JP3130969U - シャツ - Google Patents
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Abstract
【課題】ヨークを一枚にして、肩部の通気性を改善したものを維持しながら、さらに、台えり部の涼感性の改善を図ることにより、ビジネスシャツの着用者に、涼しさを実感してもらう。
【解決手段】外気温湿度の高い季節に涼感を得るためのシャツ1に関し、肩部分を成すヨーク2を一枚の衣料生地で形成し、さらに首にあたる台えり3部分に通気性が良く、衿元の汗等を吸水し易い性質のある芯地3bを用いる。
【選択図】図1
【解決手段】外気温湿度の高い季節に涼感を得るためのシャツ1に関し、肩部分を成すヨーク2を一枚の衣料生地で形成し、さらに首にあたる台えり3部分に通気性が良く、衿元の汗等を吸水し易い性質のある芯地3bを用いる。
【選択図】図1
Description
本考案は、シャツに関するものである。
外気温度の高い夏期などに、とくにシャツを着用する場合、アロハシャツなどといった根本的なデザイン変更により涼しさを確保したシャツとは異なり、得意先などを訪問するにあたり先方に不適切な印象を与えないためにも、従来からの慣習的なシャツが着用されてきている。そして、該慣習的なシャツは、肩部分から衿部分にかけて、立体感を作出すための保形性を維持することを目的として、生地を重ね合わせ作成されている。
だが、このように生地を二枚重ね合わせることで、当該部分の通気性が悪化し、放熱が妨げられている。そこで、シャツの従来からのデザインを変更せずに、肩部分の生地を一枚にして、通気性の改善を図った(実用新案登録番号3077486)ものがある。
確かに、該考案によって、肩部分の通気性は改善され、涼しさは確保できるようになったが、シャツ着用時最も不快に感じる首に直接あたる台えり部分の改善は、まだされていない。
本考案は、上述の実情に鑑みてなしたもので、従来のシャツのデザインを変更せずに、肩部分の生地を一枚にして、涼しさを確保した上で、さらに首にあたる台えり部分にも涼しさを感じられるシャツを提供することを目的としている。
本考案は、外気温湿度の高い季節に涼感を得るためのシャツであって、肩部分を成すヨークを一枚の衣料生地で形成し、さらに首にあたる台えり部分に通気性が良く、衿元の汗等を吸収し易い性質のある芯地を用いたことを特徴とするシャツに係るものである。
而して、このようにすれば、従来のシャツのデザインが維持されたまま、ヨークを一枚の衣料生地にすることにより、肩部分の通気性が改善されたシャツにおいて、台えりの肌触り感の向上により、涼しさが感じられることになる。
上記した本考案のシャツによれば、シャツの慣習的なデザインを生かしつつ肩部分の通気性を向上して外気温度の高い夏期などに涼感が得られるようにすることができ、さらに、首に直接あたる台えり部分の芯地を通気性が良く、衿元の汗等を吸水する性質の有する芯地にすることにより、衿元での涼感が感じられるという効果を奏し得る。
以下本考案の実施の形態を図示例と共に説明する。
図1は本考案の実施の形態の一例を示すもので、外気温湿度の高い季節に涼感を得るためのシャツ1に関し、肩部分を成すヨーク2を一枚の衣料生地で形成し、さらに首にあたる台えり3部分に通気性が良く、衿元の汗等を吸水し易い性質のある芯地3bを用いている。
すなわち、衿回りの構造は、台えり表3a、台えり3の芯地3b、台えり外3c、衿羽根裏、衿羽根芯地、衿羽根表の6層構造になっており、上記のように、通気性を確保する観点からの発想では、究極すれば、台えり、衿羽根をそれぞれ1枚の生地でしなければならなくなり、又、仮にそれができるとしても、シャツにおいて、一番重要なポイントである衿の形状が確保されず、本末転倒になってしまう。
そこで、当該衿元の構造には変更を加えず、衿元の涼しさを感じられるようにするという観点から、肌に一番近い台えり表3aと台えり外3cに挟まれている芯地3bを通気性が良く、衿元の汗等を吸水し易い性質のある芯地に変更して、肌触りの良さを感じられるようにしたのが、本考案の趣旨である。
すなわち、台えり3の形状保持の役割を果たす芯地3bに、通気性及び吸水性の機能を加えることにより、首もとの汗などを吸水し、通気性の高いことから、台えり3自体が湿った状態になりにくくなり、台えり3に触れる首等に、肌触りの良さが感じられる。
而して、このようにすれば、ヨーク2が一枚の衣料生地で形成されることによりシャツ1の肩部分の通気性が確保され、シャツ1は従来のデザインを維持し、しかも、台えり3の芯地3bに通気性が良く、衿元の汗等を吸水する性質を有する芯地3bを採用することから、首廻りに涼感性が付加され涼しさを衿元でも感じられることになる。
従って、上記形態例によれば、シャツ1の慣習的なデザインを生かしつつ肩部分の通気性の向上とともに、台えり3部分の涼感性の付加により、外気温湿度が高くシャツ着用時不快感を感じる夏期に快適な着用感が得られる。
尚、本考案のシャツは、上述の形態例にのみ限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
1 シャツ
2 ヨーク
3 台えり
3a 台えり表(首に直接あたる部分)
3b 台えり芯地
3c 台えり外
4 後身頃
5 衿
2 ヨーク
3 台えり
3a 台えり表(首に直接あたる部分)
3b 台えり芯地
3c 台えり外
4 後身頃
5 衿
Claims (1)
- 外気温湿度の高い季節に涼感を得るためのシャツであって、肩部分を成すヨークを一枚の衣料生地で形成し、さらに首にあたる台えり部分に通気性が良く、衿元の汗等を吸水し易い性質のある芯地を用いたことを特徴とするシャツ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006009332U JP3130969U (ja) | 2006-10-18 | 2006-10-18 | シャツ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006009332U JP3130969U (ja) | 2006-10-18 | 2006-10-18 | シャツ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3130969U true JP3130969U (ja) | 2007-04-19 |
Family
ID=43281790
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006009332U Expired - Fee Related JP3130969U (ja) | 2006-10-18 | 2006-10-18 | シャツ |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP3130969U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018003208A (ja) * | 2016-07-05 | 2018-01-11 | フレックスジャパン株式会社 | シャツ |
-
2006
- 2006-10-18 JP JP2006009332U patent/JP3130969U/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2018003208A (ja) * | 2016-07-05 | 2018-01-11 | フレックスジャパン株式会社 | シャツ |
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