JP3133809U - 容体入り固結材 - Google Patents

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Abstract

【課題】例えばコンクリート等に形成した穿孔内にアンカーボルトを挿入して固定する場合などに用いる容体入り固結材に係り、設計上好ましい穿孔深さ及びそれに適する容体入り固結材の長さに変動があっても、それに容易に対応することのできる容体入り固結材を提供する。
【解決手段】アンカーボルト2と共に穿孔h内に挿入して該アンカーボルト2を穿孔h内に固定するための容体入り固結材Aであって、所定長さの容体1内を長さ方向に複数個の室10に分割して、その各室10内に硬化性固結材を収容し、隣り合う室10・10間に易分離手段を設けたことを特徴とする。上記の易分離手段としては、例えば隣り合う室10・10間にミシン目11a等を設ける。
【選択図】図1

Description

本考案は、例えばコンクリート等に形成した穿孔内にアンカーボルトを挿入して固定する場合などに用いる容体入り固結材に関する。
従来たとえば既設のコンクリート柱や壁等に各種物品を取付けたり、上記の柱や壁等を補強する場合などに、その柱や壁等にアンカーボルトを打設して、そのアンカーボルトに各種物品を取付けたり、上記アンカーボルトを補強鉄筋として上記の柱や壁等を剪断補強する、或いは上記アンカーボルトを差し筋としてコンクリートを増し打ちする等のアンカーボルトを用いた各種の工法が行われている。
この場合、上記アンカーボルトとしては、例えば異型鉄筋や全ねじボルト等が多く用いられ、そのアンカーボルトを上記コンクリート柱や壁等に形成した穿孔内に挿入して硬化性の接着材や定着材等の固結材で定着固定するのが一般的であり、その固結材としては、予め紙や布製の袋もしくはプラスチック製のカプセル等よりなる容体内に収容してなる容体入りの固結材として上記穿孔内に挿入するようにしたものは知られている(例えば下記特許文献1参照)。
上記の容体入り固結材としては、例えば水との水和反応で硬化(固化)するセメントやモルタル等のセメント系固結材を紙や布製の袋等よりなる容体内に収容したもの、或いは各種の合成樹脂等よりなる接着材や定着材に必要に応じて骨材等を混入してなる固結材をプラスチック製のカプセル等よりなる容体内に封入したもの等が多く用いられている。
上記のような容体入りの固結材のうちプラスチック製のカプセル等よりなる容体にあっては、例えば上記アンカーボルトをハンマードリル等に装着して該アンカーボルトに回転と打撃を与えながら穿孔内に押し込むようにすれば容易に破壊することができる。また上記セメント系固結材のように紙や布製の袋等よりなる容体にあっては、例えば手ハンマー等でアンカーボルトを打ち込むだけでも上記容体を容易に破壊することが可能である。
ところで、上記のような容体入り固結材、特にセメント系固結材を収容したものにあっては、容体の種類が限られており、その種類毎に容体の長さが決まっているので、容体の長さに応じて施工可能なアンカーボルトの長さや穿孔深さが限定されてしまう等の不具合がある。そのため、例えば設計上好ましいアンカーボルト長や穿孔深さが容体の長さの半分または1本半程度でよい場合でも、容体の長さに合わせてアンカーボルト長や穿孔深さを必要以上に長くして施工したり、柱や壁の厚さによっては長くできないために施工を断念せざるを得ない場合も少なくなかった。
そこで、現場では止むを得ず上記の容体入り固結材をカッター等で所望の長さに切断して使用することも行われているが、容体中の固結材が洩れ出して周囲を汚損したり、その洩れ出しを防ぐためにカバー等を被せるのは面倒であり、特にセメント系固結材のように水に浸漬してから使用するものにあっては、簡単なカバー程度では洩れ出しを充分に防ぐことができない等の問題があった。
特開2005−30036号公報
本考案は上記問題点に鑑みて提案されたもので、容体入り固結材をカッター等で切断することなく、所望の長さの容体入り固結材を容易に得ることができるようにすることを目的とする。
上記の目的を達成するために本考案による容体入り固結材は、以下の構成としたものである。すなわち、柱や壁等の被施工部に形成した穿孔内にアンカーボルトと共に挿入して該アンカーボルトを穿孔内に定着するための容体入り固結材であって、所定長さの容体内を長さ方向に複数個の室に分割して、その各室内に硬化性固結材を収容し、隣り合う室間に易分離手段を設けたことを特徴とする。
上記易分離手段としては、例えば隣り合う室間にミシン目を設けた構成とすることができる。また上記容体を透水性を有する材料で形成すると共に、上記硬化性固結材としてセメント系固結材を上記各室内に収容してなるものを用いることができる。
上記のように本考案による容体入り固結材は、所定長さの容体内を長さ方向に複数個の室に分割して、その各室内に硬化性固結材を収容し、隣り合う室間に易分離手段を設けたから、上記複数個の室のうちのいずれかの隣り合う室間にある易分離手段で、いくつかの室に分離することによって所望の長さの容体入り固結材を得ることが可能となる。それによって、設計上好ましいアンカーボルト長または穿孔深さに適する容体入り固結材を容易に得ることができ、設計に則した良好なアンカーボルト施工が可能となる。
また上記易分離手段での分離作業は必要な箇所の易分離手段のみを分離すればよいので分離作業は容易にであり、特に上記易分離手段として、隣り合う室間にミシン目を形成すると、更に容易に分離することが可能となる。さらに上記のように必要な易分離手段のみを分離すると、他の易分離手段は繋がったままの状態で穿孔内に挿入できるので、挿入作業が容易で迅速に施工できる等の効果がある。
以下、本考案を図に示す実施形態に基づいて具体的に説明する。図1(a)は本考案による容体入り固結材の一実施形態を示す正面図、同図(b)は上記の容体入り固結材を易分離手段で分離している状態の正面図である。
本実施形態の容体入り固結材Aは、紙や布製の袋(図の場合は透水性の和紙袋)等よりなる略円筒状の容体1内を、その長手方向に複数個(図の場合は4つ)の室10に分割して、その各室10内に、それぞれ硬化性固結材aとしてセメントやモルタル等のセメント系固結材を収容した構成であり、上記容体1の両端部1a,1bおよび隣り合う室10・10間には、それぞれ上記略円筒状の容体1をその直径方向両側から圧搾してヒートシール等で密着固定した扁平な閉塞部11が設けられている。
そして、上記の隣り合う室10・10間に、それぞれの室10を容易に分離できるように易分離手段を設けたもので、図の場合は上記の隣り合う室10・10間に設けた上記の扁平な閉塞部11に、易分離手段としてミシン目11aを設けたものである。
次に、上記のような容体入り固結材Aを用いて柱や壁等の被施工部に形成した穿孔内に定着するためのアンカーボルト2の一例と、その施工手順等について説明する。
図2は上記のようなアンカーボルト2の一例を示すもので、同図(a)および(b)はアンカーボルトに回転と打撃を与えながら穿孔内に挿入する回転打撃用のアンカーボルトで、(a)は後端部2bの雄ねじ部22を除くほぼ全長が異型棒鋼よりなる異型棒鋼タイプ、(b)はほぼ全長に雄ねじ22を有する全ねじタイプのアンカーボルトであり、その各回転打撃用アンカーボルト2の先端部2aには傾斜面21が形成され、後端部2bには該アンカーボルトをハンマードリル等に連結するための袋ナット等よりなる連結ナット23がねじ込まれている。
また図2(c)および(d)はアンカーボルト2を手ハンマー等で叩いて穿孔h内に挿入する打ち込み用のアンカーボルトで、(c)は後端部2bの雄ねじ部22を除くほぼ全長が異型棒鋼よりなる異型棒鋼タイプ、(d)はほぼ全長に雄ねじ22を有する全ねじタイプのアンカーボルトであり、その各打ち込み用アンカーボルト2の先端部2aは該アンカーボルトの軸線方向と直角方向にほぼ平らに形成されている。
図3および図4は上記図2(a)および(b)に示すような回転打撃用のアンカーボルトを施工する場合の施工手順の一例を示すもので、先ず、図3(a)に示すように上記アンカーボルトを施工すべきコンクリート柱や壁等の被施工部Fに、図に省略したドリル等で穿孔hを施す。その穿孔hの径および深さは、施工するアンカーボルトの径や長さに応じて適宜調整するもので、本実施形態においては前記図2(a)の回転打撃用のアンカーボルトに適する径および深さの穿孔hが施されている。
上記の穿孔作業が終了したところで、上記穿孔h内に残留する切削粉やほこり等を排除する。その手段や方法等は適宜であるが、例えば図3(b)のように上記穿孔h内に吸排気チューブTを介して空気を吹き付け又は吸引して排除する。或いは図のようなブラシB等を用いて排除することもできる。
次いで、上記穿孔h内に容体入り固結材Aを挿入するもので、その際、上記穿孔h内に挿入する容体入り固結材Aの長さは、アンカーボルト2の径や長さ及び穿孔hの径や深さ等を勘案して適宜調整する。本実施形態においては、上記穿孔hの深さよりも僅かに短い長さになるように、上記容体入り固結材Aの1本半分の長さにしたもので、図3(c)に示すように上記容体入り固結材Aを1本と、もう1つの容体入り固結材Aを、その半分の長さになるように、その長手方向中央部の易分離手段としてのミシン目11aに沿って切断して分離したものである。
上記実施形態のように硬化性固結材aとしてセメント系固結材を収容した容体入り固結材Aにあっては、図2(d)のように水槽R内の水中に所定時間(1〜5分程度)浸漬して、透水性の和紙袋よりなる容体1(室10)内のセメント系固結材に水を浸透させる。図の場合は1つの穿孔h内に挿入する分だけを水槽R内に浸漬するようにしたが、それ以上の容体入り固結材Aを浸漬するようにしてもよい。また前記容体入り固結材Aの分離作業は、上記の浸漬作業が終了してから行ってもよい。
上記のようにして所定時間水に浸漬したところで、上記容体入り固結材Aを図4(a)および(b)に示すように前記の穿孔h内に挿入するもので、図の場合は穿孔h内に1本分の容体入り固結材Aを挿入してから残り半本分の容体入り固結材を挿入するようにしたが、その挿入順序は適宜である。
上記のようにして穿孔h内に容体入り固結材Aを挿入したところで、上記穿孔h内にアンカーボルト2を挿入するもので、本実施形態においては図4(c)のように回転打撃用のアンカーボルト2の後端部に設けた前記連結ナット23にチャックCを介してハンマードリルDを連結し、そのハンマードリルDで上記アンカーボルト2に回転と打撃を付与しながら該アンカーボルト2を上記穿孔h内に挿入して行く。
すると、上記アンカーボルト2の先端部2aに設けた傾斜面21によって容体入り固結材Aの容体1(室10)が順次破砕されて該容体1内の固結材aが穿孔h内に順次流出していく。そして上記容体1が充分に破砕され、かつ該容体1内の固結材aが図4(c)のように穿孔h内のアンカーボルト2の周囲に万遍なく浸透したところで上記アンカボルト2の挿入作業を終了する。
次いで、図4(c)のようにアンカーボルト2からハンマードリルDおよび連結ナット23を外し、その状態で固結材aが充分に硬化するまで養生する。そして上記固結材aが充分に硬化したところで、上記アンカーボルト2に各種物品を取付けたり、上記アンカーボルト2を補強鉄筋等として使用するもので、図の場合は上記アンカーボルト2を貫通させた補強板Pを前記被施工部Fの表面に配置し、上記アンカーボルト2の端部雄ねじ部にねじ込んだナット3と上記被施工部Fとの間に上記補強板Pを挟んで締付け固定した構成である。図中、4はワッシャである。
なお、上記実施形態は前記図2(a)に示す回転打撃用のアンカーボルトを用いたが、前記図2(b)に示す回転打撃用のアンカーボルトを用いる場合も上記と同様の要領で施工可能であり、また上記以外の回転打撃用のアンカーボルトにも適用できる。
また前記図2(c)および(d)に示すような打ち込み式のアンカーボルトにも適用可能であり、以下、前記図1の容体入り固結材Aを用いて前記図2(d)に示す打ち込み式のアンカーボルトをコンクリート柱や壁等の被施工部Fに形成した穿孔h内に定着する場合のプロセスの一例を図5に基づいて説明する。
先ず、前記実施形態と同様に図5(a)に示すようにアンカーボルトを施工すべき柱や壁等の被施工部F等に、図に省略したドリル等で穿孔hを施す。その穿孔hの径および深さは、施工するアンカーボルトの径や長さに応じて適宜調整するもので、本実施形態においては前記図2(d)の打ち込み式アンカーボルトに適する径および深さの穿孔hが施されている。
上記の穿孔作業が終了したところで、前記と同様に例えば図5(b)のように上記穿孔h内に吸排気ホースHを介して空気を吹き付け又は吸引して上記穿孔h内に残留する切削粉やほこり等を排除する。或いは図のようなブラシB等を用いて排除することもできる。
次いで、上記穿孔h内に容体入り固結材Aを挿入するもので、その際、上記穿孔h内に挿入する容体入り固結材Aの長さを、前記と同様にアンカーボルト2の径や長さ及び穿孔hの径や深さ等を勘案して適宜調整する。本実施形態においては、図5(c)に示すように前記4つの室10からなる容体入り固結材Aの1本分の長さでは長すぎるので室10の1つを前記易分離手段としてのミシン目11aに沿って切除したものである。
その切除した室10は他のアンカーボルトの定着に使用し、残り3つの室10を前記易分離手段で繋がったままの状態で、前記と同様に図に省略した水槽内に所定時間浸漬した後、図5(d)のように穿孔h内に挿入する。次いで、上記穿孔h内に図5(e)のように前記の打ち込み式のアンカーボルト2を、その後端部を手ハンマーHで叩きながら挿入する。
それによって、上記アンカーボルト2の先端部2aで容体入り固結材Aの室10が順次破砕されて該室10内の固結材aが穿孔h内に順次流出していく。そして上記室10が充分に破砕され、かつ該室10内の固結材aが図5(f)のように穿孔h内のアンカーボルト2の周囲に万遍なく浸透したところで上記アンカボルト2の挿入作業を終了する。
以後は前記実施形態と同様に固結材aが充分に硬化するまで養生した後、上記アンカーボルト2を利用して前記図4(e)と同様の要領で補強板p等を取付ければよい。それ例外にも例えば上記アンカーボルト2に各種物品を取付けたり、上記アンカーボルト2を補強鉄筋として剪断補強する。或いは、上記のアンカーボルト2を差し筋として前記の柱や壁等の被施工部Fよりも外方に突出させ、その突出部を埋め込むようにコンクリートを増し打ちして上記柱や壁等の被施工部Fを補強する等、その他各種の用途にも適用できるものである。
なお、上記実施形態は前記図2(d)に示す打ち込み式のアンカーボルトを用いたが、図2(c)に示す打ち込み式アンカーボルトを用いる場合も上記と同様であり、また上記以外の打ち込み式アンカーボルトや、その他各種のアンカーボルトを定着する場合にも上記と同様の要領で施工することができる。
上記のようにして本考案による容体入り固結材Aは、その長さ方向に複数個の室10に分割して、その各室10内に硬化性固結材aを収容し、隣り合う室10・10間に易分離手段を設けたから、容体入り固結材Aを所望の長さに容易に分離して使用することが可能となるもので、容体入り固結材Aの長さによって、該固結材で定着されるアンカーボルトや穿孔深さが制限されることなく、各種長さのアンカーボルトを容易に定着することできるものである。
以上の実施形態は容体入り固結材Aとして和紙袋よりなる容体1内にセメント系の固結材を収容したが、例えば図6に示すように容体1を合成樹脂製のチューブ等で形成して、その容体1内を複数個(図の場合は4つ)の室10に分割し、その各室10内に、それぞれ硬化性固結材aとして各種の接着材や定着材等を収容するようにしてもよい。
また上記図6の実施形態は、前記図1の実施形態と同様に、隣り合う室10・10間に扁平な閉塞部11を形成して、その閉塞部11に易分離手段としてミシン目11aを設けたものであるが、その易分離手段は隣り合う室10・10を手作業等で容易に分離できるものであれば、その構成は適宜であり、例えば上記ミシン目11aの代わりに、いわゆるハーフカットラインや弱化溝等を設けるようにしてもよい。前記図1の実施形態についても同様である。
さらに図7は本考案による容体入り固結材Aの他の構成例を示すもので、本例は所定長さの容体1を長さ方向に複数個の室に分割する手段として、合成樹脂やガラス製の有底筒状のカプセル等で複数個(図の場合は2つ)の室10を構成して、その各室10内に接着材や定着材等の硬化性固結材aを収容すると共に、上記複数個の室10・10を易分離手段としての粘着体13を介して容易に分離可能に連結することによって容体1入りの固結材Aを構成したものである。
上記図7においても易分離手段の構成は適宜変更可能であり、例えば上記粘着体13の代わりに前記のようなミシン目やハーフカットラインを設ける等その他適宜である。なお図7において、14は上記有底筒状のカプセル等で構成した各室10の上記粘着体13による連結部(上記有底筒状のカプセルにおける底部)と反対側の端部に嵌めたキャップ、図6および図7において、b上記接着材や定着材と共に各室10内に収容した破砕可能な骨材である。
以上のように本考案による容体入り固結材Aによれば、隣り合う室10・10間の易分離手段で分離することによって、上記容体入り固結材Aをアンカーボルトの長さ等に応じた所望の長さに容易に分断することが可能となる。その結果、容体入り固結材Aの長さによって施工するアンカーボルトの長さが制限されたり、施工不能となることがないもので、長さの異なる各種のアンカーボルトを容易に施工できるものである。
(a)は本考案による容体入り固結材の一実施形態を示す正面図、(b)は易分離手段で分離する状態の同上図。 (a)〜(d)は各種アンカーボルトの構成例を示す説明図。 (a)〜(d)はアンカーボルトの施工プロセスの一例を示す説明図。 (a)〜(e)は上記施工プロセスの続きの説明図。 (a)〜(f)はアンカーボルトの他の施工プロセスを示す説明図。 本考案による容体入り固結材の他の実施形態を示す正面図。 本考案による容体入り固結材の更に他の実施形態を示す正面図。
符号の説明
A 容体入り固結材
a 硬化性固結材
b 骨材
1 容体
1a、1b 端部
10 室
11 閉塞部
11a 易分離手段(ミシン目)
13 粘着体
14 キャップ
2 アンカーボルト
2a 前端部
2b 後端部
21 傾斜面
22 雄ねじ
23 連結ナット
3 ナット
4 ワッシャ
h 穿孔

Claims (3)

  1. 柱や壁等の被施工部に形成した穿孔内にアンカーボルトと共に挿入して該アンカーボルトを穿孔内に定着するための容体入り固結材であって、
    所定長さの容体内を長さ方向に複数個の室に分割して、その各室内に硬化性固結材を収容し、隣り合う室間に易分離手段を設けたことを特徴とする容体入り固結材。
  2. 上記易分離手段として隣り合う室間にミシン目を設けてなる請求項1に記載の容体入り固結材。
  3. 上記容体を透水性を有する材料で形成すると共に、上記硬化性固結材としてセメント系固結材を上記各室内に収容してなる請求項1または2に記載の容体入り固結材。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2012102488A (ja) * 2010-11-08 2012-05-31 Kfc Ltd コンクリート躯体の耐震補強構造及び耐震補強工法

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