JP3135034B2 - グローブボックス - Google Patents

グローブボックス

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JP3135034B2
JP3135034B2 JP07145845A JP14584595A JP3135034B2 JP 3135034 B2 JP3135034 B2 JP 3135034B2 JP 07145845 A JP07145845 A JP 07145845A JP 14584595 A JP14584595 A JP 14584595A JP 3135034 B2 JP3135034 B2 JP 3135034B2
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JP
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glove
box body
pressure difference
pressure
operation room
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洋一 内山
健 松田
勇 中原
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Ebara Industrial Cleaning Co Ltd
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Ebara Industrial Cleaning Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、放射性物質、有毒物
質、空気や湿気を嫌う物質など扱う弾性材グローブを備
えたグローブボックスに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のグローブボックスは図３ないし図
５に示すように、試料を挿入する挿入ボックス１と、試
料を取り扱うボックス本体２と、操作エリアＡから試料
を取り扱うためにボックス本体２の正面壁３に取付けら
れた一対の弾性材（例えばゴム）製のグローブ４と、ボ
ックス本体２を換気するための換気装置６とから構成さ
れている。そして作業者は、作業エリアＡからグローブ
４に手を挿入してボックス本体２の内部の試料を取り扱
うようになっている。なお、図中の符号７は視認用窓で
ある。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来のグローブ４は、
換気により負圧化されたボックス本体２内に入れられて
いるため、負圧に耐える程度の固さ、強度が必要で、試
料取り扱い時に作業者の操作性に支障を及ぼしていた。
【０００４】また、グローブ４は、それぞれ固定リング
５により正面壁３に交換可能に取付けられていた。した
がって、作業者はグローブ４に手を挿入して作業する際
に、腕が固定リング５、５で拘束され、操作範囲に大き
い制約があった。
【０００５】本発明は、操作性を向上したグローブボッ
クスを提供することを目的としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、放射性
物質、有毒物質、空気や湿気を嫌う物質など扱う弾性材
グローブを備えたグローボックスにおいて、試料を取り
扱うボックス本体に操作室を付設し、該操作室及びボッ
クス本体内を微小圧力差に保持する圧力差保持手段を設
けている。
【０００７】上記圧力差保持手段は、換気装置と、該換
気装置と操作室及びボックス本体とそれぞれ接続する回
路と、該回路に介装した均圧弁と、前記操作室及びボッ
クス本体の内圧を検出し所定微小圧力差を保持するよう
に前記均圧弁を調整する差圧計とから構成されている。
【０００８】また弾性材グローブは、軟質薄厚弾性材で
形成され、ボックス本体の正面壁に着脱自在に固定した
軟質弾性材板体と一体に形成されている。
【０００９】
【作用】上記のように構成されたグローブボックスにお
いては、ボックス本体及び操作室内は圧力差保持手段に
より微小圧力差に保たれる。したがって、グローブは軟
質弾性部材で形成することができ、かつ、正面壁に固定
した軟質弾性板と一体に形成されているので、腕の自由
度が増して操作性が向上される。
【００１０】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例を説明す
る。
【００１１】図１及び図２において、ボックス本体１０
の正面側には、操作室１７が気密に一体に付設されてい
る。このボックス本体１０の正面壁１１の上部には、視
認窓１２が形成され、中程には長方形のグローブ取付用
の開口部１３が形成されている。その開口部１３には、
グローブ取付枠１４により、軟質弾性材板体すなわちゴ
ム板１５が取付けられている。そして、このゴム板１５
には、軟質薄圧弾性材すなわち薄圧ゴムで形成された一
対のグローブ１６が一体に形成されている。なお、図中
の符号１８は開閉式扉、１９は挿入ボックスである。
【００１２】他方、全体を符号２０で示す圧力差保持手
段が設けられている。その圧力差保持手段２０は、換気
装置２１と、換気装置２１と操作室１７及びボックス本
体１０とをそれぞれ接続する回路Ｌ１及びＬ２と、その
回路Ｌ１に介装された均圧弁２２と、回路Ｌ２に介装さ
れた均圧弁すなわち図示の例では手動調整弁１３と、操
作室１７及びボックス本体１０にそれぞれ回路Ｌ３及び
Ｌ４を介して接続され、均圧弁２２に回路Ｌ５で接続さ
れた差圧計２４とから構成されている。
【００１３】次に作用について説明する。
【００１４】試料の取り扱い作業に際し、手動調整弁２
３を手動調整し、換気装置２１を作動して操作室１７と
ボックス本体１０の内圧を微小圧力差に設定する。そし
て、開閉式扉１８の開閉などにより、設定した微小圧力
差が変化すると、差圧計２４が変化を検知し、均圧弁２
２を調整して設定した微小圧力差に戻して保持する。作
業は、作業員Ｂが操作室１７に入り、手をグローブ１６
に入れて行う。このグローブ１６は、前述のように操作
室１７及びボックス本体１０の内圧が微小圧力差なの
で、従来のグローブ４に比べ、薄肉に形成されており、
かつ、腕はゴム板１５の弾性により自由度が増している
ため、操作性が大巾に向上される。
【００１５】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので、操作性を大巾に向上し、作業性、作業範囲
を飛躍的に向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図１】本発明の一実施例を示す側断面図。
【図２】図１のＸ矢視図。
【図３】従来のグローブボックスの一例を示す正面図。
【図４】図３の左側面図。
【図５】図３の一部を断面で示した右側面図。
【符号の説明】
Ａ・・・操作エリア Ｂ・・・作業員 １、１９・・・挿入ボックス ２、１０・・・ボックス本体 ３、１１・・・正面壁 ４、１６・・・グローブ ５・・・固定リング ６、２１・・・換気装置 ７、１２・・・視認窓 １３・・・開口部 １４・・・グローブ取付枠 １５・・・ゴム板 １７・・・操作室 １８・・・開閉式扉 ２０・・・圧力差保持手段 ２２・・・均圧弁 ２３・・・手動調整弁 ２４・・・差圧計
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7，ＤＢ名) G21F 7/04 B25J 21/02 G21F 7/015

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 放射性物質、有毒物質、空気や湿気を嫌
    う物質など扱う弾性材グローブを備えたグローブボック
    スにおいて、試料を取り扱うボックス本体に操作室を付
    設し、該操作室及びボックス本体内を微小圧力差に保持
    する圧力差保持手段を設けたことを特徴とするグローブ
    ボックス。
  2. 【請求項２】 圧力差保持手段は、換気装置と、該換気
    装置と操作室及びボックス本体とそれぞれ接続する回路
    と、該回路に介装した均圧弁と、前記操作室及びボック
    ス本体の内圧を検出し所定微小圧力差を保持するように
    前記均圧弁を調整する差圧計とから構成されていること
    を特徴とするグローブボックス。
  3. 【請求項３】 弾性材グローブは、軟質薄厚弾性材で形
    成され、ボックス本体の正面壁に着脱自在に固定した軟
    質弾性材板体と一体に形成されていることを特徴とする
    請求項１記載のグローブボックス。
JP07145845A 1995-06-13 1995-06-13 グローブボックス Expired - Fee Related JP3135034B2 (ja)

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