JP3130725U - 串焼き調理器 - Google Patents

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Abstract

【課題】魚の姿焼きなどの串焼き調理を簡単に実施でき、しかも簡易操作で万遍無く均一な焼き上がりに調理できる画期的な串焼き調理器を提供する。
【解決手段】焼き串1を差して立てた状態に保持し得る串立て保持部2を加熱室s内に設けると共に、この加熱室s内にして前記串立て保持部2を介して左右に対向する位置に夫々熱源3を設け、調理時には食材aを刺した焼き串1を串立て保持部2に立てた状態に保持して前記左右対向位置に設けた熱源3により前記食材aを左右両側から加熱し得るように構成し、前記串立て保持部2と共にこの串立て保持部2に立てた状態に保持した前記焼き串1を略90°回動し得る串回動機構Tを備え、調理時にはこの串回動機構Tにより前記焼き串1を略90°回動することでこの焼き串1に刺した前記食材aの前記熱源3に対する向きを略90°可変し得るように構成する。
【選択図】図2

Description

本考案は、例えば鮎の姿焼きなどの串焼き調理に使用する串焼き調理器に関するものである。
例えば、鮎の姿焼きに代表される魚の串焼き調理は、魚の身に焼き串を突き刺し、この焼き串を砂や二段金網などに立てた状態に保持して炭火などの適宜な熱源により加熱する調理方法であり、加熱時に魚の身から出る余分な水分・油分を切る(下方に垂れ落とす)ことができ、からりと香ばしく、おいしく魚を焼き上げることができるものである。
このような焼き串を立てた状態で加熱する串焼き調理は、例えば囲炉裏などで実施するが、この例えば囲炉裏のような大掛かりな設備が無くとも簡単に前述の串焼き調理を実施できるようにした串焼き調理器も、従来から種々提案されている(例えば特許文献1など)。
しかし、このような囲炉裏スタイルの串焼き調理は、一つの熱源を取り囲むように複数の焼き串を立てた状態に保持して加熱を行うので、焼き串に刺した魚の身のうち前記熱源に対向する部位のみが他の部位に比してどうしても早く焼き上がってしまい満遍なく均一に焼き上げるのが困難であった。
このような問題を解決すべく、熱源に対して焼き串を相対回動させ、この焼き串に刺した魚の身を全方向から満遍なく均一に焼き上げ得る構成とするなど、様々な手法・提案が為されているものの、例えば焼き串を360°回動する回動構造などを備えた構造となるだけにそれだけ複雑な構成となってしまい、製造や厄介となったり、コスト高となるなどの種々の問題を有した。
特開平08−154844号公報
本考案は、上述の問題点に着眼し、例えば鮎の姿焼きなど、焼き串を立てた状態で加熱する串焼き調理を簡易に実施できるだけでなく、焼き串の左右対向位置に設けた熱源により、この焼き串に刺した食材を左右両側から加熱(両面焼き)でき、尚且つ、この焼き串を略90°回動させる串回動機構を備えることで食材を360°全方向から万遍無く均一に加熱できる構造を簡易構成により実現し得、実用性に秀れるだけでなく製造容易にして量産性やコスト性においても秀れた画期的で商品価値の高い串焼き調理器を提供することを課題とする。
添付図面を参照して本考案の要旨を説明する。
焼き串1を差して立てた状態に保持し得る串立て保持部2を加熱室s内に設けると共に、この加熱室s内にして前記串立て保持部2を介して左右に対向する位置に夫々熱源3を設け、調理時には食材aを刺した焼き串1を串立て保持部2に立てた状態に保持して前記左右対向位置に設けた熱源3により前記食材aを左右両側から加熱し得るように構成し、前記串立て保持部2と共にこの串立て保持部2に立てた状態に保持した前記焼き串1を略90°回動し得る串回動機構Tを備え、調理時にはこの串回動機構Tにより前記焼き串1を略90°回動することでこの焼き串1に刺した前記食材aの前記熱源3に対する向きを略90°可変し得るように構成したことを特徴とする串焼き調理器に係るものである。
また、前記加熱室sの前方開口部からこの加熱室sの前方外側に向けて引き出しスライド可動自在にスライド基体6を設けると共に、このスライド基体6に前記串立て保持部2を設けた構成とし、このスライド基体6を加熱室sの前方外側に向けて引き出しスライドすることでこのスライド基体6に設けた前記串立て保持部2を前記加熱室sの前方外側位置まで引き出し可能に構成したことを特徴とする請求項1記載の串焼き調理器に係るものである。
また、前記串立て保持部2を前記加熱室s内に前後方向に複数並設すると共に、この加熱室s内にして前記前後方向に複数並設した串立て保持部2を介して左右に対向する位置に夫々前記熱源3を設けた構成とし、前記串回動機構Tは、前記複数の各串立て保持部2を一挙に略90°回動すると共にこの串立て保持部2に保持した複数の各焼き串1を一挙に連動回動する回動操作部4を備えた構成としたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の串焼き調理器に係るものである。
また、前記加熱室s内に進退部材4Aをその長さ方向に進退可動自在に横設配設すると共に、この進退部材4Aには前記串立て保持部2を回動せしめる回動作用部5を設け、この進退部材4Aの進退可動に伴って可動する回動作用部5の作用によって前記串立て保持部2を略90°回動せしめるように前記串回動機構Tを構成すると共に、この進退部材4Aを進退可動操作することで串立て保持部2を回動操作する回動操作部4を前記串回動機構Tに備えた構成としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の串焼き調理器に係るものである。
また、前記串立て保持部2を前記加熱室s内に前後方向に複数並設すると共に、この加熱室s内にして前記前後方向に複数並設した串立て保持部2を介して左右に対向する位置に夫々前記熱源3を設けた構成とし、前記進退部材4Aは、前記複数の各串立て保持部2に対応する複数の位置に夫々前記回動作用部5を設けた構成とし、この進退部材4Aを進退可動操作することでこの進退部材4Aに設けた複数の各回動作用部5の作用により前記複数の各串縦保持部2を一挙に略90°連動回動操作し得る回動操作部4を前記串回動機構Tに備えた構成としたことを特徴とする請求項4記載の串焼き調理器に係るものである。
また、前記加熱室sの左右に対向する位置に夫々設ける前記熱源3は、この熱源3の上側部位と下側部位とを異なる発熱温度に調整設定可能に構成,若しくはこの熱源3は上下異なる高さ位置に複数の発熱体3Aを有しこの各発熱体3Aを互いに異なる発熱温度に調整設定可能に構成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の串焼き調理器に係るものである。
また、前記加熱室sの上部に開閉自在にして開閉量調整自在な放熱用窓部7を備えた構成としたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の串焼き調理器に係るものである。
本考案は上述のように構成したから、食材を刺した焼き串を、串立て保持部に差して立てた状態に保持し、この焼き串を立てた状態のまま熱源により加熱調理でき、例えば魚の姿焼きなどの串焼き調理を簡単に実施可能である。
また、串立て保持部に立てた状態に保持した焼き串に対し、熱源は左右両側に夫々設けられているため、この焼き串に刺した食材を左右両側から加熱、即ち両面焼きが可能であり、単に一方向からの加熱に比してスピーディ且つ均一的な加熱調理が可能である。
尚且つ、本考案では串回動機構により串立て保持部と共に焼き串を略90°回動させ、これにより焼き串に刺した前記食材の前記熱源に対する向きを90°可変することが可能である為、食材に対して左右両側から両面焼きを実施し、ある程度の焼き加減となったら今度は食材の向きを90°可変させて先程とは90°異なる対向方向から加熱することで、いわば360°全方向から食材を加熱することも容易に可能である。
よって、本考案は、食材を焼き串に刺してこの焼き串を立てた状態に保持して串焼き調理が行えるだけでなく、左右対向位置に設けた熱源により食材に対して360°全方向からの加熱が可能で、スピーディで且つ万遍なく均一的な極めて良好な串焼き調理を行うことができ、しかも単に串立て保持部と共に焼き串を90°回動切替えするシンプルな構造で実現できることからそれだけ簡易構成故に製造容易にして量産性やコスト性にも秀れた極めて画期的で商品価値の高い串焼き調理器となる。
また、請求項2記載の考案においては、仮に加熱室の上方から串立て保持部に焼き串を差したり、逆に加熱室の上方から焼き串を取り出したりする作業は、加熱室内から立ち昇る熱気により手を火傷するなどの懸念があり危険を伴うが、この点、本考案においては、スライド基体を加熱室の前方外側に引き出すことで串立て保持部もこの加熱室の前方外側位置まで引き出した上で、この串立て保持部に安全且つ確実に焼き串を差したり取り外したりする作業を行うことができ、尚且つ例えばこのスライド基体と共に串立て保持部を加熱室内から引き出して取り外して洗浄したり、このスライド基体を取り外して加熱室内を洗浄したりする作業も容易に行うことができ、作業性や取り扱い性に秀れ一層実用性に秀れた串焼き調理器となる。
また、請求項3記載の考案においては、加熱室の左右対向位置に夫々設ける熱源の間に介存するようにして加熱室内の前後方向に複数の串立て保持部を並設することで、加熱室内で一度に複数の焼き串を串焼き調理できる。また、これら複数の串立て保持部を一挙に回動操作でき、よって簡単に複数の焼き串を万遍無く均一に加熱でき、一層作業性及び実用性に秀れた串焼き調理器となる。
また、請求項4,5記載の考案においては、回動操作部によって串立て保持部を回動操作する本考案の串回動機構の構造を簡易な構成で実現でき、一層簡易に且つ確実に本考案品を実現可能となる。特に請求項5記載の考案においては、進退部材を進退操作せしめることで複数の串立て保持部を一挙に回動操作し得る構造を簡易な構成で実現できる秀れた串焼き調理器となる。
また、請求項6記載の考案においては、熱源の発熱温度を上下で異なる温度に調整設定できるので、例えば魚の口が下側となるように魚の身を焼き串に刺して前記加熱室内で串焼き調理を行う場合に、焼き上がりに時間のかかる魚の口側、つまり下側の発熱温度(加熱温度)を高く設定し、反対に短時間で焼き上がる魚の尾びれ側、つまり上側は前記下側に比して低い発熱温度(加熱温度)に設定することで、魚全体をより均一的に焼き上げるといったことも可能で、この種の例えば魚の姿焼きなど加熱調理に極めて好適な一層実用性に秀れた串焼き調理器となる。
また、請求項7記載の考案においては、加熱室の上部の放熱用窓部から加熱室内の熱を放熱させることで、加熱室内の上部の加熱温度を下げ調整でき、例えば魚の口が下側となるように魚の身を焼き串に刺して前記加熱室内で串焼き調理を行う場合に、魚の口側に比して焼け易い魚の尾びれ側の焼き過ぎ(焼き焦げ)を阻止でき、一層きれいな焼き上がりに魚を焼き調理できるなど、この種の魚の姿焼き調理に一層好適な串焼き調理器となる。
好適と考える本考案の実施形態(考案をどのように実施するか)を、図面に基づいて本考案の作用を示して簡単に説明する。
食材sを刺した(突き刺した)焼き串1を、加熱室s内の串立て保持部2に差して、立てた状態に保持する。そして、この加熱室s内にして前記串立て保持部2を介して左右に対向する位置に夫々設けた熱源3により、前記焼き串1に刺した前記食材aを左右両側から加熱、つまり対向位置に設けた熱源3により食材aを両面焼きできる。
またこの際、串回動機構Tによって、前記串立て保持部2と共にこの串立て保持部2に立てた状態に保持した前記焼き串1を略90°回動させる。この焼き串1の回動により、この焼き串1に刺した前記食材aの前記熱源3に対する向きを略90°可変できることとなる。
よって、例えば、左右対向位置に設けた熱源3により食材aを左右両側から両面焼きを実施し、ある程度の焼き加減となったら、今度は前記熱源3に対する食材aの向きを略90°可変させて、先程とは90°異なる対向方向から食材aを加熱することができる。つまり、90°異なる向きから両面焼きを実施することで、いわば360°全方向から万遍なく食材aを加熱できることとなり、よって、スピーディで且つ均一的な極めて良好な串焼き調理を簡易に実施できる極めて実用性に秀れたものとなる。
また、熱源3に対する食材aの向きを略90°可変させるべく、串立て保持部2と共にこの串立て保持部2に保持した焼き串1を略90°回動させさえすれば良く、つまり例えば串立て保持部2や焼き串1を360°回動する構造や、また無段階に回動角度を調整できる構造などの複雑な回動構造とせずとも、単に串立て保持部2を略90°回動切替えし得る簡易な構造のみで、上述した万遍無く均一的な串焼き調理ができ、それだけ簡易構造故に製造容易にして量産性やコスト性においても秀れたものとなる。
尚、前記串立て保持部2を前記加熱室s内に前後方向に複数並設すると共に、この加熱室s内にして前記前後方向に複数並設した串立て保持部2を介して左右に対向する位置に夫々前記熱源3を設けた構成とし、前記串回動機構Tは、前記複数の各串立て保持部2を一挙に略90°連動回動し得る構成とすれば、一度に複数の焼き串1を串焼き調理することも可能であり、またこの複数の各焼き串1は前記串回動機構Tにより一挙に略90°連動回動し得るので、これら複数の各焼き串1に刺した各食材aを万遍無く均一に串焼き調理することをも容易に可能となる。
また、例えば、前記加熱室sの前方開口部からこの加熱室sの前方外側に向けて引き出しスライド可動自在にスライド基体6を設けると共に、このスライド基体6に前記串立て保持部2を設けた構成とし、このスライド基体6を引き出しスライド可動することによりこのスライド基体6に設けた前記串立て保持部2を前記加熱室sの前方外側位置まで引き出し可能に構成した場合には、スライド基体6と共に串立て保持部2を加熱室sの前方外側位置まで引き出した状態でこの串立て保持部2に焼き串1を差したり、取り外したりといった作業を行える。つまり、仮に加熱室sの上方から前記焼き串1を差したりとり出したりする作業を行う場合には、加熱室s内から上方に立ち昇る熱気により手を火傷する懸念があり危険を伴うが、この点、本考案においてはそのような危険は生じ得ず、作業性良く、安全に焼き串1を前記串立て保持部2に保持したり又は取り外したりする作業を行えることとなる。
しかも、例えばスライド基体6を加熱室sの前方外側に引き出しスライドしてこの加熱室sから取り外した上でスライド基体6や串立て保持部2を洗浄したり、またこのスライド基体6を取り外した上で加熱室sの内部を洗浄したりといったメンテナンス作業も容易に行え、作業性や取り扱い性に秀れたものとなる。
本考案の具体的な実施例について図面に基づいて説明する。
本実施例は、焼き串1を差して立てた状態に保持し得る串立て保持部2を加熱室s内に設けると共に、この加熱室s内にして前記串立て保持部2を介して左右に対向する位置に夫々熱源3を設け、調理時には食材aを刺した焼き串1を串立て保持部2に立てた状態に保持して前記左右対向位置に設けた熱源3により前記食材aを左右両側から加熱し得るように構成し、前記串立て保持部2と共にこの串立て保持部2に立てた状態に保持した前記焼き串1を略90°回動し得る串回動機構Tを備え、調理時にはこの串回動機構Tにより前記焼き串1を略90°回動することでこの焼き串1に刺した前記食材aの前記熱源3に対する向きを略90°可変し得るように構成した串焼き調理器である。
以下、各部を具体的に説明する。
加熱室sは、図1〜図3に図示したように、底部,前後左右の周壁部,及び上部とから成る前後方向に長い方形体形状に構成し、また、前面に開閉自在な開閉扉8を有する前面開放型に構成している。
前記開閉扉8は、下端部をこの加熱室sと枢着連結すると共にこの枢着部を軸に前方へ傾動回動して加熱室sの前方を解放する構成である。また、この開閉扉の一部は、耐熱性の透明ガラスで構成しており、加熱室s内部の食材aの焼き具合などを視認しながら好みの焼き加減に串焼き調理できる。
また、本実施例では、この前後方向に長い加熱室sの前後方向に所定間隔を介して前記串立て保持部2を複数並設している。
従って、この複数の各串立て保持部2に夫々焼き串1を保持して焼き串1を加熱室s内で一度に焼き調理できる。
また、加熱室sの前記開閉扉8を開き、図2及び図3に図示したように、この加熱室sの前方開口部から加熱室sの前方外側に向けて引き出し可動自在にスライド基体6を設けて、このスライド基体6に前記複数の各串立て保持部2を並設状態に設けた構成としている。このスライド基体6は、図2に図示したように、加熱室sの左右側壁部に設けたスライド部9に沿ってこの加熱室s内から加熱室sの前方外側にスライド可動自在にしてこの加熱室s内からスライド取り外し自在とする。
従って、このスライド基体6を加熱室sの前方外側に向けて引き出しスライドすることで、このスライド基体6に設けた前記複数の各串立て保持部2を前記加熱室sの前方外側位置まで引き出し可能であり、この引き出された状態の串立て保持部2に焼き串1を差して保持したり逆に取り外したりといった作業ができ、作業性に秀れる。
また、このスライド基体6と共に串立て保持部2を加熱室s内から簡単に取り外しできるので、洗浄などのメンテナンス作業を容易に行える。
尚、このスライド基体6の下方に更に水や脂を受ける水受け皿(図示省略)を設けて、この水受け皿もスライド基体6と同様に加熱室s内からスライド取り外し自在に設けた構成としても良い。
尚、前記スライドガイド部9は、具体的には、加熱室sの左右側壁部に、互いにコ字開口部を対向させて断面コ字状のガイド片を対設して成る構成とし、前記スライド基体6の前記串立て保持部2を設けた中央部上部から左右に延設した左右の鍔部をスライドガイド部9の左右のコ字状ガイド片にスライド可動自在に嵌挿配設する構成である。
串立て保持部2は、図7に図示したように、焼き串1の下部を差し込む筒状部2Aを有する構成であり、下部は先細りテーパー形状に形成している。また、この上部所定部位の一部に切り込みを形成すると共にこの切り込みを筒状部2Aの内方に折曲して切り出し部10を形成(本実施例では対向状態に一対の切り出し部10を形成)している。よって、この串立て保持部2の筒状部2Aに焼き串1を差し込むと、内方に突出状態に形成した切り出し部10が板バネのように焼き串1に弾圧当接して、この串立て保持部2の筒状部2Aに対して焼き串1が回り止め状態に回動係止されることとなり、これにより焼き串保持部2の回動と伴ってこの焼き串1も回動するように構成している。
本実施例の串回動機構Tとしては様々な回動構造のものを採用できるが、本実施例においては、図2,図4及び図6に図示したように、加熱室s内に棒状の進退部材4Aをその長さ方向に進退可動自在に横設配設すると共に、この棒状の進退部材4Aには前記串立て保持部2を回動せしめる回動作用部5を設け、この進退部材4Aの進退可動に伴って可動する回動作用部5の作用によって前記串立て保持部2を略90°回動せしめる構成としている。
また、この棒状の進退部材4Aには、図2に図示したように前記複数の各串立て保持部2に対応する複数の位置に夫々前記回動作用部5を設けた構成としており、この進退部材4Aを進退可動操作することでこの進退部材4Aに設けた複数の各回動作用部5の作用により前記複数の各串縦保持部2を一挙に略90°連動回動操作し得る構成としている。
更に、この棒状の進退部材4Aは、加熱室s内にしてスライド基体6の内部に横設状態に架設すると共に、このスライド基体6の前方からこの棒状の進退部材4Aの前端部が突出するように設けている。この棒状の進退部材4Aの突出状態の前端部を串回動機構Tの回動操作部4とし、この回動操作部4(進退部材4Aの前端部)を指で摘むなどして進退部材4Aを前後に進退可動操作することで、この進退部材4Aに設けた複数の各回動作用部5の作用により前記複数の各串立て保持部2を一挙に回動操作し得る構成である。
ここで、進退部材4Aの進退可動に伴って可動する前記回動作用部5の作用により串立て保持部2を略90°回動せしめる本実施例の串回動機構Tの回動構造を、図4〜図7に基づいて詳述する。
加熱室s内にしてスライド基体6内に架設状態に、一対の進退部材4Aを夫々進退可動自在に横設する。
串立て保持部2は、図5及び図6に図示したように、スライド基体6に取りつけ固定する土台部2Bに前記筒状部2Aを設けてこの筒状部2Aをスライド基体6に立設した構成である。また、この筒状部2Aの高さ方向途中位置に保持部側作用部材5Aを止着ネジ12により回り止め状態に取り付けている。
この保持部側作用部材5Aは側方に突出状態に二本の腕部を有すると共にこの両腕部に夫々突出方向に長いガイド長孔11を形成している。また、図5及び図7に図示したように、この保持部側作用部材5Aの両腕部のガイド長孔11に遊嵌状態に挿通した操作側作用部材5B(ピン)を、前記一対の進退部材4Aに夫々ナット止めする。
従って、図6に図示したように、棒状の進退部材4Aを前後に進退可動すると、これに伴って回動作用部5の操作側作用部5B(ピン)が前後可動し、この操作側作用部5Bを嵌挿する前記ガイド長孔11を有する保持部側作用部材5Aが前記操作側作用部5Bに押動回動され、これにより串立て保持部2の筒状部2Aが略90°回動する構造である。
尚、図6に図示したように、棒状の進退部材4Aの一部に凸部13を形成し、筒状部2Aが丁度略90°回動した位置でこの凸部13が進退部材4Aの軸受け部に当接し、進退部材4Aの進退可動が停止規制され前記筒状部2Aの回動も丁度略90°で回動停止するように構成する。
以上のように構成した本実施例の串回動機構Tは、回動操作部4、即ち一対の進退部材4Aの各前端部を指で摘むなどして、この一対の進退部材4Aを前後互い違いに進退移動操作することで、図6に図示したように、串立て保持部2の筒状部2Aを90°正転若しくは反転せしめると共に、この筒状部2Aに立てた状態に保持した焼き串1を90°正転若しくは反転操作できる。
尚、本実施例においては、串回動機構Tによって串立て保持部2を90°正転若しくは反転操作できる構成としているが、これに限らず、例えば一方向に90°づつ回動し得るように構成するなど、串立て保持部2に保持した焼き串1の前記左右両側の熱源3に対する向きを略90°可変し得る回動構造であればどのような構成のものを採用しても良い。
本実施例の熱源3は、加熱室sの左右側壁部に夫々設けるが、この加熱室sの前後方向に複数配設した串立て保持部2に対応し得るようにこの加熱室sの前方端側から後方端側まで至る範囲に設ける。また、この熱源3は、上側部位と下側部位とを異なる発熱温度に調整設定可能に構成,若しくはこの熱源3は上下異なる高さ位置に複数の発熱体3Aを有しこの各発熱体3Aを互いに異なる発熱温度に調整設定可能に構成する。
また更に、図1に図示したように、前記加熱室sの上部に開閉自在にして開閉量調整自在な放熱用窓部7を備えた構成としている。、この放熱用窓部7の開き加熱室sの上部の温度を下げ調整するといった口両をたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の串焼き調理器。
従って、例えば、図2に図示したように、魚の口側から焼き串を刺してこの魚を姿焼きする場合には、魚の口側に比して尾びれ側は焼け易いので、熱源3の上側を下側に比して低い温度に設定したり、加熱調理途中で加熱室sの上部の放熱用窓部7を開放して加熱室sの上部の熱気を一挙に外部に放熱して加熱室s内の(特に上方の)温度を下げ、魚の尾びれ側の焼過ぎを阻止するなど、調理する食材aの部位によって異なる焼け易さや、その他の条件に応じて加熱温度をより細かに調整でき、よって、所望のスタイルで焼き加減を調整でき、一層良好な串焼き調理が実施可能である。
図示した本実施例は、熱源3は、通電により発熱する発熱体3Aを、図2に図示したように加熱室sの左右の側壁部に夫々上下一対に設けた構成とし、この上下の発熱体3Aを夫々異なる温度に調整設定し得る構成とする。
また、放熱用窓部7は、加熱室sの上部に開口窓を形成すると共に、この開放窓を閉塞する天板材を前後スライド自在に設けて、この天板材のスライド調整により開口窓を開閉操作及び開口量調整する構成とする。
図中、符号14は、加熱温度や加熱時間などを調整する操作部14であり、符号15は、加熱室s内に空気を取り込む通気口15であり、符号16は、加熱室sを安定性良く設置するために底部下面の四隅に設ける設置部16である。
尚、本考案は、本実施例に限られるものではなく、各構成要件の具体的構成は適宜設計し得るものである。
本実施例に係る串焼き調理器の使用状態を示す説明斜視図である。 本実施例に係る串焼き調理器の使用状態を示す説明斜視図である。 本実施例に係る串焼き調理器の使用状態を示す説明斜視図である。 本実施例に係る串焼き調理器の要部説明斜視図である。 本実施例に係る串焼き調理器の要部説明分解斜視図である。 本実施例に係る串焼き調理器の串回動機構Tによる回動作動を示す説明平面図である。 本実施例に係る串焼き調理器の要部説明側断面図である。
符号の説明
1 焼き串
2 串立て保持部
3 熱源
3A 発熱体
4 回動操作部
5 回動作用部
6 スライド基体
7 放熱用窓部
T 串回動機構
a 食材
s 加熱室

Claims (7)

  1. 焼き串を差して立てた状態に保持し得る串立て保持部を加熱室内に設けると共に、この加熱室内にして前記串立て保持部を介して左右に対向する位置に夫々熱源を設け、調理時には食材を刺した焼き串を串立て保持部に立てた状態に保持して前記左右対向位置に設けた熱源により前記食材を左右両側から加熱し得るように構成し、前記串立て保持部と共にこの串立て保持部に立てた状態に保持した前記焼き串を略90°回動し得る串回動機構を備え、調理時にはこの串回動機構により前記焼き串を略90°回動することでこの焼き串に刺した前記食材の前記熱源に対する向きを略90°可変し得るように構成したことを特徴とする串焼き調理器。
  2. 前記加熱室の前方開口部からこの加熱室の前方外側に向けて引き出しスライド可動自在にスライド基体を設けると共に、このスライド基体に前記串立て保持部を設けた構成とし、このスライド基体を加熱室の前方外側に向けて引き出しスライドすることでこのスライド基体に設けた前記串立て保持部を前記加熱室の前方外側位置まで引き出し可能に構成したことを特徴とする請求項1記載の串焼き調理器。
  3. 前記串立て保持部を前記加熱室内に前後方向に複数並設すると共に、この加熱室内にして前記前後方向に複数並設した串立て保持部を介して左右に対向する位置に夫々前記熱源を設けた構成とし、前記串回動機構は、前記複数の各串立て保持部を一挙に略90°回動すると共にこの串立て保持部に保持した複数の各焼き串を一挙に連動回動する回動操作部を備えた構成としたことを特徴とする請求項1,2のいずれか1項に記載の串焼き調理器。
  4. 前記加熱室内に進退部材をその長さ方向に進退可動自在に横設配設すると共に、この進退部材には前記串立て保持部を回動せしめる回動作用部を設け、この進退部材の進退可動に伴って可動する回動作用部の作用によって前記串立て保持部を略90°回動せしめるように前記串回動機構を構成すると共に、この進退部材を進退可動操作することで串立て保持部を回動操作する回動操作部を前記串回動機構に備えた構成としたことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の串焼き調理器。
  5. 前記串立て保持部を前記加熱室内に前後方向に複数並設すると共に、この加熱室内にして前記前後方向に複数並設した串立て保持部を介して左右に対向する位置に夫々前記熱源を設けた構成とし、前記進退部材は、前記複数の各串立て保持部に対応する複数の位置に夫々前記回動作用部を設けた構成とし、この進退部材を進退可動操作することでこの進退部材に設けた複数の各回動作用部の作用により前記複数の各串縦保持部を一挙に略90°連動回動操作し得る回動操作部を前記串回動機構に備えた構成としたことを特徴とする請求項4記載の串焼き調理器。
  6. 前記加熱室の左右に対向する位置に夫々設ける前記熱源は、この熱源の上側部位と下側部位とを異なる発熱温度に調整設定可能に構成,若しくはこの熱源は上下異なる高さ位置に複数の発熱体を有しこの各発熱体を互いに異なる発熱温度に調整設定可能に構成したことを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の串焼き調理器。
  7. 前記加熱室の上部に開閉自在にして開閉量調整自在な放熱用窓部を備えた構成としたことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の串焼き調理器。
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