JP3132010U - ミネラルウォーター類自動販売装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ミネラルウォーター類に溶解しているミネラル成分、味覚及び風味等を損なうことなく、貯水タンク内のミネラルウォーター類を、顧客の持参した大型容器内に効率よく所定量流入して販売すると共に、設置作業や施工性が好適なミネラルウォーター類自動販売装置を提供する。
【解決手段】ミネラルウォーター類自動販売装置Mは、採水地からタンクロ−リ等により搬送され、ミネラルウォーター類を貯水する貯水タンク1と接続管路を介して連結される給水装置10からなり、当該給水装置10は、ハウジング11内には加圧ポンプ、垂直管路、水平往管路の配管部材と左円筒状濾過装置、右円筒状濾過装置等から構成されている。
【選択図】図1

Description

本願考案は、ミネラルウォーター類自動販売装置に関する。より詳しくは、ミネラルウォーター類を貯水タンクに貯留し、加圧ポンプ、円筒状濾過装置等を介し、顧客が持参する(大型の)受水容器に随時供給販売することができるミネラルウォーター類自動販売装置に関する。
近年、飲料水は、スーパーマーケット、コンビニエンスストア又は自動販売機等で購入するのが常識となっている。これは都市化や温暖化等による水不足が深刻化し、また農薬、合成洗剤等の化学物質による水質汚染が進行し、そのため家庭で使用する水道水は、消毒用薬剤で臭気があるために飲用されなくなり、さらに健康指向とも相俟ってミネラルウォーター類の需要が急速に増加している。
日本におけるミネラルウォーター類は4つに分類される。農水省のミネラルウォーター品質表示ガイドラインによれば、ミネラルウォーター類とは、地中のミネラル分が溶解した地下水をいい、濾過・沈澱・加熱以外の処理をしていないもので、ミネラルウォーターとは、地中のミネラル分が溶解した地下水をいい、濾過・沈澱・加熱殺菌のほか、オゾン殺菌・紫外線殺菌・ミネラル分調整・ブレンド等を行ったものとされ、ナチュラルウォーターは、ミネラル分の溶解が少ない地下水をいい、濾過・沈澱・加熱殺菌以外の処理をしてないもので、ボトルドウォーターは、飲料可能な水で純水・蒸留水、河川の表流水、水道水等で、処理方法に限定はない。
ミネラルウォーター類の品質を損なわず、飲料水、調理用水等に使用される天然水の供給装置として、例えば、特開平7−953及び特開平7−954等が開示されている。
また特開平7−953の「天然水貯蔵・供給装置」は、貯水槽中に貯水されている飲料用ミネラルウォーター等の天然水の天然性を確保しつつ、天然水中に雑菌が繁殖するのを阻止して、随時、天然水の元来の品質を充分に保有している衛生上安全な良品質の天然水を安定して供給し得る天然水貯蔵・供給装置を提供することを目的とし、天然水貯水槽と、天然水貯水槽内の天然水中に没入されて配設される紫外線殺菌灯と、前記天然水貯水槽中の紫外線殺菌灯付近の天然水とその他の天然水とを常時循環させる循環手段と、紫外線殺菌済み天然水の導出口とから構成されてなることを特徴としている。
また、特開平7−954の「天然水貯蔵・供給装置」は、天然水の元来の品質を充分に保有している衛生上安全な良品質の天然水を随時安定して供給し得る天然水貯蔵・供給装置の提供を目的とし、天然水貯水槽と、天然水貯水槽から管路で導出された天然水を流動状態で殺菌処理する流水管路の中に紫外線殺菌灯を内設してなる紫外線流水殺菌装置内を流れる天然水と管路にて連結させて両天然水の間を循環させる循環手段と、紫外線流水殺菌済み天然水の導出口とから構成されてなることを特徴としている。
特開平7−953号公報 特開平7−954号公報
上記の特許文献1及び特許文献2の天然水貯蔵・供給装置は、殺菌手段として何れも天然水中で紫外線殺菌灯を使用するために、天然水の味覚要素である酸素や二酸化炭素等の溶存ガス量が減少することになり、天然水としての風味、まろやかさ等が損なわれる欠点がある。また紫外線殺菌灯の使用によりミネラルウォーター類としての表示、販売等はできないことになる。
したがって、ミネラルウォーター類を販売するための本願考案は、上記引用文献に記載の考案とは全く別異の考案である。
本願考案の課題は、地中深部から汲み上げるか又は自然湧水しミネラルウォーター類を採水し、当該ミネラルウォーター類に溶解しているミネラル成分、味覚及び風味等を損なうことなく、常時貯水タンクに貯水しておき顧客の持参した大型容器内に効率よく所定量流入して販売すると共に、設置作業や施工性が好適なミネラルウォーター類自動販売装置を提供することにある。
本願考案者は、上記の従来技術が有する、各種の問題点に鑑み、鋭意検討を重ね、特に
特許文献1〜2にあるような、紫外線殺菌、オゾン殺菌、ミネラル分調整やブレンド等を行うことなく、天然水としての風味豊かなミネラルウォーター類を提供する本願考案を完成したものである。
本願の明細書、図面に記載の用語についての解釈上の疑義を解消すべく、以下本明細書、図面に記載する用語の説明を行うこととする。
<用語の説明>
○ ミネラルウォーター類とは、本願明細書等においては、ナチュラルウォーミネラルウォーター類、ミネラルウォーターをいうものとする。
ここに、ナチュラルウォーミネラルウォーター類、ミネラルウォーターとは、以下のとおりである。
1990年に農林水産省が定めたガイドラインによれば、「ミネラルウォーター類」と呼ばれる水は、下表のように原料によって4種類に分けられている。

Figure 0003132010
ミネラル分の濃度や量については特に規制されていない。
本願考案においては、ミネラルウォーター類には、ボトルドウォーターは含まれないものとする。
○ミネラルウォーター類自動販売装置とは、屋内外に設置され、ミネラルウォーター類を顧客の持参した受水容器に所定量自動的に給水して販売するための装置をいう。
○貯水タンクとは、ミネラルウォーター類を常時貯水するためのタンクをいう。
○給水装置とは、ハウジング、給水管路、加圧ポンプ、垂直管路、水平往復管路及び円筒状濾過装置等からなり、ハウジング内に、給水管路、加圧ポンプ、垂直管路、水平往復管路及び円筒状濾過装置等を収納してなる。
○ハウジングとは、給水管路、加圧ポンプ、垂直管路、水平往復管路及び円筒状濾過装置等を収納する箱形の部分をいう。
○給水管路は、垂直管路の下端部に加圧ポンプを介在させる形で接続される管路をいう。
○加圧ポンプとは、常時貯水する貯水タンクから、接続管路、給水管路、垂直管路、水平往復管路基部の往管路、円筒状濾過装置、水平往復管路基部の復管路を通って、出水管から、ミネラルウォーター類が顧客の持参した受水容器に供給されるために、ミネラルウォーター類を加圧して供給するためのポンプをいう。
○垂直管路とは、給水装置のハウジング内の下部に設置された給水管路と接続された垂直管路であって、ミネラルウォーター類の通路だけでなく、給水装置のハウジングと給水管路と垂直管路が一体となって、水平往復管路及び円筒状濾過装置とを支える強度を有している。
○水平往復管路とは、往管路(水平往管路ともいう。)と往管路(水平復管路ともいう。)からなり、垂直管路の上端部が、水平往復管路基部の往管路に接続され、円筒状濾過装置の上端部の流入口が、該往復管路先端部の往管路に、円筒状濾過装置の上端部の流出口が、該往復管路先端部の復管路に、円筒状濾過装置を吊下げる形で接続され、該復管路基部の復管路を通って、出水口からミネラルウォーター類が顧客の持参した受水容器に供給され、該往復管路の往管路と復管路は水平で近接並行してなる。
○円筒状濾過装置とは、濾過フィルターとケーシングからなり、濾過フィルターがケーシング内に収納されている。そして、円筒状濾過装置の上端部の流入口が、該往復管路先端部の往管路に、円筒状濾過装置の上端部の流出口が、該往復管路先端部の復管路に、円筒状濾過装置を吊下げる形で接続される。
○接続管路とは、貯水タンクと給水装置の下部に設置される給水管入口とを接続する管路である。
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課題を解決するための手段(第1考案〜第8考案)は、本願、実用新案登録請求の範囲の各請求項に記載の考案であり、具体的には、
第1考案は、請求項1に記載の考案であり、
第2考案は、請求項2に記載の考案であり、
第3考案は、請求項3に記載の考案であり、
第4考案は、請求項4に記載の考案であり、
第5考案は、請求項5に記載の考案であり、
第6考案は、請求項6に記載の考案であり、
第7考案は、請求項7に記載の考案であり、
第8考案は、請求項8に記載の考案である。
具体的な課題を解決するための手段は、以下の通りである。
[第1考案]
屋内外に設置され、ミネラルウォーター類を顧客の持参した受水容器に所定量給水するミネラルウォーター類自動販売装置において、
該ミネラルウォーター類自動販売装置が、ミネラルウォーター類を常時貯水する貯水タンク、給水装置及び接続管路から構成され、
給水装置のハウジング内に、給水管路、加圧ポンプ、垂直管路、水平往復管路及び円筒状濾過装置を収納してなり、給水管路は、垂直管路の下端部に加圧ポンプを介在させる形で接続され、
垂直管路の上端部が、水平往復管路基部の往管路に接続され、
円筒状濾過装置の上端部の流入口が、該往復管路先端部の往管路に、円筒状濾過装置の上端部の流出口が、該往復管路先端部の復管路に、円筒状濾過装置を吊下げる形で接続され、該復管路基部の復管路を通って、出水口からミネラルウォーター類が顧客の持参した受水容器に供給され、該往復管路の往管路と復管路は水平で近接並行してなり、
貯水タンクと給水装置の下部に設置される給水管入口は、接続管路により接続されることを特徴とするミネラルウォーター類自動販売装置。
[第2考案]
前記貯水タンク内容器は、鋼製のメッシュ状外枠で被覆されると共に、貯水タンクの底部隅部には緩衝部材を配設したことを特徴とする第1考案に記載のミネラルウォーター類自動販売装置。
[第3考案]
前記ハウジングの正面板には、残量ランプ、給水スイッチ、出水口が配備されると共に、取り扱い説明書が貼付されていることを特徴とする第1考案〜第2考案の何れかに記載のミネラルウォーター類自動販売装置。
[第4考案]
前記円筒状濾過装置は、濾過フィルターとステンレス製のケーシングからなり、当該ケーシングは、ハウジングの壁面に取付具を介して垂直に掛吊されていることを特徴とする第1考案〜第3考案の何れかに記載のミネラルウォーター類自動販売装置。
[第5考案]
前記電磁弁、流量計、流量調整バルブ及びこれらを連結する水平往復管路は、前記出水口と略同一水平面であることを特徴とする第1考案〜第4考案の何れかに記載のミネラルウォーター類自動販売装置。
[第6考案]
前記ハウジングの正面板底部には、受水容器載置用の台板が設置されていることを特徴とする第1考案〜第5考案の何れかに記載のミネラルウォーター類給水装置。
[第7考案]
前記台板の底部四隅には、キャスター又は固定ボルトが配設されていることを特徴とする第1考案〜第6考案の何れかに記載のミネラルウォーター類自動販売装置。
[第8考案]
前記ハウジングは、背面板を除きステンレス製であることを特徴とする第1考案〜第7考案の何れかに記載のミネラルウォーター類自動販売装置。
本願考案に係る、ミネラルウォーター類自動販売装置は、上記の構成になるから以下の効果を奏する。
○第1考案によれば、 屋内外に設置され、ミネラルウォーター類を顧客の持参した受水容器に所定量給水するミネラルウォーター類自動販売装置において、
該ミネラルウォーター類自動販売装置が、ミネラルウォーター類を常時貯水する貯水タンク、給水装置及び接続管路から構成され、
給水装置のハウジング内に、給水管路、加圧ポンプ、垂直管路、水平往復管路及び円筒状濾過装置を収納してなり、給水管路は、垂直管路の下端部に加圧ポンプを介在させる形で接続され、
垂直管路の上端部が、水平往復管路基部の往管路に接続され、
円筒状濾過装置の上端部の流入口が、該往復管路先端部の往管路に、円筒状濾過装置の上端部の流出口が、該往復管路先端部の復管路に、円筒状濾過装置を吊下げる形で接続され、該復管路基部の復管路を通って、出水口からミネラルウォーター類が、顧客の持参した受水容器に供給され、該往復管路の往管路と復管路は水平で近接並行してなり、
貯水タンクと給水装置の下部に設置される給水管入口は、接続管路により接続されることを特徴とするので、
貯水タンク内のミネラルウォーター類であるミネラルウォーター類は、加圧ポンプで加圧されて円筒状濾過装置に導通され、濾過フィルターにより濾過されて給水されるので、「地中深部から汲み上げるか又は自然湧水しミネラルウォーター類を採水し、当該ミネラルウォーター類に溶解しているミネラル成分、味覚及び風味等を損なうことなく、常時貯水タンクに貯水しておき顧客の持参した大型容器内に効率よく所定量流入して販売すると共に、設置作業や施工性が好適なミネラルウォーター類自動販売装置を提供すること」ができるという本考案の特有の効果を奏する。
さらに、本願考案の特徴的構成とすることによって、以下のような本願考案の特有の効果を奏することができる。
(1)貯水タンクと給水装置は、それぞれ個別に製作され、地面を平坦とした設置場所に、それぞれ個別に搬入され、フォークリフトやクレーン等の設置機器により簡便に設置作業を進捗することができ、給水装置は、予めハウジング内に加圧ポンプ、垂直管路、水平往復管路、流量計、電磁弁、流量調整バルブ、円筒状濾過装置等の配管工事を容易かつ簡便に施工することができる。
(2)「垂直管路の上端部が、水平往復管路基部の往管路に接続され、
円筒状濾過装置の上端部の流入口が、該往復管路先端部の往管路に、円筒状濾過装置の上端部の流出口が、該往復管路先端部の復管路に、円筒状濾過装置を吊下げる形で接続され、該復管路基部の復管路を通って、出水口からミネラルウォーター類が、顧客の持参した受水容器に供給され、該往復管路の往管路と復管路は水平で近接並行してなる」という特徴的構成とすることにより、該往復管路は、先端部が応力開放された片持ち梁構造となっているため、気温あるいはネラルウォーター類の温度に起因する熱応力が作用しないため、往復管路に接続した電磁弁、流量計、流量調整バルブが故障した場合に、これらの機器を取替え工事が容易に行うことができる。
「円筒状濾過装置の上端部の流入口が、該往復管路先端部の往管路に、円筒状濾過装置の上端部の流出口が、該往復管路先端部の復管路に、円筒状濾過装置を吊下げる形」を採ることにより、周期的に取替えが必要となる円筒状濾過装置を、相互に近接している円筒状濾過装置の上端部の流入口と円筒状濾過装置の上端部の流出口を往復管路より機械的に脱着させることにより、簡便に円筒状濾過装置を取り替えることが可能となる。
この理由は、円筒状濾過装置は吊下げられることにより、下端側は応力的に開放されており、気温あるいはネラルウォーター類の温度に起因する熱応力が作用しないため、円筒状濾過装置の上端部の流入口と円筒状濾過装置の上端部の流出口に内部応力が働かないため、応力開放による寸法変化が少なく、円筒状濾過装置が簡便に行うことができるためである。
(3)濾過装置は円筒状の吊下げタイプであるから、設置面積を狭小とすることができ(図7に示す円筒状の吊下げタイプ横型濾過装置24、25の使用状態におけるハウジング11の横幅寸法W1は、で、図9に示す横タイプ濾過装置240、250の使用状態におけるハウジング11の横幅寸法W2と比較し、給水装置の横幅寸法は短くコンパクト化することができる。)、さらに給水装置を設置場所に搬入後、タンク接続口に接続管路を介して貯水タンクに接続するだけで、ミネラルウォーター類自動販売装置の組立は早々に完了でき、施工費を安価とすることができる。
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上記により、本願考案の課題である、ミネラルウォーター類に溶解しているミネラル成分、味覚及び風味等を損なうことなく、常時貯水タンクに貯水しておき顧客の持参した大型容器内に効率よく所定量流入して販売すると共に、設置作業や施工性が好適なミネラルウォーター類自動販売装置を提供することができた。
○第2考案によれば、前記貯水タンク内容器は、鋼製のメッシュ状外枠で被覆されると共に、貯水タンクの底部隅部には緩衝部材を配設しているので、貯水タンクの設置作業、ミネラルウォーター類の補充作業等における貯水タンクへの耐衝撃性を高め、また破損防止等の効果を有している。
○第3考案によれば、前記ハウジングの正面板には、残量ランプ、給水スイッチ、出水口が配備されると共に、取り扱い説明書が貼付されているので、顧客は、購入希望の水量料金を係員に支払った後、給水スイッチを操作し、出水口から所定量のミネラルウォーター類を、持参した大型の受水容器に簡便に給水することはもちろん、顧客の都合のよい時刻に希望する水量を購入することができるという利便性がある。
○第4考案によれば、前記円筒状濾過装置は、濾過フィルターとステンレス製のケーシングからなり、当該ケーシングは、ハウジングの壁面に取付具を介して垂直に掛吊されているので、内部のミネラルウォーター類は、地面上及び外気の温度変化に影響され難いうえに、ケーシング本体は、配管重量による初期応力が負荷されない利点がある。まミネラルウォーター類は、ケーシング内に上方から垂直に落下し、撹拌されながら濾過フィルター内に入り効率よく濾過される。さらに定期的に行われる濾過フィルターの交換作業も簡便に行うことができる。
○第5考案によれば、前記電磁弁、流量計、流量調整バルブ及びこれらを連結する水平往復管路は、前記出水口と略同一水平面であるから、電磁弁、流量計等の機器類と水平往復管路等の配管、取付け作業は、作業者が無理な体勢で作業することがなく円滑に遂行される。
また、メンテナンス作業は容易で、例えば水平往復管路等からの漏水があったときは、落下水を透明な背面板を介して視認することができ、直ちに修理することができる。
○第6考案によれば、前記ハウジングの正面板底部には、受水容器載置用の台板が設置されているので、衛生上、好適である。
○第7考案によれば、前記台板の底部四隅には、キャスター又は固定ボルトが配設されているので、給水装置の設置作業、移転作業等を容易に行うことができる。
○第8考案によれば、前記ハウジングは、背面板を除きステンレス製であるから、給水装置の清掃作業は、洗浄水のみで簡便かつ効率よく行うことができる。
以下、本願考案に係る、ミネラルウォーター類自動販売装置(以下、単に、自動販売装置Mともいう)に関する最良の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、二連型自動販売装置Mの全体構成を示す斜視図、図2は、給水装置の正面図、図3は、同側面図、図4は、同一部切欠背面図、図5は、円筒状濾過装置近傍部位の一部切欠拡大断面図、図6は、ミネラルウォーター類の流れを示す説明図、図7は、水平往復管路及び円筒状濾過装置等の配管状態を説明する平面図、図8は本願考案の吊下げタイプ濾過装置の配管状態を説明する正面図である。図9は、横タイプ濾過装置の配管状態を説明する正面図、図10は、給水装置における他の実施例の正面図、図11は、給水装置における他の実施例の一部切欠背面図、図12は、給水装置における他の実施例の側面図である。
ここに、吊下げタイプ濾過装置とは、図8に示すように、円筒濾過装置の長手方向が垂直であるものであるに対して、横タイプ濾過装置とは、図9に示すように、円筒濾過装置の長手方向が水平方向であるものをいう。
図1に示すように、自動販売装置Mは、採水地からタンクロ−リ等により搬送されミネラルウォーター類を貯水する貯水タンク1と接続管路2、タンク接続口2aを介して連結される給水装置10からなり、貯水タンク1は、超高分子量高密度ポリエチレン製の内容器1a、鋼製メッシュ状外枠1b、基盤1c、天板1d及び緩衝部材1eからなっている。鋼製メッシュ状外枠1bは、貯水タンク1を設置又は移設作業時において、例えばフォークリフト等の機器を使用するためにその誤動作等による内容器1aの破損を防止することを主目的としている。また緩衝部材1eは、内容器1aと同一素材からなり、基盤1cの上面で内容器1aの底部四隅部に配設されている。緩衝部材1eは、鋼製メッシュ状外枠1bと同様に、貯水タンク1の設置又は移設作業時等において偶発的に起きる対物衝撃から内容器1aを防護する目的で配設されている。
給水装置10は、図1〜図4に示すように、ハウジング11内の台板11k上に設置された加圧ポンプ12、垂直管路13の左右に水平往管路14、15、流量計16、17、電磁弁18、19、流量調整バルブ20、21を配備し、左円筒状濾過装置24が、エルボ22の直下で取付具26により機械的に接続され吊下げられており、右円筒状濾過装置25が、エルボ23の直下に直下で取付具27により機械的に接続され吊下げられている。
28及び29は取付ナットで、30、31は送水管用エルボで、32はエアー抜き弁、33は開閉可能とした透明な背面板である。36はハウジング11内の上部に設置された、制御盤等からなる制御装置、37は排水管で、38は換気口である。
エアー抜き弁32は、加圧ポンプ始動時等において、配管等に滞留しているエアーを抜くために設けられている。
図1及び図2に示すように、ハウジング11の正面板11aには、残量ランプ11b、11c、給水スイッチ11d、11e、出水口11f、11hが配備されると共に、取り扱い説明書11jが正面板11aの略中央に貼付されている。正面板11aの底部には、20L入り大型の受水容器等の大型受水容器を載置するための台板11kが設置されており、また台板11kの底部四隅にはキャスター11mが配設されている。ハウジング11は、背面板33を除きステンレス製である。
図5は、左円筒状濾過装置24近傍部位の一部を切欠した拡大断面図で、左円筒状濾過装置24は、濾過フィルター24aとケーシング24bとからなり、濾過フィルター24aは、0.1〜0.2μのフィルターシートを層状に複数枚ロール状に巻回し、これを多数の導通孔24cを穿設した濾過フィルター24aの外周面に装着している。送出管24dは、ケーシング24bの中心部に垂設され、その上部管路は送水管用エルボ30を介して送水管34を経由し、出水口11hに接続されている。図中の矢印は、加圧ポンプ12で加圧されミネラルウォーター類の濾過フィルター24aへの通水方向を示している。ケーシング24bは、ハウジング11の正面板11a裏面に取付具26で掛吊されている。また濾過フィルター24aは、所定期間使用後に取付具26及び取付ナット28等を取り外し、濾過効率を高めるために適宜交換される。なお右円筒状濾過装置25の構造は、左円筒状濾過装置24と同様であるから説明を省略する。
図6及び図7において、左円筒状濾過装置24と右円筒状濾過装置25は、垂直管路13の左右に水平状に配設され、加圧ポンプ12から押し上げられミネラルウォーター類は、水平往管路14、15を経由して、それぞれ左円筒状濾過装置24内と右円筒状濾過装置25内に落下して濾過フィルター24a、25aにより濾過され、送出管24d、25dを上昇し、送水管34を経由し、出水口11hに送水される。図8に示すW1は、ハウジング11の横幅寸法で、図9に示す横型濾過装置240、250の使用状態における横幅寸法W2と比較し、明らかにハウジング11の占有面積が少ないことを示している。120は加圧ポンプ、130は垂直管路、160、170は流量計、180、190は、電磁弁である。
図1及び図2に示す正面板11aの取り扱い説明書11jには、「給水機の使い方」として、「レバーを上に上げると20リットル給水します、途中で止めたい時はもう一度レバーを上げて下さい。」、「またレバーを下げると、下げている間給水されます。」との内容が記載されている。
次に自動販売装置Mの動作態様を、図2〜図5を中心にして説明する。ミネラルウォーター類の購入希望顧客は、購入水量、例えば20リットルの料金3,150円を係員に支払った後、持参した20リットル用の大型の受水容器を、ハウジング11の正面板11aの残量ランプ11cの点灯を確認し、出水口11hの直下に載置し、取り扱い説明書11jの記載内容に従って給水スイッチ11eのレバーを上方に上げると、加圧ポンプ12が駆動し、ポンプ12内のミネラルウォーター類は加圧され、垂直管路13、水平往管路14、流量計16を経て開かれた電磁弁18を通水し、突出管22aから左円筒状濾過装置24のケーシング24b内に放水され、放水されミネラルウォーター類は、濾過フィルター24aで濾過されて導通孔24cから送出管24dに吸引され、送水管用エルボ30、送水管34を経由し、出水口11hから大型の受水容器内に給水され、所定の水量20リットルを給水したら制御装置36が起動して電磁弁18は閉鎖され、出水は停止する。流量調整バルブ20は、給水スイッチ11eのレバーが下げられたときに開放し給水される。なお図示しないが、例えば右円筒状濾過装置25側の送水管35と出水口11f間にヒータを装着し、温水として給水することも可能である。
図10〜図12は、自動販売装置Mにおける一連型給水装置40を示し、ハウジング41は、図11に示すように、貯水タンク1と接続管路42、タンク接続口42aを介して連結されている。ハウジング41の正面板41aには、残量ランプ41b、給水スイッチ41c、出水口41dが配備されると共に、取り扱い説明書41eが給水スイッチ41cの直下に貼付されている。正面板41aの底部には、20L入り大型の受水容器等の大型受水容器を載置するための台板41fが設置されており、また台板41fの底部四隅には固定ボルト41nが配設されている。ハウジング41は、背面板43を除きステンレス製である。
図11は、給水装置40の一部切欠背面図で、ハウジング41内の台板41f上に設置された加圧ポンプ42、垂直管路43、流量計44、水平往復管路45、電磁弁46、流量調整バルブ47を配備し、濾過装置48が取付具49により吊下げられている。濾過装置48は、濾過フィルター48aとケーシング48bとからなり、濾過フィルター48aは、0.1〜0.2μのフィルターシートを層状に複数枚ロール状に巻回し、これを送出管48cの外周面に装着している。50は取付ナットで、51は送水管、52はエアー抜き弁、53は開閉可能とした透明な背面板である。54はハウジング41内の上部に設置された、制御盤等からなる制御装置、55は排水管で、56は換気口である。
給水装置40の使用態様は、図2〜図5において上述した内容と同様であるから、その説明は省略する。
は、本願考案に係る、二連型自動販売装置Mの全体構成を示す斜視図である。 は、給水装置の正面図である。 は、給水装置の側面図である。 は、給水装置の一部切欠背面図である。 は、濾過装置近傍部位の一部切欠拡大断面図である。 は、ミネラルウォーター類の流れを示す説明図である。 は、水平往復管路及び円筒状濾過装置等の配管状態を説明する平面図である。 は、本願考案の吊下げタイプ濾過装置の配管状態を説明する正面図である。 は、横タイプ濾過装置の配管状態を説明する正面図である。 は、給水装置における他の実施例の正面図である。 は、給水装置における他の実施例の一部切欠背面図である。 は、給水装置における他の実施例の側面図である。
符号の説明
M ミネラルウォーター類自動販売装置
1 貯水タンク
2 接続管路
10 給水装置
11 ハウジング
12 加圧ポンプ
13 垂直管路
14、15 水平往管路
141、151 水平復管路
14と14 左水平往復管路
15と151 右水平往復管路
16、17 流量計
18、19 電磁弁
20、21 流量調整バルブ
24 左濾過装置
24a 濾過フィルター
24b ケーシング
24c 導通孔
24d 送出管
25 右濾過装置
26、27 取付具
36 制御装置
1a 内容器
1b 鋼製メッシュ状外枠
1e 緩衝部材
11 ハウジング
11a 正面板
11b、11c 残量ランプ
11d、11e 給水スイッチ
11f、11h 出水口
11j、41e 取り扱い説明書
11k 台板
11m キャスター
11n 固定ボルト

Claims (8)

  1. 屋内外に設置され、ミネラルウォーター類を顧客の持参した受水容器に所定量給水するミネラルウォーター類自動販売装置において、
    該ミネラルウォーター類自動販売装置が、ミネラルウォーター類を常時貯水する貯水タンク、給水装置及び接続管路から構成され、
    給水装置のハウジング内に、給水管路、加圧ポンプ、垂直管路、水平往復管路及び円筒状濾過装置を収納してなり、給水管路は、垂直管路の下端部に加圧ポンプを介在させる形で接続され、
    垂直管路の上端部が、水平往復管路基部の往管路に接続され、
    円筒状濾過装置の上端部の流入口が、該往復管路先端部の往管路に、円筒状濾過装置の上端部の流出口が、該往復管路先端部の復管路に、円筒状濾過装置を吊下げる形で接続され、該復管路基部の復管路を通って、出水口からミネラルウォーター類が顧客の持参した受水容器に供給され、該往復管路の往管路と復管路は水平で近接並行してなり、
    貯水タンクと給水装置の下部に設置される給水管入口は、接続管路により接続されることを特徴とするミネラルウォーター類自動販売装置。
  2. 前記貯水タンク内容器は、鋼製のメッシュ状外枠で被覆されると共に、貯水タンクの底部隅部には緩衝部材を配設したことを特徴とする請求項1記載のミネラルウォーター類自動販売装置。
  3. 前記ハウジングの正面板には、残量ランプ、給水スイッチ、出水口が配備されると共に、取り扱い説明書が貼付されていることを特徴とする請求項1〜請求項2の何れかに記載のミネラルウォーター類自動販売装置。
  4. 前記円筒状濾過装置は、濾過フィルターとステンレス製のケーシングからなり、当該ケーシングは、ハウジングの壁面に取付具を介して垂直に掛吊されていることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れかに記載のミネラルウォーター類自動販売装置。
  5. 前記電磁弁、流量計、流量調整バルブ及びこれらを連結する水平往復管路は、前記出水口と略同一水平面であることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れかに記載のミネラルウォーター類自動販売装置。
  6. 前記ハウジングの正面板底部には、受水容器載置用の台板が設置されていることを特徴とする請求項1〜請求項5の何れかに記載のミネラルウォーター類給水装置。
  7. 前記台板の底部四隅には、キャスター又は固定ボルトが配設されていることを特徴とする請求項1〜請求項6の何れかに記載のミネラルウォーター類自動販売装置。
  8. 前記ハウジングは、背面板を除きステンレス製であることを特徴とする請求項1〜請求項7の何れかに記載のミネラルウォーター類自動販売装置。
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