JP3133427U - メッセージタグ - Google Patents

Abstract

【課題】贈り主のメッセージを強調するメッセージタグを提供する。
【解決手段】メッセージタグは、ハート形状をした基部2から2つの枝を延ばした形状をしている。各枝は、ハート等の形状をした先端部4、プレート部3を有しており、基部2とそれぞれの間を、線部材5および6により接続されている。メッセージタグはメッセージ等の装飾を施された後で、両面テープにて、プレゼントに貼り付けられる。この際、プレート部3が、プレゼントの表面から高い位置に盛り上がるため、メッセージが強調される。
【選択図】図1

Description

本発明は、物品に貼り付けるメッセージタグに関する。

バレンタインデー、誕生日等の特別な日や、季節に贈るプレゼントには、ただ品物を贈るだけではなく、メッセージを付加して贈りたいものである。

プレゼント自体には綺麗な包装がなされているため、メッセージを付けたい場合には、メッセージをカードにしたためて、プレゼントとは別にわたすか、或いは包装の中に忍ばせてることが行われている。

しかしながら、贈ったプレゼント自体に直接メッセージを表したいという要望があっても、メッセージをシールに記述し、これを貼り付ける方法では、折角綺麗に包装されたプレゼントの外観を損なう恐れがある。

これに対し、メッセージを記述したシールに、リボンを積載させ、品物に貼付あるいは添付するものが、特許文献1において知られている。
特開平5-142998号

シール上にメッセージを記載する方法では、事務的にその品物の贈答目的を記述するだけの印象を拭えない。リボン等の装飾を付けても、当該装飾には目が移るものの、メッセージそのものについては、製品の内容物の説明、賞味期限等と同等の表示方式を抜け出ていないので、やはり貧相な印象は拭えない。

本考案は上述事情に鑑みてなされたもので、一体成型されたメッセージタグであって、裏面に両面テープを敷設された平面形状の基部と、該基部から弓状に湾曲した形状で延在する2本の枝を有し、該各枝は、平面状の先端部と平面状のプレート部とを有し、基部よりプレート部、先端部の順番で、線部材により連結されており、該先端部が該基部の属する平面の位置に来るように前記枝の弓状形状が形成されている。

メッセージをシール等の平面的な表示とは異なる表示とすることにより、プレゼントを受け取った側に印象付けることができる。また、プレゼントを贈る側が自由な装飾をすることができ、かつ貧相となりにくい。

以下、図面に基づいて、本考案のメッセージタグついて説明する。
図1は本実施例のメッセージタグ1を示している。メッセージタグ1は、ハート形状をした基部2から2つの枝を延ばした形状をしている。2つの枝のなす角度は、10度乃至180度である。各枝は、ハート等の形状をした先端部4、プレート部3を有しており、基部2とそれぞれの間を、線部材5および6により接続されている。

線部材は、断面円形の部材である。また、基部2、プレート部3、先端部4は、線部材5および6よりも幅広の厚さ1mm程度の平面状部材である。また、基部2から先端部4までの長さが凡そ8cm程度であり、基部2および先端部4のハート形状は、その幅が凡そ2cmである。特に、プレート部3は、メッセージの記述に資するものであり、幅凡そ1cm、長さ凡そ4cmである。メッセージタグ1は、プラスチックを素材としており、基部2、プレート部3、先端部4、線部材5および6が、一体として成型されている。

図中、先端部4には、その形状と相似のハートの図形が描かれている。

また、図2は、メッセージタグ1の側面図である。基部2の底面には、両面接着テープ7が敷設されている。図示のように、メッセージタグ1は、弓なりの形状をしているが、先端部4は、基部2の属する平面Aの上に到達している。望ましくは、先端部4の先端が平面Aの位置、或いはそれを越した位置に来るようにすることが良い。そのようにすれば、メッセージタグ1をプレゼントに貼り付けた際に、先端部4がプレゼントに押し付けられるような状態となり、プレゼントから先端部4が浮いてしまうことがない。そのため、先端部4が、不用意に引っかかることが無い。

本実施例によるメッセージタグ1は、プラスチックによる一体成型であるため、ある程度の弾力性を持ち、日常的な用の範囲内における圧力が加わり変形したとしても、元の形状に復帰する。

プレート部3へは、油性ペンによるメッセージの記述が可能であり、メッセージとしては、贈り主の気持、コメント、目的のみではなく、送り主の氏名、略称、商号も記述してもよい。メッセージは、文字に拘わらず、送り主を表す図形、模様でもよく、例えば近年、自分特有の意匠のネールアートにて化粧をする婦人も多く、そのような意匠をプレート部3にあつらえても良い。また、油性ペンでの記述ではなく、シールを貼り付けて記述してもよい。

基部2または、および先端部4にもペイントによる彩色、模様の付加をしても良い。また、上記のようなネールアートを施しても良い。

メッセージタグ1はメッセージ等の装飾を施された後で、両面テープ7にて、図示しないプレゼントに貼り付けられる。この際、プレート部3が、プレゼントの表面から高い位置に盛り上がるため、メッセージが強調されるという効果がある。

特に、従来例のように単にシールにメッセージを記述した場合はプレゼントの包装と同化してしまい目ただなくなるが、本実施例のメッセージタグ1によれば、プレゼントの包装から浮き上って、観者に訴求するため、プレート部3のメッセージをより印象付けさせることができるという効果がある。

図3は、図1のメッセージタグ1の基部2の変形例であり、基部2の表裏両面に両面テープが設けられている。表面の両面テープ8は、リボン等の装飾を付加するためのものである。本実施例の場合は、先端部2は、装飾により覆い尽くされるため、その形状はシンプルな円形となっている。

図4に、両面テープ8を介してリボン9を付加し、かつプレゼント10に貼り付けた使用例を示す。

図示のように、基部2より伸びた2つの枝は、リボンの高さよりも低い高さで盛り上がっており、あたかもリボンを結んだ際にできる端紐のように見えるようになる。
まずリボンで観者の目を引き、かつ盛り上がったプレート部によりメッセージを印象付けさせる。

上記実施例によれば、先端部4または基部2の形状をハート型としたが、多角形、星型などの形状でも良い。ただ、人の目を引く形状であることが望ましい。

上記実施例では、2つの枝は、同一乃至は相似形状を有するものとしたが、一方の先端部を他方の先端部の形状と異なるものとしても良い。例えば、一方をハート型、他方を星型としても良い。

また、材質としてプラスチックを用いたが、弾性を有し、圧を加えても元の形状に復帰する材質を適用してもかまわない。例えば、V字状のばね材を塩化ビニールで被覆して、実施例の形状に成型したものでも適用可能である。

メッセージタグ1の斜視図 メッセージタグ1の側面図 他の実施例を示す図 メッセージタグの使用状態を示す図

符号の説明

１ メッセージタグ
２ 基部
３ プレート部
４ 先端部4

Claims (2)

1. 一体成型されたメッセージタグ1であって、裏面に両面テープを敷設された平面形状の基部2と、該基部2から弓状に湾曲した形状で延在する2本の枝を有し、該各枝は、平面状の先端部4と平面状のプレート部3とを有し、基部よりプレート部3、先端部4の順番で、線部材により連結されており、該先端部4が該基部2の属する平面の位置に来るように前記枝の弓状形状が形成されていることを特徴とするメッセージタグ。
2. 請求項1のメッセージタグ1において、前記基部2は、その表面に装飾物を貼り付けることが可能な両面テープが敷設されていることを特徴とするメッセージタグ。

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