JP3135391U - Led発光モジュールの散熱装置 - Google Patents

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【課題】 LED発光モジュールの散熱装置を提供する。
【解決手段】 主にLED発光モジュールの散熱装置は散熱ユニット、LED発光モジュール、散熱ベースを含み、散熱ユニット中には凹槽及び穿孔を設置し、該LED発光モジュールは発光結晶粒子により基板上に連結し、該基板は一層の導熱層により該散熱ベースの底表面上に充填粘着接続され、該散熱ベースは該散熱ユニットの凹槽中に固設され、該散熱ベースと該散熱ユニットは固接し一体を呈し、及び該導熱層は該基板の熱を均一かつ効率的に散熱ベースに伝達し、さらに、該散熱ベースにより該熱を該散熱ユニットに伝達する。導熱層の迅速かつ有効な直接導熱により、LEDが発生する高温は伝導され発散され、LEDの寿命の安定と発光効率を向上させることにより、LED発光モジュール全体の散熱効率を高めることができる。
【選択図】 図1

Description

本考案は一種のLED発光モジュールの散熱装置に関する。特に一種のLED発光モジュールの散熱効率を効果的に向上させることができるLED発光モジュールの散熱装置に係る。
公知のLED発光モジュールの典型的な例として、特許文献1(台湾特許証書第M297441号)のLED投射光源モジュール実用新案がある。しかし該構造は長期の使用において、以下のような欠陥が出現する
(1)LEDユニット2は主体1の容置空間に接触して対応して設置されるが、2個の部品の対応では、その接触面に完全に間隙がないということは有り得ない。すなわち、連接の接触表面を微細に観察すると、必ず毛細孔、機械加工刀痕が発見され、平面度の調整が必要となる。よってLEDユニット2が該主体1に導熱する熱伝導効率は不良である。
(2)該主体1は圧迫方向により散熱ユニット3の中央穿孔中に嵌入し、該主体1は圧迫式の接触であるため、該主体1の円周表面は該散熱ユニット3の接触境界面と完全に線状接触することは難しく、該主体1の円周表面には微細な毛細孔、機械加工刀痕が見られ、及び平面度の調整が必要である。このため、該主体1は熱を効果的にフィンに伝達することはできない。また該主体1中央穿孔の該各フィンの線状断面には誤差がある。もし一枚のフィンに歪みがあれば、線状断面は該主体1円周辺に効果的に接触することはできないため、熱伝導の効率は大きく割り引かれてしまう。
(3)散熱ユニット3は放射状の複数のフィンが集合し構成し、その外表面には一切の固定装置がないため、該散熱ユニット3が衝撃を受けると(地面に落下するなど)、フィンは変形し、該主体1円周辺と局部のフィンの線状断面の対応に緩みが生じ、有効な導熱ができなくなってしまう。
(4)LEDユニット2が発光する時、その光波の伝達には一切の制御がないため、照らされる区域を設計者が必要とする光像に制御することは難しい。例えば、照らされる場所が光を集中する必要がある、或いは光は拡散状態とする必要があるなどの場合でも、該LEDユニット2は有効に制御することはできない。
台湾特許証書第M297441号 特開2002−329896号公報
上記公知構造の欠陥に鑑み、LED発光モジュールの散熱効率と散熱の安定性を向上させることが考案が解決しようとする課題である。
本考案の主要な目的はLED発光モジュールの散熱装置を提供し、LED発光基板の底表面と散熱ベースの間に導熱層を粘着接続することにより、LED発光基板の熱を効果的に散熱台に伝達し、これによりLED発光モジュールの散熱効率を向上させ、
本考案の次なる目的は、LED発光モジュールの散熱装置を提供し、該散熱ユニット中央には該散熱台形状と符合する凹槽を開設し、該凹槽は線状の槽側壁面及び線状の水平槽壁面を備え、該散熱台の周辺表面は線状の槽側壁面上に溶接し、及び該散熱台の底表面は線状の水平槽壁面上に溶接し、これにより該散熱台は効率的に、しかも安定的に熱を該散熱ユニットに伝達可能で、
本考案の次なる目的は、LED発光モジュールの散熱装置を提供し、該散熱ユニット外周縁辺には外環体を嵌設し、該散熱ユニットの受力強度を増強し、これにより該散熱ユニットは衝撃を受けても変形せず、
本考案の次なる目的は、フィンの数量を増大させ、散熱面積を拡大し、散熱フィンと空気の接触面積を増加させ、より良い散熱機能と効果を達成し、またLED発光モジュールの散熱装置を提供し、LED発光モジュールの上方にレンズを接続し、LED発光スペクトラムの集中或いは分散を制御し、
図1、2、3に示すように、本考案はLED発光モジュールの散熱装置を提供し、それは放射状配列を呈する多数のフィン(散熱ユニット10、図4参照12)、LED発光モジュール30、散熱ベース40を含み、
該放射状配列を呈する多数のフィン(散熱ユニット10)は相互に溶接し散熱ユニット10を組成し、該散熱ユニット10中央には溶接に供する凹槽14を設置し、該凹槽14中央には穿孔141を設置し、該凹槽14の槽側壁面142は直線状側壁面を形成し、該凹槽14の底部には直線状槽壁面143を形成し、
ここで言う線状とは、壁面を形成する多数のフィンの側辺が複数の直線状であることで、LED発光モジュール30(図3参照)は少なくとも1個以上の発光結晶粒子32を含み、該発光結晶粒子32は基板34上に連結し、散熱ベース40は容物空間42を備え、一層の導熱層60は容物空間42の底表面421に充填連接され、基板34の底表面341は該導熱層60表面に充填連接され(図1参照)、該散熱ベース40底部の外表面44は該線状水平槽壁面143に溶接し、該散熱ベース40の外周面43は該線状槽側壁面142に溶接される(図4参照)。
前記構成において、該散熱ユニット10の外形は錐形状を呈し、その最大外径の周縁辺11は外環体111により嵌設され、内、該基板34上方にはレンズ65を設置し、該レンズ65は凸弧状或いは凹弧状の表面62を備え、該レンズ65の周縁辺64は該凹槽14の槽周縁辺中に設置し、該凹槽14の槽側壁面142は傾斜を呈し錐形状を形成し、該散熱ベース40の外周面43は傾斜した錐形状を呈し、該外周面43は該槽側壁面142上に溶接される(図4参照)。
前記散熱ベース40の底部中央には穿孔422を設置し、該導熱層60の中央には穿孔601を設置し、該2個の穿孔422、601は相互に対応し、該基板34の電気連接器342は該穿孔601、422から穿出し、電源供給器70は灯頭50内部容槽53中に設置し、その電気導線71は連接器72を外付けし、該連接器72と該基板34の連接器342が相互に接続される。
スリーブ90の底端には底板92を連結し、該スリーブ90は該散熱ユニット10の穿孔141に穿入し、該底板92の両側辺にはそれぞれ係合制御凸片921を設置し、固定盤75は上板面74上に固接し、該底板92の係合制御凸片921は該灯頭50の開口端52下縁に予め設置する環状凹槽521中に係合接続し(図3参照)、該散熱ユニット10下端横断面の底連接部15は該底板92の表面上に固接し(図4参照)、内、図1中の基板34はアルミニウム、銅、石英或いはセラミック材質により構成し、内、図1中の導熱層60はカーボン繊維粉末66材料を使用するLED発光モジュールの散熱装置を提供する。
上記のように、本考案によれば、導熱層の迅速かつ有効な直接導熱により、LEDが発生する高温を伝導し発散し、LEDの寿命の安定と発光効率を向上させることにより、LED発光モジュール全体の散熱効率を高めることができる。
本考案の好適なLED発光モジュールの散熱装置の実施例を図を参照して説明する。
図1に示すように、散熱ベース40底部の外表面44は溶接技術を利用し、水平の槽壁面143上に溶接されるため、該散熱ベース40は水平槽壁面143と安定的に接触、連結する(図4参照)。該散熱ベース40の外周面43は線状槽側壁面142上に溶接されるため、該散熱ベース40は該線状槽側壁面142上と相互に連結し、該散熱ベース40全体は該凹槽14中に連結する。これにより該散熱ベース40はフィン12一枚一枚に熱を効果的に伝送することができ、こうして散熱効果は確実で信頼性が高くなり、かつ向上する。
導熱層60は固態片或いはゴム状で、基板34の底表面341は該導熱層60により粘着結合し、容物空間42の底表面421に固定される(図1参照)。該基板34は石英材質により製造するが、「石英」は高導熱特性を備えるため、基板34全体の散熱効率を増進することができる。
前記導熱層60にはカーボン繊維粉末66材料を加えるため、該基板34の熱を該散熱ベース40上に均一に伝達可能である。該導熱層60は均一に底表面341、421上に粘着するため、該底表面341、421上の微細な毛細孔、機械加工刀痕及び調整平面度と、該導熱層60は均一な連結を行うことができ、こうして散熱効率を高めることができる。
結晶粒子32が電気作用を受け発光し、高熱を発すると、その温度は迅速に該導熱層60を直接通過し該散熱ベース40に伝わり、さらに該散熱ベース40により該散熱ユニット10に伝達され散熱される。よって、該結晶粒子32の作動、発光による温度は迅速に散熱され、該結晶粒子32の使用寿命を延長することができる。
図4、5に示すように、レンズ65は凸弧状或いは凹弧状に設置され、該結晶粒子32が発光するスペクトラムの焦点を集め或いは発散する。これによりLED発光スペクトラムの角度を調整し、光の輝度及び光の柔和度を調整し、使用者に様々な使用を提供することができる。外環体111は周縁辺11上に嵌設し、こうして該散熱ユニット10をさらに固定し、該散熱ユニット10に外力が衝突しても、該外環体111の保護により、該フィン12の変形を防止することができる。
連接器72はスリーブ90の穿孔中を通過し、別の連接器342と連接するため、電気的連接が迅速で、2個の連接器342、72の電気的連接は方向性を備えるため、該連接器342、72が反対に連接してしまう弊害の発生を防止することができる。
灯頭50後端の螺旋ジョイント56は、外面の電源コンセント(図示なし)と相互に螺接し、それが得る電源は、電源供給器70の整流/変圧を経由し、該連接器342、72を通して適当な電圧/電流を該基板34及び該結晶粒子32に出力し使用に供する。
図4、5に示すように、上板面74、該電源供給器70、固定盤75及び底板92は容槽53中に固定され、該スリーブ90は穿孔141中に穿入する。係合制御凸片921は開口端52やや下方の環状凹槽521中に回転係入し(図1,4参照)、こうして該底板92及び該スリーブ90は該灯頭50中に固定される。
該散熱ユニット10の底部は水平横断面を呈し底連接部15となり、該底板92の表面上に溶接され、相互に固接され一体に連結される。よって該底板92が該灯頭50に固定された後は、該散熱ユニット10も該灯頭50上に固定され、該散熱ユニット10の凹槽14中には該散熱ベース40を固定する。同時に、該散熱ユニット10も該灯頭50上に固定されるため、該散熱ユニット10が外力の作用を受けても、緩んだり分解する恐れはない。
図6に示すように、該導熱層60はカーボン繊維粉末66材料を使用することができる。
該カーボン繊維粉末66はナノテクノロジーにより製造し、1分子は10-6mmである。該基板34の底表面341には微細な凹凸の毛細孔343があり、該散熱ベース40の底表面421にも微細な凹凸の毛細孔423を備えるが、ナノ化されたカーボン繊維粉末66の粒子は該毛細孔423、343、機械加工刀痕及び調整平面度中に入り込むことができ、こうして導熱効率を高めることができる。また図7に示すように、該基板34及び該散熱ベース40はカッター、かんななど機械工具の加工により、その加工表面には微細な加工後の不平坦の刀痕表面35、45があり、或いは非平面の加工面が存在する。しかし、該導熱層60を該刀痕長面35、45の間隙中に充填することで、そのカーボン繊維粉末66は不平坦の刀痕表面35、45上に十分に入り込む。こうしてさらに該基板34と該散熱ベース40間の導熱効果を高めることができる。
上記のように、本考案特徴が示す性能は卓越した機能と効果を達成し、新規性及び進歩性を備えるものである。
本考案の実施例の部品の分解立体図である。 本考案の実施例の散熱ユニットの断面図である。 本考案の実施例の部品の別の分解立体図である。 本考案の実施例のの縦方向断面図である。 本考案の実施例のの組合せ立体図である。 本考案の実施例の板、散熱ベースが導熱層により連結する局部拡大図である。 本考案別のの実施例の基板、散熱ベースが導熱層により連結する局部拡大図である。
符号の説明
10 散熱ユニット(フィン)
11、64 周縁辺(フィン)
111 外環体
12 フィン
14 凹槽
141、422、601 穿孔
142 槽側壁面
143 槽壁面
15 底連接部
30 発光モジュール
32 結晶粒子
34 基板
342、72 連接器
35、45 刀痕表面
40 散熱ベース
42 容物空間
421、341 底表面
423、343 毛細孔
43 外周面
44 外表面
50 灯頭
52 開口端
521 環状凹槽
53 容槽
56 ジョイント
60 導熱層
62 表面
65 レンズ
66 カーボン繊維粉末
70 電源供給器
71 導線
74 上板面
75 固定盤
90 スリーブ
92 底板
921 係合制御凸片

Claims (8)

  1. 主にLED発光モジュールの散熱装置は放射状配列を呈する多数のフィン、LED発光モジュールを含み、
    該放射状配列を呈する多数のフィンは相互に溶接し散熱ユニットを組成し、該散熱ユニット中央には溶接に供する凹槽を設置し、該凹槽中央には穿孔を設置し、該凹槽の槽側壁面には線状側壁面を形成し、該凹槽の底部には線状槽壁面を形成し、
    該LED発光モジュールは少なくとも1個或いは1個以上の発光結晶粒子、散熱ベースを含み、
    該少なくとも1個或いは1個以上の発光結晶粒子は基板上に連結し、
    該散熱ベースは容物空間を備え、該容物空間の底表面と該基板底表面が接続する間隙中には導熱層を連結し、該散熱ベース底部の外表面は該線状水平槽壁面に溶接し、該散熱ベースの外周面は該線状槽側壁面上に溶接することを特徴とするLED発光モジュールの散熱装置。
  2. 前記該基板上方にはレンズを設置し、該レンズは凸弧状或いは凹弧状の表面を備え、該レンズの周縁辺は前記凹槽の槽周縁辺中に設置し、
    該凹槽の槽側壁面は傾斜を呈し錐形状を形成し、
    前記散熱ベースの外周面は傾斜した錐形状を呈し、外周面は該槽側壁面上に溶接することを特徴とする請求項1記載のLED発光モジュールの散熱装置。
  3. 前記散熱ベースの底部中央には穿孔を設置し、
    前記導熱層の中央には穿孔を設置し、2個の穿孔は相互に対応し、前記基板の電気連接器は該2個の穿孔から穿出し、
    電源供給器は灯頭内部容槽中に設置し、その電気導線は連接器を外付けし、該連接器と前記基板の連接器は相互に接続されることを特徴とする請求項1記載のLED発光モジュールの散熱装置。
  4. 前記LED発光モジュールの散熱装置のスリーブの底端には底板を連結し、該スリーブは該散熱ユニットの穿孔に穿入し、該底板の両側辺にはそれぞれ係合制御凸片を設置し、
    固定盤は上板面上に固接し、
    前記底板の係合制御凸片は前記灯頭の開口端下縁に予め設置する環状凹槽中に係合接続し、
    前記散熱ユニット下端横断面の底連接部は該底板の表面上に固接することを特徴とする請求項1記載のLED発光モジュールの散熱装置。
  5. 前記基板はアルミニウム、銅、石英或いはセラミック等の材質により構成することを特徴とする請求項1記載のLED発光モジュールの散熱装置。
  6. 前記LED発光モジュールの散熱装置の導熱層はカーボン繊維粉末材料を使用しナノ化し、該ナノ化カーボン繊維粉末材料は前記散熱ベースの底表面の毛細孔及び基板底表面の毛細孔中に充填可能であることを特徴とする請求項1記載のLED発光モジュールの散熱装置。
  7. 前記導熱層は半固態ゴム状或いはペースト状であることを特徴とする請求項1記載のLED発光モジュールの散熱装置。
  8. 前記散熱ユニットの外形は錐形状を呈し、その最大外径の周縁辺は外環体により嵌設されることを特徴とする請求項1記載のLED発光モジュールの散熱装置。
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