JP3135074U - 遠赤外線放射体と局所又は全身温熱治療器 - Google Patents

遠赤外線放射体と局所又は全身温熱治療器 Download PDF

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Abstract

【課題】近時、セラミックス応用の遠赤外線全身加温装置が米国製ではあるが、日本の医療機関で購入実施され治療効果をもたらしている。然しこの種は価格と治療時間に問題がある。日本においてもセラミックス利用で80℃の高温での遠赤外線治療器はある。然し40℃〜45℃程度の低温で可撓性カーボン系発熱体を使用し、9μm前後の波長で身体に密着させ照射する温熱治療装置は見ることはない。
【解決手段】本案は、8μm〜15μmの波長を有する遠赤外線放射体である可撓性カーボン系発熱体を採用する。発熱温度を35℃〜60℃とし、ガン細胞を撲滅する温度として身体温と関連し42℃を患部に深達照射させる。温熱治療器の構成は、胸部と腹部を巻き付ける局所温熱治療装置、寝袋式全身温熱治療装置、サウナ式全身温熱治療装置を採用し、ガン治療、神経病治療、エイズ治療が可能な物理療法として提供する。
【選択図】図4

Description

本考案の遠赤外線放射体から放射する波長は、人間の体から放射される全エネルギーの45%が8〜14μmの波長であり同一である。この遠赤外線と共振作用を起こす外部放射の遠赤外線を放射させることにより、身体の皮膚下深部まで深達効果を増し患部に42℃の温度を照射し、ガン、エイズを撲滅させる温熱治療技術に関する。
近時、カーボンブラツク発熱体を熱源とし、身体の全表面に沿うような凹面鏡のドームに内設した遠赤外線放射全身温熱器、又は熱源を線状ヒーターとし、表面のセラミックス板に透過させ遠赤外線放射体として、局部治療又は全身温熱治療する装置は普及している。
しかし、上記線状ヒーターを熱源としセラミックス板を透過させる装置からの熱量は高く、強制的に発汗を促するものであるから、本来人体内部に吸収されて汗線の他に皮脂線も活動させ熱に変換する遠赤外線効果で新陳代謝をもたらすものとは異なる。又カーボンブラック発熱体は断面半円状に湾曲した装置に内設しないと使用できないため、本案の可撓性発熱体のような商品化はできない。
このように、この考案に採用する可撓性カーボン面発熱体から放射する遠赤外線は、先にも述べた如く人体から放射する波長8μm〜15μmと同一波長を大量に放射し、共振作用により有効な波長となり深達効果をもたらす。その結果人体内部に吸収されて「まろやか」な温度で汗線又は皮脂線を活動させ新陳代謝をもたらす。
以上により、本考案の胸部、腹部全面を保温する局所温熱治療器又は寝袋式全身温熱治療器を平坦箇所又は座椅子に寝袋を取り付けた装置の如く、可撓性カーボン面発熱体から放射する遠赤外線照射熱は、人体の皮膚に接触し42℃〜45℃の放射温度に制御して加温しても苦痛感はない。然し、患部に42℃の温度を照射するには、体温は皮膚温より遅れて上昇するため正確にはセンサーを用いた食道温で測定するとよい。体験談として、アトピーが消えた。重度のリュウマチが完治した。ガン転移で余命3ケ月と云われた患者が全身治療で3年目を迎え日増しに元気になっている等の実績あり。
本考案の局所温熱治療器又は全身温熱治療器は、ガン治療器以外に肥満解消、神経痛等の解消に良い、特に現在に生きる人間にとって避けることのできないのが、食べ物、空気、水などから体内に入り込んでくる、農薬、食品添加物、ダイオキシン等の有害化学物質又は水銀、鉛、ヒ素などの有害重金属です。体内に病変部があると必ず前記有害物質が集まります。ガンの場合は水銀、鉛、ウイルスまでが集まります。尿や便から排泄されず本案の遠赤外線で実に効果的に汗としてこの有害物質は排出されます。本案の遠赤外線の局所又は全身温熱装置は、疾患者の治療のみでなく健康体でも予防策として温熱療法(物理療法)で健康を維持することができる。
例えば図1は、局所温熱治療器Aの正面図である。遠赤外線放射体Bは、身体に接触する面の防水性布Aーaと表地Aーbの袋状布の中に挿入される。放射体Bの挿入又は取り出しはチャックBa、Bbにて開閉させる。この胴部巻き付け型治療器Aは人体の背面から正面の胸部と腹部にかけて面ファスナーBc、Bdで固定されている。更に胴部表面材Aーb両側面から胸部固定ベルトCーa、Cーbが先端部面ファスナーCーc、Cーdで固定される構造になっている。又腹部も胸部同様に胴部表面材Aーb両側面から腹部固定ベルトDーa、Dーbが先端面ファスナーDーc、Dーdで固定される。腹部側面から電源コードEaと中間連結プラグEb、Ecと更にコントローラーFとコンセント差し込みプラグEdが取り付けられている。コントローラーFには30分、60分で自動的に電源遮断する装置のほか、電位治療の切り替え装置が装備されている。
図2は局所温熱治療器Aを身体に巻き付けた側面図である。治療器Aは背面から胸部、腹部にかけて巻き込む形で先端面ファスナーBc、Bdで固定される。更に胸部側面から胸部固定ベルトCーa、Cーbとその先端の面ファスナーCーc、Cーdで固定されている。腹部においても同様に固定ベルトDーa、Dーbとその先端は面ファスナーDーc、Dーdで固定される。
例えば図3は、寝袋式遠赤外線全身温熱治療器Gの斜面図である。平坦部における寝袋式構造は、敷きフトン部Yと上掛フトン部Zとの中央底辺から開閉チャックGaで両側肩部まで連結されている。又、敷きフトン部Yには頭部マクラCaを具備し、掛けフトンZには頭部が露出するU字型Xa構造と、両手が出し入れ出来る構造になっている。身体に接触する上、下フトンは防水性布Daが縫製されこの防水布Daの背面に遠赤外線放射体AaとAbが断熱材Aーcを被着して具備されている。更に上、下フトン共表布Faは外見の良い布を使用する。遠赤外線放射体Aa、Abには50℃で制御する感熱線を蛇行配線すると共に70℃の温度ヒューズが内設される。2組の遠赤外線放射体Aa、Abから電源コードHaとコントローラーIa及びプラグJaが具備される。コントローラーIaには電位治療の切り替え装置が具備されている。
図4は、座椅子構造に前記図3に記載の寝袋式遠赤外線全身治療器Gを装備した構造である。移動可能な座椅子には脚部Kの上部には座席Lと背もたれM又は足部固定板N、Oが具備した座椅子上に前記寝袋式遠赤外線温熱治療器Gが装備されている。
例えば図5はサウナ式全身温熱治療器Wの斜面図である。設備的には腰掛け方式Pとし、遠赤外線放射体は足元Qヒーター、腰掛け位置にRヒーター、身体背面にTヒーター、左右側面にS、Uヒーターを内設する。温熱治療は電源を入れて30分後入室し約40分〜1時間全身温熱治療を行う。温度は基本的には40℃〜60℃であるが、コントローラーVにより42℃以上で発汗状態になれば30分治療でもよい。最後にシャワー装置Xにて洗浄する。
本考案は、肩凝り、腰痛、疲労回復、腹部脂肪取り、針灸治療前保温、等が具体的な効果として有効であるが、近年2002年頃からガン治療として42℃の遠赤外線温熱治療が驚異的に認められるようになりつつある。
局所温熱治療器の正面図である。 局所温熱治療器の側面図である。 寝袋式全身温熱治療器の斜面図である。 座椅子式全身温熱治療器の斜面図である サウナ式全身温熱治療器の斜面図である。
符号の説明
A…局所温熱治療器
Aa…敷きフトン用遠赤外線放射体
Ab…掛けフトン用遠赤外線放射体
Aーa…Aの身体側防水布
Aーb…Aを被覆する表面布
Aーc…断熱材
B…A治療器の遠赤外線放射体
Ba…Bを出し入れする開閉チャック
Bb…Bを出し入れする開閉チャック
Bc…Aを固定する面ファスナー
Bd…Aを固定する面ファスナー
Ca…寝袋用頭部枕
Cーa…巻き付け型治療器の胸部固定ベルト
Cーb…巻き付け型治療器の胸部固定ベルト
Cーc…胸部固定ベルトの先端面ファスナー
Cーd…胸部固定ベルトの先端面ファスナー
Dーa…巻き付け型治療器の腹部固定ベルト
Dーb…巻き付け型治療器の腹部固定ベルト
Dーc…腹部固定ベルト先端の面ファスナー
Dーd…腹部固定ベルト先端の面ファスナー
Ea…電源コード
Eb…中間プラグ
Ec…中間プラグ
Ed…先端プラグ
F…胴部巻き付け型治療器のコントローラー
G…寝袋式全身温熱治療器
Ga…上、下フトンの開閉チャツク
Da…防水性布
Fa…表布
Ha…電源コード
Ia…寝袋式全身治療器のコントローラー
Ja…コンセントプラグ
K…座椅子用脚部
L…座席
M…背もたれ
N…座椅子脚部
O…座椅子脚部固定板
P…サウナ式全身治療器の腰掛け板
Q…サウナ式全身治療器の足元遠赤外線放射体
R…サウナ式全身治療器の腰掛部遠赤外線放射体
S…サウナ式全身治療器の身体右面遠赤外線放射体
T…サウナ式全身治療器の身体背面遠赤外線放射体
U…サウナ式全身治療器の身体左面遠赤外線放射体
V…サウナ式全身治療器のコントローラー
X…サウナ式全身治療器のシャワー
Xa…寝袋式掛フトン首回り部
Y…寝袋式全身治療器の敷きフトン
Z…寝袋式全身治療器の掛けフトン

Claims (12)

  1. 可撓性を有し遠赤外線を放射する発熱体において、綿織布又は不織布に電極帯を具備し、カーボン塗料を含浸・乾燥した抵抗体に絶縁、防水樹脂を被着した発熱体が、8μm〜15μmの遠赤外線波長範囲で放射輝度の高い40℃〜60℃の高温で放射することにより、放射熱は人体の皮膚下に深達効果をもたらし、局部又は全身温熱治療を可能にしてなる遠赤外線放射体。
  2. 可撓性を有し遠赤外線を放射する発熱体において、織布の両側縁部に電極帯を設け、該電極帯と直角にある横糸抵抗は、カーボン抵抗横糸と横糸とが交互に縦糸と共に織り成された構成の線面抵抗体であり、該抵抗体の上、下面に絶縁、防水樹脂を被着した発熱体が、8μm〜15μmの遠赤外線波長範囲の放射輝度の高い40℃〜60℃の高温で放射することにより、放射熱は人体の皮膚下に深達効果をもたらし、局部又は全身温熱治療を可能にしてなる遠赤外線放射体。
  3. 可撓性を有し遠赤外線を放射する発熱体において、カーボン樹脂フイルムの両側縁部に電極帯を内設した発熱体が、8μm〜15μmの波長範囲で放射輝度の高い40℃〜60℃の高温で放射することにより、放射熱は人体の皮膚下に深達効果をもたらし、局部又は全身温熱治療を可能にしてなる遠赤外線放射体。
  4. 可撓性を有する前記請求項1乃至請求項3の発熱体の裏面から、カイロを熱源としたもの又はニクロム線を熱源としたハンデータイプの温熱器から放射させてなる放射体が、8μm〜15μmの波長範囲の放射輝度の高い40℃〜60℃の高温で放射することにより、放射熱は人体の皮膚下に深達効果をもたらし、局部又は全身温熱治療を可能にしてなる遠赤外線放射体。
  5. 可撓性を有するセラミックス樹脂の裏面から、カーボン系発熱体又は電熱線やカイロを熱源として放射してなる放射体が、8μm〜15μmの波長範囲で放射輝度の高い40℃〜60℃の高温で放射することにより、放射熱は人体の皮膚下に深達効果をもたらし、局部又は全身温熱治療を可能にしてなる遠赤外線放射体。
  6. 前記請求項1乃至請求項5の遠赤外線放射体の放射面に、更にトルマリン粒子を繊維に含浸させた遠赤外線放射体を介在させ、8μm〜15μmの波長で放射輝度の高い40℃〜60℃の高温で放射することにより、放射熱は人体の皮膚下に深達効果をもたらし、局部又は全身温熱治療を可能にしてなる遠赤外線放射体。
  7. 可撓性を有するポリエステルの原料に、トルマリン石、天照石、石英等の超微粒子を練り込んだ織布の裏面から、カーボン系発熱体又は電熱線を熱源として放射してなる放射体が、8μm〜15μmの波長範囲で放射輝度の高い40℃〜60℃の高温で放射することにより、放射熱は人体の皮膚下に深達効果をもたらし局部又は全身温熱治療を可能にしてなる遠赤外線放射体。
  8. 可撓性を有するセラミックス樹脂パイプに、40℃〜60℃の温水を通過させ、パイプから放射する遠赤外線又はセラミックス樹脂板に他のエネルギーの熱源を介して放射する放射体が、8μm〜15μmの波長範囲で放射輝度の高い40℃〜60℃の高温で放射することにより、放射熱は身体の皮膚下に深達効果をもたらし局部又は全身温熱治療を可能にしてなる遠赤外線放射体。
  9. 前記請求項1乃至請求項3又は請求項5乃至請求項8の人体の皮膚下に深達効果をもたらしてなる遠赤外線放射体を、胸部から腹部全面に放射する温熱装置として、放射温度を35dag(周囲温度が0℃の時発熱する温度)前後とし、50℃〜60℃で制御するサーモスタットと70℃で電源遮断する温度ヒューズを断熱材と共に内設した放射体を、人体の胴部全面に巻き付ける装置として、該胴部を固定する手段を腹部上面にて面ファスナーで一旦固定すると共に、胴部側面から胸部と腹部に巻き付け固定する帯状ベルトを具備し、その先端にある面ファスナーで固定した後、コントローラーにおいて電位治療装置と共に直腸、鼓膜等の身体温と関連した温度制御で、ガン撲滅温度42℃を患部に深達照射させてなる局所温熱治療器。
  10. 前記請求項1乃至請求項3又は請求項5乃至請求項8の人体の皮膚下に深達効果をもたらしてなる遠赤外線放射体を、人体全身に温熱治療する装置として、寝具の敷フトンと掛フトン又は半円筒式掛けフトンに遠赤外線放射体を内設し、上、下フトンから最高発熱温度の40℃〜50℃範囲で人体全身に放射制御するコントローラーで、安全制御と共に、電位・温熱切替え装置と、直腸温又は鼓膜温の検知装置をも具備し、健康予備治療又はガン、エイズの撲滅治療として42℃の温度を患部に照射する寝具方式の全身温熱治療器。
  11. 前記請求項1乃至請求項3又は請求項5乃至請求項8の人体の皮膚下に深達効果をもたらしてなる遠赤外線放射体を、人体全身に温熱治療する装置として、寝袋式構造の上、下面に身長大の可撓性遠赤外線放射体を内設し、最高発熱温度を40℃〜50℃とし、該寝袋式構造の側面部はチャック方式で開閉可能にし身体の出入りを自由な構成にすると共に、治療中寝袋上面から両手の出し入れができる構成と、身体接触面の防水布を洗浄可能とした平坦用寝袋式治療器又は寝袋式構造を座椅子に取り付けた座椅子式全身温熱治療器として装備し、コントローラーにおいて電位・温熱切替え装置と共に直腸、鼓膜等の身体温と関連した温度制御で、ガン撲滅温度42℃を患部に深達照射させてなる寝袋式全身温熱治療器。
  12. 前記請求項1乃至請求項3又は請求項5乃至請求項8の人体の皮膚下に深達効果をもたらしてなる遠赤外線放射体を、BOX型サウナ装置の底面、座席面、背面、左右側面に内設し、BOX内部の遠赤外線放射温度を最高60℃まで上昇可能にコントローラーで制御し、40℃〜60℃の温度で30分、60分の温熱療法で発汗効果をもたらし、更に直腸温、鼓膜温で治療温を感知制御し、ガン撲滅温度42℃を患部に深達照射させてなるシャワー装置付きサウナ方式の全身温熱治療器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010075639A (ja) * 2007-10-19 2010-04-08 Shiseido Co Ltd 顔面及び頸部の皮膚状態を改善する美容方法及び装置

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