JP3130911B2 - N−メチロールエーテル水溶液の製造法 - Google Patents

N−メチロールエーテル水溶液の製造法

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、カルボン酸アミド、ウレタン、尿素および
アミノトリアジンのN−メチロールエーテルの水溶液
を、相応するN−メチロール化合物とアルコールとを水
相中で、0〜3のpH値で反応させ、かつ引続き溶液のpH
値を4〜10に調節することによって製造する方法に関す
る。
〔従来の技術〕
主にセルロース含有繊維材料の仕上げ剤として使用さ
れるN−メチロールエーテル溶液は、通常相応するN−
メチロール化合物を、鉱酸、例えば塩酸、硫酸またはリ
ン酸の存在下にエーテル化することによつて製造され
る。ピーターセン(Petersen)は、Handbook of Fiber
Science and Technology:第II巻、Chemical Processing
of Fibers and Fabrics,Functional Finishes,Part A,
Marcel Dekker,Inc.,1983、の特に200〜205頁に、これ
は平衡反応の系であり、かつ総平衡は通常N−メチロー
ルエーテルの側よりも、N−メチロール化合物の側に存
在することを記載している。
記載の文献の205〜217頁で、ピーターセンは、繊維の
仕上げ処理のための通常の触媒、特にマグネシウム塩を
も、テトラフルオロホウ酸塩(209/210頁)およびテト
ラフルオロホウ酸亜鉛(210頁)との組合わせ物で挙げ
た。この助剤は通常仕上げ工程の直前にはじめて、仕上
げ浸液に添加される。
記載の文献の54〜205頁には、ピーターセンにより、
N−H基を有する化合物、ホルムアルデヒドおよび場合
によりアルコールからなる繊維仕上げ剤の一般的な製造
原理が記載されている。
Ullmanns Encyklopdie der technischen Chemie,第
4版、11巻、1976、617頁には、三フツ化ホウ素および
この付加物が縮合反応および重合反応、特にアルコー
ル、酸またはケトンの脱水のための触媒として、推奨さ
れている。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明の課題は、仕上げ工程の場合に、注意深い仕上
げ条件および少量の縮合触媒で高活性であり、かつ仕上
げした織物上で十分に低いホルムアルデヒド値を生じさ
せる、N−メチロールエーテルの水溶液を供給する方法
を提供することであった。
〔課題を解決するための手段〕
従って、カルボン酸アミド、ウレタン、尿素およびア
ミノトリアジンのN−メチロールエーテルの水溶液を、
相応するN−メチロール化合物とアルコールとを水相中
で、0〜3のpH値で反応させ、かつ引続き溶液のpH値を
4〜10に調節することによって製造する方法が見い出さ
れ、この方法は、三フッ化ホウ素、三フッ化ホウ素−付
加化合物またはテトラフルオロホウ酸の存在下、但し、
リン酸および塩化マグネシウムの不在下で反応を実施す
ることによって特徴づけられる。
1つまたはそれ以上のN−H基を有する化合物は、反
応の際に、中間にまたは分離した製造段階において、ホ
ルムアルデヒドと反応してカルボン酸アミド、ウレタ
ン、尿素およびアミノトリアジンのN−メチロール化合
物に変わる。
三フツ化ホウ素を使用する場合には、三フツ化ホウ素
を反応溶液中にガス供給することは好ましい。取り扱い
がより簡単なのは、三フツ化ホウ素と、例えばメタノー
ル、ジメチルエーテル、ジエチルエーテル、テトラヒド
ロフラン、水、酢酸、リン酸およびフエノールとの通常
の条件下で液状の付加物、ならびに水性テトラフルオロ
ホウ酸である。テトラフルオロホウ酸はまたその場で
(in situ)、その金属塩および他の鉱酸から製造され
ることもできる。三フツ化ホウ素および三フツ化ホウ素
−付加物は、テトラフルオロホウ酸およびその塩と比較
して有利である。
本発明による方法のためには、記載したホウフツ化化
合物を触媒量で、例えばN−メチロール基もしくはエー
テル化したN−メチロール基1モル当たり0.001〜0.2モ
ル、特に0.01〜0.1モル装入することが推奨される。
有利な実施形式では、カルボン酸アミド、ウレタン、
尿素およびアミノトリアジンのN−メチロールエーテル
水溶液の製造は、相応するN−メチロール化合物とアル
コールとを水相中で、0〜3のpH値で反応させ、かつ引
続き溶液のpH値を4〜10に調節することによつて行なわ
れ、この場合反応は、三フツ化ホウ素、三フツ化ホウ素
−付加化合物またはテトラフルオロホウ酸の存在下に実
施される。
しかし、これらのホウ素化合物は、溶液の製造直後に
はじめて、溶液に添加されてよく、この仕上げ用液は、
貯蔵されるか、または顧客へ運搬される。
N−メチロールエーテル水溶液の有利な実施態様を示
している本発明による製造法は、強酸溶液、例えばpH0
〜3、特に1〜2で実施される。pH3を上廻ると、本発
明による方法は、明らかに劣悪な結果を生じさせる。pH
値を下げるためには、常用の鉱酸が使用されてよい。
通常この場合には、通常40〜85重量%の固体含量およ
び通常pH値4〜10を有するN−メチロール化合物の水溶
液を、N−メチロール基1個あたりアルコール1〜1.5
モル、特に1.1〜1.35モルと、20〜60℃、特に30〜50℃
の温度で互いに反応させる。望ましいエーテル化度に到
達するまでの反応時間は通常0.5〜8時間の間であり、
大抵の場合には2〜5時間である。引続き、pH値は常用
の塩基、例えば苛性ソーダ液または苛性カリ液を用い
て、再び4〜10、特に4〜7に調節される。
このようにして得られたN−メチロールエーテルの溶
液は、水で希釈することによつて、通常含水量20〜80重
量%、特に35〜60重量%に調節される。N−メチロール
基のエーテル化度は、本発明方法の場合には通常70〜90
%であり、これに対してホウフッ化化合物を併用しない
同様の方法の場合には30〜50%に過ぎない。
一般式I: 〔式中、 R1は場合により酸素原子によつて中断されているC1−C
10−アルキル基を表わし、 R2は水素、基CH2OR1を表わすかまたは付加的にヒドロキ
シル基および/またはC1−C4−アルコキシ基を置換基と
して有し、かつ酸素原子および/またはC1−C4−アルキ
ル基を有する窒素原子によつて中断されていてもよいC1
−C8−アルキル基を表わし、かつ R3は水素;酸素原子によつて中断されていてもよいC1
C10−アルキル基、C1−C10−アルコキシ基;または基
(−NR2−CH2OR1)を表わし、 この場合に、基R2およびR3は5または6員の環に結合し
ていてよく、かつR3=(−NR2−CH2OR1)の場合にはそ
の他にこのような2つの環がアミド窒素に対して基R2
α位にあるC原子を介して、二環状系に縮合していてよ
い〕で示されるN−メチロールエーテルの水溶液は、一
般式II: で示される相応するN−メチロール化合物と、一般式II
I: R1−OH III で示されるアルコールとを反応させることによつて製造
される。
基R1は、場合により酸素原子によつて中断されている
C1−C10−アルキル基を表わす。R1の例としては、次の
ものが挙げられる:n−ブチル、イソ−ブチル、s−ブチ
ル、t−ブチル、n−ペンチル、n−ヘキシル、2−エ
チルヘキシルおよび2−メトキシエチル;特に重要なの
はC1−C3−アルキル基のエチル、n−プロピル、イソ−
プロピルおよび殊にメチルである。
基R2は水素、基CH2OR1を表わし、殊に更に付加的にヒ
ドロキシル基および/またはC1−C4−アルコキシ基を置
換基として有し、かつ酸素原子によつて中断されおよび
/またはC1−C4−アルキル基を有する窒素原子によつて
中断されていてもよいC1−C8−アルキル基を表わす。
基R3は水素;酸素によつて中断されていてもよいC1
C10−アルキル基、C1−C10−アルコキシ基;および特に
基(−NR2−CH2OR1)である。
本発明の方法は特に、基R2およびR3が5または6員の
環に結合している、該N−メチロールエーテルIにとっ
て重要である。更に、R3=(−NR2−CH2OR1)の場合に
は、このような2つの環は、アミド窒素に対して基R2
α位にあるC原子を介して、二環状系に縮合していてよ
い。本発明の方法により水溶液中で製造することができ
るN−メチロールエーテルIの例としては次のものが挙
げられる: −窒素に1つまたは2つのCH2OR1基を有するC1−C11
カルボン酸、例えばギ酸、酢酸、プロピオン酸、酪酸、
またはバレリアン酸のアミド、 −エステル基中で、窒素に2つのCH2OR1基を有し、酸素
原子によつて中断されていてもよいC1−C10−アルキル
基、例えばメチル、エチル、n−プロピル、イソ−プロ
ピル、2−メトキシエチルまたはn−ブチルを有するカ
ルバミン酸、 −窒素原子に1〜4個のCH2OR1基を有する尿素、 −一般式I a: 〔式中、基Xは異つているか、または有利に同一であ
り、水素、ヒドロキシル基またはC1−C4−アルコキシ
基、例えばメトキシまたはエトキシを表わす〕の環状エ
チレン尿素、 −一般式I b: 〔式中、YはCH2、CHOH、C(CH3、O原子、を表わ
すかまたはC1−C4−アルキル基1個を有するN原子を表
わし、Zは水素またはC1−C4−アルコキシ基、例えばメ
トキシ、またはエトキシを表わす〕の環状プロピレン尿
素、 −一般式I c: で示される二環状グリオキサールジ尿素、 −一般式I d: で示される二環状系マロンジアルデヒド尿素。
更に、一般式IV: 〔式中、基Aは同一かまたは異つており、水素または基
CH2OR1を表わし、但し、基Aの少くとも1つはCH2OR1
意味しなければならない〕で示されるメラミン誘導体の
水溶液は、一般式V: 〔式中、Aと類似した基Bが水素または基CH2OHを表わ
す〕で示される相応するN−メチロールメラミンと一般
式IIIのアルコールとの反応によって製造される。
本発明方法により水溶液中で製造することができるメ
ラミン誘導体IVの例としては、メトキシメチルメラミ
ン、ビス(メトキシメチル)メラミン、トリス(メトキ
シメチル)メラミン、テトラキス(メトキシメチル)メ
ラミン、ペンタキス(メトキシメチル)メラミンおよび
ヘキサキス(メトキシメチル)メラミンならびに同様の
エトキシメチル化合物およびイソプロピルオキシメチル
化合物が挙げられる。
本発明方法により製造されたN−メチロールエーテル
の水溶液は、主にセルロース含有繊維材料のホルムアル
デヒドが少ない仕上げのために使用される。含有される
ホウ素化合物は、仕上げ工程で常用の触媒、例えばマグ
ネシウム塩または亜鉛塩と一緒に、仕上げ剤と織物との
縮合を惹き起こす。溶液は、従来の方法により製造され
た生成物と比較して同様に良好な仕上げの性質の場合、
検約した仕上げ条件、例えば低い縮合温度、または短い
縮合時間および縮合触媒の僅少量で分解可能なホルムア
ルデヒドの本質的に少い数値を、仕上げされた繊維上に
提供するという利点を有する。ホウ素化合物を用いて
“前触媒処理された”仕上げ溶液は、無限に貯蔵安定性
であり、かつとりわけ使用者に都合がよい。それという
のも、繊維仕上げ操作には、この溶液を、従来の溶液と
同様に、ホウ素化合物なしで、例えば更に分離した添加
物、例えばナトリウムテトラフルオロホウ酸を添加しな
くとも、使用できるからである。
N−メチロールエーテル水溶液の有利な実施態様を表
わす本発明による製造法は、反応の間の熱負荷が僅かで
あること(即ち、このことにより少ない割合の副−生成
物または分解生成物のみが生じる)、得られた多くの場
合に高濃度の生成物水溶液中で良好に可溶性の無機塩の
含量が少いこと(これにより塩が晶出する危険が減少さ
れる)、アルコールの過剰な必要量が僅かにすぎないこ
と(これにより反応していないアルコールを完成した生
成物から費用をかけて分離することは不必要になる)お
よび特に通常70〜90%のN−メチロール基の高いエーテ
ル化度を示す。反応の際に得られたホウ素化合物のエー
テル化反応に使用される量は、仕上げ工程の場合に、上
記した有利な作用を惹き起こすのに十分間に合う。
〔実施例〕
例1 テトラフルオロホウ酸の存在下でのエーテル化 pH値8.9を有する82.6重量%のN,N′−ジメチロール−
4,5−ジヒドロキシエチレン尿素水溶液215.3g(尿素誘
導体1.0モルに相応する)をメタノール86.4g(2.7モル
に相応する)と混合し、引続き25重量%のテトラフルオ
ロホウ酸水溶液16.3g(HBF40.05モルに相応する)を添
加し、この場合に混合物のpH値は1.5に減少した。この
反応混合物を35℃で5時間攪拌した。反応の進行およ
び、主要生成物ならびに副生成物の形成をクロマトグラ
フイー法により追跡した。
反応混合物を水92gで希釈し、かつ同じ重量部の50重
量%の苛性ソーダ液と50重量%の苛性カリ液からなる混
合物3.0gでpH値を5.0に調節した後に、含水量39.7重量
%を有するN,N′−ジメトキシメチル−4,5−ジヒドロキ
シエチレン尿素水溶液413gが得られた。N−メチロール
基のエーテル化度は78%であつた。
例2 ナトリウムテトラフルオロボーレート/硫酸の存在下で
のエーテル化 pH値8.9を有する83重量%のN,N′−ジメチロール−4,
5−ジヒドロキシエチレン尿素溶液193g(尿素誘導体0.9
モルに相応する)をメタノール69.1g(2.16モルに相応
する)と混合し、引続き同じ重量部のナトリウムテトラ
フルオロボーレートと50重量%の硫酸とからの混合物7.
6g(NaBF40.035モルに相応する)を添加し、この場合に
反応混合物のpH値は1.5に減少した。35℃で5時間攪拌
した後に反応は終了した。反応の進行および、主要生成
物ならびに副生成物の形成を、クロマトグラフイー法に
より追跡した。
反応混合物を水166gで希釈し、かつ50重量%の苛性ソ
ーダ液2.8gを用いてpH値を5.0に調節した後に、含水量5
3重量%を有するN,N′−ジメトキシメチル−4,5−ジヒ
ドロキシエチレン尿素水溶液438gが得られた。N−メチ
ロール基のエーテル化度は86%であつた。
比較例A 硫酸のみの存在下でのエーテル化 pH値8.6を有する70重量%のN,N′−ジメチロール−4,
5−ジヒドロキシエチレン尿素水溶液256g(尿素誘導体
1.0モルに相応する)を、メタノール70.4g(2.2モルに
相応する)と混合し、引続き75重量%の硫酸6.2gと反応
させ、この場合に、反応混合物のpH値は、1.3に減少し
た。35℃に加熱した後に、混合物を記載した温度で5時
間攪拌した。反応の進行および主要生成物ならびに副生
成物の形成をクロマトグラフイー法によつて追跡した。
N,N′−ジメトキシメチル−4,5−ジヒドロキシエチレ
ン尿素を主成分として有しかつ含水量53重量%を有する
水溶液への後処理を、例2と同様に行なつた。N−メチ
ロール基のエーテル化度は37%であつた。
例3 三フツ化ホウ素−メタノール−付加物の存在下でのエー
テル化 70重量%のN,N′−ジメチロール−4,5−ジヒドロキシ
エチレン尿素水溶液2000g(尿素誘導体7.87モルに相応
する)に、室温で攪拌下にメタノール580g(18.1モルに
相応する)を添加した。メタノール中の51重量%の三フ
ツ化ホウ素−メタノール−付加物25g(BF3・CH3OH0.13
モルに相応する)を添加することによつて、溶液のpH値
を5.9から1.6に減少させた。40℃に加熱した後に、記載
した温度で4時間攪拌した。反応の進行および主要生成
物ならびに副生成物の形成をクロマトグラフイー法によ
つて追跡した。
室温に冷却し、溶液のpH値を、25重量%の苛性ソーダ
液38.2gを添加することによつて、5.7に上昇させた。反
応していないメタノールを60〜80トルおよび40℃の真空
中で蒸留した後に、75重量%の直ちに使用可能な架橋剤
溶液が得られた。
例4/比較例B エーテル化なしでの三フツ化ホウ素−メタノール−付加
物の添加 pH値5.9を有する70.5重量%のN,N′−ジメチロール−
4,5−ジヒドロキシエチレン尿素溶液1000g(尿素誘導体
3.96モルに相応する)に(比較例Bに相応する)、攪拌
下および外部冷却下にメタノール中の51重量%の三フツ
化ホウ素−メタノール−付加物溶液13.7g(BF3・CH3OH
0.07モルに相応する)を緩徐に添加した。室温で15分間
の攪拌の後にpH値を1.1に調節した。更に、記載した温
度で15分間攪拌し、引続き25重量%の苛性ソーダ液18.3
gを添加することによつて、pH値を5.9に調節した。瀘過
後に71.5重量%の直ちに使用可能な架橋剤溶液1030gが
得られた。
例5/比較例C エーテル化を行つた後の三フツ化ホウ素−メタノール−
付加物の添加 pH値5.2を有する73.1重量%のN,N′−ジメトキシメチ
ル−4,5−ジヒドロキシエチレン尿素水溶液1430gに、但
し、メチロール基は常法により約50%までエーテル化し
ているものとし(比較例Cに相応する)、メタノール中
で51重量%の三フツ化ホウ素−メタノール−付加物16.3
gを攪拌下および外部冷却下に緩徐に添加した。20分後
にpH値を2.1に調節した。更に、記載した温度で10分間
攪拌し、かつ溶液のpH値を25重量%の苛性ソーダ液18.4
gを添加することによつて5.0に戻した。瀘過後に73.6重
量%の直ちに使用可能な架橋剤溶液1460gが得られた。
繊維仕上げの場合の使用技術的性質 単位面積あたりの重量140g/m2を有する100%の木綿か
らなるシヤーテイング・ポプリン(Shirting Poplin)
に、実施例3、4および5ならびに比較例BおよびCか
らの水溶液、ならびに縮合触媒としての塩化マグネシウ
ム−六水和物をパツドを用いて含浸させた。浸液吸収量
は約70重量%であつた。約8重量%の残留湿分に110℃
で乾燥させた。引続き、次の表に記載した条件で縮合さ
せた。
表に記載した結果は、本発明方法により製造された架
橋剤溶液を用いて、温和な縮合条件(例4の場合に縮合
時間4分の代わりに2分、例5の場合に縮合温度160℃
の代わりに150℃)および少ない触媒量(15g/もしく
は20g/の代わりに10g/)にもかかわらず、同様に良
好な引裂強度および比較しうる収縮率の場合に容易に高
い乾燥クリーズ・レカバリー角度およびモンサント法に
よる平滑さの評点、ならびに仕上げした織物上で分解可
能なホルムアルデヒドの明らかに低い数値が得られるこ
とを、示している。
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI D06M 13/419 D06M 13/419 D06M 101:06 (72)発明者 マテイアス・クマー ドイツ連邦共和国マンハイム1・ベー 4・15 (56)参考文献 米国特許4280812(US,A) Textilveredlung, (1988)23(11)p.394−397 Text.Res.J.,(1985)55 (6)p.363−367 Text.Res.J.,(1982)52 (2)p.123−132 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C07C 271/16 C07C 233/02 C07C 235/04 C07C 275/10 CAPLUS(STN)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】カルボン酸アミド、ウレタン、尿素および
    アミノトリアジンのN−メチロールエーテルの水溶液
    を、相応するN−メチロール化合物とアルコールとを水
    相中で、0〜3のpH値で反応させ、かつ引続き溶液のpH
    値を4〜10に調節することによって製造する方法におい
    て、三フッ化ホウ素、三フッ化ホウ素−付加化合物また
    はテトラフルオロホウ酸の存在下、但し、リン酸および
    塩化マグネシウムの不在下で反応を実施することを特徴
    とする、N−メチロールエーテル水溶液の製造法。
JP02092362A 1989-04-13 1990-04-09 N−メチロールエーテル水溶液の製造法 Expired - Fee Related JP3130911B2 (ja)

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