JP3133525U - 簡易ポケットチーフ - Google Patents

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Abstract

【課題】装飾用ハンカチーフを上着の胸ポケットに挿入したときに所望の高さに固定することができ、ポケットチーフを上着の種類によらず美しく見せることができる簡易ポケットチーフを提供すること。
【解決手段】上着50の胸ポケット51に差し込む大きさに形成したカード状の差込片11の上辺から装飾用ハンカチーフ12を露出させたポケットチーフ本体10と、上着50の胸ポケット51内に収容可能な大きさとし、ポケットチーフ本体10を支持する板状部材からなる支持体20とを備える。そして、差込片11の少なくとも片面の下部と支持体20の片面にそれぞれ付着面を設け、これらの付着面を対面させて当接することによりポケットチーフ本体10を支持体20により支持する。この付着面は、例えば、面ファスナーやシート状磁石により形成することができる。
【選択図】図1

Description

本考案は、ポケットチーフに関し、さらに詳細には、簡単に上着の胸ポケットに差し込むことができる簡易ポケットチーフに関する。
従来より、男性のおしゃれの一つとして、上着(ジャケット)の胸ポケットにハンカチーフを挿入し、その一部を胸ポケットからのぞかせる、いわゆるポケットチーフがある。
特に最近では、クールビズやウォームビズの様に省エネファッションが流行し始め、ネクタイの代わりにこのポケットチーフがファッション雑誌でも見かけられるようになってきている。
ところが、ポケットチーフといっても、さまざまな折り方があり、慣れていない場合には、ハンカチーフを上手に美しく折ることは難しい。
しかも、ハンカチーフを上手に美しく折って胸ポケットに挿入した場合でも、移動時の振動などによってハンカチーフが胸ポケットに落ち込んでしまうなどといった問題がある。
そこで、上着の胸ポケットに差し込むだけでポケットチーフを美しく形作ることができ、胸ポケットに落ち込んでしまうことのない技術が提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。
実用新案登録第3059337号公報 実開平5−69109号公報
しかしながら、上着の胸ポケットの深さは一定でないことから、上記特許文献1,2に記載の簡易的なポケットチーフでは、装飾用ハンカチーフが胸ポケットから露出する量を一定にすることができず、ポケットチーフを簡単に上着の胸ポケットに挿入することはできても、美しく見せることが十分にできない場合があった。
すなわち、上着の胸ポケットが浅すぎて装飾用ハンカチーフが胸ポケットから露出しすぎたり、逆に、上着の胸ポケットが深すぎて装飾用ハンカチーフの胸ポケットからの露出が足りなかったりしてしまい、折角のおしゃれがかえって台無しになる恐れがあった。
上記課題を解決するために請求項1に記載の考案は、上着の胸ポケットに差し込む大きさに形成したカード状の差込片の上辺から装飾用ハンカチーフを露出させたポケットチーフ本体と、上着の胸ポケット内に収容可能な大きさとし、前記ポケットチーフ本体を支持する板状部材からなる支持体とを備えたものである。
また、請求項2に記載の考案は、請求項1に記載の考案において、前記差込片の少なくとも片面の下部と前記支持体の片面にそれぞれ付着面を設け、これらの付着面を対面させて当接することにより前記ポケットチーフ本体を前記支持体により支持するものである。
また、請求項3に記載の考案は、請求項2に記載の考案において、前記付着面は、面ファスナーで形成されるものである。
また、請求項4に記載の考案は、請求項2に記載の考案において、前記差込片にシート状磁石を設けることによって前記差込片に前記付着面を設けると共に、前記支持体をシート状磁石により形成することによって前記支持体に前記付着面を設けたものである。
また、請求項5に記載の考案は、請求項2〜4のいずれか一項に記載の考案において、前記差込片の片面の略全面と前記支持体の片面の略全面に付着面を設けたものである。
また、請求項6に記載の考案は、請求項1に記載の考案において、前記支持体は、前記ポケットチーフ本体を複数段階の高さでそれぞれ支持する複数の支持部を有するものである。
また、請求項7に記載の考案は、請求項6に記載の考案において、前記支持体に山形状の切り込みを上下方向に多段に複数形成することによって、前記ポケットチーフ本体の下辺を支持する前記複数の支持部を形成したものである。
また、請求項8に記載の考案は、請求項7に記載の考案において、前記山形状の切り込みの上部を、上段の切り込みの下端よりも上方に配置したものである。
また、請求項9に記載の考案は、請求項6又は請求項7に記載の考案において、複数の前記切り込みの下方にそれぞれ各支持部の位置を識別するための表示を形成したものである。
また、請求項10に記載の考案は、請求項6に記載の考案において、前記カード状の差込片は、その片面に前記支持体を挿入するための挿入孔を有しており、前記支持体は、前記挿入孔に挿入するための差込部を有しており、前記差込部は、前記支持体の上部と下部とにそれぞれその長さを異にして形成されるものである。
また、請求項11に記載の考案は、請求項6に記載の考案において、前記カード状の差込片は、その片面に前記支持体の上部を挿入するための左右細長の挿入孔を有しており、前記支持体は、その上部に前記挿入孔に挿入するための差込部を有しており、前記差込部の左右辺を鋸歯状に形成することによって、前記複数の支持部を形成したものである。
本考案によれば、ポケットチーフ本体を上着の胸ポケットに挿入したときに所望の高さに固定することができ、ポケットチーフを上着の種類によらず美しく見せることができる。また、大きさの異なるポケットチーフ本体を複数用意することなく、装飾用ハンカチーフの上着の胸ポケットからの露出を好みに合わせて調整することができることから、経済性にも富む。
(第1実施形態)
以下、本考案の第1実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は、本考案の第1実施形態に係る簡易ポケットチーフの概要を説明するため図である。
図1に示すように、本実施形態における簡易ポケットチーフ1は、上着50の胸ポケット51に差し込む大きさに形成したカード状の差込片11の上辺から装飾用ハンカチーフ12を露出させたポケットチーフ本体10と、上着50の胸ポケット51内に収容可能な大きさとし、ポケットチーフ本体10を支持する支持体20とを備えている。
しかも、差込片11の少なくとも片面の下部と支持体20の片面にそれぞれ付着面25,26を設け、これらの付着面25,26同士を対面させて当接することによりポケットチーフ本体10を支持体20により支持するようにしている。
これにより、ポケットチーフ本体10を上着50の胸ポケット51に挿入したときに所望の高さに固定することができ、ポケットチーフを上着の種類によらず美しく見せることができる。また、同じ上着50の胸ポケット51に差し込む場合においても、大きさの異なるポケットチーフ本体10を複数用意することなく、装飾用ハンカチーフ12の胸ポケット51からの露出を好みに合わせて調整することができることから、経済性にも富む。
以下、この簡易ポケットチーフ1の具体的構成について説明する。図2(a)は、本実施形態に係るポケットチーフ本体10の正面図、図2(b)は本実施形態に係るポケットチーフ本体10の側面図、図3は本実施形態に係るポケットチーフ本体10の構成を説明するための図、図4(a)は本実施形態に係る支持体20の正面図、図4(b)は本実施形態に係る支持体20の側面図である。
図2(a),(b)に示すように、ポケットチーフ本体10は、上着50の胸ポケット51に差し込む大きさに形成した方形状の板状部材である差込片11と、この差込片11の上辺に係止された装飾用ハンカチーフ12とを備えている。
この差込片11を形成するために、まず図3(a)に示すように、方形の袋状に形成された布部材13の上部開口からその内部へ装飾用ハンカチーフ12の下部を挿入し、この装飾用ハンカチーフ12の下部と布部材13の内側上部とを接着材等によって接合した部材16を用意する。
次に、図3(b)に示すように、その表面となる表面部15aとその裏面となる裏面部15bと内部に折り込まれる折込部15cとからなる横長の長方形状の革材15を用意し、この革材の裏面部15b(折込線14aと折込線14bとの間)の上部に部材16の布部材13を載せる。そして、折込線14bを境界として折込部15cを部材16の布部材13を挟み込むように折込み、さらに、折込線14aを境界として表面部15aを部材16の布部材13を挟み込むように折込んで差込片11を形成する。
その後、図3(c)に示すように、差込片11の上辺から装飾用ハンカチーフ12が露出するように、差込片11の左右辺及び下辺の縁近傍を縫合(差込片11の表面部15a,裏面部15b及び折込部15cを縫合)する。このように縁近傍を縫合することによって表面部15aに縫い目19(裏面部15bも同様)が形成される。
次に、図3(d)に示すように、差込片11の上部開口から方形状のシート状磁石18a,18bを挿入する。具体的には、シート状磁石18aを革材15の表面部15aと布部材13との間に挿入し、シート状磁石18bを革材15の裏面部15bとの間に挿入する。差込片11内にシート状磁石18a,18bを収納することによって差込片11の表面部15aと裏面部15bとを付着面25としている。なお、このようにシート状磁石を2つ差込片11内に挿入するのは、シート状磁石を1つとすると布部材13によってその磁力が弱まり、付着面の付着力が弱まるためである。
その後、図3(e)に示すように、差込片11の上辺の縁近傍を縫合することによって、この差込片11内に収納したシート状磁石18a,18bがこの差込片11から飛び出さないようにしている。
ここで、差込片11を構成する革材15として、合成革や人工革を用いることによって、上述のように折り込み及び縫合により形状を略方形の板状(カード状)にしつつも、柔軟性を持たせて、胸ポケット51への挿入を容易にし、かつ胸ポケット51への挿入時に違和感なく使用することができるようにしている。また、革材を使用することによって、肌触りを向上させて高級感を持たせる一方、耐久性も向上させるようにしている。
また、装飾用ハンカチーフ12には、図柄を施した布やシルクなどを用いており、これを折り畳んで差込片11の上辺に露出する部分が袋状となるように布部材13に係止するが、必ずしもこれに限られるものではなく、様々な折り畳み方や係止方法を採用することができる。
一方、支持体20は、図4(a),(b)に示すように、方形状のシート状磁石からなり、その両面を付着面26としており、これによりポケットチーフ本体10の付着面25である表面部15aや裏面部15bと当接してポケットチーフ本体10を支持するようにしている。
このように簡易ポケットチーフ1は、差込片11の表面部15aや裏面部15bに磁力による付着面を設けると共に、支持体20をシート状磁石としてその表面又は裏面全体を磁力による付着面としており、これにより、ポケットチーフ本体10を上着50の胸ポケット51に挿入したときに所望の高さに固定することができる。
例えば、ポケットチーフ本体10の高さを低くしたいとき、図5(a),(b)に示すように、支持体20の付着面に対する差込片11の表面部15a又は裏面部15bの当接(吸着)割合を多くする。すなわち、差込片11の表面部15a又は裏面部15bが支持体20に重なる度合いを大きくする。一方、ポケットチーフ本体10の高さを高くしたいとき、図6(a),(b)に示すように、支持体20の付着面に対する差込片11の表面部15a又は裏面部15bの当接(吸着)割合を少なくする。すなわち、差込片11の表面部15a又は裏面部15bが支持体20に重なる度合いを小さくする。
このように本実施形態における簡易ポケットチーフ1によれば、ポケットチーフ本体10を所望の高さに調整することができ、ポケットチーフを上着の種類によらず美しく見せることができる。
なお、上述においては、シート状磁石を2つ設けることとしたが、シート状磁石を1つとすることもできる。
例えば、図7(a)に示すように、革材15において裏面部15bの上部に装飾用ハンカチーフ12の下部を載せ、この装飾用ハンカチーフ12の下方に、シート状磁石18aを載せる。そして、折込部15c及び表面部15aを装飾用ハンカチーフ12及びシート状磁石18aを挟み込むように折込む。その後、さらに差込片11の各辺の縁近傍を縫合することによって、この差込片11の上辺に装飾用ハンカチーフ12を縫着し、係止して、図7(b)に示すようにポケットチーフ本体10を形成している。
このように、シート状磁石を1つとすることで、ポケットチーフ本体10の軽量化を図ルことができ、しかも、材料費を低減させることができる。
また、上述の実施形態においては、支持体20をシート状磁石のみで構成することとしたが、シート状磁石をカード状のプラスチックと貼り合わせて支持体20を構成するようにしてもよい。
また、上述においては、差込片11の両面の略全面と支持体20の両面の略全面とにそれぞれ付着面を設けて、ポケットチーフ本体10や支持体20の方向に関係なく、ポケットチーフ本体10を支持体20によって支持することとしたが、差込片11の少なくとも片面の下部と支持体20の片面にそれぞれ付着面を設けるようにすればよい。
また、ポケットチーフ本体10の差込片11内部にシート状磁石を収納することとしたが、差込片11の表面にシート状磁石を貼り付けるようにしてもよい。
(第2施形態)
上記第1実施形態においては、シート状磁石を用いて磁力によってポケットチーフ本体と支持体とを付着させるようにしたが、本第2実施形態においては、面ファスナーを用いてポケットチーフ本体と支持体とを付着させるものである。
以下、第2実施形態における簡易ポケットチーフの構成を図面を参照して具体的に説明する。図8は本第2実施形態における簡易ポケットチーフ2の構成を説明するための図である。なお、第1実施形態と同様の構成については、同一符号を付している。
第2実施形態における簡易ポケットチーフ2は、図8(a)に示すように、ポケットチーフ本体110と支持体120とから構成されている。
ポケットチーフ本体110は、第1実施形態と同様に、上着50の胸ポケット51に差し込む大きさに形成したカード状の差込片111の上辺から装飾用ハンカチーフ12を露出させて構成される。このポケットチーフ本体110は、図3又は図7に示すポケットチーフ本体10においてシート状磁石18a,18bを内部に収納する代わりに面ファスナー118を差込片111の片面下部に貼り付けており、この面ファスナー118によって付着面を構成している。
また、支持体120は、縦長の台形状に形成したカード状部材であり、その片面上方から中央部にかけて面ファスナー128が形成される。なお、支持体120は、台形状とせずに、第1実施形態の支持体20のように方形状に形成してもよい。
このように簡易ポケットチーフ2は、差込片111の片面表面に付着面である面ファスナー118を設けると共に、支持体120も同様にその表面に付着面である面ファスナー128を設けており、面ファスナー118と面ファスナー128とを当接させて付着させることにより、ポケットチーフ本体110を上着50の胸ポケット51に挿入したときに所望の高さに固定することができる。
なお、支持体120の片面全面に面ファスナーを設けるようにしてもよく、両面にそれぞれ面ファスナーを設けるようにしてもよい。また、同様に、ポケットチーフ本体110の片面全面に面ファスナーを設けるようにしてもよく、両面にそれぞれ面ファスナーを設けるようにしてもよい。また、面ファスナー118,128はいずれか一方がループ状の面ファスナーとなり、他方がフック状の面ファスナーとなる。
(第3実施形態)
以下、本考案の第3実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
本実施形態における簡易ポケットチーフの支持体は、シート状磁石や面ファスナーに代えて、ポケットチーフ本体の下辺を複数段階の高さでそれぞれ支持する複数の支持部を設けている。
このように構成される簡易ポケットチーフについて、まずポケットチーフ本体の具体的構成について図面を参照して説明する。図9(a)は、本実施形態に係るポケットチーフ本体の正面図、図9(b)は本実施形態に係るポケットチーフ本体の側面図である。
図9(a),(b)に示すように、本実施形態におけるポケットチーフ本体210は、上着50の胸ポケット51に差し込む大きさに形成した方形状の板状部材である差込片211と、この差込片211の上辺に係止された装飾用ハンカチーフ12とを備えている。なお、このポケットチーフ本体210は、図3又は図7に示すポケットチーフ本体10においてシート状磁石18a,18bを内部に収納せずに形成したものである。
次に、支持体220の具体的構成について説明する。図10(a)は本実施形態に係る支持体220の正面図、図10(b)は本実施形態に係る支持体220の側面図である。
図10(a)、(b)に示すように、支持体220は、方形状の薄板状部材からなり、ポケットチーフ本体210を複数段階の高さでそれぞれ支持する複数の支持部21a〜21cを有している。
この支持部21a〜21cは、支持体220の表面から裏面にかけて貫通する山形状の切り込み30a〜30cを上下方向に多段に設けることによって形成される。
すなわち、図10(a)に示すように、支持体220において、左右方向からそれぞれ長さaだけ離れた位置を端部31a〜31c,32a〜32cとして、中心に向かうように上方に傾斜させて切り込みをいれ、左右方向からそれぞれ長さbだけ離れた位置で左右方向からそれぞれ中央に水平に向かうように切り込みをいれて、山形状の切り込み30a〜30cを形成する。
このように支持部21a〜21cが形成されていることから、切り込み30a〜30cによって形成された開放片33a〜33cのいずれかとそれ以外の部分でポケットチーフ本体210を狭持することができる。例えば、ポケットチーフ本体210の下辺を端部31a,32aの位置近傍になるようにしたいとき、図11(a),(b)に示すように、この開放片33aの端部31a,32aでポケットチーフ本体210の下部が支持され、この開放片33aとそれ以外の部分とでポケットチーフ本体210の前後方向が挟持される。また、ポケットチーフ本体210の下辺を端部31b,32bの位置近傍になるようにしたいとき、図12(a),(b)に示すように、この開放片33bの端部31b,32bでポケットチーフ本体10の下部が支持され、この開放片33bとそれ以外の部分とでポケットチーフ本体210の前後方向が挟持される。なお、図10(a)に示す「a」の長さは、長すぎると開放片33a〜33cによる挟持力が小さくなり、短すぎる端部31a〜31c,32a〜32cに亀裂が生じやすくなることから、差込片211の左右方向の長さの1/8〜1/5の範囲であることが好ましく、さらに好ましくは1/7〜1/6である。また、開放片33a〜33cの上下方向の長さは、差込片211の左右方向の長さの2/5〜4/5までの長さであることが好ましい。
ところで、切り込み30a,30bは、図10(a)に示すように、山形状の切り込みの上部34a,34bを、それぞれ上段の切り込み30b,30cの下端31b,32b,31c,32cよりも上方に配置している。
このように構成することによって、端部31a〜31c,32a〜32cの上下方向の間隔を小さくすることができ、ポケットチーフ本体210を上着50の胸ポケット51に挿入したときに所望の高さに固定することができる。
しかも、ポケットチーフ本体210を狭持する面積を大きくとることができるから、ポケットチーフ本体210を安定して保持することができる。例えば、図12(a)に示すように、開放片33bのみならず、開放片33aの一部もポケットチーフ本体210を挟持することになり、支持部21a〜21cのうちいずれの支持部を用いた場合であっても挟持力を略一定にすることができる。
また、この支持体220においては、複数の切り込み30a〜30cの上部34a〜34cの下方にそれぞれ各支持部21a〜21cの位置を識別するための表示22a〜22cを形成しており、これにより利用者は容易に上着50の胸ポケット51から装飾用ハンカチーフ12を露出させるための支持部21a〜21bの位置を把握及び学習することができる。従って、この簡易ポケットチーフ3を数回使用するだけで、ポケットチーフ本体210の高さ調整が容易になる。また、図10(a)に示すように、ポケットチーフ本体210の支持体220への差込方向の表示24を支持体220の上部に形成しており、これにより簡易ポケットチーフ3の使用方法を容易に把握することができる。
また、この支持体220は、薄い板状のプラスチックを加工することによって製造してもよく、また、方形状の紙にプラスチックでラミネート加工したものに複数の切り込み30a〜30cを入れるようにしてもよい。このようにプラスチックを用いることで支持体220を安価に作成しつつも、紙などで形成するのに比べ、その耐久性を向上させることができる。
なお、上述の実施形態においては、支持体220に形成する複数の切り込み30a〜30cを略コの字状としたが、山形状の切込みであればこれに限られるものではない。例えば、図13に示すような支持体220’としてもよい。すなわち、支持体に円弧状の切り込み30a’〜30c ’を上下方向に形成するようにしてもよい。このとき、支持体220’の上部も円弧状に形成するようにすることで、コンパクト化を図ることができる。
また、上述の実施形態においては、支持体220に形成する切り込みを3段として説明したが、これに限られるものではなく、4段でも5段でも、或いは図14に示す支持体220”(切り込み30a”,30b”)のように2段でもよい。
(第4実施形態)
上述の第3実施形態では、支持体220に切り込み30a〜30cを入れることによって、複数の支持部21a〜21cを上下方向に多段に設け、ポケットチーフ本体210の下辺を複数の支持部21a〜21cのいずれかで支持することとしたが、本第4実施形態の支持体では、ポケットチーフ本体におけるカード状の差込片の片面の下部に支持体を挿入するための挿入孔を設け、支持体はこの挿入孔に挿入するための差込部を支持体の上部と下部とにそれぞれ形成している。
以下、第4実施形態における簡易ポケットチーフの構成を図面を参照して具体的に説明する。図15は本第4実施形態における簡易ポケットチーフの構成を説明するための図である。なお、第3実施形態と同様の構成については、同一符号を付している。
図15(a)に示すように、第4実施形態における簡易ポケットチーフ4のポケットチーフ本体310は、第3実施形態のポケットチーフ本体210の構成と同様にカード状に形成され、さらに、その差込片311の表面部15aの下部に左右方向に細長く開口する挿入孔116を設けている。また、この挿入孔116の左右端それぞれには、円形状に開口する開孔部114,115を設けており、これによって、挿入孔116の左右が外部の力によって左右に裂けることを防止するようにしている。なお、この挿入孔116は挿入孔であれば開口でなく切り込みであってもよい。
また、第4実施形態における簡易ポケットチーフ4の支持体320は、図15(a)に示すように、十字状に形成され、ポケットチーフ本体310の挿入孔116に挿入するための上部差込部135a及び下部差込部135bと、支持体本体部135cとを有している。上部差込部135aは上下方向に長く、下部差込部135bは上下方向に短く略方形状に形成される。すなわち、支持体320の上部と下部とにそれぞれその長さを異にした差込部135a,135bが形成される。また、支持体本体部135cは、差込部135a,135bの左右方向の幅よりも長い幅を有しており、略方形状に形成される。
この簡易ポケットチーフ4は、上着50の胸ポケット51からの装飾用ハンカチーフ12の位置を2段階で調整することができるようにしている。
すなわち、装飾用ハンカチーフ12の高さ位置を高くしたいときには、図15(b)に示すように、下部差込部135bを挿入孔116に挿入し、装飾用ハンカチーフ12の高さ位置を低くしたいときには、図15(c)に示すように、上部差込部135aを挿入孔116に挿入する。なお、支持体本体部135cは挿入孔116よりも左右方向の長さを大きくしていることから、差込部135a,135bを挿入孔116に挿入したとき、この支持体本体部135cによってポケットチーフ本体310が支持されることになる。
このように第4実施形態における簡易ポケットチーフ4では、支持体320の上部と下部とにそれぞれ長さの異なる差込部135a,135bを設け、この差込部135a,135bをポケットチーフ本体310の挿入孔116に挿入するだけで、上着50の胸ポケット51からの装飾用ハンカチーフ12の位置を容易に調整することができる。しかも、差込部135a,135b及び支持体本体部135cの各角は、円弧状に形成されて丸みを帯び、角がないため、挿入孔116への挿入を容易に行うことができる。
(第5実施形態)
上述の第4実施形態の支持体320では、ポケットチーフ本体310における差込片の左右細長の挿入孔に挿入するための差込部を支持体の上部と下部とにそれぞれ形成して複数の支持部を形成したが、本第5実施形態における支持体420では、上部のみを差込部とし、この差込部の左右辺を鋸歯状に形成することによって、複数の支持部を形成している。
以下、第5実施形態における簡易ポケットチーフの構成を図面を参照して具体的に説明する。図16は本第5実施形態における簡易ポケットチーフ5の構成を説明するための図である。なお、第4実施形態と同様の構成については、同一符号を付している。
図16(a)に示すように、第5実施形態におけるポケットチーフ本体410の差込片311は、第2実施形態の簡易ポケットチーフ4と同様に、カード状に形成され、その差込片311の表面部15aの下部に左右方向に細長く開口する挿入孔116と、開孔部114,115を設けている。
そして、簡易ポケットチーフ5における支持体420は、図16(a)に示すように、ポケットチーフ本体410の差込片311の挿入孔116に挿入するための差込部235aと、支持体本体部235cとを有している。差込部235aは上下方向に長く略方形状に形成され、その左右辺が鋸歯状に形成される。また、支持体本体部235cは、差込部235aの左右方向の幅よりも長い幅を有しており、略方形状に形成される。
この簡易ポケットチーフ5は、上着50の胸ポケット51からの装飾用ハンカチーフ12の位置を鋸歯の数分だけ多段階で調整することができるようにしている。
すなわち、装飾用ハンカチーフ12の高さ位置を高くしたいときには、図16(b)に示すように、差込部235aを挿入孔116に挿入し、差込部235aの上部側の鋸歯によってポケットチーフ本体410を支持し、装飾用ハンカチーフ12の高さ位置を低くしたいときには、図16(c)に示すように、差込部235aの下部側の鋸歯によってポケットチーフ本体410を支持する。なお、差込部235aによるポケットチーフ本体410の支持は、差込部235aの左右の鋸歯が開孔部114,115に掛止されることによって行われる。すなわち、差込部235aにおける左右の鋸歯を含む左右幅を、両開孔部114,115間の左右幅と略同等の幅とすることによって、差込部235aの左右の鋸歯が開孔部114,115に掛止されるようにしている。
このように第5実施形態における簡易ポケットチーフ5では、支持体420に左右辺が鋸歯状の差込部235aを設け、この差込部235aをポケットチーフ本体410の差込片311の挿入孔116に挿入するだけで、上着50の胸ポケット51からの装飾用ハンカチーフ12の位置を容易に調整することができる。
以上、本考案の実施の形態のいくつかを図面に基づいて詳細に説明したが、これらは例示であり、考案の開示の欄に記載の態様を始めとして、当業者の知識に基づいて種々の変形、改良を施した他の形態で本考案を実施することが可能である。例えば、各切り込み30a〜30cの端部31a〜31c,32a〜32cを、図15や図16に示す開孔部114,115のように、円弧状の貫通孔としてもよい。これによって、の端部31a〜31c,32a〜32cが外部の力によって左右に裂けることを防止することができる。
本考案の第1実施形態に係る簡易ポケットチーフの概要を説明するため図である。 第1実施形態に係るポケットチーフ本体の具体的な構成図である。 第1実施形態に係るポケットチーフ本体の構成を説明するための図である。 第1実施形態に係る支持体の具体的な構成図である。 第1実施形態に係るポケットチーフ本体を支持体で保持したときの状態を示す図である。 第1実施形態に係るポケットチーフ本体を支持体で保持したときの状態を示す図である。 第1実施形態に係る他のポケットチーフ本体の具体的な構成図である。 本考案の第2実施形態に係る簡易ポケットチーフの説明図である。 本考案の第3実施形態に係る簡易ポケットチーフの説明図である。 第3実施形態に係る支持体の具体的な構成図である。 第3実施形態に係るポケットチーフ本体を支持体で保持したときの状態を示す図である。 第3実施形態に係るポケットチーフ本体を支持体で保持したときの状態を示す図である。 第3実施形態に係る他の支持体の具体的な構成図である。 第3実施形態に係る別の支持体の具体的な構成図である。 本考案の第4実施形態に係る簡易ポケットチーフの説明図である。 本考案の第5実施形態に係る簡易ポケットチーフの説明図である。
符号の説明
1〜5 簡易ポケットチーフ
10,110,210,310,410 ポケットチーフ本体
11,111,211,311 差込片
12 装飾用ハンカチーフ
20,120,220,320,420 支持体
21a〜21c 支持部
25,26 付着面
30a〜30c 切り込み
33a〜33c 開放片
50 上着
51 胸ポケット
181,281 面ファスナー

Claims (11)

  1. 上着の胸ポケットに差し込む大きさに形成したカード状の差込片の上辺から装飾用ハンカチーフを露出させたポケットチーフ本体と、上着の胸ポケット内に収容可能な大きさとし、前記ポケットチーフ本体を支持する板状部材からなる支持体とを備えた簡易ポケットチーフ。
  2. 前記差込片の少なくとも片面の下部と前記支持体の片面にそれぞれ付着面を設け、これらの付着面を対面させて当接することにより前記ポケットチーフ本体を前記支持体により支持することを特徴とする請求項1に記載の簡易ポケットチーフ。
  3. 前記付着面は、面ファスナーで形成されることを特徴とする請求項2に記載の簡易ポケットチーフ。
  4. 前記差込片にシート状磁石を設けることによって前記差込片に前記付着面を設けると共に、前記支持体をシート状磁石により形成することによって前記支持体に前記付着面を設けたことを特徴とする請求項2に記載の簡易ポケットチーフ。
  5. 前記差込片の片面の略全面と前記支持体の片面の略全面に前記付着面を設けたことを特徴とする請求項2〜4のいずれか一項に記載の簡易ポケットチーフ。
  6. 前記支持体は、前記ポケットチーフ本体を複数段階の高さでそれぞれ支持する複数の支持部を有することを特徴とする請求項1に記載の簡易ポケットチーフ。
  7. 前記支持体に山形状の切り込みを上下方向に多段に複数形成することによって、前記ポケットチーフ本体の下辺を支持する前記複数の支持部を形成したことを特徴とする請求項6に記載の簡易ポケットチーフ。
  8. 前記山形状の切り込みの上部を、上段の切り込みの下端よりも上方に配置したことを特徴とする請求項7に記載の簡易ポケットチーフ。
  9. 複数の前記切り込みの下方にそれぞれ各支持部の位置を識別するための表示を形成したことを特徴とする請求項6又は請求項7に記載の簡易ポケットチーフ。
  10. 前記カード状の差込片は、その片面に前記支持体を挿入するための挿入孔を有しており、
    前記支持体は、前記挿入孔に挿入するための差込部を有しており、
    前記差込部は、前記支持体の上部と下部とにそれぞれその長さを異にして形成されることを特徴とする請求項6に記載の簡易ポケットチーフ。
  11. 前記カード状の差込片は、その片面に前記支持体の上部を挿入するための左右細長の挿入孔を有しており、
    前記支持体は、その上部に前記挿入孔に挿入するための差込部を有しており、
    前記差込部の左右辺を鋸歯状に形成することによって、前記複数の支持部を形成したことを特徴とする請求項6に記載の簡易ポケットチーフ。
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