JP3130858U - 球形氷の製造装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】材料氷Mを収容し、材料氷Mを球形に切削するように略方形形状に形成されている函体1内における各辺コーナーに氷切削具を内向きにそれぞれ備え、この函体1を、支持手段2によって旋回移動するように支持させる。そして、支持手段2には函体1を旋回移動させるための起動手段3を備えた構成とすることにより、起動手段3により上下縦方向または水平横方向に旋回移動させる函体1の動きによって、函体1内に収容されている材料氷Mの角部などを、各辺コーナーの各氷切削具により繰り返し徐々に削ることで、材料氷Mが球形氷Nに加工されるようにしたことを特徴とする。
【選択図】図2
Description
この特許文献1において開示されている従来の装置は、相互に対面する少なくとも一対の旋削手段と、これら各一対の旋削手段を回転させつつ仮想同軸上を進退させるための回転、および、進退駆動手段と、各一対の旋削手段の間に、材料氷を配置するための支持手段と、を備えて構成されている。
そして、この従来の装置は、旋削手段を、円柱状のホルダ部と、このホルダ部の先端中央の半球状凹面、その周囲の環状先端およびその周囲の先端周側部からなる旋削ガイド部と、この旋削ガイド部の環状先端および半球状凹面の少なくとも半径分の位置に配置する旋削刃(ブレード部)とを備えて構成している。
また、従来の装置は、環状先端および半球状凹面に、旋削ガイド部をその中心を通る縦方向に断面した場合に、半球状凹面および環状先端を描くこととなる形状線に沿って、これと相似形にブレード部を突出させた旋削刃を備え、かつ、旋削ガイド部に、旋削刃に沿ってその回転方向の前側に形成される排氷溝を備えて、この排水溝を、旋削刃の旋削動作で生じる旋削氷を、旋削ガイド部を構成する円柱状ホルダ部の後方側の周方向に排出するように、その長さ方向に沿って延長し、かつ、周側に開口している。
ここで、前記氷切削具が、刃形形状または突起形状にて、前記函体の内側に向けて突出するように、該函体内における各辺コーナーに備えられていることが好適なものとなる(請求項3)。
そして、支持手段に支持されている函体を旋回移動させることで、函体内に収容されている例えば、角形やその他の異形形状に製氷されている材料氷は、函体の旋回移動の動きによって、函体内を転がりながら函体内を移動する。このとき、材料氷は、函体の開閉蓋を含めた全ての面に沿って函体内を転がりながら、各辺コーナーの各氷切削具に接触し、該氷切削具よって角部などが削られていく。
これにより、材料氷は、繰り返し氷切削具によって角部などが徐々に削られて球形に加工されていく。
また、材料氷は、氷切削具との接触を繰り返しながら徐々に削られて球形に加工されていくものであることから、加工された球形氷の球面は鏡面にはならずに、凸凹模様に加工される。例えば、ランダム的な凸凹模様に加工される。
これにより、例えば、水割り用の氷として利用した場合などには、球形氷の球面が凸凹模様であることで、室内照明などからの光が、透明なグラスに入れられている球形氷によってグラスの周りなどに乱反射し、独特の雰囲気を引き出すなどの演出効果などを期待することができる。また、表面積が広くなる(増える)などによって、冷却効果などをも期待することができる。
ここで、前記網目または孔を備えるための具体的な手段としては、函体を、エキスパンドメタルまたはパッチングメタルを用いて略正方形状に形成することで、函体の開閉扉を含む全ての面の全域において、網目または孔を簡単に備えることができる。
これにより、函体内に収容されている材料氷は、前記の請求項1のように、函体の開閉蓋を含めた全ての面に沿って函体内を上下縦方向に転がりながら、各辺コーナーの各氷切削具に接触し、該氷切削具よって角部などなどが削られていく。つまり、函体内に収容されている材料氷は、函体の各辺コーナーに設けられている氷切削具によって角部などが徐々に削られながら球形に整えられていく。
これにより、函体内に収容されている材料氷は、前記の請求項1のように、函体の開閉蓋を含めた全ての面に沿って函体内を水平横方向に転がりながら、各辺コーナーの各氷切削具に接触し、該氷切削具よって角部などなどが削られていく。つまり、函体内に収容されている材料氷は、函体の各辺コーナーに設けられている氷切削具によって角部などが徐々に削られながら球形に整えられていく。
これにより、例えば、水割り用の氷として利用した場合などには、球形氷の球面が凸凹模様であることで、室内照明などからの光が、透明なグラスに入れられている球形氷によってグラスの周りなどに乱反射し、独特の雰囲気を引き出すなどの演出効果などを期待することができる。また、表面積が広くなる(増える)などによって、冷却効果などをも期待することができる。
これにより、材料氷は高速回転しながら氷切削具に接触して角部などが徐々に削られていくために、効果的に、かつ、迅速に球形形状に加工されることで、短時間で球形氷を作ることができる。しかも、材料氷は、函体の開閉蓋を含めた全ての面の網目または孔の開口縁などへ角部などなどが引っ掛かりながら回転することによって、水割りなどの飲料水を提供する飲食店や、一般家庭において削られる効果が期待できることで、より一層効果的に、かつ、迅速に材料氷を球形氷に加工することができる。
図1は、第1の実施形態に係る本考案の球形氷の製造装置を示す正面図であり、図2は、同側面図であり、図3は、函体を拡大して示す要部の断面図である。
製造装置A−1は、図1および図2に示すように、材料氷Mを収容するための函体1と、この函体1を、前後と上下方向(矢印XとYで示す)に旋回移動するように支持するための支持手段2と、函体1を前後と上下方向に旋回移動させる動力を与えるための起動手段3と、材料氷Mの角部などを削るために函体1における各辺コーナーにそれぞれ設けられる氷切削具4とを備えて構成されている。
函体1は、図1〜図3に示すように、材料氷Mの大きさよりも例えば、4倍から5倍程度の大きさ(容積)を有する略保形形状に形成されている。
そして、この函体1は、一側面に開閉扉5を備え、この開閉扉5を含めた全ての面に、網目6を備えている。具体的には、エキスパンドメタルを用いて函体1は、略保形形状に形成されることで、一側面に備える開閉扉5を含めた全ての面に略菱形形状に開口させて点在させた網目6を備えている。
これにより、角形やその他の異形形状に製氷されている材料氷Mを球形氷Nに加工するときの函体1の動きによって、材料氷Mが、函体1の開閉蓋5を含めた全ての面に沿って函体1内を転がりながら、各辺コーナーの各氷切削具4に接触し、該氷切削具4よって角部などが徐々に削られるようしている。
支持手段2は、図1および図2に示すように、機台2−1と、この機台2−1の対向状に立ち上がる両起立壁枠2aの立上り幅方向の前後両側に、それぞれ取り付けられて無端状の連繋部材8を介して連繋される前後両側の回転部材2−2と、この前後両側の回転部材2−2の回転支軸9から外れた位置において、該前後両側の回転部材2−2の間に取り付けられて水平に配置される函支持板2−3とを備えて構成されている。
機台2−1は、図1および図2に示すように、平面視で略矩形形状に形成されているベース部2bの長辺両縁から適宜の高さを有する起立壁枠2aを折り曲げ立ち上げた正面視で略上向きコの字形状に形成されている。
そして、この機台2−1は、両起立壁枠2aの間に、この両起立壁枠2aの立上り幅方向において相対する前後の2ヵ所にそれぞれ備えられる回転部材2−2を介して函体1を支持させるための箱支持板2−3を支持するように形成されている。
これにより、図2に示す前後と上下縦方向(矢印XとYで示す)の軌道線、つまり、両起立壁枠2aの立上り幅方向の前後位置にそれぞれ備えられる前後の回転部材2−2にわたり巻回される無端状の連結部材8の巻回ラインに沿った軌道線を描くように、函支持板2−3を機台1に旋回移動可能に支持するようにしている。
回転部材2−2は、無端状の連繋部材8として挙げることができる例えば、平ベルト、V形ベルト、タイミングベルト、チェーン、ワイヤなどを巻回させることによって備えることができように形成されている。例えば、プーリーまたはスプロケットなどであり、図1および図2に示すように、回転支軸9によって機台2−1の両起立壁枠2aにそれぞれ備える。
ちなみに、図示を省略しているが、この回転部材2−2は、軸受けなどを介して両起立壁枠2aにそれぞれ備えられている。
函支持板2−3は、図1および図2に示すように、機台2−1の大きさよりも一回りほど小さい平面視で略矩形形状に形成されている。そして、この函支持板2−3は、両長辺縁における前後位置に連結片部10をそれぞれ備えている。
この連結片部10は、機台2−1の両起立壁枠2aに回転部材2−2を支持するためのそれぞれの回転支軸9の前後の間隔にて、函支持板2−3の両長辺縁の前後位置にそれぞれ折り曲げなどによって備えている。
これにより、函支持板2−3は、図1および図2に示すように、回転部材2−2をそれぞれ支持する回転支軸9の回転支点から離れた回転部材2−3の円周線上において、連結片部10を、回転部材2−2に枢着させることによって、前後2ヶ所で計4ヶ所の回転部材2−2の間において支持されるように形成されている。
起動手段3は、図1に示すように、機台2の両起立壁板2aに備えられている回転部材2−2のうち、いずれか一ヶ所の回転部材2−2の回転軸部9に一体的に小歯車3−1を取り付けるとともに、この小歯車3−1に噛合させて連繋させるための大歯車3−2を起立壁枠2aに回転軸部12を介して取り付けている。そして、大歯車3−2の回転軸部12に操作ハンドル3−3を、適宜取り外すことができるように着脱可能に取り付けることで構成されている。
これにより、操作ハンドル3−3を回すことで、大歯車3−2から小歯車3−1に回転が伝達され、この小歯車3−1からの回転が、連繋部材8によって連繋されている前後2ヶ所の回転部材2−2に伝達されることで、函体1を支持している函支持板2−3が、図2に示す前後と上下縦方向(矢印XとYで示す)に移動する動きを繰り返し、この函支持板2−3の動きによって、函体1も同じく前後と上下方向に振られるように旋回移動させられるものである。
図4は、本実施形態に係る氷切削具を示す斜視図である。ここでは、図3を適宜参照しながら説明する。
氷切削具4は、耐蝕性に優れたステンレスなどの金属材料によって、図4に示すように、適宜の幅と高さにて刃先に向かって尖がった刃形形状に形成されている。そして、この氷切削具4は、帯板状に形成されている植設板13の長さ方向に適宜の間隔をおいて植設されるように取り付けられる。
これにより、氷切削具4は、図3に示すように、函体1の各辺コーナーの辺方向に適宜の間隔をおいて、なおかつ、内向き(相対する対角線上のコーナー方向)に突出するように、函体1の各辺コーナーに植設板13によってそれぞれ取り付けられる。
つまり、植設板13の裏面側(函体1の各辺コーナーの平坦面に宛がわれる側の面)から表面側に向けて孔の開口断面積が徐々に小さくなる開口させた植設孔を設けて、この植設孔に、植設板13の裏面側から表面側に突出させるように氷切削具4を抜き差し着脱可能に植設させることができる。この場合、必要に応じて、氷切削具4の基端に、抜止鍔部などを設けることもできる。
これにより、例えば、一ヶ所の氷切削具4のみが破損した場合などには、一ヶ所の氷切削具4を、植設板13から取り外すことで研磨などによる修理や、交換を行うことができる。
この他の実施形態に係る氷切削具4−1は、先が尖がったピンなどからなる突起形状に形成されている。そして、この氷切削具4−1は、前記した植設板13の幅方向に数列、そして、長さ方向に適宜の間隔をおいて植設されるようにしている。
図1に二点鎖線で示すように、函体1の開閉蓋5を開けて、材料氷Mを函体1内に入れ、開閉蓋5を閉じる。この状態で操作ハンドル3−3を回すと、操作ハンドル3−3を回す回転は、大歯車3−2から小歯車3−1に伝達される。
これにより、操作ハンドル3−3を回す回転速度よりも高速の回転となって機台1の起立壁枠2aに取り付けられている一ヶ所の回転部材2−2に伝達されて、連繋部材8によって連繋されている両回転部材2−2は同一の方向に高速回転する。
すると、前後両側の各回転部材2−2に、回転中心部から外れた円周上において支持されて配置されている函支持板2−3は、図2に実線と二点鎖線で示すように、前後と上下縦方向(矢印XとYで示す方向)に旋回移動する動きを高速で繰り返し、この函支持板2−3の動きによって、函支持板2−3に支持されている函体1も同じく前後と上下縦方向に高速で振られるように旋回移動させられる。
これにより、回転が増速された材料氷Mは、函体1の開閉蓋5を含めた全ての面に沿って転がりながら函体1内を移動し、各辺コーナーに備えられているそれぞれの刃形形状の氷切削具4に接触することによって角部などが繰り返し徐々に削られていくために(図3の(a)参照)、角形やその他の異形形状の材料氷Mから球形氷Nに加工されるとともに、球面には凸凹の梨地模様などが浮き出るように加工される(図3の(b)参照)。
図6は、第2の実施形態に係る本考案の球形氷の製造装置を示す正面図であり、図7は、同平面図である。
斯かる第2の実施形態に係る製造装置A−2においては、支持手段20と起動手段30との構成要素について、前記した第1の実施形態に係る製造装置A−1の構成要素と相違し、函体1、連繋部材8、氷切削具4などの構成要素においては第1の実施形態に係る製造装置A−1と基本的に同じ構成要素であることから、同じ構成要素に同じ符号を付することで説明は省略する。
製造装置A−2は、図6および図7に示すように、材料氷Mを収容するための函体1と、この函体1を、水平横方向(矢印Zで示す方向)に旋回移動するように支持するための支持手段20と、函体1を水平横方向に旋回移動させる動力を与えるための起動手段30と、材料氷Mの角部などを削るために函体1における各辺コーナーにそれぞれ設けられる氷切削具4とを備えて構成されている。
支持手段20は、図4および図5に示すように、機台20−1と、この機台20−1のベース部20bから適宜の間隔をおいた並列状態で配設される2本の回転支軸20ー4と、この2本の回転支軸20ー4の上端部側にそれぞれ取り付けられて無端状の連繋部材8により連繋される回転部材20ー2と、この両回転部材20−2の回転中心から離れた円周位置において、該両回転部材20−2のそれぞれの上に枢着により取り付けられる函支持板20−3とを備えて構成されている。
機台20−1は、図6および図7に示すように、平面視で略矩形形状に形成されているベース部20bの長辺両縁から適宜の高さを有する起立壁枠20aを折り曲げ立ち上げた正面視で略上向きコの字形状に形成されている。
そして、この機台20−1は、ベース部20bの長手方向に適宜の間隔をおいた2ヶ所に配設した回転受け部材21と、この回転受け部材と同じ間隔にて一側の起立壁枠20aから機台20−1の内側に向けて水平に突出させるように備えた支持杆22とを介して回転支軸20−4を回転可能に支持させて配設するようにしている。
回転部材20−2は、回転支軸20−4の上端にそれぞれ一体的に取り付けられ、前記したベルトやチェーンなどからなる無端状の連繋部材8によって連繋されるように形成されている。
函支持板20−3は、図6および図7に示すように、適宜の間隔で配設されている両回転部材20−3の間にわたる程度の大きさを有する平面視で略矩形形状に形成されている。
そして、函支持板20−3は、両回転部材20−2のそれぞれの上にピン止めなどによる枢着により取り付けられて、該両回転部材20−2の上にわたり略水平状に配置される。
なお、図示を省略しているが、函受け台23を函支持板20−3の上に、回転不能に、または、回転可能に取り付けるなど任意である。
例えば、函受け台23を函支持板20−3の上に回転可能に取り付けた場合、両回転部材20−2の回転によって函支持板20−3が水平横方向に旋回移動させられるときの動きによって、函体1が水平横方向に振られるように旋回移動する動きに加えて函支持板20−3の上で回転する。
これにより、函体1の開閉蓋5を含めた全ての面に沿って転がるように函体1内を移動する材料氷Mの動きを助長することが期待できる。つまり、各辺コーナーのそれぞれの氷切削具4に接触することによって材料氷Mの角部などが繰り返し削られていく切削作用の向上などが期待できることから、材料氷Mをより一層効果的に、かつ、迅速に球形に加工することができる。
これにより、操作ハンドル3−3を回すことで、回転軸部24を介して大歯車3−2から小歯車3−1に回転が伝達され、この小歯車3−1からの回転が、回転支軸20−4に支持されて連繋部材8によって連繋されている前後2ヶ所の回転部材20−2に伝達されることで、函体1を支持している函支持板20−3が、図7に示す水平横縦方向(矢印Zで示す)に移動する動きを繰り返し、この函支持板20−3の動きによって、函体1も同じく水平横方向に振られるように旋回移動させられるものである。
なお、ここでは、第1の実施形態に係る製造装置A−1の作用の説明と重複する説明部分においては詳細を省略する。
これにより、操作ハンドル30−3を回す回転速度よりも高速の回転となって機台20−1のベース部20bから立ち上げた一方の回転支軸20−4、そして、この回転支軸20−4に取り付けられている一方の回転部材20−2に伝達されて、連繋部材8によって連繋されている両回転部材20−2は同一の方向に高速回転する。
すると、両回転部材20−2の上に、回転中心部から外れた円周上において支持されて配置されている函支持板20−3は、図7に実線と二点鎖線で示すように、水平横方向(矢印Zで示す方向)に旋回移動する動きを高速で繰り返す。これにより。函支持板20−3の水平横方向の動きによって、函支持板20−3に支持されている函体1も同じく水平横方向に高速で振られるように旋回移動させられる。
これにより、材料氷Mは、函体1の開閉蓋5を含めた全ての面に沿って転がりながら函体1内を移動し、各辺コーナーのそれぞれの刃形形状の氷切削具4に接触することによって角部などが繰り返し徐々に削られていくために、角形やその他の異形形状の材料氷Mから球形氷Nに加工される(図3の(b)参照)。
例えば、函体1を、パッチングメタルを用いて略正方形状に形成することで、材料氷Mを球形状に加工するときに、材料氷Mとの摩擦を高めて、該材料氷Mに回転を与えるための孔を、前記した実施形態の網目6に変えて函体1の開閉扉5を含む全ての面の全域において備えることができる。
特に、第1の実施形態に係る製造装置A−1においては、小歯車3−1および大歯車3−2を取り止めて、モータの出力軸を回転軸部9に同軸に直結させることができる。また、第2の実施形態に係る製造装置A−2においては、大歯車30−2を小歯車30−1と同じ大きさの歯車(傘歯車)として、この歯車を一端側に備えている回転軸部24の他端側にモータの出力軸を直結させることができる。つまり、製造装置A−1,A−2をモータによる電動式にすることができる。第1の実施形態に係る製造装置A−1においては、
1 函体
2,20 支持手段
2−1,20−1 機台
2a、20a 起立壁枠
2b,20b ベース部
2−2,20−2 回転部材
2−3,20−3 函支持板
3,30 起動手段
3−1,30−1 小歯車
3−2,30−2 大歯車
3−3,30−3 操作ハンドル
4,4−1 氷切削具
5 開閉扉
8 連繋部材
10 連結片部
M 材料氷
N 球形氷
Claims (5)
- 材料氷を収容し、該材料氷を球状に切削するための函体と、
この函体内における各辺コーナーにおいてそれぞれ内向きに設けられる氷切削具と、
前記函体を上下縦方向または水平横方向に旋回移動させるように支持するための支持手段と、
前記函体を旋回移動させるための起動手段と、を備え、
前記函体は、適宜の大きさを有する略正方形状に形成され、少なくとも一面には、前記材料氷を入れるための開閉扉を備えていることを特徴とする球形氷の製造装置。 - 前記函体は、前記開閉扉を含む全ての面に、前記材料氷を球形に加工するときに、該材料氷との摩擦を高めて、該材料氷に回転を与えるための網目または孔が備えられていることを特徴とする請求項1に記載の球形氷の製造装置。
- 前記氷切削具が、刃形形状または突起形状にて、前記函体の内側に向けて突出するように形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の球形氷の製造装置。
- 前記支持手段は、平面視で略矩形形状に形成されている機台、
この機台の長辺両縁から対向状に立ち上がる両起立壁枠の立上り幅方向の両側に、それぞれ回転可能に取り付けられて無端状の連繋部材により連繋される前後両側の回転部材と、
この前後両側の回転部材の回転中心から外れた位置において、該前後両側の回転部材の間に支持されて水平に配置される函支持板と、を備えて、
前記函体の対角線上を、前記函支持板の水平な板面に位置させるように、該函支持板に対して前記函体を上下に貫通臨ませた状態で取り付けて該函体を前記函支持板に支持させるように構成してなり、
前記起動手段は、前記いずれか一ヶ所の回転部材の回転軸部に取り付けられる小歯車と、
この小歯車に噛合された状態で前記起立壁枠に取り付けられる大歯車と、
この大歯車の回転軸部に取り付けられる操作ハンドルと、を備えて、
この操作ハンドルの回転操作による前記前後両側の回転部材の回転によって、前記函体を上下縦方向に旋回移動させるように構成していることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の球形氷の製造装置。 - 前記支持手段は、平面視で略矩形形状を呈している機台と、
この機台のベース部から回転可能に立ち上げられて、該ベース部に適宜の間隔をおいた並列状態で配設される2本の回転支軸と、
この2本の回転支軸の上端部側に、それぞれ取り付けられて無端状の連繋部材により連繋される回転部材と、
この両回転部材の回転中心から離れた円周位置において、該両回転部材のそれぞれの上に枢着により取り付けられて、該両回転部材の上にわたり略水平状に配置される函支持板と、を備えて、
前記函体の一側コーナー部を下向きにした状態で、該函体を前記函支持板の上に支持させ、
前記起動手段は、前記いずれか一方の回転支軸に取り付けられる小傘歯車と、
この小傘歯車に噛合された状態で取り付けられる大傘歯車と、
この大傘歯車の回転軸部に取り付けられる操作ハンドルと、を備えて、
この操作ハンドルの回転操作による前記両側の回転部材の回転によって、前記函体を水平方向に旋回移動させるように構成していることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の球形氷の製造装置。
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JP2021032446A (ja) * | 2019-08-21 | 2021-03-01 | 株式会社Kiyoraきくち | 炭酸氷砕氷片及びアール状角部の形成装置 |
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