JP3130625U - 節水具 - Google Patents
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Abstract
【課題】水量が減っても水勢が維持された状態での吐水が可能で、錆びの発生がなく、耐摩耗性に優れ、その上、加工が容易で低コストであり、さらには、衛生的な節水具を提供すること。
【解決手段】水道蛇口内に装着する節水具10であって、セラミックス製のコマ1を有し、コマ1は円筒状体に形成され、その内面には、導水口11から流水方向の中心部15に向かって順次縮径する絞り導水部13が形成されるとともに、中心部15から吐出側に向かって順次拡大して吐出口12に至る拡大吐水部14が形成され、全体としてコマ1の内面が鼓状の曲面に形成された節水具10である。絞り導水部13では水量は抑えられるが、スムーズに導水されて水流cが加速し、中心部15を通過後、拡大吐水部14においては極めて微細な気泡が発生して、吐出する水流c中に一様に分散されて吐出口12からは見掛けの水量は増大し、強い水勢の供給水となる。
【選択図】図4
【解決手段】水道蛇口内に装着する節水具10であって、セラミックス製のコマ1を有し、コマ1は円筒状体に形成され、その内面には、導水口11から流水方向の中心部15に向かって順次縮径する絞り導水部13が形成されるとともに、中心部15から吐出側に向かって順次拡大して吐出口12に至る拡大吐水部14が形成され、全体としてコマ1の内面が鼓状の曲面に形成された節水具10である。絞り導水部13では水量は抑えられるが、スムーズに導水されて水流cが加速し、中心部15を通過後、拡大吐水部14においては極めて微細な気泡が発生して、吐出する水流c中に一様に分散されて吐出口12からは見掛けの水量は増大し、強い水勢の供給水となる。
【選択図】図4
Description
本考案は、上水道の節水のために蛇口に装着して使用する節水具に関する。
この節水具は、従前から、図5に示すような金属製のコマaを図6に示すように取り付け用ケースb内に収納したもので、これを水道コックに取り付けられた蛇口水道管A内に装着して流量を低減するものである。
この従来の節水具は、実質的には、蛇口の流水道に邪魔板を配置して流量を低減するだけの構造であるので、節水具を出た水は、図6に示すように水勢のない水流cになるとともに、コマaの下面に発生する真空によるダンピングによって水流cは不安定になるという欠点がある。
また、この節水具として、下記特許文献1には、内径をテーパ状に連続的に縮径した加圧ノズルを設け、その下流側に複数の孔を有する拡散口目皿を設けた構造とし、これを蛇口先端に設置し、これによって通常の水道水を水束状に放水するようにしたものが開示されている。
しかしながら、この節水具は、加圧ノズルによって、水量が減っても水勢は得られるものの、水道の吐出に際しては吐出水の分散が大きく、しかもそのままの状態では、蛇口の基部に取り付けることはできず、仮に、加圧ノズルのみを蛇口の基部に取り付けたにしてもその直下は急激に広がっているために、その広がり部分に発生する真空状態により、吐出水流の不均一化は免れない。
特開2000−314161号公報
このように従来の節水具は、何れも実質的には蛇口を出た吐出流の流速が遅く、節水はできても水勢が弱くなり、手洗いその他の用途には不便であるという欠点があり、加えて、金属製のコマを有する節水具は、錆びやすく、また、加工に手間を要し、高コストであり、また、プラスチック製のものは摩耗し易い等の欠点がある。
本考案は、水量が減っても水勢が維持された状態での吐水が可能で、錆びの発生がなく、耐摩耗性に優れ、その上、加工が容易で低コストであり、さらには、衛生的な節水具を提供するものである。
本考案の節水具は、水道蛇口内に装着する節水具であって、セラミックス製のコマを有し、前記コマは円筒状体に形成され、その内面は導水口から流水方向の中心に向かって順次縮径し、前記中心から吐出側に向かって順次拡大して吐出口に至る鼓状の曲面に形成されていることを特徴とする。
すなわち、本考案の節水具を構成するコマは円筒形をなし、その内面は導水口から流水方向に順次縮径した後、吐出口に向かって順次拡大する鼓状の曲面を形成したもので、言い換えれば、流水方向に表面状態が滑らかな絞り導水部と拡大吐水部を順に形成したものである。
本考案の節水具による節水率、すなわち水道管から蛇口に流入する水道水が節水具の吐出口から流出する割合は、内面の縮径比率、すなわち絞り込みの程度により、また、水勢の低下の防止は前記曲面の曲率、すなわち、コマの内面の長さおよび絞りの程度に左右される。
実験によれば、節水率を20%に、吐水口における水勢の低下量を最小にするためには、コマの長さを16±3mm程度とし、その流水方向の中心における絞り込み部の内径を導水口のほぼ半分とし、さらに、吐出口の内径を導水口とほぼ同等にするのがよい。
本考案の節水具は、取り付け金具、ゴムのようなパッキング等の取り付け具によって、水道の蛇口の基部または先端に取り付けられる。
本考案でセラミックス製とは、1280℃〜1300℃程度で焼成される一般の磁器のように、表面が一般磁器並の滑かさを有する「焼き物」を意味する。
従来のコマの内径を絞り込んだだけの節水具では、内面の水抵抗によって水頭圧が低下するのに対して、本考案の節水具を構成するコマには、表面状態が滑らかな絞り導水部と拡大吐水部が形成されていることで、絞り導水部では水量は抑えられるが、スムーズに導水されて水流が加速し、極めて微細な気泡が拡大吐水部に発生して、吐出する水流中に一様に分散されて吐出口からは見掛けの水量は増大し、強い水勢の供給水となる。
また、本考案の節水具を構成するコマは、いわゆるセラミックス製であるので、成形型により簡単に縮み代を考慮して一体成形後、焼成するだけで簡単に成形できる。
そして、セラミックス製のコマは、その外面に伸縮性に優れたシリコーンゴム製等のライナーを取り付けて、蛇口内面に装着して使用することもできるし、また、その内面に装着具を取り付けて、蛇口先端の吐出孔に装着できるようにすることもできる。
さらに、本考案のセラミックス製の節水具は、コマの内面の絞りの程度によって節水の程度を調整することも可能である。
このことを利用して、絞りの程度の異なるものを複数種類準備しておき、これらの絞りの異なる節水具を、ビル、マンション等の屋上に設置した水タンクからの各階への給水に際して、各階の水頭ヘッドの低下毎に、絞りの程度の小さい節水具を水道蛇口に配置することによって、各階毎に同等に節水され、同様の水勢を有する節水水量を得ることに利用することもができる。
本考案に係る節水具を、家庭用メータ設置の管部における水圧が、0.15〜0.2MPaで、最大水量が40.1L/minの管径が13mmの水道管に取り付けられたコックの先端の蛇口水道管に適用し、毎分10Lで水圧が0.10MPa程度の節水状態を得るために適用した実施例について説明する。
図1は本考案の節水具の外観を示す。
同図に示すように、本考案の節水具10は、外径Dが10mmで長さLが16mmの円筒形の磁器製のコマ1と、その外側面を覆う弾性シリコーンラバー製の取り付け具2とからなる。コマ1の一端には外径が15mmの鍔部1aが形成されており、この鍔部1aの外径と取り付け具2の外径とが一致するように取り付け具2の厚さを設定している。コマ1の内面は、同図の点線によって示すように、その長さ方向(流水方向)の中心部分を曲面で鼓状に絞り込んだ形状をなす。
図2は、図1の磁器製のコマ1の内面を縦方向の断面によって示す。
同図に示すように、導水口11と吐出口12の内径d1は、ほぼ11.5mm、コマ1の内面の長さ方向の中心部を最大絞り込みとし、その内径d2は、導水口11と吐出口12の内径d1の半分の6mmとした鼓状の曲面としている。
図3は、節水具10の取り付け状態を示す。
同図に示すように、水道コックBに取り付けられた蛇口水道管A基部の内面にコマ1外側面の弾性シリコーンラバー製の取り付け具2を密着させて装着している。その装着および取り外しは、水道コックBを閉め、この水道コックBに取り付けられた蛇口水道管Aをモンキースパナなどを用いて外すことによって行うことができる。
図4は、節水具10の取り付け状態における流入水道水の態様を示す。
同図に示すように、コマ1の内面には表面状態が滑らかな絞り導水部13および拡大吐水部14がそれぞれ中心部15の上流側および下流側に形成されているいることで、絞り導水部13では水量は抑えられるが、スムーズに導水されて水流cが加速し、最大絞り込み部である中心部15を通過後、拡大吐水部14においては極めて微細な気泡が発生して、吐出する水流c中に一様に分散されて吐出口12からは見掛けの水量は増大し、強い水勢の供給水となる。
本考案の節水具は、家庭用の炊事用の水道蛇口用に限らず、水圧の低下が小さいため、洗面・洗髪用・シャワー用に適用しても不自由を感じることはない。
10 節水具
1 コマ
11 導水口
12 吐出口
13 絞り導水部
14 拡大吐水部
15 中心部
2 取り付け具
A 蛇口水道管
B 水道コック
1 コマ
11 導水口
12 吐出口
13 絞り導水部
14 拡大吐水部
15 中心部
2 取り付け具
A 蛇口水道管
B 水道コック
Claims (1)
- 水道蛇口内に装着する節水具であって、
セラミックス製のコマを有し、
前記コマは円筒状体に形成され、その内面は導水口から流水方向の中心に向かって順次縮径し、前記中心から吐出側に向かって順次拡大して吐出口に至る鼓状の曲面に形成されている節水具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006010458U JP3130625U6 (ja) | 2006-12-25 | 節水具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006010458U JP3130625U6 (ja) | 2006-12-25 | 節水具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3130625U true JP3130625U (ja) | 2007-04-05 |
JP3130625U6 JP3130625U6 (ja) | 2007-06-14 |
Family
ID=
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