JP3136262U - ベアリング分解治具 - Google Patents

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【課題】本考案は軸受(ベアリング)を無傷で分解、解体することが出来る。
【解決手段】本考案は軸受(ベアリング)の部品の内部の止め輪を固定しているリベットを、押抜きすると共に、内外輪内部の鋼球(ボール及び、ころ)を簡単に取り出すことにより、軸受(ベアリング)の劣化状態を知る事ができ、使用機器の予防保全に役立つ。
【選択図】図5

Description

本考案は、各種ベアリング(玉軸受、ニードル、ころ軸受等)の構成部品として玉、ころ、保持器、プランマブロック、アダプター止め輪、シールド、シールを無傷で分解する冶具
ベアリングはあらゆる産業の機械の回転部分に使用されているが特に社会的影響が大きい原子力産業等に於いては不具合発生に至っても無傷で各部品を分解出来る冶具(方法)が無かった為、ベアリング交換又は本体機械の交換で済ませて何ら原因の追究及びメンテナンスに反映されなかった。
原子力産業等に於いてベアリング交換はもとより本体機械の交換は経済的負担も大きいばかりでなく社会的影響は計り知れない。従って不具合等があったベアリングをその状態(熱及び外的な損傷を起こさず)で解体し、異常発見(要因)を分析する事で、以後の運転(動作)に万全を期すことが出来、前述の欠点を解決しようとするものである。
本考案は、ベアリングに問題(不具合)が有った場合無傷(何ら外傷)を付けることなく、外輪、内輪、鋼球(玉)、保持器、止め輪、シールドを簡単に分解すると共に、各部品の何処に原因があり、その反映としてベアリングの寿命の把握からくるメンテナンスの期間の設定はもとより、部品の材質の開発等も考慮出来、問題点を解決している。
上述の様に、本考案を実施することで本体機械の運転時間を延ばす事で経済効果が得られ、逆に短く設定することでも、故障等から比べ比較出来ない効果が得られる。
ベアリングの分解で一番の難題はリベットで固定されている止め輪をいかに外すかがポイントとなる。そこでこのリベット打ちされているリベットを径に合わせたリベット押抜き器を用い、全てのリベットの抜きが終了したら止め輪は完全なフリーとなり、外れる。この現状で外輪と内輪の中で玉もフリーの状態となる。次に内輪を固定方へ集めることが出来る。玉の径より外輪と内輪の広がりが大きくなった場合玉は外れる事になる。よって全ての玉を取除く事が出来る。
以下、添付[全体写真1]に従って一実施例を説明する。
図10の外れ防止金具をスライドし図7の内輪押え金具を中心にベアリングをセットする。図1の冶具本体と図2の本体ベースの固定ボルトを外し図11の保持器取外し冶具の固定用ネジを緩める。図3の下部ピンをベアリング内部の止め輪を固定しているリベットを下部ピンの中心に来るようにセットし冶具本体の内側から手回しで下部ピンを上げてセットします。次に図4の上部ピンを手回しで、下げて確りと固定します。図11の固定用ネジを確りと固定し図6の押しボルトを手回しで回し図8の外輪押え金具でベアリングを確りと固定します。図1の本体冶具と図2の本体ベースを固定します。図10の外れ防止金具を図7の蝶ボルトで確りと固定します。図5の抜きピンを工具等を用いてゆっくりと回し、リベットを押し抜きます。
リベットを全て抜き終わったら図3の下部ピンと図4の上部ピンを緩め、図11の固定ボルトを緩め元の位置までスライドさせ固定ボルトを固定します。
図6の押しボルトを緩めて図8の外輪押え金具を元の位置まで戻します。
図10の外れ防止金具を取外し、ベアリングを一度取外し内部の止め輪を撤去します。ベアリングを再度セットします。ベアリング内部の鋼球を図1の冶具本体の所に取付けてある図11の前に空いている穴の方に全て集めて、図6の押しボルトを回し仮止めをします。図10の外れ防止金具をセットします。図6の押しボルトを工具等使用しゆっくりと閉めていきます。閉めていくと内輪と外輪が開いて行き、図1の冶具本体の穴から落下します。その時両サイドの鋼球2個が残ります。
2個の鋼球は図6の押しボルトを緩めていくと、鋼球2個は自動的に外れます。
図6の押しボルトを元の位置まで戻し、図10の外れ防止金具を撤去し内輪と外輪を取外します。
本考案は、ベアリングを構成部品単位に手動で分解する治具に関するものである。
一般にベアリングは高炭素クロム鋼で作られており、硬度が高く衝撃で割れてしまうなど調査のための分解にはプラズマ、ウォータージェット等の方法で切断し分解していた。
切断する設備を保有するには経済的負担が大きく、また、スペースも必要となる。さらに、取り外した場所から切断設備までの運搬は時間的な負担となる。
従って、取り外した場所で簡単に分解することで前述の欠点を解決しようとするものである。
本考案は、ベアリング保持器のリベットを抜く機構を設け、保持器を取り外すことで鋼球が自由に移動できる状態にし、ベアリングの外輪と内輪を偏心させる機構で偏心による隙間から鋼球を取り出しベアリングを分解する手法とすることで治具の構造を簡素化し持ち運び可能な大きさにすることで問題点を解決している。
上述の様に、本考案のベアリング分解治具は持ち運び可能な大きさにすることができ現場でベアリングを分解できることは勿論、必要なときに手動で容易にできることで調査時間の短縮に役立つ。
ベアリング保持器を止めているリベットを上下から中空のボルトで挟み、上のボルトの中空部に抜きピンを挿入し、ねじの力で移動させ下のボルトの中空部にリベットを押し抜く方法で全てのリベットを取り去りベアリング保持器を取り外す。ベアリング保持器を取り外すことで鋼球が自由に移動可能となり片側に寄せ集めることが可能となる。ベアリング内輪を固定し鋼球を寄せ集めた側の反対側から外輪をねじの力で押し内輪と外輪を偏心させ、隙間ができることで鋼球を取り出すことが可能となり、ベアリングを構成部品単位に分解することができる。
以下、添付図面1保持器分解概略図及び添付図面2鋼球分解概略図に従って一実施例を説明する。
外れ防止金具(12)を取外し内輪押さえ金具(7)を中心にベアリングを取付ける。
治具本体(1)とベース板(2)の固定ボルトを外し、ピン抜きマウンタ(3)の固定用ボルトを緩める。下部保持ボルト(10)をベアリング内部の保持器固定リベット(3b)が下部保持ボルト(10)の中心に来るように取付け治具本体(1)の内側から手回しで下部保持ボルト(10)進退させ保持します。次に上部案内保持ボルト(4)を手回しで、進退させベアリング内部の保持器固定リベット(3b)を保持します。ピン抜きマウンタ(3)と内輪押さえ金具(7)の間で、ベアリング本体が移動しない様にピン抜きマウンタ(3)のボルトを固定します。押しボルト(11)に設けて有るハンドルを使用し手回で進退させ外輪押さえ金具(6)のVブロック(5)を用いベアリング外輪(4b)を保持します。
治具本体(1)とベース板(2)を固定します。外れ防止金具(12)を取付け内輪押さえ金具(7)に付随しているボルトで固定します。抜きピン挿入ボルト(9)に設けて有るハンドルを使用しゆっくりと進退させ、保持器固定リベット(3b)を押し抜きます。一連の動作を保持器固定リベット(3b)の分だけ繰り返し行う。
保持器固定リベット(3b)を全て抜き終えたら下部保持ボルト(10)をピン抜きマウンタ(3)の内面から下部保持ボルト(10)の保持面が出ない用に進退させる。上部保持案内ボルト(4)をピン抜きマウンタ(3)の内面から上部保持案内ボルト(4)及び押し抜きピン(13)が出ない用に進退させる。ピン抜きマウンタ(3)のボルトを緩め内輪押さえ金具(7)との間に空間を最大に拡げてピン抜きマウンタ(3)のボルトを固定します。
押しボルト(11)を進退させ、外輪押さえ金具(6)を元の位置まで戻します。
外れ防止金具(12)を取外し、ベアリング本体を取外しベアリング保持器(2b)を撤去します。ベアリング本体を再度取付けします。ベアリング鋼球(1b)を治具本体(1)のピン抜きマウンタ(3)側に空いている穴の方に全て集めて、押しボルト(11)に設けて有るハンドルを使用し手回しで進退させ外輪押さえ金具(6)のVブロック(5)を用いベアリング外輪(4b)を保持します。外れ防止金具(12)を取付け内輪押さえ金具(7)に付随しているボルトで固定します。押しボルト(11)に設けて有るハンドルを使用しゆっくりと進退させます。進退していくとベアリング内輪(4b)とベアリング外輪(5b)が偏心していき、治具本体(1)のピン抜きマウンタ(3)側に空いている穴の方から落下します。その時両側のベアリング鋼球(1b)2個が残ります。残った2個のベアリング鋼球(1b)は押しボルト(11)を進退させ中心に戻すと、自動的に外れます。
押しボルト(11)を元の位置まで戻し、外れ防止金具(12)を取り外しベアリング内輪(4b)とベアリング外輪(5b)を取外します。
本考案の一実施例によるベアリング分解治具の平面図である。 図1のベアリング分解治具を示す縦断側面図である。 図2のベアリング保持器取外し状態を示す縦断正面図である。 図2のベアリング分解治具を示す平面図である。
符号の説明
1.治具本体 2.ベース板
3.ピン抜きマウンタ 4.上部案内保持ボルト
5.Vブロック 6.外輪押さえ金具
7.内輪押さえ金具 8.テーパーブロック
9.抜きピン挿入ボルト 10.下部保持ボルト
11.押しボルト 12.外れ防止金具
13.押し抜きピン
1b.ベアリング鋼球 2b.ベアリング保持器
3b.ベアリング保持器リベット 4b.ベアリング内輪
5b.ベアリング外輪

Claims (2)

  1. 軸受(ベアリング)を固定した状態で、固定されているリベットを専用押抜き器(抜きピン)を採用したところが、特徴である。
  2. 軸受(ベアリング)を固定した状態で、外輪内輪を押え金具で固定しながら最大限広げて分解することが特徴である。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN113976965A (zh) * 2021-12-07 2022-01-28 中车株洲电机有限公司 一种铆接式保持架深沟球轴承拆解装置

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