JP3131184U - ビニール製膨張式停止表示器材 - Google Patents

Abstract

【課題】軽量にして膨張・収縮可能であって、その設置と収納を簡単且つ迅速に行える停止表示器材を提供する。
【解決手段】ビニール製三角形袋状本体１の表面に反射材・蛍光材層５を設け、且つ空気注入口２を備え、その膨張時に底辺部に嵌め込み可能な硬質ゴム足３と、該ゴム足を差し込んで起立立設する立設架台４からなるビニール製膨張式停止表示器材。
【選択図】図１

Description

自動車走行中において、突然に故障したり事故を起こしたりした場合に、やむを得ず緊急停車した際、後続車両に対して緊急停車中であることを警告ないし注意を促し、追突事故などを未然に防止る自動車用の停止表示器材に関するものである。

従来技術

従来の自動車停止表示器は、三角形状の硬質プラスチック製部材ないし金属製部材からなり、表面に反射材や蛍光材を設けてなるのが一般的である。

考案が解決しようとする課題

上述のように、三角形状部材がすべて硬質部材によって製作されているから、縮小することも折り畳むことも不可能である。
従って、コンパクト化できないために収納や運搬が極めて不便である。また、自動車トランクなどに収納しても振動による騒音を発生しやすい上に、同居する荷物やトランク内壁などを傷つけたりするトラブルを起こしがちである。

課題を解決するための手段

上述のような不便や不自由を、停止表示機能を損なうことなく解決する考案を提供するものであって、従来の硬質部材製をすべてビニール及び硬質ゴム製にすることを骨子とするものである。

考案の実施の形態・実施例

ビニール製三角形袋状本体１の空気注入口２から空気を注入することによって一辺約５０センチメートルの三角形中空立体ができる。この底辺に２箇の硬質ゴム製足３の上に適宜間隔をおいて嵌め込み、且つ該足３を二本の立設架台４の挿入孔６に差し込んで起立させる。この時、該架台４は本体１に対して直角に位置させて転倒しにくいようにする。

これを故障車、事故車の後方ないし側方に立設しておけばその表面の反射材・蛍光材が後続車のライトや周囲の照明を受けて発光し、当該車両の存在を明確に表示することによって追突などの事故を未然に防止することができる。

その役目を終って収納する際は、先ず本体１の空気を抜いて全体を収縮させ、且つ立設架台４を向い合わせになるように回動させて本体１と平行にする。従って最も小さく折り畳むことができ、収納や運搬に最適の状態にできる。
或は、本体１、足３、架台４を全部分離して個別に収納することもできる。

考案の効果

突然の故障や事故に遭遇した際、積載している軽量にしてコンパクトな本体を取り出して簡単に空気膨張させて設置でき緊急事態に対処できると共に、使用後には空気を抜いて収縮させ、且つ折り畳むことができるので著しく体積を小さくできる。従って僅かなスペースでも収納することができるし持ち運びも極めて容易となる。振動による騒音発生も非常に少なくなる上に、隣接する他の物品や周囲に傷を与えたりすることも殆どなくなる有益な考案である。

本考案の実施例を示す斜視図。 本考案のＡ−Ｂ線拡大断面図。

符号の説明

１ ビニール製三角形袋状本体
２ 空気注入口
３ 硬質ゴム足
４ 立設架台
５ 反射材・蛍光材層
６ 挿入孔

Claims (1)

1. ビニール製三角形袋状本体１の表面に反射材・蛍光材層５を設け且つ空気注入口２を備えると共に、これを膨張させた時にその底辺に嵌め込み可能な二箇の硬質ゴム足３と、更に該ゴム足３を差し込んで立設する立設架台４からなるビニール製膨張式停止表示器材。

Images