JP3130704U - 試験のためのウエハ保持装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 保持台10はウエハWの大きさより大きい保持面を上面に有して設定され、試験台2の頂部に架設される。この保持台10は試験台2の頂部に架設された架台9の上面に接合された形で固定され、架台9の上面には浅い環状凹部9Kが形成されている。他方保持台10には吸引ノズルNが均等な間隔で多数個穿設されている。各吸引ノズルNの部位には空間Aが形成され、この空間Aが排気管8を介して排気されることにより多数の吸引ノズルNの細孔からは吸気が行われ、上方に載置されるウエハWが吸着保持される。保持台10は、保持台10を貫通して上下動する上下動ピンPが複数個のヨーク7に垂設されウエハWの上下動、搬出入操作を容易にする。
【選択図】 図1
Description
図においてXYレール11上に載置された機台1には試験台2が架設されている。この試験台2にはエアシリンダ3が中央部に内設されている。4はこのエアシリンダ3が加圧エアを送入するエア供給管であり、5はエア排出管である。このエアの供給、排出の作動によってエアシリンダ3に内設したピストン(図示せず)が作動し、このピストンに連接されたロッド6が上下動する。
したがって図1からも明らかなとおり、左方部ではロッド6が上方に伸長しクロスヘッド12が上方に変位した状態が示されている。他方、右方部はロッド6が収縮したままでクロスヘッド12は下方位にある。クロスヘッド12の上方にはヨーク7が結合されている。
保持台10の構成をより詳細に説明すると、保持台10は試験台2の頂部に架設された架台9の上面に接合された形で固定されている。この架台9は保持台10とともにその左方部が断面して示されているが、この図から明らかなとおり架台9の上面には浅い環状凹部9Kが形成されている。他方保持台10には吸引ノズルNが均等な間隔で多数個穿設されている。この吸引ノズルNの穿設範囲は上記架台9の環状凹部9Kと同等の大きさで環状をなす領域に設けられている。
すなわち図1において左方部は上下動ピンPが上方へ変位し、ウエハWを支持している状態を示し、右方部は上下動ピンPが上方へ変位せず、ウエハWを支持していない状態を示している。
(1)ウエハWがロボットハンド15によって図2の状態で保持され図1に示すように保持台10の上方に搬入される。
(2)エアシリンダ3が作動して上下動ピンPがピンP−Aの位置から上昇してピンP−Bの位置まで変位し、ロボットハンド15からウエハWを受け取る。
(3)ウエハWを受け渡したロボットハンド15はそのまま退避する。
(4)エアシリンダ3が逆作動して上下動ピンPが下降をはじめピンP−Bの位置からピンP−Aの位置に変位し、ウエハWが保持台10の上面に載置される。
(5)位置決め機構PCが作動してウエハWが試験位置に位置決めされる。
(6)位置決めが終了すると多数の吸引ノズルNにて吸着が行われる。
(7)この状態において硬度試験が行われる。硬度試験の場合は、硬度計の測定子などがウエハWの面に押圧されて硬さ試験が行われる。試験終了後はつぎの行程でウエハWの搬出が行われる。
(8)多数の吸引ノズルNからの吸引作動が停止される。
(9)吸引作動が停止後、再びエアシリンダ3が作動を開始し、4本の上下動ピンPが保持台10の上面から突出するよう上昇する。
(10)4本の上下動ピンPの上昇によってウエハWは保持台10の上面から離脱され、ウエハWは図1のピンP−Bの位置まで移動する。
(11)ロボットハンド15が作動し上方に移動したウエハWと保持台10の上面との間に進入する。
(12)次にエアシリンダ3の作動によって各上下動ピンPが下降し、ウエハWも各上下動ピンPの下降にしたがって下方に移動する。この移動によって上下動ピンPの元の位置までの下降にしたがい、ウエハWはロボットハンド15に係止され、最終的にはロボットハンド15に受け取られる。
(13)ロボットハンド15が保持台10の上方位置から退避し、元の位置に復帰する。
以上で試験行程が終了する。
2 試験台
3 エアシリンダ
4 エア供給管
5 エア排出管
6 ロッド
7 ヨーク
9 架台
9G ガイド部材
9K 環状凹部
10 保持台
10H 貫通孔
11 XYレール
12 クロスヘッド
13 シール部材
14 接合ねじ
15 ロボットハンド
A 空間
G 可動ピン
N 吸引ノズル
P 上下動ピン
PC 位置決め機構
SP ストッパーピン
W ウエハ
WK 切欠部
Claims (3)
- 試験されるウエハの全面より広い平面を上面として有するウエハ保持台と、このウエハ保持台の前記上面でウエハに対応する位置に多数の吸引用細孔が開口設置された吸引機構と、ウエハ保持台の上方位置にあるウエハをウエハ保持台の上面に変位させまたはウエハ保持台の上面にあるウエハをウエハ保持台の上方位置へ変位させることができるウエハ上下動機構とを備えたことを特徴とする試験のためのウエハ保持装置。
- ウエハ保持装置の外周周辺部には、ウエハ保持台の中心に向かって作動可能なピンと、このピンをウエハ保持台の中心に向かって移動させる往復動機構とを備え、前記ピンがウエハ保持台に載置されたウエハにおける周辺の凹部に係合し、ピンの作動にてウエハ保持台の中心にウエハを位置決めさせるウエハ位置決め機構が設置されていることを特徴とする請求項1記載の試験のためのウエハ保持装置。
- ウエハ上下動機構は、ウエハ保持台の上面に出没可能な少なくとも3本以上の上下動ピンにて構成されていることを特徴とする請求項1記載の試験のためのウエハ保持装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007000324U JP3130704U (ja) | 2007-01-24 | 2007-01-24 | 試験のためのウエハ保持装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2007000324U JP3130704U (ja) | 2007-01-24 | 2007-01-24 | 試験のためのウエハ保持装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP3130704U true JP3130704U (ja) | 2007-04-05 |
Family
ID=43281542
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2007000324U Expired - Fee Related JP3130704U (ja) | 2007-01-24 | 2007-01-24 | 試験のためのウエハ保持装置 |
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JP (1) | JP3130704U (ja) |
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2007
- 2007-01-24 JP JP2007000324U patent/JP3130704U/ja not_active Expired - Fee Related
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