JP3134211B2 - ゲーム機、電源ユニット及びゲーム機本体 - Google Patents

ゲーム機、電源ユニット及びゲーム機本体

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JP3134211B2
JP3134211B2 JP06191375A JP19137594A JP3134211B2 JP 3134211 B2 JP3134211 B2 JP 3134211B2 JP 06191375 A JP06191375 A JP 06191375A JP 19137594 A JP19137594 A JP 19137594A JP 3134211 B2 JP3134211 B2 JP 3134211B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えばゲーム機器等の
ように、駆動用電力を供給する電源ユニットと電気製品
本体とを有する電気製品に関する。
【0002】
【従来の技術】例えば、ゲーム機やラジカセ、ハンディ
ワープロ等のように、使用上の携帯性が要求される電気
製品は、通常、屋外での使用を想定してその電源を乾電
池や自動車バッテリなどから得れるようになっている。
また、これらの電気製品は、家庭内での使用も可能とす
るべく、それ専用のACアダプタによって直流変換され
る家庭用交流電力によっても駆動可能となっている。
【0003】ACアダプタは、通常、家庭用コンセント
プラグと一体化され家庭用交流電力をその電気製品の仕
様直流電力に変換する変換器と、この変換器本体から延
びる出力電源コードとを備えており、電源コードの先端
には、電気製品側の入力ソケットに適合する電源ジャッ
クが設けられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述したA
Cアダプタの電源ジャックは、ACアダプタ自体の種類
に拘わらず、ほぼ同じ寸法形状で形成されている。この
ため、種々の出力電圧のACアダプタが周りに多数混在
するような状況下においては、異なる電気製品用ACア
ダプタを、誤って電気製品本体に接続してしまう可能性
があり、この場合、電気製品が正常に動作しない等の不
都合が生じている。
【0005】また、上述したACアダプタは、その変換
器本体が通常のコンセントプラグに比較してかなり大型
なものであるために、コンセント周りの空間を大きく占
有し、コンセントの設置場所によっては周囲のものに干
渉してしまい、アダプタをコンセントに差し込むことが
できない場合があるという問題があった。また、仮に差
し込むことができたとしても、変換器本体はかなりの重
量であるために、垂直な壁面等に設けられたコンセント
に差し込んだ場合、ACアダプタの座りが不安定で他の
物との接触によって容易にコンセントから脱落する恐れ
があった。
【0006】更に、ACアダプタ自体、その形の特異性
故に不使用時の処置が面倒であり、コンパクトな状態で
片付けることが困難であるという問題があった。本発明
の目的は、このような電気製品の電源供給形態に鑑み、
電源ユニットの誤装着を防止することができる電気製品
を提供することにある。本発明の他の目的は、このよう
な電気製品の電源供給形態に鑑み、従来のACアダプタ
に関する種々の問題を解決することができる新規な電源
ユニット及びその電源ユニットが着脱される電気製品本
体を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的は、入力された
交流電圧の電源電圧を複数の直流電力に変換する電源ユ
ニットと、前記複数の直流電源により駆動されるゲーム
機本体とを備えたゲーム機であって、前記ゲーム機本体
は、前記電源ユニットが収納されるユニット収納部と、
前記ユニット収納部に形成され、電源ユニット収納時に
前記電源ユニットからの複数の直流電源を入力する本体
側入力端子と、前記ユニット収納部に形成され、不適合
な電源ユニットのゲーム機本体への電気的接続を回避す
る本体側接続規制手段とを備え、前記電源ユニットは、
前記ゲーム機本体に対して着脱自在に形成されたケーシ
ングと、交流電圧の電源電力を入力するプラグコード
と、前記ケーシング内に収納され、前記プラグコードを
介して入力された交流電圧の電源電力を複数の直流電圧
の電源電力に変換する変換手段と、電源ユニット収納時
に前記ゲーム機本体の本体側入力端子に接続され、前記
変換手段により変換された複数の直流電圧の電源電力を
出力するユニット側出力端子と、前記ケーシングに形成
され、前記本体側接続規制手段と適合するユニット側接
続規制手段とを備えたことを特徴とするゲーム機によっ
て達成される。
【0008】上述したゲーム機において、前記ゲーム機
の前記ゲーム機本体と前記電源ユニットとは、電源ユニ
ット収納後の不意の脱落を防止するために係止されてい
るようにしてもよい。
【0009】上記目的は、入力された交流電圧の電源電
圧を複数の直流電力に変換する電源ユニットと、前記複
数の直流電源により駆動されるゲーム機本体とを備えた
ゲーム機であって、前記ゲーム機本体は、前記電源ユニ
ットが収納されるユニット収納部と、前記ユニット収納
部に形成され、前記電源ユニット収納時に前記電源ユニ
ットからの複数の直流電源を入力する本体側入力端子と
を備え、前記電源ユニットは、前記ゲーム機本体に対し
て着脱自在に形成されたケーシングと、交流電圧の電源
電力を入力するプラグコードと、前記ケーシング内に収
納され、前記プラグコードを介して入力された交流電圧
の電源電力を複数の直流電圧の電源電力に変換する変換
手段と、電源ユニット収納時に前記ゲーム機本体の本体
側入力端子に接続され、前記変換手段により変換された
複数の直流電圧の電源電力を出力するユニット側出力端
子とを備えたことを特徴とするゲーム機によって達成さ
れる。
【0010】上述したゲーム機において、前記ゲーム機
の前記ゲーム機本体と前記電源ユニットとは、電源ユニ
ット収納後の脱落を防止するために係止されているよう
にしてもよい。
【0011】上記目的は、上述したゲーム機本体に用い
られることを特徴とする電源ユニットにより達成され
る。
【0012】上記目的は、上述した電源ユニットを用い
ることを特徴とするゲーム機本体によって達成される。
【0013】
【0014】
【0015】
【0016】
【0017】
【0018】
【0019】
【0020】
【0021】
【0022】
【実施例】本発明の第1の実施例による電気製品(電気
製品本体および電源ユニットの組み合せ)を図1乃至図
5を用いて説明する。本実施例は、電気製品の一例とし
て家庭用TVゲーム機に本発明を適用したものである。
図1に示すように、本実施例による家庭用TVゲーム機
は、主としてゲーム機本体1と電源ユニット2とによっ
て構成されている。電源ユニット2は、ゲーム機本体1
から分離可能になっており、家庭用交流電源に差し込ま
れるコンセントコード3を備えている。また、ゲーム機
本体1には、電源ユニット2を装着するためのユニット
収納部4が形成されている。
【0023】ゲーム機本体1への電源ユニット2の装着
を容易にし、また装着状態からの電源ユニット1の脱落
を防止するため、ユニット収納部4には、電源ユニット
装着方向Aに延びる断面略鳩尾状の第1の突起(凸部)
5が形成される。これに対し、電源ユニット2の下面2
aには、第1突起5と摺動自在に係合できる断面略鳩尾
状の第1の溝(凹部)6が長手方向Bに形成され、第1
突起5と噛み合う断面を有する。
【0024】本実施例における家庭用ゲーム機は、ゲー
ム機内のCPU作動やモータ駆動のため、複数種(例え
ば、5Vおよび9V)の直流電圧によって駆動されるよ
うになっており、このためユニット収納部4には、直流
変換された各電源を取り込むための入力端子7a、7
b、7cが配置される。入力端子7aは0Vのアース端
子であり、入力端子7bは9Vの電圧端子であり、入力
端子7cは5Vの電圧端子である。また、これに対応し
て電源ユニット2の端面2bには、ユニット装着時、各
入力端子7a、7b、7cにそれぞれ接触する出力端子
8a、8b、8cが配置されている。
【0025】ゲーム機本体1への他の電源ユニットの誤
装着を防止するため、本実施例では、第1の突起5に隣
接して略台形断面の第2の突起9が設けられている。こ
の第2の突起9は、図1に示すように、入力端子7a〜
7c近傍において所定の長さを有して形成される。一
方、ゲーム機本体1に適合する電源ユニット2の一側面
2aには、端面2bからユニット長手方向Bのほぼ中央
部にかけて、第2の突起9に適合する第2の溝10が形
成されている。
【0026】この第2の溝10の長さlは、図2に示す
ように、ユニット収納部4の端面4aから第2の突起9
の反対面側の端部9aまでの直線距離aに等しいか、あ
るいはわずかに長い長さに設定されている(l≧a)。
このため、ユニット装着時において、第2の突起9は電
源ユニット2のどの部分とも干渉することなく第2の溝
10内に収容されることとなり、ユニット端面2bと収
納部端面4aとの接触、すなわち入力端子7a〜7cと
出力端子8a〜8cとの各電気的接続が可能となる。
【0027】このように本実施例では、ゲーム機本体側
に所定長さの第2の突起9を設け、これと適合する関係
にある電源ユニット側に、第2の突起9全体を収容する
第2の溝10を設けるようにしている。一方、異なる電
源出力を有する電源ユニット(図示せず)に対しては、
このような第2の溝10を設けないか、溝を設けたとし
ても直線距離aよりも小さな長さbに設定することで
(l<b)、入出力端子間の電気的誤接続が回避され
る。
【0028】図3は、上述したゲーム機本体1に適合可
能なもう1つの電源ユニットの形態を示すものである。
この電源ユニット12は、図1に示すゲーム機とは異な
る電気製品の電源ユニットとして提供されるものであ
る。この電源ユニット12の構造は、先の電源ユニット
2とほぼ同じ外形形状であり、一端面12bに、先の出
力端子8a、8b、8c(図1)と同じ位置、同じ電圧
出力値の出力端子18a、18b、18cが設けられ、
更に、出力端子18cに隣接してもう1つの直流電圧
(例えば3V)の出力端子18dが増設されている。
【0029】また、電源ユニット12の下面12a(図
では上側)には、電源ユニット2の第1の溝6(図1)
と同一形状であって、図示しない上記電気製品の第1の
突起に係合する第1の溝16が設けられており、その側
方には、第2の溝10(図1)と同一断面を有し、図示
しない上記電気製品の第2の突起に係合する第2の溝2
0が設けられている。なお、この第2の溝20は第1の
溝16と同様に、端面12bから端面12cにかけて延
設される。これにより、電源ユニット12の第1の溝1
6は図1のゲーム機本体1の第1の突起5に係合可能と
なり、また第2の溝20は第2の突起5を収容すること
ができる。したがって、電源ユニット12もまた、ゲー
ム機本体1に着脱可能に装着でき、両者間の電気的接続
を達成することができる。
【0030】このように、電源ユニットに多くの出力端
子を設け、出力電圧値に共通な部分があれば、端子位置
が合った状態で当該電気製品本体に装着できるようにシ
リーズ化し、いわゆる上位互換性を持たせることで、1
つの電源ユニットで多くの種類の電気製品を駆動するこ
とも可能である。ところで、上述した実施例は、電気製
品本体と電源ユニットとを係合保持させる手段(第1の
突起および第1の溝)と、他の電源ユニットとの電気的
接続を回避する手段(第2の突起および第2の溝)とを
別に設けたものであるが、係合手段自体に、他の電源ユ
ニットとの電気的接続を回避する機能を兼ね備えさせる
ようにしてもよい。
【0031】図4は、そのような一具体例として、ゲー
ム機本体1に不適合な電源ユニットと、適合な電源ユニ
ットの、第1の突起5と第1の溝との相対的位置関係を
概略的に示したものである。ここでは、ゲーム機本体1
に不適合な電源ユニットに対しては、図4において2点
鎖線で示したように、適合する電源ユニット2の第1の
溝6(実線)よりも溝深さを浅くして、誤装着時、ゲー
ム機本体1の第1の突起5が電源ユニット本体に干渉し
て装着を不可能としたものである。
【0032】なお、図3に示すような、ゲーム機本体1
以外の電気製品に対しても適用可能な電源ユニット12
に対しては、図4において1点鎖線で示したように、電
源ユニット2の第1の溝6よりも第1の溝16の溝深さ
を深くして、装着時の干渉を回避して適合させるように
してもよい。このように、本具体例は、電源ユニット係
合のための溝の深さを、電源ユニット適合・不適合の判
別に利用することができ、先の実施例に比較して、電源
ユニット自体の外形構造をより簡単にすることができ
る。
【0033】なお、本具体例の変形として、第1の突起
5および第1の溝6の断面形状を、図示した形状以外の
もの、例えば、半円形形状にしてもよい。また、脱落防
止機能まで持たせることは困難であるが、その他の電気
的接続回避手段として、電気製品本体側に複数の突出し
たロッドを設けるとともに、電源ユニット側にこれらロ
ッドを通す溝を設け、溝の数を調整することでロッドと
電源ユニットを干渉させたりして、電源ユニット適合・
不適合を判別するようにしてもよい。
【0034】更に、図5に示すように、ゲーム機本体1
に不適合な電源ユニット22に対しては、出力端子23
a、23b、23cが端面22bに形成された凹部24
に配置されるようにし、仮にゲーム機本体1に装着でき
たとしても、ゲーム機本体側の入力端子7a、7b、7
cとの間で電気的接続がなされないようにしてもよい。
【0035】なお、この場合、電源ユニット22に適合
する電気製品の入力端子(図示せず)は、適合する電源
ユニット装着状態において凹部24内に進入するように
突出させた形状とする。本発明の第2の実施例による電
気製品を図6乃至図8を用いて説明する。本実施例も、
電気製品の一例として家庭用TVゲーム機に本発明を適
用した場合である。
【0036】図6に示すように、本実施例による家庭用
TVゲーム機は、ゲーム機本体51と、着脱式電源ユニ
ット52と、プラグコード53によって構成されてい
る。電源ユニット52はゲーム機本体51に対して着脱
自在となっており、プラグコード53もまた電源ユニッ
ト52より取り外し可能となっている。このようにする
ことにより、家庭用TVゲーム機を使用しない場合に、
プラグコード53を取り外して容易に始末することがで
きる。
【0037】なお、プラグコード53を電源ユニット5
2に固定的に接続し、取り外せないようにしてもよい。
ゲーム機本体51には、電源ユニット52を装着するた
めのユニット収納部(空間)54が設けられ、このユニ
ット収納部54には、ユニット装着後の不意の脱落を防
止するためのクランプ機構55が設けられている。な
お、クランプ機構55によってゲーム機本体51に保持
されている電源ユニット52は、使用者(プレイヤ)が
クランプ解除スイッチ56を操作することによって、容
易に取り外せるようになっている。
【0038】ゲーム機本体51には、使用者(プレイ
ヤ)によって操作されるコントローラ57が接続され、
コントローラ57からの入力情報はゲーム機本体51内
で適当な処理を施された後、映像出力ケーブル58を介
して図示しないモニターに映像出力するようになってい
る。電源ユニット52は、その内部に電源トランス69
(図8)や諸々の回路を収納するケーシング59からな
る。ケーシング59の下面には、ユニット収納部54に
形成された断面略鳩尾状の溝60に係入する断面略鳩尾
状の突起61が設けられている。また、ケーシング59
の側面59aにはプラグコード53の先端を嵌入させる
ソケット62が設けられ、ここにはプラグコード53を
介して供給された家庭用交流電源を取り込む入力端子6
8(図8)が設けられている。これに対向する側面59
bには、ゲーム機本体51の各部を駆動する各種電圧を
出力するための出力端子76(図7)と、前出のクラン
プ機構55によって係止されるフック63が設けられて
いる。
【0039】プラグコード53は、一端にプラグ64、
他端にジャック65を備え、ジャック65は電源ユニッ
ト52のソケット62に適合可能となっている。ゲーム
機使用時において、プラグコード53のプラグ64は、
図7に示すように、家庭用交流電源(例えばAC100
V、50/60Hz)のコンセント67に接続され、ジ
ャック65は電源ユニット52のソケット62に嵌め込
まれる。そして、このようにして家庭用交流電源に接続
された電源ユニット52は、ゲーム機本体51のユニッ
ト収納部54に対して、矢印A方向に沿ってスライドす
る形で嵌合され、電源ユニット52側の出力端子とゲー
ム機本体51側の入力端子との電気的接続を以て、ゲー
ム機本体51に各種仕様電源(例えばDC10、5、3
V、850mA)を供給する。
【0040】図8に電源ユニット52の基本回路構成の
一例を示す。ソケット62の入力端子68を介して電源
ユニット52内に取り込まれた家庭用交流電源からの例
えばAC100Vの交流電力は電源トランス69により
所定の低電圧の交流電力に降圧される。この電源トラン
ス69からの交流電圧は、ダイオードブリッジ70に導
かれて直流電圧に整流される。
【0041】整流された直流電圧は、平滑コンデンサ7
2からなる平滑回路73へと導かれ、ここで電圧波形が
フラットな形へと平滑化される。そして更に、平滑化さ
れた直流電圧は、伝達する電力の大きさを制御する電圧
レギュレータ74からなる定電圧安定化回路75により
直流電圧を安定化する。安定化された直流電圧は、電源
ユニット52の出力端子76を介してゲーム機本体51
へと供給される。
【0042】なお、この電源ユニット52には、以上説
明した構成の電源回路(整流回路、平滑回路、定電圧安
定化回路)が入力端子68から分岐される形で複数組設
けられており、それぞれの間で電源トランス69のコイ
ル巻数や電圧レギュレータ74の特性を変えることで、
互いに異なった安定電圧を持つ直流電源が得られ、ゲー
ム機本体51のディスクドライブ用モータ電源として用
いられたり、またゲーム機のIC基板(図示せず)や液
晶表示部(図示せず)などの駆動のために使用される。
【0043】このように、本実施例によれば、ゲーム機
本体内部のIC基板から離れた電源ユニット52内部
で、ゲーム機各部の駆動のための安定化電源を得るよう
にしており、また、電源ユニット52が断熱性を有する
樹脂製のケーシング59に覆われているため、種々の電
圧取り出し用のコンバータコイルや電圧レギュレータを
ゲーム機本体内部に組み込む従来のゲーム機に比較し
て、ゲーム機本体内に配置される回路基板や電子機器に
対するコンバータコイル等からの熱の影響が少なくな
り、ゲーム機動作の信頼性を向上させることができる。
【0044】また、本実施例では電源ユニット52それ
自体を、電源供給先であるゲーム機本体51側に一体化
できるようにしたため、これまでのACアダプタのよう
に、コンセント周りの場所を大きく占有することはな
く、コンセントにアダプタを装着することができなかっ
たり、コンセントから脱落したりするという問題は解消
される。
【0045】なお、ゲーム機使用時は常にゲーム機本体
51に組み込まれた形となるため、普通の家電品のよ
うに扱うことができ、ACアダプタよりも扱い易く、使
用しない時は、そのままゲーム機本体51に装着した状
態であっても良く、ACアダプタのように収納場所に困
ることはない。また、本発明が適用されるゲーム機では
電源部を着脱自在としたことで、電源ユニット52を、
異なる電圧の交流電源用の別の電源ユニットと交換する
ことができ、海外など電源仕様の異なる地域でも、それ
に適合した着脱自在電源ユニットを用いれば、同様にゲ
ーム機の使用が可能となる。
【0046】
【0047】本発明は上記実施例に限らず種々の変形が
可能である。例えば、上記実施例では、家庭用TVゲー
ム機とその電源ユニットの組み合わせとして説明した
が、他の電気製品にも適用することが可能であり、図示
した適合形態に限定されるものではない。また、上記実
施例では、電気製品本体側に突起を設け、電源ユニット
側にこれに係合する溝を設けたが、逆に電気製品本体側
に溝を設け、電源ユニット側にこれに係合する突起を設
けるようにしてもよい。
【0048】また、上記実施例では、電源ユニット及び
電気製品本体の両方の形状を工夫して接続規制手段を設
けたが、電源ユニット又は電気製品本体の一方の形状は
従来の形状と同じにし、他方の形状を工夫することによ
り接続規制手段を設けてもよい。
【0049】また、例示した電源ユニットは、定電圧安
定化回路を組み込んでいるが、整流回路および平滑回路
のみの電源ユニットとしてもよい。その場合であって
も、コンセント取り付け型ACアダプタを用いる電気製
品に比較して、その取扱い性は格段に向上する。
【0050】以上の通り、上記実施例によれば、電源ユ
ニット及び前記電気製品本体に、電気製品本体に電源ユ
ニットを着脱可能に取り付ける係合手段と、電源ユニッ
トと他の電気製品本体との電気的接続、又は電気製品本
体と他の電源ユニットとの電気的接続を規制する接続規
制手段とが設けられているので、誤って電源仕様の異な
る電源ユニットを装着しようとしても、両者間の電気的
接続が達成されず、電気製品は作動しない。これにより
使用者に誤装着を認識させることができる。
【0051】また、係合手段を、電気製品本体に形成さ
れる第1の凸部又は第1の凹部と、電源ユニットに形成
され、第1の凸部又は第1の凹部に係合可能な第1の凹
部又は第1の凸部とにより構成するようにすれば、簡単
な構成で確実に電気製品本体と電源ユニットを係合させ
ることができる。また、接続規制手段を、電気製品本体
に形成される第2の凸部により形成し、電気製品本体に
適合する電源ユニットに、第2の凸部を収容して電気製
品本体と電源ユニットとの電気的接続を可能にする第2
の凹部を設けるようにすれば、簡単な構成で確実に電気
製品本体と電源ユニットの機械的な接続を規制すること
ができる。
【0052】また、接続規制手段を、電源ユニットに形
成される第2の凸部により形成し、電源ユニットに適合
する電気製品本体に、第2の凸部を収容して電気製品本
体と電源ユニットとの電気的接続を可能にする第2の凹
部を設けるようにすれば、簡単な構成で確実に電気製品
本体と電源ユニットの機械的な接続を規制することがで
きる。
【0053】更に、接続規制手段として、電源ユニット
が電気製品本体に不適合な場合、第2の凹部を第2の凸
部を収容できない形状とし、電源ユニットが電気製品本
体に適合する場合、第2の凹部を第2の凸部を丁度収容
する形状とし、電源ユニットが電気製品本体に適合する
電源ユニットの上位互換型である場合、第2の凹部は、
第2の凸部よりも大きい凸部をも収容しうる形状とすれ
ば、電気製品を構成する電気製品本体と電源ユニットを
上位互換性を持たせてシリーズ化し、1つの電源ユニッ
トで多くの種類の電気製品を駆動することができる。
【0054】また、接続規制手段として、電気製品本体
に不適合な電源ユニットの第2の凹部を電気製品本体の
第2の凸部を収容できない形状とし、電気製品本体に適
合する電源ユニットの第2の凹部を電気製品本体の第2
の凸部を丁度収容する形状とし、電気製品本体に適合す
る電源ユニットの上位互換型の電源ユニットの第2の凹
部を電気製品本体の第2の凸部よりも大きい凸部をも収
容しうる形状とすれば、電気製品を構成する電気製品本
体と電源ユニットを上位互換性を持たせてシリーズ化
し、1つの電源ユニットで多くの種類の電気製品を駆動
することができる。
【0055】また、接続規制手段として、電気製品本体
に不適合な電源ユニットの第2の凸部を電気製品本体の
第2の凹部に収容できない形状とし、電気製品本体に適
合する電源ユニットの第2の凸部を電気製品本体の第2
の凹部に丁度収容される形状とし、電気製品本体に適合
する電源ユニットの上位互換型の電源ユニットの第2の
凸部を電気製品本体の第2の凹部よりも小さい凹部にも
収容されうる形状とすれば、電気製品を構成する電気製
品本体と電源ユニットを上位互換性を持たせてシリーズ
化し、1つの電源ユニットで多くの種類の電気製品を駆
動することができる。
【0056】また、接続規制手段を、電源ユニットの凹
部に設けられた出力端子と、電源ユニットからの供給電
源によって駆動可能な前記電気製品本体では、凹部に挿
入されて出力端子と電気的接続する入力端子とで構成す
るようにすれば、簡単な構成で確実に電気製品本体と電
源ユニットの電気的な接続を規制することができる。更
に、係合手段が接続規制手段を兼ねるようにすれば、係
合手段だけの簡単な構成で確実に電気製品本体と電源ユ
ニットの電気的な接続を規制することができる。
【0057】また、上記実施例によれば、電気製品本体
に対して着脱自在に形成されたケーシングと、交流電力
を入力する入力端子と、ケーシング内に収納され、入力
端子を介して入力された交流電力を直流電力に変換する
変換手段と、装着時に電気製品本体の入力端子に接続さ
れ、変換手段により変換された直流電力を出力する出力
端子と、交流電力を供給するコンセントに接続する接続
端子が一端に設けられ、他端が入力端子に接続され、交
流電力を接続端子を介して入力端子に供給するプラグコ
ードとを設けたので、電気製品への直流電力の供給を一
般の家庭用コンセントから行うことができ、家庭用コン
セント周りの空間を大きく占有することがなく、コンセ
ントから脱落することもない。
【0058】また、プラグコードの他端に、入力端子か
ら着脱自在な接続端子が設けられ、プラグコードが入力
端子から着脱自在であるようにすれば、不使用時にプラ
グコードを取り外して容易に始末することができる。さ
らに、上述した着脱式電源ユニットが着脱される電気製
品本体に、ケーシングに嵌合するように形成され、着脱
式電源ユニットが装着される電源ユニット装着部と、電
源ユニット装着部に形成され、装着時に着脱式電源ユニ
ットの出力端子に接続される入力端子とを設けたので、
着脱式電源ユニットは電気製品本体に着脱可能であると
共に、不使用時にも電気製品本体に装着したままの状態
で保管すればコンパクトな状態で片付けることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例による電気製品の構成を
示す図である。
【図2】図1の電源ユニットをゲーム機本体に装着した
状態の要部を示す図である。
【図3】図1に示すゲーム機本体に適合する電源ユニッ
トの外観斜視図である。
【図4】図3に示す電源ユニットとは異なる電気的接続
を回避する機能の説明図である。
【図5】図1に示すゲーム機本体に不適合な電源ユニッ
トの外観斜視図である。
【図6】本発明の第2の実施例による家庭用TVゲーム
機の構成を示す図である。
【図7】図6に示す電源ユニットをゲーム機本体に装着
する状態を示す図である。
【図8】図6に示す電源ユニットの基本回路構成図であ
る。
【符号の説明】
1…ゲーム機本体 2…電源ユニット 3…コンセントコード 4…ユニット収納部 5…第1の突起(凸部) 6…第1の溝(凹部) 7a、7b、7c…入力端子 8a、8b、8c…出力端子 9…第2の突起 10…第2の溝 12…電源ユニット 16…第1の溝 18a、18b、18c…出力端子 20…第2の溝 22…電源ユニット 23a、23b、23c…出力端子 24…凹部 51…ゲーム機本体 52…着脱式電源ユニット 53…プラグコード 54…ユニット収納部 55…クランプ機構 56…クランプ解除スイッチ 57…コントローラ 58…映像出力ケーブル 59…ケーシング 59a、59b…側面 60…溝 61…突起 62…ソケット 63…フック 64…プラグ 65…ジャック 67…コンセント 68…入力端子 69…電源トランス 70…ダイオードブリッジ 71…整流回路 72…平滑コンデンサ 73…平滑回路 74…電圧レギュレータ 75…定電圧安定化回路 76…出力端子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平6−47171(JP,A) 特開 平4−92381(JP,A) 特開 平6−337736(JP,A) 特開 平4−322082(JP,A) 特開 平3−269964(JP,A) 実開 平4−119975(JP,U) 実開 平5−61977(JP,U) 実開 昭63−69489(JP,U) 実開 平2−49595(JP,U) 実開 昭57−160125(JP,U) 実公 平5−37438(JP,Y2)

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力された交流電圧の電源電圧を複数の
    直流電力に変換する電源ユニットと、前記複数の直流電
    源により駆動されるゲーム機本体とを備えたゲーム機で
    あって、 前記ゲーム機本体は、 前記電源ユニットが収納されるユニット収納部と、 前記ユニット収納部に形成され、電源ユニット収納時に
    前記電源ユニットからの複数の直流電源を入力する本体
    側入力端子と、 前記ユニット収納部に形成され、不適合な電源ユニット
    のゲーム機本体への電気的接続を回避する本体側接続規
    制手段とを備え、 前記電源ユニットは、 前記ゲーム機本体に対して着脱自在に形成されたケーシ
    ングと、 交流電圧の電源電力を入力するプラグコードと、 前記ケーシング内に収納され、前記プラグコードを介し
    て入力された交流電圧の電源電力を複数の直流電圧の電
    源電力に変換する変換手段と、 電源ユニット収納時に前記ゲーム機本体の本体側入力端
    子に接続され、前記変換手段により変換された複数の直
    流電圧の電源電力を出力するユニット側出力端子と、 前記ケーシングに形成され、前記本体側接続規制手段と
    適合するユニット側接続規制手段とを備えたことを特徴
    とするゲーム機。
  2. 【請求項2】 前記ゲーム機の前記ゲーム機本体前記
    電源ユニットは、電源ユニット収納後の不意の脱落を
    防止するため係止れていることを特徴とする請求項
    1記載のゲーム機。
  3. 【請求項3】 入力された交流電圧の電源電圧を複数の
    直流電力に変換する電源ユニットと、前記複数の直流電
    源により駆動されるゲーム機本体とを備えたゲーム機で
    あって、 前記ゲーム機本体は、 前記電源ユニットが収納されるユニット収納部と、 前記ユニット収納部に形成され、前記電源ユニット収納
    時に前記電源ユニットからの複数の直流電源を入力する
    本体側入力端子とを備え、 前記電源ユニットは、 前記ゲーム機本体に対して着脱自在に形成されたケーシ
    ングと、 交流電圧の電源電力を入力するプラグコードと、 前記ケーシング内に収納され、前記プラグコードを介し
    て入力された交流電圧の電源電力を複数の直流電圧の電
    源電力に変換する変換手段と、 電源ユニット収納時に前記ゲーム機本体の本体側入力端
    子に接続され、前記変換手段により変換された複数の直
    流電圧の電源電力を出力するユニット側出力端子とを備
    えたことを特徴とするゲーム機。
  4. 【請求項4】 前記ゲーム機の前記ゲーム機本体前記
    電源ユニットは、電源ユニット収納後の脱落を防止す
    るため係止れていることを特徴とする請求項3記載
    のゲーム機。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至のいずれか1項に記載の
    ゲーム機本体に用いられることを特徴とする電源ユニッ
    ト。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至のいずれか1項に記載の
    電源ユニットを用いることを特徴とするゲーム機本体。
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