JP3137037B2 - 輻輳制御方法及び輻輳制御システム - Google Patents
輻輳制御方法及び輻輳制御システムInfo
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Description
ア交換機における輻輳制御方法及び輻輳制御システムに
関する。
ている。
式)として、従来より種々のものが開発提供されてい
る。
49156号及び同8ー8959号公報に記載の発明が
ある。特にマルチメディア交換機を前提とした輻輳制御
方法として特開平2ー145052号公報に記載の発明
がある。
いる通信路のみで通信を行うことを前提に輻輳の制御を
行っている。
通信方法では、発信側及び着信側各々のマルチメディア
構内交換機が互いに専用線を介して接続されており、予
め設定されている通信路のみで通信を行うため、データ
/音声転送により通信路が輻輳状態となった場合、遅延
時間を保証できないという問題点があった。蓋し、従来
の通信方法では、予め設定されている通信路のみで通信
を行うため、データ/音声転送により通信路が輻輳状態
となった場合、発信者側のマルチメディア構内交換機内
において、通信の待ち合わせが発生し、音声通信に遅延
が生じてしまうからである。
チメディア構内交換機が互いに専用線を介して接続され
ており、予め設定されている通信路のみで通信を行うた
め、輻輳状態の通信路に対する負荷が大きく、伝送効率
が悪いという問題点があった。
のであり、その目的とするところは、音声通信に遅延を
生じさせず、且つ輻輳状態の通信路に対する負荷を小さ
くして伝送効率を向上させる輻輳制御方法を提供する点
にある。
法の要旨は、通信相手に対する複数の通信路、並びにス
ループットしきい値及び音声通信許容遅延時間値を通信
路情報登録テーブルに登録し、通信相手に送信された音
声呼を検出すると全ての前記通信路に対し、現状の回線
スループット値と前記スループットしきい値の比較を行
い、前記回線スループット値が前記スループットしきい
値よりも大きい通信路に診断フレームを送信し、該診断
フレームに対応する応答フレームを受信し、これら送受
信の時間から遅延時間を算出し、当該遅延時間値と前記
音声許容遅延時間値の比較を行い、この比較の結果か
ら、前記遅延時間値が音声通信許容遅延時間値よりも小
さい通信路が存在する場合には、前記遅延時間値が最小
の通信路に接続し、算出遅延時間値が音声通信許容遅延
時間値よりも小さい通信路が存在しない場合には全通信
路は輻輳であると判断し、別回線網に対して発呼を行
い、接続した別回線にて発生した音声呼に対する通信を
行うことを特徴とする輻輳制御方法に存する。
出し、消滅した音声呼に対して、前記別回線上で音声通
話を行っていたか否かの判定を行い、前記別回線を使用
して音声通話を行っていた場合、前記別回線網に対して
切断要求を行い、接続中の前記別回線を切断することも
できる。
別し、前記診断フレーム送信から前記応答フレームを受
信するまでの時間をカウントすることもできる。
も応答フレームを受信した場合、その経路が最小遅延時
間として、音声許容遅延時間値との比較対象にすること
もできる。
旨は、通信相手に対する複数の通信路、並びにスループ
ットしきい値及び音声通信許容遅延時間値が登録される
通信路情報登録テーブルを有する記憶手段と、通信相手
に送信された音声呼を検出する音声呼検出手段と、該音
声呼検出手段が音声呼を検出すると全ての前記通信路に
対し、前記記憶手段の通信路情報登録テーブルに記憶さ
れた前記スループットしきい値と現状の回線スループッ
ト値とを比較する比較手段と、該比較手段による比較の
結果、前記回線スループット値が前記スループットしき
い値よりも大きい通信路に診断フレームを送信し、該診
断フレームに対応する応答フレームを受信し、これら送
受信の時間から遅延時間を算出し、当該遅延時間値と前
記音声許容遅延時間値の比較を行う算出・比較手段と、
該算出・比較手段による比較の結果から、前記遅延時間
値が音声通信許容遅延時間値よりも小さい通信路が存在
する場合には、前記遅延時間値が最小の通信路に接続
し、算出遅延時間値が音声通信許容遅延時間値よりも小
さい通信路が存在しない場合には全通信路は輻輳である
と判断し、別回線に対して発呼を行い、接続した別回線
にて発生した音声呼に対する通信を行う接続手段とを備
えたことを特徴とする輻輳制御システムに存する。
と、該音声呼消滅検出手段が音声呼消滅を検出すると、
消滅した音声呼に対して、前記別回線上で音声通話を行
っていたか否かの判定を行い、前記別回線を使用して音
声通話を行っていた場合、前記別回線網に対して切断要
求を行い、接続中の前記別回線を切断する切断手段とを
備えることもできる。
すための識別子である応答受信フラグを設定すると共
に、前記診断フレーム送信から前記応答フレームを受信
するまでの時間をカウントする応答タイマを設けること
もできる。
に基づいて詳細に説明する。
ける輻輳制御システムについて図1を用いて説明する。
図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図である。
2、3はそれぞれ交換機CPU10、20、30と、交
換機スイッチ11、21、31と、専用線トランク1
2、13、22、23、32、33と、ISDNトラン
ク14、24とから構成されており、端末を含む音声交
換装置100、200はそれぞれマルチメディア交換機
1、マルチメディア交換機2に収容する。
てマルチメディア交換機2と接続する場合は、端末を含
む音声交換装置100と専用線トランク13を、交換機
スイッチ11により接続し、マルチメディア交換機1が
専用線5からマルチメディア交換機3を経由してマルチ
メディア交換機2と接続する場合は、端末を含む音声交
換装置100と専用線トランク12を交換機スイッチ1
1により接続し、専用線5からマルチメディア交換機3
を経由してマルチメディア交換機2と接続する。
回線41からISDN回線網7を介してISDN回線4
2を通してマルチメディア交換機2と接続する場合は、
端末を含む音声交換装置100とISDNトランク14
を交換機スイッチ11により接続する。これらの制御
は、交換機CPU10により行われる。
図2乃至図8を用いて説明する。
録テーブル)で、読み出し/書き込み可能な記憶媒体
で、登録テーブルAは、各登録回線詳細情報とポインタ
を対応づけた登録テーブルB、登録テーブルCを有す
る。図4乃至図8は、実施の形態1に係る発信者側輻輳
制御方法の制御手順を示す一連のフローチャートであ
る。
れも同一構成である。従って、マルチメディア交換機1
についてその制御手順を説明する。
にマルチメディア交換機2との接続通信路として、専用
線4との接続通信路情報と、専用線5からマルチメディ
ア交換機3を経由する接続通信路情報と、ISDN回線
41からISDN回線網7を経由する接続通信路情報を
グループとして通信路情報登録データ(図2登録テーブ
ルA)に登録しておく(図4ステップS11)。なお、
「起動時」とは、例えば、マルチメディア交換機の電源
ON等〜データ登録可能状態に至る、運用開始までの準
備段階を指す。また、「接続通信路情報」とは、専用線
4、5、6の場合、通信路、スループットしきい値、音
声許容遅延時間値、比較フラグ1、比較フラグ2、算出
遅延時間値である。ISDN回線41、42の場合、さ
らに通信路、接続先ISDN番号である。
の回避」や、「通信路の輻輳によって交換機内で通信の
待ち合わせが発生した場合、遅延時間の保証が出来ない
点の回避」や、「遅延により連続する音声通話が間延び
して、発信者及び着信者に与える不快感の回避」と、
「通信路検索処理時間の短縮」のために、登録したそれ
ぞれの接続通信路に対して、スループットしきい値(輻
輳度合いを認識する値)と音声通信許容遅延時間値を併
せて上記記録媒体(図2登録テーブルB)に登録すると
同時に、交換機CPU10がマルチメディア交換機2と
の全専用線通信路の輻輳判断時接続するための相手先I
SDN回線情報を図2登録テーブルCに登録をしておく
(図4ステップS12)。
グ」、「比較2フラグ」、と「算出遅延時間値」の初期
設定も併せて行う。
F”、比較2フラグ=”OFF”、算出遅延時間値=”
0”を設定する(図4ステップS13)。
ディア交換機2向けの音声呼が発生し、交換機CPU1
0が、hardware(またはfirmware)から割り込み信号受
信後、受信信号を分析し、その信号が発呼信号であるこ
とを認識することにより、音声呼の検出を行う(図4ス
テップS14)。
交換機CPU10は、通信路情報登録データに登録され
ているグループ内の専用線4、5、6で接続された全通
信路に対して、現状の回線スループット値と予め登録さ
れているスループットしきい値の比較を行い(比較1処
理)(図4ステップS15)、「回線スループット値>
スループットしきい値」を満たす通信路に対して上記記
憶媒体の「比較1フラグ」を”ON”にする(記憶す
る)(図4ステップS16)。交換機CPU10は上記
の処理を通信路情報登録データに登録されているグルー
プ内の専用線4、5、6で接続された全通信路に対して
の比較処理1が完了まで繰り返し行う(図4ステップS
15〜S17)。
較1フラグ」を参照し、「比較1フラグON」の通信路
を抽出する(図4ステップS18)。
の通信路それぞれに対して、診断フレームを送信する
(図5ステップS19)。
断フレームに対する応答フレームの受信を待つ(図5ス
テップS20)。
ると(図5ステップS21)、交換機CPU10は遅延
時間の算出処理を行い(図5ステップS22)、算出結
果として、上記記憶媒体の「算出遅延時間値」領域に記
憶する(図5ステップS22)。交換機CPU10は、
上記の処理を「比較1フラグON」の全通信路からの応
答受信が完了となるまで繰り返し行う(図5ステップS
21〜S23)。
の通信路それぞれに対して、算出した遅延時間と予め登
録されている音声通信許容遅延時間値の比較を行い(比
較処理2)(図6ステップS24)、「算出遅延時間値
<音声許容遅延時間値」を満たす通信路に対して上記記
憶媒体の「比較2フラグ」を”ON”にする(記憶す
る)(図6ステップS25)。交換機CPU10は上記
の処理を「比較1フラグ=”ON”」の通信路に対して
の比較処理2が完了まで繰り返し行う(図6ステップS
24〜S26)。音声許容遅延時間値とは、発信者及び
着信者(End-to-End)において、連続する音声通話に対
し、音声通話者に不快感を与えない遅延時間値である。
サンプル結果から、発信者及び着信者(End-to-End)に
おける遅延時間値は200ms以内とすれば、多くの人が違
和感無く通話ができることがわかっている。耳の感度の
良い人では150msでも違和感を感じる結果もある。
較2フラグ」を参照し、「比較2フラグON」の通信路
を抽出し(図6ステップS27)、「比較2フラグO
N」の通信路が複数存在することを交換機CPU10が
認識すると、交換機CPU10は最小算出遅延時間の通
信路を抽出し(図7ステップS28)、検出した音声呼
の通信路としてこの通信路を決定し(図7ステップS2
9)、フレームを送信し(図7ステップS30)、音声
通信を行う(上記比較処理2の条件を満たす通信路が1
つの場合は、その通信路を上記検出した音声呼に対する
音声通信路として決定する)。
録データに登録されているグループ内の専用線4、5、
6で接続された全通信路に対しての比較処理1完了時の
「比較1フラグ」において、「比較1フラグON」の通
信路が存在しない場合、交換機CPU10は通信路情報
登録データに登録されているグループ内の専用線4、
5、6で接続された全通信路輻輳と判断する(図7ステ
ップS31)。
体のISDN回線情報(図2登録テーブルC)より接続
先ISDN番号の読み出しを行い(図7ステップS3
2)、接続先ISDN回線41、42の状態確認を行う
(図7ステップS33)。次いで、ISDN回線網7に
対してISDN回線41、42への接続要求(発呼処
理)を行い(図7ステップS34)、ISDN接続処理
を行う(図7ステップS31〜S35)。
2への接続処理完了後、検出した音声呼に対する音声通
信路を接続したISDN回線41、42に決定し(図7
ステップS29)、この回線に対して、音声フレームを
送信し(図7ステップS30)、音声通信を行う。
「算出遅延時間値<音声許容遅延時間値」を満たす通信
路が存在しない場合、交換機CPU10は通信路情報登
録データに登録されているグループ内の専用線4、5、
6で接続された全通信路は輻輳であると判断する(図7
ステップS31)。
DN回線情報(図2登録テーブルC)から接続先ISD
N番号の読み出しを行い(図7ステップS32)、接続
先ISDN回線41、42の状態確認を行う(図7ステ
ップS33)。次いで、ISDN回線網7に対してIS
DN回線41、42への接続要求(発呼処理)を行い
(図7ステップS34)、ISDN接続処理を行い(図
7ステップS31〜S35)、交換機CPU10はIS
DN回線41、42への接続処理完了後、検出した音声
呼に対する音声通信路を接続したISDN回線41、4
2に決定し(図7ステップS29)、この回線に対し
て、音声フレームを送信し(図7ステップS30)、音
声通信を行う。
ルチメディア交換機2は音声通話中となる(図7ステッ
プS36)。
U10が、hardware(またはfirmware)から割り込み信
号受信後、受信信号を分析し、その信号が切断信号であ
ることを認識することにより、音声呼消滅の検出を行う
(図7ステップS37)。
と、交換機CPU10は、消滅した音声呼が専用線4、
5、6又はISDN回線41、42のどちらで音声通話
していたかの確認を行う(図7ステップS38)。
行っていたなら、同一ISDN回線41、42上で、他
の音声通信が行われていないかチェックをする(図8ス
テップS39)。
た音声呼に対する切断処理を行い(図8ステップS4
0)、図2登録テーブルBの「比較1フラグ」、「比較
2フラグ」、と「算出遅延時間値」を初期設定値に戻す
(図8ステップS41)。「初期設定値に戻す」とは、
切断処理中にて、図2のテーブルの各エリアを初期設定
値に戻すことをいう。
ISDN回線41、42の切断要求を行い(図8ステッ
プS42)、ISDN回線41、42の切断処理完了し
(図8ステップS43)、音声呼発生待ちとなる(図4
ステップS14に戻る)(図8ステップS37〜S4
3)。
出すると、交換機CPU10は、消滅した音声呼が専用
線4、5、6の場合、消滅した音声呼に対する切断処理
を行い(図8ステップS44)、図2登録テーブルBの
「比較1フラグ」、「比較2フラグ」、と「算出遅延時
間値」を初期設定値に戻し(図8ステップS45)、音
声呼発生待ちとなる(図4ステップS14に戻る)(図
7ステップS37、S38、図8S44、S45)。
の如く構成されているので、以下に掲げる効果を奏す
る。
メディア交換機内において、輻輳状態の通信路以外の通
信路によって音声通信を行うため、音声呼が発生しても
ビジー状態による音声通信路接続不可や音声通信路確立
後の通信の待ち合わせといった状態に陥ることなく、よ
り遅延時間の少ない通信を行うことができる。その結
果、実施の形態1に係る輻輳制御方法によれば音声通信
における遅延時間を短縮することができる。
チメディア交換機内において、輻輳通信路に対する通信
の待ち合わせが発生するが、輻輳状態の通信路以外の通
信路によって音声通信を行うため、この輻輳状態の通信
路に対する負荷を軽減し(ネットワーク負荷分散)通信
路の伝送効率の向上させることができる。その結果、通
信における信頼性を向上させることができる。
実施の形態2に係る輻輳制御方法の制御手順について説
明する。図3は、通信路情報登録データ(登録テーブ
ル)で、読み出し/書き込み可能な記憶媒体で、登録テ
ーブルDは、各登録回線詳細情報とポインタを対応づけ
た登録テーブルE、登録テーブルFを有する。図9乃至
図13は、実施の形態2に係る発信者側輻輳制御方法の
制御手順を示す一連のフローチャートである。
れも同一構成である。従って、マルチメディア交換機1
についてその制御手順を説明する。
にマルチメディア交換機2との接続通信路として、専用
線4との接続通信路情報と、専用線5からマルチメディ
ア交換機3を経由する接続通信路情報と、ISDN回線
41からISDN回線網7を経由する接続通信路情報を
グループとして通信路情報登録データ(図3登録テーブ
ルD)に登録しておく(図9ステップS51)。実施の
形態2における「接続通信路情報」とは、通信路、スル
ープットしきい値、音声許容遅延時間値、比較フラグ
1、比較フラグ2、算出遅延時間値、通信路、接続先I
SDN番号、さらに応答受信フラグである。
の回避」や、「通信路の輻輳によって交換機内で通信の
待ち合わせが発生した場合、遅延時間の保証が出来ない
点の回避」や、「遅延により連続する音声通話が間延び
して、発信者及び着信者に与える不快感の回避」と、
「通信路検索処理時間の短縮」のために、登録したそれ
ぞれの接続通信路に対して、スループットしきい値(輻
輳度合いを認識する値)と音声通信許容遅延時間値を併
せて上記記録媒体(図3登録テーブルE)に登録すると
同時に、交換機CPU10がマルチメディア交換機2と
の全専用線通信路の輻輳判断時接続するための相手先I
SDN回線情報を図3登録テーブルFに登録をしておく
(図9ステップS52)。
グ」、「比較2フラグ」、「応答受信フラグ」と「算出
遅延時間値」の初期設定も併せて行う。遅延時間算出の
ために送信した診断フレームに対し、応答フレームの受
信の有無を表すための識別子(フラグON=応答受信済
み)である。初期設定値として、比較1フラグ=”OF
F”、比較2フラグ=”OFF”、応答受信フラグ=”
OFF”、算出遅延時間値=”0”を設定する(図9ス
テップS53)。
ディア交換機2向けの音声呼が発生し、交換機CPU1
0が、hardware(またはfirmware)から割り込み信号受
信後、受信信号を分析し、その信号が発呼信号であるこ
とを認識することにより、音声呼の検出を行う(図9ス
テップS54)。
交換機CPU10は、通信路情報登録データに登録され
ているグループ内の専用線4、5、6で接続された全通
信路に対して、現状の回線スループット値と予め登録さ
れているスループットしきい値の比較を行う(比較1処
理)(図9ステップS55)。
ットしきい値」を満たす通信路に対して上記記憶媒体の
「比較1フラグ」を”ON”にする(記憶する)(図9
ステップS56)。交換機CPU10は上記の処理を通
信路情報登録データに登録されているグループ内の専用
線4、5、6で接続された全通信路に対しての比較処理
1が完了まで繰り返し行う(図9ステップS55〜S5
7)。
較1フラグ」を参照し、「比較1フラグON」の通信路
を抽出する(図9ステップS58)。
の通信路それぞれに対して、診断フレームを送信する
(図10ステップS59)。
断フレームに対する応答フレームの受信を待つと共に、
図示せぬ応答受信タイマに所定値をセットし、カウント
を開始する(図10ステップS60)。応答受信タイマ
は、診断フレーム送信から応答フレームを受信するまで
の運用上許容可能な待ち時間(応答受信待ち時間)をカ
ウントする。運用上許容可能な待ち時間としては、例え
ば、応答受信タイマ=Twとすると、 段落番号0024に記載の条件が厳しい場合 Tw=≦音声中心許容遅延時間値、 段落番号0024に記載の条件が上記に比べて緩い場合 音声中心許容遅延時間値≦Tw<Tt のごとく定義することも可能である。Ttは、交換機C
PU10は、上記の処理を「比較1フラグON」の全通
信路からの応答受信が完了となるまで繰り返し行う時間
値である。
ると(図10ステップS61)、交換機CPU10は応
答受信フラグを”ON”にし(図10ステップS6
2)、遅延時間の算出処理を行い(図10ステップS6
3)、算出結果として、上記記憶媒体の「算出遅延時間
値」領域に記憶する(図10ステップS63)。
信タイマが所定値を計時してタイムアウトとなるまで繰
り返し行う(図10ステップS61〜S64)。繰り返
し行うのは、応答受信タイマの設定により応答受信タイ
マ内に応答フレームを受信した通信路全てが、発生した
音声呼に対する通信路の候補になり得るからである。な
お、応答受信タイマ内に1通信路からでも応答フレーム
を受信した場合、その経路が最小遅延時間として、音声
許容遅延時間値との比較対象にすることもできる。
答受信フラグ」を参照し、「応答受信フラグON」の通
信路を抽出する(図10ステップS65)。
N」の通信路それぞれに対して、算出した遅延時間と予
め登録されている音声通信許容遅延時間値の比較を行い
(比較処理2)(図11ステップS66)、「算出遅延
時間値<音声許容遅延時間値」を満たす通信路に対して
上記記憶媒体の「比較2フラグ」を”ON”にする(記
憶する)(図11ステップS67)。交換機CPU10
は上記の処理を「比較1フラグ=”ON”」の通信路に
対しての比較処理2が完了まで繰り返し行う(図11ス
テップS66〜S68)。
較2フラグ」を参照し、「比較2フラグON」の通信路
を抽出し(図11ステップS69)、「比較2フラグO
N」の通信路が複数存在することを交換機CPU10が
認識すると、交換機CPU10は最小算出遅延時間の通
信路を抽出し(図12ステップS70)、検出した音声
呼の通信路としてこの通信路を決定し(図12ステップ
S71)、フレームを送信し(図12ステップS7
2)、音声通信を行う(上記比較処理2の条件を満たす
通信路が1つの場合は、その通信路を上記検出した音声
呼に対する音声通信路として決定す。)。
録データに登録されているグループ内の専用線4、5、
6で接続された全通信路に対しての比較処理1完了時の
記憶媒体の「比較1フラグ」において、「比較1フラグ
ON」の通信路が存在しない場合、交換機CPU10は
通信路情報登録データに登録されているグループ内の専
用線4、5、6で接続された全通信路輻輳と判断する
(図11ステップS73)。
DN回線情報(図3登録テーブルF)より接続先ISD
N番号の読み出しを行い(図12ステップS74)、接
続先ISDN回線41、42の状態確認を行う(図12
ステップS75)。次いで、ISDN回線網7に対して
ISDN回線41、42への接続要求(発呼処理)を行
い(図12ステップS76)、ISDN接続処理を行う
(図12ステップS73〜S77)。
2への接続処理完了後、検出した音声呼に対する音声通
信路を接続したISDN回線41、42に決定し(図1
2ステップS71)、この回線に対して、音声フレーム
を送信し(図12ステップS72)、音声通信を行う。
「算出遅延時間値<音声許容遅延時間値」を満たす通信
路が存在しない場合、交換機CPU10は通信路情報登
録データに登録されているグループ内の専用線4、5、
6で接続された全通信路輻輳と判断し(図11ステップ
S73)、交換機CPU10は、上記記憶媒体のISD
N回線情報(図3登録テーブルF)から接続先ISDN
番号の読み出しを行う(図12ステップS74)。次い
で、接続先ISDN回線41、42の状態確認を行い
(図12ステップS75)、ISDN回線網7に対して
ISDN回線41、42への接続要求(発呼処理)を行
い(図12ステップS76)、ISDN回戦41、42
への接続処理を行う(図12ステップS73〜S7
7)。交換機CPU10はISDN回線41、42への
接続処理完了後、検出した音声呼に対する音声通信路を
接続したISDN回線41、42に決定し(図12ステ
ップS71)、この回線に対して、音声フレームを送信
し(図12ステップS72)、音声通信を行う。
ルチメディア交換機2は音声通話中となる(図12ステ
ップS78)。
U10が、hardware(またはfirmware)から割り込み信
号受信後、受信信号を分析し、その信号が切断信号であ
ることを認識することにより、音声呼消滅の検出を行う
(図12ステップS79)。
と、交換機CPU10は、消滅した音声呼が専用線4、
5、6、又はISDN回線41、42のどちらで音声通
話していたかの確認を行う(図12ステップS80)。
ISDN回線41、42により音声通話を行っていたな
ら、同一ISDN回線41、42上で、他の音声通信が
行われていないかチェックをする(図13ステップS8
1)。他の音声通信が確認できなければ、消滅した音声
呼に対する切断処理を行い(図13ステップS82)、
図3登録テーブルEの「比較1フラグ」、「比較2フラ
グ」、「応答受信フラグ」と「算出遅延時間値」を初期
設定値に戻す(図13ステップS83)。次いで、IS
DN回線網7に対し該当するISDN回線41、42の
切断要求を行い(図13ステップS84)、ISDN回
線41、42の切断処理完了し(図13ステップS8
5)、音声呼発生待ちとなる(図9ステップS54に戻
る)(図13ステップS79〜S85)。
出すると、交換機CPU10は、消滅した音声呼が専用
線4、5、6の場合、消滅した音声呼に対する切断処理
を行い(図13ステップS86)、図3登録テーブルE
の「比較1フラグ」、「比較2フラグ」、「応答受信フ
ラグ」と「算出遅延時間値」を初期設定値に戻し(図1
3ステップS87)、音声呼発生待ちとなる(図9ステ
ップS54に戻る)(図12ステップS79、S80、
図13ステップS86、S87)。
形態1に係る効果の他に、以下に掲げる効果を奏する。
は、応答フレームが万が一受信できない場合、S21〜
S23にて応答フレームを受信するまで待ってしまうと
いう欠点がある。
答受信フラグ及び応答受信タイマを設けたので、この設
定により応答受信タイマ内に応答フレームを受信した通
信路全てが、発生した音声呼に対する通信路の候補にな
り、このフラグにより、この後の通信路決定処理時間
(S66〜S69、S70・・・)を短縮することが可
能となる。すなわち、通信路検索処理時間の短縮するこ
とができる。
「別回線網」、「別回線」としてISDN回線網、IS
DN回線を用いているが、本発明はそれに限定されるこ
となく、本発明を実施する上で好適なものにすることが
できる。
一符号を付している。
で、以下に掲げる効果を奏する。通信路輻輳状態時、発
信者側の交換機内において、輻輳状態の通信路以外の通
信路によって音声通信を行うため、音声呼が発生しても
ビジー状態による音声通信路接続不可や音声通信路確立
後の通信の待ち合わせといった状態に陥ることなく、よ
り遅延時間の少ない通信を行うことができる。その結
果、本発明によれば音声通信における遅延時間を短縮す
ることができる。
機内において、輻輳通信路に対する通信の待ち合わせが
発生するが、輻輳状態の通信路以外の通信路によって音
声通信を行うため、この輻輳状態の通信路に対する負荷
を軽減し(ネットワーク負荷分散)通信路の伝送効率の
向上させることができる。
頼性を向上させることができる。
ステムの構成を示すブロック図である。
録テーブル)を示す図である。
録テーブル)を示す図である。
すフローチャートである。
すフローチャートである。
すフローチャートである。
すフローチャートである。
すフローチャートである。
すフローチャートである。
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
示すフローチャートである。
Claims (9)
- 【請求項1】 通信相手に対する複数の通信路、並びに
スループットしきい値及び音声通信許容遅延時間値を通
信路情報登録テーブルに登録し、 通信相手に送信された音声呼を検出すると全ての前記通
信路に対し、現状の回線スループット値と前記スループ
ットしきい値の比較を行い、 前記回線スループット値が前記スループットしきい値よ
りも大きい通信路に診断フレームを送信し、該診断フレ
ームに対応する応答フレームを受信し、これら送受信の
時間から遅延時間を算出し、当該遅延時間値と前記音声
許容遅延時間値の比較を行い、 この比較の結果から、前記遅延時間値が音声通信許容遅
延時間値よりも小さい通信路が存在する場合には、前記
遅延時間値が最小の通信路に接続し、算出遅延時間値が
音声通信許容遅延時間値よりも小さい通信路が存在しな
い場合には全通信路は輻輳であると判断し、別回線網に
対して発呼を行い、接続した別回線にて発生した音声呼
に対する通信を行うことを特徴とする輻輳制御方法。 - 【請求項2】 前記音声通信を行った後、音声呼消滅を
検出し、消滅した音声呼に対して、前記別回線上で音声
通話を行っていたか否かの判定を行い、前記別回線を使
用して音声通話を行っていた場合、前記別回線網に対し
て切断要求を行い、接続中の前記別回線を切断すること
を特徴とする請求項1記載の輻輳制御方法。 - 【請求項3】 前記応答フレームの受信の有無を識別
し、前記診断フレーム送信から前記応答フレームを受信
するまでの時間をカウントすることを特徴とする請求項
1又は2記載の輻輳制御方法。 - 【請求項4】 前記診断フレーム送信から前記応答フレ
ームを受信するまでの運用上許容可能な待ち時間をカウ
ントする応答受信タイマ内に1通信路からでも応答フレ
ームを受信した場合、その経路が最小遅延時間として、
音声許容遅延時間値との比較対象にすることを特徴とす
る請求項3記載の輻輳制御方法。 - 【請求項5】 前記別回線網はISDN回線網であり、
前記別回線はISDN回線であることを特徴とする1乃
至4のいずれかに記載の輻輳制御方法。 - 【請求項6】 通信相手に対する複数の通信路、並びに
スループットしきい値及び音声通信許容遅延時間値が登
録される通信路情報登録テーブルを有する記憶手段と、 通信相手に送信された音声呼を検出する音声呼検出手段
と、 該音声呼検出手段が音声呼を検出すると全ての前記通信
路に対し、前記記憶手段の通信路情報登録テーブルに記
憶された前記スループットしきい値と現状の回線スルー
プット値とを比較する比較手段と、 該比較手段による比較の結果、前記回線スループット値
が前記スループットしきい値よりも大きい通信路に診断
フレームを送信し、該診断フレームに対応する応答フレ
ームを受信し、これら送受信の時間から遅延時間を算出
し、当該遅延時間値と前記音声許容遅延時間値の比較を
行う算出・比較手段と、 該算出・比較手段による比較の結果から、前記遅延時間
値が音声通信許容遅延時間値よりも小さい通信路が存在
する場合には、前記遅延時間値が最小の通信路に接続
し、算出遅延時間値が音声通信許容遅延時間値よりも小
さい通信路が存在しない場合には全通信路は輻輳である
と判断し、別回線に対して発呼を行い、接続した別回線
にて発生した音声呼に対する通信を行う接続手段とを備
えたことを特徴とする輻輳制御システム。 - 【請求項7】 音声呼消滅を検出する音声呼消滅検出手
段と、 該音声呼消滅検出手段が音声呼消滅を検出すると、消滅
した音声呼に対して、前記別回線上で音声通話を行って
いたか否かの判定を行い、前記別回線を使用して音声通
話を行っていた場合、前記別回線網に対して切断要求を
行い、接続中の前記別回線を切断する切断手段とを備え
たことを特徴とする請求項6記載の輻輳制御システム。 - 【請求項8】 前記応答フレームの受信の有無を表すた
めの識別子である応答受信フラグを設定すると共に、前
記診断フレーム送信から前記応答フレームを受信するま
での時間をカウントする応答タイマを設けたことを特徴
とする請求項6又は7記載の輻輳制御システム。 - 【請求項9】 前記別回線網はISDN回線網であり、
前記別回線はISDN回線であることを特徴とする6乃
至8のいずれかに記載の輻輳制御システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15946897A JP3137037B2 (ja) | 1997-06-17 | 1997-06-17 | 輻輳制御方法及び輻輳制御システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP15946897A JP3137037B2 (ja) | 1997-06-17 | 1997-06-17 | 輻輳制御方法及び輻輳制御システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH118695A JPH118695A (ja) | 1999-01-12 |
JP3137037B2 true JP3137037B2 (ja) | 2001-02-19 |
Family
ID=15694437
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP15946897A Expired - Fee Related JP3137037B2 (ja) | 1997-06-17 | 1997-06-17 | 輻輳制御方法及び輻輳制御システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3137037B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NO311060B1 (no) * | 1999-07-14 | 2001-10-01 | Ericsson Telefon Ab L M | Fremgangsmate for overforing av data i pakkesvitsjede nett |
-
1997
- 1997-06-17 JP JP15946897A patent/JP3137037B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Publication date |
---|---|
JPH118695A (ja) | 1999-01-12 |
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