、左右の腕を交互に手前側に引いて弾性バンド3を引っ張ることで両腕の筋肉を鍛えることができる。
第2の実施形態における運動器具9では、滑車83に弾性バンド3の中間部が巻き掛けられることで、使用時における端器具4と棒材2との間の距離は、前記弾性バンド3の中間部から端器具4に至る分の長さとなる。これにより、使用者Gは棒材2の近傍で運動を行うことができる。
また、棒材2の周方向に隣接する2つの滑車83の間に1つのプラスチック板81が配置されていることから、運動時において隣り合う弾性バンド3の巻き付きが防止される。また、運動時に使用者Gが端器具4を離してしまったとしても、棒材2側へ向かって飛ぶ弾性バンド3は、プラスチック板81に衝突して落下するため、該弾性バンド3が反対側の使用者G等に当たることが防止される。
本考案は、上述した実施形態のみに限定されるものではなく、実用新案登録請求の範囲内において、種々改変することができる。
例えば、棒材に取り付けられる円板は上述したものに限られない。以下、図20に示す一対の円板半割体88によって構成される円板を棒材2に取り付ける場合について、図20〜26を参照しながら説明する。なお、図22の(a),(b)は、円板半割体の表面を相対する側から視て示すものである。
各円板半割体88には、対向縁92の中央にそれぞれ半円状の切欠89が形成され、円弧90側の外縁近傍には、リング82や滑車83のリング部84が係止される2つの貫通孔75が形成されている。また各円板半割体88の表面には、対向縁92側にリブ91が形成されている。このリブ91において、切欠89よりも外側に延びる延伸部93には円弧90側に凹む凹部94が形成されている。各円板半割体88では延伸部93における凹部94周辺の壁面99が他方の円板半割体88と当接する当て面となっており、互いの壁面99が当接するように2つの円板半割体88が合わされた状態では、対向する2つの切欠89によって、下部パイプ10の外径と径が一致する挿入孔74(図18参照)が構成され、また対向する2つの凹部94によってプラスチック板81が挿入可能な溝80(図18参照)が構成される。なお、一方の円板半割体88の壁面99には突起106が形成され、他方の円板半割体88の壁面99には前記突起106が係合する凹部(図示せず)が形成されている。また、延伸部93における凹部94の形成範囲ではボルト孔95が貫通している。このボルト孔95は、プラスチック板81固定用のボルト(図示せず)を通すために形成されたものであって、プラスチック板81には前記ボルトを通すための貫通孔(図示せず)が形成されている。また、図22に示すように各円板半割体88の表面には、対向縁92の中央位置から円弧90側に延びて、2つの貫通孔75の間を通過する2つのリブ96が形成されている。2つのリブ96は、プラスチック板81の厚み分の間隔をおいて対向しており、これらの間にプラスチック板81が挿入される溝80を構成している。そしてリブ96には、リブ91の延伸部93と同様、プラスチック板81固定用のボルト孔95が形成されている。
また、図23に示すように各円板半割体88の裏面では、対向縁92側にリブ97が設けられており、該リブ97には、2つの円板半割体88を連結するボルトを通すためのボルト孔98が貫通している。
そして、2つの円板半割体88を下部パイプに取り付ける際には、図20に示すように2つの円板半割体88を相対する側から下部パイプ20に近接させた状態で、各円板半割板88のボルト孔98(図22,23参照)にボルトを通して締結する。この際には、切欠壁面107が下部パイプ10の外面に当接するとともに、一方の半割体88の突起106が他方の半割体88の凹部内に係合するように、2つの円板半割体88の壁面99同士を当接させる。そして、溝80(2つのリブ96の間の溝80と対向する2つの凹部94によって構成される溝80)にプラスチック板81を挿入した状態で、ボルト孔95及びプラスチック板81の貫通孔にボルトを通して締結することでプラスチック板81を固定する。この結果、図17に示すごとく、4つの貫通孔75を有し、隣り合う貫通孔75の間に1つのプラスチック板81が配置された円板が下部パイプ10に取り付けられた状態になる。この円板は、ボルト孔98に通したボルトの締結を解除することで下部パイプ10から取り外すことができるため、下部パイプ10に着脱自在に取り付けられている。
また、円板半割体88は、図24〜26に示したブッシュ100を用いることで、上部パイプ20に取り付けることができる。ブッシュ100は、一対のブッシュ半割体101から構成され、それらブッシュ半割体101の当接面102同士が互いに接触するように2つのブッシュ半割体101を合わせることで、上部パイプ20が内部に挿入される筒が構成される。また、各ブッシュ半割体101は、前記筒の外径が下部パイプ10の外径に一致するように形成されており、前記筒の外面を構成する各ブッシュ半割体101の壁面103には2つの突起104が形成されている。これらの突起104は、円板半割体88の切欠壁面107に形成された凹部108(図22参照)に係合可能な径に形成されている。
そして円板半割体88を上部パイプ20に取り付ける際には、図24に示すように、まず、2つのブッシュ半割体101を相対する側から上部パイプ20に近接させて係止させる。この際には、2つのブッシュ半割体101の当接面102同士を当接させる。この結果、ブッシュ半割体101が取り付けられた範囲における棒材2の外径は下部パイプ10の外径と一致するようになる。そして、2つの円板半割体88を相対する側から上部パイプ20に取り付けられたブッシュ半割体101に近接させた状態で、ボルト孔98にボルトを通して締結する。この際には、一方の半割体88の突起106が他方の半割体88の凹部内に係合するように2つの円板半割体88の壁面99同士を当接させるとともに、突起104が凹部108内に挿入されるように各円板半割体88の切欠壁面107をブッシュ半割体101の壁面103に当接させる。この後、上記と同様に、プラスチック板81を各溝80に取り付けることで、図19に示すごとく、4つの貫通孔75を有するとともに隣り合う貫通孔75の間に1つのプラスチック板81が配置された円板が上部パイプ20に取り付けられた状態になる。この円板においても、ボルト孔98に通したボルトの締結を解除することで円板を取り外すことができることから着脱自在に上部パイプ20に取り付けられたものとなっている。
以上のように、円板半割体88は、単独で下部パイプ10に取り付けられるものであり、さらにブッシュ100を用いれば上部パイプ20に取り付けることも可能になる。これにより、上部パイプ20に取り付ける円板と下部パイプ10に取り付ける円板とを別個に製造する必要がなくなる。また、円板半割体88は、棒材2に着脱自在に取り付けられることから、棒材2を天井Cと床Fとの間に取り付ける際に、予め棒材2に円板を取り付けておく必要がない。また、棒材2の取り付け後においては、円板半割体88の着脱を行うことで円板の高さ位置を調整することができる。
また、上記の円板(上側円板70、下側円板73、円板78,79、2つの円板半割体88によって構成される円板)に係止されるリング82や滑車83の数は、上記に限られず1以上の任意の数とすることができる。この場合、円板には各リング82及び滑車83を係止するための貫通孔72,75が形成される。前記円板に係止されるリング82や滑車83の数を多くすることで、棒材2に掛ける弾性バンド3の数を多くできるため、より多くの使用者が同時に運動器具を使用することができるようになる。
また、棒材2に取り付けられる円板(上側円板70、下側円板73、円板78,79、2つの円板半割体88によって構成される円板)の数は上記に限られず、1以上の任意の数とすることができ、この場合、各円板には1以上のリング82あるいは滑車83が取り付けられる。前記円板の数をより多くすることで、棒材2への弾性バンド3の掛け方がバリエーション豊かになることから、使用者は様々な運動が行えるようになる。
また、第2の実施形態において、溝80に差し込む板材の材質は、上述したプラスチックに限られず金属や木材であってもよい。
本考案の第1の実施形態に係る運動器具を示す側面図である。 棒材の取り付け方を示す側面図である。 棒材の回動レバー近傍部分を示す拡大図である。 図3のA−A線断面図である。 第1の実施形態における回動レバーを示す側面図である。 (a)は図5のB−B線断面図、(b)はC−C線断面図である。 第1の実施形態における下部ホルダーを示す側面図である。 図7に示す下部ホルダーの平面図である。 第1の実施形態における上部ホルダーを示す側面図である。 図8に示す下部ホルダーの平面図である。 レバーを上げた状態における図9のZ−Z断面端図である。 レバーを若干傾けた状態における図9のZ−Z断面端図である。 第1の実施形態に係る棒材の動作を示す要部拡大側面図である。 第1の実施形態に係る棒材の概略平面図である。 第1の実施形態における運動器具の変形例を示す斜視図である。 第1の実施形態における運動器具の変形例を示す斜視図である。 第2の実施形態における運動器具の斜視図である。 第2の実施形態における上側円板を示す平面図である。 第2の実施形態における運動器具の変形例を示す斜視図である。 円板半割体が下部パイプに取り付けられる状態を示す斜視図である。 円板半割体の平面図である。 円板半割体の上面を示す斜視図である。 円板半割体の下面を示す斜視図である。 円板半割体が上部パイプに取り付けられる状態を示す斜視図である。 ブッシュ半割体の斜視図である。 ブッシュ半割体の正面図である。
符号の説明
1,9 運動器具、
2 棒材、
3 弾性バンド、
4 端器具、
81 プラスチック板、
83 滑車。

Claims (6)

  1. 弾性バンドと、
    下端を床に当接させ、上端を天井に当接させて、垂直方向に立設される突っ張り型の棒材とを備え、
    前記棒材には、前記弾性バンドが掛けられて該弾性バンドの張力を受ける掛け部が設けられていることを特徴とする運動器具。
  2. 前記掛け部の位置は、前記棒材の高さ方向に可変であることを特徴とする請求項1に記載の運動器具。
  3. 前記棒材には、複数の前記掛け部が上下に間隔をおいて設けられていることを特徴とする請求項1に記載の運動器具。
  4. 前記弾性バンドの一端に、把持又は足掛け用の端器具が設けられ、
    前記棒材には、前記弾性バンドの他端が止められる第1掛け部と、前記弾性バンドの中間部が巻き掛けられる滑車を有する第2掛け部とが、いずれか一方を上にして、上下に間隔をおいて設けられていることを特徴とする請求項3に記載の運動器具。
  5. 前記弾性バンドの両端に、把持又は足掛け用の端器具が設けられ、
    前記棒材には、前記弾性バンドの中間部が巻き掛けられる滑車を有する掛け部が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の運動器具。
  6. 前記棒材には、該棒材の周方向に所定の間隔をおいて離隔する少なくとも2つの前記掛け部が設けられているとともに、前記棒材の周方向に隣接する2つの前記掛け部の間に、前記棒材の径方向に突出した垂直な板材が設けられていることを特徴とする請求項1又は2に記載の運動器具。
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KR102545200B1 (ko) * 2022-11-17 2023-06-20 김주장 가변장착봉을 포함하는 운동기구 및 이를 이용한 운동방법

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