JP3131241B2 - リニアサーボ弁の制御装置 - Google Patents

リニアサーボ弁の制御装置

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JP3131241B2 JP03109373A JP10937391A JP3131241B2 JP 3131241 B2 JP3131241 B2 JP 3131241B2 JP 03109373 A JP03109373 A JP 03109373A JP 10937391 A JP10937391 A JP 10937391A JP 3131241 B2 JP3131241 B2 JP 3131241B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、リニアサーボ弁の制御
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】リニアサーボ弁は、従来は図2に示すよ
うに、リニアサーボ弁駆動用のリニア直流モータ1の可
動コイル3に、筒体17を直結し、直結した筒体17内
に直線状にスリーブ16を形成し、さらにスリーブ16
内を往復動可能にスプール2を挿入させている。そし
て、可動コイル3に電流を流したときに、可動コイルに
加えられる磁気的推力により、スプール2はスリーブ内
を直線的に変位し、スリーブ16との間に形成した油圧
回路4の開度をスプールの移動具合により変化させ、リ
ニアサーボ弁のアクチュエータ(図示せず)を作動させ
る構成になっている。
【0003】このリニアサーボ弁の制御は、リニア直流
モータ1へ入力する位置指令Xc に対応する速度指令V
c を出力する位置アンプ6と、位置アンプ6より出力さ
れる速度指令Vc に対応して電流指令Ic を出力する速
度アンプ7と、速度アンプ7より送られる電流指令Ic
を入力し、リニア直流モータ1へ駆動電流Iを出力する
電流アンプ8と、から成っている。
【0004】リニア直流モータ1に駆動電流Iが入力す
ると、可動コイル3に電流が流れ、可動コイルに発生す
る磁束と、磁石9との間に働く磁気的推力により、リニ
アサーボ弁のスプールはスリーブ16内を直線的に移動
し、油圧回路4の開閉の度合いを変化させるため、リニ
アサーボ弁の作動が調整される。
【0005】可動コイル3が、磁石9から受ける磁気的
推力により、スプール2が受ける変位Xは、位置検出部
5で検出され、さらに、位置アンプ6に入力する位置指
令Xc と、実際にリニアサーボ弁のスプール2が変位す
る量Xとの変位差eを補償するため、リニアサーボ弁に
加える電流Iが調整される。
【0006】さらに、以上の構成に加えて、従来は、リ
ニアサーボ弁を作動させるときの固体摩擦力を線形化
し、応答性、ヒステリシスの改善のため、速度ループ7
より出力される電流指令Ic に、比較的高い周波数10
(例えば200〜400Hz程度)のディザ(Dither)
信号Dを重畳させ、スプールを微小振動させる手法を採
用していた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、上述した従
来の(リニアサーボ弁の)制御装置によると、ディザ信
号による微小振動のため、スプールは摩耗し易く、スプ
ールの精度が次第に低下するという難点があった。
【0008】また、スプールには、このような固体摩擦
力の他に、流体力が働き、制御装置に対して外乱として
作用し、高精度、かつ高応答の制御を行うのが困難にす
るという難点もあった。
【0009】そこで、本発明は、かかるディザ信号を利
用する従来のリニアサーボ弁の制御装置の難点を無くす
るためになされたものであって、固体摩擦力や、外乱と
して働く流体力が存在しても、高精度、かつ応答性の高
い制御を行うリニアサーボ弁の制御装置を提供しようと
するものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】以上の課題を達成するた
め、本発明にかかるリニアサーボ弁の制御装置は、本発
明の一実施例の構成を示すと同じく、リニアサーボ弁駆
動用のリニア直流モータ1へ入力する位置指令Xc に応
じて速度指令Vc を出力する位置アンプ6と、位置アン
プ6から出力される速度指令Vc に応じて電流指令Ic
を出力する速度アンプ7と、速度アンプ7から出力され
る電流指令Ic に応じてリニア直流モータ1へ駆動電流
Iを出力する電流アンプ8と、速度アンプ7と、電流ア
ンプ8との間に設けられ、速度アンプ7から出力される
電流指令Ic に対し、望ましい応答変位を出力する規範
モデル12と、この規範モデル12からの出力と、前記
リニア直流モータの出力との間の出力偏差を、前記規範
モデル12の逆数13と低域フィルタ14を通して得ら
れる電流を補償電流として前記電流アンプ8へ出力する
規範モデルループ15と、により構成したものである。
【0011】
【作用】以上のように、本発明のリニアサーボ弁の制御
装置は、従来構成のリニアサーボ弁の制御装置におい
て、速度アンプ6と電流アンプ7の間に規範モデルルー
プ15を設け、速度アンプ6から出力される電流指令I
c に対し望ましい応答変位の出力をする規範モデルと、
この規範モデルの出力と、前記電流アンプ8からの駆動
電流によるリニア直流モータの出力との間の出力偏差
を、前記規範モデルの逆数と低域通過フィルタを通して
得られる電流を、補償電流として電流アンプ8へ加える
構成になっているため、リニア直流モータ1に加えられ
る駆動電流には、高周波電流を除かれた電流が補償電流
として送られる結果、リニア直流モータの変位は規範モ
デルの応答変位の出力と一致するように制御され、さら
にリニアサーボ弁をスプールや、スリーブの固体摩耗
や、流体力に影響されることなく作動させることができ
る。
【0012】
【実施例】以下、図面に基づいて、本発明の一実施例に
ついて説明する。
【0013】図1は、本発明の一実施例のリニアサーボ
弁の制御装置の概略構成を示す。すなわち、本実施例の
リニアサーボ弁の制御装置は、リニアサーボ弁を駆動す
るリニア直流モータ1に対し制御のための位置指令Xc
を送り、対応する速度指令Vc を出力する位置アンプ6
と、位置アンプから出力される速度指令に応じ、電流指
令Ic を出力する速度アンプ7と、速度アンプ7から出
力される電流指令に応じ、リニア直流モータ1に駆動電
流Iを出力する例えば、パルス帳変調増幅器などで構成
した電流アンプ8と、速度アンプ6と電流アンプ7との
間に速度アンプ7から出力される電流指令Ic に対し、
望ましい伝達特性を有する規範モデル12と、この規範
モデル12からの出力と、前記電流アンプ8からの駆動
電流Iにより駆動されたリニア直流モータ1からの出力
の間の出力偏差を、前記規範モデル12の逆数13と、
低域フィルタ14を通して得られる電流を補償電流とし
て電流アンプ8へ出力させる規範モデルループ15と、
から構成されている。
【0014】前記規範モデル12は、例えば速度アンプ
7から出力される電流指令Ic に対して、予め設定され
た(モデル化された)望ましい応答変位に相当する変位
値に対応して、例えば電流,電圧等を出力するよう予め
設定してあるものである。
【0015】リニアサーボ弁の構成については、図1中
には、特に図示しなかったけれども、例えば、図2に示
すように、スプール2を、リニアサーボ弁を駆動するリ
ニア直流モータ1に直結した筒体17に、水平方向に往
復移動できるように設けたスリーブ16内に配置したも
のである。そして、リニア直流モータ1に設けた可動コ
イル3に電流を流したときに、リニア直流モータ1に設
けられた磁石9との間に発生する磁気的相互作用により
スプール2はスリーブ16内を水平方向に移動し、スリ
ーブ16を部分的に横断するように形成した油圧回路4
の油路の開閉度を調節し、油圧サーボアクチュエータを
適宜作動させて、作動杆(図示せず)を所定量だけ移動
させる構造になっている。
【0016】本実施例のリニアサーボ弁の制御装置は、
図1に示すごとく、速度アンプ6と電流アンプ7の間
に、規範モデルループ15を設け、速度アンプ6から出
力される電流指令Ic に対し、望ましい応答変位を出力
する規範モデル12と、この規範モデルの出力と、リニ
ア直流モータ1の出力との間の出力偏差を、規範モデル
12の逆数13と、さらに、低域フィルタ14を通して
得られる電流値を電流アンプ8に補償電流として入力さ
せる構成になっているため、リニア直流モータの変位は
規範モデルの応答変位と一致し、しかも、高周波振動が
除かれているから、スプール2や、スリーブ16の摩耗
は低減され、精度が高く応答性の高いリニアサーボ弁が
実現できる。
【0017】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
のリニアサーボ弁の制御装置によれば、従来、用いられ
ていたディザ信号を廃止することができ、流体力や、固
体摩擦力に影響されない耐久性があり、高精度、高応答
のリニアサーボ弁が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例のリニアサーボ弁の制御装置
の概略構成を示すブロック図である。
【図2】従来のディザ信号によるリニアサーボ弁の制御
装置の概略構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 リニア直流モータ 2 スプール 6 位置アンプ 7 速度アンプ 8 電流アンプ 14 低域フィルタ 15 規範モデルループ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G05B 13/04 G05B 13/02 G05D 3/12 305

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 リニアサーボ弁駆動用のリニア直流モー
    タへ入力する位置指令に応じて速度指令を出力する位置
    アンプと、位置アンプから出力される速度指令に応じ、
    電流指令を出力する速度アンプと、速度アンプから出力
    される電流指令に応じて、リニア直流モータへ駆動電流
    を出力する電流アンプと、速度アンプと電流アンプの間
    に設けられ、速度アンプから出力される電流指令に対
    し、望ましい応答変位を出力する規範モデルと、この規
    範モデルからの出力と、前記リニア直流モータの出力と
    の間の出力偏差を、前記規範モデルの逆数と低域フィル
    タを通して得られる電流を補償電流として前記電流アン
    プへ出力する規範モデルループと、から成ることを特徴
    とするリニアサーボ弁の制御装置。
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