JP3131738U - ゴルフボ−ル収集器具 - Google Patents

Abstract

【課題】簡単な構造のＴ型収集器具で地面に散乱したゴルフボールを効率良く収集する。
【解決手段】Ｔ型収集器具の収集板１下部を前方斜め下に出し、ゴルフボ−ルをすくい上げる構造にする。収集板下部に複数の分割すくい板７、または折れ曲がりすくい板を配し、収集板下部前端等とちょうつがい等で接続して地面の凹凸に添って上下に移動する構造にする。
【選択図】図３

Description

本考案は地面に散乱したゴルフボ−ルを効率良く収集する器具に関するものである。

ゴルフ練習場等で打ち放された無数のゴルフボ−ルを収集するには各種の器具や装置がある。簡単な器具では収集板に柄を付けたＴ型収集器具を押してボール集めるものがあるが、この種器具は効率が悪く改良する必要がある。
実用新案登録第３１１９０６１号公報

第一の課題は、従来のＴ型収集器具や車輪を付けたＴ型収集器具ではほぼ垂直に立てた収集板で地面のゴルフボ−ルを押して移動させ収集しているが、ゴルフボ−ルがたくさん集まった場合、大きな押す力が必要となることである。また、第二の課題は、地面の凹凸等で収集板下部と地面の間に大きな隙間ができ、ゴルフボールがすり抜けることである。

第一の課題の原因は、ゴルフボ−ルがたくさん集まった場合、ゴルフボ−ル同士が接触して転がりにくくなり、たくさん集まったゴルフボ−ルを転がらずに移動させることにある。この課題を解決するため請求事項１の考案では、Ｔ型収集器具の収集板下部を前方斜め下に出し、ゴルフボ−ルをすくい上げる構造にしたことである。

第二の課題の解決には、収集板下部が地面の凹凸等に添う構造にすることである。この課題を解決するため、請求事項２の考案では、請求事項１考案の収集板下部前方斜め下に出した部の前側に複数の分割すくい板、または折れ曲がりすくい板を配し、収集板下部前端等とちょうつがい等で接続して地面の凹凸に添って上下に移動する構造にしたことである。

請求事項１の考案により、ゴルフボ−ルをすくい上げる機能を持つことで収集器具の押す力が減少できる利点がある。

請求事項２の考案により、地面の凹凸や曲面で生じる収集器具収集板下部と地面の間の隙間を小さくでき、収集板下部からすり抜けるゴルフボ−ルを少なくできる利点がある。

図２は収集板１の下部を前方斜め下に出しゴルフボールをすくい上げる構造のゴルフボール収集器具を示す。

図３は、収集板１を車輪５で浮かし、収集板１の前側に４枚の分割すくい板７を取付け、分割すくい板７が地面と接しないように同板前部に分割すくい板小車輪８を取付ける。分割すくい板７は図３の９、10に示すように取付け部を中心に上下に移動できる構造にする。この構造により地面の凹凸に添ってゴルフボール４をすくい上げることができる。

図４は、収集板１を車輪５で浮かし、収集板１の前側に収集板１の両端で支持した中央折れ曲りすくい板13を配置し、折れ曲り部には中央折れ曲りすくい板小車輪12を取付ける。中央折れ曲りすくい板13は図の11に示すように支持部を支点に上下に移動できる構造にする。この構造により地面の曲面に添ってゴルフボール４をすくい上げることができる。

従来のゴルフボール収集器具の斜視図を示す。 本考案のゴルフボールすくい上げ構造を持ったゴルフボール収集器具の斜視図を示す。 地面の細かい凹凸に対応できるように４枚の分割すくい板を取付けた構造のゴルフボール収集器具の斜視図を示す。 地面の曲面に対応できるようにすくい板を中央で折れ曲がるようにした構造のゴルフボール収集器具の斜視図を示す。

符号の説明

１ 収集板
２ 補強棒
３ 柄
４ ゴルフボール
５ 車輪
６ 車輪支持部
７ 分割すくい板
８ 分割すくい板小車輪
９ 分割すくい板の下がった状態
10 分割すくい板の上がった状態
11 中央折れ曲りすくい板の上がった状態
12 中央折れ曲りすくい板小車輪
13 中央折れ曲りすくい板

Claims (2)

1. 地面のゴルフボ−ルを収集するために、従来の板に柄を付けたＴ型収集器具の収集板下部を前方斜め下に出し、ゴルフボ−ルをすくい上げる構造にしたもの。
2. 請求事項１のすくい上げる構造部の前側に複数の分割すくい板、または折れ曲がりすくい板を配し、すくい上げる構造部の前端等とちょうつがい等で接続して地面の凹凸等に添って上下に移動する構造にしたもの。

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