JP3131862U - 収納袋保持具 - Google Patents

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Abstract

【課題】収納袋の開口部の保形性を維持しながら収納袋を強固に保持すると共に、収納袋内にゴミ等を確実に収納させることができる収納袋保持具を提供する。
【解決手段】筒体11の上部外周にフランジ部12と、壁等の固定面13に設けるジョイント14に取り付け、取り外しが自在となるフランジ部12に連結するフック部15と、筒体11の外周壁面に環状に設ける溝部16と、筒体11の内周壁面に一方の端部を接合し他方の端部を筒体11の下方から露出して延設する可撓性を有する複数本の棒状体17を有し、棒状体17の他方の端部を収納袋18の開口内部に挿入させながら収納袋18の開口縁部を筒体11の外周壁面に当接させて収納袋18を介して溝部16に嵌合できるゴム又は樹脂の弾性体からなる締め付け体19を有する。
【選択図】図1

Description

本考案は、ゴミ等を収納する収納袋を保持するための収納袋保持具に関し、より詳細には、例えば、ビニールや、紙等からなる柔軟な収納袋の開口形状を保形性のよい形状に保持した状態で壁等に取り付けてゴミ等の収納を収納袋から零すことなく、容易に行うことができるようにするための収納袋保持具に関する。
従来のゴミ等を収納する収納袋を保持するための収納袋保持具には、壁等の固定面に引っかけるためのフックを、マグネットや、両面粘着テープや、吸盤等で貼り付けて取り付ける簡単なものがあり、このフックに収納袋を直接引っかけるようにしてゴミ等の集積容器として用いるものがある。あるいは、従来のゴミ等を収納する収納袋を保持するための収納袋保持具には、更に、簡単なものとして、壁等の固定面に釘や、ねじ等を、打ち付けて取り付けるものがあり、この釘や、ねじ等に収納袋を直接引っかるようにしてゴミ等の集積容器として用いるものがある。
しかしながら、固定面に取り付けるフックや、釘や、ねじ等のような収納袋保持具は、ここに直接引っかける収納袋がビニールや、紙等からなる柔軟な形態のものである場合には、収納袋の保形性が悪く、収納袋の開口形状が閉鎖されたような状態となってゴミの投入がしづらくなっている。また、この様な柔軟な収納袋は、この中にゴミ等が溜まるにつれて、ゴミの重量によって収納袋の開口が塞がるようになり、新たなゴミの投入がしづらくなっている。
そこで、従来のゴミ等を収納する収納袋を保持するための収納袋保持具には、開口部の保形性を確保するために、外環部品の内周面に可撓性を有する内環部品を圧接可能になす構成により、外環部品と内環部品とによって収納袋の開口縁部を挟持して吊り下げ、ゴミを収納袋内に収納する保持具が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、従来のゴミ等を収納する収納袋を保持するための収納袋保持具には、環状の基体と、この基体に連結する保持体に接続して開閉自在の環状の押さえ枠を有し、収納袋の開口縁部を基体と、押さえ枠で挟み込み、基体の複数箇所に着脱自在に設ける止め具で基体と押さえ枠を固定して吊り下げ、ゴミを収納袋内に収納する保持具が提案されている(例えば、特許文献2参照)。
実開平6−53509号公報 特開平10−72101号公報
しかしながら、前述したような従来の収納袋保持具は、未だ解決すべき次のような問題がある。
実開平6−53509号公報や、特開平10−72101号公報で開示されるような収納袋保持具は、収納袋の開口縁部を、外環部品と内環部品で両面から挟持するだけの形態、あるいは、基体と押さえ枠で収納袋の開口縁部を両面から挟み込み、止め具で基体と押さえ枠を固定するだけの形態であるので、収納袋を保持するための保持力が小さく、例えば収納袋内にゴミ等が集積されるにつれ、加重によって収納袋が収納袋保持具から抜け落ちたり、一部がはずれてしまう場合が発生している。特に、滑りやすいビニール等の収納袋の場合には、保持できる限界が低くなっている。
また、実開平6−53509号公報や、特開平10−72101号公報で開示されるような収納袋保持具は、ビニールや、紙等からなる柔軟な収納袋を収納袋保持具に装着させる時に、開口縁部を収納袋保持具の外周面に沿わせて均等に広げて装着させるのに手間が掛かる。
更に、実開平6−53509号公報や、特開平10−72101号公報で開示されるような収納袋保持具は、ビニールや、紙等からなる柔軟な収納袋の内部を程よく広げることができないので、ゴミ等を放り込む時に的確に内部に収まらず溢れ出したり、収納量が少なくなっている。
本考案は、かかる事情に鑑みてなされたものであって、収納袋の開口部の保形性を維持しながら収納袋を強固に保持すると共に、収納袋内にゴミ等を確実に収納させることができる収納袋保持具を提供することを目的とする。
前記目的に沿う本考案に係る収納袋保持具は、筒体の上部外周にフランジ部と、壁等の固定面に設けるジョイントに取り付け、取り外しが自在となるフランジ部に連結するフック部と、筒体の外周壁面に環状に設ける溝部と、筒体の内周壁面に一方の端部を接合し他方の端部を筒体の下方から露出して延設する可撓性を有する複数本の棒状体を有し、棒状体の他方の端部を収納袋の開口内部に挿入させながら収納袋の開口縁部を筒体の外周壁面に当接させて収納袋を介して溝部に嵌合できるゴム又は樹脂の弾性体からなる締め付け体を有する。
ここで、上記の収納袋保持具は、筒体のフランジ部に取り付けられて筒体の開口を開閉自在とする蓋体を有するのがよい。
また、上記の収納袋保持具は、締め付け体が紐状からなり、溝部に押し込まれて嵌合されて有するのがよい。
あるいは、上記の収納袋保持具は、締め付け体が溝部の外周より短い大きさのリング状からなり、溝部に落とし込んで嵌合されて有するのがよい。
請求項1又はこれに従属する請求項2〜4のいずれか一項記載の収納袋保持具は、筒体の上部外周にフランジ部と、壁等の固定面に設けるジョイントに取り付け、取り外しが自在となるフランジ部に連結するフック部と、筒体の外周壁面に環状に設ける溝部と、筒体の内周壁面に一方の端部を接合し他方の端部を筒体の下方から露出して延設する可撓性を有する複数本の棒状体を有し、棒状体の他方の端部を収納袋の開口内部に挿入させながら収納袋の開口縁部を筒体の外周壁面に当接させて収納袋を介して溝部に嵌合できるゴム又は樹脂の弾性体からなる締め付け体を有するので、収納袋の開口縁部を複数本の棒状体で筒体の外周壁面に誘導して当接できると共に、収納袋の開口部の保形性をフランジ部で維持でき、収納袋の開口縁部を筒体の溝部に締め付け体を嵌合させることで収納袋を筒体に強固に取り付けでき、収納袋の開口内部の空間の保形性を可撓性のある複数本の棒状体で収納袋を破壊することなく確保しながら維持でき、収納袋内にゴミ等を確実に収納させることができる。また、収納袋保持具には、壁等の固定面のジョイントに取り付け、取り外しが自在のフック部を備えているので、収納袋保持具を誤って破壊することなく、収納袋を容易に取り替えができるし、あるいは、収納袋を取り付けた後に、容易に壁等の固定面に取り付けることができる。
特に、請求項2記載の収納袋保持具は、筒体のフランジ部に取り付けられて筒体の開口を開閉自在とする蓋体を有するので、ゴミ等を人目から隠すことができて美観を維持できると共に、例えば、異臭のあるゴミ等が収納される場合には、臭いの拡散を防止することができる。
また、特に、請求項3記載の収納袋保持具は、締め付け体が紐状からなり、溝部に押し込まれて嵌合されて有するので、弾性体からなる締め付け体を収納袋を介して筒体の溝部に押し込んで収納袋を強固に取り付けでき、例え、ゴミ等の集積で加重があったとしても、収納袋の脱落を確実に防止することができる。
あるいは、特に、請求項4記載の収納袋保持具は、締め付け体が溝部の外周より短い大きさのリング状からなり、溝部に落とし込んで嵌合されて有するので、弾性体からなる締め付け体を拡張させて溝部の位置で拡張を解くだけで容易に収納袋を介して筒体の溝部に落とし込んで嵌合させて収納袋を筒体に強固に取り付けでき、例え、ゴミ等の集積で加重があったとしても、収納袋の脱落を確実に防止することができる。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案を具体化した実施するための最良の形態について説明し、本考案の理解に供する。
ここに、図1(A)、(B)はそれぞれ本考案の一実施の形態に係る収納袋保持具の説明図、図2は同収納袋保持具の変形例の収納袋保持具の説明図である。
図1(A)、(B)を参照しながら、本考案の一実施の形態に係る収納袋保持具を説明する。ここで、図1(A)は、収納袋保持具に収納袋を取り付けて壁等の固定面に取り付けた状態の平面図である。図1(B)は、図1(A)におけるA−A’線縦断面図である。
図1(A)、(B)に示すように、本考案の一実施の形態に係る収納袋保持具10は、平面視して円形、長円形、楕円形、三角形、四角形、多角形等からなる比較的強度のあるプラスチックや、アルミニウムのような軽量の金属で形成される筒体11からなり、上部外周に筒体11の外周から水平方向に突出するように筒体11と同様な材質で形成されるフランジ部12を設けている。この収納袋保持具10は、筒体11とフランジ部12の形状に様々なものがあることによって、例えば、三角形の場合には、室内の角部だとか、長円形、楕円形の場合には、家具の間の狭い場所等といったあらゆる場所でのゴミの集積容器として利用することができる。この収納袋保持具10は、壁や、棚等の固定面13に設けるジョイント14に取り付けたり、取り外したりすることが自在となるフック部15をフランジ部12に連結して設けている。そして、ジョイント14には、例えば、フック部15を挿入させるための貫通孔が設けられており、この貫通孔にフック部15を取り付けたり、取り外したりすることができるようになっている。なお、フック部15及びジョイント14の貫通孔は、それぞれ数を限定するものではないが、それぞれを複数個設けることで、収納袋保持具10を壁等の固定面13に安定よく、強固に取り付けることができる。
この収納袋保持具10の筒体11には、この筒体11の外周壁面を一周するように環状に設けるU字形状や、半球形状等からなる溝部16を有している。この筒体11は、内周壁面を外周壁面に設ける溝部16の部分が飛び出したような形状であってよい。あるいは、筒体11は、筒体11の肉厚を厚くして、外周壁面に溝部16を設け、内周壁面側をストレートにした形状であってもよい。なお、筒体11の内周壁面は、溝部16の部分が飛び出したような形状の場合には、筒体11の肉厚を薄くすることができるので、収納袋保持具10自体の重量を軽くすることができる。
また、上記の収納袋保持具10は、筒体11の内周壁面に一方の端部を接合し、他方の端部を筒体11の下方から露出して延設する棒状体17を有している。この棒状体17は、プラスチックや、金属等からなり、可撓性を有するものからなっている。この棒状体17は、複数本を設けているが、好ましくは3本以上を設けることで、後述するゴミ等を収納するための収納袋18の開口縁部の保形性を確保することができる。また、この棒状体17は、可撓性を有しているので、ビニールや、紙等からなる柔軟な収納袋18の開口内部に挿入させる時に、収納袋18の破壊を防止することができる。更には、棒状体17は、他方の端部の先端に丸みを持たせることで、ビニールや、紙等からなる柔軟な収納袋18の開口内部に挿入させる時に、収納袋18の破壊を防止することができる。
更に、上記の収納袋保持具10は、棒状体17をビニールや、紙等からなる柔軟な収納袋18の開口内部に挿入させながら収納袋18の開口縁部を筒体11の外周壁面に当接させて収納袋18を介して溝部16に嵌合できるゴム又は樹脂の弾性体からなる締め付け体19を有している。この締め付け体19は、ゴム又は樹脂の弾性体からなるので、溝部16にくい込むように嵌合することができ、締め付け体19と溝部16の間の収納袋18を強固に保持させることができる。
図2に示すように、上記の収納袋保持具10の変形例の収納袋保持具10aは、筒体11のフランジ部12に取り付けられて筒体11の上部開口を開閉自在とする蓋体20を有している。この蓋体20は、通常、フランジ部12の固定面側が開閉するときの支点21となるようにして筒体11の上部開口を開閉自在にできるようになっている。なお、蓋体20には、適当な位置に取っ手22を設けることで、蓋体20の開閉を行いやすくすることができる。
ここで、上記の収納袋保持具10、変形例の収納袋保持具10aの締め付け体19には、筒体11の外周壁面に環状に設けられる溝部16に沿って押し込まれて嵌合できるゴム又は樹脂の弾性体の両端が連結しない1本の紐体からなるのがよい。あるいは、締め付け体19は、筒体11の外周壁面に環状に設けられる溝部16に落とし込みながら両端を引っ張りながら締め上げて結ぶことで嵌合できるゴム又は樹脂の弾性体の両端が連結しない1本の紐体からなるのがよい。この紐体からなる締め付け体19で保持される収納袋18は、筒体11の溝部16に弾性体の紐体を押し付けたり、引っ張りながら締め上げて結んで嵌合させることで強固に取り付けることができ、例え、ゴミ等の集積で収納袋18に加重があったとしても、収納袋18の収納袋保持具10、10aからの脱落を確実に防止することができる。
また、上記の収納袋保持具10、変形例の収納袋保持具10aの締め付け体19には、筒体11の外周壁面に環状に設けられる溝部16に落とし込んで締め付けるようにして嵌合できる溝部16の外周より短い大きさのゴム又は樹脂の弾性体のリング状からなるのがよい。このリング状からなる締め付け体19で保持される収納袋18は、先ず、リング状からなる締め付け体19を広げておいて溝部16の位置で拡張を解除して落とし込むだけで、容易に締め付け体19を溝部16に嵌合でき、筒体11に強固に取り付けでき、例え、ゴミ等の集積で収納袋18に加重があったとしても、収納袋18の収納袋保持具10、10aからの脱落を確実に防止することができる。
本考案の収納袋保持具は、買い物等で提供されるビニールや、紙等のような柔軟性のある袋を保形性のよい収納袋として用いることができ、収納袋にゴミ等が集積されて満杯になったときにはその収納袋を取り外して廃棄して、新たな収納袋と交換するだけでゴミの集積容器として用いることができる。また、本考案の収納袋保持具は、平面視した時の形状を選定することで、例えば、室内の角部だとか、家具の間の狭い場所等のようなあらゆる場所で使用できるゴミの集積容器として利用することができる。
(A)、(B)はそれぞれ本考案の一実施の形態に係る収納袋保持具の説明図である。 は同収納袋保持具の変形例の収納袋保持具の説明図である。
符号の説明
10、10a:収納袋保持具、11:筒体、12:フランジ部、13:固定面、14:ジョイント、15:フック部、16:溝部、17:棒状体、18:収納袋、19:締め付け体、20:蓋体、21:支点、22:取っ手

Claims (4)

  1. 筒体の上部外周にフランジ部と、壁等の固定面に設けるジョイントに取り付け、取り外しが自在となる前記フランジ部に連結するフック部と、前記筒体の外周壁面に環状に設ける溝部と、前記筒体の内周壁面に一方の端部を接合し他方の端部を前記筒体の下方から露出して延設する可撓性を有する複数本の棒状体を有し、該棒状体の前記他方の端部を収納袋の開口内部に挿入させながら前記収納袋の開口縁部を前記筒体の外周壁面に当接させて前記収納袋を介して前記溝部に嵌合できるゴム又は樹脂の弾性体からなる締め付け体を有することを特徴とする収納袋保持具。
  2. 請求項1記載の収納袋保持具において、前記筒体の前記フランジ部に取り付けられて前記筒体の開口を開閉自在とする蓋体を有することを特徴とする収納袋保持具。
  3. 請求項1又は2記載の収納袋保持具において、前記締め付け体が紐状からなり、前記溝部に押し込まれて嵌合されて有することを特徴とする収納袋保持具。
  4. 請求項1又は2記載の収納袋保持具において、前記締め付け体が前記溝部の外周より短い大きさのリング状からなり、前記溝部に落とし込んで嵌合されて有することを特徴とする収納袋保持具。
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