JP3132352B2 - 鋼管のねじ切り方法 - Google Patents

鋼管のねじ切り方法

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JP3132352B2 JP07214484A JP21448495A JP3132352B2 JP 3132352 B2 JP3132352 B2 JP 3132352B2 JP 07214484 A JP07214484 A JP 07214484A JP 21448495 A JP21448495 A JP 21448495A JP 3132352 B2 JP3132352 B2 JP 3132352B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、油井管等の管端
に、高精度なねじを形成するための方法に関する。
【0002】
【従来の技術】油井管の管端に形成されるねじ、特に特
殊ねじは、継手による管相互の接続が確実で、かつ接続
部が完全にシールされることが必要である。図2は、こ
のような油井管の継手部を示す説明図であり、図2
(a)は継手部を含んだ管長手方向断面図、図2(b)
は図2(a)のA部拡大図、図2(c)は図2(a)の
B部拡大図である。鋼管21および22を接続する場合
には、鋼管21および22のお互いに対面する管端部に
設けたテーパー雄ねじ23および24に螺合するテーパ
ー雌ねじ25および26を内面に設けたリング状継手2
7を使用する。
【0003】リング状継手27内面のテーパー雌ねじ2
5および26の間には、これらテーパー雌ねじ25およ
び26よりも内面側に出っ張った突出部28が設けてあ
り、この突出部28の両側面28aおよび28bが、リ
ング状継手27で鋼管21と鋼管22を接続したとき
に、それぞれ鋼管21および22の管端面21aおよび
22aに接触して、管内の原油等が洩れないようにシー
ルするようになっている。なお、鋼管21の管端面21
aおよび鋼管22の管端面22aから管外面側に引き続
く部分および管内面側に引き続く部分には、それぞれ球
面部21bおよび22b、テーパー部21cおよび22
cが設けてあり、管端面21aおよび22aと相まって
シールをより強固なものにしている。
【0004】上述したように、リング状継手27によっ
て接続された鋼管21および22のシール部を形成する
管端面21a、22a、球面部21b、22bおよびテ
ーパー部21c、22cは、精密な金属接触方式による
シール効果を高めるため、テーパー雌ねじ25および2
6と相まって精密な加工が要求される。一般に、このよ
うな精密なシール部を有する特殊ねじは、プレミアム・
ジョイントと呼ばれている。
【0005】上述したシール部を有する特殊ねじを鋼管
端部に形成する従来の技術としては、特開平5−192
818号公報に開示された方法がある。この技術に係わ
る鋼管のねじ切り方法は、固定された鋼管の中心軸の回
りに工具が回転するように構成された面取り機に鋼管を
送り込み、この面取り機により前記鋼管の端面に予備面
取り加工、前記鋼管の端部内面に内面取り加工部を形成
するための内面取り加工および前記鋼管の端部外面に少
なくとも所定の長さにわたる水平外削部を形成するため
の外削加工を施し、次いで、前記鋼管を固定された鋼管
の中心軸の回りに工具が回転するように構成されたねじ
切り機に送り込み、前記ねじ切り機で前記鋼管の水平外
削加工部を芯出し基準として、チャックすることによ
り、前記ねじ切り機における前記鋼管の芯と前記面取り
機における前記鋼管の芯とを一致させ、次いで、前記ね
じ切り機により、前記鋼管端面に精密端面加工、前記水
平外削加工部の端部に対するシール加工およびこのシー
ル加工に引き続づいてねじ切り加工を施すものである。
【0006】上述した従来のねじ切り方法を図3(a)
〜(e)により説明すると、次のとおりである。すなわ
ち、図3(a)に示すように、鋼管21を、固定された
鋼管の中心軸の回りに工具が回転するように構成された
面取り機に送り込む。面取り機では、刃物台上に、端面
加工チップ31、内面取り加工チップ32、傾斜面外削
加工チップ33および水平面外削加工チップ34が所定
位置に固定されている。そして、刃物台は回転しながら
軸方向に移動し、端面加工チップ31による端面取り加
工によって、鋼管21の端面に対して、予備面取り加工
部35が形成され、内面取り加工チップ32による内面
取り加工によって、鋼管21の端部内面に内面取り部3
6が形成され、傾斜面外削加工チップ33および水平面
外削加工チップ34によって、鋼管21の端部外面に、
予備傾斜外削部37aとこれに続く水平外削部37bと
からなる外削部37が形成される。
【0007】次いで、上述した面取り機によって予備面
取り加工、内面取り加工および外削加工が施された鋼管
21を、固定された鋼管の中心軸の回りに工具が回転す
るように構成されたねじ切り機に送り込む。そして、図
3(b)に示すように、ねじ切り機の芯出しチャック3
8により、水平外削部37bを芯出し基準としてチャッ
クする。このようにチャックするので、ねじ切り機にお
ける鋼管21の芯と、面取り機における鋼管21の芯と
は一致することになる。
【0008】ねじ切り機は、図3(c)に示すように、
回転する切削工具として、シール加工チップ39、外削
加工チップ40およびチェザー41を有している。そし
て、芯出しチャック38を開放した後、シール加工チッ
プ39によって、鋼管21端面の予備面取り加工部35
に対する精密加工が施される。
【0009】次いで、図3(d)に示すように、予備傾
斜外削部37aに対する精密なシール加工および傾斜外
削加工が施される。このような加工をとおして、鋼管2
1にシールのための端面21a、球面部21bが形成さ
れる。 次いで、図3(e)に示すように、外削加工チ
ップ40によってねじ部余肉が除去された後、チェザー
41によりねじ切り加工がほぼ同時に施され、鋼管21
の端部外面に精密なテーパー雄ねじ25が形成される。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た特開平5−192818号公報に開示された鋼管のね
じ切り方法には、次のような問題点があった。すなわ
ち、面取り機における鋼管の芯とねじ切り機における鋼
管の芯とを一致させることができるので、鋼管に対し精
密なシール加工およびねじ切り加工を施すことができる
という利点はあるが、それはあくまでねじ切り加工を行
う鋼管端面近傍に曲がりがないという場合であり、曲が
りがある場合には、ねじ切り機でチャックする鋼管の位
置、あるいはチャックの機構が面取り機とねじ切り機と
で異なった場合には、必ずしも面取り機における鋼管の
芯とねじ切り機における鋼管の芯とを一致させることが
できず、ねじ切り加工精度、特に端面の偏肉による加工
精度が低下するという問題点があった。
【0011】このような問題点を、図4に基づき説明す
ると、次の通りである。すなわち、図4(a)に示すよ
うに、管端に局部的な曲がり(一般に鼻曲がりという)
部分21aがある鋼管21の曲がり部分21aを、図4
(b)に示すように、面取り機のチャック31で掴んで
管端にネジを切る場合を考えると、鋼管21の先端部
は、チャック31で掴まれたことにより、曲がりが矯正
された状態となる。この状態で芯出しした後ねじ切りの
ための予備加工を行うと、予備加工部21bは、鋼管2
1の軸芯21cを中心として、偏肉の発生しない状態で
加工される。
【0012】そして、予備加工後、チャック31を開放
すると、鋼管21の先端の曲がり部分21aは、図4
(c)に示すように、図4(b)の曲がりが矯正された
状態から、元の曲がった状態に戻る。
【0013】図4(c)のように先端が元の曲がった状
態に戻った鋼管21を、図4(d)に示すように、ねじ
切り機のチャック32で掴み、前記予備加工部21bを
基準として芯出しした後、ねじ切り加工を行うと、予備
加工部21bにおける鋼管21の軸芯21cと、ねじ切
り加工時の回転軸33とは一致せず、鋼管21が傾いた
状態で加工されることになる。このため、鋼管21のね
じ部21dは、偏肉状態で加工される(図の上部が薄肉
となり、図の下部が厚肉となる)。
【0014】この発明は、従来技術の上述のような問題
点を解消するためになされたものであり、鋼管に曲がり
があっても、精密なシール加工およびねじ切り加工がで
きる鋼管のねじ切り方法を提供することを目的としてい
る。
【0015】この発明に係る交換のねじ切り方法は、工
具回転式の面取り機において、この鋼管の管端から所定
距離離れた位置における軸芯を機械芯に合わせて、管体
を管体チャックで掴み、そして、この鋼管の管端部に所
定の加工を施す工程と、次いで、工具回転式のねじ切り
機において、前記鋼管の管端部で前記加工が施された部
を計測用チャックで掴んで、その部位における鋼管の
軸芯と機械芯との間の距離を計測し、その計測結果を前
記計測用チャックよりも管体中央よりに設けられた管体
フロ−ティングチャック駆動用サ−ボモ−タに送るとと
もに、前記計測用チャックを後退させ、サ−ボモ−タに
より管体フロ−ティングチャックを移動させて、前記鋼
管の軸芯と機械芯とを一致させた後、管体フロ−ティン
グチャックを固定させて、前記鋼管の管端部に所定の加
工を施す工程から成るものである。
【0016】また、工具回転式の面取り機において、こ
の鋼管にねじを切った後の完全ねじ部と不完全ねじ部の
境に相当する位置における鋼管の軸芯を機械芯に合わせ
て、管体を管体チャックで掴み、そして、この鋼管の管
端部に所定の加工を施す工程と、次いで、工具回転式の
ねじ切り機において、前記鋼管の前記面取り機において
芯合わせした位置と同じ位置を計測用チャックで掴ん
で、その部位における鋼管の軸芯と機械芯との間の距離
を計測し、その計測結果を前記計測用チャックよりも管
体中央よりに設けられた管体フロ−ティングチャック駆
動用サ−ボモ−タに送るとともに、前記計測用チャック
を後退させ、サ−ボモ−タにより管体フロ−ティングチ
ャックを移動させて、前記鋼管の軸芯と機械芯とを一致
させた後、管体フロ−ティングチャックを固定させて、
前記鋼管の管端部に所定の加工を施す工程から成るもの
である。
【0017】鋼管の管端部分に局部的な曲がりがある場
合、面取り機における鋼管の軸芯と機械芯との芯合せ
は、管体チャックを比較的管端に近い部分に配置するこ
とができるので、管体チャックで鋼管を掴むことによ
り、前記管端の局部的な曲りが矯正され、容易に行なう
ことができる。 しかしながら、ねじ切り機においては、
管体チャックを管端からねじを切る長さだけ離れた位置
よりも鋼管の中央よりにしか設けられないので、単に管
体チャックで管体を掴んだだけでは、鋼管の軸芯と機械
芯との芯合せはできない。 したがって、本発明の鋼管の
ねじ切り方法においては、前記鋼管の管端部で前記加工
が施された部位を計測用チャックで掴んで、その部位に
おける鋼管の軸芯と機械芯との間の距離を計測し、その
計測結果を前記計測用チャックよりも管体中央よりに設
けられた管体フロ−ティングチャック駆動用サ−ボモ−
タに送るとともに、前記計測用チャックを後退させ、サ
−ボモ−タにより管体フロ−ティングチャックを移動さ
せて、前記鋼管の軸芯と機械芯とを一致させた後、管体
フロ−ティングチャックを固定させて、前記鋼管の管端
部に所定の加工を施すようにしたのである。
【0018】したがって、シール部粗加工、端部内面の
内面取り加工および端部外面の外削加工等の粗加工が面
取り機により、またシール加工およびテーパーねじ切り
加工等の仕上加工がねじ切り機によりというように、別
々の機械で加工されているとはいえ、あたかも同一の機
械で粗加工および仕上加工するのと同じような加工がで
き、精密なシール加工およびねじ切り加工が可能となる
ので、テーパーねじ加工における精度が向上する。
【0019】なお、面取り機およびねじ切り機におい
て、芯出し位置を完全ねじ部と不完全ねじ部の境に相当
する位置としたのは、鋼管の管端に曲がりがあった場合
でも、この位置までは完全ねじ部が形成できるからであ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の例である鋼
管のねじ切り方法を、図1(a)〜(f)により説明す
る。この鋼管のねじ切り方法においては、図1(a)に
示すように、鋼管1を、固定された鋼管の中心軸の回り
に工具が回転するように構成された面取り機に送り込
み、鋼管1管端外面にねじを切ったときの完全ねじ部と
不完全ねじ部の境に相当する位置(管端からLc の距
離)を計測チャック2で掴むとともに、鋼管1の中央部
分をフローティングチャック3aおよび3bで掴む。そ
して、計測チャック2のチャック芯4の位置(上下方向
の位置および水平方向の位置)をチャック芯計測器5で
計測し、面取り機の回転中心軸6との間の上下方向の距
離Lおよび水平方向の距離Wを把握する。
【0021】次に、図1(b)に示すように、チャック
芯4を面取り機の回転中心軸6と一致させるために(す
なわち芯出しするために)、計測チャック2に設けたチ
ャック芯計測器5により計測された偏差LおよびWを0
にすべく、鋼管1の中央部分をチャックしているフロー
ティングチャック3aおよび3bを、上下方向にLおよ
び水平方向にWだけサーボモータ7aおよび7bにより
移動させる。このサーボモーター7aおよび7bは、フ
ローティングチャック3aおよび3bのおのおのに、上
下方向移動用と水平方向移動用の2個づつ装備されてい
る。
【0022】チャック芯4と面取り機の回転中心軸6と
が一致したら、図1(c)に示すように、計測チャック
2を面取り機による加工のじゃまにならないように、計
測チャック2を開放するとともに、フローティングチャ
ック3aおよび3bは、チャック位置がずれないように
固定する。
【0023】なお、鋼管1の加工端に最も近いフローテ
ィングチャック3aからの鋼管突出し長さLtは、ねじ
切り加工を含め工具干渉を避けられる長さとする。
【0024】そして、図1(d)に示すように、回転す
る面取り機の刃物ホルダ8を、鋼管1の加工端に近づけ
る。この刃物ホルダ8には、端面加工チップ9、内面取
り加工チップ10、外面加工チップ11が配置されてい
る。
【0025】そして、図1(e)に示すように、端面加
工チップ9による端面取り加工によって、鋼管1の端面
に予備面取り加工部12が形成され、図1(f)に示す
ように、内面取り加工チップ10による内面取り加工に
よって、鋼管1の端部内面に内面取り部13が形成さ
れ、図1(g)に示すように、外面加工チップ11によ
って、鋼管1の端部外面に、第一の外削部14aとこれ
に続く第二の傾斜外削部14bとからなる外削部14
が、鋼管1の半径方向および管軸方向に工具位置を制御
可能なNC面取り機により形成される。
【0026】次いで、上述した面取り機によって予備面
取り加工、内面取り加工および外削加工が施された鋼管
1を、固定された鋼管の中心軸の回りに工具が回転する
ように構成されたねじ切り機に送り込む。そして、ねじ
切り機の芯出し装置により、第一の外削部14aを基準
に、前記図1(a)〜図1(c)と同じように計測チャ
ック2で計測した後、フローティングチャック3aおよ
び3bを適正量移動させ、さらにフローティングチャッ
ク3aおよび3bを固定して鋼管1をチャックする。こ
のとき、鋼管1の軸芯は、面取り機と同一位置で機械芯
に一致し、鋼管1に対するフローティングチャック3a
および3bのチャック位置は、面取り機とねじ切り機と
では同一位置であり、かつ大きさと構造と材質等が同一
である同一機構のチャックでチャックするようにしてい
るので、ねじ切り機と面取り機における機械芯と鋼管1
の相対位置関係および機械と鋼管の相互の剛性が一致
し、あたかも1台の機械で面取り、ネジ切り加工を行っ
たように、一致することになる。
【0027】ねじ切り機は、図1(h)に示すように、
回転する切削工具として、シール加工チップ15とチェ
ザー16を有している。そして、シール加工チップ15
によって、鋼管1端面の予備面取り加工部12に対する
精密加工が施される。
【0028】次いで、第一の外削部14aに対する精密
なシール加工および傾斜外削加工が施される。このよう
な加工をとおして、鋼管1にシールのための端面1a、
球面部1bが形成される。
【0029】次いで、図1(i)に示すように、面取り
機による外面テーパー加工により、余肉が残っていない
外面テーパー部に、チェザー16によりねじ切り加工が
ほぼ同時に施され、鋼管1の端部外面に精密なテーパー
雄ねじ17が形成される。
【0030】本発明の鋼管のねじ切り加工方法において
は、上述したようにして加工が行われるので、面取り機
とねじ切り機における機械芯と鋼管の相対位置関係およ
び機械と鋼管の相互の剛性が一致しているので、加工中
の管端部の弾性変形が近似し、また鋼管に曲りがある場
合でも、曲りの影響を最小に抑えることができるため、
精密なシール加工およびねじ切り加工ができ、ねじ切り
加工精度が向上する。
【0031】なお、面取り機で加工された鋼管を、ねじ
切り機に搬送するに際しては、鋼管の上下方向および水
平方向の曲がりの状態が、面取り機で芯出ししたときと
同じ状態に維持されるように、ウォーキングビーム等を
使用して、鋼管を転がさないようにして搬送するように
する。
【0032】
【発明の効果】この発明により、精密なシール加工およ
びねじ切り加工ができ、ねじ切り加工精度が向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の鋼管のねじ切り方法の説明図であり、
(a)〜(j)は加工手順を示す。
【図2】シール部を有する特殊ねじの断面図である。
【図3】従来の鋼管のねじ切り方法の説明図であり、
(a)〜(e)は加工手順を示す。
【図4】面取り機とねじ切り機とでチャック位置が異な
る場合の切削状況を、手順を追って示した説明図であ
る。
【符号の説明】
1 鋼管 1a 端面 1b 球面部 2 計測チャック 3a、3b フローティングチャック 4 チャック芯 5 チャック芯計測器 6 面取り機の回転中心軸 7a、7b サーボモータ 8 刃物ホルダ 9 端面加工チップ 10 内面取り加工チップ 11 外面加工チップ 12 予備面取り加工部 13 内面取り部 14 外削部 15 シール加工チップ 16 チェザー 17 テーパー雄ねじ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B23G 1/22

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 工具回転式の面取り機において、この鋼
    管の管端から所定距離離れた位置における軸芯を機械芯
    に合わせて、管体を管体チャックで掴み、そして、この
    鋼管の管端部に所定の加工を施す工程と、 次いで、工具回転式のねじ切り機において、前記鋼管の
    管端部で前記加工が施された部位を計測用チャックで掴
    んで、その部位における鋼管の軸芯と機械芯との間の距
    離を計測し、その計測結果を前記計測用チャックよりも
    管体中央よりに設けられた管体フロ−ティングチャック
    駆動用サ−ボモ−タに送るとともに、前記計測用チャッ
    クを後退させ、サ−ボモ−タにより管体フロ−ティング
    チャックを移動させて、前記鋼管の軸芯と機械芯とを一
    致させた後、管体フロ−ティングチャックを固定させ
    て、前記鋼管の管端部に所定の加工を施す工程から成る
    ことを特徴とする鋼管のねじ切り方法。
  2. 【請求項2】 工具回転式の面取り機において、この鋼
    管にねじを切った後の完全ねじ部と不完全ねじ部の境に
    相当する位置における鋼管の軸芯を機械芯に合わせて、
    管体を管体チャックで掴み、そして、この鋼管の管端部
    に所定の加工を施す工程と、 次いで、工具回転式のねじ切り機において、前記鋼管の
    前記面取り機において芯合わせした位置と同じ位置を計
    測用チャックで掴んで、その部位における鋼管の軸芯と
    機械芯との間の距離を計測し、その計測結果を前記計測
    用チャックよりも管体中央よりに設けられた管体フロ−
    ティングチャック駆動用サ−ボモ−タに送るとともに、
    前記計測用チャックを後退させ、サ−ボモ−タにより管
    体フロ−ティングチャックを移動させて、前記鋼管の軸
    芯と機械芯とを一致させた後、管体フロ−ティングチャ
    ックを固定させて、前記鋼管の管端部に所定の加工を施
    す工程から成ることを特徴とする鋼管のねじ切り方法。
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