JP3134456U - 収容箱 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】直方体形状に組み立てられた収容箱においてミシン目により第2天井板を破断して第2の側壁板3bを外方に開くことで、収容箱をその側面で開口させることができる。さらに、収容箱の側面の開口に挿入片7を挿入することで、挿入片7に対応する第2の側壁板3bにより収容箱の側面の開口を閉塞することができる。そこで、複数の収容箱を予めそれぞれミシン目で第2天井板を破断した状態で上下方向に互いに積み重ねて配置すれば、それぞれの収容箱をその側面で開閉して収容空間Aに対する物品Pの取り出し及び収容を行うことができる。
【選択図】図4
Description
この考案はこのような問題点を解消するためになされたもので、複数段に積み重ねられても物品の収容及び取り出しを容易に行うことができる収容箱を提供することを目的とする。
また、一方の第2の天井板をミシン目で破断しない状態で、一対の第2天井板及び一対の第1天井板をそれぞれ対応する側壁板に対して回動させて外方に開くことにより収容空間をその天井部で開放することもできる。
図1に、この考案の実施の形態に係る収容箱の展開図を示す。この収容箱は、段ボール紙等から形成されるものであり、長方形状の底板1を有している。この底板1の周縁部に位置する4つの辺のうち、互いに対向する一対の長辺からそれぞれその側方に向かって一対の第1の側壁板2が延長すると共に、互いに対向する一対の短辺からそれぞれその側方に向かって一対の第2の側壁板3a及び3bが延長している。それぞれの第1の側壁板2には、その延長方向の先端部に第1天井板4が連続形成されている。また、一対の第2の側壁板3a及び3bのうち一方の第2の側壁板3aの延長方向の先端部には第2天井板5が連続形成されると共に、他方の第2の側壁板3bの延長方向の先端部には、点線で示される1本のミシン目6を介して挿入片7と残留片8とに破断可能な第2天井板9が連続形成されている。
また、底板1と第1の側壁板2及び第2の側壁板3a及び3bとの境界部分、第1の側壁板2と第1天井板4、連結片11及び折り込み片12との境界部分、及び、第2の側壁板3aと第2天井板5との境界部分、及び、第2の側壁板3bと第2天井板9との境界部分には、それぞれ二点鎖線で示されるような折り目が形成されている。
このように、収容箱により物品Pを梱包することができる。
ここで、図5に示されるように一対の折り込み片12を外方に開くことにより、収容空間Aに対する物品Pの取り出し及び収容を行うことができる。なお、残留片8は一対の第1天井板4の上に残留したままとなる。
特に、複数の収容箱を積み重ねて保管すると共に各収容箱の内部に収容されている物品Pを複数回に分けて取り出して使用する場合などに有用である。
また、収容箱をその側面で開口させるためにはミシン目6により第2天井板9を破断する必要があるため、この収容箱が側面で開口されたか否かを一目で確認することができ、これにより、収容箱に収容されている物品Pのセキュリティを確保することができる。
さらに、この収容箱は、組み箱であるため、紙箱等の壁板同士の固定などに使用することができる製函糊及び固定金具等を省略することが可能である。
このように、収容箱をその天井面で開口させれば、この天井面の大きい開口を介して収容空間Aに対する物品Pの収容及び取り出しを行うことができるため、収容空間Aに収容されている全ての物品Pを一度に取り出したり、収容空間Aに物品Pを収容したりする際に、それらの作業を容易に行うことができる。
また、上述のように一本のミシン目6により第2天井板9を破断すればゴミが出ないため好ましいが、その代わりに、互いに平行な2本のミシン目を第2天井板9に形成してこれら2本のミシン目に沿って第2天井板9を破断するように構成してもよい。この場合に、これら2本のミシン目の間に位置する部分を引っ張って破り取ることで第2天井板9を容易に破断することができる。
さらに、上述のように、長辺と短辺を含む長方形状の底板1を有する収容箱に限らず、この考案は、正方形状の底板を有する収容箱にも適用することができる。
また、この考案の直方体形状の収容箱は、立方体形状(正六面体形状)を有する収容箱も含んでいるものとする
また、収容箱の収容空間Aに収容される物品Pとしては、複数枚の紙だけでなく、その他各種の物を収容することができる。
Claims (3)
- 矩形の底板と、
前記底板の周縁部から四方に向かって互いに独立して延長すると共にそれぞれ前記底板に対して垂直に折り曲げられることにより天井部が開放された直方体状の収容空間を形成する4つの側壁板と、
前記4つの側壁板のうち互いに対向する一対の側壁板の前記底板とは反対側の端部からそれぞれ延長する共に対応する前記側壁板に対し垂直に折り曲げられることにより前記収容空間の天井部に配置される一対の第1天井板と、
前記4つの側壁板のうち残りの一対の側壁板の前記底板とは反対側の端部からそれぞれ延長すると共に対応する前記側壁板に対し垂直に折り曲げられることにより前記一対の第1天井板の上に重ねられて前記収容空間の天井部を閉塞する一対の第2天井板と
を備え、前記一対の第2天井板のうち一方にはその延長方向の中間部にミシン目が形成されてこのミシン目により破断されることで2つの部分に分割可能であり、前記ミシン目により前記一方の第2天井板を破断して2つの部分に分割すると共にこの第2天井板に対応する前記側壁板を前記底板に対して回動させて外方に開くことで前記収容空間がその側部で開放され、さらに前記ミシン目よりも前記側壁板側に位置する前記一方の第2天井板の部分を挿入片として前記一対の第1天井板の下側から前記収容空間内に挿入することで前記収容空間が再び閉塞されることを特徴とする収容箱。 - 前記一対の第1天井板のうち少なくとも一方には、これら一対の第1天井板の下側から前記収容空間内に挿入された前記挿入片を外方に取り出すための切り欠きが形成されている請求項1に記載の収容箱。
- 前記一方の第2の天井板が前記ミシン目により破断されない状態で、前記一対の第2天井板及び前記一対の第1天井板をそれぞれ対応する前記側壁板に対して回動させて外方に開くことで前記収容空間がその天井部で開放される請求項1または2に記載の収容箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007004115U JP3134456U (ja) | 2007-06-01 | 2007-06-01 | 収容箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007004115U JP3134456U (ja) | 2007-06-01 | 2007-06-01 | 収容箱 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3134456U true JP3134456U (ja) | 2007-08-16 |
Family
ID=43285031
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007004115U Expired - Lifetime JP3134456U (ja) | 2007-06-01 | 2007-06-01 | 収容箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3134456U (ja) |
-
2007
- 2007-06-01 JP JP2007004115U patent/JP3134456U/ja not_active Expired - Lifetime
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