JP3133496B2 - ストレ−ナ取付装置 - Google Patents

ストレ−ナ取付装置

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JP3133496B2
JP3133496B2 JP04214562A JP21456292A JP3133496B2 JP 3133496 B2 JP3133496 B2 JP 3133496B2 JP 04214562 A JP04214562 A JP 04214562A JP 21456292 A JP21456292 A JP 21456292A JP 3133496 B2 JP3133496 B2 JP 3133496B2
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旭 沢田
洋一 佃
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旭テック株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はストレ−ナ取付装置に係
り、特に、鋳型のキャビティ内への異物の混入防止、い
わゆるノロの混入を防止するために、鋳型の湯口部分に
取付けられるストレ−ナを自動的にセットするためのも
のに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、鋳造作業の省力化のために、鋳造
装置本体が自動化されつつあるが、ノロを防止するため
のストレ−ナ、いわゆる網の鋳型へのセットは、人手に
よって行われている。
【0003】以下、図4を用いて、ストレ−ナの使用状
態について説明する。この図4は、加圧鋳造装置本体の
縦断面図であって、金型イにストレ−ナSがセットされ
ている状態を示している。すなわち、鋳型イは、上型X
と下型Yを重合させて基台B上に載置されていて、その
鋳型イの重合面にキャビティCが形成されている。
【0004】キャビティCは、基台Bの下方に設けられ
ている溶湯の充填されているるつぼRに湯口H、湯道P
及び導管Lを介して連絡されている。そして、湯口Hと
湯道Pとの接合部に、ストレ−ナSがセットされてい
る。
【0005】ストレ−ナSのセットは、円筒状の湯道P
の上端部に、その湯道Pの直径よりも少し大きい直径の
円筒状の段差P′を設け、その段差P′に挿入して行わ
れる。したがって、ストレ−ナSの形状は、段差P′の
直径よりも少し小さい直径を有する円板状を呈してい
る。
【0006】上記構成の加圧鋳造装置本体においては、
るつぼR内が図示しない加圧手段によって加圧される
と、るつぼR内の溶湯が導管L、湯道P、ストレ−ナS
及び湯口Hを介してキャビティC内へ供給される。した
がって、この供給される溶湯中にノロが含まれていて
も、ストレ−ナSで阻止されてキャビティC内へは運ば
れず、鋳物製品を高品質に保つことができる。
【0007】なお、ストレ−ナSは、鋳物製品から湯口
部分を除去する際に一緒に除去される。また、ストレ−
ナSは、上述の低圧鋳造装置だけでなく、通常の重力式
の鋳造装置でも使用される。この重力式の鋳造装置は、
図4の鋳型イの部分の天地を逆とし、湯道Pに湯溜りを
接続した形態となる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、鋳造
装置本体が自動化されても、ストレ−ナのセットは人手
によって行われているため、鋳造作業全体を自動化する
ためには、ストレ−ナのセットも自動化されることが望
まれていた。
【0009】そこで、本発明は、上記要望に応えるため
になされたものであって、その目的は、ストレ−ナを自
動的にセットできるストレ−ナ取付装置を提供すること
にある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、鋳型のキャビティに通じる溶湯供給路の
途中に設けられた、平面形状が円形の段差を有するスト
レ−ナ取付部に、円板状のストレ−ナを挿入して取付け
るためのストレ−ナ取付装置において、水平状態に載置
されている前記ストレ−ナをそのストレ−ナの重心位置
を外れた両側から挾持して保持するとともに、その挾持
状態が解放されたときにそのストレ−ナを落下させる保
持機構と、その保持機構が前記ストレ−ナを保持したと
きに傾動するストレ−ナを一定の傾斜確度に維持する、
その保持機構に設けられた角度維持片と、前記保持機構
を前記ストレ−ナ取付部の上方へ移動させるとともに、
その保持機構を前記鋳型から離れた位置へ移動させる移
動機構とからなることを特徴としている。
【0011】
【作用】上記構成において、移動機構により保持機構が
ストレ−ナ取付部の上方に位置すると、保持機構はスト
レ−ナを解放する。これにより、ストレ−ナはストレ−
ナ取付部に挿入してセットされる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は一実施例装置の概略構成図、図2は図1の
要部の左側面図である。なお、図4と同一構成要素には
同一符号を付して説明する。
【0013】ストレ−ナSは、合成又は天然繊維の周知
の網からなり、その形状は円板状を呈していて、下型Y
の湯道Pの上部に設けられた段差P′で形成されるスト
レ−ナ取付部1上に挿入できる大きさに形成されてい
る。なお、このストレ−ナSの重量は、通常数g、例え
ば3g程度である。
【0014】保持機構2は、上部は後述する移動機構に
接続され、下部は周知のミニエアシリンダ2aで左右に
開閉される一対の挾持片2a,2bを有するとともに、
1本の角度維持片3を有している。
【0015】一対の挾持片2a,2bは、ストレ−ナS
の重心Gを外れた両側を挾持できる長さを有し、その挾
持力は、ストレ−ナSを変形させることなく保持できる
ように決められ、例えばその挾持力は10g前後に決め
られている。また、角度維持片3は、両挾持片2a,2
bの中間に位置し、その最下端位置は、一対の挾持片2
a,2bがストレ−ナSを保持したときの傾動を所定の
角度に維持できるように決められている。
【0016】本発明者らは、ストレ−ナSが所定の角度
でストレ−ナ取付部1に挿入されたときに、案内性が優
れていることを実験的に見い出している。
【0017】図3は、ストレ−ナSの傾斜角θと案内性
との関係を示すもので、同図(a)は、傾斜角θが17
°前後で案内性が好適な例を示している。また、同図
(b)は、傾斜角θが35°前後でストレ−ナSの傾斜
下端部が段部1から外れて湯道Pに入り、さらに、同図
(c)は、傾斜角θが7°前後で、ストレ−ナSの傾斜
下端部が段部1の上端に接して案内性が不良の状態を示
している。したがって、本発明者らの知見によれば、傾
斜角θは、10°〜25°が案内性に優れている。
【0018】移動機構4は、垂直方向に延び、かつ図示
しないモ−タにより左,右いずれの方向にも回転可能な
基部4aと、この基部4aから水平方向に延びるガイド
ロッド4bに案内されて左右方向に移動可能な移動体4
cとからなり、この移動体4cの下部に上記保持機構2
が接続されている。
【0019】基部4a及び移動体4cには、エアシリン
ダまたは回転スクリュウからなる周知の移動機構がそれ
ぞれ設けられていて、移動体4cを水平方向に、及び保
持機構2を上下方向にそれぞれ移動できるように構成さ
れている。
【0020】次に、本実施例装置の動作を説明する。移
動機構4は、基部4aを回転させて保持機構2をストレ
−ナSの載置されている場所(図示せず)へ移動すると
ともに、保持機構2をストレ−ナSに向けて降下させ、
かつ一対の挾持片2a,2bを閉じてストレ−ナSを挾
持する。
【0021】一対の挾持片2a,2bがストレ−ナSを
挾持した後、保持機構2を上昇させ、さらに、その保持
機構2がストレ−ナ取付部1上に位置するように移動機
構4を作動させる。なお、保持機構2で保持されている
ストレ−ナSは、図1に示されるように、角度維持片3
により案内性の優れた傾斜角に保たれている。
【0022】次いで、保持機構2をストレ−ナSの傾斜
下端部がストレ−ナ取付部1に接するまで降下させる。
そして、その接した時点で、一対の挾持片2a,2bが
開かれる。したがって、ストレ−ナSの傾斜上端部も、
ストレ−ナ取付部1内に落下し、ストレ−ナSのセット
が完了する。
【0023】なお、上述の保持機構2と移動体4cの移
動量及び基部4aの回転量は、図示しないマイクロコン
ピュ−タを中心に構成される制御器に記憶することによ
り、つまり周知のロボットにより制御される。
【0024】ストレ−ナSの取付終了後、保持機構2は
移動機構4により下型Yから離され、次いで上型X(図
4参照)がセットされて鋳型イが形成される。そして、
図4を用いて上述したような、鋳造工程に移される。
【0025】以上のように、本実施例装置によれば、ス
トレ−ナSをストレ−ナ取付部1に自動的にセットでき
るので、鋳造装置本体を完全に自動化することができ
る。
【0026】
【発明の効果】本発明に係るストレ−ナ取付装置は、鋳
型のキャビティに通じる溶湯供給路の途中に設けられ
た、平面形状が円形の段差を有するストレ−ナ取付部
に、円板状のストレ−ナを挿入して取付けるためのスト
レ−ナ取付装置において、水平状態に載置されている前
記ストレ−ナをそのストレ−ナの重心位置を外れた両側
から挾持して保持するとともに、その挾持状態が解放さ
れたときにそのストレ−ナを落下させる保持機構と、そ
の保持機構が前記ストレ−ナを保持したときに傾動する
ストレ−ナを一定の傾斜確度に維持する、その保持機構
に設けられた角度維持片と、前記保持機構を前記ストレ
−ナ取付部の上方へ移動させるとともに、その保持機構
を前記鋳型から離れた位置へ移動させる移動機構とから
なるので、ストレ−ナを自動的にストレ−ナ取付部にセ
ットすることができる。したがって、鋳造装置本体を自
動化したときは、ストレ−ナのセットを含めて完全な自
動化を図ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例装置の概略構成を示す正面図
である。
【図2】図1の要部の左側面図である。
【図3】傾斜角を決定するための説明図である。
【図4】鋳型にストレ−ナを取付けた状態を示す説明図
である。
【符号の説明】
1 ストレ−ナ取付部 2 保持機構 3 角度維持片 4 移動機構 C キャビティ S ストレ−ナ G 重心 P′ 段差 P 湯道(溶湯供給路) イ 鋳型 X 上型 Y 下型

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鋳型のキャビティに通じる溶湯供給路の
    途中に設けられた、平面形状が円形の段差を有するスト
    レ−ナ取付部に、円板状のストレ−ナを挿入して取付け
    るためのストレ−ナ取付装置において、 水平状態に載置されている前記ストレ−ナをそのストレ
    −ナの重心位置を外れた両側から挾持して保持するとと
    もに、その挾持状態が解放されたときにそのストレ−ナ
    を落下させる保持機構と、 前記保持機構が前記ストレ−ナを保持したときに傾動す
    るストレ−ナを一定の傾斜確度に維持する、その保持機
    構に設けられた角度維持片と、 前記保持機構を前記ストレ−ナ取付部の上方へ移動させ
    るとともに、その保持機構を前記鋳型から離れた位置へ
    移動させる移動機構と、 からなることを特徴とするストレ−ナ取付装置。
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