JP3132420U

JP3132420U - メジャー付き長手袋

Info

Publication number: JP3132420U
Application number: JP2007002102U
Authority: JP
Inventors: 堅一富田
Original assignee: 有限会社富花園芸
Priority date: 2007-03-28
Filing date: 2007-03-28
Publication date: 2007-06-07
Anticipated expiration: 2017-03-28

Abstract

【課題】
花卉の球根の定植作業などの手作業に適したメジャー付き長手袋を提供する。
【解決手段】
長手袋本体の指先端部位置から手首方向に至る面に、一定間隔の印を設けた。また、前記印を、人差指部の側面位置にさらに設けた。長手袋本体の素材には合成ゴムなどが使用され、印には目盛りが使用され、長手袋本体に予め印刷されるか或いは合成樹脂フイルムに目盛りを印刷したものを用いて貼着する。そして花卉の球根の定植作業などの手作業の際に定植位置の確認に使用できる。

【選択図】図１

Description

本考案は、農作業などの手作業に最適なメジャー付き長手袋に関するものである。

従来より、花卉の球根などの定植作業を行なう際には、例えば幅１３０ｃｍの畝の長手方向に６列の溝を掘って、２人の作業者が同時に定植作業を行なっている。この際上記の畝を挟んで各自がそれぞれ３列の溝を担当して、定植用の印を付けた長さ２〜３ｍの板を使用して、この印に合わせて球根を植え付けを行なう方法がとられている。

しかしながら、作業者の熟練度に差がある場合、一方の作業者が上記の長さの板を使用して植え付け作業を済ませても、他方の作業者の作業が終了するのを待つ必要があり、再度板を移動させて作業を再開するまでに時間のロスを生じ非常に効率が悪かった。

そこで、衣服にメジャーを設けたメジャー付き衣服が提案されている（特許文献１参照。）。

特開２００１−１３１８０８号公報

しかし、上記の特許文献１に記載されているメジャー付き衣服は、物の寸法を測定するために衣服の袖などにメジャーを設けたものであり、巻尺などを使用することなく測定作業を容易にするという特徴があるが、両手を使って作業する農作業では測定毎に作業が中断し使いづらいと共に、作業効率が低下するという問題点があった。

本考案は、上記問題点に鑑みなされたものであり、花卉の球根等の定植作業など両手を使用する農作業であっても、容易に球根の植え付け間隔の確認ができるメジャー付き長手袋を提供することを目的とするものである。

このため本考案のメジャー付き長手袋は、指先端部位置から手首方向に至る面に、一定間隔の印を設けたことをを第１の特徴とする。

また、前記印を、人差指部の側面位置にさらに設けたことを第２の特徴とする。

本考案のメジャー付き長手袋は、以上のように構成されているので次のような優れた効果を有する。
（１）指先端部位置から手首方向に至る面に、一定間隔の印を設けたため、巻尺や寸法確認用の板などを使用せずに容易に球根の植え付け間隔の確認ができるという効果がある。
（２）印を、人差指部の側面位置にさらに設けたため、狭い間隔を測定する際に利用しやすいという効果がある。
（３）長手袋の指先端部位置から手首方向に至る面、或いは人差指部の側面位置に印を設けたため、農作業などの手作業をしながらが球根の植え付け間隔の確認ができるできるという優れた効果がある。

以下、本考案の実施の形態を、図面に示す実施例に基づいて説明するが、本考案が本実施例に限定されないことは言うまでもない。図１は、本考案に係るメジャー付き長手袋の一実施例を示す斜視図、図２は図１の側面図、図３は他の実施例を示す斜視図である。

図１、２に示すように、本考案のメジャー付き長手袋１は、合成ゴムなどからなる手袋本体２と、手袋本体２の人差指部３から手の甲位置４に至る印である目盛り５と、人差指部３の側面位置に形成された印である目盛り６から構成されている。

目盛り５及び目盛り６はいずれも手袋本体２の表面に直接印刷して形成するか、或いは合成樹脂フィルムに予め目盛りを印刷したものを用いて貼着してあり、作業者が手袋本体２に手を挿入して指や手首を動かしても、その動作に従って屈曲できるようになっている。また、目盛り５及び６の寸法の正確さを要求する場合には耐熱収縮性の高い合成樹脂フィルム（例えばポリエステル樹脂フィルムなど）が選択されて使用される。尚、目盛り５及び６の間隔はとくに限定されず、作業の内容によってミリ単位やインチ単位が選択され、また色や大きさも視認しやすいものが使用される。

上記の構成からなる本考案のメジャー付き長手袋１を使用して花卉の球根の定植作業を行なうと、２人の作業者が同時に作業を行なって、例えば一方の作業者が早く作業を終了しても他の作業者の作業が終了するまで作業を中断する必要がないため、時間のロスがなくなり効率的な作業が行なえる。また、一定の寸法の目盛りが付いた長手袋を使用するため、個人差が出ることがなく均一な定植作業となる。

図３は他の実施例を示す斜視図であり、手袋本体２の人差指部３から手の甲位置４に至る印である目盛り７は予め手袋本体２の製造時に一定間隔に凸形状を形成したものであり、上記実施例と同様に使用することが可能であり、しかも目の不自由な作業者であっても指先の感覚で位置を確認できるものである。尚、本実施例においてメジャー付き長手袋に使用する素材として、合成ゴムとしているが、通常の農作業に使用されるものでよく、必要に応じた素材の使用が可能である。

以上、本考案によるメジャー付き長手袋によれば、指先端部位置から手首方向に至る面及び人差指部の側面位置に、一定間隔の印を設けたため巻尺などを使用することなく測定作業を容易に作業を行なうことができる。しかも、農作業などの手作業をしながらが球根の植え付け間隔の確認ができる。

本考案に係るメジャー付き長手袋の一実施例を示すである。図１の側面図である。他の実施例を示す斜視図である。

符号の説明

１メジャー付き長手袋
２手袋本体
３人差指部
４手の甲位置
５、６，７目盛り

Claims

指先端部位置から手首方向に至る面に、一定間隔の印を設けたことを特徴とするメジャー付き長手袋。
前記印を、人差指部の側面位置にさらに設けたことを特徴とする請求項１記載のメジャー付き長手袋。