JP3134299U - 手挽き鋸用補助具 - Google Patents
手挽き鋸用補助具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3134299U JP3134299U JP2007003988U JP2007003988U JP3134299U JP 3134299 U JP3134299 U JP 3134299U JP 2007003988 U JP2007003988 U JP 2007003988U JP 2007003988 U JP2007003988 U JP 2007003988U JP 3134299 U JP3134299 U JP 3134299U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arm
- saw
- mounting
- upright
- handle
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Landscapes
- Workshop Equipment, Work Benches, Supports, Or Storage Means (AREA)
Abstract
【課題】手挽き鋸に慣れていない人や非力の人であってもより確実に直線的に往復動できるようにすること。
【解決手段】手挽き鋸の柄部に取り付ける取付部10と、この取付部10から上方に延長する起立部20と、起立部20の上端に設けられた腕把持部30とからなる手挽き鋸用補助具である。取付部10は柄部を抱持して固定手段により固定され、起立部20は取付部10に一体的に形成され、腕把持部30はベルト等の帯状のものから形成され、使用者の腕部に巻き付けて固定される。これにより取付部10を鋸の柄部に固定し且つ腕把持部30を腕部に固定して鋸の使用の際、その刃部をより正確に直線往復運動させ得る。起立部20をプレート状のものから形成し、その前方側縁部21の長さを後方側縁部22の長さよりも短くした。起立部20を取付部10の周方向に回動自在としてもよい。
【選択図】図2
【解決手段】手挽き鋸の柄部に取り付ける取付部10と、この取付部10から上方に延長する起立部20と、起立部20の上端に設けられた腕把持部30とからなる手挽き鋸用補助具である。取付部10は柄部を抱持して固定手段により固定され、起立部20は取付部10に一体的に形成され、腕把持部30はベルト等の帯状のものから形成され、使用者の腕部に巻き付けて固定される。これにより取付部10を鋸の柄部に固定し且つ腕把持部30を腕部に固定して鋸の使用の際、その刃部をより正確に直線往復運動させ得る。起立部20をプレート状のものから形成し、その前方側縁部21の長さを後方側縁部22の長さよりも短くした。起立部20を取付部10の周方向に回動自在としてもよい。
【選択図】図2
Description
本考案は、手挽き鋸の柄部と腕部に取り付けて使用する手挽き鋸の補助具に関するものである。
従来のこの種の補助具は存在していなかったが、それに関連するものとしては、以下の特許文献に記載の考案がある。
特許文献1に記載の考案は、押切型の鋸に装備されたもので、縦方向に設けられた把手の下部に回動自在に設けられた腕受部(手受部)が装備されたものである。
特許文献2に記載の考案は、柄部の握りに対して、交差する握りとなる補助柄を設けた手挽き鋸であって、種々の方向から鋸を挽くことが出来るようにしたものである。
実開昭62−111801号公報
実開昭51−105692号公報
特許文献1に記載の考案は、押切型の鋸に装備されたもので、縦方向に設けられた把手の下部に回動自在に設けられた腕受部(手受部)が装備されたものである。
特許文献2に記載の考案は、柄部の握りに対して、交差する握りとなる補助柄を設けた手挽き鋸であって、種々の方向から鋸を挽くことが出来るようにしたものである。
上記特許文献1に記載のものは、押切型の鋸であって、本考案の手挽き鋸とは異なるタイプのものであり、しかも、腕部ではなく手部の下側を支えるだけのものである。
他方、特許文献1に記載のものは、手挽き鋸ではあるが、使用者の使用する腕を支持したり、固定したりするものではなく、種々の角度から鋸を挽くことができるように補助柄を設けたものである。
他方、特許文献1に記載のものは、手挽き鋸ではあるが、使用者の使用する腕を支持したり、固定したりするものではなく、種々の角度から鋸を挽くことができるように補助柄を設けたものである。
従来の手挽き鋸においては、掌のみで鋸を把持していたために、腕の力のない人や、初心者は、鋸を前後に動かす際に鋸の動きが直線上を行ったり来たりせず、斜めになってしまう。
このような時、鋸の刃は、被切削物に急角度で当たり、食い込んでしまい、鋸の動きを止めてしまう。
鋸で滑らかに切削できない大きな原因は、この鋸の不安定な動き、即ち掌のみで鋸を持つ不安定さによるものが原因である。
また、掌のみで長く握って動かしていると、腕の筋肉が疲れ、握力が落ちて来る。そのため余計に円滑な動きができなくなり、度々途中で止まったり、切削面が曲線状になってしまうのである。
このような時、鋸の刃は、被切削物に急角度で当たり、食い込んでしまい、鋸の動きを止めてしまう。
鋸で滑らかに切削できない大きな原因は、この鋸の不安定な動き、即ち掌のみで鋸を持つ不安定さによるものが原因である。
また、掌のみで長く握って動かしていると、腕の筋肉が疲れ、握力が落ちて来る。そのため余計に円滑な動きができなくなり、度々途中で止まったり、切削面が曲線状になってしまうのである。
そこで、本考案は、手挽き鋸の使用に慣れていない初心者、或は、腕の力の弱い子どもや女性のために開発されたものであって、手挽き鋸に慣れていない人や非力の人であっても、この補助具を利用することによって、より容易に手挽き鋸を前後により正確に直線的に押したり引いたりできるようにすることを目的としている。
即ち、より容易に且つ省力的に正確な鋸引き動作を行いうるために、本考案においては、手挽き鋸をより直線的な往復運動を行わせることを可能とする補助具の提供をその課題とするのである。
即ち、より容易に且つ省力的に正確な鋸引き動作を行いうるために、本考案においては、手挽き鋸をより直線的な往復運動を行わせることを可能とする補助具の提供をその課題とするのである。
上記課題を解決するために、本考案の第1のものは、手挽き鋸の柄部に取り付ける取付部と、この取付部から上方に延長する起立部と、起立部の上端に設けられた腕把持部とからなり、取付部は柄部を抱持して螺子等の固定手段により固定され、起立部は取付部に一体的に形成された硬質のものからなり、腕把持部はベルト等の帯状のものから形成され、使用者の腕部に巻き付けて面ファスナー等の固定手段により腕部に固定することができ、
これにより、取付部を手挽き鋸の柄部に固定し、且つ腕把持部を腕部に固定して鋸の使用の際に、その刃部をより正確に直線往復運動させることができることを特徴とする手挽き鋸用補助具である。
これにより、取付部を手挽き鋸の柄部に固定し、且つ腕把持部を腕部に固定して鋸の使用の際に、その刃部をより正確に直線往復運動させることができることを特徴とする手挽き鋸用補助具である。
本考案の第2のものは、上記第1の考案において、起立部をプレート状のものから形成し、その前方側縁部の長さを後方側縁部の長さよりも短くしてその上端縁部をテーパー状に形成し、これにより腕把持部の上方が前方に傾倒した状態に設けられることを特徴とする手挽き鋸用補助具である。
本考案の第3のものは、上記第1又は第2の発明において、起立部の上端部に左右両方向に延長する延長部を設け、この延長部を腕部を乗せることができる腕載置部としたことを特徴とする手挽き鋸用補助具である。
ここで、左右両方向というのは、補助具を鋸に取り付けた際の柄部の前後方向に対して、これと交差する左右方向を意味する。
本考案の第4のものは、上記それぞれの考案において、取付部と起立部の接続を固定せずに、起立部を取付部の周方向に回動自在としたことを特徴とする手挽き鋸用補助具である。
本考案の第3のものは、上記第1又は第2の発明において、起立部の上端部に左右両方向に延長する延長部を設け、この延長部を腕部を乗せることができる腕載置部としたことを特徴とする手挽き鋸用補助具である。
ここで、左右両方向というのは、補助具を鋸に取り付けた際の柄部の前後方向に対して、これと交差する左右方向を意味する。
本考案の第4のものは、上記それぞれの考案において、取付部と起立部の接続を固定せずに、起立部を取付部の周方向に回動自在としたことを特徴とする手挽き鋸用補助具である。
本考案の第1のものにおいては、補助具により鋸と腕部が一体的に固定され、鋸の柄部を把持した手の腕部を補助具の腕把持部が固定することとなり、掌と腕部の腕把持部及び柄部の取付部の3点で鋸の柄部を支持することとなる。これにより、力の弱い者が使用しても、鋸をしっかりと保持することができ、その結果、鋸の刃部をより正確に直線状に往復運動させることができることとなる。
また、鋸引きに慣れていない者にとっても、鋸の刃部を被切削部材に対してより直角状態を維持したままで鋸引きすることが可能となるのである。
更に、起立部は、取付部に一体的に形成された硬質のものから形成されているために、鋸引きの際に、多少腕部が左右に振れたとしても、起立部から取付部へ力が前後方向に適切に伝達され得るのである。
また、鋸引きに慣れていない者にとっても、鋸の刃部を被切削部材に対してより直角状態を維持したままで鋸引きすることが可能となるのである。
更に、起立部は、取付部に一体的に形成された硬質のものから形成されているために、鋸引きの際に、多少腕部が左右に振れたとしても、起立部から取付部へ力が前後方向に適切に伝達され得るのである。
本考案の第2のものにおいては、上記の効果に加えて、起立部がプレート状の硬質のものからなり、その前方側縁部の長さを後方側縁部の長さよりも短く形成したために、起立部の上端縁部が前に低くなるように傾斜している。これにより、腕把持部の上方部分が前方に傾倒してより適切に使用者の腕部を把持することができ、腕部からの作用力がより良好に起立部並びに取付部に伝達し得ることとなる。
本考案の第3のものにおいては、起立部の上端部が左右両方向に延長する延長部が腕部を載置できる腕載置部となっているために、使用者の腕部がこの腕載置部に載置され、より良好に腕部が支持されるものとなり、初心者にとってはより最適なものとなる。
本考案の第4のものにおいては、起立部が取付部と固定的に接続されておらず、取付部の周方向に回動自在に形成しているために、仮に、腕部が鋸の柄部から左右に振れた位置に来たとしても、腕部の力が起立部及び取付部に良好に伝達される。これにより、鋸引きの熟練者にとっても、腕部の位置の許容範囲が大きくなり、使用しやすいものとなる。
本考案の第4のものにおいては、起立部が取付部と固定的に接続されておらず、取付部の周方向に回動自在に形成しているために、仮に、腕部が鋸の柄部から左右に振れた位置に来たとしても、腕部の力が起立部及び取付部に良好に伝達される。これにより、鋸引きの熟練者にとっても、腕部の位置の許容範囲が大きくなり、使用しやすいものとなる。
以下、添付の図面と共に、本考案の最良の実施形態について説明する。
図1は、本考案の一実施形態に係る補助具を手挽き鋸に取り付け、且つ腕部に固定した状態を示す説明図である。
手挽き鋸40は、通常の両刃の鋸であって、一方に横目切断用、他方に縦目切断用の刃が形成されているものである。刃部41の根元部には、木製の柄部42が設けられている。
本考案に係る補助具1は、この種のタイプの手挽き鋸40ばかりでなく、折りたたみ式の手挽き鋸にも取り付けることができ、要は柄部42が備わった手挽き鋸であれば、どのようなタイプのものにでも使用できる。
図1は、本考案の一実施形態に係る補助具を手挽き鋸に取り付け、且つ腕部に固定した状態を示す説明図である。
手挽き鋸40は、通常の両刃の鋸であって、一方に横目切断用、他方に縦目切断用の刃が形成されているものである。刃部41の根元部には、木製の柄部42が設けられている。
本考案に係る補助具1は、この種のタイプの手挽き鋸40ばかりでなく、折りたたみ式の手挽き鋸にも取り付けることができ、要は柄部42が備わった手挽き鋸であれば、どのようなタイプのものにでも使用できる。
本考案に係る補助具1は、手挽き鋸40の柄部42に固定できる取付部10と、取付部10の上端から上方に延長する起立部20と、起立部20の上端に設けられている腕把持部30とから形成されている。
取付部10は、柄部42に着脱自在に取り付けられ、柄部42に堅固に固定できるものである。
起立部20は、取付部10の上端部から略鉛直上方に延長するように形成されており、この起立部20は、取付部10と一体的に成形されたものである。
取付部10は、柄部42に着脱自在に取り付けられ、柄部42に堅固に固定できるものである。
起立部20は、取付部10の上端部から略鉛直上方に延長するように形成されており、この起立部20は、取付部10と一体的に成形されたものである。
即ち、この起立部20は、取付部10が手挽き鋸40の柄部42に固定されると、取付部10から略鉛直上方に起立した状態を常に維持することとなる。
この図1からも解る通り、この起立部20の前方側縁部21の上下方向の長さは、その後方側縁部22のそれよりも短く形成している。
即ち、起立部20の上端側縁部は、前後方向に傾斜状に形成されている。
上記取付部10と起立部20は、共にプラスチックス製の一体成形ものである。
この図1からも解る通り、この起立部20の前方側縁部21の上下方向の長さは、その後方側縁部22のそれよりも短く形成している。
即ち、起立部20の上端側縁部は、前後方向に傾斜状に形成されている。
上記取付部10と起立部20は、共にプラスチックス製の一体成形ものである。
起立部20の上端部には、手挽き鋸40の使用者の腕部を把持する腕把持部30が設けられている。
この腕把持部30は、ナイロン製の厚地のベルトから形成され、その両端部には雌雄合体可能な面ファスナーが設けられており、相互に接合可能なものである。
この腕把持部30は、上記起立部20の上端部に形成された挿通孔を挿通させることにより連結されている。
従って、この挿通孔は、起立部20の上端縁に形成されている関係上、傾斜して設けられているために、腕把持部30も、上方部分が前方に傾くように傾倒して配置されるのである。
これにより、使用者の掌が柄部42を握ったときに、腕部の傾斜に相応しく対応することができる。
この腕把持部30は、ナイロン製の厚地のベルトから形成され、その両端部には雌雄合体可能な面ファスナーが設けられており、相互に接合可能なものである。
この腕把持部30は、上記起立部20の上端部に形成された挿通孔を挿通させることにより連結されている。
従って、この挿通孔は、起立部20の上端縁に形成されている関係上、傾斜して設けられているために、腕把持部30も、上方部分が前方に傾くように傾倒して配置されるのである。
これにより、使用者の掌が柄部42を握ったときに、腕部の傾斜に相応しく対応することができる。
図2は、本考案の一実施形態に係る上記補助具の全体説明図である。
補助具1は、下端の取付部10と、取付部10の上端から上方に延長する起立部20と、起立部20の上端に設けられた腕把持部30とから形成されている。
取付部10は、柄部を抱持できるように、正面視略楕円形状を有しており、その上半部10aとその下半部10bとから構成され、これら両者の一方の図中右側側面で、枢着部11で回動自在に結合され、その左側が開閉自在に形成されている。
補助具1は、下端の取付部10と、取付部10の上端から上方に延長する起立部20と、起立部20の上端に設けられた腕把持部30とから形成されている。
取付部10は、柄部を抱持できるように、正面視略楕円形状を有しており、その上半部10aとその下半部10bとから構成され、これら両者の一方の図中右側側面で、枢着部11で回動自在に結合され、その左側が開閉自在に形成されている。
上半部10a及び下半部10bの左側端部は、略水平方向に延設部12、12が形成され、これらの延設部12同士が蝶ネジ15によって相互に締め付けられるように形成されている。
従って、この取付部10は、蝶ネジ15を緩めて、両延設部12、12を相互に開放して、手挽き鋸の柄部を取付部10の上半部10aと下半部10bとの間に配置し、これらの上半部10aと下半部10bとを閉鎖して、蝶ネジ15を締め付けることにより、取付部10が柄部に取り付けられ、固定されるのである。
従って、この取付部10は、蝶ネジ15を緩めて、両延設部12、12を相互に開放して、手挽き鋸の柄部を取付部10の上半部10aと下半部10bとの間に配置し、これらの上半部10aと下半部10bとを閉鎖して、蝶ネジ15を締め付けることにより、取付部10が柄部に取り付けられ、固定されるのである。
起立部20は、取付部10と同様プラスチックス製で取付部10の上半部10aと一体的に成形されている。従って、起立部20は、取付部10が柄部に固定されると、その鉛直上方への起立状態を維持できる。
そして、図1の説明にもある通り、その前方側縁部21の上下方向の長さがその後方側縁部22の上下方向の長さよりも短く形成されている。
起立部20の上端部には、腕把持部30を取り付けるための挿通孔24が穿設されている。この挿通孔24は、起立部20の上端縁に沿って、傾斜して設けられている。
そして、図1の説明にもある通り、その前方側縁部21の上下方向の長さがその後方側縁部22の上下方向の長さよりも短く形成されている。
起立部20の上端部には、腕把持部30を取り付けるための挿通孔24が穿設されている。この挿通孔24は、起立部20の上端縁に沿って、傾斜して設けられている。
腕把持部30は、堅牢に編み上げられたナイロン製の厚地のベルト状のものからなり、その一方端部31の内側に面ファスナー32が設けられ、他方端部33の外側には前記面ファスナー32と相互に係着できる面ファスナー34が設けられている。
これにより、これら両方の面ファスナー32、34によって、手挽き鋸を使用する者の腕部にこの腕把持部30を巻きつけ、この腕把持部30の両端部31、33に設けられた面ファスナー32、34を相互に係着することによって、腕把持部30は、使用者の腕部に取り付けられ、固定されるのである。
これにより、これら両方の面ファスナー32、34によって、手挽き鋸を使用する者の腕部にこの腕把持部30を巻きつけ、この腕把持部30の両端部31、33に設けられた面ファスナー32、34を相互に係着することによって、腕把持部30は、使用者の腕部に取り付けられ、固定されるのである。
上記のようにして、本考案に係る補助具が手挽き鋸の柄部及び腕部に取り付けられると、手挽き鋸は、掌と、腕部の腕把持部30、及び柄部の取付部10との3点で把持及び固定されるのである。この3点の把持及び固定により、手挽き鋸は、確実に保持され、より正確に直線状に往復運動を行わせることができ、また力の伝達も良好なため、初心者であっても或は非力な者であっても良好に鋸引き作業を行うことができるのである。
図3は、本考案に係る上記実施形態の側面図を示している。
この図から解る通り、取付部10の上端に形成された起立部20は、その前方側縁部21が短く、その後方側縁部22が長く形成されているために、その上端縁部26が傾斜して設けられている。
この上端縁部26の縁部に沿って挿通孔24が形成されており、この挿通孔24に前記腕把持部30が挿通されているのである。
この図から解る通り、取付部10の上端に形成された起立部20は、その前方側縁部21が短く、その後方側縁部22が長く形成されているために、その上端縁部26が傾斜して設けられている。
この上端縁部26の縁部に沿って挿通孔24が形成されており、この挿通孔24に前記腕把持部30が挿通されているのである。
それ故、腕把持部30は、図3に図示したとおり、前方に傾いた状態(傾倒状態)に起立部20に取り付けられることとなり、それによって、腕部をより良好に把持することが出来ることとなるのである。
尚、図3には明確には表われていないが、起立部20の上端縁部26は、左右の両横方向(紙面の表裏方向)にそれぞれ湾曲するように延長する延長部を形成して、腕載置部28とすることが極めて望ましい(図2においても腕載置部28として見て取ることができる。)。
尚、図3には明確には表われていないが、起立部20の上端縁部26は、左右の両横方向(紙面の表裏方向)にそれぞれ湾曲するように延長する延長部を形成して、腕載置部28とすることが極めて望ましい(図2においても腕載置部28として見て取ることができる。)。
この腕載置部28は、起立部20の上端に一体成形するのである。そして、図3においては、その腕載置部28の下側に挿通孔24を形成して、腕把持部30を挿通させているが、腕把持部30は、上記腕載置部28の両端部にそれぞれ連結して形成することもできる。この場合には、腕把持部30は、2本のベルトから形成されることとなる。
このような構成により、腕載置部28が腕部の下側を支持することができ、鋸引き作業の初心者にとっては、極めて都合のよい使用しやすいものとなるのである。
このような構成により、腕載置部28が腕部の下側を支持することができ、鋸引き作業の初心者にとっては、極めて都合のよい使用しやすいものとなるのである。
図4は、本考案に係る起立部の他の実施形態を図示する正面説明図である。
この実施形態においては、起立部20の根元部が取付部10の上半部10aと枢着部18において回動自在に取り付けられているものである。
このように、起立部20がその根元部で取付部10の周方向に回動し得るように構成することにより、腕把持部30が左右に振れた場合であっても、その動きを許容して、腕部の前後方向の動きを良好に取付部10に伝達することができるのである。
この実施形態においては、起立部20の根元部が取付部10の上半部10aと枢着部18において回動自在に取り付けられているものである。
このように、起立部20がその根元部で取付部10の周方向に回動し得るように構成することにより、腕把持部30が左右に振れた場合であっても、その動きを許容して、腕部の前後方向の動きを良好に取付部10に伝達することができるのである。
実際には、腕把持部30がナイロン等の合成繊維の帯状部材から形成されているために、それ自身の柔軟性により、腕部の左右の振れは、吸収或は許容されうるのであるが、図3のように構成することにより、更にその振れの動作を良好に許容することが出来るのである。
この形態の場合には、腕部の左右方向の許容範囲が広くなり、鋸引き作業の熟練者にとって最適なものとなる。
この形態の場合には、腕部の左右方向の許容範囲が広くなり、鋸引き作業の熟練者にとって最適なものとなる。
以上、本考案の実施形態について説明したが、本考案においては更に下記の通り設計変更することが可能である。
先ず、本考案においては、その材質や形状等は、種々必要に応じて変更することが出来る。
取付部は、蝶ネジ等の固定手段による締付において適宜変形して、柄部を強固に抱持できる素材であればよく、柄部の長手方向に対する長さも自由に設計することができる。
先ず、本考案においては、その材質や形状等は、種々必要に応じて変更することが出来る。
取付部は、蝶ネジ等の固定手段による締付において適宜変形して、柄部を強固に抱持できる素材であればよく、柄部の長手方向に対する長さも自由に設計することができる。
起立部は、変形しない硬質の素材から形成すればよいが、取付部の上半部と一体的に形成する関係上、合成樹脂製が最適である。
腕把持部は、柔軟な合成繊維製のベルト状のものがよいが、堅牢で、幅方向に変形をあまりしない堅牢なものが相応しい。
腕把持部が起立部に前後方向の負荷を掛けるので、それに耐え得る程度の堅牢性を有するものが最適である。
ベルトの幅方向の長さも適宜自由に設計することができる。
腕把持部は、柔軟な合成繊維製のベルト状のものがよいが、堅牢で、幅方向に変形をあまりしない堅牢なものが相応しい。
腕把持部が起立部に前後方向の負荷を掛けるので、それに耐え得る程度の堅牢性を有するものが最適である。
ベルトの幅方向の長さも適宜自由に設計することができる。
取付部の固定手段も全く自由に設計することができ、上記実施形態のように蝶ネジで固定するのではなく、バックル固定形式でワンタッチで固定できるものでもよい。
また、取付部の固定手段は、取付部を略円形又は楕円形のものとして形成し、その外側から螺子により、押圧部材を設け、取付部を柄部に挿入した後、螺子を締め付けて押圧部材で柄部を押圧して、固定する形式のものとすることも出来る。
要するに、取付部の固定手段は、柄部を固定できる現在存在するあらゆるタイプの固定手段を採用して使用することができる。
また、取付部の固定手段は、取付部を略円形又は楕円形のものとして形成し、その外側から螺子により、押圧部材を設け、取付部を柄部に挿入した後、螺子を締め付けて押圧部材で柄部を押圧して、固定する形式のものとすることも出来る。
要するに、取付部の固定手段は、柄部を固定できる現在存在するあらゆるタイプの固定手段を採用して使用することができる。
起立部も一枚のプレート状のものでなく、厚みのあるものでも良く、或はボックス形状の枠体から形成してもよく、要は、取付部から上方に延長して、柄部と腕部の間隔を補うように連結できるものであればよく、しかも、その起立部の上端縁部が傾斜して、腕把持部を斜め前方に傾斜するように取り付けられるものであればどのような構成のものでもよいのである。
起立部の上端には、腕載置部を設けるのが極めて好ましいが、この腕載置部を設けずに実施することもできる。
起立部と腕把持部との接続又は連結構造も全く自由であり、必要に応じて種々の構成を採用することができる。
その接続又は連結部位も、起立部の上端部分でもよいし、腕載置部の左右両端部のそれぞれでもよい。
起立部と腕把持部との接続又は連結構造も全く自由であり、必要に応じて種々の構成を採用することができる。
その接続又は連結部位も、起立部の上端部分でもよいし、腕載置部の左右両端部のそれぞれでもよい。
腕把持部も、上記実施形態では、柔軟なベルト状のものを使用したが、その下方部分、即ち、腕部の下側に対応する部分は、柔軟な素材でなくとも実施可能であり、変形しない素材のものを使用することができる。
腕把持部の両端部に設けた固定手段も面ファスナー以外にバックル等の固定手段を用いることが出来るが、面ファスナーが最も簡易な構成のものであり、使用にも便利である。
以上、本考案は、簡易な構成にして顕著な効果を発揮するものである。
腕把持部の両端部に設けた固定手段も面ファスナー以外にバックル等の固定手段を用いることが出来るが、面ファスナーが最も簡易な構成のものであり、使用にも便利である。
以上、本考案は、簡易な構成にして顕著な効果を発揮するものである。
1 補助具
10 取付部
11、18 枢着部
12 延設部
15 蝶ネジ
20 起立部
21 前方側縁部
22 後方側縁部
24 挿通孔
26 上縁部
28 腕載置部
30 腕把持部
32、24 面ファスナー
40 手挽き鋸
42 柄部
10 取付部
11、18 枢着部
12 延設部
15 蝶ネジ
20 起立部
21 前方側縁部
22 後方側縁部
24 挿通孔
26 上縁部
28 腕載置部
30 腕把持部
32、24 面ファスナー
40 手挽き鋸
42 柄部
Claims (4)
- 手挽き鋸の柄部に取り付ける取付部(10)と、この取付部(10)から上方に延長する起立部(20)と、起立部(20)の上端に設けられた腕把持部(30)とからなり、
取付部(10)は柄部を抱持して螺子等の固定手段(15)により固定され、
起立部(20)は取付部(10)に一体的に形成された硬質のものからなり、
腕把持部(30)はベルト等の帯状のものから形成され、使用者の腕部に巻き付けて面ファスナー等の固定手段(32, 34)により腕部に固定することができ、
これにより、取付部(10)を手挽き鋸の柄部に固定し、且つ腕把持部(30)を腕部に固定して鋸の使用の際に、その刃部をより正確に直線往復運動させることができることを特徴とする手挽き鋸用補助具。 - 起立部(20)をプレート状のものから形成し、その前方側縁部(21)の長さを後方側縁部(22)の長さよりも短くしてその上端縁部(26)をテーパー状に形成し、これにより腕把持部(30)の上方が前方に傾倒した状態に設けられることを特徴とする請求項1に記載の手挽き鋸用補助具。
- 起立部(20)の上端部に左右両方向に延長する延長部を設け、この延長部を腕部を乗せることができる腕載置部(28)としたことを特徴とする請求項1又は2に記載の手挽き鋸用補助具。
- 取付部(10)と起立部(20)の接続を固定せずに、起立部(20)を取付部(10)の周方向に回動自在としたことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の手挽き鋸用補助具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007003988U JP3134299U (ja) | 2007-05-30 | 2007-05-30 | 手挽き鋸用補助具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007003988U JP3134299U (ja) | 2007-05-30 | 2007-05-30 | 手挽き鋸用補助具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3134299U true JP3134299U (ja) | 2007-08-09 |
Family
ID=43284888
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007003988U Expired - Fee Related JP3134299U (ja) | 2007-05-30 | 2007-05-30 | 手挽き鋸用補助具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3134299U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012091485A (ja) * | 2010-10-26 | 2012-05-17 | Shunichi Ueno | 手引き鋸柄把持具 |
-
2007
- 2007-05-30 JP JP2007003988U patent/JP3134299U/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012091485A (ja) * | 2010-10-26 | 2012-05-17 | Shunichi Ueno | 手引き鋸柄把持具 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US8667648B2 (en) | Ball handle assembly for a handheld tool | |
US20110210531A1 (en) | Detachable Tray Accessory For Stroller | |
JP2009018845A (ja) | 手提げ容器 | |
US7431680B1 (en) | Reciprocation-pull static line exercising assembly | |
JP3134299U (ja) | 手挽き鋸用補助具 | |
WO2010036365A1 (en) | Detachable tray accessory for stroller | |
JP2015530165A (ja) | ポールの把手 | |
US20160278524A1 (en) | Anti-Tip Chair Foot | |
GB2459912A (en) | Tool handle | |
CA2692957C (en) | Bag handle with improved grip | |
US6835032B1 (en) | Rotary power hand tool having a flexible handle and attachment system | |
US7490363B2 (en) | Hand harness for exercise equipment | |
CA2671085A1 (en) | Device for controlling wheeled vehicles, wheeled vehicles incorporating such device and methods of operating the same | |
CN210088414U (zh) | 一种多功能侧手柄 | |
US20020089199A1 (en) | Length-adjustable ground-working tool | |
JP2006197858A (ja) | 竿保持具および竿尻グリップ | |
US6176479B1 (en) | Clamping device | |
US7008330B1 (en) | Rope swing handle bar apparatus and system | |
JP2507300Y2 (ja) | 清掃用具 | |
JP3113197U (ja) | 介護用ベルト | |
JP3009310U (ja) | ボディーボード等のリーシュ | |
JP2005046261A (ja) | 捕球具 | |
JP4093328B2 (ja) | 食卓用器具 | |
CN210707842U (zh) | 一种快速拆卸船桨杆 | |
JP3108319U (ja) | ストラップ位置自在折りたたみ式ペンライト |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100718 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130718 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |